JPH058230A - プラスチツクレンズの製造法 - Google Patents
プラスチツクレンズの製造法Info
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- JPH058230A JPH058230A JP839691A JP839691A JPH058230A JP H058230 A JPH058230 A JP H058230A JP 839691 A JP839691 A JP 839691A JP 839691 A JP839691 A JP 839691A JP H058230 A JPH058230 A JP H058230A
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- lens
- gasket
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 活性エネルギー照射による注型重合による、
光学歪のないプラスチックレンズの製造。 【構成】 注型重合用モールドのガスケットとして、物
性を特定したエチレン共重合体を使用する。 【効果】 光学歪のないプラスチックレンズが得られ
る。
光学歪のないプラスチックレンズの製造。 【構成】 注型重合用モールドのガスケットとして、物
性を特定したエチレン共重合体を使用する。 【効果】 光学歪のないプラスチックレンズが得られ
る。
Description
【0001】〔発明の背景〕
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックレンズの
製造法に関するものである。更に詳しくは本発明は、光
重合性単量体の活性エネルギー線照射による注型重合に
よるプラスチックレンズの製造法に関するものである。
製造法に関するものである。更に詳しくは本発明は、光
重合性単量体の活性エネルギー線照射による注型重合に
よるプラスチックレンズの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズは、軽量で染色性に
優れ、衝撃に対する安全性が高いことから、無機光学ガ
ラスレンズの代替品として広く用いられている。
優れ、衝撃に対する安全性が高いことから、無機光学ガ
ラスレンズの代替品として広く用いられている。
【0003】このようなプラスチックレンズは、所謂注
型重合によって製造される。すなわち、液状単量体、た
とえばジエチレングリコールビスアリルカーボネートな
どを、樹脂製ガスケットと2枚のガラス板とで組立てた
レンズ成形用型、すなわちモールド、の中に注入し、こ
のモールドに注入された液状単量体を加熱炉中で重合さ
せることからなる方法で製造される。モールドのキャビ
ティーをレンズの輪郭をなすようにしておけば、事実上
重合直後にレンズを得ることができる。
型重合によって製造される。すなわち、液状単量体、た
とえばジエチレングリコールビスアリルカーボネートな
どを、樹脂製ガスケットと2枚のガラス板とで組立てた
レンズ成形用型、すなわちモールド、の中に注入し、こ
のモールドに注入された液状単量体を加熱炉中で重合さ
せることからなる方法で製造される。モールドのキャビ
ティーをレンズの輪郭をなすようにしておけば、事実上
重合直後にレンズを得ることができる。
【0004】このようなプラスチックレンズの製造の際
に用いられる樹脂製ガスケットとして、従来一般にエチ
レン/酢酸ビニル共重合体、あるいはエチレン/エチル
アクリレート共重合体から成るガスケットが用いられて
いたが、この様なガスケットは必ずしも満足すべきもの
ではなかった。すなわち、従来のモールドによってプラ
スチックレンズを製造した場合には、プラスチックレン
ズの取出しあるいはモールドの脱着の際の不良品比率が
高く、また、上記の様なガスケットは耐熱性が低いた
め、100〜140℃という高温での熱重合によって製
造される高屈折率プラスチックレンズの製造には用いる
ことができないという問題があるからである。
に用いられる樹脂製ガスケットとして、従来一般にエチ
レン/酢酸ビニル共重合体、あるいはエチレン/エチル
アクリレート共重合体から成るガスケットが用いられて
いたが、この様なガスケットは必ずしも満足すべきもの
ではなかった。すなわち、従来のモールドによってプラ
スチックレンズを製造した場合には、プラスチックレン
ズの取出しあるいはモールドの脱着の際の不良品比率が
高く、また、上記の様なガスケットは耐熱性が低いた
め、100〜140℃という高温での熱重合によって製
