JPH0580671A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0580671A
JPH0580671A JP26864591A JP26864591A JPH0580671A JP H0580671 A JPH0580671 A JP H0580671A JP 26864591 A JP26864591 A JP 26864591A JP 26864591 A JP26864591 A JP 26864591A JP H0580671 A JPH0580671 A JP H0580671A
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
heating roller
transfer material
fixing device
pressure
Prior art date
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Application number
JP26864591A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takagi
裕一 高城
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャム処理時に加熱ローラに付着する現像剤
によって転写材が汚染されることを未然に防止すること
ができる定着装置を提供する。 【構成】 感光ドラムへの潜像形成を開始すると同時
に、加熱ローラ1および加圧ローラ4は回転され、離型
剤塗布ローラ9はソレノイド25のオン動作によって加
熱ローラ1に当接される。次いで、未定着現像剤像が形
成されている転写材は加熱ローラ1と加圧ローラ4との
間のニップ部に差し込まれる。転写材のニップ部の通過
中、転写材上の未定着現像剤像は熱および圧力によって
転写材上に融着され、転写材には永久画像が形成され
る。転写材がニップ部を通過した後、ソレノイド25は
オフ動作をし、ガイド部材17の回転によって離型剤塗
布ローラ9は加熱ローラ1から離隔する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写装置、静
電情報記録装置などの画像形成装置に用いられる定着装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置などの画像形成
装置に用いられている定着装置として、内部に発熱体を
有する加熱ローラと、該加熱ローラに圧接しながら回転
される加圧ローラとを備え、上記加熱ローラと上記加圧
ローラとが互いに協働して未定着現像剤像が形成されて
いる転写材を挟圧搬送するためのニップ部を形成するも
のがある。
【0003】定着時、未定着現像剤像が形成されている
転写材は加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ部に差
し込まれる。転写材のニップ部の通過中、転写材上の未
定着現像剤像は熱および圧力によって転写材上に融着さ
れ、転写材には永久画像が形成される。しかし、転写材
上の未定着現像剤像を形成する現像剤の一部が加熱ロー
ラの表面に転移し(いわゆるオフセット現象)、加熱ロ
ーラ表面に未定着現像剤像が付着することがある。加熱
ローラ表面の付着現像剤像は次ぎに送られてくる転写材
に再び付着し、転写材は現像剤によって汚染される。
【0004】オフセット現象による転写材の汚染を未然
に防止するために、加熱ローラ表面に離型剤を塗布する
ことによって現像剤の一部が加熱ローラ表面に付着し難
くすることが考えられている。加熱ローラ表面に離型剤
を塗布する方法として、離型剤であるシリコンオイルが
含浸されている離型剤塗布部材を加熱ローラ表面に当接
させ、加熱ローラ表面にシリコンオイルを塗布するもの
がある。なお、離型剤塗布部材には、フェルト材が用い
られている。しかし、上記の離型剤の塗布方法では、離
型剤塗布部材に含浸可能なシリコンオイル量が少なく、
また離型剤塗布部材の加熱ローラに当接する部分の汚れ
の度合いが大きいから、離型剤塗布部材の使用期間が短
く、離型剤塗布部材の交換を頻繁に行う必要がある。
【0005】離型剤塗布部材の使用期間を長くするため
に、加熱ローラに対して相対的に移動する保持部材で離
型剤塗布ローラを回転可能に保持し、転写材が加熱ロー
ラと加圧ローラとの間のニップ部に進入してから進出す
るまでの期間中、保持部材を離型剤塗布ローラが加熱ロ
ーラに当接可能な位置まで移動させ、待機時などの他の
