JPH058184Y2 - - Google Patents

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JPH058184Y2
JPH058184Y2 JP15744085U JP15744085U JPH058184Y2 JP H058184 Y2 JPH058184 Y2 JP H058184Y2 JP 15744085 U JP15744085 U JP 15744085U JP 15744085 U JP15744085 U JP 15744085U JP H058184 Y2 JPH058184 Y2 JP H058184Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車に装備されるフユエルタンクに
適用して好ましい燃料タンクに関する。
〔従来の技術〕
自動車のフユエルタンクは、配置スペースの関
係等から、複数のタンクに分離されて装備される
ことがある。
このような自動車のフユエルタンクでは、メイ
ンタンクからエンジンへの燃料供給装置等へ配管
が施され、サブタンクが連通管を介してメインタ
ンクへ連通されるようになつている。従つて、サ
ブタンク内の燃料は一旦メインタンクへ移送され
た後にエンジン側へ供給されるようになつている
サブタンクからメインタンクへの燃料の移送は、
メインタンク内の燃料が消費されることで発生す
るメインタンク内に負圧を利用する所謂デユアル
フユエルタンク装置が知られている。
第8図にはこの種のデユアルフユエルタンク装
置の従来例が示されており、この装置では、メイ
ンタンク10が密閉式とされ、サブタンク12が
ブリーザ14による大気開放構造とされ、メイン
タンク10とサブタンク12とが一本の連通管1
6で連通されている。
この従来装置では、他のこの種従来装置で連通
管に備えられている比較的構造の複雑な一方向弁
からなる逆流防止装置を用いていないので、構造
が簡単であると云う利点があげられている。
しかしながら、この従来装置では、第9図に示
されるように、外部からの熱等で空気室18の内
圧が上昇している時に、連通管16の開口がメイ
ンタンク10内の燃料に浸漬されていると、両タ
ンクの圧力均衡が保たれるまで、メインタンク1
0からサブタンク12へ燃料が逆流されてしま
う。その結果、ブリーザ14から燃料漏の発生す
る惧れがあると云う欠点を有している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記事実を考慮して、比較的簡単な構
造でメインタンク内の燃料がサブタンク内へ逆流
するのを防止することができる燃料タンクを得る
ことが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る燃料タンクでは、燃焼装置と連通
される密閉式メインタンクと、大気開放構造とさ
れたサブタンクと、前記両タンクを連通する連通
管とを備え、該連通管は分岐されてメインタンク
の上部で複数位置に開口された構成となつてい
る。
〔作用〕
上記構成の燃料タンクでは、連通管はメインタ
ンク上部の複数位置に開口しているので、少くと
も1つの開口は他の開口がメインタンク内の燃料
に浸漬されている状態でも空気室と連通状態とす
ることができる。従つて、この状態でメインタン
ク内に内圧が上昇しても、圧力は空気室からこれ
と連通している連通管へ直ちに逃されるので、メ
インタンクからサブタンクへの燃料の逆流は発生
しない。
〔実施例〕
第1図及び第2図には、自動車のフユエルタン
クに適用された本考案に係る燃料タンクの第1実
施例が示されている。
この実施例では、メインタンク20とサブタン
ク22とは、メインタンク20を前方にして車体
の前後方向に沿つて直列配置されるようになつて
いる。メインタンク20には、天井面20Aに複
数の開口が形成され、各開口にはサクシヨンチユ
ーブ24、ブリーザチユーブ26、フイラーチユ
ーブ28、途中で二股に分岐された連通管30の
分岐管30A,30Bが配設されている。
サクシヨンチユーブ24は、天井面20Aを貫
通してタンク内に垂下し、底面20B近傍に開口
している。サクシヨンチユーブ24は、図示は省
略されているが配管を介してエンジンへの燃料供
給装置と連結されている。ブリーザチユーブ26
は天井面20Aの上方へ突出し、途中に弁32が
配設されている。弁32は通常は閉状態とされて
いるが、メインタンク20の内圧が上昇又は下降
して所定の値となると開状態となるようにされて
いる。フイラーチユーブ28は天井面20Aを貫
通してタンク内に垂下し、下端面の開口レベルが
燃料34の満タン時のレベルとなつている。フイ
ラーチユーブ28の上部には取外し可能にフイラ
ーキヤツプ36が配設されている。
分岐管30A,30Bは車体の前後方向に沿つ
て、天井面20Aの夫々前端部及び後端部から天
井面20Aを貫通してタンク内に垂下しており、
その下端面の開口レベルは前記フイラーチユーブ
28のそれよりも上位にある。分岐管30A,3
