JPH0582518A - コンタクト形成方法 - Google Patents

コンタクト形成方法

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JPH0582518A
JPH0582518A JP27201491A JP27201491A JPH0582518A JP H0582518 A JPH0582518 A JP H0582518A JP 27201491 A JP27201491 A JP 27201491A JP 27201491 A JP27201491 A JP 27201491A JP H0582518 A JPH0582518 A JP H0582518A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上層の配線層とコンタクトの接続状態を良好
にし、かつ微細なパターンルールも実現可能とするコン
タクトの形成方法を提供する。 【構成】 絶縁層に開口部を形成してコンタクトホール
を形成し、そのコンタクトホールに導電性材料を埋め込
むコンタクト形成方法において、開口12の周囲を形成
する絶縁層の一部を加熱流動性を示す第1の絶縁層で形
成すると共に残部を第1の絶縁層よりも加熱流動性の低
い第2の絶縁層で形成し、加熱により第1の絶縁層のみ
を実質的に流動化させ、その部分にテーパーを付けたコ
ンタクトホールを形成し、このコンタクトホールに導電
性材料を埋め込む。この場合、第1の絶縁層としては、
加熱流動性を示す第1の絶縁材料からなる層8で構成
し、第2の絶縁層としては、第1の絶縁材料からなる層
8上にそれよりも加熱流動性の低い第2の絶縁材料から
なる層9を積層したものから構成することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の 利用分野】この発明は、多層構造体におい
て、層間絶縁層により隔てられた上層の配線層と下層の
配線層とを接続するコンタクトの形成方法に関する。更
に詳しくは、この発明は、微細なデザインルールに適用
でき、かつ上層と下層の配線層間を電気的に安定に接続
するコンタクトの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ULSIにおいては、その微細化、高集
積化に伴い、複数の配線層を層間絶縁層を挟んで積層す
る多層配線構造が用いられるようになっている。この場
合、上層の配線層と下層の配線層との接続は、従来よ
り、層間絶縁層に開口(コンタクトホール)を形成し、
そのコンタクトホールを介して上層の配線層を下層の配
線層と連接させることによりなされていた。例えば、回
路素子のメモリーとして、電界効果トランジスタ(FE
T)を配列させた回路層を有する多層配線構造のULS
Iにおいては、FETの各電極ないしは配線を下層の第
1の配線層とし、この上に層間絶縁層を形成し、その層
間絶縁層にコンタクトホールを形成後、層間絶縁層上に
第2の配線層を形成する。その際、第2の配線層を層間
絶縁層に形成したコンタクトホールに入り込ませてコン
タクトを形成し、上層の第2の配線層と下層の第1の配
線層とを電気的および機械的に接続する。
【0003】ところで、このような層間絶縁層として
は、これを挟む上下の配線層間で十分な絶縁性および耐
圧性を得るために、相当程度の厚さが必要とされる。こ
のため、層間絶縁層に形成するコンタクトホールも相当
程度深いものとすることが余儀無くされる。また、層間
絶縁層に形成するコンタクトホールとしては、ULSI
の集積密度の向上および大規模集積化の進展に伴い、そ
の開口径を縮小化することが必要とされるようになって
いる。
【0004】一方、上層の第2の配線層は一般にアルミ
ニウムのスパッタリング等により形成されるが、アルミ
ニウムはコンタクトホールのカバレッジが良好でない。
このため、上述のように開口径が小さくかつ相当の深さ
を有するコンタクトホール、即ち、高アスペクト比のコ
ンタクトホールに第2の配線層としてアルミニウムをカ
バレッジよく入り込ませることは非常に難しくなる。し
たがって、上層の第2の配線層を下層の第1の配線層と
電気的および機械的に良好に接続させることが困難とな
り、第1の配線層と第2の配線層との接続部に接触不良
が生じたり、段切れが生じたりして両層間の抵抗が大き
くなり、製品の信頼性が低下することが問題となった。
【0005】そこで、近年ではコンタクトホール内を第
2の配線層を入り込ませることなく、第2の配線層の形
成に先立って、コンタクトホール内にCVD法(化学的
