JPH04131483U - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JPH04131483U
JPH04131483U JP4842591U JP4842591U JPH04131483U JP H04131483 U JPH04131483 U JP H04131483U JP 4842591 U JP4842591 U JP 4842591U JP 4842591 U JP4842591 U JP 4842591U JP H04131483 U JPH04131483 U JP H04131483U
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JP
Japan
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water
filter cylinder
inlet
case
far
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JP4842591U
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English (en)
Inventor
勇 枡田
Original Assignee
株式会社日本健康増進研究会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遠赤外線の作用を強化して、水の分子結合を切
断し、水分子集合(クラスター)を小さくして、おいし
い水を生成する。 【構成】遠赤外線セラミックから成る筒状ケース31内
に水処理部材32を充填した構造の濾過筒体3を中空ケ
ース2内に配備する。前記中空ケース2の流入口8から
取り入れられた水は、連通路6を経て水処理部5へ流入
し、中空ケース2と濾過筒体3との間の周回通路28内
を周回しつつ上方から下方へと導かれ、取込口29から
濾過筒体3内へ入って、処理される。水は周回通路28
および筒状ケース31内で遠赤外線の作用をうけ、小さ
なクラスター構造になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水道の蛇口などに接続し、内部の濾過筒体内に水を導いて処理す る構造の浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の浄水器としてよく知られているものに、濾過筒体に充填された水処理部 材に中空糸膜や活性炭などを用いたものがある。中空糸膜は極細繊維から成り、 水がこの濾過筒体内を通過すると水中に含まれる不純物が取り除かれ、純度の高 い水が得られる。また、活性炭は木炭に特殊処理を施したもので、脱臭効果があ り、水道水の塩素臭などを除去する作用がある。
【0003】 ところで、水は周知のごとく、H2O という水分子から成るものであるが、この 分子は単独で存在するのではなく、水素結合によっていくつかの分子が結合して クラスターと呼ばれる集合体を形成している。このクラスターが小さいほど、す なわち集合体に含まれる水分子が少ないほど、水はおいしく感じられるというこ とが、近年報告されている。
【0004】 さらに、このクラスターを小さくする簡単かつ経済的な方法として、遠赤外線 を放出するセラミックを用いる方法が報告されている。遠赤外線セラミックには 水分子間の水素結合を分断してクラスターを小さくし、さらに水分子集団の空孔 内に閉じ込められていた塩素などを追い出し、いやな臭いを除去する作用がある 。 上記のような原理を利用して、濾過筒体内部の水処理部材の一部に遠赤外線セ ラミックの粒状体を充填しておいしい水を作ることを目的とした浄水器が考案さ れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、この種の浄水器では、水は濾過筒体内に取り込まれてから遠赤 外線セラミックと接することになり、しかも遠赤外線セラミックの濾過筒体全体 に占める割合が少なく、水が遠赤外線セラミック部分を通過する時間が短いため 、充分な効果が得られないという問題点があった。 この考案は上記問題点に基づいてなされたもので、取り込まれた水が充分に遠 赤外線セラミックに接するよう工夫することによって、水分子集団(クラスター )を小さくしておいしい水を作ることが可能な浄水器を提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の浄水器は、処理すべき水を流入する流入口および処理後の水を流出 する流出口を備えた中空ケースと、上端に処理すべき水を取り込む取込口および 下端に処理後の水を取り出す取出口を備えた濾過筒体とから成り、前記中空ケー ス内に前記濾過筒体を配備して、中空ケースの内周壁と濾過筒体の外周壁との間 に下方より上方に向かう周回通路を形成し、前記流入口と前記周回通路とを下方 位置で連通させかつ前記流出口と取出口とを連通させた構造のものである。 そして、前記濾過筒体は、遠赤外線セラミックにより形成された筒状ケースの 内部に水処理部材を充填したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
