JPH0582650B2 - - Google Patents

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JPH0582650B2
JPH0582650B2 JP24709485A JP24709485A JPH0582650B2 JP H0582650 B2 JPH0582650 B2 JP H0582650B2 JP 24709485 A JP24709485 A JP 24709485A JP 24709485 A JP24709485 A JP 24709485A JP H0582650 B2 JPH0582650 B2 JP H0582650B2
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Japan
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upper cylinder
head
magnetic head
adjustment
chuck
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JP24709485A
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Yoshitaka Tsutsui
Hitoshi Odajima
Masaichi Baba
Daisuke Katsuta
Hidemi Yoshida
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication of JPS62107424A publication Critical patent/JPS62107424A/ja
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は磁気ヘツド位置調整装置に係り、特
に、ヘツドチツプが貼付けられているヘツドベー
スを取付けたVTR装置用の上シリンダの、前記
ヘツドチツプを高精度に位置調整するに好適な磁
気ヘツド位置調整装置に関するものである。
〔発明の背景〕
まず、VTR装置に使用されている磁気記録再
生用の上シリンダの一例を、図面を用いて説明す
る。
第9図は、VTR装置に使用される上シリンダ
の一例を示す平面図、第10図は、第9図のX−
X断面図、第11図は、第10図のA矢視から見
た要部拡大側面図、第12図は、第10図のB矢
視から見た要部拡大平面図である。
図において、1は上シリンダであり、この上シ
リンダ1の上面には、それぞれ、ヘツドチツプ
2,2′が貼付けられたヘツドベース3,3′が、
上シリンダ中心に関してできるだけ対称となる位
置に、ねじ4,4′によつて組付けられている。
30,30′,31,31′,32,32′,33,
33′,34,34′は、位置調整に使用される調
整穴である。
ヘツドベース3,3′の組付けにあたつては、
2個のヘツドチツプ2,2′のヘツドギヤツプ5,
5′の180゜割出しのずれ量α、ヘツドチツプ2の
突出量l1、およびヘツドチツプ2,2′の姿勢、
すなわちヘツド先端Rの最高点7とヘツドギヤツ
プ5とのずれ量βの調整を行なう必要があり、こ
れらのずれ量α、突出量l1、ずれ量βは、上シリ
ンダ1の外周を基準とした回転中心に対して、い
ずれもミクロンオーダの精度で位置調整しなけれ
ばならない。
ここで、従来から行なわれているヘツドチツプ
の位置調整方法を、図面を用いて説明する。
第13図は、従来の磁気ヘツド位置調整装置を
示す平面図、第14図は、第13図に係る磁気ヘ
ツド位置調整装置の部分断面側面図、第15図
は、第14図における偏心ピンの詳細を示す斜視
図、第16図は、第13図に係る磁気ヘツド位置
調整装置による180゜割出しの調整手順を示す模式
図である。各図において、第9図と同一番号を付
したものは同一部分である。
まず、従来の磁気ヘツド位置調整装置を説明す
る。
第13図において、12は、前後に往復動する