期間中、保持部材を離型剤塗布ローラが加熱ローラから
離隔可能な位置まで移動させる方法が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】加熱ローラと加圧ロー
ラとの間のニップ部において転写材のジャムが発生する
と、転写材はニップ部から抜き出されるが、該転写材の
ニップ部からの引き抜きにともない未定着現像剤像を形
成する現像剤の一部が加熱ローラに付着することがあ
る。しかし、上記の方法では、転写材が加熱ローラと加
圧ローラとの間のニップ部に進入してから進出するまで
の期間中だけ離型剤塗布ローラが加熱ローラに当接して
いることにより、ジャム処理によって加熱ローラに付着
した現像剤は離型剤塗布ローラで取り除かれないから、
次ぎに送られてくる転写材に上記現像剤が付着し、該転
写材が汚染される。
【0007】本発明の目的は、ジャム処理時に加熱ロー
ラに付着する現像剤によって転写材が汚染されることを
未然に防止することができる定着装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第一の発明によれ
ば、上記目的は、内部に発熱体を有する加熱ローラと、
該加熱ローラに圧接しながら回転される加圧ローラと、
上記加熱ローラおよび上記加圧ローラの内のいずれか一
方のローラに離隔可能に当接し、該一方のローラに離型
剤を塗布するための離型剤塗布部材とを備え、上記加熱
ローラと上記加圧ローラとが互いに協働して未定着現像
剤像が形成されている転写材を挟圧搬送するためのニッ
プ部を形成する定着装置において、上記転写材に対する
ジャム処理完了後から次ぎの転写材が上記ニップ部に送
られてくるまでに間に、上記離型剤塗布部材は上記一方
のローラに当接することにより達成される。
【0009】本願第二の発明によれば、上記目的は、内
部に発熱体を有する加熱ローラと、該加熱ローラに圧接
しながら回転される加圧ローラと、上記加熱ローラおよ
び上記加圧ローラの内のいずれか一方のローラに駆動力
を複数の伝達部材を介して伝達する伝達手段と、該伝達
手段の伝達部材の一つに制動部材で制動力を作用させる
制動手段とを備え、上記加熱ローラと上記加圧ローラと
が互いに協働して未定着現像剤像が形成されている転写
材を挟圧搬送するためのニップ部を形成する定着装置に
おいて、上記転写材に対するジャム処理時に、上記一つ
の伝達部材は上記制動部材に対して相対的に移動され、
上記伝達部材の伝達運動が上記制動部材からの制動力で
阻止されることにより達成される。
【0010】
【作用】本願第一の発明の定着装置では、上記転写材に
対するジャム処理完了後から次ぎの転写材が上記ニップ
部に送られてくるまでに間に、上記離型剤塗布部材は上
記一方のローラに当接することによって上記一方のロー
ラに上記離型剤が塗布され、ジャム処理時に上記一方の
ローラに付着した現像剤は離型剤塗布部材によって取り
除かれる。
【0011】本願第二の発明の定着装置では、上記転写
材に対するジャム処理時に、上記一つの伝達部材は上記
制動部材に対して相対的に移動され、上記伝達部材の伝
達運動が上記制動部材からの制動力で阻止される。ジャ
ム処理によって上記転写材が上記ニップ部から引き抜か
れるとき、該転写材の引き抜きにともない上記加熱ロー
ラおよび上記加圧ローラは回転されるが、上記一つの伝
達部材に制動力が作用していることによって上記転写材
の上記ニップ部からの引抜速度は小さい。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0013】図1は本願第一の発明の定着装置の一実施
例の主要部の構成を示す縦断面図、図2は図1の定着装
置の離型剤塗布ローラを保持する保持部材および該保持
部材の取付状態を示す斜視図、図3は図1の定着装置の
離型剤塗布ローラと加熱ローラとの当接状態を示す図、
図4は図1の定着装置の離型剤塗布ローラと加熱ローラ
との離隔状態を示す図である。定着装置は、図1〜図4
に示すように、加熱ローラ1を備える。加熱ローラ1
は、外周面が離型層などで被覆されている中空の芯金2
からなる。加熱ローラ1の芯金2の内部にはヒータ3が
配置されている。
【0014】加熱ローラ1には加圧ローラ4が回転可能
に圧接されている。加圧ローラ4は芯金5を有し、該芯
金5の外周面は弾性層6で覆われている。弾性層6の外
面は離型層7が形成されている。加圧ローラ4は加熱ロ
ーラ1と互いに協働して転写材を挟圧搬送するためのニ
ップ部を形成する。
【0015】加熱ローラ1の周囲には、転写材が加熱ロ
