JP2613455B2 - インゴットの自動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置 - Google Patents

インゴットの自動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置

Info

Publication number
JP2613455B2
JP2613455B2 JP63282558A JP28255888A JP2613455B2 JP 2613455 B2 JP2613455 B2 JP 2613455B2 JP 63282558 A JP63282558 A JP 63282558A JP 28255888 A JP28255888 A JP 28255888A JP 2613455 B2 JP2613455 B2 JP 2613455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ingot
unit
polishing
center
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63282558A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02129505A (ja
Inventor
宏幸 伊部
隆 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP63282558A priority Critical patent/JP2613455B2/ja
Priority to US07/407,482 priority patent/US5007204A/en
Priority to DE68924895T priority patent/DE68924895T2/de
Priority to EP89309426A priority patent/EP0359591B1/en
Publication of JPH02129505A publication Critical patent/JPH02129505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2613455B2 publication Critical patent/JP2613455B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体製造において、単結晶インゴットの
円筒研磨工程に使用される自動芯出し・セット装置及び
自動円筒研磨装置に関する。
(従来の技術) 半導体ウエーハは、FZ法、CZ法等によって引き上げら
れた単結晶インゴットを軸直角方向に薄くスライスする
ことによって得られるが、インゴットはスライス前にそ
の外周を円筒研磨盤によって研磨され、円柱状に成形さ
れる。
ところで、インゴット円筒研磨後に最大直径が得られ
るようにその芯出しがなされなければならないが、この
点に関する芯出し方法は既に種々提案されている(例え
ば、特開昭57−66909号、特公昭60−17682号、同61−33
446号公報参照)。
(発明が解決しよとする課題) しかしながら、斯かる芯出し方法を実施するための具
体的な装置、特に半導体製造分野における単結晶インゴ
ットの円筒研磨に対して適用される芯出し方法を実施す
るための具体的装置に関する提案は未だになされていな
いのが実情である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、作業者の熟練と勘に頼ることなく正確、且
つ能率的なインゴットの芯出し及び該インゴットの円筒
研磨盤へのセットを行なうことができるインゴットの自
動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置を提供する
にある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明(請求項1)に係るイン
ゴットの自動芯出し装置は、インゴットを支持する支持
部と、該支持部に支持されたインゴットの軸方向複数箇
所における断面形状を計測する計測部と、該計測部にて
計測されたインゴットの断面形状に基づいて研磨中心を
算出する演算部と、該演算部にて算出された研磨中心を
インゴットの両端面にマーキングするマーキング部を含
んで構成され、前記支持部は、インゴットの両端面を挟
持する一対の対向クランプを備え、前記計測部は、前記
対向クランプの対向方向に沿って並列に設けられ、かつ
前記対向クランプの対向方向と直交する方向に進退可能
な接触式のインジケータと、前記クランプの回転によ
り、前記支持されたインゴットをその軸の回りに一回転
させるステッピングモータを備え、前記演算部は、前記
インジケータにより得られた複数のインゴット断面形状
を合成し、該インゴットの最小断面形状を算出するとと