Vブロツク、13は、このVブロツク12と対向
した位置に設けられた、前後に往復動する押圧
棒、13,14,15,16,17はTVカメ
ラ、18は、ベアリング19で回動自在に保持さ
れ、且つ回転固定手段(図示せず)と回転微動手
段(図示せず)とを有する上シリンダ台である。
20は、この上シリンダ台18に対向して配設さ
れ、回動、上下する押圧スピンドルである。2
1,22,23,24は、それぞれTVカメラ1
4,15,16,17からの映像を映すモニタで
ある。上シリンダ台18の回転中心と、TVカメ
ラ14,15,16,17の光軸中心と、モニタ
21,22,23,24中心とは、一致するよう
に予め調整されている。またモニタ21,22に
は、縦方向に基線36,37が表われるようにな
つており、この基線36,37は、作業者が左右
に移動させることができる。また、この基線3
6,37の移動量は、デジタルカウンタ(図示せ
ず)に表示されるようになつている。10は、偏
心部11が設けられている偏心ピンである。
このように構成した従来の磁気ヘツド位置調整
装置による調整動作を説明する。
まず、上シリンダ1を上シリンダ台18上に載
置する。このとき、Vブロツク12、押圧棒13
は後退(一点鎖線で示す位置まで後退)してお
り、押圧スピンドル20は上昇(一点鎖線で示す
位置まで上昇)している。次に、Vブロツク12
が前進(実線で示す位置まで前進)し、押圧棒1
3が前進(実線で示す位置まで前進)し、上シリ
ンダ1をVブロツク12に押当てる。この状態で
押圧スピンドル20を下降(実線で示す位置まで
下降)させ、上シリンダ台18との間で上シリン
ダ1を挟持する。この後、Vブロツク12、押圧
棒13を後退させる。これで、上シリンダ1の位
置決めが終了する。
上シリンダ台18の前記回転微動手段により、
作業者はモニタ21,22,23,24を見なが
ら、ヘツドチツプ2がTVカメラ14,15,1
6,17の視野内に入るように調整し、前記回転
固定手段にて上シリンダ台18を固定する。この
ときには、上シリンダ1に組付けられた両方のヘ
ツドチツプ2,2′が同時にTVカメラ14,1
5,16,17の視野内に入るように、予め治具
等で粗位置決めされ組付けられている。次に、作
業者は、偏心ピン10を上シリンダ1の調整穴3
0,30′へそれぞれ挿入し、その偏心部11に
よつてヘツドベース3,3′の後端を押圧して上
シリンダ1に対して変位させ、モニタ22,21
を見ながらヘツドベース3,3′の突出量の調整
を行なう。この調整は、TVカメラ15,14の
ピントが合つて、モニタ22,21の画像がはつ
きりするようになるまで前記突出量を調整する。
TVカメラ14,15の焦点深度は数ミクロンで
あるため、この範囲内に合わせることにより所定
の精度で調整できる。
次に、180゜割出しの調整を行なう。まずモニタ
21,22の画面に表われたヘツドチツプ2,
2′のヘツドギヤツプ5,5′の下端の像に基線3
6,37を合わせる〔第16図a〕。このとき、
基線36,37の移動量を表わす前記デジタルカ
ウンタをリセツトする。次に、上シリンダ1を回
転〔第16図bの状態まで回転〕させ、ヘツドチ
ツプ2のヘツドギヤツプ5の下端をモニタ21の
基線36に合わせる。このとき、両ヘツドが180゜
で精密に割出されていれば、ヘツドチツプ2′の
ヘツドギヤツプ5′の下端もモニタ22の基線3
7に合う。しかし、ずれていた場合は、ヘツドギ
ヤツプ5′の下端は、第16図bに示すように、
基線37からずれた位置となる。ここで、ヘツド
チツプ2,2′の180゜割出ずれ量は、図から明ら
かなように、モニタ22上のヘツドギヤツプ5′
の下端と基線37間の距離の1/2である。従つて
調整方法として、モニタ22の基線37をヘツド
ギヤツプ5′の下端に合わせ、このときの前記デ
ジタルカウンタの読みをdとすると、d/2だけ
基線37を戻す。そして、偏心ピン10を調整穴
33′へ挿入し、基線37の位置にヘツドギヤツ
プ5′下端を合わせる。このとき、モニタ23,
24をも見ながら、姿勢が大きく狂わないように
調整を行なう。