ーラ1に巻き付くことを防止するための分離爪8および
離型剤塗布ローラ9が配置されている。
【0016】離型剤塗布ローラ9は両端部に軸部11が
設けられている芯金10を有し、該芯金10の外周面に
はシリコンゴム層12が形成されている。シリコンゴム
層12の外周面には耐熱フェルト層13が形成されてい
る。耐熱フェルト層13には、離型剤であるシリコンオ
イルが含浸されている。シリコンオイルの含浸量は約1
5gであり、シリコンオイルの粘度は10000csで
ある。
【0017】離型剤塗布ローラ9の軸部11のそれぞれ
は、保持部材14に回転可能に保持されている。保持部
材14はかぎ形状の横断面形状を有する枠体からなり、
該枠体には、互いに間隔をおいて配置されている一対の
係合片15が設けられている。
【0018】保持部材14は、図1および図2に示すよ
うに、筐体16に取り付けられているガイド部材17に
支持されている。ガイド部材17は、それぞれが対応す
る係合片15を受け入れる一対の係合口18が設けられ
ている板状の本体19と、それぞれが対応する本体19
の縁部に一体的に連なる一対の腕部20とを有する。腕
部20のそれぞれには軸部21が設けられ、各軸部21
は対応する筐体16の開口22に回転可能に差し込まれ
ている。
【0019】ガイド部材17の腕部20の一方には、ば
ね部材23が取り付けられている。ばね部材23の一端
は一方の腕部20の一端に連結され、ばね部材23の他
端は筐体16に連結されている。ばね部材23はガイド
部材17の回転方向の内の一方の回転方向にガイド部材
17を附勢している。
【0020】ガイド部材17の本体19には、レバー2
4の先端が当接されている。レバー24はソレノイド2
5で第一の位置と第二の位置との間を移動される。ソレ
ノイド25がオン動作をするとき、レバー24はその先
端をガイド部材17の本体19に当接させながらかつば
ね力に抗しながら第一の位置に移動され、ガイド部材1
7は離型剤塗布ローラ9が加熱ローラ1に当接される位
置に保持される。ソレノイド25がオフ動作をすると
き、レバー24は第二の位置に移動され、ばね部材23
のばね力によって保持部材14は離型剤塗布ローラ9が
加熱ローラ1から離隔する位置まで角度的に回転され
る。ソレノイド25のオンオフ動作はコントローラ26
によって制御されている。
【0021】転写材上に画像を形成するとき、原稿の画
像に対応する潜像が感光ドラムに形成され、該潜像は現
像剤像に変換される。感光ドラム上の現像剤像は転写機
によって転写材上に転写され、転写材上には未定着現像
剤像が形成される。感光ドラムに潜像に形成を開始する
と同時に、加熱ローラ1および加圧ローラ4は回転さ
れ、離型剤塗布ローラ9はソレノイド25のオン動作に
よって加熱ローラ1に当接される。次いで、未定着現像
剤像が形成されている転写材は加熱ローラ1と加圧ロー
ラ4との間のニップ部に差し込まれる。転写材のニップ
部の通過中、転写材上の未定着現像剤像は熱および圧力
によって転写材上に融着され、転写材には永久画像が形
成される。転写材がニップ部を通過した後、ソレノイド
25はオフ動作をし、ガイド部材17の回転によって離
型剤塗布ローラ9は加熱ローラ1から離隔する。
【0022】加熱ローラ1と加圧ローラ4との間のニッ
プ部において転写材のジャムが発生すると、転写材はニ
ップ部から抜き出されるが、該転写材のニップ部からの
引き抜きにともない未定着現像剤像を形成する現像剤の
一部が加熱ローラに付着することがある。しかし、感光
ドラムへの潜像形成開始から転写材が加熱ローラ1と加
圧ローラ4との間のニップ部から進出するまでの期間
中、離型剤塗布ローラ9が加熱ローラ1に当接している
ことにより、ジャム処理によって加熱ローラ1に付着し
た現像剤は離型剤塗布ローラ9で取り除かれるから、次
ぎに送られてくる転写材に上記現像剤が付着することは
なく、現像剤によって転写材が汚染されることを未然に
防止することができる。
【0023】次に、本願第二の発明の定着装置の実施例
について説明する。図5は本願第二の発明の定着装置の
一実施例の駆動系を示す図、図6は図5のAーA線に沿
って得られた断面図、図7は図5の定着装置の駆動系の
動作を説明するための図である。
【0024】定着装置は、図5〜図7に示すように、筐
体30を備える。筐体30には、排紙用蓋31が軸32
の周りに回転可能に取り付けられている。筐体30に
は、加熱ローラ1と、該加圧ローラ1に回転可能に圧接
されている加圧ローラ(図示せず)とが収容されてい
る。加熱ローラ1は、外周面がPTFEからなる離型層
