JPH057947U - 排気系装着センサの取付装置 - Google Patents

排気系装着センサの取付装置

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Publication number
JPH057947U
JPH057947U JP5282891U JP5282891U JPH057947U JP H057947 U JPH057947 U JP H057947U JP 5282891 U JP5282891 U JP 5282891U JP 5282891 U JP5282891 U JP 5282891U JP H057947 U JPH057947 U JP H057947U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
sensor
mounting flange
exhaust system
fixing nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP5282891U
Other languages
English (en)
Inventor
正光 高橋
宏 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication of JPH057947U publication Critical patent/JPH057947U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気系に装着されるセンサの取付装置におい
て、コスト及び重量の増大を抑制しながら弛みの発生を
防止する。 【構成】 排気温センサ1に取付フランジ3を固着する
とともにこの取付フランジ3に係合可能な固定ナット4
を回転自在に装着し、センサ1を装着する触媒本体2
に、センサ挿通孔6と取付フランジ3の係合段面7と固
定ナット4が螺合する雌ねじ8とを形成した取付ボス5
を設け、取付フランジ3を、熱膨張率が固定ナット4と
取付ボス5より大きい部材にて構成し、エンジン作動時
に排気系が高温となったときに取付フランジを3固定ナ
ット4と取付ボス5よりも熱膨張させ、取付フランジ3
に対する締め付け力を増大させ、弛み防止効果を発揮す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用エンジンなどの排気系に装着されるセンサの取付装置に関 し、特に加熱、冷却の繰り返しと振動による弛みの防止を図ったセンサ取付装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば排気温センサは、触媒本体に設けられた取付ボスに挿通し、セン サに設けた取付フランジを取付ボスに設けた係合段面に係合させ、取付ボスに螺 合させた固定ナットと係合段面の間で取付フランジを挟圧固定して取付けられて いる。これら取付ボス、取付フランジ、固定ナットは、一般構造用圧延鋼材や機 械構造用低炭素鋼(例えば、SS41やS10C等)が用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、排気系はエンジンの作動時には高温に加熱され、停止時には室 温まで低下するため、加熱、冷却を繰り返し受け、又走行時に振動を受けるため 、取付ボスと固定ナットと取付フランジの間の温度のばらつきによる熱膨張差と 振動の相互作用の繰り返しにより弛みが発生するという問題があった。
【0004】 このような問題点を解消するため、固定ナットの締め付けトルクを、例えば3 kgfmから4.5〜5kgfm程度に高めたが、効果的に弛み防止を図ることはできな かった。
【0005】 また、通常の弛み止め手段であるダブルナットやスプリングワッシャの利用も 考えられるが、ダブルナットは部品点数が増加して、コストアップ及び重量アッ プを来すという問題があり、スプリングワッシャは塑性変形により効果が低減し 、信頼性の高い効果が期待できないという問題があった。
【0006】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、コスト及び重量の増大を抑制しながら弛 みの発生を防止した排気系に装着されるセンサの取付装置を提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、排気系に装着されるセンサに取付フランジを固着するとともにこの 取付フランジに係合可能な固定ナットを回転自在に装着し、排気系のセンサ装着 部に、センサ挿通孔と取付フランジの係合段面と固定ナットが螺合する雌ねじと を形成した取付ボスを設けた排気系センサの取付装置において、取付フランジを 、熱膨張率が固定ナットと取付ボスより大きい部材にて構成したことを特徴とす る。
【0008】
【作用】
本考案によれば、エンジン作動時に排気系が高温となったときに取付フランジ が固定ナットと取付ボスよりも熱膨張することによって取付フランジに対する締 め付け力が増大し、振動が作用するような場合でも信頼性の高い弛み止め効果が 発揮される。また、部品点数の増加による重量及びコストのアップはなく、また 熱膨張率の高い材料としては高価な特殊鋼を用いることになるが、取付フランジ は、取付ボスや固定ナットに比して小さい部材で構成できるのでコストアップも 少なくて済む。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1、図2を参照して説明する。