気相成長法)でタングステンを埋め込み、それによりコ
ンタクトを形成するという方法も採られるようになって
いる。例えば、Si基板中に形成した半導体素子の拡散
層とその上方に層間絶縁層を介して形成した配線層とを
接続するコンタクトの形成方法としては、図4の(a)
に示したように、まず拡散層1が形成されたSi基板2
上に絶縁層3を形成し、その絶縁層3にコンタクトホー
ル4を形成する。次に、同図の(b)に示したようにC
VD法により絶縁層3上に全面的にタングステン層5を
形成してコンタクトホール4を埋め込み、同図の(c)
に示したようにエッチバックしてコンタクトホール4内
のタングステン層5を残し、同図の(d)に示したよう
に上層の配線層6を形成する。
【0006】また、このようにコンタクトホール内にタ
ングステンを埋め込むことによりコンタクトを形成する
方法において、上層の配線層とコンタクトホール内のタ
ングステンとの電気的および機械的接続を確実なものと
し、接触抵抗も小さくするために、層間絶縁層にコンタ
クトホールを形成するときにすることによりテパーエッ
チングを施して上部の開口面積を一様に広げたコンタク
トホールを形成し、それにより図5に示したように配線
層6とコンタクトホール4内のタングステン5との接触
面積を拡大することもなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示したように上層の配線層6とコンタクトホール4内の
タングステン5との接触面積を拡大すると、上層の配線
層の配線ピッチを広くしなければならなくなり、微細な
デザインルールに形成することができなくなるという問
題があった。すなわち、コンタクトホールの形成時にテ
ーパーエッチングすることなくコンタクトを形成する
と、図6の(a)に示したように上層の配線7を微細な
ピッチで形成することができるが、配線7とコンタクト
との接続の信頼性が低下し、一方、上層の配線とコンタ
クトの接続状態を良好にするためにコンタクトホールの
形成時にテーパーエッチングをしてコンタクトを形成す
ると、図6の(b)に示したように配線7を幅広く形成
しなくてはならなくなり、微細なデザインルールを実現
できなくなる。
【0008】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものであり、上層の配線層とコンタクトの接
続状態を良好にし、かつ微細なパターンルールも実現可
能とするコンタクトの形成方法を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上記の目
的を実現するためには、上層の配線層とコンタクトの接
触面積を拡大するに際して、従来のようにコンタクトホ
ールの上部の開口面積を一様に拡大することなく、微細
な配線パターンに影響を及ぼさない領域にのみ開口面積
を拡大すればよいこと、およびそのためにはコンタクト
ホールの形成時に従来のようなテーパーエッチングを施
すことなく、開口部の周囲を加熱流動性の異なる2種の
絶縁層で形成し、加熱により加熱流動性の高い方の絶縁
層のみを実質的に流動化させてテーパーを付けること
が、容易にコンタクトホールの開口面積を所定の領域に
のみ拡大できるので有効であることを見出だし、この発
明を完成させるに至った。
【0010】すなわち、この発明は、絶縁層に開口部を
形成するコンタクトホール形成方法において、開口部の
周囲を形成する絶縁層の一部を加熱流動性を示す第1の
絶縁層で形成すると共に残部を第1の絶縁層よりも加熱
流動性の低い第2の絶縁層で形成し、加熱により第1の
絶縁層のみを実質的に流動化させ、開口部の周囲の第1
の絶縁層で形成される部分にテーパー付けすることを特
徴とするコンタクトホール形成方法を提供する。この場
合、第2の絶縁層としては、第1の絶縁層を構成する第
1の絶縁材料からなる層上にその第1の絶縁材料よりも
加熱流動性の低い第2の絶縁材料からなる層を積層した
ものとすることが、容易に開口部の周囲を加熱流動性の
異なる2種の絶縁層で形成できるので好ましい。
【0011】また、この発明は、このようにして形成し
たコンタクトホールに導電性材料を埋め込むことを特徴
とするコンタクト形成方法を提供する。
【0012】以下、図面に基づいてこの発明を詳細に説
明する。なお、各図中、同一符号は同一または同等の構
成要素を表している。
【0013】図1は、Si基板中に形成した半導体素子
の拡散層とその上に絶縁層を介して形成した配線層とを
接続するコンタクトをこの発明の方法により形成する場
合の工程説明図である。同図(a)の断面図に示したよ
