JPH0486638A - 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ - Google Patents

磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ

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JPH0486638A
JPH0486638A JP20057390A JP20057390A JPH0486638A JP H0486638 A JPH0486638 A JP H0486638A JP 20057390 A JP20057390 A JP 20057390A JP 20057390 A JP20057390 A JP 20057390A JP H0486638 A JPH0486638 A JP H0486638A
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JP
Japan
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film
gear
roller member
magnetic head
spool
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Application number
JP20057390A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Aoshima
力 青島
Takeshi Egawa
全 江川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、磁気記憶部を備えたフィルムを収納した押出
し式のフィルムカートリッジを用いる磁気記憶部材フィ
ルムを用いるカメラの改良に関するものである。
(発明の背景) 従来、カメラのフィルム給送装置においては、フィルム
カートリッジより突出したフィルム先端部(いわゆるリ
ーダ一部)がカメラのスプロケット又はフィルム巻取り
スプールに係合された状態において、該スプロケット又
はフィルム巻取りスプールを駆動することにより、フィ
ルムなローディングしていた。しかしながら、このタイ
プのものはフィルム先端を人がセットしなければならず
煩わしいばかりでなく、フィルム先端のセットの位置を
誤るとフィルムがうまくローディングしなくなってしま
ったり、またフィルム先端を不用意に引っ張ってしまう
ことにより、フィルムを露光させて使用不可にしてしま
うといった欠点があった。
そのため、近年新しい方式のフィルムカートリッジとし
て米国特許第4834306号で下記のものが提案され
ている。
フィルム通過スリットと、一端を供給スプールに固着さ
れ該供給スプールに巻かれたフィルムと、供給スプール
に同軸上に配置されフィルム最外周の半径方向の拡がり
を規制部にて規制し、フィルムの最外周がフィルムカー
トリッジの内壁に実質的に接触するのを防ぐ押え部材と
、前記押え部材の一部を変形させ、押え部材の半径方向
の規制からフィルム最外周部を連続的に解除する解除部
と、規制から解除されたフィルムの部分をフィルム通過
スリットに導く誘導部とを備え、供給スプールのフィル
ム押出し方向の回転によって生じるフィルムの巻き緩み
による最外周の拡がりによりフィルムの外周と押え部材
間をすべりのない状態とし、フィルムに押出し方向の駆
動力を与え、フィルムカートリッジからのフィルムの押
出しを可能にしたものである。以後、この種の供給スプ
ールの回転によりフィルムの排出が可能なフィルムカー
トリッジを押出し式フィルムカートリッジと呼ぶことに
する。
第24図乃至26図はこの押出し式フィルムカートリッ
ジを示す図で、第24図はその縦断面図、第25図はそ
の横断面図、第26図は主要部分の側面図である。
これらの図において、301はフィルム、302は押出
し式フィルムカートリッジ、303はフィルム通過スリ
ット、304は供給スプール、304aはフィルム30
1の一端を固定する固定部、305は押え部材、305
aは規制部、306は解除部、307は誘導部である。
この押出し式のフィルムカートリッジ302を用いれば
、カメラへの装填後、フォークにより上記カートリッジ
302の供給スプール304を回転させ、フィルム30
1を排出してカメラのフィルム巻取りスプールに巻き付
くまでフィルム301を押出し、その後フィルム巻取り
スプールによりフィルム301を給送していくような構
成をとることができるので、使用者はフィルム301の
先端部に触れる必要がないため、従来の欠点はなくなる
近年、この種のフィルムカートリッジ内に収納されるフ
ィルムとして、磁気ヘッドにより情報の書き込み或は読
み出しを行うことのできる磁気記憶部を備えたものがあ
る。この例として、該磁気記憶部へ磁気ヘッドによりシ
ャッタ秒時、絞り値、年月日、タイトル等の撮影情報を
書き込み、或は既に書き込まれているフィルム感度等を
読み出すようにしたカメラが米国特許第4864332
号等に開示されている。
ところで、上記磁気記憶部へ磁気ヘッドで情報行うため
にはフィルムの磁気記憶部と磁気ヘッドを圧接するよう
な構造にする必要がある。その為には、フィルムを挟ん
で前記磁気ヘッドと対面する箇所にパッド等のフィルム
押圧部材が必要となる。
しかしながら、前述したような押出し式のフィルムカー
トリッジを用いる場合は次の問題があった。
1)フィルム押圧部材がスプリング等の弾性手段により
予め磁気ヘッドに対して圧接されている構成の場合、フ
ィルム押出し動作を行うと、フィルム先端が前記フィル
ム押圧部材もしくは磁気ヘッドに引っ掛かり、それ以上
のフィルム押出し動作が不可能となる。
2)フィルム押圧部材(或は磁気ヘッド)をモータ等に
よりフィルム面に対して進退可能とし、フィルム押出し
動作時にはフィルム先端が該フィルム押圧部材の位置を
通過するまではこのフィルム押圧部材をフィルム面より
