JPH0580408A - 磁気記憶部付フイルムを用いるカメラ - Google Patents

磁気記憶部付フイルムを用いるカメラ

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JPH0580408A
JPH0580408A JP21302691A JP21302691A JPH0580408A JP H0580408 A JPH0580408 A JP H0580408A JP 21302691 A JP21302691 A JP 21302691A JP 21302691 A JP21302691 A JP 21302691A JP H0580408 A JPH0580408 A JP H0580408A
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JP
Japan
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film
circuit
camera
magnetic
gear
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JP21302691A
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English (en)
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Tsutomu Aoshima
力 青島
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モ−タドライブ装置が取付けられてのフィル
ム給送であっても、カメラに備わったフィルム給送手段
によるフィルム給送であって、この際に行われる磁気情
報の再生を良好に行うことが可能となる。 【構成】 モ−タドライブ装置が接続部を介してカメラ
に取付けられたか否かを検知する検知手段316と、該
検知手段の検知結果に応じて、磁気再生回路108の回
路定数を切換える回路定数変更手段101とを設け、磁
気ヘッドにより情報を再生する際のフィルム給送が、モ
−タドライブ装置によるものかそれともカメラに備わっ
たフィルム給送手段によるものかを判別し、この判別結
果に応じて磁気再生回路の回路定数を設定するようにし
て、それぞれのフィルム給送速度に適した再生を行うよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドにて読出さ
れた信号を再生信号として出力する、回路定数を切換え
ることのできる磁気再生回路と、モ−タにより駆動され
るフィルム給送手段と、該フィルム給送手段に代えて、
異なる速度にてフィルム給送を行うモ−タドライブ装置
の接続部とを備えた磁気記憶部付フィルムを用いるカメ
ラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記憶部を有するフィルムを使
用し、この磁気記憶部にシャッタ秒時,絞り値,年月
日,タイトル等の撮影情報を磁気ヘッドにより書込み、
かつ必要に応じてこの撮影情報を読出すようにしたカメ
ラが米国特許第4977419号等にて提案されてい
る。
【0003】また、モ−タドライブ装置を取付け、フィ
ルムの給送速度を速くすることができるカメラは知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
のフィルム給送に伴い磁気記録を再生する際、フィルム
給送速度が変わると再生信号の周波数が変化する。再生
信号内のノイズ成分を除去するフィルタの時定数が再生
信号の周波数に応じて最適化されていない場合は、磁気
再生回路のS/N比(信号対雑音比)を十分に高められ
ないという問題点を生じる。
【0005】また、磁気ヘッドで検出される信号の大き
さはフィルムの給送速度に比例する。磁気再生回路のア
ナログ信号増幅部の増幅率がフィルム給送速度が遅いも
のに適するように設定されている場合、モ−タドライブ
装置が取付けられ、フィルム給送速度が速くなると、再
生信号の振幅が大きくなり過ぎ、アナログ信号を増幅す
る回路の飽和領域に達し、原信号と異なる波形が増幅回
路から出力される様になってしまい、又、前記アナログ
信号増幅部の増幅率がフィルム給送速度が速いものに適
するように設定されていると、モ−タドライブ装置を取
付けない状態では、検出信号のレベルが低いため、アナ
ログ信号をディジタル信号に変換する際にディジタル変
換レベルに達しない信号が発生し、情報の読取りミスを
発生するという問題点があった。
【0006】本発明の目的は上記の点に鑑み、モ−タド
ライブ装置が取付けられてのフィルム給送であっても、
カメラに備わったフィルム給送手段によるフィルム給送
であって、この際に行われる磁気情報の再生を良好に行
うことのできる磁気記憶部付フィルムを用いるカメラを
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、モ−タドライ
ブ装置が接続部を介してカメラに取付けられたか否かを
検知する検知手段と、該検知手段の検知結果に応じて、
磁気再生回路の回路定数を切換える回路定数変更手段と
を設けている。
【0008】
【作用】磁気ヘッドにより情報を再生する際のフィルム
給送が、モ−タドライブ装置によるものかそれともカメ
ラに備わったフィルム給送手段によるものかを判別し、
この判別結果に応じて磁気再生回路の回路定数を設定す
るようにして、それぞれのフィルム給送速度に適した再