うに、この方法においては、まず拡散層1を有するSi
基板2上に加熱流動性を示す第1の絶縁材料からなる絶
縁層8を形成し、その上にこの第1の絶縁材料よりも加
熱流動性の低い第2の絶縁材料からなる絶縁層9を形成
し、さらにその上にフォトレジスト10を塗布し、露
光、現像処理を行って拡散層1の上方に開口11を形成
する。
【0014】次に、開口11を形成したフォトレジスト
10をエッチングストッパーとして、絶縁層8および絶
縁層9を反応性イオンエッチング(RIE)法等により
開口12を形成し、その後、同図(b)の断面図に示し
たようにフォトレジスト10を除去する。なお、開口1
2の開口面の形状は、必要に応じて矩形、円形など種々
の形状とすることができる。
【0015】次に、形成しようとするコンタクトの形状
に応じて、加熱流動性の低い絶縁層9を除去する。例え
ば、同図(c)の平面図に示したように、後に上層の配
線層に形成する配線7の長手方向(斜線部分)に添って
加熱流動性の低い絶縁層9を除去して絶縁層8を露出さ
せ、これにより開口12の周囲を絶縁層8の単層と、絶
縁層8と絶縁層9との積層体とで囲うようにする。な
お、このような絶縁層9の除去は、絶縁層8および絶縁
層9に開口12を形成する場合と同様に、フォトレジス
トを用いた反応性イオンエッチング法等により行うこと
ができる。
【0016】次に、絶縁層8は流動化するが絶縁層9は
流動化しない程度に加熱して、開口12を囲う絶縁層の
うち絶縁層8の単層で形成されている部分、すなわち絶
縁層8が露出している部分のみを実質的に流動化させ、
その部分にテーパーを付け、同図(d2)の断面図に示
したように上層の配線の長手方向に添った開口断面は拡
大しているが、同図(d1)の断面図に示したように上
層の配線の幅方向に添った開口断面は拡大していないコ
ンタクトホール13を形成する。
【0017】その後、コンタクトホール13内も含めて
絶縁層8および絶縁層9上の全面に常法によりタンスグ
テン層5を形成し、エッチバックして同図(e)の断面
図に示したようにコンタクトホール13内にのみタンス
グテン層5を残し、この発明のコンタクト14を形成す
る。そして、この上に上層の配線層を形成し、その配線
層を常法によりパターニングして配線7を形成する。
【0018】こうして得られた多層構造体は,同図(f
2)の断面図に示すように、配線7の長手方向には配線
7とコンタクト14のタンスグテン層5との接触面積が
拡大したものとなるが、同図(f2)の断面図に示すよ
うに配線7の幅方向には配線7とタンスグテン層5との
接触面積は当初に形成した開口12の断面積と変わらな
いものとなる。従って、このコンタクト14によれば、
図3に示したように、配線7のピッチを微細にしつつ、
その配線7とコンタクト14との接触面積も拡大できる
ので良好な接続状態を確実に得ることが可能となる。
【0019】このようなこの発明のコンタクト形成方法
は、上記のようにSi基板中に形成した拡散層とその上
方に形成した配線層とを接続するコンタクトの形成だけ
でなく、複数の配線層からなる多層配線構造体におい
て、第1の配線層と第2の配線層とを接続するコンタク
トの形成にも好適に適用することができる。
【0020】図2は、このようなコンタクトの形成工程
の説明図である。すなわち、同図のコンタクトの形成に
際しては、まず図2(a1)の断面図および同図(a
2)の平面図に示すように、基板15上に、所定のパタ
ーンを有する第1の配線層16を形成する。なお、この
ような基板15としては、例えば、FET等を有するメ
モリーセル等が形成された半導体素子のように、SiO
等の表面絶縁層を有する半導体素子を形成した基板と
することができる。
【0021】次に前述の図1と同様にして、層間絶縁層
として、第1の配線層16を覆うように加熱流動性を示
す絶縁層8およびこの絶縁層8よりも加熱流動性の低い
絶縁層9を形成し、さらにその上にフォトレジスト10
を形成し、このフォトレジスト10の配線層16上に位
置する部分に開口11を形成する。
【0022】そして、開口11を形成したフォトレジス
ト10をエッチングストッパーとして絶縁層8および絶
縁層9をエッチングすることにより、絶縁層8および絶
縁層9に開口12を形成し、さらに同図(b)の断面図
に示すようにフォトレジスト10を除去する。
【0023】次いで、同図(c)の平面図に示すよう
に、後に上層の配線層に形成する配線7の長手方向(斜
線部分)に添って加熱流動性の低い絶縁層9を除去して
絶縁層8を露出させる。
【0024】その後、加熱処理して絶縁層8を露出させ
