JPH0579216A - ターン・テーブル式立体駐車装置 - Google Patents

ターン・テーブル式立体駐車装置

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Publication number
JPH0579216A
JPH0579216A JP31025791A JP31025791A JPH0579216A JP H0579216 A JPH0579216 A JP H0579216A JP 31025791 A JP31025791 A JP 31025791A JP 31025791 A JP31025791 A JP 31025791A JP H0579216 A JPH0579216 A JP H0579216A
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JP
Japan
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parking
turntable
elevator
car
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP31025791A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Rikitake
修三 力武
Mitsuru Yokoyama
満 横山
Reinzu Rairu
レインズ ライル
Dabuyuriyuu Shiiuetsuku Reimondo
ダヴユリユー. シーウエツク レイモンド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKITAKE KENCHIKU SEKKEI JIMUS
RIKITAKE KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
Original Assignee
RIKITAKE KENCHIKU SEKKEI JIMUS
RIKITAKE KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by RIKITAKE KENCHIKU SEKKEI JIMUS, RIKITAKE KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK filed Critical RIKITAKE KENCHIKU SEKKEI JIMUS
Priority to JP31025791A priority Critical patent/JPH0579216A/ja
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 独立回動する複数の駐車用階層とその外周に
独立昇降する複数のエレベーターを併設することで自動
車の入出庫所要時間を短縮し、同時に土地の高度利用お
よび駐車用床の高効率使用を可能とする。 【構成】 独立して左右自在に回動する機能を待つター
ン・テーブル6を駐車場とし、複数階層架設し、ターン
・テーブル6の床上に放射状に駐車区画23を配し、各
駐車区画23の間に発生した多角形状のスペースにも駐
車区画23を配し、ターン・テーブル6の外周に付設し
た複数のエレベーター17によりエレベーターの基数と
同じ数の自動車の搬出搬入及び駐車を同時に行えること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は独立して回動自在なター
ン・テーブルを駐車場としたもので、ターン・テーブル
の中心より放射状に駐車区画を設け、これを複数階層重
ね、駐車用構造物とし、ターン・テーブルの外周に自動
車搬入搬出用の単数または複数の高速エレベーターを付
設した構成を基本とし、外周より自動車を迅速に且つ効
率的に駐車できるターン・テーブル式立体駐車装置であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来では各階層の駐車区画を放射状に配