造される高屈折率プラスチックレンズの製造には用いる
ことができないという問題があるからである。
【0005】その対策として、特開平1−299010
号公報、特開平2−196639号公報等には、ポリオ
レフィン成分とゴム成分とから構成される熱可塑性エラ
ストマーや、熱可塑性エラストマーとオレフィン重合体
との混合物をガスケット用素材とする提案がなされてい
る。しかしながら、これ等のガスケット用素材は、樹脂
を製造するのに数多くの工程が必要であるため高価格と
なってしまうので、一般に「使いすて」となるレンズ製
造用ガスケット材としては経済的ではない。
号公報、特開平2−196639号公報等には、ポリオ
レフィン成分とゴム成分とから構成される熱可塑性エラ
ストマーや、熱可塑性エラストマーとオレフィン重合体
との混合物をガスケット用素材とする提案がなされてい
る。しかしながら、これ等のガスケット用素材は、樹脂
を製造するのに数多くの工程が必要であるため高価格と
なってしまうので、一般に「使いすて」となるレンズ製
造用ガスケット材としては経済的ではない。
【0006】一方、前記のような熱重合法とは異なる方
法、即ち、光重合性単量体に高圧水銀ランプやメタルハ
ライドランプ等からの活性エネルギー線を照射すること
により重合を行なわせてプラスチックレンズを製造する
方法が提案されている(特開昭61−194401号、
特開昭63−207632号公報等)。これ等の方法に
よれば、活性エネルギー線による重合に個有の属性とし
て、熱重合の場合に比べて短時間ないし低温で重合を完
結させることができるので、熱重合の際に認められた前
記の問題は解決されている。
法、即ち、光重合性単量体に高圧水銀ランプやメタルハ
ライドランプ等からの活性エネルギー線を照射すること
により重合を行なわせてプラスチックレンズを製造する
方法が提案されている(特開昭61−194401号、
特開昭63−207632号公報等)。これ等の方法に
よれば、活性エネルギー線による重合に個有の属性とし
て、熱重合の場合に比べて短時間ないし低温で重合を完
結させることができるので、熱重合の際に認められた前
記の問題は解決されている。
【0007】しかしながら、この方法にも個有の問題点
が伴なう。製造されるプラスチックレンズの不良品比率
が高いということである。すなわち、活性エネルギー線
照射による注型重合によって得られるレンズには光学歪
が発生していることが時として認められ、場合によって
はレンズ表面に不規則な模様が発生していることがある
からである。光学歪発生の問題は、注型重合によってレ
ンズ材料すなわち板状または塊状の重合体をつくって、
それからレンズを製造する場合にも、無視することはで
きない。
が伴なう。製造されるプラスチックレンズの不良品比率
が高いということである。すなわち、活性エネルギー線
照射による注型重合によって得られるレンズには光学歪
が発生していることが時として認められ、場合によって
はレンズ表面に不規則な模様が発生していることがある
からである。光学歪発生の問題は、注型重合によってレ
ンズ材料すなわち板状または塊状の重合体をつくって、
それからレンズを製造する場合にも、無視することはで
きない。
【0008】活性エネルギー線照射による注型重合に認
められる光学歪が何故発生するかは、必ずしも明らかで
はない。しかし、この重合が熱重合に比べて重合速度が
早くて短時間に硬化が進行するという点にその原因の一
つがあり、キャビティーがレンズの輪郭を持つモールド
を使用した場合はキャビティー容積が比較的小さいこと
に相当して、モールドの剛性等の物理的要素が影響しや
すいのであろう、と推定される。
められる光学歪が何故発生するかは、必ずしも明らかで
はない。しかし、この重合が熱重合に比べて重合速度が
早くて短時間に硬化が進行するという点にその原因の一
つがあり、キャビティーがレンズの輪郭を持つモールド
を使用した場合はキャビティー容積が比較的小さいこと
に相当して、モールドの剛性等の物理的要素が影響しや
すいのであろう、と推定される。
【0009】〔発明の概要〕
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した従来
方法の欠点を改良しようとするものであり、特に量産性
と経済性に優れ、高い歩留まり率で、プラスチックレン
ズを製造する方法を提供しようとするものである。
方法の欠点を改良しようとするものであり、特に量産性
と経済性に優れ、高い歩留まり率で、プラスチックレン
