JPH0581977A - 触覚センサー - Google Patents

触覚センサー

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JPH0581977A
JPH0581977A JP27336391A JP27336391A JPH0581977A JP H0581977 A JPH0581977 A JP H0581977A JP 27336391 A JP27336391 A JP 27336391A JP 27336391 A JP27336391 A JP 27336391A JP H0581977 A JPH0581977 A JP H0581977A
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sensitive conductive
conductive elastomer
contactor
tactile sensor
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Teruo Okamoto
照男 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感圧導電性エラストマーシートの表面に対し
て垂直に作用する圧力のみならず、斜め方向や平行な方
向に作用する圧力も確実に検出できるようにし、而も、
圧力の方向性をも判別できるようにして、触覚としての
機能を充分に発揮し得るセンサーを提供する。 【構成】 押圧面9aが形成された面形成体9と該面形
成体9に突設された接触用凸部10とで接触子4を構成
し、前記押圧面9aから感圧導電性エラストマーシート
2に圧力が作用するように接触子4を弾性支持し、前記
接触用凸部10を感圧導電性エラストマーシート2の表
面又はこれを覆う絶縁性外皮3の表面より外方に突出さ
せ、この接触用凸部10に圧力が作用することによる感
圧導電性エラストマーシート2の電気抵抗変化を電極6
より取り出すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧導電性エラストマ
ーの有する特性を利用したセンサーの改良技術に関し、
特に、圧力を感知する感圧部の構造に大幅な改良を加え
て従来には存在しなかった触覚としての機能を所有させ
るための技術であり、例えば食品用ロボット、医療用ロ
ボット、産業用ロボット、機械装置用の感圧センサー等
の触覚部分を有する装置への利用に供し得るセンサーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、無加圧時には高電気抵抗値を
示して絶縁性を有し且つ加圧時には圧縮変形することに
より低電気抵抗値を示して導電性を有するようになる材
料として、感圧導電性ゴムに代表される感圧導電性エラ
ストマーがあり、この種の材料は、例えば特公昭56−
9187号公報、特公昭56−54019号公報、特公
昭60−722号公報、特公昭60−723号公報等に
より、既に公知となっている。この感圧導電性エラスト
マーは、ゴム又はエラストマーでなる絶縁体の中に金属
や造粒カーボン等の導電性粒子を混合分散させたもので
あり、その特性は、無加圧時には導電性粒子が互いに離
れているために絶縁性を示すのであるが、圧力を加えて
いくことにより導電性粒子が互いに接近し或いは接触し
て電気抵抗値が次第に低下し、これに伴って導電性を示
すようになるものである。
【0003】このような感圧導電性エラストマーの有す
る特性を利用して実際にセンサーに適用した従来例とし
て、図18に示すように、感圧導電性エラストマー10
0の上面及び下面にフィルム状のフレキシブルプリント
基板101、102を配設し、この双方のプリント基板
101、102に上面側と下面側とで互いに直交する方
向に延びる多数列の電極101a…101a、102a
…102aを所定のピッチで列設したものである。この
センサーによれば、特定の一箇所に圧力が加えられて感
圧導電性エラストマーシート100が圧縮変形を来たし
た場合には、当該一箇所に存在する上面側プリント基板
101の電極101aと下面側プリント基板102の電
極102aとの間が導通状態となり、この導通状態とな
っている電極101aのX方向位置と電極102aのY
方向位置とから圧力が加えられている箇所のX−Y座標
が特定できるものであり、また導通時の通電量から圧力
の大きさを知得できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記例
示した従来のセンサーは、以下に示すような問題点があ
った。即ち、感圧導電性エラストマーシート100の上
