JPH0580124A - 半導体素子検査装置 - Google Patents
半導体素子検査装置Info
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- JPH0580124A JPH0580124A JP3239477A JP23947791A JPH0580124A JP H0580124 A JPH0580124 A JP H0580124A JP 3239477 A JP3239477 A JP 3239477A JP 23947791 A JP23947791 A JP 23947791A JP H0580124 A JPH0580124 A JP H0580124A
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- wire
- semiconductor element
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- insulating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極数の極めて多い半導体チップをプロ−ビ
ングして超高速、高精度にテストすることのできる、半
導体素子検査装置を提供する。 【構成】 テスタの配線基板と各プローブ間を接続する
線材のプローブ側を絶縁基板のスル−ホ−ルに保持し、
プローブ先端部を上記線材と一体に形成、または、他の
絶縁基板が保持するスプリングプローブ、または、上記
他の絶縁基板が保持する成膜技術により形成した針状体
等により形成する。さらに、上記線材を絶縁被覆して接
地した導電性材料で蔽うことにより、テスト信号用同軸
ケ−ブルを形成する。
ングして超高速、高精度にテストすることのできる、半
導体素子検査装置を提供する。 【構成】 テスタの配線基板と各プローブ間を接続する
線材のプローブ側を絶縁基板のスル−ホ−ルに保持し、
プローブ先端部を上記線材と一体に形成、または、他の
絶縁基板が保持するスプリングプローブ、または、上記
他の絶縁基板が保持する成膜技術により形成した針状体
等により形成する。さらに、上記線材を絶縁被覆して接
地した導電性材料で蔽うことにより、テスト信号用同軸
ケ−ブルを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子の検査装置に
係り、とくにIC,LSI等の半導体素子の多数の電極
やプローブ接触端子に接触して電気的性能を検査する半
導体素子検査装置に関する。
係り、とくにIC,LSI等の半導体素子の多数の電極
やプローブ接触端子に接触して電気的性能を検査する半
導体素子検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13(A)は測定に供せられる半導体
ウエハ1の外観図である。LSI等の半導体素子(チッ
プ)2は同図(B)に示すようにウエハ1より個々に切
り離される。チップ2の周辺部には多数の電極3が配置
されている。また、上記チップ2の電極3には図14に
示すなプローブカード4のタングステン針のプローブ5
を圧接してそのバネ圧によりこすって接触をとり、電気
特性を検査するようにしていた。図15は図14の上面
図である。
ウエハ1の外観図である。LSI等の半導体素子(チッ
プ)2は同図(B)に示すようにウエハ1より個々に切
り離される。チップ2の周辺部には多数の電極3が配置
されている。また、上記チップ2の電極3には図14に
示すなプローブカード4のタングステン針のプローブ5
を圧接してそのバネ圧によりこすって接触をとり、電気
特性を検査するようにしていた。図15は図14の上面
図である。
【0003】図16は各電極上にはんだボ−ル6を備え
たチップ2の斜視図であり、図17に示すように、チッ
プ2のはんだボール6を配線基板7表面の電極8に対向
させて全電極を一括接続するので、高密度化した半導体
素子を歩留まり高く、効率的に接続する場合に広く用い
られている。特開昭58−73129号公報には上記電
極上にはんだボールを有する半導体素子の検査方法およ
び装置の一例が開示されている。図18は上記公知技術
の説明図、図19はその部分断面図である。多層配線基
板11内には図19に示すように電源導体層10をレフ
ァレンス層とする一定の特性インピーダンスを有する信
号用導体配線9が埋設され、その先端部には突起電極1
2が設けられる。また、特性検査にあたっては図18に
示すように、チップ2表面のはんだボール6に突起電極
12を圧接し、熱源13により加熱してはんだを溶融し
て検査信号の送受を行う。また、検査終了後は、再度は
んだを溶かして突起電極12を引き離すようにしてい
た。
たチップ2の斜視図であり、図17に示すように、チッ
プ2のはんだボール6を配線基板7表面の電極8に対向
させて全電極を一括接続するので、高密度化した半導体
素子を歩留まり高く、効率的に接続する場合に広く用い
られている。特開昭58−73129号公報には上記電
極上にはんだボールを有する半導体素子の検査方法およ
び装置の一例が開示されている。図18は上記公知技術
の説明図、図19はその部分断面図である。多層配線基
板11内には図19に示すように電源導体層10をレフ
ァレンス層とする一定の特性インピーダンスを有する信
号用導体配線9が埋設され、その先端部には突起電極1
2が設けられる。また、特性検査にあたっては図18に
示すように、チップ2表面のはんだボール6に突起電極
12を圧接し、熱源13により加熱してはんだを溶融し
て検査信号の送受を行う。また、検査終了後は、再度は
んだを溶かして突起電極12を引き離すようにしてい
た。
【0004】また、半導体素子2表面の極めて狭ピッチ
の電極は多層配線基板11により間隔を拡大されて検査
装置に接続される。特開昭64−71141号公報には
上記チップ電極部のはんだを溶融しない検査装置の一例
が開示されている。図20は上記検査装置のプロ−ブ部
の断面図である。検査装置の同軸コネクタ25から同軸
ケ−ブル18を介して検査信号が送受され、これらの信
号はチップ2を搭載した基板の電極15に接続される。
図21は上記プロ−ブ先端部の部分断面図である。チュ
ーブとそのチューブ内に摺動自在に遊嵌し、ばねにより
外方に突出するように構成されたスプリングプローブ1
4を、シールド用の導電性基板16内のスルーホールに
貫通させ、絶縁基板17によりその両端部を保持する。
上記スルーホールは被検査対象である電極15の位置に
形成されている。上記スプリングプローブ14の下側の
可動ピンは電極15に接し、上側の可動ピンはフランジ
付き電極21を介して同軸ケーブル18の芯線に接続さ
れる。フランジ付き電極21と同軸ケーブル18は絶縁
基板20により保持され、同軸ケーブル18のシ−ルド
23は導電性基板22にはんだ付けされる。上記検査装
置は多数の可動ピンを対応する電極に同時に接続し、ま
た段差のある電極にも対応できるので、半導体素子に与
えるストレスが少なく高速に検査を実行できるという特
徴がある。
の電極は多層配線基板11により間隔を拡大されて検査
装置に接続される。特開昭64−71141号公報には
上記チップ電極部のはんだを溶融しない検査装置の一例
が開示されている。図20は上記検査装置のプロ−ブ部
の断面図である。検査装置の同軸コネクタ25から同軸
ケ−ブル18を介して検査信号が送受され、これらの信
号はチップ2を搭載した基板の電極15に接続される。
図21は上記プロ−ブ先端部の部分断面図である。チュ
ーブとそのチューブ内に摺動自在に遊嵌し、ばねにより
外方に突出するように構成されたスプリングプローブ1
4を、シールド用の導電性基板16内のスルーホールに