生を行うようにしている。
【0009】
【実施例】図1乃至図11は本発明の第1の実施例にお
ける機械的構成を示す図であり、図1はカメラの主要部
分を示す斜視図である。
【0010】図1において、1はフィルムカ−トリッ
ジ、2は磁気記憶部(磁気トラック)Tを備えたフィル
ム、3はフィルム2のパ−フォレ−ション(P1,P2
等)を検出して、フィルムの定尺送りを行うためのフォ
トセンサ、4はフィルム2の磁気トラックTに摺接し、
情報の書込み或は読出しを行う磁気ヘッド、5はフィル
ム2を挟んで前記磁気ヘッド4と対向する位置にあり、
フィルム2を磁気ヘッド4に押付ける働きを持つパッド
である。
【0011】Gはフィルム給送用モ−タ1の出力をフォ
−ク70及びフィルム巻取りスプ−ル57に伝達するフ
ィルム給送機構であり、その詳細は図2等を用いて後述
する。57はフィルム巻取りスプ−ルである。
【0012】ここで、本実施例で用いているフィルムカ
−トリッジ1は米国特許第4834306号等で提案さ
れている以下の様な構成より成るものである。
【0013】つまり、フィルム通過スリットと一端を供
給スプ−ルに固着され該供給スプ−ルに巻かれたフィル
ム2と、供給スプ−ルに同軸上に配置されフィルム最外
周の半径方向の拡がりを規制部にて規制し、フィルム2
の最外周がフィルムカ−トリッジの内壁に実質的に接触
するのを防ぐ押え部材(不図示)と、前記押え部材の一
部を変形させ、押え部材の半径方向の規制からフィルム
最外周部を連続的に解除する解除部(不図示)と、規制
から解除されたフィルム2の部分をフィルム通過スリッ
トに導く誘導部(不図示)とを備え、前記フォ−ク70
と係合する図示せぬ供給スプ−ルのフィルム押出し方向
の回転によって生じるフィルム2の巻き緩みによる最外
周の拡がりによりフィルム2の外周と押え部材間をすべ
りのない状態とし、フィルム2の押出し方向の駆動力を
与え、フィルムカ−トリッジ1からのフィルム2の押出
しを可能にしたものである。
【0014】前記フィルム2は後述のフィルム給送機構
によりフィルムカ−トリッジ1内から押出され、その後
公知の手段によりカメラのフィルム巻取りスプ−ル57
に巻取られ、給送されていく。
【0015】図2乃至図4は前記フィルム給送機構Gの
具体的な構成例を示す図である。
【0016】これらの図において、51はフィルム給送
用モ−タであり、フィルム巻上げ時には正転(図3矢印
B方向)し、フィルム巻戻し時には逆転(図4矢印C方
向)する。52は前記モ−タ51の回転軸に固着される
ピニオンギヤである。53は第1の太陽ギヤで、前記ピ
ニオンギヤ52と噛み合っている。54は第1の遊星ギ
ヤで、前記第1の太陽ギヤ53と噛み合っている。55
は前記第1の太陽ギヤ53と第1の遊星ギヤ54を連結
し、第1の遊星ギヤ54との間に摩擦力を発生させなが
ら該第1の遊星ギヤ54を回転可能に保持し、第1の太
陽ギヤ53が回転することにより第1の遊星ギヤ54を
該第1太陽ギヤ53を回転中心としてそのまわりを公転
するようにした第1の連結レバ−である。前記第1の太
陽ギヤ53と第1の遊星ギヤ54と第1の連結レバ−5
5により、公知の遊星ギヤ機構を構成している。56は
前記フィルム給送用モ−タ51が正転時のみ第1の遊星
ギヤ4と噛み合うスプ−ルギヤである。57は前記スプ
−ルギヤ56に固着され、一体的に動くフィルム巻取り
スプ−ルである。
【0017】58は前記第1の太陽ギヤ53と常に噛み
合う第1のアイドラギヤ、59は大歯車部59aと小歯
車部59bを持ち、大歯車部59aが前記第1のアイド
ラギヤ58と噛み合う第1の二段ギヤ、60は前記第1
の二段ギヤ59の小歯車部59bと噛み合う第2のアイ
ドラギヤ、61は前記第2のアイドラギヤ60と噛み合
う第3のアイドラギヤ、62は前記第3のアイドラギヤ
61と噛み合う第2の太陽ギヤ、63は前記第2の太陽
ギヤ62と噛み合う第2の遊星ギヤである。64は第3
の遊星ギヤで、前記第2の遊星ギヤ13と同様、第2の
太陽ギヤと噛み合っている。65は前記第2の太陽ギヤ
62と第2の遊星ギヤ63及び第3の遊星ギヤ64を腕
部65a,65bでそれぞれ連結し、各遊星ギヤを摩擦
力を発生させながら回転可能に保持し、第2の太陽ギヤ
62の回転により第2の遊星ギヤ63及び第3の遊星ギ
ヤ64が該第2の太陽ギヤ62を回転中心としてそのま
わりを公転するようにした第2の連結レバ−である。前
記第2の太陽ギヤ62と第2,3の遊星ギヤ63,64
と第2の連結レバ−65により、公知の遊星ギヤ機構を
構成している。
【0018】66は第4のアイドラギヤで、フィルム給
送用モ−タ51の正転時は第2の連結レバ−65の第2
の太陽ギヤ62を中心とした左方向の回転により第2の
遊星ギヤ63と噛み合い、第3の遊星ギヤ64とは噛み
合わず、モ−タ51の逆転時は第2の連結レバ−65の
右方向の回転により第3の遊星ギヤと噛み合い、第2の
遊星ギヤ63とは噛み合わないギヤである。67は大歯
車部67aと小歯車部67bを持ち、大歯車部67aが
第4のアイドラ66と噛み合う第2の二段ギヤ、68は
大歯車部68aと小歯車部68bとを持ち、大歯車部6
8aが前記第2の二段ギヤ67の小歯車部67bと噛み
合う第3の二段ギヤ、69は前記第3の二段ギヤ68の
小歯車部68bと噛み合うフォ−クギヤ、70は前記フ
ォ−クギヤ69と一体的に回転するフォ−クで、これに
よりフィルムカ−トリッジ1内の不図示の供給スプ−ル
を回転させ、フィルム2の上記カ−トリッジ1内よりの
押出し及び巻込みを行う。
【0019】71は不図示のカメラ本体に設けられたス
