JPH058107Y2 - - Google Patents

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JPH058107Y2
JPH058107Y2 JP15781588U JP15781588U JPH058107Y2 JP H058107 Y2 JPH058107 Y2 JP H058107Y2 JP 15781588 U JP15781588 U JP 15781588U JP 15781588 U JP15781588 U JP 15781588U JP H058107 Y2 JPH058107 Y2 JP H058107Y2
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JP
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card
board
cavity
molding
mold
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、IC基盤を樹脂中に埋設してICカ
ードを成形するためのICカード成形用金型装置
に関する。
(従来の技術) 従来より、ICカードにおいては、第6図に図
示したように、プレート51に回路素子52が取
付けられたIC基盤53をABS樹脂等の合成樹脂
よりなるケース55内に内蔵封入した構造が一般
的である。
このICカード50はケース55の本体55A
およびフタ55Bをそれぞれ別々に射出成形した
後、IC基盤53をケース55に内装し、本体5
5Aとフタ55Bを高周波ウエルダー等によつて
接着して得られる。
しかしながら、このICカードを成形するに際
しては、ケースを成形する工程、IC基盤を内装
する工程、ケースの本体とフタを接着する工程と
いうように複数の工程を経るので、時間もかかる
うえこれらのための設備コストもかかる。
(考案が解決しようとする課題) そこでこの考案は上記状況に鑑み、ICカード
製造の工程の簡略化を図るため、一回の成形によ
つてIC基盤を樹脂中に一体に埋設してICカード
を得ることができるICカード成形用金型装置を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案は、射出成形機の金型キヤ
ビテイ内にIC基盤を配置してこれを樹脂中に一
体に埋設してICカードを成形する金型装置にお
いて、前記金型キヤビテイのカード形状を規定す
る一辺側が上下動可能なブロツク部材によつて区
画されているとともに、前記キヤビテイ内で前記
IC基盤を所定位置に保持するための部材であつ
て、後部から前部へ下る上側傾斜面を有する板状
体の該傾斜面の前部から前記IC基盤を水平保持
するための水平切欠面が形成され後端部は該IC
基盤の位置決め段部として構成された基盤保持部
材が前記ブロツク部材側から前記キヤビテイ内に
前進後退自在に配置されており、該基盤保持部材
は成形に際し前記キヤビテイ内に位置するが成形
時にはキヤビテイより外側へ後退するように構成
されていることを特徴とするICカード成形用金
型装置に係る。
(実施例) 以下添付の図面に従つてこの考案の実施例を説
明すると、第1図はこの考案に係るICカード成
形用金型装置により成形されたICカードの断面
図、第2図は第1図のICカードの成形状態を示
すICカード成形用金型装置の断面図、第3図は
IC基盤保持部材の斜視図、第4図はブロツク部
材の斜視図、第5図は同じく第1図のICカード
の成形状態を示すICカード成形用金型装置の断
面図である。
第1図に図示したように、このICカード10
は、プレート11に回路素子12,12……が取
付けられたIC基盤13が合成樹脂14中に一体
に埋設されたものである。
このICカード10は第2図以下に図示するIC
カード成形用金型装置20により成形される。
すなわちこの金型装置20は竪型射出成形機の
金型キヤビテイ23にIC基盤13を基盤保持部
材30とともに配置し、該キヤビテイに樹脂を注
入することによつてICカード10を成形する金
型装置である。
金型は固定金型21および可動金型22とから
なり、ICカード10と同形状のキヤビテイ23
を有する。符号24は樹脂注入口、25は固定金
型21に設けられた成形品突出装置である。
可動金型22内の金型キヤビテイ23のカード
形状を規定する一辺26側を区画する位置には、
スプリング等の弾発部材41により常に下方に付
勢される断面略T字形のブロツク部材40が上下
動可能に設けられる。このブロツク部材40は樹
脂注入口24の形成されていないキヤビテイの一
辺側を区画するために設けられることは言うまで
もない。
前記キヤビテイ23内および前記ブロツク部材
40の下側には前記IC基盤13を所定位置に保
持するための基盤保持部材30が配置される。基
盤保持部材30は第3図に図示するように、後部
31Aから前部31Bへ下る上側傾斜面31を有