面側に配設されたフレキシブルプリント基板101は、
ポリエステルやポリアミド等のプラスチックでなるフィ
ルムに銅箔或いはアルミ箔等の電極を貼着したものであ
るため、上方からの加圧力は感圧導電性エラストマーシ
ート100に直接的に作用するものではなく、フレキシ
ブルプリント基板101を介して間接的に作用すること
となり、このため加圧力はフレキシブルプリント基板1
01によって分散されてしまい、感圧導電性エラストマ
ーシート100が本来的に有している特性よりも分解能
が低下するという問題がある。
【0005】更に、上記のセンサーが検出可能な圧力の
方向は、感圧導電性エラストマーシート100の上面を
指向する方向のみであって、当該上面と平行な方向を指
向する圧力は感知できず、触覚としての機能を果し得な
いばかりでなく、検出可能な項目は、圧力が作用してい
るX−Y座標の位置と圧力の大きさのみであって、例え
ば斜め方向に圧力が作用した場合には左右前後のどの方
向から斜めに作用しているかを知ることができず、方向
性を感知するセンサーとしては何ら利用に供し得ないと
いう問題があった。
【0006】本発明は上記諸事情に鑑みてなされたもの
であり、分解能の低下の問題点や圧力方向検知の問題点
等を総合的に検討することにより、分解能が良く而も斜
め方向や左右前後方向の方向性の判別が可能であって、
触覚として充分な機能を発揮し得るセンサーを提供する
ことを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る触覚センサ
ーは、上記技術的課題を達成すべく、以下に示すように
構成したことを特徴とする。即ち、押圧面が形成された
面形成体と該面形成体に突設された接触用凸部とを有す
る接触子と、該接触子の押圧面からの圧力が作用する感
圧導電性エラストマー部材と、前記押圧面との間に該感
圧導電性エラストマー部材を介して配設され且つ該感圧
導電性エラストマー部材の変形に伴う電気抵抗変化を取
り出す電極とを具備してなり、前記接触子を前記感圧導
電性エラストマー部材に対して変位可能に支持させると
共に、前記接触子の接触用凸部を前記感圧導電性エラス
トマー部材の表面より外方に突出させたことを要旨とす
るものである。そして、必要に応じて、以下に示すよう
な手段が講じられる。即ち、感圧導電性エラストマー部
材の表面を絶縁性外皮で覆うと共に、接触子の面形成体
を前記絶縁性外皮より内方に位置させ、且つ該接触子の
接触用凸部を前記絶縁性外皮の表面より外方に突出させ
る。また、接触子としては、プラスチック、セラミッ
ク、ゴム又は金属からなり、該接触子の押圧面に過負荷
防止用凸部が形成されているものを採用し、絶縁性外皮
としては、合成ゴム又は熱可塑性エラストマーからなる
ものを採用する。更に、電極としては、接触子の押圧面
の中心に対応する位置の周囲複数箇所に配設されている
ものを採用し、電極からの電気信号を処理する制御手段
を内部に組み込む。
【0008】
【作用】上記手段によると、接触子の接触用凸部に検出
圧力が作用した場合には、接触子単体が変位することに
より面形成体も変位し、従って面形成体の押圧面から感
圧導電性エラストマー部材に加圧力が作用し、これに伴
って感圧導電性エラストマー部材が変形し、この変形に
起因する電気抵抗変化が電極より取り出される。この場
合、上記検出圧力は接触子の接触用凸部のみに集中して
作用するものであるから、この検出圧力が周囲に分散さ
れることはなく、而も、該接触用凸部は感圧導電性エラ
ストマー部材の表面より外方に突出しているので、感圧
導電性エラストマー部材の表面と平行な方向の圧力は、
接触用凸部の側方より作用して接触子単体を変位させ、
ひいては感圧導電性エラストマー部材を変形させること
となる。
【0009】そして、感圧導電性エラストマー部材の表
面を絶縁性外皮で覆うようにすれば、この絶縁性外皮に
接触子を弾性支持させることも可能となり、また絶縁性
外皮の作用により感圧導電性エラストマー部材等に対す
る内部保護がなされるばかりでなく、この絶縁性外皮の
表面に装飾等を施しておけば、触覚センサーの外観性の
向上が図られる。
【0010】また、電極を、接触子の押圧面の中心に対
応する位置の周囲複数箇所に配設しておけば、感圧導電
性エラストマー部材の表面と平行な方向或いは斜め方向
の圧力が接触用凸部に作用することにより押圧面が傾斜
状となるように接触子が変位した場合には、押圧面の周
部と各電極との間の圧縮変形の度合が異なることとな
り、従って、各電極からは夫々異なる値の電気抵抗が取
り出されることとなり、個々の電極の配設位置と電気抵
抗値の差異とから接触用凸部に作用した圧力の方向性が
判別できることとなる。
【0011】更に、電極からの電気信号を処理する制御
