JPH1078135A - シール構造 - Google Patents

シール構造

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Publication number
JPH1078135A
JPH1078135A JP25381996A JP25381996A JPH1078135A JP H1078135 A JPH1078135 A JP H1078135A JP 25381996 A JP25381996 A JP 25381996A JP 25381996 A JP25381996 A JP 25381996A JP H1078135 A JPH1078135 A JP H1078135A
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
injector
metal
metallic
seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP25381996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takasada Mitsui
孝禎 三ツ井
Takahiro Kariya
隆広 假屋
Hideki Hiraki
秀樹 平木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP25381996A priority Critical patent/JPH1078135A/ja
Publication of JPH1078135A publication Critical patent/JPH1078135A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/14Arrangements of injectors with respect to engines; Mounting of injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/85Mounting of fuel injection apparatus
    • F02M2200/858Mounting of fuel injection apparatus sealing arrangements between injector and engine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被シール環境に圧力変動が生じたり、シール
部間隔が拡開したりしても、シール性が低下することの
ないシール構造を提供すること 【解決手段】 例えば自動車用の筒内直噴エンジンにお
ける、インジェクターとエンジンブロックとの間のシー
ル構造に関する。1はインジェクター、11は燃料噴射
用のノズル、2はエンジンブロックを示しており、イン
ジェクター1とエンジンブロック2との間のシール部S
に、メタルCリング3を組み込み、インジェクター1を
メタルCリング3に所定の締め付け力が加わるように
し、リング3の横断面における内部側を圧縮応力支配と
して取り付けてなる。これにより、メタルCリング3の
応力腐食割れが生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、開口溝を有する横
断面C形の金属材料からなるリング(以下メタルCリン
グという)を用いたシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用の筒内直噴エンジンにお
いては、燃料を霧状に噴射するノズルをエンジンルーム
内に臨ませて、燃料噴射装置(以下インジェクターとい
う)がエンジンブロックに取り付けられる。当然前記イ
ンジェクターとエンジンブロックとの間のシールが必要
になるのであるが、従来は図3に示すようにシール部に
はコルゲート型のガスケット30が用いられていた。
【0003】即ち同図において、1はインジェクター、
11は燃料噴射用のノズル、2はエンジンブロックを示
しており、インジェクター1とエンジンブロック2との
間のシール部Sに、断面がコルゲート状のガスケット3
0を組み込み、インジェクター1をガスケット30に所
定の締め付け力が加わるように取り付けてなるシール構
造が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のシール構造では次のような不都合があった。 被シール環境であるエンジンルーム内の圧力(図中の
矢印は圧力が加わる方向を表示)が増加すると、ガスケ
ット30が断面コルゲート型即ちS字型を呈しているの
で、シール面C1,C2のいずれかが圧力で浮いてしま
い、シール性が低下する。 ガスケット30に適当な締め付け力を与えてシール効
果を得るのであるが、この力によりシール面C1,C2
が塑性変形(シール面が平坦化する)して実効シール幅