ズを製造する方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、光重合性単量
体のモールド内での活性エネルギー線照射重合によりプ
ラスチックレンズの製造方法において、特定のモールド
用ガスケットを用いることにより、その目的を達成した
ものである。 <発明の要旨>すなわち、本発明によるプラスチックレ
ンズないしレンズ材料の製造法は、一組のモールド部材
をガスケットを介して組立てたモールド内で、光重合性
単量体を活性エネルギー線照射重合に付すことからなる
プラスチックレンズの製造法において、このガスケット
が、曲げ弾性率500〜100Kg/cm2 ならびにビカッ
ト軟化温度35〜65℃のエチレン共重合体からなるも
のであること、を特徴とするものである。 <発明の効果>本発明によれば、ガスケット用素材の物
理的特性を特定したことによって、モールドキャビティ
ーが速い単量体‐重合体の体積変化に追随するのであろ
うか、レンズのモールドからの剥離もなく、光学的歪の
ないレンズが得られる。
体のモールド内での活性エネルギー線照射重合によりプ
ラスチックレンズの製造方法において、特定のモールド
用ガスケットを用いることにより、その目的を達成した
ものである。 <発明の要旨>すなわち、本発明によるプラスチックレ
ンズないしレンズ材料の製造法は、一組のモールド部材
をガスケットを介して組立てたモールド内で、光重合性
単量体を活性エネルギー線照射重合に付すことからなる
プラスチックレンズの製造法において、このガスケット
が、曲げ弾性率500〜100Kg/cm2 ならびにビカッ
ト軟化温度35〜65℃のエチレン共重合体からなるも
のであること、を特徴とするものである。 <発明の効果>本発明によれば、ガスケット用素材の物
理的特性を特定したことによって、モールドキャビティ
ーが速い単量体‐重合体の体積変化に追随するのであろ
うか、レンズのモールドからの剥離もなく、光学的歪の
ないレンズが得られる。
【0011】〔発明の具体的説明〕 <注型重合(その1)>プラスチックレンズ製造のため
の注型重合は周知であり、また一組のモールド部材をガ
スケットを介して組立てたモールドもその基本構造もま
たよく知られている(本発明との関連でのその説明は後
記したところである)。本発明は、前記したように、モ
ールド用ガスケット素材に主要な特徴を有する。すなわ
ち、本発明で用いられるレンズ製造用ガスケット材料
は、ASTM−D−747の方法によって測定される曲
げ弾性率が500〜100Kg/cm2 、好ましくは350
〜100Kg/cm2 、ならびにJIS−K−7206の方
法によって測定されるビカット軟化温度が35〜65
℃、好ましくは40〜60℃、のエチレン共重合体であ
る。この様なエチレン共重合体の例としては、下記のも
のを挙げることができる。 (i) エチレンと6〜12モル%(エチレンとの合計量
基準)のギ酸ビニル、酢酸ビニルなどの低級アルカン酸
ビニルエステルとの共重合体。 (ii) エチレンと6〜12モル%(エチレンとの合計量
基準)のメチルアクリレート、エチルアクリレート、n
‐ブチルアクリレート、メチルメタクリレートなどの低
級アルキルアクリレートとの共重合体。
の注型重合は周知であり、また一組のモールド部材をガ
スケットを介して組立てたモールドもその基本構造もま
たよく知られている(本発明との関連でのその説明は後
記したところである)。本発明は、前記したように、モ
ールド用ガスケット素材に主要な特徴を有する。すなわ
ち、本発明で用いられるレンズ製造用ガスケット材料
は、ASTM−D−747の方法によって測定される曲
げ弾性率が500〜100Kg/cm2 、好ましくは350
〜100Kg/cm2 、ならびにJIS−K−7206の方
法によって測定されるビカット軟化温度が35〜65
℃、好ましくは40〜60℃、のエチレン共重合体であ
る。この様なエチレン共重合体の例としては、下記のも
のを挙げることができる。 (i) エチレンと6〜12モル%(エチレンとの合計量
基準)のギ酸ビニル、酢酸ビニルなどの低級アルカン酸
ビニルエステルとの共重合体。 (ii) エチレンと6〜12モル%(エチレンとの合計量
基準)のメチルアクリレート、エチルアクリレート、n
‐ブチルアクリレート、メチルメタクリレートなどの低
級アルキルアクリレートとの共重合体。
【0012】<光重合性単量体>本発明で対象とする単
量体は、光重合性のものである限り、任意のものであり
得る。ここで「光重合性」ということは、単量体がそれ
