JP2016083608A - 落差式ろ過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 災害時には、飲料水や生活用水の確保が極めて困難である。しかし災害対策用の大型ろ過装置が存在していても、電力や発電機が必要なため使用できないという問題がある。【解決手段】 下方にカートリッジフィルタ4を収納する下部タンク2と、上方に活性炭フィルタ3を収納する上部タンク1を設け、上部タンク1と下部タンク2の中間に止水板6を介在させて上・下からフランジ5で挟持し、止水板6と上・下のフランジ5間にOリング、パッキング材を介してボルトナット7で固設して分割可能にし、下部タンク2には原水注水口9を設け、上部タンク1の天板14には、ろ過済みの浄水を注出する注水口10を設けたろ過装置で、下部タンク2の原水注水口9と接続するパイプ12に止水弁11を介して原水タンク8を上部・下部タンク1、2より上方に連設した落差式ろ過装置。【選択図】図1

Description

本発明は、災害時、インフラが全壊、全滅した場合、動力なしに稼働できる浄水や生活用水、工業用水を得るろ過装置で、プール、池、小川、河川、湖沼、貯水槽から取水して得られた原水を落差を利用して浄水を得るようにした落差式ろ過装置に関するものである。
生活用水、飲用水等に利用される浄水は、河川、湖沼、ダム等から取水された原水、あるいは地下から汲み上げられた地下水等を浄化処理して得られる。原水には、微生物やごみがコロイド状に浮遊する懸濁物質、いわゆる濁質が含まれおり、ろ過池、あるいはろ過装置によって濁質を除去する必要がある。
従来技術としては、圧力容器のボトム部には、被ろ過水を供給する供給管が接続され、供給管には被ろ過水を圧送するポンプと、第1の弁とが介装されている。ボトム部には逆洗したときの洗浄排水を排出する排水管も接続され、排水管には第2の弁が介装されている。そして圧力容器のヘッド部には、ろ過された水を送水する送水管が接続されているもので、圧力容器と、該圧力容器内に設けられている粒状ろ過材と、該粒状ろ過材の流出を防止する流出防止板とから構成され、濁質を含んだ被ろ過水を上向きにろ過して浄水を得る上向きろ過装置であって、前記粒状ろ過材は、下方から上方に向かって順次粒径が小さくなるように積層され、最上層は粒径が1〜50μmの粒子の層からなり、前記流出防止板は、前記粒状ろ過材を構成している粒子の粒径より小さな孔が多数空いた多孔板からなり、前記粒状ろ過材の最上層には、洗浄水を供給する洗浄管が埋設され、ろ過時において、前記圧力容器の下方から被ろ過水を0.05MPa以上の水圧で供給すると前記粒状ろ過材が前記流出防止板に押し付けられ、逆洗時において、前記圧力容器の上方と前記洗浄管とから洗浄水を圧送すると、前記粒状ろ過材と前記流出防止板との間に所定の隙間ができると共に前記粒状ろ過材の上層部が洗浄水中に舞う上向きろ過装置(特許文献1参照)が存在している。
特開2014−18741号公報(特許請求の範囲、発明の詳細な説明、及び図1を参照)
災害時(震災、津波等)には、先ず飲料水や生活用水を確保することが大切である。
コンビニやスーパー等からペットボトル入りの水を求めても、すぐに売り切れになったり、また、公的機関からの給水車による確保もあり得るが、交通路(インフラ)が遮断され、確保が極めて困難である。また、例え災害対策用(地震対応用)として大型ろ過装置が存在していても、大量の水を確保するために通常、電力、発電機によって稼働するろ過装置であるため、使用することができない場合があるという問題がある。
本発明の落差式ろ過装置は、前記問題を解決することを目的としたものである。
上記の目的を達成することができる本発明の第1発明は、請求項1に記載された落差式ろ過装置であり、次のようなものである。
