JPH0580U - 加熱蒸散装置 - Google Patents

加熱蒸散装置

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JPH0580U
JPH0580U JP3308892U JP3308892U JPH0580U JP H0580 U JPH0580 U JP H0580U JP 3308892 U JP3308892 U JP 3308892U JP 3308892 U JP3308892 U JP 3308892U JP H0580 U JPH0580 U JP H0580U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】発熱体3の放熱筒体10内壁の高さを8〜12
mmとし、これに対向する吸液芯8の受熱部8’の長さ
を放熱筒体内壁の高さの0.3〜0.8倍とし、薬液7
の有効成分としてd−T80−フラメトリンおよび/ま
たはd,d−T80−プラレトリンを使用し、薬液蒸散
時の放熱筒体内壁表面部の温度を130〜150℃とし
た薬液蒸散装置。 【効果】吸液芯上部の中空受熱空間13と特定の有効成
分および加熱温度の組合せにより、蒸散効率が向上・安
定し、少ない蒸散量で高い殺虫効果が得られるため、同
量の薬液でより長時間の蒸散が可能。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、d−T80−フラメトリンおよびd,d−T80−プラレトリンの 一方または双方を含有する薬液を加熱して蒸散させる加熱蒸散装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より殺虫等の目的で薬剤を加熱蒸散させる方法としては、(1)いわゆる 蚊取線香および(2)電気蚊取マット等が愛好されてきた。薬剤溶液中に多孔質 吸液芯を浸漬し、芯上部を加熱して薬剤を加熱蒸散させる方式が、一回毎にマッ ト等を交換する必要がないこと、効果が長時間安定すること等の理由で近年再び 注目されてきた。この方式はかなり古くから知られており、例えば実公昭43− 25081号公報には直接加熱による方法が記載され、また、吸液芯と発熱体と の間にフェルト等を介在させて加熱する方法が実公昭36−12459号公報、 実公昭46−22585号公報に記載され、さらに、吸液芯と発熱体とを一定間 隔で離間して加熱する方法が実公昭43−26274号公報、実公昭44−83 61号公報、実公昭45−19801号公報等に記載さている。しかしながら、 この当時のものは、効力の持続性等の点で十分でなく、結局前記蚊取線香や蚊取 マットに比べその長所が認識されず、市場には受け入れられずに終わっていた。
【0003】 最近、吸液芯の材質や組成の改良について種々の提案がなされ、例えば特公昭 59─40409号公報や特公昭61─23163号公報に一応の配慮をみるこ とができる。一方、薬液の蒸散効率および使用時間は、使用する薬剤の種類、加 熱蒸散装置の構造や発熱性能、あるいは発熱体と吸液芯の位置関係に著しく左右 されるが、それらの条件等について未だ十分検討されていないのが現状である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の加熱蒸散装置の機能性を改良し、薬液のロスが少なく効率的 に薬液使用ができ、しかも長時間にわたって使用可能な加熱蒸散装置を提供する ことを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案者等は、薬剤の蒸散性能と使用時間に影響を 及ぼす種々の要因について鋭意検討した結果、発熱体を構成する放熱筒体と吸液 芯受熱部の位置関係が最も重要であることを見出した。
