JPH0580400A - 磁気記憶部付フイルムを用いるカメラ - Google Patents
磁気記憶部付フイルムを用いるカメラInfo
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- JPH0580400A JPH0580400A JP20364891A JP20364891A JPH0580400A JP H0580400 A JPH0580400 A JP H0580400A JP 20364891 A JP20364891 A JP 20364891A JP 20364891 A JP20364891 A JP 20364891A JP H0580400 A JPH0580400 A JP H0580400A
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- film
- gear
- film feeding
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- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
- G03B2217/242—Details of the marking device
- G03B2217/244—Magnetic devices
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録情報の再生能力を向上させることが
可能となる。 【構成】 磁気ヘッド4にて読出された信号を再生信号
として出力する磁気再生手段108内に、時定数を切り
換え可能であり、磁気ヘッドにて読出された信号中より
ノイズ成分を除去する為のフィルタ手段と、速度検出手
段3,111,101にて検出されたフィルム給送速度
に応じて、前記フィルタ手段の時定数を切り換える時定
数変更手段とを設け、フィルム給送速度に応じてフィル
タの時定数を変更し、フィルタの通過帯域を変える、つ
まり不用な通過帯域を減らすようにして、ノイズの影響
を低減するようにしている。
可能となる。 【構成】 磁気ヘッド4にて読出された信号を再生信号
として出力する磁気再生手段108内に、時定数を切り
換え可能であり、磁気ヘッドにて読出された信号中より
ノイズ成分を除去する為のフィルタ手段と、速度検出手
段3,111,101にて検出されたフィルム給送速度
に応じて、前記フィルタ手段の時定数を切り換える時定
数変更手段とを設け、フィルム給送速度に応じてフィル
タの時定数を変更し、フィルタの通過帯域を変える、つ
まり不用な通過帯域を減らすようにして、ノイズの影響
を低減するようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムに備わった磁
気記憶部へ記録されている情報の読出しをフィルム給送
中に行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドにて読出された信
号を再生信号として出力する磁気再生手段と、フィルム
の給送速度を検出する速度検出手段とを備えたカメラの
改良に関するものである。
気記憶部へ記録されている情報の読出しをフィルム給送
中に行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドにて読出された信
号を再生信号として出力する磁気再生手段と、フィルム
の給送速度を検出する速度検出手段とを備えたカメラの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記憶部を有するフィルムを使
用し、この磁気記憶部にシャッタ秒時,絞り値,年月
日,タイトル等の撮影情報を磁気ヘッドにより書込み、
かつ必要に応じてこの撮影情報を読出すようにしたカメ
ラが米国特許第4977419号等にて提案されてい
る。
用し、この磁気記憶部にシャッタ秒時,絞り値,年月
日,タイトル等の撮影情報を磁気ヘッドにより書込み、
かつ必要に応じてこの撮影情報を読出すようにしたカメ
ラが米国特許第4977419号等にて提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
のフィルム給送に応じて磁気記録情報を磁気ヘッドによ
り読出そうとすると、カメラの電源である電池の電圧、
環境温度、フィルムの撮影駒数等によりフィルム給送速
度が変わる為、読出し信号の周波数が変化する。このた
め、該信号内のノイズ成分を除去するフィルタの時定数
をこの信号の周波数に応じて最適化されていない場合
は、再生装置のS/N比(信号対雑音比)を十分に高め
られないといった問題点があった。
のフィルム給送に応じて磁気記録情報を磁気ヘッドによ
り読出そうとすると、カメラの電源である電池の電圧、
環境温度、フィルムの撮影駒数等によりフィルム給送速
度が変わる為、読出し信号の周波数が変化する。このた
め、該信号内のノイズ成分を除去するフィルタの時定数
をこの信号の周波数に応じて最適化されていない場合
は、再生装置のS/N比(信号対雑音比)を十分に高め
られないといった問題点があった。
【0004】本発明の目的は上記の点に鑑み、磁気記録
情報の再生能力を向上させることのできる磁気記憶部付
フィルムを用いるカメラを提供することである。
情報の再生能力を向上させることのできる磁気記憶部付
フィルムを用いるカメラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ヘッドに
て読出された信号を再生信号として出力する磁気再生手
段内に、時定数を切り換え可能であり、磁気ヘッドにて
読出された信号中よりノイズ成分を除去する為のフィル
タ手段と、速度検出手段にて検出されたフィルム給送速
度に応じて、前記フィルタ手段の時定数を切り換える時
定数変更手段とを設けている。
て読出された信号を再生信号として出力する磁気再生手
段内に、時定数を切り換え可能であり、磁気ヘッドにて
読出された信号中よりノイズ成分を除去する為のフィル
タ手段と、速度検出手段にて検出されたフィルム給送速
度に応じて、前記フィルタ手段の時定数を切り換える時
定数変更手段とを設けている。
【0006】
【作用】フィルム給送速度に応じてフィルタの時定数を
変更し、フィルタの通過帯域を変える、つまり不用な通
過帯域を減らすようにして、ノイズの影響を低減するよ
うにしている。
変更し、フィルタの通過帯域を変える、つまり不用な通
過帯域を減らすようにして、ノイズの影響を低減するよ
うにしている。
【0007】
【実施例】図1乃至図4は本発明の第1の実施例におけ
る機械的構成を示す図であり、図1はカメラの主要部分
を示す斜視図である。
る機械的構成を示す図であり、図1はカメラの主要部分
を示す斜視図である。
【0008】図1において、1はフィルムカ−トリッ
ジ、2は磁気記憶部(磁気トラック)Tを備えたフィル
ム、3はフィルム2のパ−フォレ−ション(P1,P2
等)を検出して、フィルムの定尺送りを行うためのフォ
トセンサであり、フィルム給送中のパ−フォレ−ション
からパ−フォレ−ションまでを該フォトセンサ3で検出
するのに要する時間を測定することによりフィルムの給
送速度を検出できる。4はフィルム2の磁気トラックT
に摺接し、情報の書込み或は読出しを行う磁気ヘッド、
5はフィルム2を挟んで前記磁気ヘッド4と対向する位
置にあり、フィルム2を磁気ヘッド4に押付ける働きを
持つパッドである。
ジ、2は磁気記憶部(磁気トラック)Tを備えたフィル
ム、3はフィルム2のパ−フォレ−ション(P1,P2
等)を検出して、フィルムの定尺送りを行うためのフォ
トセンサであり、フィルム給送中のパ−フォレ−ション
からパ−フォレ−ションまでを該フォトセンサ3で検出
するのに要する時間を測定することによりフィルムの給
送速度を検出できる。4はフィルム2の磁気トラックT
に摺接し、情報の書込み或は読出しを行う磁気ヘッド、
5はフィルム2を挟んで前記磁気ヘッド4と対向する位
置にあり、フィルム2を磁気ヘッド4に押付ける働きを
持つパッドである。
【0009】Gはフィルム給送用モ−タ1の出力をフォ
−ク70に伝達するフィルム給送機構であり、その詳細
は図2等を用いて後述する。57はフィルム巻取りスプ