貫通させ、絶縁基板17によりその両端部を保持する。
上記スルーホールは被検査対象である電極15の位置に
形成されている。上記スプリングプローブ14の下側の
可動ピンは電極15に接し、上側の可動ピンはフランジ
付き電極21を介して同軸ケーブル18の芯線に接続さ
れる。フランジ付き電極21と同軸ケーブル18は絶縁
基板20により保持され、同軸ケーブル18のシ−ルド
23は導電性基板22にはんだ付けされる。上記検査装
置は多数の可動ピンを対応する電極に同時に接続し、ま
た段差のある電極にも対応できるので、半導体素子に与
えるストレスが少なく高速に検査を実行できるという特
徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体素子の高密度化
に伴って、検査用のプローブの高密度多ピン化が進み、
プローブ端子から検査回路へ接続するための簡便な配線
パターンピッチの拡大技術の開発が望まれている。図1
4、図15に示したプローブカードによる検査装置にお
いては、プローブ5が長く、密集するのでその集中イン
ダクタンスが大きくなり、検査の高速性が制約されると
いう問題があった。また、プローブの空間的な配置が制
約されるため、電極数の多い半導体素子には適用困難と
いう問題もあった。例えば、プローブ5の集中インダク
タンスLが50nH、プローブカード上の信号線の特性
インピーダンスRが50Ωの場合には時定数L/Rは1
nSとなるので、これ以上の高速信号を扱うと波形がな
まり正確な検査ができなかった。このため、プローブカ
ードによる検査装置は通常、直流ないし比較的低周波検
査に限定されていた。
に伴って、検査用のプローブの高密度多ピン化が進み、
プローブ端子から検査回路へ接続するための簡便な配線
パターンピッチの拡大技術の開発が望まれている。図1
4、図15に示したプローブカードによる検査装置にお
いては、プローブ5が長く、密集するのでその集中イン
ダクタンスが大きくなり、検査の高速性が制約されると
いう問題があった。また、プローブの空間的な配置が制
約されるため、電極数の多い半導体素子には適用困難と
いう問題もあった。例えば、プローブ5の集中インダク
タンスLが50nH、プローブカード上の信号線の特性
インピーダンスRが50Ωの場合には時定数L/Rは1
nSとなるので、これ以上の高速信号を扱うと波形がな
まり正確な検査ができなかった。このため、プローブカ
ードによる検査装置は通常、直流ないし比較的低周波検
査に限定されていた。
【0006】一方、図18、図19に示した装置では、
プローブカードの各信号線の特性インピーダンスを所定
値化することは可能であるものの、このようなプローブ
カードの設計、製造に時間を要する上、高価であり、ま
た、電源の発振等が発生した場合にその対策、修正等が
困難でありパターン変更への対応性も悪という問題があ
った。また、検査時にははんだを溶かす必要があるた
め、検査時間を要する上、半導体素子に熱ストレスを与
えるという問題があった。また、図20、図21に示し
た装置では、同軸ケーブルの特性インピーダンスを所定
値に保つことができるので、高速電気特性の検査が可能
になるものの、例えば芯線保持用絶縁基板20に多数の
同軸ケーブル18を挿入したり、同軸ケーブルの芯線に
フランジ付き電極21を固着したりする繊細な組立作業
に熟練を要するので時間がかかり作業効率が悪いという
問題があった。本発明の目的は上記従来装置の欠点を改
善して、構造簡単、組立容易、パターン変更にも対応が
容易であり、さらに、電気特性を損なわずにプローブ先
端部の極めて狭い配線ピッチを拡大して取り出すことの
できる半導体素子検査装置を提供することにある。
プローブカードの各信号線の特性インピーダンスを所定
値化することは可能であるものの、このようなプローブ
カードの設計、製造に時間を要する上、高価であり、ま
た、電源の発振等が発生した場合にその対策、修正等が
困難でありパターン変更への対応性も悪という問題があ
った。また、検査時にははんだを溶かす必要があるた
め、検査時間を要する上、半導体素子に熱ストレスを与
えるという問題があった。また、図20、図21に示し
た装置では、同軸ケーブルの特性インピーダンスを所定
値に保つことができるので、高速電気特性の検査が可能
になるものの、例えば芯線保持用絶縁基板20に多数の
同軸ケーブル18を挿入したり、同軸ケーブルの芯線に
フランジ付き電極21を固着したりする繊細な組立作業
に熟練を要するので時間がかかり作業効率が悪いという
問題があった。本発明の目的は上記従来装置の欠点を改
善して、構造簡単、組立容易、パターン変更にも対応が
容易であり、さらに、電気特性を損なわずにプローブ先
端部の極めて狭い配線ピッチを拡大して取り出すことの
できる半導体素子検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、複数のプローブの先端部を保持するプロ−ブユニッ
トと、プロ−ブユニットを保持してプロ−ブユニットと
上記テスタ間を電気的に接続する配線基板とを備え、さ
らに、プロ−ブユニットは上記複数のプローブの先端部
を保持するプローブヘッダ部と、プローブヘッダ部と上
記配線基板間を線材により配線する配線部とを備え、さ
らに、上記配線部の複数の線材の少なくとも一部を絶縁
被膜付き線材として線材の間隙部に導電性材料を充填す
るようにする。さらに、上記導電性材料を上記テスタの
接地電位に接続し、上記配線部の絶縁被膜付き線材の一
部を上記テスタの電源電位に接続し、他をテスト信号送
信/受信端子に接続するようにする。また、上記テスト
信号送信/受信端子に接続する絶縁被膜付き線材を必要
に応じて絶縁性チュ−ブに挿入するようにする。
に、複数のプローブの先端部を保持するプロ−ブユニッ
トと、プロ−ブユニットを保持してプロ−ブユニットと
上記テスタ間を電気的に接続する配線基板とを備え、さ
らに、プロ−ブユニットは上記複数のプローブの先端部
を保持するプローブヘッダ部と、プローブヘッダ部と上
記配線基板間を線材により配線する配線部とを備え、さ
らに、上記配線部の複数の線材の少なくとも一部を絶縁
被膜付き線材として線材の間隙部に導電性材料を充填す
るようにする。さらに、上記導電性材料を上記テスタの
接地電位に接続し、上記配線部の絶縁被膜付き線材の一
部を上記テスタの電源電位に接続し、他をテスト信号送
信/受信端子に接続するようにする。また、上記テスト
信号送信/受信端子に接続する絶縁被膜付き線材を必要
に応じて絶縁性チュ−ブに挿入するようにする。
【0008】また、上記テスト信号送信/受信端子に接
続する絶縁被膜付き線材の少なくとも一部を同軸ケ−ブ
ルとする。また、上記配線部の複数の線材を銅、タング
ステン、ステンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金
のいずれかにより形成し、上記絶縁皮膜をポリテトラフ
ルオロエチレン、またはポリパラキシレン、またはポリ
イミド、またはエナメル等により形成し、上記絶縁性チ
ュ−ブをポリイミド、またはポリテトラフルオロエチレ
ンにて形成する。また、上記線材を上記プロ−ブユニッ
トの配線部の快削性セラミックス、アクリル、ポリイミ
ド、エンジニアリングプラスチック、感光性ガラスのい
ずれかにより形成した絶縁基板のスル−ホ−ル内に各個
に保持するようにする。
続する絶縁被膜付き線材の少なくとも一部を同軸ケ−ブ
ルとする。また、上記配線部の複数の線材を銅、タング
ステン、ステンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金
のいずれかにより形成し、上記絶縁皮膜をポリテトラフ
ルオロエチレン、またはポリパラキシレン、またはポリ
