JPH0582216U - 移動農機における機体フレーム構造 - Google Patents

移動農機における機体フレーム構造

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JPH0582216U
JPH0582216U JP3164192U JP3164192U JPH0582216U JP H0582216 U JPH0582216 U JP H0582216U JP 3164192 U JP3164192 U JP 3164192U JP 3164192 U JP3164192 U JP 3164192U JP H0582216 U JPH0582216 U JP H0582216U
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frame
outer peripheral
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machine
mobile agricultural
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体フレームの後端部にリヤアクスルを装着
した移動農機において、上記機体フレームの強度を向上
させ、しかも広巾ラグ車輪でも自由に装着できるうえ、
ステップの支持を容易にすることができる機体フレーム
構造を提供する。 【構成】 機体フレーム4を、機体の前部外周を形成す
る外周フレーム12と、リヤアクスル38側に突出する
下フレーム13とで構成し、上記外周フレーム12の両
側部14、15を、フロントアクスルボス16、17の
外側に沿った前後方向の直線状に形成すると共に、下フ
レーム13に設けたリヤアクスル支持フレーム34を、
上記外周フレーム12の両側部14、15の内側に連結
固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機体フレームの後端部にリヤアクスルを取付けた移動農機における 機体フレーム構造に係るものである。
【0002】 一般に乗用田植機等の移動農機においては、機体の外周に沿って機体フレーム を形成し、該機体フレームの後端部にリヤアクスルを取付けたものが知られてい る。この種の機体フレームはできるだけ軽量化することが望まれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、リヤアクスルを取付けた機体フレームの前部には、エンジン、ミッ ションケース等が搭載され、機体フレームの上方には運転座席を配設しなければ ならないので、機体フレームをパイプ材等により軽量化しようとすると、機体フ レームの強度が弱くなるという不都合がある。また機体フレームの運転席近傍に はステップが支持されるが、この支持を容易にするため機体フレームを巾広にす ると、その後端側と後輪が近傍して広巾ラグ車輪は装着できないという問題があ った。 本考案は上記の如き問題を解消すべく創案されたものであって、軽量なパイプ 材で構成したものであっても、機体フレームの強度を向上させてリヤアクスルを 強固に取付けることができ、しかもステップの支持が容易なうえ、広巾ラグ車輪 でも自由に装着することができる移動農機における機体フレーム構造を提供する ことを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本考案が講じた技術手段は、機体フレームの後端 部にリヤアクスルを装着した移動農機において、上記機体フレームを、機体の前 部外周を形成する外周フレームとリヤアクスル側に突出する下フレームとで構成 し、上記外周フレームの両側部を、フロントアクスルボスの外側に沿った前後方 向の直線状に形成すると共に、下フレームに設けたリヤアクスル支持フレームを 、上記外周フレームの両側部内側に連結固定したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
したがって本考案によれば、機体の前部外周を形成する外周フレームは、両側 部がフロントアクスルボスの外側を通るので、可及的に巾広となってステップ等 の支持が容易となる。また上記両側部が前後方向の直線状に形成されているので 、外周フレームの構成が簡単となって強度も向上する。 そして外周フレームと下フレームとをリヤアクスル支持フレームで連結固定す ることにより、機体フレーム全体が強固な枠組構造となり、しかも外周フレーム の両側部内側に固定されたリヤアクスル支持フレームは、後輪との間に広い間隔 が形成されて、広巾ラグ車輪でも自由に装着することができる。
【0006】
【実施例】
次に本考案の一実施例を添付した図面に基いて詳細に説明する。1は移動農機 として例示する乗用田植機の走行機体であって、前輪2、後輪3を備えた機体フ レーム4の前部にエンジン5が搭載され、その後方に運転席6が配設されている 。7は苗載台8、フロート9、苗植付杆10等からなる植付部であって、該植付 部7が走行機体1の後方にリンク機構11を介して昇降自在に支持されている。
【0007】 上記機体フレーム4は軽量なパイプ材からなり、図1〜図2に示すように、機 体の前部外周を形成する外周フレーム12と外周フレーム12の内側下方に設け た後方に突出する左右の下フレーム13、13とによって構成されている。 そして上記外周フレーム12の左右両側部14、15はフロントアクスルボス 16、17の外側に沿った直線状に形成されている。すなわち、外周フレーム1 2は左側外周フレーム18と右側外周フレーム19とによって形成されており、 左側部14を形成する左側外周フレーム18は、左側フロントアクスルボス16 の外側を通って機体の前後方向に亘り直線状に配設されている。また右側部15 を形成する右側外周フレーム19も、右側フロントアクスルボス17の外側を通 って機体の前後方向に亘り直線状に配設されている。そして左側外周フレーム1 8の前端部にはエンジンベース20の前部に向う折曲部18aが形成され、右側 外周フレーム19の前端部には、エンジンベース20の後部に向う折曲部19a が形成されていて、両折曲部18a、19aに跨がったエンジンベース20によ り両外周フレーム18、19が一体状に連結固定されている。21は外周フレー ム12の左右両側部14、15で支持されたステップである。また22はエンジ ンベースに搭載されたエンジン5のPTOプーリ取付軸、23は防振ゴムである 。