−ルである。
−ク70に伝達するフィルム給送機構であり、その詳細
は図2等を用いて後述する。57はフィルム巻取りスプ
−ルである。
【0010】ここで、本実施例で用いているフィルムカ
−トリッジ1は米国特許第4834306号等で提案さ
れている以下の様な構成より成るものである。
−トリッジ1は米国特許第4834306号等で提案さ
れている以下の様な構成より成るものである。
【0011】つまり、フィルム通過スリットと一端を供
給スプ−ルに固着され該供給スプ−ルに巻かれたフィル
ム2と、供給スプ−ルに同軸上に配置されフィルム最外
周の半径方向の拡がりを規制部にて規制し、フィルム2
の最外周がフィルムカ−トリッジの内壁に実質的に接触
するのを防ぐ押え部材(不図示)と、前記押え部材の一
部を変形させ、押え部材の半径方向の規制からフィルム
最外周部を連続的に解除する解除部(不図示)と、規制
から解除されたフィルム2の部分をフィルム通過スリッ
トに導く誘導部(不図示)とを備え、前記フォ−ク70
と係合する図示せぬ供給スプ−ルのフィルム押出し方向
の回転によって生じるフィルム2の巻き緩みによる最外
周の拡がりによりフィルム2の外周と押え部材間をすべ
りのない状態とし、フィルム2の押出し方向の駆動力を
与え、フィルムカ−トリッジ1からのフィルム2の押出
しを可能にしたものである。
給スプ−ルに固着され該供給スプ−ルに巻かれたフィル
ム2と、供給スプ−ルに同軸上に配置されフィルム最外
周の半径方向の拡がりを規制部にて規制し、フィルム2
の最外周がフィルムカ−トリッジの内壁に実質的に接触
するのを防ぐ押え部材(不図示)と、前記押え部材の一
部を変形させ、押え部材の半径方向の規制からフィルム
最外周部を連続的に解除する解除部(不図示)と、規制
から解除されたフィルム2の部分をフィルム通過スリッ
トに導く誘導部(不図示)とを備え、前記フォ−ク70
と係合する図示せぬ供給スプ−ルのフィルム押出し方向
の回転によって生じるフィルム2の巻き緩みによる最外
周の拡がりによりフィルム2の外周と押え部材間をすべ
りのない状態とし、フィルム2の押出し方向の駆動力を
与え、フィルムカ−トリッジ1からのフィルム2の押出
しを可能にしたものである。
【0012】前記フィルム2は後述のフィルム給送機構
によりフィルムカ−トリッジ1内から押出され、その後
公知の手段によりカメラのフィルム巻取りスプ−ル57
に巻取られ、給送されていく。
によりフィルムカ−トリッジ1内から押出され、その後
公知の手段によりカメラのフィルム巻取りスプ−ル57
に巻取られ、給送されていく。
【0013】図2乃至図4は前記フィルム給送機構Gの
具体的な構成例を示す図である。
具体的な構成例を示す図である。
【0014】これらの図において、51はフィルム給送
用モ−タであり、フィルム巻上げ時には正転(図3矢印
B方向)し、フィルム巻戻し時には逆転(図4矢印C方
向)する。52は前記モ−タ51の回転軸に固着される
ピニオンギヤである。53は第1の太陽ギヤで、前記ピ
ニオンギヤ52と噛み合っている。54は第1の遊星ギ
ヤで、前記第1の太陽ギヤ53と噛み合っている。55
は前記第1の太陽ギヤ53と第1の遊星ギヤ54を連結
し、第1の遊星ギヤ54との間に摩擦力を発生させなが
ら該第1の遊星ギヤ54を回転可能に保持し、第1の太
陽ギヤ53が回転することにより第1の遊星ギヤ54を
該第1太陽ギヤ53を回転中心としてそのまわりを公転
するようにした第1の連結レバ−である。前記第1の太
陽ギヤ53と第1の遊星ギヤ54と第1の連結レバ−5
5により、公知の遊星ギヤ機構を構成している。56は
前記フィルム給送用モ−タ51が正転時のみ第1の遊星
ギヤ4と噛み合うスプ−ルギヤである。57は前記スプ
−ルギヤ56に固着され、一体的に動くフィルム巻取り
スプ−ルである。
用モ−タであり、フィルム巻上げ時には正転(図3矢印
B方向)し、フィルム巻戻し時には逆転(図4矢印C方
向)する。52は前記モ−タ51の回転軸に固着される
ピニオンギヤである。53は第1の太陽ギヤで、前記ピ
ニオンギヤ52と噛み合っている。54は第1の遊星ギ
ヤで、前記第1の太陽ギヤ53と噛み合っている。55
は前記第1の太陽ギヤ53と第1の遊星ギヤ54を連結
し、第1の遊星ギヤ54との間に摩擦力を発生させなが
ら該第1の遊星ギヤ54を回転可能に保持し、第1の太
陽ギヤ53が回転することにより第1の遊星ギヤ54を
該第1太陽ギヤ53を回転中心としてそのまわりを公転
するようにした第1の連結レバ−である。前記第1の太
陽ギヤ53と第1の遊星ギヤ54と第1の連結レバ−5
5により、公知の遊星ギヤ機構を構成している。56は
前記フィルム給送用モ−タ51が正転時のみ第1の遊星
ギヤ4と噛み合うスプ−ルギヤである。57は前記スプ
−ルギヤ56に固着され、一体的に動くフィルム巻取り
スプ−ルである。
【0015】58は前記第1の太陽ギヤ53と常に噛み
合う第1のアイドラギヤ、59は大歯車部59aと小歯
車部59bを持ち、大歯車部59aが前記第1のアイド
ラギヤ58と噛み合う第1の二段ギヤ、60は前記第1
の二段ギヤ59の小歯車部59bと噛み合う第2のアイ
ドラギヤ、61は前記第2のアイドラギヤ60と噛み合
う第3のアイドラギヤ、62は前記第3のアイドラギヤ
61と噛み合う第2の太陽ギヤ、63は前記第2の太陽
ギヤ62と噛み合う第2の遊星ギヤである。64は第3
の遊星ギヤで、前記第2の遊星ギヤ13と同様、第2の
太陽ギヤと噛み合っている。65は前記第2の太陽ギヤ
62と第2の遊星ギヤ63及び第3の遊星ギヤ64を腕
部65a,65bでそれぞれ連結し、各遊星ギヤを摩擦
力を発生させながら回転可能に保持し、第2の太陽ギヤ
62の回転により第2の遊星ギヤ63及び第3の遊星ギ
ヤ64が該第2の太陽ギヤ62を回転中心としてそのま
わりを公転するようにした第2の連結レバ−である。前
記第2の太陽ギヤ62と第2,3の遊星ギヤ63,64
と第2の連結レバ−65により、公知の遊星ギヤ機構を
構成している。
合う第1のアイドラギヤ、59は大歯車部59aと小歯
車部59bを持ち、大歯車部59aが前記第1のアイド
ラギヤ58と噛み合う第1の二段ギヤ、60は前記第1
の二段ギヤ59の小歯車部59bと噛み合う第2のアイ
ドラギヤ、61は前記第2のアイドラギヤ60と噛み合
う第3のアイドラギヤ、62は前記第3のアイドラギヤ
61と噛み合う第2の太陽ギヤ、63は前記第2の太陽
ギヤ62と噛み合う第2の遊星ギヤである。64は第3
の遊星ギヤで、前記第2の遊星ギヤ13と同様、第2の
太陽ギヤと噛み合っている。65は前記第2の太陽ギヤ
62と第2の遊星ギヤ63及び第3の遊星ギヤ64を腕
部65a,65bでそれぞれ連結し、各遊星ギヤを摩擦
力を発生させながら回転可能に保持し、第2の太陽ギヤ
62の回転により第2の遊星ギヤ63及び第3の遊星ギ
ヤ64が該第2の太陽ギヤ62を回転中心としてそのま
わりを公転するようにした第2の連結レバ−である。前
記第2の太陽ギヤ62と第2,3の遊星ギヤ63,64
と第2の連結レバ−65により、公知の遊星ギヤ機構を
構成している。
【0016】66は第4のアイドラギヤで、フィルム給
送用モ−タ51の正転時は第2の連結レバ−65の第2
の太陽ギヤ62を中心とした左方向の回転により第2の
遊星ギヤ63と噛み合い、第3の遊星ギヤ64とは噛み
合わず、モ−タ51の逆転時は第2の連結レバ−65の
右方向の回転により第3の遊星ギヤと噛み合い、第2の
遊星ギヤ63とは噛み合わないギヤである。67は大歯
車部67aと小歯車部67bを持ち、大歯車部67aが
第4のアイドラ66と噛み合う第2の二段ギヤ、68は
大歯車部68aと小歯車部68bとを持ち、大歯車部6
8aが前記第2の二段ギヤ67の小歯車部67bと噛み
合う第3の二段ギヤ、69は前記第3の二段ギヤ68の
小歯車部68bと噛み合うフォ−クギヤ、70は前記フ
ォ−クギヤ69と一体的に回転するフォ−クで、これに
よりフィルムカ−トリッジ1内の不図示の供給スプ−ル
を回転させ、フィルム2の上記カ−トリッジ1内よりの
押出し及び巻込みを行う。
送用モ−タ51の正転時は第2の連結レバ−65の第2
の太陽ギヤ62を中心とした左方向の回転により第2の
遊星ギヤ63と噛み合い、第3の遊星ギヤ64とは噛み
合わず、モ−タ51の逆転時は第2の連結レバ−65の