する板状体であつて、該傾斜面31の前部所定位
置Sからは前記IC基盤13を水平保持するため
の水平切欠面32が形成されその後端部は該IC
基盤13の位置決め段部33として構成されてい
る。この基盤保持部材30の後端34にはシリン
タ装置35の作動ロツド36が接続しており、こ
れによつて基盤保持部材30は前記ブロツク部材
40の下面42側から前記キヤビテイ23内に前
進後退自在に配置される。しかるに、第4図に図
示したように、ブロツク部材40の下面42は前
記基盤保持部材の上側傾斜面31と同じ傾斜角度
に形成され、常に基盤保持部材30を押圧すると
ともに、該ブロツク40は基盤保持部材30の前
進後退により上下動する。
(作動) 次に、この金型装置20によるICカード10
の成形方法を装置の作動とともに説明する。
まず、第2図に図示したように、IC基盤13
を保持した基盤保持部材30をブロツク部材側4
0から前進させ金型キヤビテイ23内に配置す
る。この状態で樹脂注入口24から樹脂27を注
入する。このとき樹脂27はIC基盤13より上
部のキヤビテイにのみ注入される。次いで、樹脂
27の注入を行いながら前記基盤保持部材30を
キヤビテイ23の外側(矢印方向)へ後退させ
る。後退は第5図に図示したように、前記基盤保
持部材30の先端30Aがキヤビテイ23から完
全に出る位置、すなわち、前記ブロツク部材40
により区画されたキヤビテイ一辺位置26に来る
まで行う。この後退によりIC基盤13はキヤビ
テイ23内に残るとともに、樹脂27がIC基盤
13の下側キヤビテイに注入され、IC基盤13
は完全に樹脂27中に埋設される。そして樹脂冷
却後、可動金型22を開き突出装置25によつて
成形品を取り出す。
(効果) 以上図示し説明したように、このICカード成
形用金型装置にあつては、一回の成形工程によつ
てIC基盤を樹脂中に一体に埋設したICカードを
成形することができる。従つて、従来方法に比
し、効率、設備等の点で大きな有利性を有し、
ICカード成形工程の簡略化に伴うコストダウン
を図ることができる。また、IC基盤は樹脂中に
一体に埋設できるので、従来のカードに比し、衝
撃や振動等に対してIC基盤の保設が可能となり、
信頼性も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るICカード成形用金型
装置により成形されたICカードの断面図、第2
図は第1図のICカードの成形状態を示すICカー
ド成形用金型装置の断面図、第3図はIC基盤保
持部材の斜視図、第4図はブロツク部材の斜視
図、第5図は同じく第1図のICカードの成形状
態を示すICカード成形用金型装置の断面図、第
6図は従来のICカードの断面図である。 10……ICカード、13……IC基盤、20…
…ICカード成形用金型装置、23……キヤビテ
イ、30……IC基盤保持部材、31……上側傾
斜面、32……水平切欠面、33……位置決め段
部、40……ブロツク部材、50……ICカード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 射出成形機の金型キヤビテイ内にIC基盤を配
    置してこれを樹脂中に一体に埋設してICカード
    を成形する金型装置において、 前記金型キヤビテイのカード形状を規定する一
    辺側が上下動可能なブロツク部材によつて区画さ
    れているとともに、 前記キヤビテイ内で前記IC基盤を所定位置に
    保持するための部材であつて、後部から前部へ下
    る上側傾斜面を有する板状体の該傾斜面の前部か
    ら前記IC基盤を水平保持するための水平切欠面
    が形成され後端部は該IC基盤の位置決め段部と
    して構成された基盤保持部材が前記ブロツク部材
    側から前記キヤビテイ内に前進後退自在に配置さ
    れており、該基盤保持部材は成形に際し前記キヤ
    ビテイ内に位置するが成形時にはキヤビテイより
    外側へ後退するように構成されていることを特徴
    とするICカード成形用金型装置。
JP15781588U 1988-12-02 1988-12-02 Expired - Lifetime JPH058107Y2 (ja)

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JPH0278320U JPH0278320U (ja) 1990-06-15
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JP2019171607A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社翔栄 樹脂成形品及び金型
JP7049957B2 (ja) * 2018-08-01 2022-04-07 日立Astemo株式会社 電子制御装置の製造方法

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