トッパで、第1の連結レバ−55の左回転方向の位置規
制をするものである。
【0020】上記構成において、フィルムカ−トリッジ
1が不図示のカ−トリッジ室に装填された後、図3に示
す様にフィルム給送用モ−タ51(ピニオンギヤ52)
が矢印B方向に回転させられると(正転させられる
と)、第1の太陽ギヤ53は時計方向に回転し、これに
伴って第1の連結レバ−55の作用により第1の遊星ギ
ヤ54は上記第1の太陽ギヤ53を回転中心とし時計方
向に公転し、やがてスプ−ルギヤ56と噛み合い、前記
フィルム給送用モ−タ51の駆動力がスプ−ルギヤ6に
伝わり、フィルム巻取りスプ−ル57は時計方向に回転
するようになる。
【0021】また、上記第1の太陽ギヤ53に噛み合う
もう一つの歯車であるアイドラギヤ58を介してその駆
動力は第1の二段ギヤ59、第2のアイドラギヤ60、
第3のアイドラギヤ61を介して第2の太陽ギヤ62へ
と伝えられる。よって、該第2の太陽ギヤは反時計方向
に回転するため、第2の連結レバ−65の作用により第
2の遊星ギヤ63、第3の遊星ギヤ64は該第2太陽ギ
ヤを回転中心として反時計方向に公転し、やがて第2の
遊星ギヤ63が第4のアイドラギヤ66と噛み合うよう
になる。これにより、前記フィルム給送用モ−タ51の
B方向の駆動力は第4のアイドラギヤ66に反時計方向
の駆動力として伝わり、さらに第2の二段ギヤ67、第
3の二段ギヤ68を介してフォ−クギヤ69に伝わり、
フォ−ク70は時計方向に回転するようになる。
【0022】ここで、ギヤ列のギヤ比は次のように構成
してある。
【0023】フィルム巻取りスプ−ル57の周速度を
「V1」,フォ−ク70によりフィルムカ−トリッジ1
から押出されるフィルム2の速度を「V2」とすると、
「V1>V2」の関係にある。
【0024】上記フォ−ク70の時計方向の回転によ
り、フィルムカ−トリッジ1からフィルム2が押出され
ていくと、フィルム先端は公知の手段(フィルム巻取り
スプ−ル57に設けられた爪によりフィルム2のパ−フ
ォレ−ションPを引っ掛ける、或はカメラ本体側に設け
られた、フィルム2をフィルム巻取りスプ−ル57に押
し付ける手段等)により、最終的にフィルム2の先端部
は前記フィルム巻取りスプ−ル57に巻き付けられる。
その後はフィルム給送用モ−タ51によるフィルム巻取
りスプ−ル57の回転のみでフィルム27の巻上げが行
われるが、それは以下に示す理由による。
【0025】「V1>V2」の関係により、フィルム巻
取りスプ−ル57にフィルム2が巻き付くと、該フィル
ム巻取りスプ−ル57はフィルム2を介してフォ−クギ
ヤ69、第3の二段ギヤ68、第2の二段ギヤ67、第
4のアイドラギヤ66の順で伝わり、第2の遊星ギヤ6
3の時計方向の回転速度よりも第4のアイドラギヤ66
の反時計方向の転速度の方が速くなるが、この際第4の
アイドラギヤ66が第2の遊星ギヤ63を跳ね飛ばし、
第2の遊星ギヤ63と第4のアイドラギヤ66との噛み
合いが一瞬解かれ、その速度差は吸収されるように構成
されているからである。
【0026】次に、フィルム巻戻し時の動作について説
明する。
【0027】この動作を図4で説明すると、フィルム給
送用モ−タ51を矢印C方向に回転させると、第1の連
結レバ−55と第1の遊星ギヤ54は第1の太陽ギヤ5
3を回転中心として反時計方向に、前記第1の連結レバ
−55の端部55aがストッパ71に当接するまで公転
する。よって、第1の遊星ギヤ54とスプ−ルギヤ56
との噛み合いが解かれる。
【0028】また、この際第2の太陽ギヤ62は時計方
向に回転し、これにより第2の遊星ギヤ63、第3の遊
星ギヤ64は第2連結レバ−65の作用により該第2の
太陽ギヤ62を回転中心として時計方向に公転し、第4
のアイドラギヤ66と第2の遊星ギヤ63の噛み合いは
解かれ、代りに第4のアイドラギヤ66と第3の遊星ギ
ヤ64が噛み合う。したがってフォ−クギヤ69は反時
計方向に回転し、フォ−ク70によりフィルムカ−トリ
ッジ1内の不図示の供給スプ−ルが逆回転し、フィルム
2が該カ−トリッジ1内に巻込まれていく。
【0029】図5はモ−タドライブ装置とカメラを示す
斜視図であり、モ−タドライブ装置が取付けられると該
装置によりフィルムが給送され、フィルムの給送速度は
速くなるよう切換えられるものである。
【0030】図5において、300はカメラ本体、30
1はフィルム巻取りスプ−ル57に直結する結合円盤
1、302はフォ−ク70に直結する結合円盤2、30
3はモ−タドライブ装置取付ビス穴、304は検出ピン
穴、305はモ−タドライブ装置とカメラとの電気的な
連結を行う信号接続部である。
【0031】306はモ−タドライブ装置で、電池,電
気回路モ−タ,ギヤ列等が内蔵されている。
【0032】307は結合円盤1と結合し、カメラのフ
ィルム巻取りスプ−ル57を駆動する第1モ−タドライ
ブフォ−ク、308は結合円盤2と結合し、カメラのフ
ォ−ク70を駆動する第2モ−タドライブフォ−ク、3
09はモ−タドライブ装置取付ビス穴303に係合し、
カメラ本体300とモ−タドライブ装置306との結合
を行う取付ビス、310はモ−タドライブ装置306の
本体に植立され、該装置がカメラに取付けられると検出
ピン穴304に押入される検出ピンである。この検出ピ
ン310は検出ピン穴304に押入されると、後述のス
イッチ316をONすると同時にカメラ内部のギヤ列が
切換えられ、フィルム巻取りスプ−ル57,フォ−ク7
0をカメラ内部のギヤ列に対してフリ−の状態にする。
【0033】311はカメラ本体300の信号接続部3