自身で持つ属性であっても、光重合開始剤の作用によっ
て与えられるものであっても、よい。これらの単量体
は、その重合体をレンズとして使用するものであるとこ
ろから、高屈折率および(または)高アッベ数の重合体
を与えるものであることが望ましい。そのような観点か
ら選ばれた単量体としては、既に多くのものが知られて
いる。また、生成重合体が耐溶剤性の高いレンズ材料で
あるためには、当該単量体自身が2個以上のエチレン性
不飽和結合を有するものであるか、あるいは2個以上の
エチレン性不飽和結合を有する共単量体を併用するか、
が好ましい。
量体は、光重合性のものである限り、任意のものであり
得る。ここで「光重合性」ということは、単量体がそれ
自身で持つ属性であっても、光重合開始剤の作用によっ
て与えられるものであっても、よい。これらの単量体
は、その重合体をレンズとして使用するものであるとこ
ろから、高屈折率および(または)高アッベ数の重合体
を与えるものであることが望ましい。そのような観点か
ら選ばれた単量体としては、既に多くのものが知られて
いる。また、生成重合体が耐溶剤性の高いレンズ材料で
あるためには、当該単量体自身が2個以上のエチレン性
不飽和結合を有するものであるか、あるいは2個以上の
エチレン性不飽和結合を有する共単量体を併用するか、
が好ましい。
【0013】本発明で用いられる光重合性単量体として
は、下記のものが挙げられる。これらは、群内および
(または)群間で併用することができる。なお、ここで
「(メタ)アクリロイル」および「(メタ)アクリレー
ト」は、アクリロイルおよびメタアクリロイル、ならび
にアクリレートおよびメタクリレートの総称である。
(イ) イオウ含有ジ(メタ)アクリレート類、たとえ
ば、p‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエチル
チオ〕キシリレン、m‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルチオ〕キシリレン、p‐ビス〔β‐(メ
タ)アクリロイルオキシエチルオキシエチルチオ〕キシ
リレン、m‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエ
チルオキシエチルチオ〕キシリレン、4,4′‐ビス
〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエチルチオ〕ジフェ
ニルスルフィド等、(ロ) アルキレングリコールジ
(メタ)アクリレート類、たとえば、エチレングリコー
ルジ(メチ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート
等、(ハ) ビスフェノールA骨格含有ジ(メタ)アク
リレート類、たとえば、2,2‐ビス〔4‐(メタ)ア
クリロイルオキシフェニル〕プロパン、そのハロゲン置
換誘導体、2,2‐ビス〔4‐(2‐(メタ)アクリロ
イルオキシエトキシ)フェニル〕プロパン、そのハロゲ
ン置換誘導体等、(ニ) スチレン系化合物、たとえ
ば、m‐ビス〔(4‐ビニルフェニル)メチルチオ〕キ
シリレン、β,β′‐ビス〔(4‐ビニルフェニル)メ
チルチオ〕ジエチルエーテル等、ならびに(ホ) 光重
合開始剤によって光重合可能な、上記以外のレンズ用単
量体。
は、下記のものが挙げられる。これらは、群内および
(または)群間で併用することができる。なお、ここで
「(メタ)アクリロイル」および「(メタ)アクリレー
ト」は、アクリロイルおよびメタアクリロイル、ならび
にアクリレートおよびメタクリレートの総称である。
(イ) イオウ含有ジ(メタ)アクリレート類、たとえ
ば、p‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエチル
チオ〕キシリレン、m‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルチオ〕キシリレン、p‐ビス〔β‐(メ
タ)アクリロイルオキシエチルオキシエチルチオ〕キシ
リレン、m‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエ
チルオキシエチルチオ〕キシリレン、4,4′‐ビス
〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエチルチオ〕ジフェ
ニルスルフィド等、(ロ) アルキレングリコールジ
(メタ)アクリレート類、たとえば、エチレングリコー