退避させてお要とするのでコストが高くなるばかりでな
く、フィルムと磁気ヘッドを圧接させるタイミングが難
しかった。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題点を解決し、高コスト化
を押えつつ、フィルム押出し時におけるフィルム先端の
引っ掛かりを防止し、スムーズなフィルム押出しを行う
ことのできる磁気記憶部材フィルムを用いるカメラを提
供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、フィルムを挟ん
で磁気ヘットと対向した位置であり、且つフィルム通過
面にその一部が進入した位置に配置されると共に、フィ
ルム給送方向に回転可能なローラ部材と、該ローラ部材
と前記フィルム駆動用モータとを連結するローラ駆動用
ギヤ列とを設け、以て、常に磁気ヘットと接触した位置
に配置される、フィルムを磁気ヘッドに圧接させるため
の手段としてのローラ部材を回転可能な構成としたこと
を特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図乃至第6図は本発明の一実施例に係る機械的構成
を示す図であり、第1図はフィルム給送機構の斜視図、
第2図はフィルム巻上げ時のギヤ列平面図、第3図はフ
ィルム巻戻し時のギヤ列平面図、第4図はワンウェイク
ラッチ部の縦断面図、第5図は同じくその横断面図、第
6図はカメラの主要部の横断面図である。
これらの図において、■はフィルム駆動用モータであり
、フィルム巻上げ時には正転(第3図矢印C方向)し、
フィルム巻戻し時には逆転(第3図矢印C方向)する。
2は前記モータ1の回転軸に固着されるピニオンギヤで
ある。3は第1の太陽ギヤで、前記ピニオンギヤ2と噛
み合っている。4は第1の遊星ギヤで、前記第1の太陽
ギヤ3と噛み合っている。5は前記第1の太陽ギヤ3と
第1の遊星ギヤ4を連結し、第1の遊星ギヤ4との間に
摩擦力を発生させながら該第1の遊星ギヤを回転可能に
保持し、第1の太陽ギヤ3が回転することにより第1の
遊星ギヤ4を該第1太陽ギヤ3を回転中心としてそのま
わりを公転するようにした第1の連結レバーである。前
記第1の太陽ギヤ3と第1の遊星ギヤ4と第1の連結レ
バー5により、公知の遊星ギヤ機構を構成している。6
は前記フィルム駆動用モータ1が正転時のみ第1の遊星
ギヤ4と噛み合うスプールギヤである。7は前記スプー
ルギヤ6に固着され、一体的に動くフィルム巻取りスプ
ールである。
8は前記第1の太陽ギヤ3と常に噛み合う第1のアイド
ラギヤ、9は大歯車部9aと小歯車部9bを持ち、大歯
車部9aが前記第1のアイドラギヤ8と噛み合う第1の
二段ギヤ、10は前記第1の二段ギヤ9の小歯車部9b
と噛み合う第2のアイドラギヤ、11は前記第2のアイ
ドラギヤ10と噛み合う第3のアイドラギヤ、12は前
記第3のアイドラギヤ11と噛み合う第2の太陽ギヤ、
13は前記第2の太陽ギヤ12と噛み合う第2の遊星ギ
ヤである。14は第3の遊星ギヤで、前記第2の遊星ギ
ヤ13と同様、第2の太陽ギヤと噛み合っている。15
は前記第2の太陽ギヤ12と第2の遊星ギヤ13及び第
3の遊星ギヤ14を腕部15a、15bでそれぞれ連結
し、各遊星ギヤを摩擦力を発生させながら回転可能に保
持し、第2の太陽ギヤ12の回転により第2の遊星ギヤ
13及び第3の遊星ギヤ14が該第2の太陽ギヤ12を
回転中心としてそのまわりを公転するようにした第2の
連結レバーである。前記第2の太陽ギヤ12と第2.3
の遊星ギヤ13.14と第2の連結レバー15により、
公知の遊星ギヤ機構を構成している。
16は第4のアイドラギヤで、フィルム駆動用モータ1
の正転時は第2の連結レバー15の第2の太陽ギヤ12
を中心とした左方向の回転により第2の遊星ギヤ13と
噛み合い、第3の遊星ギヤ14とは噛み合わず、モータ
1の逆転時は第2の連結レバー15の右方向の回転によ
り第3の遊星ギヤ14と噛み合い、第2の遊星ギヤ13
とは噛み合わないギヤである。17は大歯車部17aと
小歯車部17bを持ち、大歯車部17aが第4のアイド
ラ16と噛み合う第2の二段ギヤ、18は大歯車部18
aと小歯車部18bとを持ち、大歯車部18aが前記第
2の二段ギヤ17の小歯車部17bと噛み合う第3の二
段ギヤ、19は前記第3の二段ギヤ18の小歯車部18
bと噛み合うフォークギヤ、20は前記フォークギヤ1
9と一体的に回転するフォークで、これによりフィルム
カートリッジ33(第6図参照)内の供給スプールを回
転させ、フィルム34の上記カートリッジ33内よりの
押出し及び巻込みを行う。
21.22.29 (第4図参照)はワンウェイクラッ
チで、21は第2の太陽ギヤ12と噛み合うギヤ、22
は第5図に示すように内側に全周爪部22aが形成され
、外側には歯車22bが形成されているラチェットギヤ
、29はラチェツト爪部材で、弾性を持つ爪部29bを
持ち、その爪部29bがラチェットギヤ22の爪部22
aに係合している。該ラチェツト爪部材29のラチェッ
トギヤ22に対する相対速度が矢印へ方向(第2図参照
)に発生した場合は、このラチェツト爪部材29からラ
チェットギヤ22に駆動力を伝え、又相対速度が矢印へ
方向とは逆になった場合は、爪部29bはたわみ、爪部
22a上をすべってラチェツト爪部材29はラチェット
ギヤ22に駆動力を伝えない。前記ラチェツト爪部材2
9は第4図に示すようにビン29aがあり、ギヤ21の
穴21cに該ビン29aが嵌合しているため、ラチェツ
ト爪部材29とギヤ21は常に一体的に回転する。30
は不図示の地板で、第4図に示すようにギヤ21、ラチ
ェツト爪部材29、ラチェットギヤ22の各人21b、
29c、22cがそれぞれ回転可能に嵌合している。2
3はラチェットギヤ22に固着されたローラ部材であり
、外周部23aはゴム或はローレット等のすべりを防止
するような構造となっている。
24はパルスギヤで、ラチェットギヤ22の歯車部22
bと噛み合う。25はパルス板で、導通部25aと非導
通部25bを有し、前記パルスギヤ24上に固着されて
