JPH057890Y2 - - Google Patents

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JPH057890Y2
JPH057890Y2 JP1986065918U JP6591886U JPH057890Y2 JP H057890 Y2 JPH057890 Y2 JP H057890Y2 JP 1986065918 U JP1986065918 U JP 1986065918U JP 6591886 U JP6591886 U JP 6591886U JP H057890 Y2 JPH057890 Y2 JP H057890Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、ガラス面に付着した雨滴および塵
埃等を払拭するワイパ装置に係わり、特にワイパ
のロツク状態におけるワイパモータへの通電を防
止することができるようにしたワイパ制御装置に
関するものである。
(従来の技術) 従来、上記のようなワイパ装置としては、例え
ば、ワイパオン操作またはオフ操作に対応して作
動信号または停止信号を出力するワイパ操作スイ
ツチと、前記作動信号に対応してワイパを駆動す
るワイパモータと、前記停止信号に対応してワイ
パモータを所定の位置に停止させるオートストツ
プスイツチとを備えたものがあつた。
このワイパ装置は、ワイパオン操作に応答し
て、ワイパを低速あるいは高速で駆動し、ワイパ
オフ操作に応答してオートストツプスイツチが作
動し、ワイパを所定の位置に停止させる。
なお、前記ワイパが、例えば雪等によりロツク
状態になつた場合には、ワイパモータに内蔵した
サーキツトブレーカが作動する。すなわち、ワイ
パモータがロツク状態になつてその発熱によりモ
ータ内温度が所定温度以上に上昇すると、前記サ
ーキツトブレーカが電源を遮断してワイパモータ
への通電を停止することにより当該ワイパモータ
の焼損を防止するようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来のワイパ装置で
は、ワイパが雪等でロツク状態になつたときには
ワイパ操作スイツチをオフ操作しても、ワイパが
所定の停止位置でないところに位置している場合
には、オートストツプスイツチの作動によりワイ
パモータへの通電が継続され、モータ内温度が所
定温度以上に上昇するとサーキツトブレーカが作
動して通電を遮断するが、モータ内温度が下がつ
て所定温度以下になつた場合には、再びワイパモ
ータへの通電が開始されるため、ワイパモータの
耐久性を低下させるという問題点があつた。ま
た、前記サーキツトブレーカは温度上昇によつて
モータのロツク状態を検出するものであるから、
外気温度の影響を受けやすく、必ずしも完全には
モータのロツク状態を検出し得ないという問題点
があつた。
(考案の目的) そこでこの考案は、上述した従来の問題点に着
目してなされたもので、例えば、ワイパが雪等で
拘束状態となつて、ワイパモータがロツク状態に
なつたとき、このロツク状態を誤判断なく検出す
ると共にワイパモータへの通電を遮断することが
でき、もつてワイパモータの焼損を防止すること
ができるワイパ制御装置を提供することを目的と
している。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するためのこの考案の構成
は、電源と、第1,第2の端子及び、第1の端子
に接続された停止接点とアースに接続された動作
接点と可動接点とを有するオートストツプスイツ
チを備えたワイパモータと、上記電源と上記ワイ
パモータの第1の端子との間に配置され、上記電
源から上記ワイパモータへ供給される電流を遮断
する遮断回路と、上記ワイパモータの第2の端子
に接続されるモータ接点と、アースに接続される
アース接点と、上記ワイパモータのオートストツ
プスイツチの可動接点に接続されたオートストツ
プスイツチ接点を有するワイパ操作スイツチと、
あらかじめ定められた第1の時間を計時する計時
手段と、計時手段があらかじめ定められた第1の
時間を計時すると記憶し且つ遮断信号を発生し、
該遮断信号を上記遮断回路に供給する記憶手段と
を有する判別回路とを備えたワイパ制御装置にお
いて、上記ワイパモータのオートストツプスイツ
チの可動接点に接続されるとともに、上記判別回
路の計時手段に接続され、オートストツプスイツ
チの可動接点が上記ワイパモータの第1の端子に