以上のようにしてヘツドチツプの位置を調整す
る場合、上シリンダ1の位置は、Vブロツク12
の位置によつて決まつてしまう。しかし、上シリ
ンダ1の位置決め精度は、ヘツドチツプ2の調整
精度が数ミクロンオーダであることを考えると、
1ミクロン以下のオーダが必要となる。ところ
が、上シリンダ1の真円度が数ミクロン程度であ
り、直径も数ミクロンの範囲でばらつく。また、
押圧棒13による上シリンダ1の変形などの影響
を考えると、1ミクロン以下の位置決め精度を実
現することは難しい。さらに、偏心ピン10によ
る調整中、上シリンダ1に力が加わり、ベアリン
グ19による保持手段では、上シリンダ1がミク
ロンオーダで移動してしまう。これらのことを考
慮すると、以上に説明した従来の磁気ヘツド位置
調整装置を使用した位置調整方法によれば、実際
にミクロンオーダでヘツドチツプ位置を高精度に
調整することは困難である。
他の従来例として、特開昭58−139326号広報記
載の方法がある。これに述べられている上シリン
ダの位置決め方法は、上シリンダに設けられた複
数個の穴とかん合するピンを持つた載置台を使用
するものであるが、前記ピンと載置台とに空気供
給穴が設けられており、該載置台上に上シリンダ
を載せた時に、前記空気供給穴からの空気圧によ
り前記上シリンダが浮くと同時に、前記ピンと穴
とのクリアランスが均一になることを利用して、
上シリンダの位置決めをするものである。しか
し、この方法では上シリンダを位置決めした後
に、空気の供給を切り、その後、該上シリンダを
油圧シリンダの力により挟持するため、空気の供
給を切つた後に、上シリンダの位置ずれを生ずる
可能性がある。また上シリンダ外周を位置決め基
準としていないため、前記ピンとはめ合いになる
上シリンダの穴の加工精度を、上シリンダ外周に
対し高いもの(数ミクロンオーダの精度)にしな
ければならず、加工コストが高くなる。また突出
し方向の調整については、上シリンダ外径を検出
器により計測して外径加工のばらつきを補正して
はいるものの、実際の上シリンダ外周基準による
中心位置を計測することはできない。したがつて
真円度が十分な場合には、突出量の調整について
は、調整精度を得ることができるが、180゜ずれ、
姿勢ずれに対しては、外周基準中心に対する十分
な精度は得られないことが考えられる。
以上説明したように、従来の磁気ヘツド位置調
整装置によれば、上シリンダのヘツドチツプを高
精度に位置決めすることが困難であり、また、調
整作業は、熟練作業者によるとしても調整時間が
かかり、調整作業コストが高いという改善すべき
問題点があつた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した従来技術の問題点を改善し
て、上シリンダのヘツドチツプを高精度に位置決
めすることができ、且つ調整作業コストの安い磁
気ヘツド位置調整装置の提供を、その目的とする
ものである。
〔発明の概要〕
本発明に係る磁気ヘツド位置調整装置の構成
は、ヘツドチツプが貼付けられているヘツドベー
スを取付けた上シリンダの調整穴内へ偏心ピンを
挿入し、該偏心ピンを偏心回動させてこれに当節
する前記ヘツドベースに力を付加することによ
り、このヘツドベースを前記上シリンダに対して
変位させて前記ヘツドチツプを調整量だけ位置調
整するようにした磁気ヘツド位置調整装置におい
て、チヤツク面上に載置された上シリンダを固定
保持することができるチヤツクユニツトと、互い
に対向して配設され、前記チヤツク面上に載置さ
れたままの上シリンダを外周側から押して該チヤ
ツク面上で位置決めすることができる位置決めユ
ニツトとを有する上シリンダ位置決め装置と、前
記チヤツクユニツトを載置固定し、第2モータの
駆動によつて回動する第2エアスピンドルと、こ
の第2エアスピンドルを回動自在に保持し、第1
モータの駆動によつて、前記第2エアスピンドル
と一体になつて回動する180°精密割出し用の第1
エアスピンドルとを有する上シリンダ回転装置
と、前記チヤツクユニツトの周囲に配設され、該