いる。26.27は接片で、パルス板25の導通部25
aと非導通部25bによりローラ部材23の回転量分の
パルスを検出するための接片である。
28は不図示の地仮に固着されたストッパ(第3図参照
)で、第1の連結レバー5の端部5aと当接することに
より該第1の連結レバー5の左回転の回転位置を規制す
るものある。
31は本体(第6図参照)、32は圧板、35はカート
リッジ室、36はスプール室である。48は磁気ヘッド
で、前記圧板32に取り付けられている。
前述のローラ部材23は第6図に示すように配置されて
おり、フィルム34に備わった磁気記憶部(不図示)と
前記磁気ヘッド48(の磁気ギャップ部)とを安定的に
接触させるため、予め磁気ヘッド48にある所定の圧力
が加わるように取り付けられている、もしくはフィルム
34が磁気ヘッド48とローラ部材23の間を通る時、
そのフィルム34の厚さにより磁気ヘッド48に所定−
の圧力が加わるように該磁気ヘッド48とローラ部材2
3との隙間がおいて取り付けられている。そして、該ロ
ーラ部材23は前述からも分かる様に1つのフィルム給
送系な成しており、フィルム34の移動時に伴って回転
しており、これに連動してパルス板25もギヤ22を介
して回転し、接片26,27にパルス信号は発生する。
上記構成において、フィルムカートリッジ33がカート
リッジ室35に装填された後、第2図に示す様にフィル
ム駆動用モータl(ピニオンギヤ2)が矢印B方向に回
転させられると(正転させられると)、第1の太陽ギヤ
3は時計方向に回転し、これに伴って第1の連結レバー
5の作用により第1の遊星ギヤ4は・上記第1の太陽ギ
ヤ3を回転中心とし時計方向に公転し、やがてスプール
ギヤ6と噛み合い、前記フィルム駆動用モータ1の駆動
力がスプールギヤ6に伝わり、フィルム巻取りスプール
7は時計方向に回転するようになる。
また、上記第1の太陽ギヤ3に噛み合うもう一つの歯車
であるアイドラギヤ8を介してその駆動力は第1の二段
ギヤ9、第2のアイドラギヤ1O1第3のアイドラギヤ
11を介して第2の太陽ギヤ12へと伝えられる。よっ
て、該第2の太陽ギヤは反時計方向に回転するため、第
2の連結レバー15の作用により第2の遊星ギヤ13、
第3の遊星ギヤ14は該第2太陽ギヤを回転中心として
反時計方向に公転し、やがて第2の遊星ギヤ13が第4
のアイドラギヤ16と噛み合うようになる。これにより
、前記フィルム駆動用モータ1のB方向の駆動力は第4
のアイドラギヤ16に反時計方向の駆動力として伝わり
、さらに第2の二段ギヤ17、第3の二段ギヤ18を介
してフォークギヤ19に伝わり、フォーク2oは時計方
向に回転するようになる。
更に、上記の様に第2の太陽ギヤが回転することにより
、該第2の太陽ギヤ12と噛み合うギヤ21には時計方
向(矢印へ方向)の駆動力が加わり、よってフィルムが
スプール7に巻きつくまではギヤ21.ラチェットギヤ
22.ラチェツト爪部材29から構成されるワンウェイ
クラッチの作用により、ワンウェイクラッチが一体的に
回転しく詳細は後述する)、これに伴ってローラ部材2
3も時計方向に回転するようになる。前記ラチェットギ
ヤ22が回転することによりこれに噛み合うパルスギヤ
24も回転し、パルス板25と接片27,26により前
記ローラ部材23の回転量に応じた分のパルス信号が発
生し、これが第1図に示すエンコーダ回路(後述する)
にて検出され、ここでその時のローラ部材23の回転速
度や回転量(フィルム34の給送速度や給送量)等が求
められる。
ここで、ギヤ列のギヤ比は次のように構成しである。
フィルム巻取りスプール7の周速度を「■1」、ローラ
部材23の周速度をrV2J 、フォーク20によりフ
ィルムカートリッジ33から押出されるフィルム34の
速度を「v3」とすると、rV 1>V2>V3Jの関
係にある。
上記フォーク20の時計方向の回転により、フィルムカ
ートリッジ33からフィルム34が押出されていくと、
ローラ部材23が磁気ヘッド48へ前記フィルム34の
磁気記憶部を常に圧接するように構成されているので、
フィルム先端はローラ部材23及び磁気ヘッド48に当
接する。
ここで本実施例の構成によれば、ローラ部材23は時計
方向に回転しているため、フィルム34とローラ部材2
3の摩擦力によりフィルム先端を第12図中布から左へ
とスムーズに給送することができる。また、回転速度は
rV2>V3Jと構成されているため、この後ローラ部
材23によりフィルム34が送り出されていく場合は、
その駆動力(速度)がフィルム34を介してフォークギ
ヤ19、第3の二段ギヤ18、第2の二段ギヤ17、第
4のアイドラギヤ16の順で伝わり、第2の遊星ギヤ1
3の時計方向の回転速度よりも第4のアイドラギヤ16
の反時計方向の転速度の方が速くなるが、この際第4の
アイドラギヤ16が第2の遊星ギヤ13を跳ね飛ばし、
第2の遊星ギヤ13と第4のアイドラギヤ16との噛み
合いが一瞬解かれ、その速度差は吸収される。
フィルム34がさらに送り出され、公知の手段(フィル
ム巻取りスプール7に設けられた爪によりフィルム34
のパーフォレーションを引っ掛ける、或は本体側に設け
られた、フィルム34をフィルム巻取りスプール7に押
し付ける手段等)によりフィルム34がフィルム巻取り
スプール7に巻き付くと、rV 1>V2>V3jの関
係により、ローラ部材23はフィルム34との摩擦力に
より回転させられ、該ローラ部材23はギヤ21よりも
速く回転するが、前に述べたワンウェイクラッチの作用
により、ローラ部材23の回転力はギヤ21へとは伝わ
らない。また、この時もパルス板25と接片26,27
とで発生するパルス信号に基づいてフィルム34の給送
量、速度等を第14図図示エンコーダ回路にて求めるこ
とができる。さらに、rV 1>V2Jの関係にあるた
め、フィルム34がフィルム巻取りスプール7に巻き付
いた時に給送速度が大きく変化するが、この速度変化に
着目することにより、オートローディングが終了したか
否かを判別することも可能となる。
次に、フィルム巻戻し時の動作について説明する。