ルジ(メチ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート
等、(ハ) ビスフェノールA骨格含有ジ(メタ)アク
リレート類、たとえば、2,2‐ビス〔4‐(メタ)ア
クリロイルオキシフェニル〕プロパン、そのハロゲン置
換誘導体、2,2‐ビス〔4‐(2‐(メタ)アクリロ
イルオキシエトキシ)フェニル〕プロパン、そのハロゲ
ン置換誘導体等、(ニ) スチレン系化合物、たとえ
ば、m‐ビス〔(4‐ビニルフェニル)メチルチオ〕キ
シリレン、β,β′‐ビス〔(4‐ビニルフェニル)メ
チルチオ〕ジエチルエーテル等、ならびに(ホ) 光重
合開始剤によって光重合可能な、上記以外のレンズ用単
量体。
【0014】これらのうちでも好ましいジエチレン性不
飽和単量体は、イオウ含有ジ(メタ)アクリレート類、
たとえばp‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエ
チルチオ〕キシリレン、m‐ビス〔β‐(メタ)アクリ
ロイルオキシエチルチオ〕キシリレン等である。
飽和単量体は、イオウ含有ジ(メタ)アクリレート類、
たとえばp‐ビス〔β‐(メタ)アクリロイルオキシエ
チルチオ〕キシリレン、m‐ビス〔β‐(メタ)アクリ
ロイルオキシエチルチオ〕キシリレン等である。
【0015】<注型重合(その2)>本発明の方法にお
いては、光重合開始剤が通常用いられる。これらの光重
合開始剤としては、下記のものが挙げられる。これら
は、群内および(または)群間で併用することができ
る。(i) アシルフォスフィンオキサイドおよびアシル
フォスフィン酸エステル類、たとえば、2,6‐ジメチ
ルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2,
4,6‐トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィン
オキサイド、2,4,6‐トリメチルベンゾイルフェニ
ルフォスフィン酸メチルエステル、2,6‐ジクロルベ
ンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2,6‐
ジメトキシベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド等、(ii) アセトフェノン化合物、たとえば、1‐フ
ェニル‐2‐ヒドロキシ‐2‐メチルプロパン‐1‐オ
ン、1‐ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、4
‐ジフェノキシジクロロアセトフェノン、ジエトキシア
セトフェノン、1‐(4‐イソプロピルフェニル)‐2
‐ヒドロキシ‐2‐メチルプロパン‐1‐オン等、なら
びに(iii) ベンゾフェノン系化合物、たとえば、ベン
ゾフェノン、ベンゾイル安息香酸メチル、4‐フェニル
ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、3,3′
‐ジメチル‐4‐メトキシベンゾフェノン、ジフェノキ
シベンゾフェノン等。
いては、光重合開始剤が通常用いられる。これらの光重
合開始剤としては、下記のものが挙げられる。これら
は、群内および(または)群間で併用することができ
る。(i) アシルフォスフィンオキサイドおよびアシル
フォスフィン酸エステル類、たとえば、2,6‐ジメチ
ルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2,
4,6‐トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィン
オキサイド、2,4,6‐トリメチルベンゾイルフェニ
ルフォスフィン酸メチルエステル、2,6‐ジクロルベ
ンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2,6‐
ジメトキシベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド等、(ii) アセトフェノン化合物、たとえば、1‐フ
ェニル‐2‐ヒドロキシ‐2‐メチルプロパン‐1‐オ
ン、1‐ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、4
‐ジフェノキシジクロロアセトフェノン、ジエトキシア
セトフェノン、1‐(4‐イソプロピルフェニル)‐2
‐ヒドロキシ‐2‐メチルプロパン‐1‐オン等、なら
びに(iii) ベンゾフェノン系化合物、たとえば、ベン