右方向の回転により第3の遊星ギヤと噛み合い、第2の
遊星ギヤ63とは噛み合わないギヤである。67は大歯
車部67aと小歯車部67bを持ち、大歯車部67aが
第4のアイドラ66と噛み合う第2の二段ギヤ、68は
大歯車部68aと小歯車部68bとを持ち、大歯車部6
8aが前記第2の二段ギヤ67の小歯車部67bと噛み
合う第3の二段ギヤ、69は前記第3の二段ギヤ68の
小歯車部68bと噛み合うフォ−クギヤ、70は前記フ
ォ−クギヤ69と一体的に回転するフォ−クで、これに
よりフィルムカ−トリッジ1内の不図示の供給スプ−ル
を回転させ、フィルム2の上記カ−トリッジ1内よりの
押出し及び巻込みを行う。
【0017】71は不図示のカメラ本体に設けられたス
トッパで、第1の連結レバ−55の左回転方向の位置規
制をするものである。
トッパで、第1の連結レバ−55の左回転方向の位置規
制をするものである。
【0018】上記構成において、フィルムカ−トリッジ
1が不図示のカ−トリッジ室に装填された後、図3に示
す様にフィルム給送用モ−タ51(ピニオンギヤ52)
が矢印B方向に回転させられると(正転させられる
と)、第1の太陽ギヤ53は時計方向に回転し、これに
伴って第1の連結レバ−55の作用により第1の遊星ギ
ヤ54は上記第1の太陽ギヤ53を回転中心とし時計方
向に公転し、やがてスプ−ルギヤ56と噛み合い、前記
フィルム給送用モ−タ51の駆動力がスプ−ルギヤ6に
伝わり、フィルム巻取りスプ−ル57は時計方向に回転
するようになる。
1が不図示のカ−トリッジ室に装填された後、図3に示
す様にフィルム給送用モ−タ51(ピニオンギヤ52)
が矢印B方向に回転させられると(正転させられる
と)、第1の太陽ギヤ53は時計方向に回転し、これに
伴って第1の連結レバ−55の作用により第1の遊星ギ
ヤ54は上記第1の太陽ギヤ53を回転中心とし時計方
向に公転し、やがてスプ−ルギヤ56と噛み合い、前記
フィルム給送用モ−タ51の駆動力がスプ−ルギヤ6に
伝わり、フィルム巻取りスプ−ル57は時計方向に回転
するようになる。
【0019】また、上記第1の太陽ギヤ53に噛み合う
もう一つの歯車であるアイドラギヤ58を介してその駆
動力は第1の二段ギヤ59、第2のアイドラギヤ60、
第3のアイドラギヤ61を介して第2の太陽ギヤ62へ
と伝えられる。よって、該第2の太陽ギヤは反時計方向
に回転するため、第2の連結レバ−65の作用により第
2の遊星ギヤ63、第3の遊星ギヤ64は該第2太陽ギ
ヤを回転中心として反時計方向に公転し、やがて第2の
遊星ギヤ63が第4のアイドラギヤ66と噛み合うよう
になる。これにより、前記フィルム給送用モ−タ51の
B方向の駆動力は第4のアイドラギヤ66に反時計方向
の駆動力として伝わり、さらに第2の二段ギヤ67、第
3の二段ギヤ68を介してフォ−クギヤ69に伝わり、
フォ−ク70は時計方向に回転するようになる。
もう一つの歯車であるアイドラギヤ58を介してその駆
動力は第1の二段ギヤ59、第2のアイドラギヤ60、
第3のアイドラギヤ61を介して第2の太陽ギヤ62へ
と伝えられる。よって、該第2の太陽ギヤは反時計方向
に回転するため、第2の連結レバ−65の作用により第
2の遊星ギヤ63、第3の遊星ギヤ64は該第2太陽ギ
ヤを回転中心として反時計方向に公転し、やがて第2の
遊星ギヤ63が第4のアイドラギヤ66と噛み合うよう
になる。これにより、前記フィルム給送用モ−タ51の
B方向の駆動力は第4のアイドラギヤ66に反時計方向
の駆動力として伝わり、さらに第2の二段ギヤ67、第
3の二段ギヤ68を介してフォ−クギヤ69に伝わり、
フォ−ク70は時計方向に回転するようになる。
【0020】ここで、ギヤ列のギヤ比は次のように構成
してある。
してある。
【0021】フィルム巻取りスプ−ル57の周速度を
「V1」,フォ−ク70によりフィルムカ−トリッジ1
から押出されるフィルム2の速度を「V2」とすると、
「V1>V2」の関係にある。
「V1」,フォ−ク70によりフィルムカ−トリッジ1
から押出されるフィルム2の速度を「V2」とすると、
「V1>V2」の関係にある。
【0022】上記フォ−ク70の時計方向の回転によ
り、フィルムカ−トリッジ1からフィルム2が押出され
ていくと、フィルム先端は公知の手段(フィルム巻取り
スプ−ル57に設けられた爪によりフィルム2のパ−フ
ォレ−ションPを引っ掛ける、或はカメラ本体側に設け
られた、フィルム2をフィルム巻取りスプ−ル57に押
し付ける手段等)により、最終的にフィルム2の先端部
は前記フィルム巻取りスプ−ル57に巻き付けられる。
その後はフィルム給送用モ−タ51によるフィルム巻取
りスプ−ル57の回転のみでフィルム27の巻上げが行
われるが、それは以下に示す理由による。
り、フィルムカ−トリッジ1からフィルム2が押出され
ていくと、フィルム先端は公知の手段(フィルム巻取り
スプ−ル57に設けられた爪によりフィルム2のパ−フ
ォレ−ションPを引っ掛ける、或はカメラ本体側に設け
られた、フィルム2をフィルム巻取りスプ−ル57に押
し付ける手段等)により、最終的にフィルム2の先端部
は前記フィルム巻取りスプ−ル57に巻き付けられる。
その後はフィルム給送用モ−タ51によるフィルム巻取
りスプ−ル57の回転のみでフィルム27の巻上げが行
われるが、それは以下に示す理由による。
【0023】「V1>V2」の関係により、フィルム巻
取りスプ−ル57にフィルム2が巻き付くと、該フィル
ム巻取りスプ−ル57はフィルム2を介してフォ−クギ
ヤ69、第3の二段ギヤ68、第2の二段ギヤ67、第
4のアイドラギヤ66の順で伝わり、第2の遊星ギヤ6
3の時計方向の回転速度よりも第4のアイドラギヤ66
の反時計方向の転速度の方が速くなるが、この際第4の
アイドラギヤ66が第2の遊星ギヤ63を跳ね飛ばし、
第2の遊星ギヤ63と第4のアイドラギヤ66との噛み
合いが一瞬解かれ、その速度差は吸収されるように構成
されているからである。
取りスプ−ル57にフィルム2が巻き付くと、該フィル
ム巻取りスプ−ル57はフィルム2を介してフォ−クギ
ヤ69、第3の二段ギヤ68、第2の二段ギヤ67、第
4のアイドラギヤ66の順で伝わり、第2の遊星ギヤ6
3の時計方向の回転速度よりも第4のアイドラギヤ66
の反時計方向の転速度の方が速くなるが、この際第4の
アイドラギヤ66が第2の遊星ギヤ63を跳ね飛ばし、
第2の遊星ギヤ63と第4のアイドラギヤ66との噛み
合いが一瞬解かれ、その速度差は吸収されるように構成
されているからである。
【0024】次に、フィルム巻戻し時の動作について説
明する。
明する。
【0025】この動作を図4で説明すると、フィルム給
送用モ−タ51を矢印C方向に回転させると、第1の連
結レバ−55と第1の遊星ギヤ54は第1の太陽ギヤ5
3を回転中心として反時計方向に、前記第1の連結レバ
−55の端部55aがストッパ71に当接するまで公転
する。よって、第1の遊星ギヤ54とスプ−ルギヤ56
との噛み合いが解かれる。
送用モ−タ51を矢印C方向に回転させると、第1の連
結レバ−55と第1の遊星ギヤ54は第1の太陽ギヤ5
3を回転中心として反時計方向に、前記第1の連結レバ
−55の端部55aがストッパ71に当接するまで公転
する。よって、第1の遊星ギヤ54とスプ−ルギヤ56
との噛み合いが解かれる。
【0026】また、この際第2の太陽ギヤ62は時計方
向に回転し、これにより第2の遊星ギヤ63、第3の遊
星ギヤ64は第2連結レバ−65の作用により該第2の
太陽ギヤ62を回転中心として時計方向に公転し、第4
のアイドラギヤ66と第2の遊星ギヤ63の噛み合いは
解かれ、代りに第4のアイドラギヤ66と第3の遊星ギ
ヤ64が噛み合う。したがってフォ−クギヤ69は反時
計方向に回転し、フォ−ク70によりフィルムカ−トリ
ッジ1内の不図示の供給スプ−ルが逆回転し、フィルム
2が該カ−トリッジ1内に巻込まれていく。
向に回転し、これにより第2の遊星ギヤ63、第3の遊
星ギヤ64は第2連結レバ−65の作用により該第2の
太陽ギヤ62を回転中心として時計方向に公転し、第4
のアイドラギヤ66と第2の遊星ギヤ63の噛み合いは
解かれ、代りに第4のアイドラギヤ66と第3の遊星ギ
ヤ64が噛み合う。したがってフォ−クギヤ69は反時
計方向に回転し、フォ−ク70によりフィルムカ−トリ