し、空間の有効利用出来る駐車装置として特開平2−3
08076及び特開平2−296973に掲載されたよ
うな構造をしていたが、これらはいずれも駐車場構造物
の中央部分にエレベーターを付設したもので次の様な欠
点がある。
【0003】自動車の搬入搬出所要時間に関する欠点
は、駐車場構造物の中央部分にただ1基の自動車搬入搬
出用のエレベーターを付設した構造で、常に1台の自動
車しか搬入または搬出のために搬送移動できない。従っ
て駐車構造物の階層が増加すればする程、又駐車台数が
増大すればする程、自動車の搬入搬出所要時間は相乗的
に遅延し必然的に運転効率が低下することである。
【0004】駐車用床の利用効率に関する欠点は、搬入
搬出用エレベーターを駐車場中央部分に付設し、自動車
をそのエレベーターを中心に放射状に駐車し中心に向か
って搬入搬出するので、隣り合った自動車のフロント・
バンパーもしくはリア・バンパー同士が接近して駐車す
ることになり自動車と自動車の間毎にその中心より外周
方向に多角形状のデッド・スペースを多く発生させ駐車
場の床の利用効率が低く、 このような方式の1駐車用
階層当りの駐車可能台数は本発明のターン・テーブル式
立体駐車装置の3分の2に過ぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年我国の自動車保有
台数は爆発的に増大し、大都市のみならず全国の地方都
市に於ても路上駐車が大きな社会問題となっており、官
公庁学校を始め一般商業建物はもとよりスポーツ施設レ
ジャー施設を含め駐車場の絶対数の不足を来している。
そのため限られた面積を最大限に活かすべく様々な型式
の駐車装置が考案され、また駐車装置の大型化にともな
い自動車の搬入搬出所要時間は著しい遅延を来し周辺道
路の渋滞および排気ガス等の新しい問題を惹起してい
る。
【0006】本発明は限られた駐車区城のデッド・スペ
ースを無くし多数の自動車を効率的に配置し駐車し、自
動車の搬入搬出及び駐車を自動的に安全に且つ短時間に
行うことを課題としたターン・テーブル式立体駐車装置
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため独立して左右自在に回動する機能を持つターン
・テーブルを駐車場とし、中央構造物および外周構造物
を配し双方を放射線状に大梁で結び一体化構造物とし、
中央構造物と外周構造物の間に上記ターン・テーブルを
複数階層架設し、ターン・テーブルの外周より自動車の
搬入搬出を行うため外周構造物に付帯して単基又は複数
基のエレベーターを付設し、各エレベーターにそれぞれ
自動車搬送台車を搭載し、各ターン・テーブルの床上に
放射状に駐車区画を配しそれぞれ自動車格納用台板を設
置し、各駐車区画の間に発生する多角形状のスペースに
も駐車区画を配しそれぞれ自動車格納用台板を設置し、
従来のデッド・スペースを駐車区画に利用し床の使用効
率を高める。
【0008】各エレベーターの操作装置はそれぞれ中央
制御装置を通じてそれ自体の制御装置及び駆動装置に連
結し、同様に各エレベーターの操作装置は中央制御装置
を通じ各階層のターン・テーブルの制御装置及び駆動装
置に連結され連動し、中央制御装置から指令を受けた各
階層のターン・テーブルはそれぞれ独立して左右自在に
回動し、それぞれ指定された駐車区画をエレベーターの
到着に優先し、エレベーターの所定停止位置の前に待機
させ、付設エレベーターの基数と同じ数の自動車を同時
に搬入搬出及び駐車せしめる機能を有し、その所要時間
を大幅に短縮するターン・テーブル式立体駐車場であ
る。
【0009】
【作 用】本発明は自動制御により空の駐車区画を指定
し次の様に自動車を搬入及び格納駐車する。ターン・テ
ーブルの外周に付設したエレベーターは自動車格納用台
板を乗せて上下できる昇降機構を内蔵した自動車搬送台
車を搭載し、自動車乗入れ口に移動し自動車搬送用台車
上の自動車格納用台板上面と入庫自動車の進入路の路面
の双方が同一面になる位置に停止し、運転者は入庫自動
車を乗入れ口よりエレーベーター内の自動車格納用台板
