JPH05826Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH05826Y2 JPH05826Y2 JP20207786U JP20207786U JPH05826Y2 JP H05826 Y2 JPH05826 Y2 JP H05826Y2 JP 20207786 U JP20207786 U JP 20207786U JP 20207786 U JP20207786 U JP 20207786U JP H05826 Y2 JPH05826 Y2 JP H05826Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bread
- water
- yeast
- temperature
- cup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は家庭でパンを作る製パン器に使用する
取水カツプに関する。
取水カツプに関する。
(ロ) 従来の技術
パンを焼くには、その材料である小麦粉、粉ミ
ルク、シヨートニング、砂糖、塩、イースト菌等
に適応した水の量を計量カツプで計量して注加し
材料容器内でこね、発酵、又再こねして発酵させ
た後、焼いて仕上げる工程をとつている。
ルク、シヨートニング、砂糖、塩、イースト菌等
に適応した水の量を計量カツプで計量して注加し
材料容器内でこね、発酵、又再こねして発酵させ
た後、焼いて仕上げる工程をとつている。
(ハ) 考案が解決しようとしている問題点
製パン時には一般の水道水をそのまま使用する
か、或いは浄化した水を使用する為、四季の気温
と湿度は勿論軟水等の水質或いはカルキによる塩
素分、窒素分、鉄分の含有量によつてパンの出来
上りが一様にならず、最適なパン生地を作ること
が出来ない不都合が発生していた。すなわち、気
温の変化によりイーストを投入する水の温度が変
化するとイーストの活性が変化し、また塩素分、
窒素分、鉄分は優良なパン生地を作る上におい
て、最大の阻害要因となるからである。
か、或いは浄化した水を使用する為、四季の気温
と湿度は勿論軟水等の水質或いはカルキによる塩
素分、窒素分、鉄分の含有量によつてパンの出来
上りが一様にならず、最適なパン生地を作ること
が出来ない不都合が発生していた。すなわち、気
温の変化によりイーストを投入する水の温度が変
化するとイーストの活性が変化し、また塩素分、
窒素分、鉄分は優良なパン生地を作る上におい
て、最大の阻害要因となるからである。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は上記問題点を解決するために、遠赤外
線発生機能があり、かつ上記塩素、窒素、鉄の吸
着機能があるセラミツク物体(例えば、4Aのゼ
オライトにベントナイトを数十%加えて焼成した
もので、ミクロの穴(または凹み)が表面に多数
形成されたセラミツク等。)を取水カツプの内面
に固定したものである。
線発生機能があり、かつ上記塩素、窒素、鉄の吸
着機能があるセラミツク物体(例えば、4Aのゼ
オライトにベントナイトを数十%加えて焼成した
もので、ミクロの穴(または凹み)が表面に多数
形成されたセラミツク等。)を取水カツプの内面
に固定したものである。
(ホ) 作用
従つて、パン材料に必要な量の水を摂氏35度位
に温めて取水カツプで計量し、且つその中にイー
スト菌を注加し、15分以上放置すると、セラミツ
ク物体が塩素・窒素・鉄分を吸着するので、優良
なパン生地を作る上での最大の阻害要因を取除く
ことができ、しかも、温水を熱源としてセラミツ
ク物体から波長4〜10マイクロメートルの遠赤外
線が放射されるので、波長3〜4マイクロメート
ルの振動波長を有する水分子が共振し、塩素・窒
素・鉄分をセラミツク物体が吸着する間の水の温
度低下が遅くなりつまり水の温度変化が少なくな
り、イーストの活性が変化するのを防ぐことがで
きるのである。
に温めて取水カツプで計量し、且つその中にイー
スト菌を注加し、15分以上放置すると、セラミツ
ク物体が塩素・窒素・鉄分を吸着するので、優良
なパン生地を作る上での最大の阻害要因を取除く
ことができ、しかも、温水を熱源としてセラミツ
ク物体から波長4〜10マイクロメートルの遠赤外
線が放射されるので、波長3〜4マイクロメート
ルの振動波長を有する水分子が共振し、塩素・窒
素・鉄分をセラミツク物体が吸着する間の水の温
度低下が遅くなりつまり水の温度変化が少なくな
り、イーストの活性が変化するのを防ぐことがで
きるのである。
斯かる使用によつて第3図に示す様な現象が現
れる。即ちパン製法には直こね法、再こね法、中
種法があるがこの中で再こね法で試験して見る
と、セラミツク物体を使用した温水のものAと使
用しないものBとではパンの出来具合が気温、湿
度、水質等の影響をAの方がBより受けにくく、
且つAは常に平均した値を示す様になつた。
れる。即ちパン製法には直こね法、再こね法、中
種法があるがこの中で再こね法で試験して見る
と、セラミツク物体を使用した温水のものAと使
用しないものBとではパンの出来具合が気温、湿
度、水質等の影響をAの方がBより受けにくく、
且つAは常に平均した値を示す様になつた。
すなわち、第3図において「気温、水質等の変
化割合」とは、パンを製造する上での最適な気温
(例えば摂氏20度前後)および最適な水(例えば
塩素、窒素、鉄の含有率がきわめて低い水)に対
し、どの程度外れているかを表わし、「出来具合
度」とは、焼き上がつたパンにおけるスダチの良
悪や、やわらかさ、ふくらみの程度などである。
化割合」とは、パンを製造する上での最適な気温
(例えば摂氏20度前後)および最適な水(例えば
塩素、窒素、鉄の含有率がきわめて低い水)に対
し、どの程度外れているかを表わし、「出来具合
度」とは、焼き上がつたパンにおけるスダチの良
悪や、やわらかさ、ふくらみの程度などである。
従つて、第3図から読取れることは、本案の取
水カツプを用いて作つたイーストを含む温水Aで
パンを製造すれば、例えばパン製造時の外気温が
0度近くとか、30度以上とかの悪条件の下でも、
比較的でき上がつたパンの品質を低下させずに済