05と接続され、モ−タドライブ装置306とカメラ本
体300の電気的な連続を行う信号接続ピン部である。
【0034】図6はカメラの主要部分の内部構成を示す
平面図である。
【0035】図6において、312はフィルム巻取りス
プ−ル57,フォ−ク70をカメラ内部のギヤ列に対し
てフリ−の状態にするか否かを切換えるための切換レバ
−で、不図示の本体に設けられた突起313,314と
長穴312a,312bで摺動可能に取付けられてい
る。315は一端を切換レバ−312に、他端を不図示
の本体に取付けられたスプリングで、矢印Eとは逆方向
に切換レバ−312へ付勢力を与えている。
【0036】316は切換レバ−312が矢印E方向に
移動するとその腕部312cにより接片316aが変形
され、接片316aと接片316bとが導通状態になる
スイッチで、図6の状態では非導通状態である。317
は連結レバ−である(詳細は後述)。
【0037】上記切換レバ−312の腕部312eは第
1の連結レバ−55のピン55bと係合可能であり、又
溝312fは第2の連結レバ−65のピン65cと係合
可能である。図6の状態ではピン55b,65cはいず
れも係合していないが、切換レバ−312が矢印E方向
に移動すると、図7に示すように、腕部312eはピン
55bと係合して第1の連結レバ−55を左回転させ、
第1の遊星ギヤ54とスプ−ルギヤ56との噛み合いを
解き、噛み合わない位置に保持し、又、溝312fはピ
ン65cと係合して第2の連結レバ−65を第2,3の
遊星ギヤ63,64と第2の太陽ギヤ62とが噛み合わ
ないようになる位置に保持する。
【0038】これにより、フィルム巻取りスプ−ル57
及びフォ−ク70はカメラ内のギヤ列に対してフリ−の
状態になり、モ−タドライブ装置306内の不図示のギ
ヤ列により駆動可能となる。
【0039】図8は上記切換レバ−312を矢印E方向
へ移動させる為の機構について説明するための断面平面
図である。
【0040】図8において、317はカメラ本体に軸部
317cで回動自在に取付けられた連結レバ−であり、
溝317bが切換レバ−312の腕部312dと嵌合し
ており、一体的に動く。
【0041】モ−タドライブ装置がカメラに装着される
と、検出ピン310により腕部317aが押されて左回
転する。これにより、切換レバ−312は図6に示す位
置からE方向に移動し、上述した図7に示す状態とな
る。
【0042】図9は上記のような構成を持つカメラの電
気回路ブロック図である。
【0043】図9において、101はタイマ回路を持
ち、カメラの各種動作を制御するマイクロコンピュ−タ
等により構成される制御回路、102は撮影レンズのピ
ント合せや露光制御用シャッタの動作を制御するAF・
AE制御回路、103はフィルム給送用モ−タ51を駆
動するフィルム給送駆動回路、104は磁気ヘッド4を
駆動して情報の書込み動作を行わせる磁気ヘッド駆動回
路、105はレリ−ズスイッチで、このスイッチがON
されることによりカメラのレリ−ズがなされる。106
は不図示のフィルムカ−トリッジがカメラに装填される
ことによりONするスイッチであり、又107は背蓋が
閉じられることによりONするスイッチであり、これら
スイッチ106,107が共にONすることにより制御
回路101はフィルム給送駆動回路103を駆動し、フ
ィルム2の第1駒目の頭出しを開始する。
【0044】108はフィルム2の磁気記憶部に書かれ
ている磁気情報を磁気ヘッド4によって検出し、更にそ
の信号を増幅する磁気再生回路、112は磁気再生回路
108によって増幅された磁気記録信号をディジタル信
号に変換して、制御回路101へ送出する比較器であ
る。
【0045】109は液晶表示装置等からなるフィルム
の撮影駒数を表示する駒数表示器であり、110は駒数
表示器109を駆動し、カウントアップ或はカウントダ
ウンさせるための表示器駆動回路である。
【0046】111はフォトセンサ駆動回路であり、フ
ォトセンサ3を駆動しフォトセンサによりパ−フォレ−
ションの信号を検出し、制御回路101に送る。
【0047】80はカメラの内部電源で、通常はこの電
源によりカメラ全体が駆動される。316は前述の検出
ピン310により切換レバ−312がE方向に移動する
ことでONされるスイッチで、制御回路101はスイッ
チ316がONするとフィルム給送駆動回路103の駆
動を禁止し、モ−タドタイブ装置306内の不図示の給
送駆動回路を駆動するようになる。
【0048】図10は磁気ヘッド4及び磁気再生回路1
08の詳細を示す回路図である。
【0049】図10において、211,212,213
の各々は、磁気ヘッド4より出力された磁気情報の再生
信号を増幅する増幅器であり、3段に直列接続されてい
る。この内、増幅器211,212には、例えば、テキ
サスインスツルメンツ社のTL592を用い、増幅器2
13には同TL071を用いることができる。
【0050】214は増幅器211によって増幅された
再生信号のノイズ等をカットするためのフィルタ回路、
215a,215b,215c,215dはフィルタ回
路214の時定数(抵抗R1,R2とコンデンサC1,
C2の組合せ、及び抵抗R1´,R2´とコンデンサC
1´,C2´の組合せによる)を切換えるためのアナロ
グスイッチ、216,217は増幅器211,212の
各入出力間に接続されて増幅度を決定する増幅度調整抵
抗である。
【0051】抵抗R1,R2は直列接続されて増幅器2
11の一方の出力端子に接続されている。同様に抵抗R
2´,R1´は直列接続されて増幅器211の他方の出