手段を内部に組み込んでおけば、配線等も同様に内部に
組み込めることとなり、センサーのコンパクト化が図ら
れると共に、配線が外部に露出することによる外観性の
悪化や使用勝手の悪化等が好適に防止される。
【0012】この場合において、感圧導電性エラストマ
ー部材としては、従来のものを用いることができ、中で
もシリコーンゴム中に造粒カーボン或いは球状炭素粒子
を混合分散させたものを使用することが好適である。ま
た、接触子としては、所要の剛性及び耐久性が必要であ
るから、金属、セラミック、プラスチック又はゴム等を
用いればよく、中でもプラスチック或いはゴムを成型し
たものを使用することが好適である。更に、絶縁性外皮
としては、特に限定しないが、クロロプレンゴム、アク
リロニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコー
ンゴム又はフッ素ゴム等の合成ゴムや熱可塑性エラスト
マーを用いればよく、中でも柔軟性の良いゴムを成型し
たものを使用することが好適である。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る触覚センサーの実施例を
図面に基づいて説明する。先ず、本発明の第1実施例を
説明する。図1に示すように、触覚センサー1は、シリ
コーンゴム中に造粒カーボン又は球状炭素粒子を混合分
散させてなる感圧導電性エラストマーシート2と、該感
圧導電性エラストマーシート2の上面に貼着された柔軟
性の良いゴム等でなる絶縁性外皮3と、該絶縁性外皮3
に変位可能に弾性支持されたプラスチック或いはゴム等
でなる剛性の高い接触子4と、前記感圧導電性エラスト
マーシート2の下方に配置されたプリント基板5と、該
プリント基板5の上面に設けられて前記感圧導電性エラ
ストマーシート2の下面が当接する電極6(電極パター
ン)と、前記プリント基板5の上面における電極6の側
方に設けられて保護膜7により覆われたICやLSI等
でなる制御手段8とを有する。尚、この実施例において
は、絶縁性外皮3と接触子4とが一体的に固着されてい
ると共に、絶縁性外皮3の厚みは約0.5mm、感圧導電
性エラストマーシート2の厚みは約0.3〜0.5mm、
プリント基板5の厚みは約0.1〜0.5mmとされてい
る。
【0014】そして、図2に示すように、接触子4及び
これに対応する電極6は、所定の規則性をもって(図示
例のものは縦横に等しいピッチで)、複数箇所に配設さ
れている。尚、単一の接触子4及びこれに対応する電極
6を有する構造のみで単一の触覚センサー1とすること
も可能である。
【0015】前記接触子4は、図3に示すように、下端
に押圧面9aが形成された円板状の面形成体9と、該面
形成体9の上部に垂直に突設された棒状又は針状の接触
用凸部10とからなる。そして、前記面形成体9の形状
は、上記の円板状に限定されるものではなく、例えば図
4に示す四角形或いは三角形やその他の多角形であって
もよく、更には図5に示す花弁状のものであってもよ
く、また上記例示のように肉厚均一の板状である必要は
なく、下端に押圧面が形成されるものでありさえすれば
よい。尚、上記例示の接触子4はいずれも、接触用凸部
10の上端が平坦面とされているが、この上端を球面状
或いはその他の凸形状としてもよい。
【0016】前記電極6としては、一対の平行電極或い
は櫛歯状電極を用い、これを接触子4の押圧面9aの下
方に配設してもよいが、接触子4に作用する圧力の方向
性を感知することが可能となるように、接触子4の押圧
面9aの周縁部下方に複数の電極を配設することが好ま
しい。その一例を述べると、図6に示すように、中心電
極X1と、その周囲を取り囲む共通電極X2と、該共通
電極X2の周囲に90度の角度間隔で配置された外方電
極X3…X3とで構成し、接触子4の押圧面9aの中心
部下方に前記中心電極X1を配置させて、押圧面9aの
中心部から下方に作用する圧力を中心電極X1と共通電
極X2との間から取り出し、押圧面9aの周縁部から下
方に作用する個々の圧力を共通電極X2と外方電極X3
…X3との間から取り出すようにするのである。そし
て、電極の形状は上記のものに限定されるわけではな
く、例えば図7或いは或いは図8に示す形状としても同
様の作用効果が得られ、更には図9に示すように外方電
極X3…X3の個数を8個或いはその他の個数としても
よく、また中心電極X1を廃止するようにしてもよい。
【0017】以上のような構成によれば、図1に示す状
態から接触子4の接触用凸部10に圧力が加えられた場
合には、該接触子4の押圧面9aからの加圧力の作用に
より感圧導電性エラストマーシート2が圧縮変形し、そ
の電気抵抗値が低下することになるが、この電気抵抗値
の変化は電極6より取り出され、電気信号として制御手