チヤツクユニツトに固定保持されている上シリン
ダの外周面の位置を非接触で計測することができ
る複数個の位置計測ユニツトを有する上シリンダ
計測装置と、前記上シリンダのヘツドチツプの位
置を認識することができるTVカメラと、この
TVカメラの出力を処理する画像処理装置とを有
する磁気ヘツド計測装置と、先端が前記TVカメ
ラの視野内へ入るように、前後に往復させること
ができるコンタクトプローブを有し、このコンタ
クトプローブが前記上シリンダのヘツドベースと
接触したときに前記第2モータへ該第2モータの
回転を停止せしめるための導通信号を出力するこ
とができる磁気ヘツド視野入れ装置と、偏心ピン
部を設けた回転軸と、この回転軸を回動せしめる
パルスモータと、前記回転軸を下降させて前記偏
心ピン部を前記上シリンダの調整穴内ぺ挿入せし
めることができる調整ヘツドとを有する磁気ヘツ
ド調整装置と、前記画像処理装置、TVカメラ、
位置計測ユニツトから入力に基づいて前記ヘツド
チツプの位置ずれを演算し、この演算値から該ヘ
ツドチツプの調整量を計算し、この調整量に対応
する前記偏心ピン部の回転角を計算し、この回転
角を前記パルスモータへ指令することができるマ
イクロプロセツサとを具備せしめるようにしたも
のである。
さらに詳しくは、次の通りである。
上シリンダを固定保持するチヤツクユニツト
を、第1エアスピンドルとこの第1エアスピンド
ル上に回動自在に保持された第2エアスピンドル
とからなる2段重ねされたスピンドル上に載置固
定し、上シリンダのヘツドチヅプのTVカメラへ
の視野入れを確認することができる磁気ヘツド視
野入れ装置を設けることにより、前記第2エアス
ピンドルと前記磁気ヘツド視野入れ装置とによる
前記ヘツドチツプのTVカメラへの視野入れの自
動化ができ、これによりヘツドチツプの位置調整
の自動化を可能とした。また、位置決めされる上
シリンダ回りに、複数個の位置計測用非接触セン
サを有する上シリンダ計測装置を配置し、前記第
1エアスピンドルを回転させることにより、前記
上シリンダの中心位置を正確に求め、これを基準
として位置決めすることにより、ヘツドチツプを
高精度に位置調整することを可能にしたものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例によつて設明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る磁気ヘツド
位置調整装置を示す要部斜視図、第2図は、第1
図におけるチヤツクユニツトの詳細を示す断面
図、第3図は、第1図における2段重ねされたス
ピンドル近傍の詳細を示す断面図、第4図は、第
1図における位置計測ユニツト近傍の詳細を示す
平面図、第5図は、第1図におけるTVカメラ
と、視野入れユニツトとの詳細を示す平面図、第
6図は、第1図に係る磁気ヘツド位置調整装置の
磁気ヘツド調整ユニツトを示す断面図、第7図
は、第1図に係る磁気ヘツド位置調整装置の制御
ブロツク図である。
この磁気ヘツド位置調整装置は、上シリンダ位
置決め装置と、上シリンダ回転装置と、上シリン
ダ計測装置と、磁気ヘツド計測装置と、磁気ヘツ
ド視野入れ装置と、磁気ヘツド調整装置(上記各
装置は、定盤50上に載置されている)とマイク
ロプロセツサ129とを有するものである。
以下、上記各装置の詳細を説明する。
上シリンダ位置決め装置は、第1図に示すよう
に、上シリンダ1を位置決めするためのVブロツ
クユニツト51と、このVブロツクユニツト51
に対向した位置に配設された押付ユニツト52と
からなる位置決めユニツトと、チヤツク面68上
で位置決めされた上シリンダ1を固定保持するチ
ヤツクユニツト53とから構成されている。前記
Vブロツクユニツト51のVブロツク54は、ア
クチユエータ55により前後に往復動し、また押
付ユニツト52の押付棒56もアクチユエータ
(図示せず)により前後に往復動する。
チヤツクユニツト53の詳細を、第2図を用い
て説明すると、60,60′は一対のチヤツクつ
めであり、軸61,61′を中心に揺動する。6