この動作を第3図で説明すると、フィルム駆動用モータ
1を矢印C方向に回転させると、第1の連結レバー5と
第1の遊星ギヤ4は第1の太陽ギヤ3を回転中心として
反時計方向に、前記第1の連結レバー5の端部5aがス
トッパ28に当接するまで公転する。よって、第1の遊
星ギヤ4とスプールギヤ6との噛み合いが解かれる。
また、この際第2の太陽ギヤ12は時計方向に回転し、
これにより第2の遊星ギヤ13、第3の遊星ギヤ14は
第2連結レバー15の作用により該第2の太陽ギヤ12
を回転中心として時計方向に公転し、第4のアイドラギ
ヤ16と第2の遊星ギヤ13の噛み合いは解かれ、代り
に第4のアイドラギヤ16と第3の遊星ギヤ14が噛み
合う。
したがってフォークギヤ19は反時計方向に回転し、フ
ォーク20によりフィルムカートリッジ33内の不図示
の供給スプールが逆回転し、フィルム34が該カートリ
ッジ33内に巻込まれていく。
この時、フィルム34によりローラ部材23は反時計方
向に回転させられるが、第2の太陽ギヤ12がギヤ21
を反時計方向に回転させる速度が速いため、ラチェット
ギヤ22に対してギヤ21は相対速度が反時計方向(矢
印へ方向とは逆方向)にあるので、ワンウェイクラッチ
機構によりラチェットギヤ22からギヤ21へは駆動力
は伝わらない。
このようにして、フィルム34がフィルムカートリッジ
33内に巻込まれていくと、やがてフィルム先端がロー
ラ部材23を通過し、ローラ部材は回転しなくなるため
、パルス板25と接片2627との間にパルス信号が発
生しなくなり、この後ある所定の時間フィルム巻戻し動
作を続けた後、モータを停止させ、フィルム巻戻し動作
を完了とする(詳細は後述する)。
なお、フィルム34の給送量やその速度を検出した結果
は、例えば磁気記録時に磁気ヘッド48と同期させ、磁
気記憶部の所定の位置に所望の磁気記憶を行うのに用い
るられる。さらに、フィルム34の1駒分の給送制御や
LED等の光学的手段による情報書込み等にも利用する
こともできる。
第7図及び第8図は、前述した21,22.29からな
るワンウェイクラッチ機構の他の構成例を示す図であり
、第7図はフィルム巻上げ時の、第8図はフィルム巻戻
し時の、それぞれギヤ列を示す平面図である。
これらの図において、42は第2の太陽ギヤ12と噛み
合う第3の太陽ギヤ、43は前記第3の太陽ギヤ42と
噛み合う第4の遊星ギヤである。
44は前記第3の太陽ギヤ42と第4の遊星ギヤ43を
連結し、第3の太陽ギヤ42が反時計方向に回転した時
、第4の遊星ギヤ43を該第3の太陽ギヤ42を回転中
心として反時計方向に公転させ、又第3の太陽ギヤ42
が時計方向に回転した時、第4の遊星ギヤ43を時計方
向に公転させる第3の連結レバーである。45は前記第
4の遊星ギヤ43と噛み合うギヤであり、ローラ部材2
3が一体的に取り付けられている。又このギヤ45はパ
ルスギヤ24と噛み合っている。46は第3の連結レバ
ー44の反時計方向の回転を規制をするストッパである
前述した実施例と同じく、フィルム巻取りスプール7と
ローラ一部材23の周速度とフォーク20により押出さ
れるフィルム34の速度はrV l >V2>V3Jと
設定されているため、フィルム巻上げ時にフィルム34
がフィルム巻取リスブール7に巻き取られると、ローラ
部材23を介してギヤ45は時計方向に第3の太陽ギヤ
42から伝わるよりも速い速度の駆動力を受けるが、゛
この際第4の遊星ギヤ43を矢印り方向には跳ね飛ばす
ため、その速度差が吸収される。
フィルム巻戻し時には、第3の太陽ギヤ42により第4
の遊星ギヤ43とギヤ45の噛み合いが解かれるので(
第8図の状態)、フィルム34はフォークギヤ19によ
りフィルムカートリッジ33内へと巻込まれる。
また、第9図は、パルス板25と接片26,27を用い
てフィルム給送量を検出するようにしていたが、ここで
はパルスギヤ24を利用してフォトインタラプタ等によ
り光学的に検出する例を示している。
第9図において、48はフォトインクラブタ、47はパ
ルスギヤ24に固着され、遮光性材料でつくられたスリ
ット円板で、スリット47aが形成されている。
上記構成において、フォトインタラプタ47によりスリ
ット47aを検出し、ローラ一部材23の回転量に応じ
たパルス信号を発生する。
また、フィルム抑圧部材としての前記ローラ部材23と
しては、以下に述べる形状及び取付は位置が望ましい。
なお、第10図は磁気ヘッド48とローラ部材23の断
面図で、48aが磁気ギャップ、48bがコア、48c
がコイルである。
つまり、本実施例では、フィルム34が磁気ヘッド48
上にない場合も該ローラ部材23は回転する構成となっ
ているため、その際発生するゴミ(削り粉)が磁気ヘッ
ド48の磁気ギャップ48aに入ったり、また該磁気ギ
ャップ48aが摩擦してしまったりすることが考えられ
るので、例えば第11図に示す様な形状にすると良い。
第11図は縦断面を示す図であり、49はローラ部材で
、大径部49aと小径部49bから成り、大径部49a
及び小径部49bが磁気ヘッド48のコア48b或はそ
の先端に設けられる磁気ギャップ48aなど以外のとこ
ろに接するようにし、即ち磁気ギャップ48a、コア4
8bに対向するところは小径部49cとし、ローラ部材
と磁気ギャップが直接接触しないようにする。
また、第12図に示すように、ローラ部材50を磁気ギ
ャップ48a以外の所で接するように、該ローラ部材5
0と磁気ギャップ48aを間隔したけずらしておく方法
でも良い。
さらに、上記第12図のような取付は位置にした場合、
第13図に示すように、磁気ヘッド48に安定した力で
フィルム34の磁気記憶部を圧接するように、ローラ部
材50をスプリング等の弾性手段により、磁気ヘッド4
8方向に付勢しておくことが望ましい。
第13図において、51は第2の太陽ギヤ12を中心に
回転可能であり、ギヤ21を回動自在に保持して該ギヤ
21と第2の太陽ギヤ12を噛み合せる第4の連結レバ
ーであり、第2の連結レバー15とは全く独立に動作可
能である。52は一端を不図示の地仮に、他端を前記第