力端子に接続されている。抵抗R2及び抵抗R2の各々
には並列にアナログスイッチ215c,215dの各々
が並列接続されている。また、抵抗R1の出側とア−ス
間にはコンデンサC1が接続され、抵抗R1´の出側と
ア−ス間にはコンデンサC1´が接続されている。そし
て、コンデンサC1には直列接続されたアナログスイッ
チ215aとコンデンサC2が並列に接続され、コンデ
ンサC1´には直列接続されたアナログスイッチ215
bとコンデンサC2´が並列に接続されている。
【0052】上記構成において、制御回路101から磁
気再生回路108へ送るフィルタ信号を“H”レベルに
してアナログスイッチ215a,215bをONにし、
アナログスイッチ215c,215dをOFFにするこ
とにより、通過可能周波数が低い(つまり時定数が大き
い)低速用フィルタがセットされる。また、フィルタ信
号が“L”レベルの場合はアナログスイッチ215a,
215bがOFFし、アナログスイッチ215c,21
5dがONし、通過可能周波数が高い(つまり時定数が
小さい)高速用フィルタがセットされる。
【0053】本実施例では、後述するようにモ−タドラ
イブ装置306が取付けられたか否かを検出しその検出
結果に応じて、フィルタを高域用と低域用とに切換え、
磁気情報の再生周波数に対応されてフィルタの不用な通
過帯域を減らすことで、ノイズの影響を低減し、磁気情
報の再生能力を向上させる様にしている。
【0054】モ−タドライブ装置306が取付けられた
時は、周波数がf1=1/(2π・R1・C1)(プラ
ス側)及びf2=1/(2π・R1´・C1´)(マイ
ナス側)より大きい周波数がカットされ、モ−タドライ
ブ装置306が取付けられていない時は、f3=1/
{2π(R1+R2)(C1+C2)}(プラス側)及
びf4=1/{2π(R1´+R2´)(C1´+C2
´)}(マイナス側)より大きい周波数がカットされる
ようになっている。
【0055】次に、前記制御回路101の動作を図8の
フロ−チャ−トにしたがって説明する。
【0056】カメラの電源が投入されることにより、ス
テップ100へと動作を進める。 「ステップ100」 フィルムカ−トリッジ装填スイッ
チ106と背蓋スイッチ107が共にONすることによ
りカメラにフィルムカ−トリッジ1が装填されたとして
ステップ101に進む。 「ステップ101」 フィルム給送駆動回路103を駆
動し、フィルム給送用モ−タ51によりフィルム2の第
1駒目をアパ−チャ位置に頭出し、いわゆるフィルム空
送り動作を開始する。 「ステップ102」 スイッチ316がONか否かを検
出し、モ−タドライブ装置306が取付けられているか
否かを判別し、ONの場合はステップ103−1へ、O
FFの場合はステップ103−2へ進む。 「ステップ103−1」 フィルタ信号を“L”とし、
通過信号周波数の限界値をf1,f2に設定し、ステッ
プ104へ進む。 「ステップ103−2」 フィルタ信号を“H”とし、
通過信号周波数の限界値をf3,f4に設定し、ステッ
プ104へ進む。 「ステップ104」 磁気再生回路108を駆動し、磁
気ヘッド4によりフィルム2の磁気記憶部に予め書込ま
れたフィルム感度やフィルム駒数,フィルムの種類(ネ
ガ或はポジ)等のフィルム情報を読出し、ステップ10
3−1或はステップ103−2で設定されたフィルタの
時定数に従って検出信号のうちノイズ成分を除去し、比
較器112によりディジタル信号に変換した後に記憶す
る。 「ステップ105」 第1駒目の頭出しが完了したこと
が公知の手段(例えばエンコ−ダによるフィルム送り量
の検出やモ−タ通過時間,フォトセンサ3によるパ−フ
ォレ−ションの個数の検出等)により検知されると、ス
テップ106へ進む。 「ステップ106」 フィルム給送駆動回路103の駆
動を停止し、フィルム給送用モ−タ51を停止させ、ま
た、駒数表示器駆動回路110を駆動し、駒数表示器1
09により第1駒目であることを表示する。 「ステップ107」 レリ−ズスイッチ105の状態を
判別し、ONであればレリ−ズがなされたとしてそのフ
ィルムにおけるレリ−ズ回数をその度記憶していき、ス
テップ108へ進む。 「ステップ108」 AF・AE制御回路102を駆動
して撮影レンズのピント合せやシャッタの開閉による露
光動作等の撮影動作を行う。 「ステップ109」 ステップ104で読出したフィル
ム駒数や公知の手段により予め設定された撮影可能なフ
ィルム駒数と現在何駒の撮影を行ったかを比較し、フィ
ルム残り駒があるかどうかの判別を行う。残り駒がある
場合にはステップ110へ進み、残り駒がない場合には
ステップ117へ進む。 「ステップ110」 スイッチ316がONか否かを検
出し、モ−タドライブ装置306が取付けられているか
否かを判別し、ONの場合はステップ111−1へ、O
FFの場合はステップ111−2へ進む。 「ステップ111−1」 フィルタ信号を“L”とし、
通過信号周波数の限界値をf1,f2に設定し、ステッ
プ112へ進む。 「ステップ111−2」 フィルタ信号を“H”とし、
通過信号周波数の限界値をf3,f4に設定し、ステッ
プ112に進む。 「ステップ112」 フィルム給送駆動回路103を駆
動し、次駒の一駒巻上げを開始する。 「ステップ113」 フィルム2の次駒の巻上げに際
し、デ−タ書込み回路104を駆動し、磁気ヘッド4に
よりフィルム2の磁気記憶部に撮影情報、例えばシャッ
タ速度,絞り値,撮影した日付等の情報を書込んだり、
磁気再生回路108を駆動し、フィルム2に書込まれて
いる情報を磁気ヘッド4により読出す。 「ステップ114」 フォトセンサ3が次駒のパ−フォ