流入口から取り込まれた水は、中空ケースの内周壁と濾過筒体の筒状ケースと の間の周回通路を通る際と濾過筒体の内部を通過する際に、遠赤外線セラミック と広範囲かつ長時間にわたり接するので、その作用により、水のクラスターは小 さくなり、おいしい水を得ることができる。
【0008】
【実施例】
図1および第2図は、この考案の一実施例にかかる浄水器の構造を示したもの である。 この実施例の浄水器1は、合成樹脂製の中空ケース2の内部位置に濾過筒体3 を取外し自由に設置した構造のものである。
【0009】 前記中空ケース2は、処理すべき水を取り込んで処理を行うか、あるいは処理 せずに外部へ流出させるかを選択する切換部4と、前記濾過筒体3により水処理 を行う水処理部5とから成り、前記切換部4と水処理部5とは連通路6によって 繋がれ、水処理部5には連通口7から水が流入する構造になっている。
【0010】 前記切換部4には、処理すべき水を流入する流入口8,水を前記水処理部5に 送らずにそのまま流出させる通水口9を備え、内部には水の経路を切り換えるた めの弁体10が設けられている。
【0011】 前記流入口8は水道の蛇口などに接続して中空ケース2内に水を流入するため のものであり、ここでは図示しないが外周面に取付ナット11を固定するための ネジ部を備えている。接続時には、取付ナット11を蛇口のパイプ12に通し、 リング状のアダプタ(図示せず)をパイプ12先端に取り付け、アダプタを流入 口8へ挿入した後に前記取付ナット11をアダプタ上に嵌めて前記流入口8のネ ジ部にネジ固定する。
【0012】 前記通水口9には前記流入口8と同様に外周面にネジ部13が設けられ、複数 の通水孔14を配した通水キャップ15がゴムパッキング16を介在させてネジ 固定されている。
【0013】 前記流入口8から流入した水は、処理されずに前記通水口9から流出される( 図2中の第1の水流路a)か、前記連通路6を通って前記水処理部5へ送られる (第2の水流路b)かのどちらかの経路をたどる。
【0014】 上述した経路の切り換えは、前記切換部4内に設けられた弁体10の働きによ って行われる。 前記弁体10は、図3に示すごとく、操作部17と弁軸18とから成り、前記 操作部17は操作しやすいようにハンドル19を備えている。弁軸18には貫通 する通水路20と、周面を切り欠いた案内溝21とが図4に示すように90度の 角度をもって配置されている。図3に示されるように、前記ハンドル19が上部 に位置している時は、通水路20が上下方向に位置して流入口8と通水口9とを 連通させ、水は第1の水流路aを通ることになって前記通水口9から流出される 。また、ハンドル19を90度所定方向に回動させると、案内溝21の溝開口の 一端が上方に向いて流入口8と対向し、案内溝21の他の一端は前記連通路6に つながるので、水は第2の水流路bを通って前記水処理部5へと流れる。
【0015】 前記水処理部5には筒状キャップ22を固定するためのネジ部23が設けられ ている。ネジ部23の内側位置には前記濾過筒体3の下部を嵌合するための円形 の窪みが設けられ、窪みの中央位置に処理の終わった水を流出させる小筒状の流 出口24が一体形成されている。
【0016】 前記濾過筒体3は前記窪み内にゴムパッキング25を介して垂直に嵌合設置さ れる。さらに第2のゴムパッキング26をネジ部23に配置した後、筒状キャッ プ22を前記濾過筒体3の上にかぶせてネジ込む。 なお前記筒状キャップ22は合成樹脂製であり、その上端面にはアクリル製の 透明板27が配してあり、内部を透視することができる。
【0017】 前記連通路6を通って連通口7から水処理部5へと入った水は、前記濾過筒体 3の外周壁と中空ケース2の内周壁との間の周回通路28を周回しつつ下方より 上方へ導かれる。前記濾過筒体3の上端部付近に達した水は濾過筒体3の上端部 の取込口29から濾過筒体3の内部へと取り込まれて処理され、処理の終わった 水は下端の取出口30より取り出されて、これに連通する前記流出口24から外 部へと流出される。
【0018】 前記2つのゴムパッキング25,26によって水処理部5は水密構造となり、 処理前の水Aが濾過筒体3内を通らずに流出口24へ導かれたり、中空ケース2 の外部へ滲み出すなどの虞はない。
【0019】 前記濾過筒体3は筒状ケース31の内部に複数の層から成る水処理部材32を 充填した構造のものである。前記筒状ケース31はジルコニア,ジルコン,アル ミナ,シリカなどの遠赤外線放射物質を主原料とするセラミックにより形成され たもので、図5および図6に示すごとく周面には複数の突壁33が長さ方向に一 体に設けられている。
【0020】 筒状ケース31の上下端面は放射状壁34で塞がれ、各放射状壁間の開口部分 を取込口29および取出口30となす。このような構造により、濾過筒体3の内 部は水の通過が可能となると共に、水処理部材32が筒状ケース31内から抜け 出ることなく固定された状態におくことができる。
【0021】 第7図は前記水処理部材32の構成を示す説明図である。 前記水処理部材32は、両端にそれぞれフィルター部35,36,37を配し 、その中間に4層の処理層38,39,40,41を設けて成る。
【0022】 最上位の第1のフィルター35および下から2番目に位置する第2のフィルタ ー36とは、不織布から成り、水道水に含まれるサビや水アカなどの汚れを取り 除く作用がある。また、最下位のフィルター37は不織布に銀処理を施した活性 炭を練り込んだ構造のもので、抗菌作用があり、浄水器使用後に筒状ケース31 の底部位置に残存する水に雑菌が繁殖するのを抑える働きがある。