もに、該最小断面形状に内接する最大円の中心、すなわ
ち前記研磨中心を最小断面内接求心法によって算出する
ものであり、前記マーキング部は、前記支持部を構成す
る筒状のクランプ軸内に先部が臨むように支持されたマ
ーカーと、該マーカーをインゴットの軸方向に移動せし
める移動手段と、同マーカーをインゴットの軸直角方向
に移動せしめるステッピングモータとを含んで構成され
ることを特徴とする。
また、本発明(請求項2)に係るインゴットの自動芯
出し装置は、請求項1記載の装置において、前記マーキ
ング部のマーカーがマーク用ペンであり、該マーク用ペ
ンをインゴットの軸方向に移動せしめる移動手段がエア
シリンダであることを特徴とする。
また、本発明(請求項3)に係るインゴットのセット
装置は、請求項1または2記載の自動芯出し装置によっ
て研磨中心をマーキングされたインゴットをチャッキン
グするチャック部と、該チャック部にてチャッキングさ
れたインゴットにマーキングされた研磨中心をモニタリ
ングするモニター部と、該モニター部にてモニタリング
された研磨中心を円筒研磨盤の回転中心に一致せしめる
アライメント部と、アライメント終了後のインゴットを
円筒研磨盤まで搬送する搬送部を含んで構成したことを
特徴とする。
更に、本発明(請求項4)に係る自動円筒研磨装置
は、請求項1または2記載の自動芯出し装置、請求項3
記載のセット装置及び円筒研磨盤を含んで構成したこと
を特徴とする。
(作用) 本発明によれば、インゴットの研磨中心が該インゴッ
トの断面計測データを基に解析的に求められ、セット装
置によってこの研磨中心と円筒研磨盤の回転中心とが一
致するようにしてインゴットが円筒研磨盤にセットされ
るため、作業者の熟練と勘に頼ることなく正確、且つ能
率的にインゴットの芯出し及びセット作業を行なうこと
ができ、既知の芯出し方法を特に半導体製造分野におけ
る単結晶インゴットの円筒研磨に対して具体的に適用す
ることができる。
また、請求項1のインゴットの自動芯出し装置におい
ては、インゴットの両端面を一対の対向クランプにより
挟持し、ステッピングモータを作動して前記対向クラン
プを回転させることにより、前記インゴットをその軸の
回りに一回転させるとともに、該回転の間、前記複数の
接触式インジケータをインゴットの外周面に当接させ
る。そして、前記インジケータにより得られた複数のイ
ンゴット断面形状を合成し、該インゴットの最小断面形
状を算出するとともに、インゴットの研磨中心を公知の
最小断面内接求心法によって算出する。
さらに、この算出結果に従ってマーカーの先部を研磨
中心に一致させる。すなわち、前記インゴット回転用の
ステッピングモータで前記対向クランプを回転させるこ
とにより、インゴットを所定角度θだけ回転させた後、
マーカー移動用のステッピングモータによりマーカーを
インゴットの軸直角方向に所定距離rだけ移動させるこ
とにより、マーカーの先部を研磨中心に一致させる。次
いでマーカーを、インゴットの軸方向に移動させる移動
手段により移動させて、インゴットの端面に研磨中心を
プロットする。
このように、本発明(請求項1)の自動芯出し装置で
は、芯出し操作を自動的に行うことができ、接触式イン
ジケータを備えたものであるため、超音波センサーや、
光学式のセンサーに比べて、極めて精度の高い芯出しが
可能になる。
また、この自動芯出し装置においては、マーカーをイ
ンゴットの端面に対して極座標(r,θ)で位置決めする
ものであり、マーカーは、円筒状クランプの軸内で前進
させて前記プロットを行うように構成したので、該プロ
ットの際、高重量のインゴットを移動させる面倒な作業
が不要となり、また、予めインゴット端面に研磨中心を
プロットしておくため、インゴットの芯出し作業と位置
決め作業とを分離することができて、作業の効率化が図
れる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
先ず、自動芯出し装置の構成を第1図乃至第4図に基
づいて説明する。即ち、第1図は自動芯出し装置1の正
面図、第2図は同側面図、第3図は支持部14の側面図、
第4図は同装置1のマーキング部8の拡大断面図であ
り、第1図の左右方向にはベース2上に2本の支柱3,3
が立設されており、これら支柱3,3の上部間には支持バ
ー4が水平に架設されている。そして、この支持バー4
には、3つの接触式インジケータ5a,5b,5cが前記支持バ
ー4と直交する方向に進退することにより、位置調整自
在に支持されている。
又、第1図の左右方向には固定台6と移動台7とが設
けられており、これら固定台6と移動台7上には第4図
にその詳細を示す互いに対向する一対のマーキング部8,
8が設置されている。
上記移動台7は、第1図の左右方向(第2図の紙面垂
直方向)に敷設された2本のガイド9,9に摺動自在に嵌
合するスライダ10……によって移動自在に支持されてお
り、これにはシリンダ11が固設されており、該シリンダ