【0006】 すなわち、本考案は、有効成分としてd−T80−フラメトリンおよびd,d −T80−プラレトリンの一方または双方を含有する薬液を収納する薬液容器、 該薬液を吸液する吸液芯、該吸液芯を加熱して薬液を蒸散させる発熱体、および 該発熱体を収納する発熱体収納部からなる加熱蒸散装置において、 前記発熱体を構成する中空筒状の放熱筒体内壁の高さが8〜12mmであり、 この放熱筒体内壁に対向する前記吸液芯の受熱部の長さを前記放熱筒体内壁の高 さの0.3〜0.8倍とし、薬液蒸散時の前記放熱筒体内壁表面部の温度を13 0〜150℃となるようにしたことを特徴とする加熱蒸散装置に関する。
【0007】 前記吸液芯の受熱部と、発熱体の放熱筒体内壁との間隙が1.2〜1.7mm であることが本考案の加熱蒸散装置において特に好ましい。
【0008】 本考案の加熱蒸散装置に用いられる有効成分としては、 蒸気圧が2.0×10-5〜4.0×10-4mmHg/20℃の範囲にあるこ と、 殺虫効力が高く、高濃度の薬液を必要としないこと の条件が要求され、安全性にすぐれたピレスロイド系殺虫剤の中で、d−T80 −フラメトリンおよびd,d−T80−プラレトリンが上記条件に適合した。例 えば、dl,d−T80−アレスリンは上記の条件を満足するものの、殺虫効 力がやや劣り高濃度の薬液を蒸散させなければならず不適であった。
【0009】 また、発熱体の放熱筒体内壁表面部の温度については、130〜150℃が適 当で、これより低い温度では薬剤の蒸散が低下し、150℃より高い場合では、 吸液芯の劣化を招いたり、蒸散効率の向上が得られず、好ましくなかった。
【0010】 このように、本考案は、発熱体と吸液芯の位置関係、使用する有効成分の種類 、および発熱体の加熱温度の条件を組み合わせてはじめて、蒸散効率の改善、な らびにその結果として使用時間の延長をなし得たものである。
【0011】
【作用】
従来の加熱蒸散装置では、発熱体の放熱筒体に対向する吸液芯は、その上面が 放熱筒体の上面と同等かもしくは若干高めに位置していたが、本考案の加熱蒸散 装置では、放熱筒体内壁の高さを8〜12mmとし、これに対向する吸液芯の受 熱部の長さを放熱筒体内壁の高さの0.3〜0.8倍となるよう低く位置させた ことにより、吸液芯上方に中空受熱空間が生じ、これにより有効成分の蒸散効率 が向上、安定し、薬液蒸散量が減少しても従来装置と同等の殺虫効力が得られ、 結果として使用時間を延長できるものである。また、この蒸散性能の改善は、上 記のように薬液中の有効成分の種類や発熱体の放熱筒体内壁表面部の温度とも密 接に関連している。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して、実施例および試験例により本考案をさらに詳細に説明 するが、本考案はこれのみに限定されるものではない。
【0013】 図1は本考案の加熱蒸散装置の一実施例の断面図、図2は本考案の加熱蒸散装 置の別の実施例の断面図、図3は図2に示す装置の平面図、図4は本考案のさら に別の実施例の断面図を示し、そして図5および図6はそれぞれ図1および図2 に対応する従来の加熱蒸散装置の断面図を示す。
【0014】 本考案の加熱蒸散装置は、メインパーツとして器体1と薬液容器2とからなり 、器体1には発熱体3、発熱体3と接続する電源コード4、オンオフ操作スイッ チ6などが付設され、一方薬液7を収納した薬液容器2には吸液芯8が具備され る。
【0015】 器体1はプラスチックを用いて成形されるが、これは適当なパーツに分割して 成形したものを組み立てて所要の一個の形態に構成してもかまわない。火災防止 等を考慮して保護キャップ、その他の部分を特に難燃性のグレードとすることも できる。また、薬液容器2の液量を装置外から確認できるように器体の一部に透 明樹脂を用いて成形してもよいし、あるいは穿孔して液量確認窓を設けることも できる。さらに、図1に示すように、器体1は発熱体3の収納部のみとし、薬液 容器2の周囲を露出するようにしてもよい。