に設けたタイヤ・ストッパーに至るまで進行させサイド
・ブレーキを操作して降車し待避する。
【0010】自動車搬送台車の昇降機構により自動車が
乗った台板は自動的にわずかに上昇し、自動車格納用台
板の上昇機能に連動するタイヤ・ストッパーがタイヤを
固定し、制御装置がタイヤの固定を確認し、エレベータ
ーは指定階層へ移動する。
【0011】指定された空の駐車区画を保有するターン
・テーブルはターン・テーブルの外周縁に固着した湾曲
ラックと歯合したピニオン・ギア付き減速機モーターを
駆動し、指定した空の駐車区画を移動してくるエレベー
ターの停止位置まで回動して待機し、エレベーターが指
定階に停止するとエレベーター搭載の自動車を乗せた自
動車搬送台車は自動車搬送台車の中心下の床とターン・
テーブルの駐車区画中心の床を結ぶ直線上に敷設された
2本のレールの上をエレベーターよりターン・テーブル
上の指定した駐車区画へと進行する。
【0012】駐車区画の所定駐車位置の四隅に短管によ
る支柱をターン・テーブルの床より垂直に突設し、駐車
区画に到着した自動車搬送台車は昇降機構を駆動し自動
車を乗せた自動車格納用台板を下降させ支柱に固定し駐
車を完了し、自動車搬送台車は再びエレベーターに移動
し次の自動車の搬入搬出及び駐車に備え待機する。
【0013】自動車の搬出は搬入の逆作動によって行な
い、付設エレベーターの基数と同じ数の自動車を同時に
搬入搬出及び駐車せしめる機能を有し、その所要時間の
大幅な短縮を可能にするターン・テーブル式立体駐車場
である。
【0014】
【実施例】以下に本発明に係わる高効率の実施例を図面
により詳細に説明する。
【0015】実施例−1 図1は構造物の概要を示す平面図と一部を破断した側面
図である。中央構造物として主柱1を中心に地上より垂
直に建て支柱2を外周構造物とし、双方を放射線状に複
数の大梁4で結び一体化構造物とした多階層構造物で、
本実施例では駐車階層を3層4階とし、付設エレベータ
ーを4基とした。
【0016】図2は中央構造物の部分Aの一部を断面と
した拡大詳細図である。主柱1に突設した内周レール5
にドーナツ形をしたターン・テーブル6の床下にピン7
により持着した内周車輪8を放射状に複数乗せた状態で
ターン・テーブル6の内周部分が架設されている。内周
ローラー9はピン10により挿着されターン・テーブル
6が滑らかに回動するように複数配設されている。
【0017】図3はターン・テーブル6の保持機構およ
び回動機構を示す。保持機構として外周構造物の支柱2
にボルト16により固着された外周ローラー・ブラケッ
ト82のピン11に挿着した外周ローラー12を放射状
に複数配設し架設し、それら外周ローラー12上にター
ン・テーブル6を架設する。
【0018】ターン・テーブル6の回動機構としてター
ン・テーブル6の外周側面に曲縁をなした湾曲ラック1
3を固着し、これと歯合したピニオンギア14を挿着し
た減速機付きモーター15を支柱3にボルト16により
固着し、各階層の四方に配設し、減速機付きモーター1
5の駆動によりターン・テーブル6を左右自在に回動さ
せる。上記ターン・テーブル6及び回動機構を4階層重
ね、第1図に戻る。
【0019】本実施例では外周構造物に4基のエレベー
ター17を付設し、エレベーター17用ウインチ18を
4機配設し、エレベーターはエレベーター入口19より
入庫のため進入した自動車20をエレベーター17に搭
載した自動車搬送台車21上に乗せた自動車格納用台板
22上に収容し指定された駐車区画23を保有するター
ン・テーブル6の階層へ移動する。
【0020】自動車を乗せたエレベーター17が移動
中、指定された駐車区画23を保有するターン・テーブ
ル6は該駐車区画を移動してくるエレベーター17の停
止位置へ回動し停止し待機する。
【0021】エレベーター17が指定階に停止すると自
動車を乗せた自動車搬送台車21はターン・テーブル6
の駐車区画23へと進行し、自動車20を乗せた自動車
格納用台板22を所定位置に固定し駐車を完了し、自動
車搬送台車21はエレベーター17内へ後退し待機す
る。