11から延出するロッド11aはジョイント12を介して固定
部材13に連結されている。
更に、ベース2上の前記固定台6と移動台7との間に
は2つの支持部14、14が前記ガイド9,9に沿って移動自
在に設置されている。各支持部14は、第3図に示すよう
2本のシャフト15,15に架設された固定ホルダ16と、該
固定ホルダ16の上下に配され、且つシャフト15,15に摺
動自在に挿通する上、下ホルダ17,18と、前記固定ホル
ダ16に固定されたシリンダ19を含んで構成され、シリン
ダ19から下方へ延出するロッド19aはジョイント20を介
して前記下ホルダ18に連結されている。尚、上、下ホル
ダ17,18の相対向する部位には、Vブロック状の爪17a、
18aが各々取り付けられている。
ここで、前記マーキング部8の詳細を第4図に基づい
て説明するに、固定部材21には、円筒状のクランプ軸22
がボールベアリング23と、アンギュラ玉軸受24を介して
回転自在に支承されており、該クランプ軸22の一端部に
はインゴットWを把持すべきリング状の摩擦部材25が固
着されており、同クランプ軸22の外周にはギヤ26が一体
に形成されている。
又、固定部材21の上部にはインゴットWを回転せしめ
るステッピングモータ27が固設されており、該ステッピ
ングモータ27から延出する出力軸27aの端部には前記ギ
ヤ26に噛合するギヤ28が結着されている。
一方、固定部材21上に第4図の紙面垂直方向に敷設さ
れたスライドガイド29にはホルダ30が移動自在に支持さ
れており、該ホルダ30にはマーク用ペン31がリニアブッ
シング32を介して第4図の左右方向に移動自在に挿通支
持されており、このマーク用ペン31の先部は前記クラン
プ軸22の中空部に臨んでいる。又、ホルダ30の上部には
マーク用エアシリンダ33が固設されており、該シリンダ
33から延出するロッド33aは連結部材34を介して前記マ
ーク用ペン31の端部に連結されている。尚、マーク用ペ
ン31の端部には衝撃吸収用のスプリング35が巻回されて
いる。
更に、上記ホルダ30には第4図の紙面垂直方向に長い
ボールネジ軸36が螺合挿通しており、該ボールネジ軸36
はステッピングモータ37によって回転駆動される。
ところで、第1図に示すように、ベース2上にはCRT
ディスプレイ38、CPU39及び操作パネル40が設置されて
いる。
次に、本自動芯出し装置1による芯出し作業を説明す
る。
先ず、芯出しすべきインゴットWを各支持部14の下ホ
ルダ18に取り付けられた爪18a上に水平に載置し、シリ
ンダ19を駆動して下ホルダ18を上動せしめれば、インゴ
ットWは上、、下ホルダ17,18の爪17a,18a間に挟持され
る。
その後、シリンダ10を駆動して移動台7をLMガイド9,
9に沿って第1図中、左動せしめれば、インゴットWの
両端面がマーキング部8,8のクランプ軸22,22によって支
持される。
上記状態において、インゴットWを回転させていけば
該インゴットWの断面形状が実測され、その計測データ
に基づいて研磨中心が算出されるが、その様子を第5図
のプロセスチャート及び第6図(a)〜(d)に示す説
明図に基づいて説明する。
前記のようにインゴットWの両端を両クランプ軸22,2
2にて支持した状態で、第6図(a)に示すように3つ
のインジケータ5a,5b,5cをインゴットWの外周面に当接
せしめ、ステッピングモータ27を駆動してこれの回転動
力をギヤ28、26を経てインゴットWに伝達し、インゴッ
トWを第6図(a)の矢印方向に1回転せしめて各イン
ジケータ5a,5b,5cの当接点における該インゴットWの断
面形状を実測する(第5図のステップ101)。すると、
第6図(b)に示すような各測定点におけるインゴット
Wの断面形状(断面A,B,C)が得られ、この断面形状は
第1図に示すCRTディスプレイ38上に表示される。
然る後、上記3断面A,B,Cが第6図(c)に示すよう
に合成され(第5図のステップ102)、クランプ軸22、2
2の支持によってインゴットWに傾きがある場合にはこ
の傾きが補正され(第5図のステップ103)、第1図に
示すCPU39によって最小断面形状が算出される(第5図
のステップ104、第6図(c)参照)。
その後、最小断面形状に内接する最大円(第6図
(d)に実線にて示す)の概略中心を公知の最小断面内
接求心法によって演算し(第5図のステップ105)、こ
の概略中心を基に詳細な中心を同手法によって演算し
(第5図のステップ106)、最終的に求められた中心が
即ち研磨中心O1となる。
上記研磨中心O1が求められると、これと回転中心Oと
の補正量ΔX,ΔY(第6図(d)参照)が演算され、こ
の補正量(直交座標上の補正量)ΔX,ΔYは次式によっ
て極座標上の値r,θに変換される(第5図のステップ10
7)。
r=ΔX2+ΔY2, 上記のように補正量r,θが求められ、両マーキング部
8,8を極座標(r,θ)で位置決めすることによって研磨