ッジ1内の不図示の供給スプ−ルが逆回転し、フィルム
2が該カ−トリッジ1内に巻込まれていく。
【0027】図5は本発明の第1の実施例におけるカメ
ラの回路ブロック図である。
ラの回路ブロック図である。
【0028】図5において、101はマイクロコンピュ
−タ等により構成されカメラの各種動作を制御する制御
回路、102は撮影レンズのピント合せや露光制御用シ
ャッタの動作を制御するAF・AE制御回路、103は
フィルム給送用モ−タ51を駆動するフィルム給送モ−
タ駆動回路、104は磁気ヘッド4を駆動して、情報の
書込み動作を行わせるデ−タ書込回路、105はレリ−
ズスイッチで、このスイッチがONされることによりカ
メラのレリ−ズがなされる。106はフィルムカ−トリ
ッジ1がカメラに装填されることによりONするカ−ト
リッジ装填スイッチ、107は背蓋が閉じられることに
よりONする背蓋スイッチであり、これらスイッチ10
6,107が共にONすることにより制御回路101は
フィルム給送モ−タドライバ回路103を駆動し、フィ
ルム2の第1駒目の頭出しを開始する。
−タ等により構成されカメラの各種動作を制御する制御
回路、102は撮影レンズのピント合せや露光制御用シ
ャッタの動作を制御するAF・AE制御回路、103は
フィルム給送用モ−タ51を駆動するフィルム給送モ−
タ駆動回路、104は磁気ヘッド4を駆動して、情報の
書込み動作を行わせるデ−タ書込回路、105はレリ−
ズスイッチで、このスイッチがONされることによりカ
メラのレリ−ズがなされる。106はフィルムカ−トリ
ッジ1がカメラに装填されることによりONするカ−ト
リッジ装填スイッチ、107は背蓋が閉じられることに
よりONする背蓋スイッチであり、これらスイッチ10
6,107が共にONすることにより制御回路101は
フィルム給送モ−タドライバ回路103を駆動し、フィ
ルム2の第1駒目の頭出しを開始する。
【0029】108はフィルム2の磁気記憶部Tに書か
れている磁気情報を前記磁気ヘッド4によって検出し、
ノイズ成分を除去すると共にその信号を増幅する再生回
路、109は液晶表示器等から成る撮影駒数を表示する
駒数表示器、110は前記駒数表示器109を駆動し、
カウントアップ或はカウントダウンさせる為の表示器駆
動回路、111は前記フォトセンサ3を駆動するフォト
センサ駆動回路、112は前記再生回路108によって
増幅された磁気記録信号をディジタル信号に変換して制
御回路101へ送出する比較回路、113は後述するフ
ィルム給送速度等を記憶する記憶回路である。
れている磁気情報を前記磁気ヘッド4によって検出し、
ノイズ成分を除去すると共にその信号を増幅する再生回
路、109は液晶表示器等から成る撮影駒数を表示する
駒数表示器、110は前記駒数表示器109を駆動し、
カウントアップ或はカウントダウンさせる為の表示器駆
動回路、111は前記フォトセンサ3を駆動するフォト
センサ駆動回路、112は前記再生回路108によって
増幅された磁気記録信号をディジタル信号に変換して制
御回路101へ送出する比較回路、113は後述するフ
ィルム給送速度等を記憶する記憶回路である。
【0030】図6は上記磁気ヘッド4及び再生回路10
8の詳細な構成例を示す回路図である。
8の詳細な構成例を示す回路図である。
【0031】図6において、211,212,213の
各々は、磁気ヘッド4より出力された磁気記録情報の再
生信号を増幅する増幅器であり、3段に直列接続されて
いる。この内、増幅器211,212には、例えば、テ
キサスインスツルメンツ社のTL592を用い、増幅器
213にはTL071を用いることができる。214は
増幅器211によって増幅された再生信号のノイズ等を
カットするためのフィルタ回路、215a,215b,
215c,215dはフィルタ回路214の時定数(抵
抗R1 R2 とコンデンサC1,C2の組み合わせ、及び
抵抗R1´,R2´とコンデンサ C1´,C2´の組
み合わせによる)を切り換えるためのアナログスイッ
チ、216,217は増幅器211,212の各入出力
間に接続されて増幅度を決定する増幅度調整用の抵抗で
ある。抵抗R1,R2は直列接続されて増幅器211の
一方の出力端子に接続され、同様に抵抗R2´R1´は
直列接続されて増幅器211の他方の出力端子に接続さ
れている。抵抗R2及び抵抗R2´の各々には並列にア
ナログスイッチ215c,215dの各々が並列接続さ
れている。また、抵抗R1の出側とア−ス間にはコンデ
ンサC1が接続され、抵抗R1´の出側とア−ス間には
コンデンサC1´が接続されている。そして、コンデン
サC1には直列接続されたアナログスイッチ215aと
コンデンサC2が並列に接続され、コンデンサC1´に
は直列接続されたアナログスイッチ215bとコンデン
サC2´が並列に接続されている。
各々は、磁気ヘッド4より出力された磁気記録情報の再
生信号を増幅する増幅器であり、3段に直列接続されて
いる。この内、増幅器211,212には、例えば、テ
キサスインスツルメンツ社のTL592を用い、増幅器
213にはTL071を用いることができる。214は
増幅器211によって増幅された再生信号のノイズ等を
カットするためのフィルタ回路、215a,215b,
215c,215dはフィルタ回路214の時定数(抵
抗R1 R2 とコンデンサC1,C2の組み合わせ、及び
抵抗R1´,R2´とコンデンサ C1´,C2´の組
み合わせによる)を切り換えるためのアナログスイッ
チ、216,217は増幅器211,212の各入出力
間に接続されて増幅度を決定する増幅度調整用の抵抗で
ある。抵抗R1,R2は直列接続されて増幅器211の
一方の出力端子に接続され、同様に抵抗R2´R1´は
直列接続されて増幅器211の他方の出力端子に接続さ
れている。抵抗R2及び抵抗R2´の各々には並列にア
ナログスイッチ215c,215dの各々が並列接続さ
れている。また、抵抗R1の出側とア−ス間にはコンデ
ンサC1が接続され、抵抗R1´の出側とア−ス間には
コンデンサC1´が接続されている。そして、コンデン
サC1には直列接続されたアナログスイッチ215aと
コンデンサC2が並列に接続され、コンデンサC1´に
は直列接続されたアナログスイッチ215bとコンデン
サC2´が並列に接続されている。
【0032】上記構成において、制御回路101から再
生回路108へ送るフィルタ信号を“H”レベルにして
アナログスイッチ215a,215bをONにし、アナ
ログスイッチ215c,215dをOFFにすることに
より、通過可能周波数が低い(つまり時定数が大きい)
低域通過フィルタがセットされる。また、フィルタ信号
が“L”レベルの場合はアナログスイッチ215a,2
15bがOFFし、アナログスイッチ215c,215
dがONし、通過可能周波数が高い(つまり時定数が小
さい)高域通過フィルタがセットされる。
生回路108へ送るフィルタ信号を“H”レベルにして
アナログスイッチ215a,215bをONにし、アナ
ログスイッチ215c,215dをOFFにすることに
より、通過可能周波数が低い(つまり時定数が大きい)
低域通過フィルタがセットされる。また、フィルタ信号
が“L”レベルの場合はアナログスイッチ215a,2
15bがOFFし、アナログスイッチ215c,215
dがONし、通過可能周波数が高い(つまり時定数が小
さい)高域通過フィルタがセットされる。
【0033】本実施例では、後述するようにフィルム給
送速度を検出し、その検出結果に応じてフィルタを前述
の様にして高域用或は低域用に切り換え、磁気記録情報
の再生周波数に対応させてフィルタの不用な通過帯域を
減らすことで、ノイズの影響を低減し、磁気記録情報の
再生能力を向上させる様にしている。
送速度を検出し、その検出結果に応じてフィルタを前述
の様にして高域用或は低域用に切り換え、磁気記録情報
の再生周波数に対応させてフィルタの不用な通過帯域を
減らすことで、ノイズの影響を低減し、磁気記録情報の
再生能力を向上させる様にしている。
【0034】ところで、カメラのフィルム給送速度は、
フィルム巻取りスプ−ル57の回転速度が同じ場合は、
フィルム2の巻径に比例する。磁気ヘッドで検出するア
ナログ信号の周波数は、フィルム給送速度に比例する。
また、フィルム給送速度は、フィルム2の厚さ、フィル