た部分にテーパーを付け、コンタクトホールを形成す
る。そしてこのコンタクトホールにタングステンを埋め
込み、コンタクトを形成する。次いで、その上に上層の
配線層6を形成し、その配線層6をパターニングして配
線7を形成する。
【0025】こうして得られた多層配線構造体も,同図
(d1)の断面図に示すように、配線7の長手方向には
配線7とタングステン層5との接触面積が拡大したもの
となるが、同図(d2)の断面図に示すように配線7の
幅方向には配線7とタングステン層5との接触面積は当
初に形成した開口12の断面積と変わらないものとな
る。
【0026】以上のようなこの発明のコンタクトホール
およびコンタクトの形成方法において、加熱流動性を示
す第1の絶縁材料としては、不純物として硼素とリンを
含有した二酸化ケイ素(BPSG)、リンを含有した二
酸化ケイ素(PSG)、硼素を含有した二酸化ケイ素
(BSG)、ヒ素を含有した二酸化ケイ素(AsS
G)、硼素、リンおよびヒ素を含有した二酸化ケイ素、
二酸化鉛を含有した二酸化ケイ素等を使用することがで
き、特に、汎用性の点からリン、硼素およびヒ素の少く
とも1つを含有する二酸化ケイ素を使用することが好ま
しい。
【0027】また、第1の絶縁材料よりも加熱流動性の
低い第2の絶縁材料としては、不純物として少くとも硼
素、リンあるいはヒ素を含有する二酸化ケイ素であっ
て、第1の絶縁材料よりもそれら不純物の濃度が低いも
の、二酸化ケイ素(NSG)、窒化シリコン(Si
、P−SiN)、ポリシリコン(PolySi)等を
使用することができ、特に、絶縁性の点から二酸化ケイ
素又は窒化シリコンを使用することが好ましい。
【0028】なお、これらの絶縁材料から形成する絶縁
層の形成方法については特に制限はなく、種々の方法で
形成することができる。
【0029】また、上述の図1および図2に示した例で
は、開口12の周囲の所定部分が加熱流動性を示す絶縁
層8で形成されており、開口12の周囲の残部が絶縁層
8と絶縁層8よりも加熱流動性の低い絶縁層9との積層
体で形成されているという構造を得るために、まず絶縁
層8の全面に絶縁層9を積層し、次いで開口12を形成
し、その後絶縁層9を部分的に除去するという工程にし
たがったが、開口12の周囲の所定部分が絶縁層8で形
成され、残部が絶縁層8と絶縁層9との積層体で形成さ
れるかぎり必ずしも上述のような工程によらなくともよ
い。
【0030】また、この発明のコンタクト形成方法にお
いて、コンタクトホールに埋め込む導電性材料として
は、上述のタングステンの他に、例えば、Mo、Cu、
PolySiおよびWSi、MoSi等のシリサイド化
合物を使用することができる。
【0031】この発明のコンタクトで接続する上層ある
いは下層の配線層としても、これらのコンタクトを形成
する導電性材料を使用することができ、あるいはこれら
に加えて、Al、Al−Si、Al−Si−Cu、T
i、TiON等の所謂バリアメタルを積層したバリアメ
タル構造とすることもできる。
【0032】
【作用】この発明のコンタクトホール形成方法において
は、開口部の周囲を形成する絶縁層のうち所定部分を加
熱流動性を示す第1の絶縁層で形成すると共に残部を第
1の絶縁層よりも加熱流動性の低い第2の絶縁層で形成
し、加熱により第1の絶縁層のみを実質的に流動化させ
るので、開口部の周囲のうち第1の絶縁層で形成した部
分のみにテーパーを付けることが可能となり、その部分
で開口部を拡大させたコンタクトホールを形成すること
が可能となる。
【0033】このようにコンタクトホールを形成するに
際して、特に、第2の絶縁層を、第1の絶縁層を構成す
る第1の絶縁材料からなる層上にその第1の絶縁材料よ
りも加熱流動性の低い第2の絶縁材料からなる層を積層
したものとすると、容易に開口部の周囲を加熱流動性の
異なる2種の絶縁層で形成できるので好ましい。
【0034】また、この発明のコンタクト形成方法にお
いては、このようなコンタクトホールに導電性材料を埋
め込むことによりコンタクトを形成するので、コンタク
トと上層の配線層との接触面積を、開口部の周囲のうち
第1の絶縁層で形成した部分に拡大させることが可能と
なる。
【0035】したがって、コンタクトホールの形成に際
して、開口部を囲う絶縁層のうち第1の絶縁層で形成す
る部分を適宜定め、コンタクトと上層の配線層との接触
面積を拡大させる部分を、コンタクトの形成が上層の配
線層の配線ピッチに影響を及ぼさない領域に設定するこ
とにより、微細なピッチの配線に対してもそのピッチを