で被覆されている中空の芯金からなる。加熱ローラ1の
芯金の内部にはヒータ(図示せず)が配置されている。
ヒータの出力は900Wである。
【0025】加熱ローラ1の端部には加熱ギア33が取
り付けられ、該加熱ギア33は駆動解除ギア34に噛み
合わされている。駆動解除ギア34は軸35にその軸線
方向に移動可能に取り付けられている。軸35には、駆
動解除ギア34に対して断続可能な駆動解除ギア36が
配置されている。駆動解除ギア36にはアイドラギア3
7が噛み合わされ、アイドラギア37には入力ギア38
が噛み合わされている。入力ギア38はメインモータ
(図示せず)の出力ギアに噛み合わされている。メイン
モータの駆動力は該メインモータの出力ギア、入力ギア
38、アイドラギア37、駆動解除ギア36,34およ
び加熱ギア33を経て加熱ローラ1に伝達され、加熱ロ
ーラ1は所定の速度で回転駆動される。
【0026】駆動解除ギア34は、解除ばね(図示せ
ず)によって駆動解除ギア36に係合する方向に附勢さ
れている。駆動解除ギア34と駆動解除ギア36との噛
み合わせの解除は駆動解除レバー40によって行われ
る。
【0027】駆動解除レバー40は水平方向に移動可能
であり、かつばね部材41によって附勢されている。駆
動解除レバー40には、図6に示すように、カム形状の
溝42が形成されている。溝42には駆動解除アーム4
3の一端(下端)が係合している。駆動解除アーム43
は駆動解除軸44にその軸線の周りに回転可能に取り付
けられている。駆動解除アーム43の他端は駆動解除ギ
ア34に接触している。
【0028】駆動解除ギア34には、ステンレス材から
なる複数の錘45が対応するばね部材46によって取り
付けらている。複数の錘45は円環状に配置されてい
る。
【0029】複数の錘45で構成される円環部は、駆動
解除ギア34と駆動解除ギア36との噛み合わせが解除
されるときに、円筒状のブレーキ部材47に受け入れら
れる。ブレーキ部材47の内周面にはシリコンゴム部材
48が接着されている。ブレーキ部材47は軸35と同
軸に配置され、筐体30に固定されている。
【0030】加熱ローラ1と加圧ローラとの間のニップ
部において転写材のジャムが発生すると、排紙用蓋31
が軸32の周りに角度的に回転され、転写材を抜き出す
ための開口が形成される。排紙用蓋31の回転移動にと
もない駆動解除レバー40がばね部材41によって水平
方向に移動される。駆動解除レバー40の水平方向への
移動にともない溝42に係合している駆動解除アーム4
3の下端が図6の矢印が示す方向に移動される。
【0031】駆動解除アーム43は駆動解除軸44を中
心に回転されることにより、駆動解除アーム43の上部
は駆動解除ギア34を押圧するから、駆動解除ギア34
は図7の矢印の示す方向に移動され、駆動解除ギア34
と駆動解除ギア36との噛み合わせは解除される。駆動
解除ギア34の錘45で構成される円環部はブレーキ部
材47に受け入れられる。
【0032】次いで、転写材はニップ部から抜き出さ
れ、該転写材のニップ部からの抜き出しにともない加熱
ローラ1および加圧ローラは回転される。加熱ローラ1
の回転にともない駆動解除ギア34は回転されるが、駆
動解除ギア34と駆動解除ギア36との係合が解除され
ているから、加熱ローラ1の回転はメインモータ側へ伝
達されない。
【0033】駆動解除ギア34に回転による遠心力によ
って各錘45はブレーキ部材47のシリコンゴム部材4
8に圧接され、摩擦抵抗力が生じる。加熱ローラ1を回
転させながら転写材を抜き出すとき、上記摩擦力が作用
するから、転写材の抜き出しにはある程度の大きさの力
が必要になり、転写材をニップ部から素早く抜き取るこ
とはできない。すなわち、転写材に現像剤像が完全に定
着されていない状態で転写材をニップ部から抜き出すこ
とはできない。よって、ジャム処理時に、未定着現像剤
像を形成する現像剤の一部が加熱ローラ1または加圧ロ
ーラにに付着することはなく、次に送られてくる転写材
が現像剤によって汚染されることはない。
【0034】なお、ばね部材46のばね定数および錘4
5の重量は、ジャム処理時における転写材の引き抜き速
度を決定する。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本願第一の発明
の定着装置によれば、上記転写材に対するジャム処理完
了後から次ぎの転写材が上記ニップ部に送られてくるま
でに間に、上記離型剤塗布部材は上記一方のローラに当
接するから、ジャム処理時に上記一方のローラに付着し