ム給送用モ−タ51の特性、該モ−タ51の駆動源であ
る電池の消耗度、環境温度等によっても変わり、またこ
れらの原因により、前に述べたフィルム2の撮影駒数に
よりフィルム給送速度が変化していく割合も変わってい
く。
フィルム巻取りスプ−ル57の回転速度が同じ場合は、
フィルム2の巻径に比例する。磁気ヘッドで検出するア
ナログ信号の周波数は、フィルム給送速度に比例する。
また、フィルム給送速度は、フィルム2の厚さ、フィル
ム給送用モ−タ51の特性、該モ−タ51の駆動源であ
る電池の消耗度、環境温度等によっても変わり、またこ
れらの原因により、前に述べたフィルム2の撮影駒数に
よりフィルム給送速度が変化していく割合も変わってい
く。
【0035】したがって、ノイズの除去を目的としてフ
ィルタの時定数を一定にすることは、不用な帯域を通過
させるフィルタになってしまい効果が半減してしまい、
またフィルタの時定数を変えて通過可能な周波数帯域を
変えても、フィルム2の駒数、或は電源である電池の電
圧等のデ−タによって時定数を変えるようにしたとして
も前述したようにフィルムの給送速度に関しては種々の
要因が複雑に絡みあっているので、再生信号の周波数と
正確に対応させるのが困難である。
ィルタの時定数を一定にすることは、不用な帯域を通過
させるフィルタになってしまい効果が半減してしまい、
またフィルタの時定数を変えて通過可能な周波数帯域を
変えても、フィルム2の駒数、或は電源である電池の電
圧等のデ−タによって時定数を変えるようにしたとして
も前述したようにフィルムの給送速度に関しては種々の
要因が複雑に絡みあっているので、再生信号の周波数と
正確に対応させるのが困難である。
【0036】よって、本実施例では、フィルム給送速度
を実測し、それに基づいて前述した様にフィルタの時定
数を変えるようにした。
を実測し、それに基づいて前述した様にフィルタの時定
数を変えるようにした。
【0037】また、フィルム給送速度は、フィルム給送
開始よりフォトセンサ3がフィルム2のパ−フォレ−シ
ョンP1を検出するまでの時間tを測定することにより
算出する。又、パ−フォレ−ションP2とP1のピッチ
をL1とすると、フィルム給送速度aは「L1/t」に
より得られ、後述するがフィルム給送速度aがある所定
値a1以上か、それに満たないかによりフィルタの時定
数を変えるように構成してある。
開始よりフォトセンサ3がフィルム2のパ−フォレ−シ
ョンP1を検出するまでの時間tを測定することにより
算出する。又、パ−フォレ−ションP2とP1のピッチ
をL1とすると、フィルム給送速度aは「L1/t」に
より得られ、後述するがフィルム給送速度aがある所定
値a1以上か、それに満たないかによりフィルタの時定
数を変えるように構成してある。
【0038】つまり、フィルム給送速度aがa1以上の
時は、f1=1/(2π・R1・C1)及び f2=1
/(2π・R1´・C1´)より大きい周波数f1がカ
ットされ、フィルム給送速度aがa1よりも小さい時
は、f3=1/{2π(R1+R2)(C1+C2)}
及び f4=1/{2π(R1´+R2´)(C1´
+C2´)}より大きい周波数がカットされるようにな
っている。
時は、f1=1/(2π・R1・C1)及び f2=1
/(2π・R1´・C1´)より大きい周波数f1がカ
ットされ、フィルム給送速度aがa1よりも小さい時
は、f3=1/{2π(R1+R2)(C1+C2)}
及び f4=1/{2π(R1´+R2´)(C1´
+C2´)}より大きい周波数がカットされるようにな
っている。
【0039】次に、前記制御回路101における動作を
図7のフロ−チャ−トを用いて説明する。 「ステップ99」 カメラの電源が投入されることによ
りステップ100へ進む。 「ステップ100」 フィルムカ−トリッジ装填スイッ
チ106とスイッチ107が共にONすることにより、
カメラにフィルムカ−トリッジ1が装填されたとしてス
テップ101に進む。 「ステップ101」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を駆動し、フィル
ム2の第1駒目をアパ−チャ位置に頭出し、いわゆるフ
ィルム空送り動作を開始する。 「ステップ102」 上記のフィルム空送り動作中にフ
ォトセンサ駆動回路111を介してフォトセンサ3を駆
動してフィルム2のパ−フォレ−ションを検出し、パ−
フォレ−ションから次のパ−フォレ−ションまで要した
時間を測定し、フィルム給送速度aを算出する。そし
て、前述した様にパ−フォレ−ションのピッチをLと
し、これらの間に要した時間をt1とすると、フィルム
給送速度aは「t1/L1」で算出することができ、こ
のフィルム給送速度aを記憶回路113に記憶し、次い
でこのフィルム給送速度aと所定の速度a1との比較を
行い、a1以上の時はステップ103へ進み、a1より
小さい時はステップ104へ進む。 「ステップ103」 フィルタ回路214へ出力するフ
ィルタ信号を“L”とし、通過周波数の限界値をf1,
f2に設定し、ステップ105に進む。 「ステップ104」 ここではフィルタ回路214へ出
力するフィルタ信号を“H”とし、通過周波数の限界値
をf3,f4に設定し、ステップ105へと進む。 「ステップ105」 再生回路108を駆動し、磁気ヘ
ッド4により読出されるフィルム2の磁気記憶部Tに予
め書込まれたフィルム感度やフィルム駒数、フィルムの
種類(ネガあるいポジ)等のフィルム情報を読出し、ス
テップ103或はステップ104で設定されたフィルタ
の時定数に従って検出信号中からノイズ成分を除去し、
公知の回路によりディジタル信号に変換した後、これを
記憶回路113に記憶する。 「ステップ106」 第1駒目の頭出しが完了したか否
かを公知の手段(例えばエンコ−ダによるフィルム送り
量の検出やモ−タ通電時間、フォトセンサ3によるパ−
フォレ−ションの個数の検出等)により検出し、第1駒
目を検出することによりステップ107へ進む。 「ステップ107」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を停止させ、フィ
ルムの空送りを停止すると共に、表示器駆動回路110
を駆動して駒数表示器109により第1駒目であること
の表示を行わせる。 「ステップ108」 レリ−ズスイッチ105の状態を
判別し、ONであればレリ−ズがなされたとして記憶回
路113にそのフィルムにおけるレリ−ズ回数を記憶
し、そしてステップ109へ進む。 「ステップ109」 AF・AE制御回路102を駆動
して、撮影レンズのピント合わせやシャッタの開閉によ
る露光動作等の公知の撮影動作を行う。 「ステップ110」 ステップ105で読み出したフィ
ルム駒数や公知の手段により予め設定された撮影可能な
フィルム駒数と現在何駒の撮影を行ったかの比較を行
い、フィルム残り駒があるかどうかの判別を行う。この
結果、残り駒がある場合にはステップ111へ進み、又
残り駒がない場合にはステップ119へ進む。 「ステップ111」 記憶回路1113に記憶されてい
る前駒の給送時のフィルム速度速度aがa1以上か否か
を判別し、a1以上ならばステップ112へ進み、a1
より小さい時はステップ113へ進む。
図7のフロ−チャ−トを用いて説明する。 「ステップ99」 カメラの電源が投入されることによ
りステップ100へ進む。 「ステップ100」 フィルムカ−トリッジ装填スイッ
チ106とスイッチ107が共にONすることにより、
カメラにフィルムカ−トリッジ1が装填されたとしてス
テップ101に進む。 「ステップ101」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を駆動し、フィル
ム2の第1駒目をアパ−チャ位置に頭出し、いわゆるフ
ィルム空送り動作を開始する。 「ステップ102」 上記のフィルム空送り動作中にフ
ォトセンサ駆動回路111を介してフォトセンサ3を駆
動してフィルム2のパ−フォレ−ションを検出し、パ−
フォレ−ションから次のパ−フォレ−ションまで要した
時間を測定し、フィルム給送速度aを算出する。そし
て、前述した様にパ−フォレ−ションのピッチをLと
し、これらの間に要した時間をt1とすると、フィルム
給送速度aは「t1/L1」で算出することができ、こ