2,62′はエアシリンダであり、このエアシリ
ンダ62,62′のシリンダロツド63,63′を
前進後退させることにより、チヤツクつめ60,
60′の開閉を行なうことができる。64は、チ
ヤツクつめ60,60′を閉める方向へ付勢して
いるスプリングである。チヤツクユニツト53の
前記部分は、チヤツク台65に組付けられた上下
シリンダ66のシリンダロツド67により上下動
するようになつている。
上シリンダ回転装置は、第3図に示すように、
定盤50に固定されたスピンドル台90と、この
スピンドル台90に対して回動自在に保持された
第1エアスピンドル91と、この第1エアスピン
ドル91に対して回動自在に保持された第2エア
スピンドル92と、定盤50下面に固定され、ギ
ヤ93,94を介し、1エアスピンドル91を、
第2エアスピンドル92と一体になつて回転駆動
させるための第1モータ95と、第2エアスピン
ドル92を回転駆動させるための第2モータ96
と、定盤50上に固定されたストツパ97,98
と、第1エアスピンドル91に固定されたレバー
99とから構成される。また、第2エアスピンド
ル92上には前記チヤツクユニツト53が載置固
定されている。第1エアスピンドル91は、第1
モータ95により常に所定の回転トルクが加えら
れており、第3図に示す状態では、レバー99第
1モータ95の回転トルクにより常に、ストツパ
98に押し付けられる。そして、第1モータ95
へ第1スピンドル91の反転信号が入つた場合
は、第1モータ95が反転し、第1エアスピンド
ル91のレバー99が反対側のストツパ97に当
るまで回転し、当つた後は、第1モータ95の回
転トルクによりレバー99がストツパ97に押付
けられた状態となる。
このように、ストツパ97,98に定回転トル
クでレバー99を押付けることにより、位置再現
性を良くしている。
ストツパ97,98の位置は、第1エアスピン
ドル91の回転角度を180°に精密に割出すことが
できるように調整されている。
上シリンダ計測装置は、第1,4図に示すよう
に、チヤツクユニツト53の周囲に配設された4
つの位置計測ユニツト70,71,72,73か
ら構成されており、これらはいずれも同じ構成を
有している。すなわち、各位置計測ユニツトの先
端には、上シリンダ外周面の位置を計測するため
の位置計測用非接触センサ75,76,77,7
8が固定されており、ガイド79,80,81,
82によりガイドされ、アクチユエータ83,8
4,85,86により前後に往復動される。位置
計測用非接触センサ75,76,77,78から
の出力は、アンプ125,126,127,12
8とA/D変換器135,136,137,13
8を通してマイクロプロセツサ129へ送られ、
このマイクロプロセツサ129によつて、チヤツ
クユニツト53上に固定保持されている上シリン
ダ1の中心と回転中心とのずれ量、すなわち心ず
れ量が演算処理される。
磁気ヘツド計測装置は、第1図に示すように、
第1光学系100と第2光学系101とから構成
されており、第1光学系100は、ヘツドチツプ
2,2′のヘツドギヤツプ5,5′の位置を計測す
ることができるTVカメラ102と、このTVカ
メラ102を前後に往復動させるための駆動部1
04とから構成され、また第2光学系101は、
干渉縞によりヘツドチツプ2,2′の姿勢を計測
するためのTVカメラ103と、このTVカメラ
103を前後に往復動させるための駆動部105
とから構成されている。各々のTVカメラ10
2,103の出力は、画像処理装置131(第7
図参照)に接続されており、ヘツドチツプ計測時
には、該TVカメラの自動焦点機能と駆動部10
4,105とによりヘツドチツプ表面に自動的に
焦点を合わせ、その後、該TVカメラからの像を
前記画像処理装置131で画像処理できるように
なつている。すなわち、第1光学系100では、
ヘツドギヤツプ5,5′の位置を自動計測し、
180°ずれ量αを算出する。第2光学系101で
は、ヘツド先端Rの最高点7を中心として干渉縞
を発生させ、この中心位置を計測することにより