ゾフェノン、ベンゾイル安息香酸メチル、4‐フェニル
ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、3,3′
‐ジメチル‐4‐メトキシベンゾフェノン、ジフェノキ
シベンゾフェノン等。
【0016】好ましい光重合開始剤は、アシルフォスフ
ィンオキサイドおよびアシルフォスフィン酸エステル類
である。これ等の光重合開始剤の使用量は、光重合性単
量体100重量部に対して0.01〜0.3重量部、好
ましくは0.02〜0.2重量部、であることがふつう
である。
ィンオキサイドおよびアシルフォスフィン酸エステル類
である。これ等の光重合開始剤の使用量は、光重合性単
量体100重量部に対して0.01〜0.3重量部、好
ましくは0.02〜0.2重量部、であることがふつう
である。
【0017】また、本発明に用いられる光重合性単量体
には、必要に応じて紫外線吸収剤、重合促進剤、重合調
節剤、防曇剤、離型剤その他の添加剤を配合することが
できる。また、主要な重合開始が光重合開始剤によるも
のであり限り、少量のラジカル重合開始剤を併用しても
よい。
には、必要に応じて紫外線吸収剤、重合促進剤、重合調
節剤、防曇剤、離型剤その他の添加剤を配合することが
できる。また、主要な重合開始が光重合開始剤によるも
のであり限り、少量のラジカル重合開始剤を併用しても
よい。
【0018】これらのものからなる単量体を収容して注
型重合を行なわせるべきモールドも、それ自身周知のも
のである。適当なモールドの一つの具体例は、添付の図
1に断面図として示した構成のものであって、活性エネ
ルギー線に対して透明な素材たとえばガラスからなり、
キャビティーが所望レンズの輪郭をなすように形成した
モールド部材1および2を環状モールド3を介して組立
てたものである。図1は円形レンズ用モールドの断面図
(レンズ軸を含む平面で切ったもの)を示すが、この断
面図は紙面に垂直な方向に延びた所謂「円筒レンズ」を
示すものとしてみることもできる。すなわち、本発明で
いう「レンズ」は、必ずしも円形のものだけに限られな
い。また、本発明の思想は、キャビティーがレンズの輪
郭をなさない、たとえば板状の重合体を与えるものであ
る場合にも成り立つ。すなわち、モールド部材が平面ガ
ラスである場合がそれであり、本発明で製造すべき重合
体構造物を「レンズまたはレンズ材料」と表現する所以
である。
型重合を行なわせるべきモールドも、それ自身周知のも
のである。適当なモールドの一つの具体例は、添付の図
1に断面図として示した構成のものであって、活性エネ
ルギー線に対して透明な素材たとえばガラスからなり、
キャビティーが所望レンズの輪郭をなすように形成した
モールド部材1および2を環状モールド3を介して組立
てたものである。図1は円形レンズ用モールドの断面図
(レンズ軸を含む平面で切ったもの)を示すが、この断
面図は紙面に垂直な方向に延びた所謂「円筒レンズ」を
示すものとしてみることもできる。すなわち、本発明で
いう「レンズ」は、必ずしも円形のものだけに限られな
い。また、本発明の思想は、キャビティーがレンズの輪
郭をなさない、たとえば板状の重合体を与えるものであ
る場合にも成り立つ。すなわち、モールド部材が平面ガ
ラスである場合がそれであり、本発明で製造すべき重合
体構造物を「レンズまたはレンズ材料」と表現する所以
である。
【0019】このようなモールドのキャビティー内に所
定単量体を不活性ガス雰囲気中または空気中で充填し、
活性エネルギー線を照射して、光重合を開始させる。本
発明の方法で用いられる活性エネルギー線は、波長20
0〜600nmの活性エネルギー線が好ましく、光源とし
ては、公知のケミカルランプ、キセノンランプ、低圧水
銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタル
ハライドランプ等が適用される。照射は、同一エネルギ
ー強度で行なってもよく、また経時的にエネルギー強度
を変化させて、たとえば低エネルギー強度で重合を開始
し、重合後期にエネルギー強度を上げて重合を完結させ
るようにしてもよい。照射は常温で行うのが一般的であ
る。
定単量体を不活性ガス雰囲気中または空気中で充填し、
活性エネルギー線を照射して、光重合を開始させる。本
発明の方法で用いられる活性エネルギー線は、波長20
0〜600nmの活性エネルギー線が好ましく、光源とし
ては、公知のケミカルランプ、キセノンランプ、低圧水
銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタル
ハライドランプ等が適用される。照射は、同一エネルギ
ー強度で行なってもよく、また経時的にエネルギー強度
を変化させて、たとえば低エネルギー強度で重合を開始
し、重合後期にエネルギー強度を上げて重合を完結させ
るようにしてもよい。照射は常温で行うのが一般的であ
る。
【0020】
【実施例】下記は、本発明をより詳細に説明するため
に、示すものである。 実施例1 ガスケット材料としてエチレンと酢酸ビニルの共重合体
(酢酸ビニル含有率10モル%、曲げ弾性率210Kg/
cm2 、ビカット軟化温度45℃)を用いて断面が図1に
示すようなガスケット(環状)を製造した。次に、円形
ガラスモールド部材2枚とこのガスケットを用いて、同
図に示す凹レンズ用モールドとした。このモールド中
に、p‐ビス〔β‐メタクリロイルオキシエチルチオ〕
キシリレン100重量部および2,4,6‐トリメチル
ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド0.03
重量部を混合攪拌した後、脱泡し、アルゴンガスで置換
した液を、アルゴンガス雰囲気下注入した。これに80
w/cmの高圧水銀灯を用いて、10分間紫外線を照射し
た後、脱型した。その後、100℃で2時間熱処理をし
て、無色透明なレンズを得た。このレンズは、ガラスモ
ールド部材からの剥離もなく、光学歪も無かった。
に、示すものである。 実施例1 ガスケット材料としてエチレンと酢酸ビニルの共重合体
(酢酸ビニル含有率10モル%、曲げ弾性率210Kg/
cm2 、ビカット軟化温度45℃)を用いて断面が図1に
示すようなガスケット(環状)を製造した。次に、円形
ガラスモールド部材2枚とこのガスケットを用いて、同
図に示す凹レンズ用モールドとした。このモールド中
に、p‐ビス〔β‐メタクリロイルオキシエチルチオ〕
キシリレン100重量部および2,4,6‐トリメチル
ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド0.03
重量部を混合攪拌した後、脱泡し、アルゴンガスで置換
した液を、アルゴンガス雰囲気下注入した。これに80
w/cmの高圧水銀灯を用いて、10分間紫外線を照射し
た後、脱型した。その後、100℃で2時間熱処理をし
て、無色透明なレンズを得た。このレンズは、ガラスモ
ールド部材からの剥離もなく、光学歪も無かった。
【0021】比較例1 ガスケット材料としてエチレンと酢酸ビニルの共重合体
(ただし、酢酸ビニル含有率4モル%、曲げ弾性率65
0Kg/cm2 、ビカット軟化温度71℃)を用い、図1に
断面図を示すようなガスケット(環状)を製造し、モー
ルドを組立てた。以下、実施例1と同様に操作して、無
色透明なレンズを得た。しかし、このレンズは硬化中に
ガラスモールドから剥離してしまい、レンズ表面に剥離
の後が残った。
(ただし、酢酸ビニル含有率4モル%、曲げ弾性率65
0Kg/cm2 、ビカット軟化温度71℃)を用い、図1に
断面図を示すようなガスケット(環状)を製造し、モー
ルドを組立てた。以下、実施例1と同様に操作して、無
色透明なレンズを得た。しかし、このレンズは硬化中に
ガラスモールドから剥離してしまい、レンズ表面に剥離
の後が残った。
【0022】比較例2 実施例1に用いたと同質のガスケットを用い、同様なレ
ンズ用モールドとした。このモールド中に、p‐ビス
〔β‐メタクリロイルオキシエチルチオ〕キシリレン1
00重量部、およびt‐ブチルパーオキシ=2‐エチル
ヘキサノエート0.2重量部を混合攪拌した後、脱泡
し、アルゴンガスで置換した液を、アルゴンガス雰囲気
下注入した。これを、30℃から100℃まで20時間
かけて徐々に昇温して重合反応を行なわせた。反応終了
後、ガスケットはレンズ本体に融着しており、脱型は不
可能であった。
ンズ用モールドとした。このモールド中に、p‐ビス
〔β‐メタクリロイルオキシエチルチオ〕キシリレン1
00重量部、およびt‐ブチルパーオキシ=2‐エチル
ヘキサノエート0.2重量部を混合攪拌した後、脱泡
し、アルゴンガスで置換した液を、アルゴンガス雰囲気
下注入した。これを、30℃から100℃まで20時間
かけて徐々に昇温して重合反応を行なわせた。反応終了
後、ガスケットはレンズ本体に融着しており、脱型は不
可能であった。
【0023】実施例2 ガスケット材料としてエチレンとメチルアクリレートと
の共重合体(メチルアクリレート含有率9モル%、曲げ
弾性率290Kg/cm2 、ビカット軟化温度48℃)を用