イミド、またはエナメル等により形成し、上記絶縁性チ
ュ−ブをポリイミド、またはポリテトラフルオロエチレ
ンにて形成する。また、上記線材を上記プロ−ブユニッ
トの配線部の快削性セラミックス、アクリル、ポリイミ
ド、エンジニアリングプラスチック、感光性ガラスのい
ずれかにより形成した絶縁基板のスル−ホ−ル内に各個
に保持するようにする。
【0009】また、上記複数のプローブの先端部と上記
配線部の線材を一体に形成するようにする。また、上記
プロ−ブヘッダ部を複数のスプリングプローブとこれら
を各個に保持する絶縁基板とにより構成し、各スプリン
グプローブの可動ピンの一方を上記プロ−ブユニットの
配線部が保持する線材端に各個に接続するようにする。
配線部の線材を一体に形成するようにする。また、上記
プロ−ブヘッダ部を複数のスプリングプローブとこれら
を各個に保持する絶縁基板とにより構成し、各スプリン
グプローブの可動ピンの一方を上記プロ−ブユニットの
配線部が保持する線材端に各個に接続するようにする。
【0010】また、上記プローブヘッダ部の各プローブ
の先端部を各個に保持する絶縁基板により構成して、各
プローブの端部を上記プロ−ブユニットの配線部の端部
にはんだ付けするようにする。また、上記プローブヘッ
ダ部の絶縁基板が保持する各プローブ先端部を、上記絶
縁基板のスル−ホ−ル内に充填した導体部と、上記導体
部の先端上にメッキ、蒸着、CVD、スパッタリング等
の方法により成膜して突起状に形成するようにする。さ
らに、上記プローブユニットの配線部の各線材に導電性
チュ−ブを取り付け、これらを上記プローブユニットの
配線部の絶縁基板内に設けた複数の段差付きスル−ホ−
ルに各個に挿入して上記線材の位置決めを行うようにす
る。さらに、上記導電性チュ−ブを取付けた線材端部が
上記段差付きスル−ホ−ルの内部に納まるようにして上
記段差付きスル−ホ−ル端部内に凹部を設け、上記スプ
リングプローブの可動ピンの案内をするようにする。
の先端部を各個に保持する絶縁基板により構成して、各
プローブの端部を上記プロ−ブユニットの配線部の端部
にはんだ付けするようにする。また、上記プローブヘッ
ダ部の絶縁基板が保持する各プローブ先端部を、上記絶
縁基板のスル−ホ−ル内に充填した導体部と、上記導体
部の先端上にメッキ、蒸着、CVD、スパッタリング等
の方法により成膜して突起状に形成するようにする。さ
らに、上記プローブユニットの配線部の各線材に導電性
チュ−ブを取り付け、これらを上記プローブユニットの
配線部の絶縁基板内に設けた複数の段差付きスル−ホ−
ルに各個に挿入して上記線材の位置決めを行うようにす
る。さらに、上記導電性チュ−ブを取付けた線材端部が
上記段差付きスル−ホ−ルの内部に納まるようにして上
記段差付きスル−ホ−ル端部内に凹部を設け、上記スプ
リングプローブの可動ピンの案内をするようにする。
【0011】
【作用】上記プロ−ブユニットのプローブヘッダ部は複
数のプローブ先端部を保持し、プロ−ブユニットの配線
部は線材を用いて上記複数のプローブ先端部のピッチを
拡大して上記配線基板に接続し、上記配線基板はプロ−
ブユニットをテスタ間に接続する。さらに、上記配線部
の絶縁被膜付き線材の一部は電源線として用いられ、他
の一部は必要に応じて絶縁性チュ−ブに挿入されテスト
信号線として用いられる。また、上記線材の間隙部に充
填される導電性材料は接地電位に接続されるので、上記
絶縁被膜のない線材は接地線となり、上記電源線は上記
導電性材料によりシ−ルドされ、また、テスト信号線は
上記導電性材料をシ−ルド外皮とする同軸ケ−ブルと等
価になる。また、上記同軸ケ−ブルの特性インピ−ダン
スは絶縁被膜や絶縁性チュ−ブの誘電率と厚みにより設
定される。また必要に応じて、上記テスト信号線には既
成の同軸ケ−ブルが使用される。
数のプローブ先端部を保持し、プロ−ブユニットの配線
部は線材を用いて上記複数のプローブ先端部のピッチを
拡大して上記配線基板に接続し、上記配線基板はプロ−
ブユニットをテスタ間に接続する。さらに、上記配線部
の絶縁被膜付き線材の一部は電源線として用いられ、他
の一部は必要に応じて絶縁性チュ−ブに挿入されテスト
信号線として用いられる。また、上記線材の間隙部に充
填される導電性材料は接地電位に接続されるので、上記
絶縁被膜のない線材は接地線となり、上記電源線は上記
導電性材料によりシ−ルドされ、また、テスト信号線は
上記導電性材料をシ−ルド外皮とする同軸ケ−ブルと等
価になる。また、上記同軸ケ−ブルの特性インピ−ダン
スは絶縁被膜や絶縁性チュ−ブの誘電率と厚みにより設
定される。また必要に応じて、上記テスト信号線には既
成の同軸ケ−ブルが使用される。
【0012】また、上記線材材料の銅、タングステン、
ステンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金等は線材
に適度な剛性を与え、上記ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリパラキシレン、ポリイミド、エナメル等の絶縁
皮膜材やポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン等の
絶縁性チュ−ブ材は上記同軸ケ−ブルの特性や電源線の
絶縁性等に応じて選択される。また、上記快削性セラミ
ックス、アクリル、ポリイミド、エンジニアリングプラ
スチック、感光性ガラス等の配線部の絶縁基板材は上記
線材と嵌合するスル−ホ−ルを精度良く効率的に加工す
ることを可能にする。また、上記複数のプローブの先端
部と上記配線部の線材の一体化した本発明の装置は、ス
プリングプローブを省略して構造を簡単化し、はんだボ
−ルを備えた半導体チップ専用の測定機能を提供する。
ステンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金等は線材
に適度な剛性を与え、上記ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリパラキシレン、ポリイミド、エナメル等の絶縁
皮膜材やポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン等の
絶縁性チュ−ブ材は上記同軸ケ−ブルの特性や電源線の
絶縁性等に応じて選択される。また、上記快削性セラミ
ックス、アクリル、ポリイミド、エンジニアリングプラ
スチック、感光性ガラス等の配線部の絶縁基板材は上記
線材と嵌合するスル−ホ−ルを精度良く効率的に加工す
ることを可能にする。また、上記複数のプローブの先端
部と上記配線部の線材の一体化した本発明の装置は、ス
プリングプローブを省略して構造を簡単化し、はんだボ
−ルを備えた半導体チップ専用の測定機能を提供する。
【0013】また、上記プロ−ブヘッダ部のスプリング
プローブを絶縁基板に別個に保持する構造により、プロ
ーブヘッダがプロ−ブユニットの配線部から分離、交換
可能になる。また、絶縁基板のスル−ホ−ル内に厚膜導
体を充填しその上に成膜技術により突起状先端部を形成
して上記プローブヘッダ部を一括形成(バッチプロッセ
ス)する。さらに、上記プローブユニットの配線部の各
線材の先端に導電性チュ−ブを取り付け、また、配線部
の絶縁基板スル−ホ−ルの形状を段差付きに形成するこ
とにより各線材の位置決めと固定を容易化する。
プローブを絶縁基板に別個に保持する構造により、プロ
ーブヘッダがプロ−ブユニットの配線部から分離、交換
可能になる。また、絶縁基板のスル−ホ−ル内に厚膜導
体を充填しその上に成膜技術により突起状先端部を形成
して上記プローブヘッダ部を一括形成(バッチプロッセ
ス)する。さらに、上記プローブユニットの配線部の各