中心O1がインゴットWの両端面にマーキングされ(第5
図のステップ108,109)、一連の芯出し作業が終了する
(第5図のステップ110)が、これは次のようになされ
る。
即ち、ステッピングモータ27を駆動してインゴットW
を現位置から角度θだけ回動せしめた後、インゴットW
を静止せしめ、次にステッピングモータ37を駆動してボ
ールネジ軸36を回転せしめ、ホルダ30をマーク用ペン31
と共に距離rだけ移動せしめる。すると、マーク用ペン
31の先部は研磨中心O1に位置するため、マーク用エアシ
リンダ33を駆動してマーク用ペン31を第4図中、右動さ
せれば、このマーク用ペン31はインゴットWの端面に研
磨中心O1をプロットする。
斯くて、インゴットWの芯出し作業が、作業者の熟練
と勘に頼ることなく、正確、且つ能率的になされる。
尚、以上の実施例においては、研磨中心O1のプロット
にマーク用ペンを用いたがこれの代わりにレーザ光を用
いたレーザマーカー等を用いてもよい。
次に、本発明に係るセット装置50の構成を第7図及び
第8図に基づいて説明する。
第7図はセット装置50の正面図、第8図は同側面図で
あり、該セット装置50のベース51上には2本のガイド5
2、52が第7図の左右方向に敷設されており、該ガイド5
2、52にはチャック部53とアライメント部54が移動自在
に支持される。
上記チャック部53は2つのチャックハンド55,55を有
し、各チャックハンド55は上、下フィンガー56,57にて
構成され、下フィンガー57はシリンダ58によって上下動
せしめられる。
又、前記アライメント部54は、第9図に示すインゴッ
トWのθ、θ、Y、X方向の姿勢を調整する調整部
54a,54b,54c,54dを有している。
ところで、前記自動芯出し装置1によって芯出しされ
たインゴットWは、図示のようにチャック部53にてチャ
ッキングされて水平に支持されるが、該インゴットWの
左右側方には反射ミラー59、59が設置されており、これ
ら反射ミラー59、59の上方にはTVカメラ(A),(B)
が設置され、TVカメラ(A),(B)は受像機であるモ
ニター(A),(B)(第10図参照)に接続されてい
る。尚、第10図は当該セット装置50の模式的構成図であ
る。
而して、第7図に実線にて示す状態において、インゴ
ットWの両端面に付された研磨中心O1,O1′の像は反射
ミラー59、59を経てTVカメラ(A),(B)にてキャッ
チされ、これらの像はモニター(A),(B)上に表示
される。
いま、アライメント前の研磨中心O1,O1′がモニター
(A),(B)上で第11図(a)にて示す位置にあった
とすれば、インゴットWはアライメント54の調整部54a
にて先ずθ方向の調整を受け、その位置が第11図
(b)に示すように移動する。次に、インゴットWは調
整部54d,54b,54cにて順次X,θ2,Y方向の調整を受け、そ
の研磨中心O1,O1′の位置が第11図(c),(d),
(e)と変化し、最終的にはこの研磨中心O1,O1′は第
7図に示す円筒研磨盤60の回転中心に一致せしめられ
る。
上記のようにしてアライメントが終了すると、チャッ
ク部53とアライメント部54がガイド52,52に沿って第7
図中、鎖線にて示すように左方へ移動され、チャック部
53にチャッキングされたインゴットWは円筒研磨盤60ま
で搬送され、その研磨中心O1,O1′が円筒研磨盤60の回
転中心に一致せしめられた状態で円筒研磨盤60にセット
される。
その後、円筒研磨盤60にてインゴットWの外周を研磨
すれば、該インゴットWの最終仕上がり直径は計算通り
の寸法(円筒研磨が可能な最大直径)に一致し、従来と
は異なりこの最終仕上がり直径を予め知ることができ
る。
(発明の効果) 以上の説明で明らかな如く本発明によれば、インゴッ
トの研磨中心が、接触式インジケータにより得られた該
インゴットの断面計測データを基に解析的に求められ、
セット装置によってこの研磨中心と円筒研磨盤の回転中
心とが一致するようにしてインゴットが円筒研磨盤にセ
ットされるため、作業者の熟練と勘に頼ることなく正
確、且つ能率的にインゴットの芯出し及びセット作業を
行なうことができるというまた、請求項1の、自動芯出
し装置においては、複数の接触式インジケータを、回転
するインゴットの外周面に当接させることによりインゴ
ットの研磨中心を求めるものであるため、超音波センサ
ーや、光学式のセンサーに比べて、極めて精度の高い芯
出しが可能になる。
更に、請求項1の自動芯出し装置においては、マーカ
ーをr方向、およびθ方向にそれぞれステッピングモー
タで移動させることにより、インゴットの端面に対して
極座標(r,θ)で位置決めするものであり、マーカー
は、筒状クランプの軸内で前進させて研磨中心のプロッ
トを行うように構成したので、該プロットの際、高重量
のインゴットを移動させる面倒な作業が不要となり、ま
た、予めインゴット端面に研磨中心をプロットしておく
ため、インゴットの芯出し作業と位置決め作業とを分離