【0022】中央制御及び操作室24内に配設した制御
及び操作装置を自動または手動操作し任意に自動車の搬
入搬出及び駐車作動を行う。
【0023】図4はエレベーター17がターン・テーブ
ル6上の指定された駐車区画23の前方に於て双方の床
面を同一平面とした位置で停止し自動車搬送台車21が
進行しようとする図である。エレベーター17の床上に
左右2本のレール25aを敷設し、その延長線上のター
ン・テーブル6床上に自動車駐車区画23に連なるレー
ル25bを敷設し、その両レールを連結させるためエレ
ベーター17床上のターン・テーブル6直近にエレベー
ター17側へ折りこみ収納する左右一対の屈折レール2
6を枢着し、これをレール25aとレール25bの間に
接続させ各レールを一直線に連結し、自動車搬送台車2
1をエレベーター17より駐車区画23へと進行させ
る。
【0024】自動車搬送台車21の台車フレーム27に
2本の車軸28を軸架し、各々中程にスプロケット29
を貫入し、その両端に車輪30a及び車輪30bを貫装
しレール25a上に搭載し、走行機構として減速機付き
モーター31を内設し、その出力軸に2列スプロケット
32を嵌入しスプロケット29と2列スプロケット32
をチェーン33により巻架し、減速機付きモーター31
の駆動により自動車搬送台車21は前進および後退を行
う。
【0025】台車フレーム27の四隅に2段式電動ジャ
ッキ34を固着し、その先端部を自動車格納用台板22
下面の四隅の凹形穴49に着座させ、自動車を乗せた自
動車格納用台板22を固定する。
【0026】台車フレーム27の2段式電動ジャッキ3
4を伸長し自動車20を乗せた自動車格納用台板22を
上昇させ、これと連動するタイヤ・ロック機構が作動し
可動タイヤ・ブロック35がタイヤを確保すると台車フ
レーム27はレール上を前進する。
【0027】レール25a屈折レール26およびレール
25b上を進行した台車フレーム27の車輪30aはタ
ーン・テーブル6上の駐車区画23に敷設されたレール
25b上の定位置に突設したストッパー65に突き当り
停止し、2段式電動ジャッキ34を短縮し自動車格納用
台板22を下降させ、駐車区画23の四隅にターン・テ
ーブル6の床より垂設されたポスト36の上部37を自
動車20を乗せた自動車格納用台板22の四隅に穿設し
た穴74へ貫入し着座し駐車を完了する。
【0028】図5はタイヤ・ロック機構である。Aによ
り自動車格納用台板22上に進入してきた自動車20の
タイヤ48が固定タイヤ・ブロック38に突き当ると自
動的に2段式電動ジャッキ34は上昇する。
【0029】ピン39は自動車格納用台板22の側面に
固着され可動タイヤ・ブロック35とV形アーム40の
中央付近を重着し、V形アーム40の一方はピン41に
より可動タイヤ・ブロック35と共に重着されている。
V形アーム40の他方はピン42によりローラ43が軸
着され台車フレーム27上のローラー・ストッパー44
に止まっている。従って可動タイヤ・ブロック35の上
を自動車20が進行しても可動タイヤ・ブロック35は
下降しない。
【0030】可動タイヤ・ブロック35にフック45を
固着し、同様に自動車格納用台板22床下にもフック4
5を固着し相互にスプリング46を張架し、2段式電動
ジャッキ34の上昇に連動しスプリング46の張力によ
りピン39を中心に可動タイヤ・ブロック35とV形ア
ーム40は回転し、ローラー43は台車フレーム27上
を転動し、可動タイヤ・ブロック35は自動車格納用台
板22に突出したストッパー47に突当り固定タイヤ・
ブロック38と共にタイヤ48をロックする。
【0031】タイヤ48のロック解除は、Bにより2段
式電動ジャッキ34を下降し、これに伴い自動車格納用
台板22が下降し、ローラー43は台車フレーム27上
面に当り転動しローラー・ストッパー44方向へ移動
し、V形アーム40はスプリング46の張力に打ち勝ち
可動タイヤ・ブロック35は下方へ回転し、ローラー4
3がローラー・ストッパー44に突当るとタイヤのロッ
クを解除する。
【0032】図6は台車ストッパー機構である。自動車
搬送台車21をエレベーター17内およびターン・テー