段8に送出される。そして、制御手段8は、この電気信
号に基づいて、加圧力の大きさを演算する。この場合、
電極6を、図6乃至図9に例示したような構成としてお
けば、接触子4の接触用凸部10に斜め方向からの圧力
や水平方向からの圧力が作用することにより、押圧面9
aが傾斜状態となって感圧導電性エラストマーシート2
を不均一に圧縮変形させた場合には、共通電極X2と個
々の外方電極X3…X3との間から異なる複数種の電気
信号が取り出されることとなり、制御手段8は、これら
の複数種の電気信号に基づいて、圧力がいかなる方向か
ら作用しているかを判別する。そして、制御手段8に温
度補正処理を行わせるようにしておけば、高精度の圧力
検出が行えることとなる。
【0018】図10は、本発明の第2実施例を示すもの
であって、この第2実施例は、感圧導電性エラストマー
シート2に接触子4の下部を埋設させて弾性支持したも
のであり、その他の構成については上記第1実施例につ
いて述べた事柄と同一である。
【0019】図11は、本発明の第3実施例を示すもの
で、この第3実施例は、感圧導電性エラストマーシート
2の上面に凸部2aを形成し、この凸部2aの上端より
接触子4の接触用凸部10を突出させたものであり、そ
の他の構成は上記第2実施例と同一である。
【0020】図12は、本発明の第4実施例を示すもの
であり、この第4実施例は、絶縁性外皮3の上面を更に
保護カバー用エラストマー11で覆ったものであり、そ
の他の構成については上記第1実施例で述べた事柄と同
一である。
【0021】図13は、本発明の第5実施例を示すもの
であり、この第5実施例は、感圧導電性エラストマーシ
ート2を小片にすると共に、一個の接触子4につき一個
の感圧導電性エラストマーシート2を設けるようにした
ものであり、接触子4の形状や電極6の構成等について
は、上記第1実施例で述べた事柄と同一である。そし
て、この第5実施例によれば、接触子4及び電極6を複
数箇所に設けた場合に、感圧導電性エラストマーシート
2の変形が各接触子4毎に独立して生じることになるの
で、相隣接する電極6に悪影響を及ぼすといった事態が
確実に回避される。
【0022】図14は、本発明の第6実施例を示すもの
であり、この第6実施例は、接触子4の面形成体9の上
面及び下面を押圧面9a、9aとし、この面形成体9の
上側及び下側に小片の感圧導電性エラストマーシート
2、2を配置させ、弾力性を有するスペーサー12の上
面側及び下面側に配設されたプリント基板5、5の夫々
の電極6、6により双方の感圧導電性エラストマーシー
ト2、2の変形に伴う電気抵抗変化を取り出すように構
成したものであり、接触子4の形状や電極6の構成等に
ついては、上記第1実施例で述べた事柄と同一である。
そして、この第6実施例によれば、単一の接触子4の変
位に伴って二枚の感圧導電性エラストマーシート2、2
が変形することになるので、感度が良くなると共に、接
触子4に上方向への圧力(例えば引張力)が作用した場
合であっても圧力検知が可能となる。
【0023】図15は、本発明の第7実施例を示すもの
であり、この第7実施例は、接触子4の面形成体9、9
を上下二段に取り付け、この双方の面形成体9、9の中
間に上下両面に電極6、6を有するプリント基板5を配
置し、各々の面形成体9、9と電極6、6との間に小片
の感圧導電性エラストマーシート2を介設し、これらの
上下両側方を絶縁性外皮3で覆うようにしたものであり
(下側の絶縁性外皮3は剛性が高い)、接触子4(面形
成体9)の形状や電極6の構成については、上記第1実
施例で述べた事柄と同一である。そして、この第7実施
例においても、上記第6実施例と同様に、感度が良くな
ると共に、接触子4に対する上方向への圧力検出も可能
となる。
【0024】図16は、本発明の第8実施例を示すもの
であり、この第8実施例は、接触子4の面形成体9の押
圧面9a周縁部に図17に示すような過負荷防止用凸部
15…15を形成し、この凸部13…15を感圧導電性
エラストマーシート2に埋設させたものであり、その他
の構成については上記第1実施例で述べた事柄と同一で
ある。そして、この第8実施例によれば、最大許容圧力
値以上の圧力が接触子4に作用した場合には、凸部15
…15の作用により感圧導電性エラストマーシート2の
所定率以上の変形が阻止され、各部の耐久性の向上等が
図られる。尚、このように過負荷防止用凸部15…15
を形成する構成は、上記第2乃至第7実施例についても
同様に適用できるものである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明に係る触覚センサー
によれば、押圧面が形成された面形成体と該面形成体に