線材の先端に導電性チュ−ブを取り付け、また、配線部
の絶縁基板スル−ホ−ルの形状を段差付きに形成するこ
とにより各線材の位置決めと固定を容易化する。
【0014】
【実施例】図1は本発明による半導体素子検査装置のプ
ロ−ブ部の断面図である。図1においては、検査対象で
あるチップ2の各電極3の表面に設けた複数のはんだボ
ール6に、これらに対応する絶縁基板29の位置に固定
した各導電性プローブ28を押し当てて接触させる。複
数の導電性プローブ28は先端位置の全てが一平面上に
揃うよう研磨されてから電解研磨されるか、あるいは電
解研磨により針状に加工された後にその先端部を平坦板
に押し当てながら絶縁基板29に固定されるので、先端
位置のバラツキは10μm以内に収められる。
ロ−ブ部の断面図である。図1においては、検査対象で
あるチップ2の各電極3の表面に設けた複数のはんだボ
ール6に、これらに対応する絶縁基板29の位置に固定
した各導電性プローブ28を押し当てて接触させる。複
数の導電性プローブ28は先端位置の全てが一平面上に
揃うよう研磨されてから電解研磨されるか、あるいは電
解研磨により針状に加工された後にその先端部を平坦板
に押し当てながら絶縁基板29に固定されるので、先端
位置のバラツキは10μm以内に収められる。
【0015】上記プローブ28の先端ははんだボール6
に押し当てられて食い込むので、上記先端位置や上記は
んだボ−ルの高さにバラツキが存在しても常に良好な電
気的接触を得ることができ、これにより、図20、21
に示した従来装置のスプリングプロ−ブ14の全てを省
略することができる。また、導電性プロ−ブ28の導体
を配線基板30に直接はんだ付けするので、図20、2
1に示した従来装置の同軸ケーブル18を省略し、これ
により同軸ケーブルの端部の加工や挿入作業等を省略で
きるうえ、同軸ケーブルの芯線にフランジ付き電極21
を固着したりする面倒な組立作業も省略することができ
る。また、上記導電性プロ−ブ28の間隔(ピッチ)を
例えば従来の0.45mmから0.2mm以下に縮小で
きるので、これに対応した半導体素子の電気特性の検査
が可能となる。また、上記導電性プロ−ブ28の導体間
ピッチは配線基板30の電極31部分までの間に適度な
ピッチにまで容易に拡大することができる。
に押し当てられて食い込むので、上記先端位置や上記は
んだボ−ルの高さにバラツキが存在しても常に良好な電
気的接触を得ることができ、これにより、図20、21
に示した従来装置のスプリングプロ−ブ14の全てを省
略することができる。また、導電性プロ−ブ28の導体
を配線基板30に直接はんだ付けするので、図20、2
1に示した従来装置の同軸ケーブル18を省略し、これ
により同軸ケーブルの端部の加工や挿入作業等を省略で
きるうえ、同軸ケーブルの芯線にフランジ付き電極21
を固着したりする面倒な組立作業も省略することができ
る。また、上記導電性プロ−ブ28の間隔(ピッチ)を
例えば従来の0.45mmから0.2mm以下に縮小で
きるので、これに対応した半導体素子の電気特性の検査
が可能となる。また、上記導電性プロ−ブ28の導体間
ピッチは配線基板30の電極31部分までの間に適度な
ピッチにまで容易に拡大することができる。
【0016】各導電性プローブ28は絶縁基板29を貫
通して固定され、さらに絶縁性接着剤51により固着さ
れる。導電性プローブ28は、銅、タングステン、ステ
ンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金等、適度な硬
度を有する材料のいずれかにより形成され、また、絶縁
基板29は快削性セラミックス、アクリル、ポリイミ
ド、エンジニアリングプラスチック、または感光性ガラ
ス等により形成する。各プローブ28の上端は、配線基
板30の電極31にはんだ接続され、同軸コネクタ25
を介して検査回路に接続される。
通して固定され、さらに絶縁性接着剤51により固着さ
れる。導電性プローブ28は、銅、タングステン、ステ
ンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金等、適度な硬
度を有する材料のいずれかにより形成され、また、絶縁
基板29は快削性セラミックス、アクリル、ポリイミ
ド、エンジニアリングプラスチック、または感光性ガラ
ス等により形成する。各プローブ28の上端は、配線基
板30の電極31にはんだ接続され、同軸コネクタ25
を介して検査回路に接続される。
【0017】上記のように従来の同軸ケ−ブルを省略す
ると、同軸ケ−ブルによって得られていたインピ−ダン
ス整合が崩れるおそれが生じる。しかし、この問題は図
1に示すように、各プローブ28の導体を絶縁基板29
から、配線基板30の電極31に至るまでの間、被覆材
34で絶縁被覆し、さらに必要ならば絶縁性のチューブ
35を被せ、その上に導電性材料36をかぶせてこれを
接地することにより解決することができる。このように
すると各プローブ28はその導体を芯線とし、被覆材3
4やチューブ35を絶縁被膜とし、導電性材料36を接
地外皮とする同軸ケ−ブルを構成するので、上記絶縁被
膜の材質(誘電率)や厚みを適宜設定することにより所
要の特性インピ−ダンスが得られるからである。
ると、同軸ケ−ブルによって得られていたインピ−ダン
ス整合が崩れるおそれが生じる。しかし、この問題は図
1に示すように、各プローブ28の導体を絶縁基板29
から、配線基板30の電極31に至るまでの間、被覆材
34で絶縁被覆し、さらに必要ならば絶縁性のチューブ
35を被せ、その上に導電性材料36をかぶせてこれを
接地することにより解決することができる。このように
すると各プローブ28はその導体を芯線とし、被覆材3
4やチューブ35を絶縁被膜とし、導電性材料36を接
地外皮とする同軸ケ−ブルを構成するので、上記絶縁被
膜の材質(誘電率)や厚みを適宜設定することにより所
要の特性インピ−ダンスが得られるからである。
【0018】すなわち、図1の構成により、各プローブ
28の導体部分を検査装置やチップ2等のインピ−ダン
スレベルに合わせて整合をとり、高速測定の条件を成立
させることができ、従来の同軸ケ−ブルを省略して作業
性、経済性、信頼性等を高めることができる。図1にお
いて、被覆材34は例えばポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリパラキシレン、ポリイミド、若しくはエナメル
などの絶縁材とし、チューブ35は例えばポリイミド若
しくはポリテトラフルオロエチレンなどの絶縁性チュー
ブとする。
28の導体部分を検査装置やチップ2等のインピ−ダン
スレベルに合わせて整合をとり、高速測定の条件を成立
させることができ、従来の同軸ケ−ブルを省略して作業
性、経済性、信頼性等を高めることができる。図1にお
いて、被覆材34は例えばポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリパラキシレン、ポリイミド、若しくはエナメル
などの絶縁材とし、チューブ35は例えばポリイミド若
しくはポリテトラフルオロエチレンなどの絶縁性チュー
ブとする。
【0019】図2は被検体であるチップ2の電極3がは
んだボ−ル6を備えていない場合に対する本発明による
プローブ部実施例の断面図である。この場合はプロ−ブ
先端位置のバラツキを吸収するために、スプリングプロ
−ブ14を設けてそのバネ力によりプロ−ブ先端39を
電極3に圧接するようにする。ただし、各プローブの導
体部分のインピ−ダンス整合のとり方は図1の場合と同
様である。なお、このスプリングプロ−ブ14を設けた
プロ−ブは図1に示した電極3の表面にはんだボ−ル6
を形成した半導体素子にも適用することができる。