することができ、作業の効率化が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動芯出し装置の正面図、第2図
は同側面図、第3図は支持部の側面図、第4図は同装置
のマーキング部の拡大断面図、第5図は芯出し装置の手
順を示すプロセスチャート、第6図(a)〜(d)は芯
出し原理の説明図、第7図はセット装置の正面図、第8
図は同側面図、第9図はインゴットのアライメントにお
ける調整方向を示す斜視図、第10図はセット装置の模式
的構成図、第11図(a)〜(e)はモニターの表示画面
を示す図である。 1……自動芯出し装置、5a,5b,5c……インジケータ(計
測部)、8……マーキング部、14……支持部、39……CP
U(演算部)、50……セット装置、53……チャック部、5
4……アライメント部、60……円筒研磨盤、W……イン
ゴット。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インゴットを支持する支持部と、該支持部
    に支持されたインゴットの軸方向複数箇所における断面
    形状を計測する計測部と、該計測部にて計測されたイン
    ゴットの断面形状に基づいて研磨中心を算出する演算部
    と、該演算部にて算出された研磨中心をインゴットの両
    端面にマーキングするマーキング部を含んで構成され、
    前記支持部は、インゴットの両端面を挟持する一対の対
    向クランプを備え、前記計測部は、前記対向クランプの
    対向方向に沿って並列に設けられ、かつ前記対向クラン
    プの対向方向と直交する方向に進退可能な接触式のイン
    ジケータと、前記クランプの回転により、前記支持され
    たインゴットをその軸の回りに一回転させるステッピン
    グモータを備え、前記演算部は、前記インジケータによ
    り得られた複数のインゴット断面形状を合成し、該イン
    ゴットの最小断面形状を算出するとともに、該最小断面
    形状に内接する最大円の中心、すなわち前記研磨中心を
    最小断面内接求心法によって算出するものであり、前記
    マーキング部は、前記支持部を構成する筒状のクランプ
    軸内に先部が臨むように支持されたマーカーと、該マー
    カーをインゴットの軸方向に移動せしめる移動手段と、
    同マーカーをインゴットの軸直角方向に移動せしめるス
    テッピングモータとを含んで構成されることを特徴とす
    るインゴットの自動芯出し装置。
  2. 【請求項2】前記マーキング部のマーカーがマーク用ペ
    ンであり、該マーク用ペンをインゴットの軸方向に移動
    せしめる移動手段がエアシリンダである請求項1記載の
    インゴットの自動芯出し装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の自動芯出し装置に
    よって研磨中心をマーキングされたインゴットをチャッ
    キングするチャック部と、該チャック部にてチャッキン
    グされたインゴットにマーキングされた研磨中心をモニ
    タリングするモニター部と、該モニター部にてモニタリ
    ングされた研磨中心を円筒研磨盤の回転中心に一致せし
    めるアライメント部と、アライメント終了後のインゴッ
    トを円筒研磨盤まで搬送する搬送部を含んで構成される
    インゴットのセット装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の自動芯出し装置、
    請求項3記載のセット装置及び円筒研磨盤を含んで構成
    される自動円筒研磨装置。
JP63282558A 1988-09-16 1988-11-10 インゴットの自動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置 Expired - Lifetime JP2613455B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63282558A JP2613455B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 インゴットの自動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置
US07/407,482 US5007204A (en) 1988-09-16 1989-09-14 Apparatus for shaping ingots into right circular cylindrical form
DE68924895T DE68924895T2 (de) 1988-09-16 1989-09-15 Vorrichtung zur Formung von Stangen in gerader kreisförmiger Zylinderform.