姿勢ずれ量βを算出する。
磁気ヘツド視野入れ装置は、第5図に示すもの
である。すなわち、106は、磁気ヘツド視野入
れ装置に係る視野入れユニツト、107は、上シ
リンダ1と絶縁状態に保たれているコンタクトプ
ローブ、108は、このコンタクトプローブ10
7を保持する軸、109は、この軸108のガイ
ド、110は、コンタクトプローブ107を前後
に往復動させることができるアクチユエータであ
る。そして、コンタクトプローブ107と、チヤ
ツクユニツト53上に固定保持されている上シリ
ンダ1のヘツドベース3とが接触すると、第2モ
ータ96の回転を停止させるための導通信号が得
られ、この導通信号が第2モータ96へ出力され
て、この第2モータ96が停止するようになつて
いる。コンタクトプローブ107は、その最前進
位置107′にあるとき、その先端がTVカメラ
102の視野内に入るように、予め調整されてい
る。
磁気ヘツド調整装置は、第6図に示すような磁
気ヘツド調整ユニツト122を、上シリンダ1の
片側にある調整穴の数(本実施例においては5
個)だけ配設してなるものである。
各磁気ヘツド調整ユニツト122について説明
すると、架台110にエアシリンダ111が固定
して取付けられており、このエアシリンダ111
のシリンダロツド112の先端には、前記架台1
10に設けられているスライドガイド114に沿
つてスライドする移動ブロツク113が取付けら
れており、この移動ブロツク113は前記エアシ
リンダ111により上下駆動される。以上のよう
に構成した調整ヘツド115により、後述する偏
心ピン部116を上シリンダ1の対応する調整穴
内へ挿入することができる。前記移動ブロツク1
13には、偏心ピン部116を設けた回転軸11
7がベアリング118によつて回動自在に支持さ
れている。前記回転軸117は、ギヤ119,1
20を介して移動ブロツク113上に固定された
パルスモータ121によつて回転駆動されるよう
になつている。
以上のように構成した磁気ヘツド位置調整装置
の動作を、図面を用いて説明する。
第8図は、第1図に係る磁気ヘツド位置調整装
置の動作を説明するためのフローチヤート図であ
る。
磁気ヘツド位置調整装置をONにすると、第1
モータ95が駆動して第1エアスピンドル91が
回動し、そのレバー99がストツパ98に当接し
てその位置に停止する。
ここで、チヤツクつめ60,60′が閉じた状
態になつているチヤツクユニツト53のチヤツク
面68上に、上シリンダ1を載置する。このとき
に、第5図に示すように、視野入れユニツト10
6のコンタクトプローブ107が最前進位置10
7′にあつても、ヘツドベース3がコンタクトプ
ローブ107′に当たることがないように、前記
上シリンダ1をチエツク面68上に載置しておく
必要がある。
Vブロツクユニツト51のVブロツク54が所
定距離だけ前進したのち、押付棒56が前進し
て、上シリンダ1をVブロツク54に押当てる。
チヤツクユニツト53の上下シリンダ66のシ
リンダロツド67が上昇し、エアシリンダ62,
62′のロツド63,63′が前進して、チヤツク
つめ60,60′が開く。上下シリンダ66によ
りチヤツクつめ60,60が下降し、上シリンダ
1を、チヤツクつめ60,60′とチヤツク面6
8との間で挟持する。その後、Vブロツク54、
押付棒56が後退する。
コンタクトプローブ107が最前進位置10
7′まで前進する。第2エアスピンドル92が第
2モータ96によつて回転駆動され、上シリンダ
1のヘツドスペース3がコンタクトプローブ10
7′と接触すると導通信号が得られ、この導通信
号が第2モータ96へ出力されて第2モータ96
が停止する。このときヘツドチツプ2,2′が
TVカメラ102,103の視野内に入り、コン
タクトプローブ107′が107の位置まで後退
する。TVカメラ102,103が、ヘツドチツ
プ2,2′と合焦点になるまで前進する。そして、
ヘツドチツプ2については、TVカメラ102、
画像処理装置131、マイクロプロセツサ129
により、180°割出ずれ量αと突出量とが演算さ