【0016】 薬液容器2はポリプロピレン、PET、ABS、PVCなどの耐薬品性にすぐ れたプラスチックからなり、薬液7を注入し、適当な保持部材を介して吸液芯8 を密栓状に保持したのち、器体1に収納される。その収納方法としては、底面に 螺着式の底蓋14を設け、この上に薬液容器2を載置するようにしてもかまわな いが(図1参照)、図4に示すように薬液容器2の上位に刻設したネジ部を装置 内部に設けた保持体9に螺合させる方法が、前者に比べて薬液容器2をしっかり 器体1に固定することができ、より好ましい。また、図2および図6に示すよう に、薬液容器2を接続した器体1を支持脚18で支えることもできる。薬液容器 2の形状としては、従来、円筒状のものが一般的に使用されてきたが、底部にく ぼみをつけたり、円筒面に溝やスジを設けたり、あるいは多角形状とすれば、手 で把持しやすく、操作も簡単に行うことができ便利である。また、薬液容器2に は必要に応じて把手をつけることもできる。
【0017】 発熱体3は、吸液芯8を囲繞するように器体1の頂面中央に備えられ、例えば 上端フランジ部において器体1の頂面に係架するなどの手段の適用により定位置 に固定される。発熱体3の吸液芯8に対向する面には中空円筒状の放熱筒体10 が組み込まれ、その内壁の高さは8〜12mmで、加温時の内壁表面部の温度は 130〜150℃となるように設定されている。
【0018】 4は発熱体3に接続する電源コードを示すが、延長コード取付けタイプとした り、プラグ端子を器体1に固定するいわゆるコードレスタイプとしてもよいし、 また、電源コードを収納するための収納室を器体1に別途設けても差し支えない 。5は発熱体3の上部に載置される保護キャップで安全上付設するのが好ましく 、その中央部には、蒸散口11が形成されるが、その大きさ、形状は蒸散薬液が 過度に保護キャップ5、あるいは器体1に凝縮、付着しない限りにおいて任意で ある。その方法として、例えば蒸散口内径10〜30mmの円筒状蒸散口を設け ることができるが、この場合、蒸散口部分の耐熱性や蒸散性能の面から、蒸散口 下端15と発熱体3上面との距離は通常1〜5mmの範囲内が好ましい。また、 蒸散口上端16に突起部17を設けると小児の指入れが防止でき、好ましい。さ らに、保護キャップ部分は器体1に一体に成形されてもよい。6は発熱体3をオ ンオフ操作するスイッチで、該スイッチにはオン操作中は光を発するような光源 を内蔵してもよい。
【0019】 本考案で用いられる薬液7は、有効成分を含有し、油性、水性いずれも可能で 、例えば炭素数12以上のパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤に溶解させたもの や、ポリオキシアルキレンエーテル系の可溶化剤を配合した水性薬液が挙げられ る。有効成分としては上記した要件を満足するものとして、d−T80−フラメ トリンおよびd,d−T80−プラレトリンの一方または双方が用いられる。
【0020】 また、吸液芯8の材質、形状はなんら制限を受けるものではなく、無機質材料 を糊剤で固めたものの他、これを焼成したもの、あるいは、フェルト、綿、布、 不織布などの編組、あるいはガラス、無機繊維、プラスチック、木材、多孔質セ ラミックス、多孔質高分子などの多孔質蒸散層からなり、好ましくはその周囲を ガラス、無機繊維、プラスチックなどの保持材で被覆したものが、強度的にすぐ れ、かつ吸液量、蒸散速度の調整も容易でより適している。
【0021】 なお、器体1には通気口12が設けられ、外気がこの通気口12から吸液芯8 の受熱部8’と発熱体3の放熱筒体10の間隙を通じて連通し得るようになって いる。また、必要ならば薬液容器保持体9にも適宜通気口を設けてもよい。
【0022】 本考案の加熱蒸散装置は上記構成に加え、放熱筒体10の内壁に対向する吸液 芯受熱部8’の長さを放熱筒体の内壁の高さの0.3〜0.8倍、すなわち8’ の長さとして好ましくは4〜8mmとなるように低く位置させ、吸液芯の上方に 中空受熱空間13を形成させるとともに、好ましくは放熱筒体10と吸液芯受熱 部8’との間隙を1.2〜1.7mmとする。