接続された際にあらかじめ定められた第1の時間
よりも十分に短い第2の時間だけ上記計時手段を
リセツトするリセツト手段と、上記電源及び判別
回路、リセツト手段、ワイパ操作スイツチのモー
タ接点に接続され、上記ワイパ操作スイツチのモ
ータ接点がアース接点に接続されている間、上記
電源から判別回路およびリセツト手段に電流を供
給する電源回路とを備えていることを特徴として
いる。
(作用) この考案に係わるワイパ制御装置は、あらかじ
め定められた第1の時間を計時する計時手段と計
時手段による第1の時間の計時を記憶すると共に
遮断信号を発生する記憶手段とを有する判別回路
と、ワイパが所定の停止位置に到達してオートス
トツプスイツチの可動接点が停止接点に接続され
た際に第1の時間よりも十分に短い第2の時間だ
け前記計時手段をリセツトするリセツト手段を備
えている。したがつて、ワイパが何らの拘束をも
受けず、ワイパモータによつて往復駆動されてい
る間は、ワイパが停止位置に到達するたび毎に前
記計時手段がリセツトされ、前記計時手段があら
かじめ定められた第1の時間を計時するには至ら
ず、ワイパは往復揺動を繰り返す。
この状態で、もしワイパが何らかの原因によ
り、例えば所定の停止位置以外で拘束され、ワイ
パモータがロツク状態になると、計時手段がリセ
ツト手段によつてリセツトされなくなるので、前
記計時手段による計時が続けられ、あらかじめ定
められた第1の時間が経過した時点で記憶手段が
この状態を記憶すると共に遮断信号を遮断回路に
供給することによつて、前記遮断回路がワイパモ
ータへの電流の供給を遮断し、ワイパモータの焼
損を防止する。
また、前記ワイパが停止位置で拘束された場合
においても、前記リセツト手段は第1の時間より
も十分に短い第2の時間だけ一時的に計時手段を
リセツトするにすぎないので、前記計時手段はい
つたんリセツトされたのち第1の時間の計時を再
開し、第1の時間が経過した後、前記記憶手段が
遮断信号を発生することにより、同様にワイパモ
ータへの給電が停止され、焼損が防止される。
なお、この考案に係わるワイパ制御装置におい
ては、電源回路がワイパ操作スイツチのモータ接
点がアース接点に接続されている間、すなわちワ
イパ操作スイツチが停止位置「OFF」から低速
位置「LOW」または高速位置「HIGH」に切換
えられている間だけ電源から前記判別回路および
リセツト手段に電流を供給するようになつている
ので、前述のように、ワイパが停止位置で拘束さ
れオートストツプスイツチの可動接点が停止接点
に接続された状態にある場合にも、前記計時手段
が計時を行うと共に、ワイパ操作スイツチが停止
位置「OFF」にある場合には、判別回路や遮断
回路が作動しないので、ワイパ操作スイツチのオ
フ操作によつてワイパモータが停止している状態
をロツク状態に誤判断することがないようになつ
ている。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、この考案のワイパ制御
装置による一実施例を示す図であり、第1図は当
該ワイパ制御装置の回路構成を示す説明図であ
る。
第1図において、10はワイパモータである。
このワイパモータ10は、第2図に示す、例えば
タンデム型ワイパ装置のワイパ11,12を図示
しない減速機構およびリンク接手機構を介して往
復揺動し、ガラス面13に付着した雨滴および塵
埃等を払拭するものであり、電源ブラシD(第1
の端子)、低速ブラシLおよび高速ブラシH(第2
の端子)と共に、後述するオートストツプスイツ
チ60を備えている。
20は模式化したワイパ操作スイツチである。
このワイパ操作スイツチ20は、前記ワイパモー
タ10の低速ブラシLおよび高速ブラシHに接続
されるモータ接点20lおよび20hと、アース
に接続されたアース接点20eと、前記ワイパモ
ータ10のオートストツプスイツチ60の可動接
点61に接続されたオートストツプ接点20aと
を備え、ワイパオン操作またはワイパオフ操作に
対応して作動信号または停止信号を出力するもの
であり、ワイパ操作スイツチ20を低速位置
「LOW」または高速位置「HIGH」にすることに
より、それぞれ低速作動信号および高速作動信号
が出力される。また、前記停止信号は、ワイパ操
作スイツチ20を停止位置「OFF」にすること
により出力される。
40はワイパモータ10の作動時間の異常を検
出して制御する制御部である。この制御部40
は、前記ワイパ操作スイツチ20のモータ接点2
0lもしくは20hがアース接点20eに接続さ