れ、ヘツトチツプ2′については、TVカメラ1
03、画像処理装置131、マイクロプロセツサ
129により、姿勢ずれ量βが演算される。
位置計測ユニツト70,71,72,73の位
置計測用非接触センサ75,76,77,78
が、センサ先端とシリンダ外周面との間隙が所定
量B(0.1〜0.2mm)になるまで前進する。第1モ
ータ95へ反転信号が入り、第1エアスピンドル
91が、そのレバー99がストツパ97に当接す
るまで180°回転し、その状態での前期間隙B0が測
定される。マイクロプロセツサ129で、心ずれ
量ΔBが演算される。
また、この状態で、TVカメラ102,103
が合焦点位置まで前進し、さきと同様にして、
TVカメラ102などによりヘツドチツプ2′の
180°割出ずれ量αと突出量とが演算され、TVカ
メラ103などによりヘツドチツプ2の姿勢ずれ
量βが演算される。
このようにして、ヘツドチツプ2,2′と上シ
リンダ1ついての計測が終了したのち、磁気ヘツ
ド調整ユニツト122の調整ヘツド115が下降
し、偏心ピン部116がヘツドベース3回りの穴
に挿入されて、マイクロプロセツサ129の指令
によりヘツドチツプ2,2′の位置調整が行なわ
れる。すなわち、マイクロプロセツサ129で演
算されたヘツドチツプ2,2′の突出量と、位置
ずれ(すなわち180°ずれ量α、姿勢ずれ量β)と
心ずれ量ΔBとに基づいて、該マイクロプロセツ
サ129により、まず使用すべき磁気ヘツド調整
ユニツト122が選択されるとともに調整量が計
算され、この計算値と予め設定してある偏心ピン
部116の形状とから回転軸117の回転角が計
算され、この回転角が、前記選択された磁気ヘツ
ド調整ユニツト122のパルスモータ121へ指
令され、その回転角だけパルスモータ121が回
転し、偏心ピン部116によつてヘツドベース3
が押されて、ヘツドチツプ2の位置調整が行なわ
れる。
第1モータ95が駆動して第1エアスピンドル
91が180°回転し、さきと同様にしてヘツドチツ
プ2′の位置調整が行なわれたのち、磁気ヘツド
位置調整装置がOFFになる。
以上説明した実施例によれば、上シリンダ1の
ヘツドチツプ2,2′の位置調整が容易に且つ自
動的に実現でき、従来の問題点であつた熟練作業
者による調整作業コストの問題が解消され、また
シリンダ外周を基準とした中心位置を性格に求め
ることができ、これを基準とした調整が行なえる
ために、ヘツドチツプ2,2′の上シリンダ1に
対する位置決め精度が向上し、VTR装置の均質
化、上シリンダ調整の歩留りが向上するという効
果がある。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、上
シリンダのヘツドチツプを高精度に位置決めする
ことができ、且つ調整作業コストの安い磁気ヘツ
ド位置調整装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る磁気ヘツド
位置調整装置を示す要部斜視図、第2図は、第1
図におけるチヤツクユニツトの詳細を示す断面
図、第3図は、第1図における2段重ねされたス
ピンドル近傍の詳細を示す断面図、第4図は、第
1図における位置計測ユニツト近傍の詳細を示す
平面図、第5図は、第1図におけるTVカメラ
と、視野入れユニツトとの詳細を示す平面図、第
6図は、第1図に係る磁気ヘツド位置調整装置の
磁気ヘツド調整ユニツトを示す断面図、第7図
は、第1図に係る磁気ヘツド位置調整装置の制御
ブロツク図、第8図は、第1図に係る磁気ヘツド
位置調整装置の動作を説明するためのフローチヤ
ート図、第9図は、VTR装置に使用される上シ
リンダの一例を示す平面図、第10図は、第9図
のX−X断面図、第11図は、第10図のA矢視
から見た要部拡大側面図、第12図は、第10図
のB矢視から見た要部拡大平面図、第13図は、
従来の磁気ヘツド位置調整装置を示す平面図、第
14図は、第13図に係る磁気ヘツド位置調整装
置の部分断面側面図、第15図は、第14図にお
ける偏心ピンの詳細を示す斜視図、第16図は、