が大きくなり、単位面積当たりの面圧が低くなってシー
ル性が悪化し易い。 高圧によりシール部Sが図面上下方向に拡張すること
があるが、この場合ガスケット30の復元量、即ちイン
ジェクター1による締め付け力を解放したときのガスケ
ット高さの復帰量が元々小さい構造なので、シール部S
のタテ方向間隔拡張に対する追随性が悪く、このような
場合シール性が低下する。
【0005】本発明は上記問題点を解消すべくなされた
もので、被シール環境に圧力変動が生じたり、シール部
間隔が拡開したりしても、シール性が低下することのな
いシール構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のシール構造は、
開口溝を有する横断面C形の金属材料からなるリングを
用い、前記金属材料に対して腐食性雰囲気にある被シー
ル環境を密封するためのシール構造であって、前記被シ
ール環境側にリングの開口溝を配向させると共に、前記
リングの横断面における内部側を圧縮応力支配としてシ
ール部に当該リングを組み込んだことを特徴とするもの
である。
【0007】
【発明の最良の実施形態】図1は、本発明のシール構造
を自動車の筒内直噴エンジンにおけるインジェクター1
のエンジンブロック2への取り付け部へ適用した例を示
している。前述した図3に示した従来例と相違する点
は、インジェクター1とエンジンブロック2との間のシ
ール部Sに、メタルCリング3を組み込んだ点である。
【0008】このメタルCリング3は、その内周側に開
口溝3aを有する横断面C形を呈している。該メタルC
リング3は種々の金属材料で構成することができるが、
一般的には耐熱性、耐食性およびバネ性に優れる金属を
用いることが望ましく、例えばステンレス鋼やインコネ
ル等を用いることができ、必要に応じて表面に銀メッキ
や錫メッキを施してもよい。
【0009】ここでメタルCリングとしては、例えば外
径が15〜17mm程度、リング高さが1.5〜2.0mm
程度、肉厚が0.2〜0.5mm程度ののものを用いるこ
とができる。メタルCリング3の組み付けにあたって
は、インジェクター1の固定位置を調整するなどして、
メタルCリング3に図中上下方向に軽い締め付け力を加
え、メタルCリングの内部側が圧縮応力支配となるよう
にする。
【0010】このようにメタルCリング3を組み込むこ
とで、図2に示すようにリング3の横断面における内部
側300、即ち腐食性雰囲気に晒される部分には圧縮応
力が加わり、逆に外部側301には引っ張り応力が加わ
ることになる。特に内部側の中心部分300aには大き
な圧縮応力が加わり、その反対部分301aには大きな
引っ張り応力が加わる。そしてリング3の開口溝3a
は、被シール環境であるエンジンルーム側に配向するこ
ととなる。
【0011】
【発明の作用・効果】上記したシール構造によれば、先
ず従来のコルゲート型ガスケットに代えてメタルCリン
グを採用したことで、次のような作用効果を奏する。 被シール環境であるエンジンルーム内の圧力(図中の
矢印は圧力が加わる方向を表示)が増加しても、この圧
力がメタルCリング3ではシール面C1,C2の面圧を
高める方向に作用するため、シール性が低下することは
ない。したがって、エンジンルーム内で圧力変動が生じ
る場合でもシール性に優れる。
【0012】メタルCリング3にインジェクター1で
締め付け力を加えた場合、開口溝3aの幅が縮小する方
向にある程度力が逃げ、リング3の特定のポイントに圧
潰荷重がかかることはない。従ってシール面C1,C2
が平坦化するような塑性変形は発生しにくく、シール幅
が過大とならずシール面の単位面積当たりの面圧を高く
でき、高圧力下、圧力変動下でもシール性が良好であ
る。
【0013】エンジンルーム内が高圧になり、シール
部Sが図面上下方向に拡張が生じた場合でも、メタルC
リング3は前記締め付け力に伴うバネ力を保有してお
り、元のリング高さまで復元しようとする力を本来的に
備えていることから、シール性は低下しない。即ちリン
グ高さの復帰量が元々大きい構造なので、シール部Sの
タテ方向間隔拡張に対する追随性に優れ、このような場
合でもシール性が良好である。
【0014】さらに、リング3の開口溝3aを、被シー
ル環境であるエンジンルーム側に配向させることで、次
のような作用・効果をも奏するのである。
【0015】応力が加わった状態にある金属材料が特定
の雰囲気の環境下に置かれると、応力と電気化学腐食の
相互作用により応力腐食割れが生ずることがある。メタ
ルCリング3の構成材として好適であると前述したステ
ンレスの場合、ガソリンが噴霧されるエンジンルーム内
の雰囲気は弱いながらも腐食性雰囲気に該当し、メタル
Cリング3に応力腐食割れが生じる可能性がある。特に
大きな引っ張り応力が加わる中心部分301aは、応力
腐食割れが生じる可能性が高くなる。
【0016】しかしながら、本発明者らは応力が圧縮応
力である場合は応力腐食割れが生じ難い点に着目した。
そして、メタルCリング3の開口溝3aをエンジンルー