4の連動レバー51に取り付けられ、ローラ部材50及
びギヤ21等を矢印E方向、即ちローラ部材50を磁気
ヘッド48に一定の力で押付けるように付勢している。
第14図は本発明の一実施例に係る電気ブロック図であ
る。
第14図において、101は撮影する被写体の明るさを
測光する測光手段、102は撮影レンズのピント合わせ
な行う為に被写体までの距離を測距する測距手段である
。103はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記
す)であり、各種回路の動作制御を行う。104は不図
示のカメラのレリーズボタンの第1ストロークに連動し
てオンするスイッチであり、以下これをスイッチSW1
と記す。105は前記レリーズボタンの第2ストローク
に連動してオンとなるスイッチであり、以下これをレリ
ーズスイッチSW2と記す。106は背蓋の開閉に連動
する背蓋スイッチ、107はフィルムカートリッジ33
がカートリッジ室35に装填されているか否に応じて状
態変化するカートリッジ存否スイッチである。
108は第1図等に示したパルス板25と接片26.2
7にて発生するパルス信号を検出するエンコーダ回路で
あり、ローラ部材23の回転速度や回転量(フィルム3
4の給送量)等を求めるための情報として用いられる。
109は前記フィルム給送用モータ1の回転制御を行う
モータ制御手段であり、前述したように上記モータ1の
正転(第3図矢印C方向回転)によりフィルム巻上げが
、逆転(第3図矢印C方向回転)によりフィルム巻戻し
が行われる。110はシャッタ制御手段であり、フィル
ムへの露光を制御する。111はレンズ制御手段であり
、前記測距手段102よりの情報に基づいて被写体にピ
ントが合うようにレンズ鏡筒を制御する。112は第1
1図等に示した磁気ヘッド48を使ってフィルム34に
備わった図示せぬ磁気記憶部へ情報の書込み或は読出し
の制御を行うヘッド制御手段であ。
第15図及び第16図は前記マイコン103の動作を示
すフローチャートであり、以下これにしたがって動作説
明を行う。
「ステップ1」 背蓋スイッチ106の状態からカメラ
の背蓋が閉められたか否かを判別し、閉められたことを
判別することによりステップ2へ進む。
「ステップ2」 カートリッジ存否スイッチ107の状
態からフィルムカートリッジ33がカートリッジ室35
に装填されたか否かを判別し、装填されたことを判別す
ることによりステップ3へ進む。
「ステップ3」 フィルムカートリッジ33が装填され
たので、ここではモータ制御手段109に巻上げ開始信
号を送る。これにより、フィルム駆動用モータ1が第1
2図に示すように矢印B方向に回転し、前述したような
ギヤ列を介してフィルム34のフィルムカートリッジ3
3よりの押出しが開始される。
「ステップ4」 エンコーダ回路108よりローラ部材
23の回転に相当するパルス信号を入力し、内部にある
クロック信号と演算を行うことにより、ローラ部材23
の回転速度V及び加速度ここで、パルス信号の所定時間
のカウント数をNとすると、 となる。又は、パルス信号とパルス信号の発生時間間隔
をTとすると、 となる。
「ステップ5」 上記ステップ4にて得られたローラ部
材23の回転加速度が急激に変化しているか否かを判別
し、急激に変化している際には、フィルム34がフィル
ム巻取りスプール7に巻取られたと判別してステップ1
00へ進む。
ここで、ローラ部材23の回転加速度が急激に変化した
ことにより、フィルム34がフィルム巻取りスプール7
に巻取られたと判別する理由を以下に説明する。
フィルム34の給送速度とローラ部材23の回転速度の
関係を第17図に示す。
第17図ではフィルムカートリッジ33が装填されてか
ら、時刻T、でフィルム巻上げ(押出し)を開始してい
る。細い実線で示した部分はローラ部材23の回転速度
であり、破線で示した部分はフォーク駆動による押出し
時のフィルム先端の移動速度である。実際は負荷変動に
より若干の速度の振れがあるが、全体から見て無視でき
るものとして図中ではかかれていない。
時刻T0からT1までがフィルム押出しの期間であり、
フィルムカートリッジ33内でのフィルム34の巻き緩
みの吸収で動き出しに遅れ(’rslが発生する。時刻
T1 ′からT1までがフォーク20による実際のフィ
ルム34の押出し期間で、該フォーク20の回転速度に
よりこの期間でのフィルム給送速度が決る。この間、ロ
ーラ部材23はフィルム駆動用モータ1の回転と該ロー
ラ部材23までの駆動力伝達ギヤ列のギヤ比で決る速度
で回転する。
時刻T□の時点でフィルム先端がローラ部材23に到達
し、以後フィルム巻取りスプール7に到達するまではフ
ィルム23はローラ部材23の回転速度にしたがって引
き出されて行く。この際、前述したようにフォーク20
によるフィルム押出し駆動は無効となる。
時刻T1からT2に於てフィルム先端はフィルム巻取り
スプール7へと給送され、時刻T2でフィルム巻取りス
プール7にフィルム34が巻き付いたことになる。即ち
、ローラ部材23の速度が急激に変化するということは
フィルム34がフィルム巻取りスプール7に巻き付いて
該スプール7にしたがった速度で回転し出したことを意
味するからである。その後、該フィルム巻取りスプール
7の回転速度にしたがって所定位置(1駒目がアパーチ
ャ部分に到達する位置)までフィルム巻取りが行われる
。この際、同時にローラ部材23の駆動力も無効となる
1駒目が所定の位置に来ると、モータ制御手段109に
よるフィルム巻上げが停止して、時刻T3でフィルム巻
取りスプール7も停止する。また、1駒目への撮影が終
ると、時刻T4から2駒目に向ってフィルムの巻上げが
開始される。
また、このステップ5において、ローラ部材23の回転
速度が急激に変化していない際には、ステップ6へと進
む。
「ステップ6」 ローラ部材23の回転速度νがほぼ「
0」か否かを判別し、「○」であった場合には、フィル
ム先端がどこかに引っ掛かってフォーク20とローラ部
材23とが回転していないと判別し、ステップ8へ進む