むということである。
水カツプを用いて作つたイーストを含む温水Aで
パンを製造すれば、例えばパン製造時の外気温が
0度近くとか、30度以上とかの悪条件の下でも、
比較的でき上がつたパンの品質を低下させずに済
むということである。
(ヘ) 実施例
図に於いて、1は製パン器本体、この本体1の
オーブン17内には出し入れが自由で、所定の位
置にセツト出来る上面開放状の材料容器2が設け
られている。又材料容器2には回転羽根3が設け
られている。上記回転羽根3は、図示の場合材料
容器2の底壁下面に軸受け4を取付けて、此の軸
受け4に回転軸5を貫通させると共に、回転軸5
の上端に回転羽根3を取付け、本体1内に材料容
器2をセツトした時回転軸5の下端に取付けたプ
ーリー6はベルト7を介してモーター8のロータ
ー軸に取付けたプーリー9から回転が伝達される
様になつている。10は水量を計る取水カツプ、
11は温水、12はセラミツク物体(例えば、
4Aのゼオライトにベントナイトを数十%加えて
焼成したもので、ミクロの穴(または凹み)が表
面に多数形成されたセラミツク等。)で該カツプ
10の底部の凹部の狭着面13のテーパー部によ
つてかん着、保持される様になつている。又第2
図ロの如く該物体12の外周周辺部を凸部17に
し、該カツプ10の底部の凹部にかん着出来る様
凹部上面に突部18を設ける様にしても良く、同
一の効果である事は明白である。14はイースト
菌、15はヒーターで制御部16により発酵や焼
き上げの温度と所要時間を加減されながら加熱さ
れる様になつている。
オーブン17内には出し入れが自由で、所定の位
置にセツト出来る上面開放状の材料容器2が設け
られている。又材料容器2には回転羽根3が設け
られている。上記回転羽根3は、図示の場合材料
容器2の底壁下面に軸受け4を取付けて、此の軸
受け4に回転軸5を貫通させると共に、回転軸5
の上端に回転羽根3を取付け、本体1内に材料容
器2をセツトした時回転軸5の下端に取付けたプ
ーリー6はベルト7を介してモーター8のロータ
ー軸に取付けたプーリー9から回転が伝達される
様になつている。10は水量を計る取水カツプ、
11は温水、12はセラミツク物体(例えば、
4Aのゼオライトにベントナイトを数十%加えて
焼成したもので、ミクロの穴(または凹み)が表
面に多数形成されたセラミツク等。)で該カツプ
10の底部の凹部の狭着面13のテーパー部によ
つてかん着、保持される様になつている。又第2
図ロの如く該物体12の外周周辺部を凸部17に
し、該カツプ10の底部の凹部にかん着出来る様
凹部上面に突部18を設ける様にしても良く、同
一の効果である事は明白である。14はイースト
菌、15はヒーターで制御部16により発酵や焼
き上げの温度と所要時間を加減されながら加熱さ
れる様になつている。
取水カツプ10でイースト14をとく際は、ま
ず温度約35度の温水を必要量くみとり、そこへイ
ースト14を入れる。
ず温度約35度の温水を必要量くみとり、そこへイ
ースト14を入れる。
そして、約15分程放置した後材料を入れた材料
容器2内へ投入する。
容器2内へ投入する。
(ト) 効果
以上の様に本考案に係わるセラミツク物体を内
面に固定した取水カツプによつて温水を計量後、
イースト菌其の他の材料を注入し約15分間以上放
置したものをパン材料を入れた材料容器に注入し
混ねつ、発酵等の手順を経て焼き上げたパンは上
記の手段をとらないで出来たパンと比較してパン
質そのもののスダチがより良く、且つまろやかさ
も出て来て良いフレーバーを呈する事が出来る利
点がある。
面に固定した取水カツプによつて温水を計量後、
イースト菌其の他の材料を注入し約15分間以上放
置したものをパン材料を入れた材料容器に注入し
混ねつ、発酵等の手順を経て焼き上げたパンは上
記の手段をとらないで出来たパンと比較してパン
質そのもののスダチがより良く、且つまろやかさ
も出て来て良いフレーバーを呈する事が出来る利
点がある。
第1図は本考案の一実施例を示す製パン器の縦
断面図、第2図は本考案のセラミツク物体を取付
けた取水カツプの断面図、第3図は本考案の作
用、効果を示すグラフ図、第4図は本考案に使用
するセラミツク物体の外観図である。 10……取水カツプ、12……セラミツク物
体。
断面図、第2図は本考案のセラミツク物体を取付
けた取水カツプの断面図、第3図は本考案の作
用、効果を示すグラフ図、第4図は本考案に使用
するセラミツク物体の外観図である。 10……取水カツプ、12……セラミツク物
体。
Claims (1)
- 遠赤外線発生機能および塩素、窒素、鉄を吸着
する機能を有するセラミツク物体を内面に固定し
たことを特徴とする製パン用取水カツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20207786U JPH05826Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20207786U JPH05826Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63105030U JPS63105030U (ja) | 1988-07-07 |
JPH05826Y2 true JPH05826Y2 (ja) | 1993-01-11 |
Family
ID=31166129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20207786U Expired - Lifetime JPH05826Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05826Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP20207786U patent/JPH05826Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63105030U (ja) | 1988-07-07 |
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