下方にカートリッジフィルタを収納する下部タンクと、上方に活性炭フィルタを収納する上部タンクを設け、上部タンクと下部タンクの中間に止水板を介在させて上・下からフランジで挟持し、この止水板と上・下のフランジ間にOリング、パッキング材を介して複数のボルトナットで固設して分割可能にし、下部タンクには原水注水口を設け、上部タンクの天板には、ろ過済みの浄水を注出する注水口を設けたろ過装置で、下部タンクの原水注水口と接続するパイプに止水弁を介して原水を収納する原水タンクを連設し、該原水タンクからの原水を落差で下部タンクに注水できるように原水タンクを前記上部・下部タンクより上方に設置した構成である。
上記の目的を達成することができる本発明の第2発明は、請求項2に記載された落差式ろ過装置であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記カートリッジフィルタは、ポリプロピレン糸を巻き付けて筒状にし、前記活性炭フィルタは、不織布に活性炭を織り込んだ構成である。
上記の目的を達成することができる本発明の第3発明は、請求項3に記載された落差式ろ過装置であり、次のようなものである。
請求項1、または請求項2に記載の発明に加えて、落差式ろ過装置の浄水注出口に紫外線殺菌装置を接続した構成である。
本発明に係る落差式ろ過装置は、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)電力、発電機などの動力源の必要のない落差式によるろ過が可能なものである。
(2)災害時にインフラが全壊、全滅しても落差を利用して簡単に、浴槽、プール、池、小川、貯水槽などにある水を浄水にできるものである。
(3)フランジを介して上部タンクと下部タンクが分割可能であるので、カートリッジフィルタと活性炭フィルタのフィルタ交換や掃除が簡単に行えるものである。
(4)上部タンクの天板に浄水注出口を設けたことにより、空隙が形成されていないので、「も」の発生を防止できるものである。
(5)女性や子供でも簡単に扱うことができるものである。
(6)さらに、電力が回復した際には、紫外線殺菌装置を連設組合せすることにより、赤痢菌、チフス菌、大腸菌、コレラ菌、サルモネラ菌、結核菌、ブドウ球菌、枯草菌や下痢の原因である塩素耐性菌等を殺菌できるものである。
(7)災害時だけでなく、通常使用時であっても手軽に利用することができるので、キャンプ場やイベント会場への設置、キャンプカー等へ搭載して使用することも可能である。
下方にカートリッジフィルタを収納する下部タンクと、上方に活性炭フィルタを収納する上部タンクを設け、上部タンクと下部タンクの中間に止水板を介在させて上・下からフランジで挟持し、この止水板と上・下のフランジ間にOリング、パッキング材を介して複数のボルトナットで固設して分割可能にし、下部タンクには原水注水口を設け、上部タンクの天板には、ろ過済みの浄水を注出する注水口を設けたろ過装置で、下部タンクの原水注水口と接続するパイプに止水弁を介して原水を収納する原水タンクを連設し、該原水タンクからの原水を落差で下部タンクに注水できるように原水タンクを前記上部・下部タンクより上方に設置した落差式ろ過装置である。
本発明の段差式ろ過装置の一実施例を示す概略正面図である。
以下、本発明の落差式ろ過装置Aの一実施例について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、先ず全体像を簡単に説明すると、落差式ろ過装置Aは下方に、原水タンク8を上方に設置することで、原水を落差aを利用して浄水にするもので、原水は落差式ろ過装置Aに注水され、ろ過装置Aのカートリッジフィルタ4を設けた下部タンク2と活性炭フィルタ3を設けた上部タンク1を通過して浄水注出口10から浄水を供給できるものである。
ここで、さらに詳細に具体的構成を説明する。
先ず、落差式ろ過装置Aの具体的な一実施例について説明する。
上部タンク1は鉄板にニッケルメッキや、焼付け塗装を施した金属、ステンレス鋼、プラスチック等を成形加工して円筒や角筒に製作し、内部に不織布に活性炭を織り込んで形成した活性炭フィルタを1本以上、上部タンク1の上部に設けた取付板13(例えば止水板)に取り付けたものである。