。また、ローラ部材23の回転を確認した場合には、ス
テップ7に進む。
「ステップ7」 フィルム巻上げが開始されてから所定
時間taを超えているか否かを判別し、越えていない場
合はステップ4へ戻る。一方、所定時間taを越えても
フィルム巻取りスプール7へのフィルム巻き付きによる
ローラ部材23の回転速度の上昇が検出されない場合は
、ステップ8へ進む。なお、前記所定時間taは、第1
7図の時刻T◇と時刻T2の時間間隔よりも僅かに長い
時間である。換言すると、フィルム押出し開始からフィ
ルム巻取りスプール7へのフィルム巻き付きまでに充分
と予想される時間である。即ち、この所定時間ta以上
ではオートローディング失敗と考えて良い。
「ステップ8」 再度フィルム巻上げ(押出し)を試み
るために一旦フィルム34をフィルムカートリッジ33
内へと巻込む動作を開始する。即ち、モータ制御手段1
09を介してフィルムの巻戻しを開始する。そしてステ
ップ3へ戻る。
また、上記ステップ5において、ローラ部材23の回転
速度が急激に変化した場合(第17図時刻T2の状態)
は前述したように、ステップ100へと進む。
「ステップ100」 フィルム34の磁気記憶部に書き
込まれたフィルム規定枚数、フィルム感度等の情報を読
み出すため、ヘッド制御手段112を介して磁気ヘッド
48を駆動し、情報の読み出しを開始する。
「ステップ9」 エンコーダ回路108にてカンラント
されるパルス信号の値を検知する。
「ステップ1o」 ここでは前記エンコーダ回路108
のカウント内容よりアパーチャ部分に1駒目が来たか否
かを判別し、1駒目が該部分に達するまでステップ9.
10を繰り返す。1駒目がアパーチャ部分に達したこと
を判別すると、ステップ11へ進む。
「ステップ11」 ここではモータ制御手段1゜9を介
してフィルム駆動モータ1の駆動を止め、フィルムの巻
上げを停止する。
以上の動作が終了すると、フローは第16図のステップ
12へと進む。
「ステップ12」 ここではレリーズボタンの第1スト
ロークがなされてスイッチSWIがオンしたか否かを判
別する。該スイッチSWIのオンを判別することにより
ステップ13へ進む。
「ステップ13」 測光手段101を駆動して被写体の
明るさを測定する(測光情報を得る)。
「ステップ14」 測距手段102を駆動して被写体ま
での距離情報(測距情報)を算出する。
「ステップ15」 ここではレリーズボタンの第2スト
ロークがなされてレリーズスイッチSW2がオンしたか
否かを判別する。該レリーズスイッチSW2がオンした
ことを判別すると、ステップ17へ進み、オフのままで
あればステップ16へ進む。
「ステップ16」 ここではステップ12と同様、スイ
ッチSWIがオンしたか否かを判別し、オフしていれば
ステップ12へ戻り、オンのままであればステップ15
へ戻ってレリーズスイッチSW2のオン待ちとなる。
「ステップ17」 上記ステップ14にて得られた測距
情報に基づいてレンズ制御手段111を駆動し、撮影レ
ンズを合焦位置へ移動させる。
「ステップ18」 上記ステップ13にて得られたの測
光情報に基づいてシャッタ制御手段110を駆動し、フ
ィルム34への露光制御を行う。
「ステップ19」 次の駒をアパーチャ部分に位置させ
るため、モータ制御手段109及びフィルム駆動用モー
タ1を介してフィルムの巻上げを開始する。
「ステップ20J  エンコーダ回路108よりパルス
信号を入力し、ローラ部材23の回転速度υ及び回転量
(フィルムの給送量)を算出する。
「ステップ21」 上記ステップ20にて得られたロー
ラ部材23の回転速度がほぼrOJかどうかを判別し、
rOJでなかった場合、つまりフィルム巻上げ途中であ
った場合にはステップ22へ進む。
「ステップ22」 エンコーダ回路108でのカウント
内容がフィルム1駒給送分に達したか否かを判別し、達
していなければステップ101へ進む。
「ステップ101」 ここではエンコーダ回路108よ
りのパルス信号に基づいて撮影駒への情報記録のための
書き込み周波数を決定する(詳細は後述する)。
「ステップ102」 ヘッド制御手段112を介して磁
気ヘッド48により、上記の書き込み周波数にしたがっ
て給送中のフィルム34の磁気記憶部へ情報の書き込み
を行う。
また、上記ステップ22において、エンコーダ回路10
8でのカウント内容がフィルムl駒給送分に達したと判
別した場合には、ステップ23へ進む。
「ステップ23」 モータ制御手段109を介してフィ
ルム駆動用モータ1の駆動を止め、フィルムの巻上げを
停止する。そして、次の撮影に備えるためにステップ1
2へと戻る。
また、上記ステップ21において、ローラ部材23の回
転速度がほぼrOJであった場合には、全ての駒への撮
影が終了したものとしてステップ24へ進む。
「ステップ24」 モータ制御手段109を介してフィ
ルム駆動用モータ1の駆動を止め、フィルムの巻上げを
停止する。
「ステップ25」 ここではフィルムの巻戻しくフィル
ムカートリッジ33への巻込み)を開始するため、モー
タ制御手段109を介してフィルム駆動用モータ1を第
3図矢印C方向に駆動する。
「ステップ26」 エンコーダ回路108よりパルス信
号を入力し、ローラ部材23の回転速度υを算出する。
「ステップ27」 上記ステップ26にて得られたロー
ラ部材23の回転速度Vの絶対値がrOJより大きいか
否かを判別し、はぼ「o」であれば前記ステップ26へ
戻り、再びローラ部材23の回転速度υを算出する。そ
の後、「o」よりも大きくなったこと、っまりローラ部
材23の回転が検出された場合には、ステップ28へ進
む。
なお、前記ステップ27の判別フローを設けているのは
、最初巻戻しでフィルム巻取りスプール7に巻き付けら
れたフィルム34の巻き緩みがある場合、ローラ部材2
3にフィルム34のに動きが伝わるのに遅れがある為、
フィルム巻戻しの終了と間違えないようにする為である
「ステップ28」 エンコーダ回路108よりパルス信
号を入力し、ローラ部材23の回転速度■を算出する。