んだボ−ル6を備えていない場合に対する本発明による
プローブ部実施例の断面図である。この場合はプロ−ブ
先端位置のバラツキを吸収するために、スプリングプロ
−ブ14を設けてそのバネ力によりプロ−ブ先端39を
電極3に圧接するようにする。ただし、各プローブの導
体部分のインピ−ダンス整合のとり方は図1の場合と同
様である。なお、このスプリングプロ−ブ14を設けた
プロ−ブは図1に示した電極3の表面にはんだボ−ル6
を形成した半導体素子にも適用することができる。
【0020】図2において、チップ2の電極3に対向し
て複数本のスプリングプローブ14が配列されている。
スプリングプローブ14はプローブ用チューブと、その
プローブ用チューブ内に摺動自在で、ばねの弾性力にて
常に先端部が該プローブ用チューブ内から外方に突出す
る2個の可動ピン39と44とから構成されている。ス
プリングプローブ14は上下一組の絶縁基板38を貫通
し、該スプリングプローブ14のチューブ外形よりも小
さな径を有する可動ピン39はプローブ先端位置決め用
の絶縁基板40を摺動可能な状態で貫通している。該上
下一組の絶縁基板38の間には該スプリングプローブ1
4の長さに応じたスペーサ41が設けられる。
て複数本のスプリングプローブ14が配列されている。
スプリングプローブ14はプローブ用チューブと、その
プローブ用チューブ内に摺動自在で、ばねの弾性力にて
常に先端部が該プローブ用チューブ内から外方に突出す
る2個の可動ピン39と44とから構成されている。ス
プリングプローブ14は上下一組の絶縁基板38を貫通
し、該スプリングプローブ14のチューブ外形よりも小
さな径を有する可動ピン39はプローブ先端位置決め用
の絶縁基板40を摺動可能な状態で貫通している。該上
下一組の絶縁基板38の間には該スプリングプローブ1
4の長さに応じたスペーサ41が設けられる。
【0021】上記絶縁基板38および40は、快削性セ
ラミックス、アクリル、ポリイミド、エンジニアリング
プラスチック、または感光性ガラスで構成する。各スプ
リングプローブ14は対応する導電性線材43および配
線基板30を介して検査装置本体に接続される。各スプ
リングプローブ14の上部可動ピン44は絶縁基板29
のスルーホールに貫通して絶縁性接着剤51により固着
された導電性線材43の一端に圧接される。このため、
絶縁基板38と同29の各スルーホールは互いに対向し
ている。
ラミックス、アクリル、ポリイミド、エンジニアリング
プラスチック、または感光性ガラスで構成する。各スプ
リングプローブ14は対応する導電性線材43および配
線基板30を介して検査装置本体に接続される。各スプ
リングプローブ14の上部可動ピン44は絶縁基板29
のスルーホールに貫通して絶縁性接着剤51により固着
された導電性線材43の一端に圧接される。このため、
絶縁基板38と同29の各スルーホールは互いに対向し
ている。
【0022】導電性線材43は、銅、タングステン、ス
テンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金のいずれか
により形成され、絶縁基板29から配線基板30の電極
31に至るまで、必要に応じてポリテトラフルオロエチ
レン、ポリパラキシレン、ポリイミド、若しくはエナメ
ルなどの絶縁性の被覆材34で被覆し、さらに、必要に
応じて該被覆材34にポリイミド若しくはポリテトラフ
ルオロエチレンなどの絶縁性のチューブ35を挿入す
る。また、上記導電性線材43、絶縁性の被覆材34お
よび絶縁性のチューブ35等を導電性樹脂あるいは導電
性接着剤等の導電性材料36で覆うようにする。上記図
2の構成により、図20、21の従来装置における同軸
ケーブル18を単純な導電性線材43に置き換えること
ができるので、同軸ケーブルの端部の加工を省略できる
うえ、同軸ケーブルの芯線にフランジ付き電極21を固
着したりする面倒な組立作業を省略することができるの
である。
テンレス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金のいずれか
により形成され、絶縁基板29から配線基板30の電極
31に至るまで、必要に応じてポリテトラフルオロエチ
レン、ポリパラキシレン、ポリイミド、若しくはエナメ
ルなどの絶縁性の被覆材34で被覆し、さらに、必要に
応じて該被覆材34にポリイミド若しくはポリテトラフ
ルオロエチレンなどの絶縁性のチューブ35を挿入す
る。また、上記導電性線材43、絶縁性の被覆材34お
よび絶縁性のチューブ35等を導電性樹脂あるいは導電
性接着剤等の導電性材料36で覆うようにする。上記図
2の構成により、図20、21の従来装置における同軸
ケーブル18を単純な導電性線材43に置き換えること
ができるので、同軸ケーブルの端部の加工を省略できる
うえ、同軸ケーブルの芯線にフランジ付き電極21を固
着したりする面倒な組立作業を省略することができるの
である。
【0023】図3は本発明による半導体素子検査装置の
プロ−ブ部の他の実施例の断面図である。検査対象であ
るチップ2の各電極3の表面に設けた複数のはんだボー
ル6に、プローブ45の先端を押し当てて接触させる点
は図1の場合と同様である。複数のプローブ45はアル
ミナあるいはムライトなどのセラミック基板46のスル
ーホール内の厚膜導体47の面上に、ニッケル、ニッケ
ル−銅合金、ベリリウム−銅合金、タングステン、モリ
ブデン、チタン、クロム、タンタルあるいはニオブ等を
用いてめっき、蒸着、CVD若しくはスパッタリングな
どによる成膜方法により形成され、必要に応じて、該成
膜をエッチングして突起上に形成する。上記複数の導電
性プローブ45はその先端位置の全てが一平面上に揃う
よう研磨されてから、エッチングにより加工されるの
で、先端位置のバラツキは10μm以内に収められる。
プロ−ブ部の他の実施例の断面図である。検査対象であ
るチップ2の各電極3の表面に設けた複数のはんだボー
ル6に、プローブ45の先端を押し当てて接触させる点
は図1の場合と同様である。複数のプローブ45はアル
ミナあるいはムライトなどのセラミック基板46のスル
ーホール内の厚膜導体47の面上に、ニッケル、ニッケ
ル−銅合金、ベリリウム−銅合金、タングステン、モリ
ブデン、チタン、クロム、タンタルあるいはニオブ等を
用いてめっき、蒸着、CVD若しくはスパッタリングな
どによる成膜方法により形成され、必要に応じて、該成
膜をエッチングして突起上に形成する。上記複数の導電
性プローブ45はその先端位置の全てが一平面上に揃う
よう研磨されてから、エッチングにより加工されるの
で、先端位置のバラツキは10μm以内に収められる。
【0024】また、スルーホール厚膜47の上部の露出
面をニッケルめっきしてさらにその上に、金または錫ま
たははんだ等をめっきし、ハンダ付け性が良好なめっき
部48を形成する。各プロ−ブのめっき部48は、はん
だボール49により絶縁基板29を貫通する導電性線材
43の端部にはんだ接続される。絶縁基板29とセラミ
ック基板46とはスペーサ41を介して接続される。
面をニッケルめっきしてさらにその上に、金または錫ま
たははんだ等をめっきし、ハンダ付け性が良好なめっき
部48を形成する。各プロ−ブのめっき部48は、はん
だボール49により絶縁基板29を貫通する導電性線材
43の端部にはんだ接続される。絶縁基板29とセラミ
ック基板46とはスペーサ41を介して接続される。
【0025】次ぎに各プロ−ブ線材43の端部を絶縁基
板29に挿入、固定する本発明による各種の方法につい
て図4〜9を用いて説明する。大型計算機用LSI等に
おいては上記線材43の数は1000本を越える場合が
発生している。また、本発明により上記線材数は200
0〜3000本の域に達するものと考えられる。実際