【0023】 こうして得られた本考案の加熱蒸散装置を通電使用すると、吸液芯8により吸 液され、その受熱部8’に浸透した薬液7が発熱体3の放熱筒体10に加熱され て蒸散されるが、受熱部8’の長さは、図5および図6の従来装置に比較して短 いため、受熱量が小さくなり蒸散液量は減少する。しかしながら、吸液芯上方の 受熱空間13の作用により、有効成分はロスなく効率的に、しかも安定して蒸散 、拡散するので、従来装置と同じ薬液量を収納した場合でも殺虫効力の低下を来 すことなく、使用時間を大幅に伸ばし得るものである。なお、このような受熱空 間13の効果は、ある一定の蒸気圧を有し、かつ低濃度で使用し得る成分に限ら れ、試験の結果、適合したのはd−T80−フラメトリンおよびd,d−T80 −プラレトリンであった。本考案の加熱蒸散装置は、使用が簡便で何ら特別な操 作を必要とせず、蚊、ハエ、ゴキブリ、ナンキンムシ、ダニ類などの駆除用とし て極めて有用、かつ実用的なものである。
【0024】 次に本考案の加熱蒸散装置の作用効果を明確にするため試験例を示す。 〔試験例1〕 下の表1に示す処方にて調製した薬液35gを薬液ボトルに充填し、プラスチ ック繊維からなる所定の吸液芯を嵌挿密栓状に保持した後、加熱蒸散装置に収納 した。通電使用して、以下の項目について試験を行い比較したところ、表2に示 す結果を得た。なお、灯油は沸点260〜290℃/mmHgのものを用い、加 熱蒸散装置は本考案の試験例として図1に示すもの、対照としては図5に示すも のを使用した。表1中、有効成分AおよびBはそれぞれ本考案のd−T80−フ ラメトリンおよびd,d−T80−プラレトリンを表し、有効成分C、Dおよび Eはそれぞれdl,d−T80−アレスリン、エムペントリンおよびd−T80 −レスメトリンを表す。また、表2中、(1)、(2)および(3)はそれぞれ 下記の試験項目に対応する。 試験項目 (1)蒸散液量:12時間通電使用した時の薬液重量減少量として求めた。 (2)蒸散効率:蒸散薬液をシリカゲル充填カラムでトラップし、ガスクロマト グラフィーで分析して蒸散有効成分量を測定し、蒸散液量に対する有効成分の蒸 散効率を算出した。 (3)拡散力:アカイエカ成虫100匹を放った6畳間(高さ2.5m)の部屋 の中央に供試装置を設置し、通電開始後20分間暴露し、ノックダウン虫率を測 定した。 (4)使用時間:薬液残量が1gになるまでの通電使用時間として求めた。 (5)装置への薬液付着:通電終了後、器体1に付着した汚れを観察した。
【0025】
【表1】 *( )内の数値は放熱筒体の高さに対する吸液芯受熱部の長さの比率である。
【表2】 評価基準 * 拡散力 :○=ノックダウン率が60%以上 △=ノックダウン率が30〜60% ×=ノックダウン率が30%以下 **薬液付着:○=汚れがほとんどない △=汚れがわずかに認められる ×=汚れがかなり認められる
【0026】 試験の結果、本考案の加熱蒸散装置によれば、有効成分の蒸散効率は安定して ほぼ100%で、装置への薬液付着によるロスもなく、極めて効率的な蒸散性能 が得られ、従来装置(対照装置4)に比較して蒸散液量が減少しても同等の殺虫 効力を示し、従って使用時間を大幅に伸ばし得ることが認められた。また、従来 装置(対照装置4)では蒸散効率にややバラツキがみられ、本考案が開示する吸 液芯上方の受熱空間13の有用性が観察された。一方、対照の装置、例えば吸液 芯受熱部の放熱筒体の高さに対する比率を0.3より低くしたもの(対照装置5 )では受熱量の不足のため十分な蒸散性能が得られなかった。また、放射筒体の 表面温度を150℃より高く設定した場合(対照装置6)には、温度が高すぎて 吸液芯の劣化を来し、好ましくなかった。さらに、本考案の装置に適用できる有 効成分を検討したところ、下記の条件: 蒸気圧が2.0×10-5〜4.0×10-4mmHg/20℃の範囲にあるこ と、 殺虫効力が高く、高濃度の薬液を必要としないこと を満足する必要があり、d−T80−フラメトリンとd,d−T80−プラレト リンが適合した。