のフィルム給送速度aを記憶回路113に記憶し、次い
でこのフィルム給送速度aと所定の速度a1との比較を
行い、a1以上の時はステップ103へ進み、a1より
小さい時はステップ104へ進む。 「ステップ103」 フィルタ回路214へ出力するフ
ィルタ信号を“L”とし、通過周波数の限界値をf1,
f2に設定し、ステップ105に進む。 「ステップ104」 ここではフィルタ回路214へ出
力するフィルタ信号を“H”とし、通過周波数の限界値
をf3,f4に設定し、ステップ105へと進む。 「ステップ105」 再生回路108を駆動し、磁気ヘ
ッド4により読出されるフィルム2の磁気記憶部Tに予
め書込まれたフィルム感度やフィルム駒数、フィルムの
種類(ネガあるいポジ)等のフィルム情報を読出し、ス
テップ103或はステップ104で設定されたフィルタ
の時定数に従って検出信号中からノイズ成分を除去し、
公知の回路によりディジタル信号に変換した後、これを
記憶回路113に記憶する。 「ステップ106」 第1駒目の頭出しが完了したか否
かを公知の手段(例えばエンコ−ダによるフィルム送り
量の検出やモ−タ通電時間、フォトセンサ3によるパ−
フォレ−ションの個数の検出等)により検出し、第1駒
目を検出することによりステップ107へ進む。 「ステップ107」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を停止させ、フィ
ルムの空送りを停止すると共に、表示器駆動回路110
を駆動して駒数表示器109により第1駒目であること
の表示を行わせる。 「ステップ108」 レリ−ズスイッチ105の状態を
判別し、ONであればレリ−ズがなされたとして記憶回
路113にそのフィルムにおけるレリ−ズ回数を記憶
し、そしてステップ109へ進む。 「ステップ109」 AF・AE制御回路102を駆動
して、撮影レンズのピント合わせやシャッタの開閉によ
る露光動作等の公知の撮影動作を行う。 「ステップ110」 ステップ105で読み出したフィ
ルム駒数や公知の手段により予め設定された撮影可能な
フィルム駒数と現在何駒の撮影を行ったかの比較を行
い、フィルム残り駒があるかどうかの判別を行う。この
結果、残り駒がある場合にはステップ111へ進み、又
残り駒がない場合にはステップ119へ進む。 「ステップ111」 記憶回路1113に記憶されてい
る前駒の給送時のフィルム速度速度aがa1以上か否か
を判別し、a1以上ならばステップ112へ進み、a1
より小さい時はステップ113へ進む。
【0040】前駒の給送時のフィルム給送速度aは、現
在第1駒目の撮影が終わった時点であるとすると、オ−
トロ−ディング時のフィルム給送速度すなわちステップ
102において算出して記憶回路113に記憶したフィ
ルム給送速度であり、現在が第2駒目以降の撮影が終わ
った時点であるとすると、後述のステップ116におい
て記憶する、前駒の撮影が終わった後のフィルム給送速
度である。 「ステップ112」 フィルタ回路214へ出力するフ
ィルタ信号を“L”とし、通過周波数の限界値をf1,
f2に設定し、ステップ114へ進む。 「ステップ113」 フィルタ回路214へ出力するフ
ィルタ信号を“H”とし、通過周波数の限界値をf3,
f4に設定し、ステップ114へ進む。 「ステップ114」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を駆動し、次駒へ
の1駒巻上げを開始すると同時に、タイマをスタ−トさ
せる。 「ステップ115」 フィルム2の次駒への巻上げに際
し、デ−タ書込回路104を介して磁気ヘッド4を駆動
し、フィルム2の磁気記憶部Tへ撮影情報、例えばシャ
ッタ速度、絞り値、撮影した日付等の情報を書込んだ
り、必要に応じて再生回路108を駆動してフィルムに
書込まれている情報を磁気ヘッド4にから読出す。 「ステップ116」 フォトセンサ3が次駒のパ−フォ
レ−ションを検知したことをフォトセンサ駆動回路11
1を介して検出すると、フィルム2の次駒への巻上げが
完了したとしてステップ116へ進む。また、この時、
前記ステップ114においてスタ−トさせたタイマをス
トップさせ、巻上げを開始してから次駒のパ−フォレ−
ションを検知するまでに要した時間を求め、前述の方法
によりフィルム給送速度aを算出し、記憶回路113へ
記憶する。 「ステップ117」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51の駆動を停止し、
フィルム給送を停止する。 「ステップ118」 表示器駆動回路110を駆動して
駒数表示器109により駒数表示を1駒分進める。その
後ステップ108に戻る。
在第1駒目の撮影が終わった時点であるとすると、オ−
トロ−ディング時のフィルム給送速度すなわちステップ
102において算出して記憶回路113に記憶したフィ
ルム給送速度であり、現在が第2駒目以降の撮影が終わ
った時点であるとすると、後述のステップ116におい
て記憶する、前駒の撮影が終わった後のフィルム給送速
度である。 「ステップ112」 フィルタ回路214へ出力するフ
ィルタ信号を“L”とし、通過周波数の限界値をf1,
f2に設定し、ステップ114へ進む。 「ステップ113」 フィルタ回路214へ出力するフ
ィルタ信号を“H”とし、通過周波数の限界値をf3,
f4に設定し、ステップ114へ進む。 「ステップ114」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を駆動し、次駒へ
の1駒巻上げを開始すると同時に、タイマをスタ−トさ
せる。 「ステップ115」 フィルム2の次駒への巻上げに際
し、デ−タ書込回路104を介して磁気ヘッド4を駆動
し、フィルム2の磁気記憶部Tへ撮影情報、例えばシャ
ッタ速度、絞り値、撮影した日付等の情報を書込んだ
り、必要に応じて再生回路108を駆動してフィルムに
書込まれている情報を磁気ヘッド4にから読出す。 「ステップ116」 フォトセンサ3が次駒のパ−フォ
レ−ションを検知したことをフォトセンサ駆動回路11
1を介して検出すると、フィルム2の次駒への巻上げが
完了したとしてステップ116へ進む。また、この時、
前記ステップ114においてスタ−トさせたタイマをス
トップさせ、巻上げを開始してから次駒のパ−フォレ−
ションを検知するまでに要した時間を求め、前述の方法
によりフィルム給送速度aを算出し、記憶回路113へ
記憶する。 「ステップ117」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51の駆動を停止し、
フィルム給送を停止する。 「ステップ118」 表示器駆動回路110を駆動して
駒数表示器109により駒数表示を1駒分進める。その
後ステップ108に戻る。
【0041】前記ステップ110でフィルム残り駒がな
いことを判別した場合は、前述したようにステップ11
9へ進む。 「ステップ119」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を逆方向に駆動
し、フィルムカ−トリッジ1へのフィルム巻戻しを動作
を開始する。 「ステップ120」 フィルム2のフィルムカ−トリッ
ジ1内への巻戻しが完了したか否かを公知の手段により
判別し、完了するとステップ121へ進む。 「ステップ121」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51の駆動を停止し、
フィルムの巻戻しを停止する。 「ステップ122」 カメラの一連の動作を終了する。
いことを判別した場合は、前述したようにステップ11
9へ進む。 「ステップ119」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を逆方向に駆動
し、フィルムカ−トリッジ1へのフィルム巻戻しを動作
を開始する。 「ステップ120」 フィルム2のフィルムカ−トリッ
ジ1内への巻戻しが完了したか否かを公知の手段により
判別し、完了するとステップ121へ進む。 「ステップ121」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51の駆動を停止し、