ブル6の自動車駐車区画23に於ける定位置に固定する
機構であり、上下昇降するエレベーター17内に於てタ
イヤ・ロック機構と共に安全上の必須機構である。
【0033】台車フレーム27下部に固着したベース・
プレート50のほぼ中央にピン51を回転自在に貫設し
その上端にスプロケット52を嵌入し、台車フレーム2
7側面に固着したモーター・ブラケット53にモーター
54を配設し、その出力軸にスプロケット55を嵌入し
スプロケット52と共にチェーン56が巻架し、ピン5
1の下端にリンク・プレート57を固着し、その両端に
ピン58により各1個のリンク・バー59を軸着し、各
リンク・バー59の他端にストッパー・ピン60をピン
61により軸着し、台車フレーム27下面に固着したス
トッパー・ブロック62にストッパー・ピン60がスム
ーズに動くよう穴63を穿設し、レール25aの側面中
間に穴64を穿設し、同じくターン・テーブル6の自動
車駐車区画23内のレール25bに穴64を穿設する。
【0034】当該機構はAによりエレベーター17内に
搭載した台車フレーム27の後方車輪30bをレール2
5a上に固着した車輪止め65により定位置に停止し、
この位置に於てモーター54を反時計方向に駆動し、チ
ェーン56により巻架されたモーター54の出力軸に嵌
入されたスプロケット55とベース・プレート50の中
心のピン51に嵌入されたスプロケット52を回転し、
リンク・プレート57およびリンク・バー59を連動さ
せ、ストッパー・ピン60をストッパー・ブロック62
に穿設した穴63を摺動しレール25aに穿設した穴6
4に貫入し、自動車搬送台車21の固定を完了する。
【0035】自動車搬送台車21の固定解除はBにより
モーター54を時計方向に駆動し総てを逆作動し、スト
ッパー・ブロック62とレール25aを貫入しているス
トッパー・ピン60を脱抜し自動車搬送台車21の固定
を解除し、自動車搬送台車21のターン・テーブル6へ
の移動を可能にする。
【0036】図7は屈折レール26機構である。Aは自
動車搬送台車21が図6の台車ストッパー機構によりレ
ール25a上の定位置に固定され、エレベーター17が
移動を開始する時点の屈折レール機構の収納状態を示
す。レールの一方を若干斜めに切断し他方を凹凸切断面
とした左右一対の屈折レール26はエレベーター17床
上にブラケット73により固着した電動シリンダー68
のロッド69の伸縮作動により同ロッド69の先端金具
70のピン71により軸着したバー72を揺動し、バー
72とピン73により連結し連動するアーム66を回動
させ、アーム66と一体化した屈折レール26をエレベ
ーター17の床に垂設したピン67を中心に90度の展
開角度を以って回動しエレベーター17側へ折り畳んで
いる。
【0037】Bはエレベーター17が指定された駐車区
画23を保有するターン・テーブル6の階層に到着後電
動シリンダー68を駆動し屈折レール26を回動しレー
ル25aとレール25bの中間の間隙を接続しレールを
一直線に一体化連結し、エレベーター17より自動車搬
送台車21をターン・テーブル6の駐車区画23へ脱輪
することなく移動可能な状態を示す。
【0038】図8は本装置の自動車の搬入搬出及び駐車
までの全工程を具体的に図示したものである。本装置は
電気及び電子制御により全自動運転が可能で入庫自動車
20がエレベーター17内へ進入した後は無人で駐車区
画23へ搬入し固定し駐車せしめ、同様に搬出し出庫せ
しめる。
【0039】全自動運転による工程を順次説明するとA
によりエレベーター17内に搭載した自動車搬送台車2
1をエレベーター17床に敷設されたレール25a上の
車輪止め65に後部車輪30bを突き当てた状態で停止
し、台車ストッパー機構によりレール25aに穿設した
穴64にストッパー・ピン60が貫入し定位置に固定
し、エレベーター17はエレベーター入口19に進入し
てくる入庫自動車20の走行路面と自動車格納用台板2
2上面の双方が同一平面になる位置を停止位置と定め停
止し待機する。
【0040】Bによりエレベーター入口19より自動車