dl,d−T80−アレスリンについては上記の条件を満足 するものの、殺虫効力がやや劣り2.5%以上の薬液濃度を必要とし本考案の装 置には不適であった。また、上記蒸気圧の範囲に該当しないエムペントリンやd −T80−レスメトリンはいずれも蒸散性能が不良であった。なお、試験に供し た有効成分の蒸気圧は以下のとおりである。 ・d−T80−フラメトリン 1.3×10-4mmHg/20℃ ・d,d−T80−プラレトリン 3.5×10-5mmHg/20℃ ・dl,d−T80−アレスリン 4.2×10-5mmHg/20℃ ・エムペントリン 1.6×10-3mmHg/30℃ ・d−T80−レスメトリン 1.1×10-5mmHg/30℃
【0027】 〔試験例2〕 有効成分B0.8w/v%と灯油99.2w/v%とからなる薬液35gを薬 液ボトルに充填し、無機質材料を糊剤で固めた後、焼成して得られた吸液芯を嵌 挿密栓状に保持した。図2または図6に示す加熱蒸散装置(放熱筒体表面温度1 35℃)を用いた以外は試験例1と同様に試験を行ったところ、下の表3に示す ように、器具の形状にかかわらず、本考案の有用性が確認された。なお、表3に おいて、吸液芯に関する表示、試験項目および評価基準は表1および表2に示し たものと同様である。
【0028】
【表3】
【0029】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案の加熱蒸散装置は、従来装置の機能性を 改良し、有効成分のロスが少なく、効率的に蒸散使用ができ、しかも従来装置に 比較して長時間使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の加熱蒸散装置の一実施例の断面図であ
る。
【図2】本考案の加熱蒸散装置の別の実施例の断面図で
ある。
【図3】図2に示した加熱蒸散装置の平面図である。
【図4】本考案の加熱蒸散装置のさらに別の実施例の断
面図である。
【図5】従来の加熱蒸散装置の断面図である。
【図6】従来の別の加熱蒸散装置の断面図である。
【符号の説明】
1 器体 2 薬液容器 3 発熱体 4 電源コード 5 保護キャップ 6 スイッチ 7 薬液 8 吸液芯 8’ 受熱部 9 保持体 10 放熱筒体 11 蒸散口 12 通気口 13 中空受熱空間 14 底蓋 15 蒸散口下端の口部 16 蒸散口上端の口部 17 蒸散口突起部 18 支持脚

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効成分としてd−T80−フラメトリ
    ンおよびd,d−T80−プラレトリンの一方または双
    方を含有する薬液を収納する薬液容器、該薬液を吸液す
    る吸液芯、該吸液芯を加熱して薬液を蒸散させる発熱
    体、および該発熱体を収納する発熱体収納部からなる加
    熱蒸散装置において、前記発熱体を構成する中空筒状の
    放熱筒体内壁の高さが8〜12mmであり、この放熱筒
    体内壁に対向する前記吸液芯の受熱部の長さを前記放熱
    筒体内壁の高さの0.3〜0.8倍とし、薬液蒸散時の
    前記放熱筒体内壁表面部の温度を130〜150℃とな
    るようにしたことを特徴とする加熱蒸散装置。
  2. 【請求項2】 吸液芯の受熱部と、発熱体の放熱筒体内
    壁との間隙が1.2〜1.7mmである請求項1記載の
    加熱蒸散装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167994A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Nohmi Bosai Ltd 加煙試験器

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