【0008】 24は両外周フレーム18、19を連結する横梁部材、25はその略中央部に 垂設したブラケットであって、該ブラケット25の後面に下フレーム13、13 の前端が固定され、ブラケット25の前面にミッションケース26が固定されて いる。 27、27は前記フロントアクスルボス16、17の取付プレートであって、 該取付プレート27、27は、外周フレーム12の両側部14、15に沿って横 梁部材24の前後方向に亘り延設され、外周フレーム12と横梁部材24とに溶 着されている。そして取付プレート27、27の先端に左右のフロントアクスル ボス16、17が固定され、後方の延設部に垂設した壁板部28には、クラッチ ペダル等の取付孔29が形成されている。さらに壁板部28の後部には補助苗台 30の後端を軸支する取付パイプ31が設けられている。32は補助苗台30の 前端を支持する支持フレームである。また33は下フレーム13、13から立設 した座席支持フレームである。
【0009】 前記下フレーム13、13上にはパイプ材で形成した前後方向のリヤアクスル 支持フレーム34が設けられている。該リヤアクスル支持フレーム34は、左右 の下フレーム13、13に跨って固定したパイプ材35の両端余長部を上方に湾 曲状に突出させて、その下降した後端側を下フレーム13、13の後端に固定す ることによりループ状に一体形成されている。36は上記リヤアクスル支持フレ ーム34の上部を連結する横パイプであって、該横パイプ36により、座席支持 フレーム33を下方から支持補強している。 37、37は上記リヤアクスル支持フレーム34の後端部に固定した左右の取 付座であって、該取付座37、37にリヤアクスル38の左右両側が取付けられ ており、さらに上記取付座37、37を連結した連結パイプ39の中央部には、 リヤアクスル38の中央部を支持するセンター連結プレート40が一体状に形成 されている。上記リヤアクスル38の両端には、ラグ体41を備えた左右の後輪 3が装着されている。 そして上記リヤアクスル支持フレーム34の前端部を外周フレーム12の両側 部14、15の内側に溶着することにより、機体フレーム4全体が強固な枠組構 造に一体状に形成されるとともに、リヤアクスル支持フレーム34と後輪3との 間に広い間隔が形成されるようになっている。42は操向ホイール、43は乗降 用足かけである。
【0010】 上記の如き構成において、機体の前部外周を形成する外周フレーム12は、左 右の外周フレーム18、19がエンジンベース20により一体状に連結固定され ているので、エンジン5を容易に搭載でき、しかも外周フレーム12の両側部1 4、15が前後方向の直線状に形成されているので、外周フレーム12の全体形 状を簡単にすることができ、しかも直線状の両側部14、15によって強度を向 上させることができる。そして、上記両側部14、15がそれぞれフロントアク スルボス16、17の外側に位置しているので、外周フレーム12が可及的に巾 広となってステップ21の支持を容易にすることができる。 また、上記外周フレーム12と下フレーム13とを、下フレーム13に設けた リヤアクスル支持フレーム34で連結したので、パイプ材で形成した機体フレー ム4全体を強固な枠組構造としてリヤアクスル38を取付けることができる。そ してリヤアクスル支持フレーム34が、外周フレーム12の両側部14、15の 内側に溶着してあるので、リヤアクスル支持フレーム34と後輪3との間に広い 間隔が形成される。したがって、作業条件に応じて広巾ラグ車輪を自由に装着す ることができる。
【0011】
【考案の効果】
これを要するに本考案は、機体フレームの後端部にリヤアクスルを装着した移 動農機において、上記機体フレームを、機体の前部外周を形成する外周フレーム と、リヤアクスル側に突出する下フレームとで構成し、上記外周フレームの両側 部を、フロントアクスルボスの外側に沿った前後方向の直線状に形成すると共に 、下フレームに設けたリヤアクスル支持フレームを、上記外周フレームの両側部 内側に連結固定したから、機体の前部外周を形成する外周フレームは、両側部が フロントアクスルボスの外側を通るので、可及的に巾広となってステップの支持 が容易となり、しかも直線状に形成された前後方向の両側部によって、外周フレ ームの構成が簡単となるうえ、強度を向上させることができる。 そして下フレームに設けたリヤアクスル支持フレームが外周フレームに連結さ れるので、機体フレーム全体を強固な枠組構造とすることができる。そのうえ外 周フレームの両側部内側にリヤアクスル支持フレームが連結固定されているので 、リヤアクスル支持フレームと後輪との間に広い間隔が形成されて、広巾ラグ車 輪でも自由に装着することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の平面図
【図2】同上側面図
【図3】移動農機の全体側面図
【図4】同上平面図
【図5】同上斜視図
【図6】エンジンベースに搭載されたエンジンの正面図
【図7】同上側面図
【符号の説明】
4 機体フレーム 12 外周フレーム 13 下フレーム 14、15 外周フレームの両側部 16、17 フロントアクスルボス 34 リヤアクスル支持フレーム 38 リヤアクスル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームの後端部にリヤアクスルを
    装着した移動農機において、上記機体フレームを、機体
    の前部外周を形成する外周フレームと、リヤアクスル側
    に突出する下フレームとで構成し、上記外周フレームの
    両側部を、フロントアクスルボスの外側に沿った前後方
    向の直線状に形成すると共に、下フレームに設けたリヤ
    アクスル支持フレームを、上記外周フレームの両側部内
    側に連結固定したことを特徴とする移動農機における機
    体フレーム構造。
JP1992031641U 1992-04-15 1992-04-15 移動農機における機体フレーム構造 Expired - Lifetime JP2604260Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02231276A (ja) * 1989-03-05 1990-09-13 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 乗用移動農機のカバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02231276A (ja) * 1989-03-05 1990-09-13 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 乗用移動農機のカバー

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