格納用台板22上に進行した自動車20は自動車格納用
台板22前方の固定タイヤ・ブロック38に突き当るま
で進行し、運転者がサイド・ブレーキを操作し降車し待
避したのち自動制御作動により台板昇降機構が駆動し台
車フレーム27の四隅に配設した2段式電動ジャッキ3
4を伸長し、自動車格納用台板22を水平に保ちながら
若干上昇させ、これと連動するタイヤ・ロック機構が作
動し可動タイヤ・ブロック35を回転し、固定タイヤ・
ブロック38と共にタイヤを挟む状態で固定する。
【0041】次に任意の空の駐車区画23を指定し、自
動制御作動によりエレベーター用ウインチ18が駆動し
エレベーター17を移動し、同時に該駐車区画を保有す
るターン・テーブル6は回動をし、移動してくるエレベ
ーター17の停止位置へ該駐車区画23を回動し停止し
待機する。
【0042】Cにより指定された空の駐車区画23を保
有するターン・テーブル6の階層へのエレベーター17
の到着が自動感知されると自動制御作動により左右一対
の屈折レール機構が駆動し屈折レール26は、エレベー
ター17床に敷設したレール25aとターン・テーブル
6床に敷設したレール25bを一直線に接続し、自動制
御作動により自動車搬送台車21に内設した台車ストッ
パー機構を駆動し、ストッパー・ピン60をレール25
aに穿設した穴64より脱抜し台車ストッパー機構の固
定状態を解除し、走行機構が駆動し車輪30a車輪30
bを回転させ自動車搬送台車21はターン・テーブル6
へと進行する。
【0043】Dにより自動車搬送台車21の前方の車輪
30aがターン・テーブル6の床に敷設したレール25
b上を進行し同レール上に突設された車輪止め65に突
き当ると走行機構は停止し、続いて自動制御作動により
台車ストッパー機構が駆動しストッパー・ピン60がレ
ール25bに穿設した穴64に貫入し自動車搬送台車2
1を定位置に固定する。
【0044】次に台板昇降機構が駆動し台車フレーム2
7の四隅に配設した2段式電動ジャッキ34を短縮し、
自動車20を乗せたた自動車格納用台板22を水平を保
ちながら下降させ、四隅に穿設した穴74にポスト上部
37が貫入し、ポスト36に着座し、自動車の駐車を完
了する。
【0045】自動車の搬出はD,C,B,Aと逆作動に
より以下の通り行う。自動制御作動によりエレベーター
6上の屈折レール機構が駆動しレール25aとレール2
5bの間に屈折レール26を接続しレールを一直線に連
結し、自動車搬送台車21は台車ストッパー機構による
固定状態を解除し、走行機構によりレール25bと屈折
レール26を通過しレール25aによりエレベーター1
7ヘ進行し、後方車輪30bがレール25a上の車輪止
め65に突き当り停止し、再び台車ストッパー機構を駆
動しストッパー・ピン60をレール25aに穿設した穴
64に貫入し自動車搬送台車21を定位置に固定し、再
び屈折レール機構を駆動して屈折レール26をエレベー
ター17側に回動し屈折し収納する。
【0046】エレベーター17は次に指定された空の駐
車区画23を保有するターン・テーブル6階層へ移動
し、自動車搬送台車21は前記C,Dの如く該ターン・
テーブル6の指定された駐車区画23へ進行し、自動車
を乗せていない空の自動車格納用台板22を回収し、前
記D,C,Aの如くエレベーター17内へ進行し、エレ
ベーター17は自動車入庫階層へ移動し待機する。
【0047】実施例−2 図9は実施例−1の図1の装置を地下に埋設した図であ
る。地上にはエレベーター入口19が立設しているのみ
で、公共用地、公園、運動場、球技場、遊園地等地上部
分の多目的利使用を可能とし、地下部分を駐車場とした
高度利用の点で最も効果的な工法のみならず、地上部分
に一般の建物及び施設等の建設できる利点がある。
【0048】該装置の全てを地下にを配設することによ
り、これから発生する騒音、振動などを外部から遮断
し、日照、景観、眺望等、近隣に問題を惹起する要素は
全くなく、エレベーター入口19より自動車20が進入
したのち、運転者はサイド・ブレーキを操作し降車し待
避するので、装置の運転及び保守管理関係者を除く部外