レ−ションを検知するとフィルム2の次駒巻上げが完了
したとして、ステップ115に進む。 「ステップ115」 フィルム給送駆動回路103の駆
動を停止し、フィルム2の給送を停止させる。 「ステップ116」 表示器駆動回路110を駆動し、
駒数表示器109の表示を一駒分進める。その後、ステ
ップ105に戻る。
【0057】上記ステップ109でフィルム残り駒がな
いことを判別した場合は前述した様にステップ117へ
進む。 「ステップ117」 フィルム給送駆動回路103を駆
動し、フィルム給送用モ−タ51をフィルム巻戻し方向
に駆動し、フィルムカ−トリッジ1へのフィルム巻戻し
を開始する。 「ステップ118」 フィルム2のフィルムカ−トリッ
ジ1内への巻戻しが完了したか否かを公知の手段により
判別し、完了するとステップ119ヘ進む。 「ステップ119」 カメラの一連の動作を終了する。
【0058】図12乃至図15は本発明の第2の実施例
を示すものである。
【0059】上記の第1の実施例においては、モ−タド
ライブ装置が装着された場合と装着されない場合とでフ
ィルタ切換ポイントを1ポイントのみにしたが、本実施
例はモ−タドライブ装置の種類、例えば高速用モ−タド
ライブ装置か超高速用モ−タドライブ装置かによって更
に複数の切換えポイントを持たせたものであり、磁気情
報の再生能力を更に向上させることを可能するものであ
る。
【0060】図12において、318はモ−タドライブ
の種類を特定する識別ピンで、例えばこのピン318が
あるモ−タドライブ装置は超高速用モ−タドライブ装置
319であり、このピンがないものは高速用モ−タドラ
イブ装置であるとする。
【0061】320はピン穴で、前記識別ピン318を
備えたモ−タドライブ装置306がカメラに装着される
と識別ピン318が入り込むようになっている。
【0062】その他は図5と同様である。
【0063】図13は本発明の第2の実施例におけるカ
メラの電気回路のブロック図であり、図9と同じ部分は
同一符合を付してある。
【0064】320は識別ピン318を備えた図12に
示すような超高速用モ−タドライブ装置319がカメラ
に装着されると該識別ピン318によってOFFからO
Nに切換わる識別スイッチである。
【0065】図14は本発明の第2の実施例における磁
気ヘッド4及び磁気再生回路108の詳細を示す回路図
であり、図10と同じ部分は同一符合を付してある。
【0066】図14において、220はフィルタ回路で
ある。218a,218b,218c,218d、及
び、219a,219b,219c,219dはアナロ
グスイッチであり、フィルタ信号2が“H”レベルの場
合は、アナログスイッチ219a〜219dはONにな
り、アナログスイッチ218a^218dはOFFにな
る。“L”レベルの場合は逆に、アナログスイッチ21
9a〜219dはOFFになり、アナログスイッチ21
8a〜218dはONになる。
【0067】上記構成において、制御回路101は識別
スイッチ320がONの場合はフィルタ信号2を“H”
レベルにし、f5=1/(2π・R3・C3)(プラス
側)、f6=1/(2π・R3´・C3´)(マイナス
側)より高い周波数がフィルタ回路220によりカット
されるようになる。
【0068】なお、「f5,f6>f1,f2>f3,
f4」となるように、R1,R2,R1´,R2´,C
1,C2,C1´,C2´,R3,C3,R3´,R3
´は設定されている。
【0069】制御回路101は次のようにフィルタ回路
220を作動させる。
【0070】a)モ−タドライブ装置が取付けられてい
ない場合、フィルタ信号1を“H”に、フィルタ信号2
を“H”にし、 f3=1/{2π(R1+R2)(C1+C2)} (プラス側) f4=1/{2π(R1´+R2´)(C1´+C2´)}(マイナス側) より高い周波数をカットするようにする。
【0071】b)高速用モ−タドライブ装置が取付けら
れている場合、フィルタ信号1を“L”に、フィルタ信
号2を“L”にし、 f1=1/(2π・R1・C1) (プラス側) f2=1/(2π・R1´・C1´) (マイナス側) より高い周波数をカットするようにする。
【0072】c)超高速用モ−タドライブ装置319が
取付けられている場合、フィルタ信号2を“H”にし、 f5=1/(2πR3・C3) (プラス側) f6=1/(2πR3´・C3´) (マイナス側) より高い周波数をカットするようにする。
【0073】図15は図13の制御回路101の動作を
示すフロ−チャ−トであり、図11と同じ部分は同一の
ステップ番号を付す。ここでは異なる部分のみ説明す
る。
【0074】ステップ101においてフィルム給送を開
始することにより、ステップ201へ進む。 「ステップ201」 識別スイッチ320がONかOF
Fかを判別し、ON(つまり超高速用モ−タドライブ装
置319が取付けられている)である場合はステップ2
03−3へ、OFFの場合はステップ202へ進む。 「ステップ202」 スイッチ316がONが否かを判
別し、ON(高速用モ−タドライブ装置が取付けられて
いる)場合はステップ203−1へ、OFF(何れのモ
−タドライブ装置も取付けられていない)場合はステッ
プ203−2へ進む。 「ステップ203−1」 フィルタ信号1を“L”に、
フィルタ信号2を“L”にし、通過信号の周波数の限界
値をf1,f2に設定して、ステップ104へ進む。 「ステップ203−2」 フィルタ信号1を“H”に、
フィルタ信号2を“H”にし、通過信号の周波数の限界