フィルムの巻戻しを停止する。 「ステップ122」 カメラの一連の動作を終了する。
【0042】なお、上記の第1の実施例では、フィルタ
の切り換えポイントを1つのみとしたが、さらに複数の
切り換えポイントを持つことで、磁気記録情報の再生能
力をさらに向上させることが可能である。
の切り換えポイントを1つのみとしたが、さらに複数の
切り換えポイントを持つことで、磁気記録情報の再生能
力をさらに向上させることが可能である。
【0043】図8乃至図10は本発明の第2の実施例を
示す図であり、図8はカメラの主要部分を示す斜視図で
あり、図9は図8のパルス板及びパルス接片の拡大図で
ある。なお、第1の実施例と同じ部分は同一符合を付し
てある。又、この実施例では、フォトセンサ3及びその
駆動回路111からの信号にてフィルム給送速度を算出
していたの、上記のパルス発生手段及びその駆動回路
(不図示)からの信号にて算出するようにしており、よ
って、回路構成は第1の実施例とはこの部分が異なるの
みで、他の構成は同様である。
示す図であり、図8はカメラの主要部分を示す斜視図で
あり、図9は図8のパルス板及びパルス接片の拡大図で
ある。なお、第1の実施例と同じ部分は同一符合を付し
てある。又、この実施例では、フォトセンサ3及びその
駆動回路111からの信号にてフィルム給送速度を算出
していたの、上記のパルス発生手段及びその駆動回路
(不図示)からの信号にて算出するようにしており、よ
って、回路構成は第1の実施例とはこの部分が異なるの
みで、他の構成は同様である。
【0044】これらの図において、6はフィルム2に圧
接されたロ−ラで、不図示のカメラ本体に回転可能に取
り付けられている。7はロ−ラ6と一体的に動く円盤、
8は円盤7上に固着され導通部8aと非導通部8bが形
成されたパルス板である。9,10はパルス接片で、前
記パルス板8上の導通部8aと接触することによりパル
ス信号を発生してパルス板8の回転量をカメラの制御回
路101に伝えるものであり、図9より明らかな様に、
パルス板8の1回転につき、パルス接片9,10はn1
回(本実施例では4回)ON,OFFを繰り返す。
接されたロ−ラで、不図示のカメラ本体に回転可能に取
り付けられている。7はロ−ラ6と一体的に動く円盤、
8は円盤7上に固着され導通部8aと非導通部8bが形
成されたパルス板である。9,10はパルス接片で、前
記パルス板8上の導通部8aと接触することによりパル
ス信号を発生してパルス板8の回転量をカメラの制御回
路101に伝えるものであり、図9より明らかな様に、
パルス板8の1回転につき、パルス接片9,10はn1
回(本実施例では4回)ON,OFFを繰り返す。
【0045】ここで、ロ−ラ6の直径をDとし、n2回
パルスを発生するのに要する時間をt2とすると、フィ
ルム給送速度aは(Dπ/t2)×(n2/n1)によ
り算出できる。
パルスを発生するのに要する時間をt2とすると、フィ
ルム給送速度aは(Dπ/t2)×(n2/n1)によ
り算出できる。
【0046】これにより、フィルム給送速度aをその駒
の巻上げ動作の前半で算出した後、フィルタの時定数を
設定し、その駒の巻上げ動作の後半でその駒の情報の読
み出しを行う。
の巻上げ動作の前半で算出した後、フィルタの時定数を
設定し、その駒の巻上げ動作の後半でその駒の情報の読
み出しを行う。
【0047】図10は本発明の第2の実施例における動
作を示すフロ−チャ−トであり、ここでは図7に示した
第1の実施例と異なる部分のみの動作説明を行う。 「ステップ110」 フィルム残り駒があるかどうかの
判別を行い、残り駒がある場合にはステップ114へ進
み、残り駒がない場合にはステップ119へ進む。 「ステップ114」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を駆動し、フィル
ム2の1駒巻上げを開始する。 「ステップ114−1」 上記のフィルム給送に伴って
ロ−ラ6が回転しパルス板8と接片9,10によりパル
スが発生するが、先ずn2個のパルスが発生するのに要
する時間t2を検出する。そして、前述した「a=(D
π/t2)×(n2/n1)」によりフィルム給送速度
aを算出し、これがa1以上の場合はステップ114−
2へ進み、a1より小さい場合はステップ114−3へ
進む。 「ステップ114−2」 フィルタ回路214へ出力す
るフィルタ信号を“L”とし、通過周波数の限界値をf
1,f2に設定する。 「ステップ114−3」 ここではフィルタ回路214
へ出力するフィルタ信号を“H”とし、通過周波数の限
界値をf3,f4に設定する。 「ステップ115」 上記ステップ114−2或はステ
ップ114−3にて設定されたフィルタの時定数にてノ
イズ成分を除去しながら、フィルム2の磁気記憶部Tに
書かれている情報を磁気ヘッド4により読出し、これを
制御回路101内に取り込んでいく。或は、必要に応じ
て撮影情報をデ−タ書込回路104を介して書込んでい
く。
作を示すフロ−チャ−トであり、ここでは図7に示した
第1の実施例と異なる部分のみの動作説明を行う。 「ステップ110」 フィルム残り駒があるかどうかの
判別を行い、残り駒がある場合にはステップ114へ進
み、残り駒がない場合にはステップ119へ進む。 「ステップ114」 フィルム給送モ−タ駆動回路10
3を介してフィルム給送用モ−タ51を駆動し、フィル
ム2の1駒巻上げを開始する。 「ステップ114−1」 上記のフィルム給送に伴って
ロ−ラ6が回転しパルス板8と接片9,10によりパル
スが発生するが、先ずn2個のパルスが発生するのに要
する時間t2を検出する。そして、前述した「a=(D
π/t2)×(n2/n1)」によりフィルム給送速度
aを算出し、これがa1以上の場合はステップ114−
2へ進み、a1より小さい場合はステップ114−3へ
進む。 「ステップ114−2」 フィルタ回路214へ出力す
るフィルタ信号を“L”とし、通過周波数の限界値をf
1,f2に設定する。 「ステップ114−3」 ここではフィルタ回路214
へ出力するフィルタ信号を“H”とし、通過周波数の限
界値をf3,f4に設定する。 「ステップ115」 上記ステップ114−2或はステ
ップ114−3にて設定されたフィルタの時定数にてノ
イズ成分を除去しながら、フィルム2の磁気記憶部Tに
書かれている情報を磁気ヘッド4により読出し、これを
制御回路101内に取り込んでいく。或は、必要に応じ
て撮影情報をデ−タ書込回路104を介して書込んでい
く。
【0048】その他の動作は第1の実施例と同様であ
る。
る。
【0049】図11は本発明の第3の実施例におけるカ
メラの要部構成を示す斜視図であり、第1及び第2の実
施例と同じ部分は同一符合を付してある。
メラの要部構成を示す斜視図であり、第1及び第2の実
施例と同じ部分は同一符合を付してある。
【0050】この実施例では、フィルム給送速度をフィ
ルム2から直接検出しないで、フィルム給送用モ−タ5
1の回転数の検出により算出する例を示すものであり、
この方法によれば、フィルム給送速度を細かく、しかも
フィルム2とは非接触で検出できる。
ルム2から直接検出しないで、フィルム給送用モ−タ5
1の回転数の検出により算出する例を示すものであり、
この方法によれば、フィルム給送速度を細かく、しかも
フィルム2とは非接触で検出できる。
【0051】図11において、11はフィルム給送用モ
−タ51の出力軸に固着されたスリット円盤、12はフ
ォトセンサであり、スリット円盤11の明暗部をフォト
センサ12により検出する。
−タ51の出力軸に固着されたスリット円盤、12はフ
ォトセンサであり、スリット円盤11の明暗部をフォト
センサ12により検出する。
【0052】ここでは、スリット円盤11が1回転でm
1個の明暗を検出できるものとする。また、フィルム給
送用モ−タ51がN回転でカメラのフィルム巻取りスプ
−ル57は1回転するものとし、その時の撮影駒数をn
とすると、もしm2個の明暗を時間Tの間に検出できた
場合は、フィルム給送速度aは以下のようにして求める
ことができる。
1個の明暗を検出できるものとする。また、フィルム給
送用モ−タ51がN回転でカメラのフィルム巻取りスプ
−ル57は1回転するものとし、その時の撮影駒数をn
とすると、もしm2個の明暗を時間Tの間に検出できた