「ステップ29」 上記ステップ28にて得られたロー
ラ部材23の回転速度Vが「o」であるか否かを判別し
、rOJでなければステップ28へ戻り、「o」となる
まで同様の動作を繰り返す。
その後、ローラ部材23の回転速度Vが「0」、つまり
該ローラ部材23の回転が停止したと判別した場合には
、フィルム先端がローラ部材23の位置を通過したとし
てステップ3oへ進む。
「ステップ30J  ここでは所定時間tcをカウント
するタイマをスタートさせる。
「ステップ31」 所定時間tcが経過したことを確認
することにより、フィルム巻戻しを停止する。
「ステップ32」 フィルムカートリッジ33がカート
リッジ室35から取り出されたか否かをカートリッジ存
否スイッチ127の状態より判別し、取り出されたこと
を判別することにより、第15図のステップ1へ戻る。
第18図はフィルム巻戻し時のローラ部材23の回転速
度1ノを実線に示した図であり、時刻T5で巻戻し開始
、時刻T6でフィルム先端がローラ部材23の位置を通
過した状態であり、フィルム巻戻し方向の場合、ローラ
部材23は対向面との摩擦が勝りすぐに停止する。破線
はフィルム先端の移動速度である。
第19図は、前記第15図のステップ5では加速度の変
化を見てオートローディングが成功したか否かの判定す
るようにしていたが、この変形例として、平均速度の変
化による判定を行う場合を示している。
第20図は、第15図のステップ3とステップ4の間に
ステップ3′を設け、フィルム駆動用モータ1の駆動が
安定するであろう所定時間tdたけエンコーダl○8の
出力を見ないようにしてフィルム駆動用モータ1の立上
がり時の加速度或は速度変化による誤判定をしないよう
にした他の例を示すものである。
第21図は第14図図示ヘット制御手段112の具体的
な構成例を示す回路図である。
第21図において、2301は磁気ヘット48を情報読
み取り回路系や書き込み回路系に接続するスイッチング
手段であり、R/W信号によって制御される。このR/
W信号はマイコン103より送られてくるものであり、
情報読み取り時にはハイレベルとなっている。2302
は情報読み取り用の差動アンプであり、磁気ヘッド48
で発生する電圧を差動入力とし、それぞれ増幅した第2
2−1図に示す様な信号F、Gを出力する。2303は
前記信号F、Gを入力とし、出力として第22−1図に
示す様な信号H,Iなるディジタル信号を発生するコン
パレータであり、ヒステリシス付のコンパレータ等で構
成される。2304はコンパレータ2303の出力信号
H,Iを第22−1図のJに示す信号波形に整形してマ
イコン103にREAD DATAとして出力する波形
整形回路である。2305は情報書き込み用のドライバ
であり、マイコン103からのWRITE DATA 
(信号K)を磁気ヘッド48の書き込み電流に変化する
回路である。
第22−2図にWRITE DATA (信号K)及び
スイッチング手段2301を制御するR/W信号に対し
てのドライバ2305の出力信号り、Mを示している。
第23図は前記第16図のステップ101において行わ
れる書き込み周波数の決定方法を、ハード的に説明する
ための回路図である。
第23図において、2601は書き込み周波数を決めて
いる発振器であり、ラッチ2602の出力によって周波
数が制御される。
ここでの情報の記録方式はセルフクロッキング方式であ
り、第22−2図の信号にで説明すると、立上がりエツ
ジがクロック信号であり、情報の区切りを示す。即ち、
立下がりエツジがデータ信号であり、クロック信号とク
ロック信号の1周期に対してハイレベルのパルス幅が1
/2未満であれば1つの論理レベルであり、1/2より
大きければ反対の論理レベルを示すことになる。
よって、第22−2図の信号には、例えば「0111」
なる時系列のWRITE DATE信号が入力したこと
になる。
ラッチ2602は、エンコーダ回路108の出力をラッ
チ2603のタイミングだけサンプリングするようにな
っている。即ち、アントゲート26o7のリセット信号
が出てからカウンタ26o6の出力端子Q1がハイレベ
ルになるまでである。実際はリセット信号が立上がった
時点でラッチされる。これは、リセット信号が書き込み
信号の1周期であるクロック信号の立上がりと同期して
おり、エンコーダ回路108の出力の同期より書き込み
周波数が高い場合には、1周期の間での周波数変更はデ
ータ信号に誤差を生じやすいためである。
カウンタ2606は発振器2601のパルスをカウント
しており、該カウンタ2606の出力端子QnとQn+
1の論理積がアンドゲート2607より出力され、これ
が書込み情報の例えばRAMの番地を進める為のCLO
CKとして、又ラッチ2611のリセット信号として用
いられ、さらにラッチ2611のWRITEDATAの
立上がりエツジとなる。立下がりエツジは例えばRAM
のDATAがハイレベルかローレベルかによってアンド
ゲート2608と2609のいずれかが選択され、それ
ぞれ出力端子Qn 、Qn+1のタイミングが選択され
、オアゲート261Oを通してラッチ2611をセット
することになり、立下がりエツジの位置が制御される。
出力端子QnとQn+1の出力の論理績が「1」とする
と、Qnが1/3、Qn+1が2/3の幅となる。
本実施例によれば、磁気記憶部材フィルム34を収納し
た押出し式フィルムカートリッジ33を用いるカメラに
おいて、フィルムを挟んで磁気ヘッド48に対向する位
置にローラ部材23を設け、該ローラ部材23は常にフ
ィルム34を磁気ヘッド48に圧接するような構造とし
、且つフィルム駆動用モータ1により該ローラ部材23
をフィルム巻上げ方向に回転させるようにしたことによ
り、コストが安く(新たな駆動源が不要な為)、シかも
フィルム押出し時フィルム先端が磁気ヘッド48或はフ
ィルム押圧部材であるところのローラ部材23に引っ掛
かってフィルムの押出しがそれ以後不可となるといった
ことを防止することができる。また、ローラ部材23の
形状を変えることで、該ローラ部材23のゴミが磁気ヘ