維持しつつ配線とコンタクトとの接触面積を拡大させる
ことができ、配線とコンタクトとを信頼性高く接続する
ことが可能となる。
【0036】
【実施例】以下、実施例によりこの発明を具体的に説明
する。
【0037】図1に示したように、Si基板中に形成し
た半導体素子の拡散層とその上層の配線層とを接続する
コンタクトを形成した。この場合、加熱流動性を示す絶
縁層8としては、硼素とリンを含有した二酸化ケイ素
(BPSG)からなる絶縁膜を6000オングストロー
ム形成し、絶縁層8よりも加熱流動性の低い絶縁層9と
しては、不純物を含有しない二酸化ケイ素からなる絶縁
膜を500オングストローム形成した。そして、絶縁層
8および絶縁層9の積層体上に常法によりフォトレジス
ト10を形成し、そのフォトレジスト10をパターニン
グして開口11を形成した後、RIE装置(O/CH
=8/75sccm、50mtorr、1000
W)にて異方性エッチングすることにより絶縁層8およ
び絶縁層9に開口12を形成した。次いで開口12の周
囲の絶縁層9を部分的に除去した後、N雰囲気で90
0℃、30分間熱処理した。この熱処理により、絶縁層
9を除去して表面が絶縁層8となった部分は流動性を示
し、その部分の開口12はテーパー付けされたが、表面
が絶縁層9となっている部分はほとんど流動性を示さな
かった。こうして、この発明のコンタクトホールを形成
した。
【0038】次に、所謂ブランケットWCVD法により
全面にW層5を形成し、エッチバックし、コンタクトホ
ール内にのみW層5を残し、この発明のコンタクト14
を形成した。その後、上層の配線層としてAl層を形成
し、フォトリソグラフィにより配線7を形成した。
【0039】その結果、配線7とコンタクト14とは、
配線7の幅方向には配線7と同一幅で接触していたが、
配線7の長手方向には広く接触しており、両者の電気的
接続状態は良好であった。
【0040】
【発明の効果】この発明のコンタクト形成方法によれ
ば、上層の配線層を微細なデザインルールで形成する場
合でも、その配線層とコンタクトの接続状態を良好にす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコンタクト形成方法の工程説明図で
ある。
【図2】この発明の他のコンタクト形成方法の工程説明
図である。
【図3】この発明の方法によりコンタクトを形成した多
層構造体の平面図である。
【図4】従来のコンタクト形成方法の工程説明図であ
る。
【図5】従来の方法により形成したコンタクトの断面図
である。
【図6】従来の方法によりコンタクトを形成した多層構
造体の平面図である。
【符号の説明】
1 拡散層 2 Si基板 3 絶縁層 4 開口 5 タングステン層 6 配線層 7 配線 8 加熱流動性を示す絶縁層 9 絶縁層8よりも加熱流動性の低い絶縁層 10 フォトレジスト 11 開口 12 開口 13 コンタクトホール 14 コンタクト 15 基板 16 配線層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層に開口部を形成するコンタクトホ
    ール形成方法において、開口部の周囲を形成する絶縁層
    の一部を加熱流動性を示す第1の絶縁層で形成すると共
    に残部を第1の絶縁層よりも加熱流動性の低い第2の絶
    縁層で形成し、加熱により第1の絶縁層のみを実質的に
    流動化させ、開口部の周囲の第1の絶縁層で形成される
    部分にテーパー付けすることを特徴とするコンタクトホ
    ール形成方法。
  2. 【請求項2】 第2の絶縁層が、第1の絶縁層を構成す
    る第1の絶縁材料からなる層上にその第1の絶縁材料よ
    りも加熱流動性の低い第2の絶縁材料からなる層を積層
    したものである請求項1記載のコンタクトホール形成方
    法。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁材料が、不純物として、リ
    ン、硼素およびヒ素の少くとも1つを含有する二酸化ケ
    イ素であり、第2の絶縁材料が、第1の絶縁材料よりも
    不純物濃度の低い二酸化ケイ素である請求項2記載のコ
    ンタクトホール形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法により形成したコン
    タクトホールに導電性材料を埋め込むことを特徴とする
    コンタクト形成方法。
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