場合は、フィルム給送速度aは以下のようにして求める
ことができる。
【0053】カメラのフィルム巻取りスプ−ル57の径
をD、フィルム2の厚さをd、1駒のピッチをL、フィ
ルム先端部がフィルム巻取りスプ−ル57に一周巻き付
いた位置を第1駒目とすると、フィルム巻取りスプ−ル
57にn駒まで巻き付いた時のフィルム2の全長Fnは Fn=(n−1)L+Dπ により、又m周目までのフィルム全長Fmは ={(D−2d)m+dm(m+1)}π により、又n駒目は何周目かは により、それぞれ表せる。よって、n駒目の内側巻径D
nは Dn=D+f(m)×2×d により表せる(尚上記f(m)はmの少数点以下を切り
捨てる関数)。したがって、 a={D+f(m)×2×d}・π・m2/(m1・N・T) によりフィルム給送速度aを算出し、その結果によって
フィルタの時定数を変えるようにする。
をD、フィルム2の厚さをd、1駒のピッチをL、フィ
ルム先端部がフィルム巻取りスプ−ル57に一周巻き付
いた位置を第1駒目とすると、フィルム巻取りスプ−ル
57にn駒まで巻き付いた時のフィルム2の全長Fnは Fn=(n−1)L+Dπ により、又m周目までのフィルム全長Fmは ={(D−2d)m+dm(m+1)}π により、又n駒目は何周目かは により、それぞれ表せる。よって、n駒目の内側巻径D
nは Dn=D+f(m)×2×d により表せる(尚上記f(m)はmの少数点以下を切り
捨てる関数)。したがって、 a={D+f(m)×2×d}・π・m2/(m1・N・T) によりフィルム給送速度aを算出し、その結果によって
フィルタの時定数を変えるようにする。
【0054】以上の各実施例によれば、フィルム給送速
度を検出し、その検出結果に応じてフィルタの時定数を
変更し、その通過帯域を変えるようにしているため、不
用な通過帯域を減らすことができ、ノイズの影響を低減
することができる。つまり、磁気記録情報の再生能力を
向上させることが可能となる。
度を検出し、その検出結果に応じてフィルタの時定数を
変更し、その通過帯域を変えるようにしているため、不
用な通過帯域を減らすことができ、ノイズの影響を低減
することができる。つまり、磁気記録情報の再生能力を
向上させることが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ヘッドにて読出された信号を再生信号として出力す
る磁気再生手段内に、時定数を切り換え可能であり、磁
気ヘッドにて読出された信号中よりノイズ成分を除去す
る為のフィルタ手段と、速度検出手段にて検出されたフ
ィルム給送速度に応じて、前記フィルタ手段の時定数を
切り換える時定数変更手段とを設け、フィルム給送速度
に応じてフィルタの時定数を変更し、フィルタの通過帯
域を変える、つまり不用な通過帯域を減らすようにし
て、ノイズの影響を低減するようにしている。よって磁
気記録情報の再生能力を向上させることが可能となる。
磁気ヘッドにて読出された信号を再生信号として出力す
る磁気再生手段内に、時定数を切り換え可能であり、磁
気ヘッドにて読出された信号中よりノイズ成分を除去す
る為のフィルタ手段と、速度検出手段にて検出されたフ
ィルム給送速度に応じて、前記フィルタ手段の時定数を
切り換える時定数変更手段とを設け、フィルム給送速度
に応じてフィルタの時定数を変更し、フィルタの通過帯
域を変える、つまり不用な通過帯域を減らすようにし
て、ノイズの影響を低減するようにしている。よって磁
気記録情報の再生能力を向上させることが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラの要部構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図2】図1のフィルム給送機構のギヤ列を示す斜視図
である。
である。
【図3】図2のフィルム給送機構のフィルム巻上げ時に
おける各ギヤの配列を示す平面図である。
おける各ギヤの配列を示す平面図である。
【図4】図2のフィルム給送機構のフィルム巻戻し時に
おける各ギヤの配列を示す平面図である。
おける各ギヤの配列を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるカメラの回路ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】図5の磁気ヘッド及び再生回路の具体的な構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図7】図5の制御回路の動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
ある。
【図8】本発明の第3の実施例における主要部構成を示
すカメラの平面図である。
すカメラの平面図である。
【図9】図8のパルス板及びパルス接片を示す平面図で
ある。
ある。
【図10】本発明の第2の実施例における動作を示すフ
ロ−チャ−トである。
ロ−チャ−トである。
【図11】本発明の第3の実施例における主要部構成を
示すカメラの平面図である。
示すカメラの平面図である。
4 磁気ヘッド 3 フォトセンサ 6 ロ−ラ 8 パルス板 9 パルス接片 11 スリット円盤 12 フォトセンサ 51 フィルム給送用モ−タ 101 制御回路 103 フィルム給送駆動回路 104 デ−タ書込回路 108 再生回路 111 フォトセンサ駆動回路 214 フィルタ回路
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルムに備わった磁気記憶部へ記録さ
れている情報の読出しをフィルム給送中に行う磁気ヘッ
ドと、該磁気ヘッドにて読出された信号を再生信号とし
て出力する磁気再生手段と、フィルムの給送速度を検出
する速度検出手段とを備えたカメラにおいて、前記磁気
再生手段内に、時定数を切り換え可能であり、磁気ヘッ
ドにて読出された信号中よりノイズ成分を除去する為の
フィルタ手段と、前記速度検出手段にて検出されたフィ
ルム給送速度に応じて、前記フィルタ手段の時定数を切
り換える時定数変更手段とを設けたことを特徴とする磁
気記憶部付フィルムを用いるカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20364891A JPH0580400A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 磁気記憶部付フイルムを用いるカメラ |
US08/350,704 US6049677A (en) | 1991-02-14 | 1994-12-07 | Camera having magnetic signal reproducing circuit with adjustable gain amplifier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20364891A JPH0580400A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 磁気記憶部付フイルムを用いるカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580400A true JPH0580400A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=16477528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20364891A Pending JPH0580400A (ja) | 1991-02-14 | 1991-07-19 | 磁気記憶部付フイルムを用いるカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0580400A (ja) |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP20364891A patent/JPH0580400A/ja active Pending
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