い、図1に断面図を示すようなガスケット(環状)を製
造した。以下、実施例1と同様に操作して、無色透明な
レンズを得た。このレンズは、ガラスモールドからの剥
離もなく、光学歪も無かった。
の共重合体(メチルアクリレート含有率9モル%、曲げ
弾性率290Kg/cm2 、ビカット軟化温度48℃)を用
い、図1に断面図を示すようなガスケット(環状)を製
造した。以下、実施例1と同様に操作して、無色透明な
レンズを得た。このレンズは、ガラスモールドからの剥
離もなく、光学歪も無かった。
【0024】
【発明の効果】特定の物性値のエチレン共重合体を注型
重合用モールドのガスケットとして使用して活性エネル
ギー線照射による注型重合を行なわせることによって、
光学歪のないプラスチックレンズを得ることができるこ
とは、前記したところである。
重合用モールドのガスケットとして使用して活性エネル
ギー線照射による注型重合を行なわせることによって、
光学歪のないプラスチックレンズを得ることができるこ
とは、前記したところである。
【図1】本発明によるガスケットを使用したモールドの
断面図。
断面図。
1 モールド部材 2 モールド部材 3 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 11:00 4F
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】一組のモールド部材をガスケットを介して
組立ててなるモールド内で光重合性単量体を活性エネル
ギー線照射重合に付すことからなるプラスチックレンズ
の製造法において、このガスケットが、曲げ弾性率50
0〜100Kg/cm2 ならびにビカット軟化温度35〜6
5℃のエチレン共重合体からなるものであることを特徴
とする、プラスチックレンズないしレンズ材料の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP839691A JP2974795B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | プラスチックレンズの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP839691A JP2974795B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | プラスチックレンズの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058230A true JPH058230A (ja) | 1993-01-19 |
JP2974795B2 JP2974795B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=11692026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP839691A Expired - Fee Related JP2974795B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | プラスチックレンズの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974795B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234111A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Hoya Corp | レンズ成型用ガスケット、レンズ成型装置及びレンズ成型方法 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP839691A patent/JP2974795B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234111A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Hoya Corp | レンズ成型用ガスケット、レンズ成型装置及びレンズ成型方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2974795B2 (ja) | 1999-11-10 |
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