上、このように数多くの線材を正しく迅速に絶縁基板2
9、その他に挿入して、固定することは並み大抵ではな
い。図4〜6は上記プロ−ブ線材43の端部を絶縁基板
29に挿入、固定する本発明の方法の部分断面図であ
る。
板29に挿入、固定する本発明による各種の方法につい
て図4〜9を用いて説明する。大型計算機用LSI等に
おいては上記線材43の数は1000本を越える場合が
発生している。また、本発明により上記線材数は200
0〜3000本の域に達するものと考えられる。実際
上、このように数多くの線材を正しく迅速に絶縁基板2
9、その他に挿入して、固定することは並み大抵ではな
い。図4〜6は上記プロ−ブ線材43の端部を絶縁基板
29に挿入、固定する本発明の方法の部分断面図であ
る。
【0026】図4において、銅、タングステン、ステン
レス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金等の材料によっ
て作られる各導電性線材43を絶縁基板29のスルーホ
ールに挿入し、その後絶縁性接着剤51で固着する。図
5は絶縁基板29のスルーホール端部にテ−パを設けた
場合であり、これにより各導電性線材43を案内して挿
入しやすくする効果が得られる。図6は、各導電性線材
43の先端部を絶縁基板29のスルーホールの内側に凹
ました場合であり、これにより図2におけるスプリング
プロ−ブ14の可動ピン44の先端部を案内して挿入し
やすくする効果が得られる。
レス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金等の材料によっ
て作られる各導電性線材43を絶縁基板29のスルーホ
ールに挿入し、その後絶縁性接着剤51で固着する。図
5は絶縁基板29のスルーホール端部にテ−パを設けた
場合であり、これにより各導電性線材43を案内して挿
入しやすくする効果が得られる。図6は、各導電性線材
43の先端部を絶縁基板29のスルーホールの内側に凹
ました場合であり、これにより図2におけるスプリング
プロ−ブ14の可動ピン44の先端部を案内して挿入し
やすくする効果が得られる。
【0027】上記図4〜6においては、3本の導電性線
材43が描かれている。左側の導電性線材43は既に説
明した信号線用である。中央の導電性線材43は電源配
線用であり、絶縁性被覆材34で被覆されて低インピー
ダンス化されている。また、右側の導電性線材43は接
地用であり、導電性材料36と接触している。
材43が描かれている。左側の導電性線材43は既に説
明した信号線用である。中央の導電性線材43は電源配
線用であり、絶縁性被覆材34で被覆されて低インピー
ダンス化されている。また、右側の導電性線材43は接
地用であり、導電性材料36と接触している。
【0028】図7〜11は導電性線材43の端部を絶縁
基板29に挿入、固定する本発明の他の方法の部分断面
図である。図7〜11においては準備作業として、導電
性線材43の端部に予め導電性チューブ56を挿入して
かしめ、あるいはレーザ溶接、スポット溶接、はんだ接
続等により固着しておくようにする。図7において、絶
縁基板29のスルーホールは上記導電性チューブ56と
嵌合し、絶縁基板29上部には導電性チューブ56のす
っぽ抜けを阻止する絶縁基板55が設けられている。し
たがって、導電性チューブ56を取付けた導電性線材4
3を下方から挿入すると、絶縁基板55がストッパとな
って導電性線材43を所定の位置に容易に固定すること
ができる。
基板29に挿入、固定する本発明の他の方法の部分断面
図である。図7〜11においては準備作業として、導電
性線材43の端部に予め導電性チューブ56を挿入して
かしめ、あるいはレーザ溶接、スポット溶接、はんだ接
続等により固着しておくようにする。図7において、絶
縁基板29のスルーホールは上記導電性チューブ56と
嵌合し、絶縁基板29上部には導電性チューブ56のす
っぽ抜けを阻止する絶縁基板55が設けられている。し
たがって、導電性チューブ56を取付けた導電性線材4
3を下方から挿入すると、絶縁基板55がストッパとな
って導電性線材43を所定の位置に容易に固定すること
ができる。
【0029】また、図8に示すように、絶縁基板55の
スルーホール端部にテ−パを設けると導電性線材43の
該スルーホールへの挿入を容易化することができる。な
お、図示の3本の導電性線材43は図4〜6の場合と同
様に左から順次、信号用、電源用、接地用になってい
る。図9の左側の線は同軸ケ−ブル18であり、同軸ケ
−ブルの芯線に導電性チューブ56が取付けられる。
スルーホール端部にテ−パを設けると導電性線材43の
該スルーホールへの挿入を容易化することができる。な
お、図示の3本の導電性線材43は図4〜6の場合と同
様に左から順次、信号用、電源用、接地用になってい
る。図9の左側の線は同軸ケ−ブル18であり、同軸ケ
−ブルの芯線に導電性チューブ56が取付けられる。
【0030】図10は図6と同様に各導電性線材43の
先端部を絶縁基板29のスルーホールの内側に凹ました
場合であり、これに伴って導電性チューブ56も短くな
っている。図11は導電性線材43の先端部に金属電極
58を取付けた導電性チュ−ブ56を固着した場合であ
り、予め金属電極58に金めっきを施すことにより、良
好な接触特性を確保することができる。
先端部を絶縁基板29のスルーホールの内側に凹ました
場合であり、これに伴って導電性チューブ56も短くな
っている。図11は導電性線材43の先端部に金属電極
58を取付けた導電性チュ−ブ56を固着した場合であ
り、予め金属電極58に金めっきを施すことにより、良
好な接触特性を確保することができる。
【0031】図12は上記本発明の半導体素子検査装置
をウェハプローバとして構成した例を示す図である。図
12において、試料台63上には、被検査物であるウェ
ハ1が載置され、昇降軸64を介して昇降駆動部65に
より駆動され、既に図2にて説明したプロ−ブ部の各ス
プリングプローブ14が対応する半導体ウェハ1表面の
複数の電極3に圧接される。なお、上記プロ−ブ部の配
線基板30は台66に取付けられている。
をウェハプローバとして構成した例を示す図である。図
12において、試料台63上には、被検査物であるウェ
ハ1が載置され、昇降軸64を介して昇降駆動部65に
より駆動され、既に図2にて説明したプロ−ブ部の各ス
プリングプローブ14が対応する半導体ウェハ1表面の
複数の電極3に圧接される。なお、上記プロ−ブ部の配
線基板30は台66に取付けられている。
【0032】昇降駆動部65はマイクロプロセッサ72
から制御バス71を介して送られる信号により制御さ
れ、テスタ69と連動して試料台63の上下方向の微動
調整等を行う。また、上記昇降駆動部65はX−Yステ
ージ67上に設置され、半導体ウェハ1の水平面内位置
決めを行い、また、図示しない回動機構により向きが制
御される。半導体ウェハ1の各電極は配線基板30の同
軸コネクタ25からケーブル68を介してテスタ69に
接続され、その間を各種の検査信号が送受されて半導体
ウェハ1に形成された複数の半導体素子の各々の動作特
性が順次テストされる。
から制御バス71を介して送られる信号により制御さ
れ、テスタ69と連動して試料台63の上下方向の微動
調整等を行う。また、上記昇降駆動部65はX−Yステ
ージ67上に設置され、半導体ウェハ1の水平面内位置
決めを行い、また、図示しない回動機構により向きが制
御される。半導体ウェハ1の各電極は配線基板30の同
軸コネクタ25からケーブル68を介してテスタ69に
接続され、その間を各種の検査信号が送受されて半導体
ウェハ1に形成された複数の半導体素子の各々の動作特
性が順次テストされる。
【0033】