0Bはメインタンク20の略中央部の上方で分岐
されている。
サブタンク22はメインタンク20と略同一の
大きさで、車体に対する取付レベルもメインタン
ク20と略同一となつている。サブタンク22に
は前記フイラーチユーブ28と同様にフイラーチ
ユーブ38が配設され、フイラーチユーブ38に
はフイラーキヤツプ40が配設されている。サブ
タンク22の天井面22Aには大気に開放される
ブリーザチユーブ42が配設されている。
前記連通管30はメインタンク20の上方から
水平方向に沿つて車体後方側へ延び、サブタンク
22の上方で屈曲されて垂下し、サブタンク22
の天井面22Aを貫通して底面22Bの近傍に開
口している。
次に本実施例の作用を第1図、第3図及び第4
図により説明する。
本実施例に係るフユエルタンクを装備した自動
車が勾配のない道路を走行している状態では、第
1図に示されるように、メインタンク20及びサ
ブタンク22は水平状態にある。燃料34はサク
シヨンチユーブ24を経由してメインタンク20
から消費されてメインタンク20の空気室44の
体積が増大される。メインタンク20は大気に開
放されていないので、空気室44は負圧となつ
て、連通管30を介してサブタンク22からメイ
ンタンク20へ燃料34が移送される。
第1図に示される状態では、外部からの熱等で
空気室44の内圧が上昇されても、分岐管30
A,30Bの開口はメインタンク20内の燃料3
4に浸漬されていないので、燃料34がメインタ
ンク20からサブタンク22へ逆流されてしまう
ことがない。従つて、逆流によつて、サブタンク
22のブリーザチユーブ42から燃料34が漏れ
出してしまうと云うことはない。
自動車が下り坂を走行している状態では、第3
図に示されるように、メインタンク20及びサブ
タンク22は傾斜状態となり、メインタンク20
がサブタンク22より低レベルに位置する。サブ
タンク22内の燃料34は、メインタンク20及
びサブタンク22内の燃料34のヘツド差Hによ
り、メインタンク20へ流れ込もうとするが、弁
32はヘツド差Hによる圧力では開放しないよう
に設定されているので、両タンクの間で燃料34
の移行はなく、当然ブリーザチユーブ26から燃
料34が漏れ出すこともない。
第3図に示される状態で、メインタンク20の
空気室44の内圧が上昇された場合、分岐管30
Aは燃料34に浸漬されているが、分岐管30B
が空気室44と連通されているので、圧力は分岐
管30Bを通つて逃され、燃料34がメインタン
ク20からサブタンク22へ逆流されてしまうこ
とがない。従つて、逆流によつて、サブタンク2
2のブリーザチユーブ42から燃料34が漏れ出
してしまうと云うことはない。 自動車が昇り坂
を走行している状態では、第4図に示されるよう
に、メインタンク20及びサブタンク22は前記
と逆の傾斜状態となり、メインタンク20がサブ
タンク22より高レベルに位置する。この状態で
は、分岐管30Bはメインタンク20内の燃料3
4に浸漬されるが、分岐管30Aは空気室44に
連通され、かつ分岐管30Aの管路及び分岐管3
0Aと分岐管30Bの分岐部Sの管路には燃料3
4が存在しないので、燃料34がメインタンク2
0からサブタンク22へ逆流されることはない。
空気室44の内圧が上昇した場合でも同様に逆流
はおこらない。従つて、サブタンク22のブリー
ザチユーブ42から燃料34が漏れ出してしまう
と云うこともない。
なお、弁32は燃料34又は空気の過度の膨張
等によりメインタンク20の内圧が過度に上昇し
た場合に、メインタンク20に悪影響が及ぼされ
る前に開放される。また、弁32は連通管30の
詰り等によりメインタンク20の内圧が過度に低
下した場合、メインタンク20に悪影響が及ぼさ
れる前に開放される。
このように本実施例では、連通管30の分岐管
30A,30Bがメインタンク20の上部の前端
部及び後端部に夫々開口しているので、自動車の
姿勢が如何なる場合でも、またメインタンク20
の内圧が上昇した場合でも、燃料34がメインタ
ンク20からサブタンク22へ逆流することがな
く、燃料が漏れ出すことがない。
また、連通管30をタンクの下方に配管する必
要がないので、地上高を下げてしまうことがな
い。
なお、連通管30はサブタンク22側ではサブ
タンク22の底面22Bから取り出すことも可能
である。この場合には、サブタンク22の底面2
2Bに配設されるドレンプラグ(前記実施例では
示されていない。)の下端レベルより下部となら
ないように連通管30を取り廻せば、実質的に地
上高を下げることはない。
以下に本考案の他の実施例を説明する。以下の
実施例はいずれも前記実施例と同様に自動車に装
備されるフユエルタンクに適用したものである。
なお、前記実施例と基本的に同一のものには、前
記実施例と同一の符号を付与して、その説明を省
略している。
第5図には本考案の第2実施例が示されてい
る。この実施例では、メインタンク20には満タ
ンレベルを検出する液面センサ46が配設されて