値をf3,f4に設定して、ステップ104へ進む。 「ステップ203−3」 フィルタ信号2を“H”と
し、通過信号周波数の限界値をf5,f6に設定して、
ステップ104へ進む。 「ステップ104」 磁気再生回路108を駆動し、磁
気ヘッド4によりフィルムの磁気記憶部に予め書込まれ
たフィルム感度やフィルム駒数,フィルムの種類等のフ
ィルム情報を読出し、上記ステップ203−1,203
−2、或は、203−3で設定されたフィルタの時定数
に従って検出信号のうちノイズ成分を除去し、比較器1
12によりデジタル信号に変換した後に記憶する。
【0075】ステップ109によりフィルム残り駒があ
ると判別した場合は、ステップ204へ進む。 「ステップ204」 識別スイッチ320がONかOF
Fかを判別し、ON(つまり超高速用モ−タドライブ装
置319が取付けられている)である場合はステップ2
06−3へ、OFFの場合はステップ205へ進む。 「ステップ205」 スイッチ316がONが否かを判
別し、ON(高速用モ−タドライブ装置が取付けられて
いる)場合はステップ206−1へ、OFF(何れのモ
−タドライブ装置も取付けられていない)場合はステッ
プ206−2へ進む。 「ステップ206−1」 フィルタ信号1を“L”に、
フィルタ信号2を“L”にし、通過信号の周波数の限界
値をf1,f2に設定して、ステップ112へ進む。 「ステップ206−2」 フィルタ信号1を“H”に、
フィルタ信号2を“H”にし、通過信号の周波数の限界
値をf3,f4に設定して、ステップ112へ進む。 「ステップ206−3」 フィルタ信号2を“H”と
し、通過信号周波数の限界値をf5,f6に設定して、
ステップ112へ進む。
【0076】図16及び図17は本発明の第3の実施例
における磁気ヘッド及び磁気再生回路の構成を示す図あ
り、この実施例では、モ−タドライブ装置が取付けられ
ることにより、磁気再生回路108内のアナログ信号増
幅部の増幅率を切換るようにしたものである。
【0077】図16は磁気再生回路108の回路図を示
すもので、401は磁気ヘッド4からの入力を増幅する
ためのアンプ(例えばアナログデバイセズ社AD52
4) で、増幅率の切換え可能なものであり、増幅率はA
1,A2(A1>A2)とする。402,403はアナ
ログスイッチで、制御回路からの「増幅率信号」が
“H”になるとアナログスイッチ403がONし、アン
プ401の増幅率は大きいもの(A1)にセットされ、
また、「増幅率信号」が“L”になると、アナログスイ
ッチ402がONし、アンプ401の増幅率は小さいも
の(A2)にセットされる。404はアンプ401の出
力のノイズをカットするためのフィルタ回路で、抵抗と
コンデンサより構成されている。405,406,40
7,408はバイアス抵抗である。
【0078】図17は本発明の第3の実施例におけるカ
メラの制御回路101の動作を示すフロ−チャ−トであ
り、図11と同じ部分は同一のステップ番号を付す。
【0079】ステップ101においてフィルム給送を開
始することにより、ステップ301へ進む。 「ステップ301」 スイッチ316がONか否かを判
別し、ON(モ−タドライブ装置が取付けられている)
場合はステップ302−1へ、OFFの場合はステップ
302−2へ進む。 「ステップ302−1」 増幅率信号を“L”とし、ア
ンプ401の増幅率を小さいもの、即ちA2にセット
し、モ−タドライブ装置によりフィルムが給送される速
度に適したものとする。 「ステップ302−2」 増幅率信号を“H”とし、ア
ンプ401の増幅率を大きいもの、即ちA1にセット
し、モ−タドライブ装置が取付けられていない場合のフ
ィルム給送速度に適したものとする。 「ステップ104」 磁気再生回路108を駆動し、磁
気ヘッド4によりフィルムの磁気記憶部に予め書込まれ
たフィルム感度,フィルム駒数等のフィルム情報を読出
す。その際、ステップ302−1或はステップ302−
2で設定された増幅率によって信号を増幅し、比較器1
12によりデジタル信号に変換した後に記憶する。
【0080】ステップ109においてフィルム残り駒が
あると判別した場合には、ステップ303へ進む。 「ステップ303」 スイッチ316がONか否かを判
別し、ON(モ−タドライブ装置が取付けられている)
場合はステップ304−1へ、OFFの場合はステップ
304−2へ進む。 「ステップ304−1」 増幅率信号を“L”とし、ア
ンプ401の増幅率を小さいもの、即ちA2にセット
し、モ−タドライブ装置によりフィルムが給送される速
度に適したものとする。 「ステップ304−2」 増幅率信号を“H”とし、ア
ンプ401の増幅率を大きいもの、即ちA1にセット
し、モ−タドライブ装置が取付けられていない場合のフ
ィルム給送速度に適したものとする。
【0081】その他は第1の実施例と同じである。ま
た、第2実施例と同様にモ−タドライブ装置の種類によ
って更にゲインを変えるようにすると有効になる。
【0082】以上の各実施例によれば、モ−タドライブ
装置の取付けがなされたか否かを判別し、これに応じて
磁気再生回路内の回路定数(フィルタの時定数、アンプ
の増幅率)を変えるようにしているため、磁気情報の再
生能力を向上させることが可能となる。例えば、フィル
タの通過帯域を変えるようにすることにより、フィルタ
の不用な通過帯域を減らすことができ、ノイズの影響を
低減できる、或は、出力信号が原信号と異なったものと
なってしまう、又ディジタル変換レベルに達しない信号
が発生し、読取りミスが生じるということを防止するこ
とができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モ−タドライブ装置が接続部を介してカメラに取付けら
れたか否かを検知する検知手段と、該検知手段の検知結
果に応じて、磁気再生回路の回路定数を切換える回路定
数変更手段とを設け、磁気ヘッドにより情報を再生する
際のフィルム給送が、モ−タドライブ装置によるものか
それともカメラに備わったフィルム給送手段によるもの
かを判別し、この判別結果に応じて磁気再生回路の回路
定数を設定するようにして、それぞれのフィルム給送速
度に適した再生を行うようにしている。よって、モ−タ
ドライブ装置が取付けられてのフィルム給送であって
も、カメラに備わったフィルム給送手段によるフィルム
給送であって、この際に行われる磁気情報の再生を良好
に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラの要部構
成を示す斜視図である。
【図2】図1のフィルム給送機構のギヤ列を示す斜視図
である。
【図3】図2のフィルム給送機構のフィルム巻上げ時に
おける各ギヤの配列を示す平面図である。
【図4】図2のフィルム給送機構のフィルム巻戻し時に
おける各ギヤの配列を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるカメラ及びこれ
に取付けられるモ−タドライブ装置の斜視図である。
【図6】フィルム給送ギヤ列と切換レバ−との関係を示
す平面図である。
【図7】フィルム給送ギヤ列と位置変化した切換レバ−
との関係を示す平面図である。
【図8】カメラ本体にモ−タドライブ装置を取付けるこ
とにより変化する部材を示す側面図である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるカメラの回路ブ
ロック図である。
【図10】図9の磁気再生回路内のフィルタ回路を示す
回路図である。
【図11】図9の制御回路の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図12】本発明の第2の実施例におけるカメラ及びこ
れに取付けられるモ−タドライブ装置の斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施例におけるカメラの回路
ブロック図である。
【図14】図13の磁気再生回路内のフィルタ回路を示
す回路図である。
【図15】図13の制御回路の動作を示すフロ−チャ−
トである。
【図16】本発明の第3の実施例における磁気再生回路
内のアナログ信号増幅部を示す回路図である。
【図17】本発明の第3の実施例におけるカメラの制御
回路の動作を示すフロ−チャ−トである。
【符合の説明】
4 磁気ヘッド 51 フィルム給送用モ−タ 101 制御回路 103 フィルム給送駆動回路 104 磁気ヘッド駆動回路 108 磁気再生回路 214 フィルタ回路 306 モ−タドライブ装置 312 切換レバ− 316 スイッチ 319 モ−タドライブ装置 320 識別スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに備わった磁気記憶部へ書込ま
    れている情報の再生をフィルム給送中に行う磁気ヘッド
    と、該磁気ヘッドにて読出された信号を再生信号として
    出力する、回路定数を切換えることのできる磁気再生回
    路と、モ−タにより駆動されるフィルム給送手段と、該
    フィルム給送手段に代えて、異なる速度にてフィルム給
    送を行うモ−タドライブ装置の接続部とを備えた磁気記
    憶部付フィルムを用いるカメラにおいて、前記モ−タド
    ライブ装置が前記接続部を介してカメラに取付けられた
    か否かを検知する検知手段と、該検知手段の検知結果に
    応じて、前記磁気再生回路の回路定数を切換える回路定
    数変更手段とを設けたことを特徴とする磁気記憶部付フ
    ィルムを用いるカメラ。
  2. 【請求項2】 磁気再生回路内には、再生信号内のノイ
    ズ成分を除去すると共に、時定数を切換えることのでき
    るフィルタ手段を備えており、回路定数変更手段は、検
    知手段の検知結果に応じて、前記フィルタ手段の時定数
    を切換える手段であることを特徴とする請求項1記載の
    磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ。
  3. 【請求項3】 磁気再生回路内には、磁気ヘッドにて検
    出されたアナログ信号を増幅する、該増幅率を切換える
    ことのできる増幅手段を備えており、回路定数変更手段
    は、検知手段の検知結果に応じて、前記増幅手段の増幅
    率を切換える手段であることを特徴とする請求項1記載
    の磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ。
JP21302691A 1991-02-14 1991-07-31 磁気記憶部付フイルムを用いるカメラ Pending JPH0580408A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9604739B2 (en) 2012-01-30 2017-03-28 Elc Management Llc Compact case with cake retention pan

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