突設された接触用凸部とで接触子を構成し、前記押圧面
から感圧導電性エラストマー部材に圧力が作用するよう
に接触子を弾性支持し、且つ前記接触用凸部を感圧導電
性エラストマー部材の表面又はこれを覆う絶縁性外皮の
表面より外方に突出させたから、この接触用凸部に対し
て鉛直方向に作用する圧力のみならず斜め方向や水平方
向に作用する圧力更には引張方向に作用する圧力をも検
出できることとなり、使用用途の拡大が図られると共
に、接触用凸部に作用する圧力の方向性をも検出するこ
とが可能となり、触覚センサーとしての機能を充分に発
揮できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る触覚センサーの要部
を示す拡大縦断正面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る触覚センサーの全体
構成を示す斜視図である。
【図3】接触子の第1の例を示す単体斜視図である。
【図4】接触子の第2の例を示す単体斜視図である。
【図5】接触子の第3の例を示す単体斜視図である。
【図6】電極の第1の例を示す平面図である。
【図7】電極の第2の例を示す平面図である。
【図8】電極の第3の例を示す平面図である。
【図9】電極の第4の例を示す平面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る触覚センサーの全
体構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る触覚センサーの全
体構成を示す斜視図である。
【図12】本発明の第4実施例に係る触覚センサーの全
体構成を示す斜視図である。
【図13】本発明の第5実施例に係る触覚センサーの要
部を示す拡大縦断正面図である。
【図14】本発明の第6実施例に係る触覚センサーの要
部を示す拡大縦断正面図である。
【図15】本発明の第7実施例に係る触覚センサーの要
部を示す拡大縦断正面図である。
【図16】本発明の第8実施例に係る触覚センサーの要
部を示す拡大縦断正面図である。
【図17】上記第8実施例の触覚センサーに用いられる
接触子を示す単体斜視図である。
【図18】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 触覚センサー 2 感圧導電性エラストマー部材 3 絶縁性外皮 4 接触子 6 電極 8 制御手段 9 面形成体 9a 押圧面 10 接触用凸部 15 過負荷防止用凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧面が形成された面形成体と該面形成
    体に突設された接触用凸部とを有する接触子と、該接触
    子の押圧面からの圧力が作用する感圧導電性エラストマ
    ー部材と、前記押圧面との間に該感圧導電性エラストマ
    ー部材を介して配設され且つ該感圧導電性エラストマー
    部材の変形に伴う電気抵抗変化を取り出す電極とを具備
    してなり、前記接触子を前記感圧導電性エラストマー部
    材に対して変位可能に支持させると共に、前記接触子の
    接触用凸部を前記感圧導電性エラストマー部材の表面よ
    り外方に突出させたことを特徴とする触覚センサー。
  2. 【請求項2】 感圧導電性エラストマー部材の表面を絶
    縁性外皮で覆うと共に、接触子の面形成体を前記絶縁性
    外皮より内方に位置させ、且つ該接触子の接触用凸部を
    前記絶縁性外皮の表面より外方に突出させたことを特徴
    とする請求項1に記載の触覚センサー。
  3. 【請求項3】 接触子が、プラスチック、セラミック、
    ゴム又は金属からなり、該接触子の押圧面に過負荷防止
    用凸部が形成されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の触覚センサー。
  4. 【請求項4】 絶縁性外皮が、合成ゴム又は熱可塑性エ
    ラストマーからなることを特徴とする請求項2に記載の
    触覚センサー。
  5. 【請求項5】 電極が、接触子の押圧面の中心に対応す
    る位置の周囲複数箇所に配設されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4に記載の触覚センサー。
  6. 【請求項6】 電極からの電気信号を処理する制御手段
    を内部に組み込んだことを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5に記載の触覚センサー。
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