た現像剤は離型剤塗布部材によって取り除かれ、ジャム
処理時に上記一方のローラに付着する現像剤によって転
写材が汚染されることを未然に防止することができる
る。
【0036】本願第二の発明の定着装置によれば、ジャ
ム処理によって上記転写材が上記ニップ部から引き抜か
れるとき、該転写材の引き抜きにともない上記加熱ロー
ラおよび上記加圧ローラは回転されるが、上記一つの伝
達部材に制動力が作用していることによって上記転写材
の上記ニップ部からの引抜速度は制限されるから、転写
材の引き抜き時に未定着現像剤像を形成する現像剤の一
部が加熱ローラまたは加圧ローラにに付着することはな
く、次に送られてくる転写材が現像剤によって汚染され
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第一の発明の定着装置の一実施例の主要部
の構成を示す縦断面図である。
【図2】図1の定着装置の離型剤塗布ローラを保持する
保持部材および該保持部材の取付状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の定着装置の離型剤塗布ローラと加熱ロー
ラとの当接状態を示す図である。
【図4】図1の定着装置の離型剤塗布ローラと加熱ロー
ラとの離隔状態を示す図である。
【図5】本願第二の発明の定着装置の一実施例の駆動系
を示す図である。
【図6】図5のAーA線に沿って得られた断面図であ
る。
【図7】図5の定着装置の駆動系の動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 3 ヒータ 4 加圧ローラ 9 離型剤塗布ローラ 14 保持部材 17 ガイド部材 25 ソレノイド 26 コントローラ 34,36 駆動解除ギア 40 駆動解除レバー 43 駆動解除アーム 45 錘 46 ばね部材 47 ブレーキ部材 48 シリコンゴム部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に発熱体を有する加熱ローラと、該
    加熱ローラに圧接しながら回転される加圧ローラと、上
    記加熱ローラおよび上記加圧ローラの内のいずれか一方
    のローラに離隔可能に当接し、該一方のローラに離型剤
    を塗布するための離型剤塗布部材とを備え、上記加熱ロ
    ーラと上記加圧ローラとが互いに協働して未定着現像剤
    像が形成されている転写材を挟圧搬送するためのニップ
    部を形成する定着装置において、上記転写材に対するジ
    ャム処理完了後から次ぎの転写材が上記ニップ部に送ら
    れてくるまでに間に、上記離型剤塗布部材は上記一方の
    ローラに当接することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】離型剤塗布部材は保持部材に回転可能に取
    り付けられていることとする請求項1に記載の定着装
    置。
  3. 【請求項3】内部に発熱体を有する加熱ローラと、該加
    熱ローラに圧接しながら回転される加圧ローラと、上記
    加熱ローラおよび上記加圧ローラの内のいずれか一方の
    ローラに駆動力を複数の伝達部材を介して伝達する伝達
    手段と、該伝達手段の伝達部材の一つに制動部材で制動
    力を作用させる制動手段とを備え、上記加熱ローラと上
    記加圧ローラとが互いに協働して未定着現像剤像が形成
    されている転写材を挟圧搬送するためのニップ部を形成
    する定着装置において、上記転写材に対するジャム処理
    時に、上記一つの伝達部材は上記制動部材に対して相対
    的に移動され、上記伝達部材の伝達運動が上記制動部材
    からの制動力で阻止されることを特徴とする定着装置。
JP26864591A 1991-09-20 1991-09-20 定着装置 Pending JPH0580671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7068967B2 (en) 2003-01-31 2006-06-27 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus with separable multiple developer layers and image forming apparatus incorporating same

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