【発明の効果】本発明により、半導体チップの各電極に
接続される線材の端部を上記電極ピッチに合わせて絶縁
基板により固定し、テスタに接続される配線基板の配線
ピッチにまで拡大するので、プロ−ブ部の配線ピッチを
狭めることができ、これにより、テスト数を例えば従来
の大型計算機用LSI等における1000本レベルから
2000〜3000本レベルに拡大することができる。
また、上記線材の端部を保持する絶縁基板のスル−ホ−
ルをNCにより加工すると、プローブ本数や、同ピッチ
等を個々の半導体チップの電極配置に合わせて迅速、容
易に設定/変更することができ、これにより設計、製造
期間を短縮することができる
接続される線材の端部を上記電極ピッチに合わせて絶縁
基板により固定し、テスタに接続される配線基板の配線
ピッチにまで拡大するので、プロ−ブ部の配線ピッチを
狭めることができ、これにより、テスト数を例えば従来
の大型計算機用LSI等における1000本レベルから
2000〜3000本レベルに拡大することができる。
また、上記線材の端部を保持する絶縁基板のスル−ホ−
ルをNCにより加工すると、プローブ本数や、同ピッチ
等を個々の半導体チップの電極配置に合わせて迅速、容
易に設定/変更することができ、これにより設計、製造
期間を短縮することができる
【0034】さらに、上記線材の導体を絶縁材により被
覆して導電性材料で覆って同軸ケーブルとして用いるの
で、従来装置における同軸ケーブル端部の絶縁基板スル
−ホ−ルへの取り付け作業や、フランジ付き電極を芯線
に固着したりする面倒な組立作業を省略することができ
る。
覆して導電性材料で覆って同軸ケーブルとして用いるの
で、従来装置における同軸ケーブル端部の絶縁基板スル
−ホ−ルへの取り付け作業や、フランジ付き電極を芯線
に固着したりする面倒な組立作業を省略することができ
る。
【0035】また、上記複数のプローブの先端部を上記
線材と一体化することにより、従来装置のスプリングプ
ロ−ブの全てを省略して、電極上にはんだボールを備え
た半導体チップをテストすることができ、さらに、プロ
−ブピッチを従来の0.45mmから0.2mm以下に
縮小できるので、これに対応した狭電極ピッチの半導体
素子の検査が可能となる。
線材と一体化することにより、従来装置のスプリングプ
ロ−ブの全てを省略して、電極上にはんだボールを備え
た半導体チップをテストすることができ、さらに、プロ
−ブピッチを従来の0.45mmから0.2mm以下に
縮小できるので、これに対応した狭電極ピッチの半導体
素子の検査が可能となる。
【0036】また、プロ−ブヘッダ部にスプリングプロ
ーブを設けることにより、上記はんだボールを備えた半
導体チップとこれを備えていない半導体チップの双方を
テストすることができる。
ーブを設けることにより、上記はんだボールを備えた半
導体チップとこれを備えていない半導体チップの双方を
テストすることができる。
【0037】また、各プローブ先端部を、絶縁基板のス
ル−ホ−ル内に厚膜導体を充填した後に、その上に成膜
技術により突起状先端部を形成することにより、多数の
プローブを一括して精度良く作ることができ、各プロ−
ブの先端位置のバラツキを10μm以内に収めることが
できる。
ル−ホ−ル内に厚膜導体を充填した後に、その上に成膜
技術により突起状先端部を形成することにより、多数の
プローブを一括して精度良く作ることができ、各プロ−
ブの先端位置のバラツキを10μm以内に収めることが
できる。
【0038】さらに、上記プローブユニットの配線部の
各線材端部に導電性チュ−ブを取り付け、これらを配線
部の絶縁基板の段差付きスル−ホ−ル内に嵌合させるこ
とにより、各線材の位置決めが容易になるので、組立調
整工数を短縮して装置を経済化することができる。
各線材端部に導電性チュ−ブを取り付け、これらを配線
部の絶縁基板の段差付きスル−ホ−ル内に嵌合させるこ
とにより、各線材の位置決めが容易になるので、組立調
整工数を短縮して装置を経済化することができる。
【図1】本発明による半導体素子検査装置のプロ−ブ部
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本発明による半導体素子検査装置のプローブ部
の他の断面図である。
の他の断面図である。
【図3】本発明による半導体素子検査装置のプローブ部
の他の断面図である。
の他の断面図である。
【図4】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定する
絶縁基板の部分断面図である。
絶縁基板の部分断面図である。
【図5】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定する
絶縁基板の他の部分断面図である。
絶縁基板の他の部分断面図である。
【図6】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定する
絶縁基板の他の部分断面図である。
絶縁基板の他の部分断面図である。
【図7】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定する
絶縁基板の他の部分断面図である。
絶縁基板の他の部分断面図である。
【図8】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定する
絶縁基板の他の部分断面図である。
絶縁基板の他の部分断面図である。
【図9】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定する
絶縁基板の他の部分断面図である。
絶縁基板の他の部分断面図である。
【図10】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定す
る絶縁基板の他の部分断面図である。
る絶縁基板の他の部分断面図である。
【図11】本発明によるプロ−ブ線材端部挿入、固定す
る絶縁基板の他の部分断面図である。
る絶縁基板の他の部分断面図である。
【図12】本発明の半導体素子検査装置をウェハプロー
バとして構成した図である。
バとして構成した図である。
【図13】ウエハとチップの斜視図である。
【図14】従来の検査用プローブの断面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】電極上にはんだボールを有する半導体素子の
斜視図である。
斜視図である。
【図17】図16の半導体素子の実装状態を示す斜視図
である。
である。
【図18】従来の検査装置の部分断面図である。
【図19】図18の検査装置用多層配線基板の部分断面
図である。
図である。
【図20】従来の半導体素子検査装置のプローブユニッ
ト部の部分断面図である。
ト部の部分断面図である。
【図21】図20のプローブ先端部の断面図である。
1 ウエハ 2 半導体素子(チップ) 3 電極 4 プローブカード 5 プローブ 6 はんだボール 7 配線基板 8 電極 9 信号用導体配線 10 電源導体層 11 多層配線基板 12 突起電極 13 熱源 14 スプリングプローブ 15 電極 16 シールド用の導電性基板 17 絶縁基板 18 同軸ケーブル 20 芯線保持用の絶縁基板 21 フランジ付き電極 22 導電性基板 23 シールド 24 はんだ 25 同軸コネクタ 28 導電性プローブ 29 絶縁基板 30 配線基板 31 電極 34 絶縁性の被覆材 35 絶縁性のチューブ 36 導電性材料 38 絶縁基板 39 可動ピン 40 絶縁基板 41 スペーサ 43 導電性線材 44 可動ピン 45 プローブ 46 セラミック基板 47 厚膜導体 48 めっき部 49 はんだボール 51 絶縁性接着剤 55 絶縁基板 56 導電性チューブ 58 金属電極 63 試料台 64 昇降軸 65 昇降駆動部 66 台 67 X−Yステージ 68 ケーブル 69 テスタ 71 制御バス 72 マイクロプロセッサ