ッド48の磁気ギャップに入らないようにすることがで
きる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、フィルムを挟ん
で磁気ヘッドと対向した位置であり、且つフィルム通過
面にその一部が進入した位置に配置されると共に、フィ
ルム給送方向に回転可能なローラ部材と、該ローラ部材
とフィルム駆動用モータとを連結するローラ駆動用ギヤ
列とを設け、以て、常に磁気ヘッドと接触した位置に配
置される、フィルムを磁気ヘッドに圧接させるための手
段としてのローラ部材を回転可能な構成としたから、高
コスト化を押えつつ、フィルム押出し時におけるフィル
ム先端の引っ掛かりを防止し、スムーズなフィルム押出
しを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るフィルム給送機構を示
す斜視図、第2図は同じくフィルム巻上げ時のギヤ列を
示す平面図、第3図は同じくフィルム巻戻し時のギヤ列
を示す平面図、第4図は第1図図示ワンウェイクラッチ
機構を示す縦断面図、第5図は同じく第1図図示ワンウ
ェイクラッチ機構の要部構成を示す平面図、第6図は本
発明の実施例カメラの主要部分の構成を示す横断面図、
第7図及び第8図はローラ部材駆動ギヤ列の他の例をそ
れぞれ示す平面図、第9図はパルス信号発生部分の他の
構成を示す縦断面図、第10図は第゛1図図示の磁気ヘ
ッドとローラ部材の位置関係を示す平面図、第11図は
磁気ヘッドとローラ部材の他の位置関係を示す縦断面図
、第12図は磁気ヘッドとローラ部材の別の位置関係を
示す平面図、第13図は第12図の位置関係とした場合
におけるフィルム給送ギヤ列の構成例を示す平面図、第
14図は本発明の一実施例に係る電気ブロック図、第1
5図及び第16図は同じくその動作を示すフローチャー
ト、第17図は同じくオートローディング時のフィルム
先端及びローラ部材の速度を示す図、第18図は同じく
フィルム巻戻し時のフィルム先端及びローラ部材の速度
を示す図、第19図及び第20図は第15図の一部変形
例を示すフローチャート、第21図は第14図図示ヘッ
ド制御手段の具体的な構成例を示す回路図、第22−1
図及び第22−2図は第21図の各部の出力波形を示す
図、第23図は第14図図示マイコン内にて行われる書
き込み周波数決定部分の処理をハード的に処理する場合
の構成を示す回路図、第24図は本発明の実施例におい
て用いられる押出し式フィルムカートリッジの縦断面図
、第25図は同じくその横断面図、第26図は同じくそ
の側面図である。 1・・・・・・フィルム駆動用モータ、3・・・・・・
第1の太陽ギヤ、4・・・・・・第1の遊星ギヤ、7・
・・・・・フィルム巻取りスプール、12・・・・・・
第2の太陽ギヤ、13・・・・・・第2の遊星ギヤ、1
4・・・・・・第3の遊星ギヤ、19・・・・・・フォ
ークギヤ、20・・・・・・フォーク、22・・・・・
・ラチェットギヤ、23・・・・・・ローラ部材、24
・・・・・・パルスギヤ、25・・・・・・パルス板、
25.26・・・・・・接片、29・・・・・・ラチェ
ツト爪部材、33・・・・・・押出し式フィルムカート
リッジ、34・・・・・・フィルム、42・・・・・・
第3の太陽ギヤ、43・・・・・・第4の遊星ギヤ、4
8・へ・・・・磁気ヘッド、49.50・・・・・・ロ
ーラ部材、103・・・・・・マイコン、108・・・
・・・エンコーダ回路、109・・・・・・モータ制御
手段、112・・・・・・ヘッド制御手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルム給送用モータと、押出し式のフィルムカ
    ートリッジ内の供給スプールと係合し、フィルムの押出
    し或は巻込みを行うフォークと、該フォークと前記フィ
    ルム給送用モータとを連結するフォーク駆動用ギヤ列と
    、フィルムの巻取りを行うフィルム巻取りスプールと、
    該フィルム巻取りスプールと前記前記フィルム給送用モ
    ータとを連結するスプール駆動用ギヤ列と、前記フィル
    ムに備わった磁気記憶部へ情報の書き込み或は読み出し
    を行う磁気ヘッドとを備えた磁気記憶部材フィルムを用
    いるカメラにおいて、前記フィルムを挟んで前記磁気ヘ
    ッドと対向した位置であり、且つフィルム通過面にその
    一部が進入した位置に配置されると共に、フィルム給送
    方向に回転可能なローラ部材と、該ローラ部材と前記フ
    ィルム駆動用モータとを連結するローラ駆動用ギヤ列と
    を設けたことを特徴とする磁気記憶部材フィルムを用い
    るカメラ。
  2. (2)ローラ部材は、磁気ヘッドの磁気ギャップと対応
    する部分は該磁気ギャップとは接触しないよう凹形状を
    していることを特徴とする請求項1記載の磁気記憶部材
    フィルムを用いるカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5899591A (en) * 1991-06-28 1999-05-04 Canon Kabushiki Kaisha Film transporting system for camera using three different transport speeds
WO2002096712A1 (fr) 2001-05-28 2002-12-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil de montage de dispositif pour corps mobile
US7015799B1 (en) 2000-04-27 2006-03-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus installing device for mobile body

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