者の地下装置内立入りは不可能であり、駐車場必須事項
である駐車場内の犯罪及び交通事故の発生並びに駐車場
施設の破壊および運転妨害などが完全に防止され機械機
器の保守管理が極めて容易である。
【0049】実施例−3 前記実施例記載のターン・テーブル6の内径及び外径を
拡大し、その床面上に駐車区画を設けたターン・テーブ
ルをビル、工場等の建築物、塔、その他工作物等の周囲
の空間に、それら構造物と一切の支保および補強の為の
繋止および連結を必要としない独立した構造物として重
層し配設するものである。
【0050】図10は高層ビル75の外側にターン・テ
ーブ6を2層階配したものを示した図である。ターン・
テーブル6は高層ビル75と何ら繋止していない独立し
た構造物で内周側支柱76および外周側支柱77により
ターン・テーブル6を架設し高層ビルの美観を損なわな
いために外装板83で覆工している。
【0051】図11は図10の一部を断面図とした側面
図と保持機構および回動機構の拡大詳細断面図である。
Aはターン・テーブル6の内周側支柱76および外周側
支柱77が放射状に地上より垂直に建設され、双方が大
梁78で結ばれ高層ビル75から独立した一体化構造物
であることを示す
【0052】搬入および駐車はエレベーター17が搭載
している自動車搬送台車21上に乗せた自動車格納台板
22の上にエレベーター入口19より進入した入庫自動
車20をタイヤ・ロック機構によりタイヤを固定し、任
意に指定した空の駐車区画23を保有しているターン・
テーブル6の階層へ移動し、自動車20を乗せた自動車
搬送台車21が該駐車区画23の定位置へ進行し自動車
20を駐車区画23のポスト36に固定して駐車を完了
し、搬出は全ての逆作動で行う。
【0053】Bによりターン・テーブル6の保持機構と
してターン・テーブル6の内周縁および外周縁の床下に
内周車輪8および外周車輪80をピン7により軸着し放
射状に複数配設し、ターン・テーブル6の下方に内周側
支柱76と外周側支柱77の側面にそれぞれリング状の
エンドレス・レール79を突設し、該レール上に前記内
周車輪8および外周車輪80を乗せターン・テーブル6
を架設し保持する。
【0054】ターン・テーブル6の回動機構としてター
ン・テーブル6の外周曲縁側面に同じ曲線をした湾曲ラ
ック13を固着し、これと歯合したピニオン・ギア14
を挿着した減速機付きモーター15を各階層の外周側支
柱77aにボルト16により各複数固着し配設し、各階
層の減速機付きモーター15の駆動により各ターン・テ
ーブル6は独立して自由に回動する。
【0055】減速機付きモーター15の駆動によるター
ン・テーブル6の外周縁の回動に同調し、ターン・テー
ブル6の内周車輪8および外周車輪80はエンドレス・
レール79上面を転動し、且つターン・テーブル6の内
周縁側面にピン10により軸着し放射状に複数配設した
内周ローラー9は内周ローラー9に相対した内周側支柱
76の側面に固着したリング状のエンドレス・プレート
81面上を転動しターン・テーブル6の円滑な回動を助
ける。
【0056】自動車の搬入搬出及び駐車は実施例−1と
同じく自動制御作動で運転を行い、該装置は実施例−1
を埋設した実施例−2と同様に地下に建設できる。
【0057】
【発明の効果】独立して回動自在なターン・テーブルの
床面を駐車場としたことにより、自動車を放射状に駐車
し、更に自動車と自動車の間に発生した多角形状の空間
にそれぞれ他の自動車の駐車を可能とし床面駐車効率を
格段に上昇させ、上記のターン・テーブルを複数階層重
ね、それらターン・テーブルの外周に単基又は複数基の
エレベーターの付設を可能にしたことにより、自動車を
外周方向より搬入及び搬出可能としたためエレベーター
の上昇あるいは下降中に指定されたターン・テーブルは
独立して回動し、ターン・テーブルは各々指定された駐
車区画をエレベーターの到着に優先してエレベーターの
停止位置へ回動し待機し、付設エレベーターの基数と同
じ数の自動車を同時に搬入搬出及び駐車せしめる機能を
有し、その所要時間を大幅に短縮するターン・テーブル