【0023】 第1の水処理層38は、第1のフィルター35の下側に位置し、亜硫酸カルシ ウムの顆粒が充填されている。 この亜硫酸カルシウムは水中の塩素と結合して塩化カルシウムを合成するため 、水中の塩素は除去される。
【0024】 第2の水処理層39は前記第1の水処理層38の下に位置し、水酸化マグネシ ウムの顆粒が充填してある。水酸化マグネシウムは単独では水中に溶け出しにく い物質であるが、前記亜硫酸カルシウムと塩素との化学反応により発生する硫酸 によって触発され、水中に溶出する。 これにより、水は人体の調節機能を促進する弱アルカリ性になる上、溶出した カルシウムやマグネシウムにより、水の硬度が上がり、おいしい水になる。
【0025】 第3の水処理層40は前記第2の水処理層39の下に位置し、二酸化ケイ素を 主成分とした多孔質性のクリスバライト顆粒から成るものである。 この物質は細孔径15〜300Åの多数の孔を持ち、水がこの層を通過する際 にこの孔径より大きな物質が濾過される。また、主成分が二酸化ケイ素であるた め、層内に残存する水による雑菌の繁殖も抑えられる。
【0026】 第4の水処理層41は前記第3の水処理層40の下に位置しており、前記筒状 ケース31を構成しているのと同様の遠赤外線セラミックの顆粒が充填されてい る。この顆粒から発せられる遠赤外線の作用によって水分子間の水素結合が切断 され、水の分子集合(クラスター)は小さくなって、おいしい水が生成される。
【0027】 つぎに、上記構成の浄水器1の作用を説明する。 図2において、流入口8から流入した水が連通路6を経て水処理部5へ流入す ると、水Aは前記中空ケース2と濾過筒体3との間の周回通路28内を周回しつ つ、下方から上方へ導かれる。この時、水Aは筒状ケース31の外周面と広範囲 にわたって接し、水Aの分子集団(クラスター)は前記筒状ケース31を構成す る遠赤外線セラミックの作用を受けて小さくなる。 また、筒状ケース31の周面に設けられた突壁33に周回中の水Aがぶつかり 、この物理的作用によっても水分子集団は小さくなる。
【0028】 水が濾過筒体3内の上端の取込口29から内部へ入ると、水は順番に各層を通 過し、各層における前述したような処理をうけた後、筒状ケース31下端の中空 部42へ至り、前記取出口30および前記流出口24を通って外部へと流出する 。この場合に濾過筒体3内を通過する水は、筒状ケース31の内周面と広範囲に わたって接するため、ここでも水Aは遠赤外線セラミックの作用を受けて小さく なる。
【0029】
【考案の効果】
この考案は上記の如く、水を処理する濾過筒体の筒状ケースを遠赤外線セラミ ックで形成したから、中空ケース内に流入した水は遠赤外線セラミックの作用を うけるため、水分子間の水素結合は切断され小さな分子集団となリ、おいしい水 が生成されるなど、考案目的を達成した顕著な結果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる浄水器の構成を示
す分解斜視図である。
【図2】この考案の一実施例にかかる浄水器の構造を示
す断面図である。
【図3】浄水器における切換部の弁体の一部を破断した
断面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】濾過筒体の正面図である。
【図6】濾過筒体の底面図である。
【図7】濾過筒体の内部構成を示す説明図である。
【符号の説明】
2 中空ケース 3 濾過筒体 8 流入口 24 流出口 31 筒状ケース 32 水処理部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき水を流入する流入口および処
    理後の水を流出する流出口を備えた中空ケースと、上端
    に処理すべき水を取り込む取込口および下端に処理後の
    水を取り出す取出口を備えた濾過筒体とから成り、前記
    中空ケース内に前記濾過筒体を配備して、中空ケースの
    内周壁と濾過筒体の外周壁との間に下方より上方に向か
    う周回通路を形成すると共に、前記流入口と前記周回通
    路とを下方位置で連通させかつ前記流出口と取出口とを
    連通させており、前記濾過筒体は、筒状ケースの内部に
    水処理部材が充填されると共に、前記筒状ケースは遠赤
    外線セラミックで形成されて成る浄水器。
JP4842591U 1991-05-28 1991-05-28 浄水器 Pending JPH04131483U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06210283A (ja) * 1993-01-19 1994-08-02 Kosumosu Enterp:Kk 浄水器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH028594B2 (ja) * 1983-10-17 1990-02-26 Nippon Electric Co

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