第13図に係る磁気ヘツド位置調整装置による
180°割出しの調整手順を示す模式図である。 1……上シリンダ、2,2′……ヘツドチツプ、
3,3′……ヘツドベース、30,30′,31,
31′,32,32′,33,33′,34,3
4′……調整穴、51……Vブロツクユニツト、
52……押付ユニツト、53……チヤツクユニツ
ト、68……チヤツク面、70,71,72,7
3……位置計測ユニツト、75,76,77,7
8……位置計測用非接触センサ、91……第1エ
アスピンドル,92……第2エアスピンドル、9
5……第1モータ、96……第2モータ、10
2,103……TVカメラ、106……矢視入れ
ユニツト、107……コンタクトプローブ、11
5……調整ヘツド、116……偏心ピン部、11
7……回転軸、121……パルスモータ、122
……磁気ヘツド調整ユニツト、129……マイク
ロプロセツサ、131……画像処理装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヘツドチツプが貼付けられているヘツドベー
    スを取付けた上シリンダの調整穴内へ偏心ピンを
    挿入し、該偏心ピンを偏心回動させてこれに当接
    する前記ヘツドベースに力を付加することによ
    り、このヘツドベースを前記上シリンダに対して
    変位させて前記ヘツドチツプを調整量だけ位置調
    整するようにした磁気ヘツド位置調整装置におい
    て、チヤツク面上に載置された上シリンダを固定
    保持することができるチヤツクユニツトと、互い
    に対向して配設され、前記チヤツク面上に載置さ
    れたままの上シリンダを外周側から押して該チヤ
    ツク面上で位置決めすることができる位置決めユ
    ニツトとを有する上シリンダ位置決め装置と、前
    記チヤツクユニツトを載置固定し、第2モータの
    駆動によつて回動する第2エアスピンドルと、こ
    の第2エアスピンドルを回動自在に保持し、第1
    モータの駆動によつて、前記第2エアスピンドル
    と一体になつて回動する180゜精密割出し用の第1
    エアスピンドルとを有する上シリンダ回転装置
    と、前記チヤツクユニツトの周囲に配設され、該
    チヤツクユニツトに固定保持されている上シリン
    ダの外周面の位置を非接触で計測することができ
    る複数個の位置計測ユニツトを有する上シリンダ
    計測装置と、前記上シリンダのヘツドチツプの位
    置を認識することができるTVカメラと、この
    TVカメラの出力を処理する画像処理装置とを有
    する磁気ヘツド計測装置と、先端が前記TVカメ
    ラの視野内へ入るように、前後に往復させること
    ができるコンタクトプローブを有し、このコンタ
    クトプローブが前記上シリンダのヘツドベースと
    接触したときに前記第2モータへ該第2モータの
    回転を停止せしめるための導通信号を出力するこ
    とができる磁気ヘツド視野入れ装置と、偏心ピン
    部を設けた回転軸と、この回転軸を回動せしめる
    パルスモータと、前記回転軸を下降させて前記偏
    心ピン部を前記上シリンダの調整穴内へ挿入せし
    めることができる調整ヘツドとを有する磁気ヘツ
    ド調整装置と、前記画像処理装置、TVカメラ、
    位置計測ユニツトからの入力に基づいて前記ヘツ
    ドチツプの位置ずれを演算し、この演算値から該
    ヘツドチツプの調整量を計算し、この調整量に対
    応する前記偏心ピン部の回転角を計算し、この回
    転角を前記パルスモータへ指令することができる
    マイクロプロセツサとを具備したことを特徴とす
    る磁気ヘツド位置調整装置。
JP24709485A 1985-11-06 1985-11-06 磁気ヘツド位置調整装置 Granted JPS62107424A (ja)

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