式立体駐車装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1の装置全体を示した平面図及び側面
図である。
【図2】図1Aを拡大し一部を断面とした立体断面斜視
図である。
【図3】ターン・テーブル外周縁駆動部分を拡大し一部
分を断面とした側面図である。
【図4】自動車を乗せた自動車搬送台車がエレベーター
からターン・テーブルの駐車区画へ進行しようとする図
で一部分を破断面とした立体断面斜視図である。
【図5】自動車格納用台板上に進行した自動車のタイヤ
を固定するタイヤ・ロック機構を自動車搬送台車中心よ
り断面とした側面図である。
【図6】定位置に台車フレームを固定するための台車ス
トッパー機構を自動車格納用台板の下面から台車フレー
ムを見た正面図である。
【図7】自動車搬送台車をエレベーター内のレールか
ら、ターン・テーブルのレールへ脱輪することなく進行
させるための屈折レール機構の一部分を破断面とした正
面図である。
【図8】実施例−1の装置による自動車の搬入搬出及び
駐車の全工程を具体的に示した図である。
【図9】実施例−1図1の装置を地下に埋設した実施例
−2の側面図である。
【図10】ターン・テーブルを高層ビルの周囲の空間に
建設した実施例−3で一部分を破断面とした立体断面斜
視図である。
【図11】Aは図10のターン・テーブル等を断面とし
た側面図で、Bはターン・テーブル周辺を詳細に拡大し
た拡大断面図である。
【符号の説明】
6 ターン・テーブル 9 内周ローラ 12 外周ローラ 17 エレベーター 21 自動車搬送台車 22 自動車格納用台板 23 駐車区画 35 可動タイヤ・ブロック 38 固定タイヤ・ブロック 62 ストッパー・ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイモンド ダヴユリユー. シーウエツ ク 東京都世田谷区経堂5丁目9番7号 株式 会社力武建築設計事務所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全自動運転が可能なターン・テーブル式
    立体註車装置で、独立して左右自在に回動できる機能を
    有するターン・テーブル上に、ターン・テーブルの中心
    より放射状に駐車区画を配し、更にそれらの駐車区画と
    駐車区画の間に発生する多角形状のスペースにも駐車区
    画を配し、各駐車区画に自動車を直接または自動車格納
    用台板に乗せ駐車させ、これを複数層重ね、ターン・テ
    ーブルの周囲に単数又は複数のエレベーターを付設し、
    各ターン・テーブルの独立回動による横移動機能及び各
    付設エレベーターによる昇降移動機能を、中央制御装置
    により効率的に統御し、エレベーターに搭載した自動車
    搬送台車または自走により、任意の自動車をエレベータ
    ーの設置基数と同数だけターン・テーブルの外周より同
    時に搬入搬出及び駐車できる機能を特徴とする、ターン
    ・テーブル式立体駐車装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108374580A (zh) * 2018-04-23 2018-08-07 宜春学院 一种混合式立体车库
JP2019520499A (ja) * 2016-08-18 2019-07-18 唐▲鋒▼TANG, Feng 垂直昇降式集中型立体駐車場の配置方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019520499A (ja) * 2016-08-18 2019-07-18 唐▲鋒▼TANG, Feng 垂直昇降式集中型立体駐車場の配置方法
CN108374580A (zh) * 2018-04-23 2018-08-07 宜春学院 一种混合式立体车库
CN108374580B (zh) * 2018-04-23 2024-01-19 宜春学院 一种混合式立体车库

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