EP89309426A EP0359591B1 (en) 1988-09-16 1989-09-15 Apparatus for shaping ingots into right circular cylindrical form

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63282558A JP2613455B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 インゴットの自動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02129505A JPH02129505A (ja) 1990-05-17
JP2613455B2 true JP2613455B2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=17654040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63282558A Expired - Lifetime JP2613455B2 (ja) 1988-09-16 1988-11-10 インゴットの自動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2613455B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4552101B2 (ja) * 2001-07-02 2010-09-29 株式会社東京精密 表面形状測定機のワーク位置決め方法及び装置
JP6154354B2 (ja) * 2014-05-09 2017-06-28 株式会社Bbs金明 ワークの加工装置
CN111203770B (zh) * 2020-01-17 2021-08-17 芜湖职业技术学院 一种建筑装饰板整形装置
CN116494110B (zh) * 2023-06-28 2023-09-08 江苏荣豫鑫新材料有限公司 一种石墨棒材无尘磨削设备

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5766909A (en) * 1980-10-11 1982-04-23 Taihei Seisakusho Kk Method of centering material wood
JPS5872005A (ja) * 1981-10-27 1983-04-28 Hashimoto Denki Co Ltd 原木の自動芯出し機に於ける中心位置計測制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02129505A (ja) 1990-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02131849A (ja) 円筒研磨装置
JP3778707B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
JP3730409B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
EP1938923B1 (en) Method of grinding eyeglass lens, and eyeglass lens grinding apparatus
JP3730410B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
EP0359591B1 (en) Apparatus for shaping ingots into right circular cylindrical form
JP3215193B2 (ja) 回転工具の刃部形状測定方法及びその装置
JP2613455B2 (ja) インゴットの自動芯出し・セット装置及び自動円筒研磨装置
JP2008036806A (ja) 溝加工装置およびその加工位置補正方法
JP2009262241A (ja) 位置合わせ方法および位置合わせ支援装置ならびに位置合わせ支援プログラム
JP2001225193A (ja) 丸パイプへの円筒状裏当金部材の溶接方法及び溶接装置
JP2002164311A (ja) インゴットのオリエンテーションフラット加工方法及びオリエンテーションフラット加工装置
JPH079332A (ja) 円筒研削盤およびその円筒研削盤による研削加工方法
JPH0936203A (ja) 移動体装置及びその制御方法
JP5305193B2 (ja) V溝形状測定方法および装置
JPH09192979A (ja) 3次元加工装置およびその方法
JPH07241918A (ja) フレネルレンズ切削用刃物台
JPH11151636A (ja) 自動芯出し装置及びその方法
JPS63295152A (ja) 旋盤の工具芯出し装置
JP6781282B2 (ja) 作業ヘッドユニット、実装装置及び作業ヘッドユニットの制御方法
JP2729788B2 (ja) 玉摺機
JPH08243898A (ja) 眼鏡枠測定装置およびこれを有する眼鏡レンズ研削装置
JP2896843B2 (ja) 段付砥石の精度測定方法及び装置
JP2820250B2 (ja) 眼鏡レンズ研削加工機
JPH0466286B2 (ja)