ム側に配向させることで、圧縮応力支配にあるリング3
の内部側300を腐食性雰囲気に接触させるようにし、
これによりメタルCリング3に応力腐食割れが生じ難く
なるものである。
【0017】
【発明の他の実施形態】本発明のシール構造は他の各種
用途に適用可能であり、例えば、シール材に対して腐食
性である流体を扱う各種配管、容器やプラント関連装
置、また高温(ゴム・樹脂の耐熱温度以上)でのシール
構造などに用いることができる。しかし、前述した筒内
直噴エンジンにおけるインジェクターの取り付け部のよ
うに、高い圧力で圧力変動が激しく、シール部の拡張
(いわゆるフランジの開き)現象が生ずる、内燃機関の
エンジンルーム内を被シール対象とするのが、本発明の
効果を有効に発揮できるので好適である。
【0018】メタルCリング3の開口溝3aは、前述の
実施例ではリングの内周側に設けた例を示しているが、
この溝の方向は用途や使用条件により適宜決定すること
ができる。例えば固定フランジの外圧用の場合は、開口
溝はリングの外周側に設けられ、また固定軸用の場合
は、リングの側面に設けられる。いずれの場合でも、開
口溝を被シール環境側に配向させると共に、該リングの
横断面における内部側を圧縮応力支配としてシール部に
当該リングが組み込まれる。
【0019】メタルCリングの内部側を圧縮応力支配と
するには、一般的にはリングに適宜な締め付け力(押圧
力)を与えることで達成できる。この締め付け力が弱す
ぎると、前述の応力腐食割れへの対抗力が顕著でなくな
るほか、急激な圧力変動等によりシール面が変動し易く
シール性が不安定である等の不都合があり、一方締め付
け力が強すぎると、リングの復元性が損なわれるほか、
締め付け時の極端なシール面の移動やフランジへのダメ
ージ等の不都合がある。
【0020】従って締め付け力は、メタルCリングの材
質やサイズ等に応じた適宜な力とする必要があり、例え
ば、メタルCリングが前述のサイズ、即ち外径が15〜
17mm程度、リング高さが1.5〜2.0mm程度、肉厚
が0.2〜0.5mm程度のステンレス鋼製の場合は、締
め付け力は40〜120kgf/cm2 、好ましくは50〜8
0kgf/cm2 程度とするのが適当である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール構造の一例を示す断面図であ
る。
【図2】メタルCリングの応力状態を説明するための断
面図である。
【図3】従来のシール構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インジェクター 2 エンジンブロック 3 メタルCリング 3a メタルCリングの開口溝 S シール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口溝を有する横断面C形の金属材料か
    らなるリングを用い、前記金属材料に対して腐食性雰囲
    気にある被シール環境を密封するためのシール構造であ
    って、 前記被シール環境側にリングの開口溝を配向させると共
    に、前記リングの横断面における内部側を圧縮応力支配
    としてシール部に当該リングを組み込んだことを特徴と
    するシール構造。
  2. 【請求項2】 開口溝がリングの内周側に位置している
    ことを特徴とする請求項1記載のシール構造。
  3. 【請求項3】 被シール環境が内燃機関のエンジンルー
    ム内であり、シール部がエンジンルーム内への燃料噴射
    装置の取付部であることを特徴とする請求項1記載のシ
    ール構造。
JP25381996A 1996-09-03 1996-09-03 シール構造 Pending JPH1078135A (ja)

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JP25381996A JPH1078135A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 シール構造

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JP25381996A JPH1078135A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 シール構造

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JP25381996A Pending JPH1078135A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 シール構造

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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