【0010】 図1において、1は排気浄化用の触媒本体2に装着される排気温センサであり 、図2に詳細に示すように、先端が閉鎖されたSUS304製の管から成る保護 金属管11内に温度検出用のヒューズ線12と引き出し用の芯線13が挿入配置 されている。14は耐熱充填剤である。保護金属管11の基部11aは鋼管から 成る継手管15にかしめ15aにて接続されており、またシール材16にて芯線 13を引き出した状態で密封されている。
【0011】 排気温センサ1の保護金属管11の中間部には、SUS309から成る取付フ ランジ3が外嵌され、かしめ3aにて固着されている。また、金属保護管11の 外周には、この取付フランジ3に一端4aが係合可能な固定ナット4が回転自在 に装着されている。固定ナット4の他端部には大径でかつ外周面が多角形状に形 成された締付け操作部4bが設けられている。この固定ナット4は、耐熱鋼にて 構成されている。
【0012】 図1に戻って、触媒本体2の排気温センサ1の装着部には溶接にて取付ボス5 が固着されている。この取付ボス5は、排気温センサ1の先端部の検出部1aを 挿通するセンサ挿通孔6と取付フランジ3が係合する係合段面7と固定ナット4 が螺合する雌ねじ8が形成されている。この取付ボス5はSUS430にて構成 されている。
【0013】 以上の構成において、触媒本体2に排気温センサ1を取付ける際には、取付ボ ス5に排気温センサ1を挿入し、先端部の検出部1aをセンサ挿通孔6から突出 させて取付フランジ3を係合段面7に係合させ、固定ナット4を雌ねじ8に螺合 し、5kgfm程度の締付トルクにて締付けて固定する。
【0014】 この取付状態で、取付フランジ3はSUS309にて構成され、その熱膨張係 数が17〜18×10-6であり、固定ナット4は耐熱鋼から成り、その熱膨張係 数が14×10-6程度であり、取付ボス5はSUS430から成り、その熱膨張 係数が10〜11×10-6であるため、エンジン作動時に排気系が高温となった ときには、取付フランジ3が固定ナット4及び取付ボス5よりも熱膨張し、また 固定ナット4が取付ボス5よりも熱膨張して、取付フランジ3に対する締め付け 力が増大するため、振動が作用するような場合でも信頼性の高い弛み止め効果が 発揮される。
【0015】 また、部品点数は従来のままで増加しないため、重量及びコストのアップはな い。また取付フランジ3を構成するSUS309はクロームやニッケルの添加量 が多いためにそれだけ高価であるが、取付フランジ3は、取付ボス5や固定ナッ ト4に比して小さい部材で構成できるのでコストアップが少なくて済む。
【0016】 尚、上記実施例では固定ナット4の熱膨張係数を取付フランジ3と取付ボス5 の中間に設定したが、多少弛み防止効果は低下するが固定ナット4と取付ボス5 の熱膨張係数を同等に設定してもよい。
【0017】 又、上記実施例では、排気系に装着されるセンサとして、触媒本体に装着され る排気温センサの例を示したが、排気ガス中のO2 濃度を検出するセンサ等の取 付装置にも同様に適用できることは詳しく説明するまでもない。
【0018】
【考案の効果】
本考案の排気系装着センサの取付装置によれば、エンジン作動時に排気系が高 温となったときに取付フランジが固定ナットと取付ボスよりも熱膨張することに よって取付フランジに対する締め付け力が増大し、振動が作用するような場合で も信頼性の高い弛み止め効果が発揮される。また、部品点数の増加による重量及 びコストのアップはなく、また熱膨張率の高い材料としては高価な特殊鋼を用い ることになるが、取付フランジは、取付ボスや固定ナットに比して小さい部材で 構成できるのでコストアップも少なくて済む等の効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の排気温センサの取付状態を
示す断面図である。
【図2】排気温センサの部分断面正面図である。
【符号の説明】
1 排気温センサ 2 触媒本体 3 取付フランジ 4 固定ナット 5 取付ボス 6 センサ挿通穴 7 係合段面 8 雌ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01K 7/22 D 7267−2F

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 排気系に装着されるセンサに取付フラン
    ジを固着するとともにこの取付フランジに係合可能な固
    定ナットを回転自在に装着し、排気系のセンサ装着部
    に、センサ挿通孔と取付フランジの係合段面と固定ナッ
    トが螺合する雌ねじとを形成した取付ボスを設けた排気
    系センサの取付装置において、取付フランジを、熱膨張
    率が固定ナットと取付ボスより大きい部材にて構成した
    ことを特徴とする排気系装着センサの取付装置。
JP5282891U 1991-07-09 1991-07-09 排気系装着センサの取付装置 Pending JPH057947U (ja)

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JPH057947U true JPH057947U (ja) 1993-02-02

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ID=12925713

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