いる。また、連通管30には管路を開閉するソレ
ノイドバルブ48が配設されている。ソレノイド
バルブ48は液面センサ46が満タンレベルを検
出すると作動して連通管30の管路を閉じるよう
になつている。
この実施例では、特に自動車の姿勢が前傾して
メインタンク20がサブタンク22より低レベル
に位置した場合(前記第3図に示されるような状
態)に、メインタンク20内の燃料34が規定量
となつていると連通管30が閉じられてサブタン
ク22とメインタンク20との連通が完全に遮断
されるようになつている。従つて、ブリーザチユ
ーブ26に配設された弁32とともに二重の燃料
漏防止対策が施されていることになる。
第6図には本考案の第3実施例が示されてい
る。この実施例では、分岐管30A,30Bが分
岐前の連通管30の軸線に対し直交するように分
岐されてメインタンク20の上部の左右端部に開
口されている。この実施例は、メインタンク20
とサブタンク22とが車体幅方向に並列配置され
ている場合に適用して良好な効果を奏する。
第7図には本考案の第4実施例が示されてい
る。この実施例では、分岐管30A,30Bがメ
インタンク20の上部の対角線上の隅部に開口さ
れている。この実施例では、自動車の前後方向の
姿勢変化だけではなく、車体のロールやバンクの
ついた道路を走行する際等の横方向の姿勢変化に
も対応可能となつている。
なお上記第1〜第4実施例では、メインタンク
20内で発生する負圧でサブタンク22からメイ
ンタンク20へ燃料34が移送されるようになつ
ているが、連通管30にポンプを配設して、この
ポンプで燃料を移送するようにしても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る燃料タンクで
は、メインタンクとサブタンクとを連通する連通
管が分岐されて、メインタンクの上部で複数位置
に開口されているので、比較的簡単な構造でメイ
ンタンク内の燃料がサブタンク内へ逆流するのを
防止することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のフユエルタンクに適用された
本考案に係る燃料タンクの第1実施例を示す側断
面図、第2図は第1図の平面図、第3図及び第4
図は第1実施例の作用を説明する側断面図、第5
図は第2実施例を示す側断面図、第6図は第3実
施例を示す平面図、第7図は第4実施例を示す平
面図、第8図は従来例を示す側断面図、第9図は
第8図の作用を説明する側断面図である。 20……メインタンク、22……サブタンク、
24……サクシヨンチユーブ、26……ブリーザ
チユーブ、30……連通管、30A,30B……
分岐管、32……弁、34……燃料、42……ブ
リーザチユーブ、44……空気室、46……液面
センサ、48……ソレノイドバルブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 燃焼装置と連通される密閉式メインタンク
    と、大気開放構造とされたサブタンクとを備
    え、サブタンクからメインタンクへ連通管を介
    して燃料が移送される燃料タンクにおいて、前
    記連通管は分岐されてメインタンクの上部で複
    数位置に開口されたことを特徴とする燃料タン
    ク。 (2) メインタンクは液面高さを検出するレベルセ
    ンサを備え、連通管はレベルセンサの検出にも
    とづいて連通管の管路を開閉する弁機構を備え
    ている実用新案登録請求の範囲(1)記載の燃料タ
    ンク。 (3) メインタンク及びサブタンクが自動車に装備
    されるフユエルタンクである実用新案登録請求
    の範囲(1)又は(2)記載の燃料タンク。
JP15744085U 1985-10-15 1985-10-15 Expired - Lifetime JPH058184Y2 (ja)

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JP15744085U JPH058184Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15744085U JPH058184Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JPS6265318U JPS6265318U (ja) 1987-04-23
JPH058184Y2 true JPH058184Y2 (ja) 1993-03-02

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JP15744085U Expired - Lifetime JPH058184Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JPS6265318U (ja) 1987-04-23

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