Claims (16)
- 【請求項1】 半導体素子の複数の電極に複数のプロー
ブの先端部をそれぞれ接触して、該半導体素子と上記テ
スタ間の検査信号送受を行う半導体素子検査装置におい
て、上記複数のプローブの先端部を保持するプロ−ブユ
ニットと、プロ−ブユニットを保持してプロ−ブユニッ
トと上記テスタ間を電気的に接続する配線基板とを備
え、さらに、プロ−ブユニットは上記複数のプローブの
先端部を保持するプローブヘッダ部と、プローブヘッダ
部と上記配線基板間を線材により配線する配線部とを備
え、さらに、上記配線部の複数の線材の少なくとも一部
を絶縁被膜付き線材とし、さらに、上記配線部の複数の
線材の間隙部に導電性材料を充填するようにしたことを
特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記導電性材料を上
記テスタの接地電位に接続するようにしたことを特徴と
する半導体素子検査装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、上記配線部
の絶縁被膜付き線材の一部を上記テスタの電源電位に接
続し、他をテスト信号送信/受信端子に接続するように
したことを特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項4】 請求項3において、少なくとも上記テス
ト信号送信/受信端子に接続する絶縁被膜付き線材を絶
縁性チュ−ブに挿入するようにしたことを特徴とする半
導体素子検査装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
上記テスト信号送信/受信端子に接続する絶縁被膜付き
線材の少なくとも一部を同軸ケ−ブルとしたことを特徴
とする半導体素子検査装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
上記配線部の複数の線材を銅、タングステン、ステンレ
ス、銅−錫合金、ベリリウム−銅合金のいずれかにより
形成したことを特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
上記配線部の絶縁被膜付き線材の絶縁被膜材料をポリテ
トラフルオロエチレン、またはポリパラキシレン、また
はポリイミド、またはエナメルとしたことを特徴とする
半導体素子検査装置。 - 【請求項8】 請求項4において、上記絶縁性チュ−ブ
をポリイミド、またはポリテトラフルオロエチレンにて
形成したことを特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
上記プロ−ブユニットの配線部は上記線材を絶縁基板の
複数のスル−ホ−ル内に各個に保持するようにしたこと
を特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項10】 請求項9において、上記プロ−ブユニ
ットの配線部の線材を保持する絶縁基板を快削性セラミ
ックス、アクリル、ポリイミド、エンジニアリングプラ
スチック、感光性ガラスのいずれかにより形成したこと
を特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかにおい
て、上記複数のプローブの先端部と上記配線部の線材を
一体に形成したことを特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項12】 請求項1ないし10のいずれかにおい
て、上記プロ−ブヘッダ部を少なくともプローブ用チュ
ーブの両端部からばね力により摺動自在に外方に押しだ
される2個の可動ピンを備えたスプリングプローブの複
数と上記複数のスプリングプローブを各個に保持する絶
縁基板とにより構成し、上記スプリングプローブの可動
ピンの一方を上記プロ−ブユニットの配線部が保持する
線材端に各個に接続するようにしたことを特徴とする半
導体素子検査装置。 - 【請求項13】 請求項1ないし10のいずれかにおい
て、上記プローブヘッダ部を上記プローブの先端部を各
個に保持する絶縁基板により構成し、上記絶縁基板が保
持する各プローブの端部を上記プロ−ブユニットの配線
部の端部にはんだ付けするようにしたことを特徴とする
半導体素子検査装置。 - 【請求項14】 請求項13において、上記プローブヘ
ッダ部の絶縁基板が保持するプローブ先端部のそれぞれ
を、上記絶縁基板のスル−ホ−ル内に充填した導体部
と、上記導体部の先端上にメッキ、蒸着、CVD、スパ
ッタリング等の方法により成膜し、これを必要に応じて
エッチングして形成した突起部とにより形成するように
したことを特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかにおい
て、上記プローブユニットの配線部の各線材に取り付け
た導電性チュ−ブと、上記プローブユニットの配線部の
絶縁基板に設けた複数の段差付きスル−ホ−ルとを備
え、上記段差付きスル−ホ−ルに上記線材の導電性チュ
−ブ部を各個に挿入して上記線材の位置決めを行うよう
にしたことを特徴とする半導体素子検査装置。 - 【請求項16】 請求項12において、上記プローブユ
ニットの配線部の各線材端部に取り付けた導電性チュ−
ブと、上記プローブユニットの配線部の絶縁基板に設け
た複数の段差付きスル−ホ−ルを備え、上記段差付きス
ル−ホ−ル内に上記線材の導電性チュ−ブを各個に挿入
して上記線材の位置決めを行い、さらに、上記各線材端
部と導電性チュ−ブの端部を上記段差付きスル−ホ−ル
の内部に納まるようにして、上記段差付きスル−ホ−ル
端部に凹部を設け、上記凹部に上記スプリングプローブ
の可動ピンの一方を案内するようにしたことを特徴とす
る半導体素子検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239477A JPH0580124A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 半導体素子検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239477A JPH0580124A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 半導体素子検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580124A true JPH0580124A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17045358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3239477A Pending JPH0580124A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 半導体素子検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0580124A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-09-19 JP JP3239477A patent/JPH0580124A/ja active Pending
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