下部タンク2は、上部タンク1と同様に同形状の鉄板にニッケルメッキや、焼付け塗装を施した金属、ステンレス鋼、プラスチック等を成形加工して円筒、角筒に製作し、内部にポリプロピレン糸を巻き付けて筒状に形成したカートリッジフィルタ4をフランジ5に取り付けるものである。このフランジ部の構成は、前記上部タンク1と下部タンク2を連結する上・下フランジ5間に止水板6を介して設けられている。上・下部タンク1、2を分割することができるようになっているので、この下フランジ5に取り付けてあるカートリッジフィルタ4の交換や洗浄を行う上で簡単に行うことができるものである。
ここで、原水を川や池やプール、貯水槽の水を利用して浄水にする場合について具体的に説明すると、原水タンク8をろ過装置Aの設置場所に比較して上方約1m以上の高さの位置に設置し、この原水タンク8に前記川等から得た水を注入する。すると、原水タンク8の底部に接続されたパイプ12から原水が止水弁11を介してろ過装置Aの下部タンク2に送られ、この下部タンク2に注水された原水はカートリッジフィルタ4を介してろ過され、ろ過された水は原水タンク8と上部タンク1の落差aにより発生する圧力差によって下部タンク2内のカートリッジフィルタ4によってろ過されたろ過水が下から上に上がっていき、そして、上部タンク1に注入され、活性炭フィルタ3を介してろ過され、浄水注出口10から浄水として注出されるものである。
また、各フィルタの効果としては、下部タンク2のカートリッジフィルタ4はゴミ、浮遊物をろ過除去し、上部の活性炭フィルタ3は、遊離残留塩素、溶解性鉛、カビ臭、残留農薬、トリハロメタン、鉄分、マンガン等をろ過除去するものである。しかも、本発明の落差式ろ過装置Aは、使用する際にエア抜きも、逆洗もする必要がない構造である。
なお、事前に塩素を入れることによってバクテリア類も除去できる。
また、上部タンク1の天板14に浄水注出口10を設けているので、ろ過された水の上部に空気溜まりになる空隙が設けられていないので、「も」の発生も防止できるものである。
災害時だけでなく、海外、特に「飲み水」に困っている東南アジア、中東、アフリカ、中南米の諸国で設置することができるものである。それによって、各国の国民救済に役立つものである。
1・・・・上部タンク
2・・・・下部タンク
3・・・・活性炭フィルタ
4・・・・カートリッジフィルタ
5・・・・フランジ
6・・・・止水板
7・・・・ボルトナット
8・・・・原水タンク
9・・・・原水注入口
10・・・・浄水注出口
11・・・・止水弁
12・・・・パイプ
13・・・・取付板
14・・・・天板
a・・・・落差
A・・・・落差式ろ過装置

Claims (3)

  1. 下方にカートリッジフィルタを収納する下部タンクと、上方に活性炭フィルタを収納する上部タンクを設け、上部タンクと下部タンクの中間に止水板を介在させて上・下からフランジで挟持し、この止水板と上・下のフランジ間にOリング、パッキング材を介して複数のボルトナットで固設して分割可能にし、下部タンクには原水注水口を設け、上部タンクの天板には、ろ過済みの浄水を注出する注水口を設けたろ過装置で、下部タンクの原水注水口と接続するパイプに止水弁を介して原水を収納する原水タンクを連設し、該原水タンクからの原水を落差で下部タンクに注水できるように原水タンクを前記上部・下部タンクより上方に設置したことを特徴とする落差式ろ過装置。
  2. 前記カートリッジフィルタは、ポリプロピレン糸を巻き付けて筒状にし、前記活性炭フィルタは、不織布に活性炭を織り込んだことを特徴とする請求項1に記載の落差式ろ過装置。
  3. 落差式ろ過装置の浄水注出口に紫外線殺菌装置を接続したことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の落差式ろ過装置。
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