れている間、すなわち前記ワイパ操作スイツチ2
0が低速位置「LOW」または高速位置「HIGH」
にある間、当該制御部40の後述する各回路に電
源51からの電流を供給する電源回路41と、あ
らかじめ定められた第1の時間を計時する計時回
路42a(計時手段)とこの計時回路42aによ
る第1の時間の計時を記憶して遮断信号を発生
し、当該遮断信号を後述する遮断回路44に供給
する記憶回路42b(記憶手段)とを備えた判別
回路42と、前記電源51とワイパモータ10の
電源ブラシDとの間に配置され、前記記憶回路4
2bからの遮断信号に応じて前記電源51から前
記ワイパモータ10へ供給される電流を遮断する
遮断回路44と、前記ワイパモータ10のオート
ストツプスイツチ60の可動接点61と前記判別
回路42の計時回路42aとの間に接続され、前
記オートストツプスイツチ60のが当接点61が
停止接点63に接続された際に前記第1の時間よ
りも十分に短い第2の時間だけ前記計時回路42
aをリセツトするリセツト回路43(リセツト手
段)とを備えており、前記電源回路41はPNP
型トランジスタTr1と抵抗R1,R2から、リセツ
ト回路43はNPN型トランジスタTr2,Tr3と、
抵抗R3,R4と、コンデンサC1〜C3と、ダイオー
ドD1,D2とからそれぞれ構成されている。ま
た、前記判別回路42の計時回路42aはコンデ
ンサC10と、抵抗R5,R13,R14と、ツエナーダ
イオードZD1と、ダイオードD11とから、記憶回
路42bはPNP型トランジスタTr20と、NPN型
トランジスタTr21と、抵抗R20〜R23とからそれ
ぞれ構成されている。さらに、遮断回路44は、
NPN型トランジスタTr30と、抵抗R30,R31と、
前記トランジスタTr30の作動により励磁される
リレーコイル45と、ワイパモータ10の電源ブ
ラシDに接続する可動接片46と、メインスイツ
チ50を介して電源51に接続する電源側接点4
7とから構成されている。
60は前記ワイパモータ10に設けられ、前記
各ワイパ11,12を所定の停止位置に停止させ
るためのオートストツプスイツチである。このオ
ートストツプスイツチ60は、ワイパモータ10
と連動する可動接点61と、アースされる動作接
点62と、電源51に接続される停止接点63と
を備え、前記ワイパ11,12が所定の停止位置
に到達したときに前記可動接点61が停止接点6
3に当該するようになつている。
ダイオードD20およびD21は、前記ワイパ操作
スイツチ20が低速位置「LOW」および高速位
置「HIGH」にオン操作されたか否かを検知する
それぞれ検知用ダイオードである。
次に、上記構成を備えたワイパ制御装置の作動
について説明する。
まず、メインスイツチ50をオン状態にする。
次いで、ワイパ操作スイツチ20を低速位置
「LOW」にすると、電源51からメインスイツチ
50、遮断回路44の電源側接点47、可動接片
46、ワイパモータ10の電源ブラシD、ワイパ
モータ10の電機子、ワイパモータ10の低速ブ
ラシL、ワイパ操作スイツチ20(低速位置
「LOW」)を経てアースに至る回路が成立し、ワ
イパモータ10は低速で回転を開始する。このと
き、ワイパ操作スイツチ20がオン操作されたこ
とを検知用ダイオードD20が検知し、電源51か
らメインスイツチ50、電源回路41のトランジ
スタTr1(ベース)、抵抗R2、検知用ダイオード
D20、ワイパ操作スイツチ20(低速位置
「LOW」)を経てアースに至る回路が成立する。
すなわち、前記電源回路41のトランジスタTr1
のベース電流が導通され、当該トランジスタTr1
がオン状態になり、制御部40の判別回路42、
リセツト回路43および遮断回路44に電流を供
給する。この状態において、ワイパモータ10が
回転し、前記ワイパ11,12が停止位置から離
れ、オートストツプスイツチ60の可動接点61
が停止接点63を離れて動作接点62に接続され
ている間、計時回路42aのコンデンサC10は抵
抗R13,R14の分圧値に向かつて充電される。前
記ワイパ11,12が停止位置に戻つて、オート
ストツプスイツチ60の可動接点61が停止接点
63に接続されると、可動接点61からリセツト
回路43のコンデンサC1、ダイオードD1に充電
電流が流れ、コンデンサC2が充電されると共に
トランジスタTr3,Tr2が瞬時にオン状態にな
り、計時回路42aのコンデンサC10に充電され
た電荷がトランジスタTr2を経由して放電され
る。このように、ワイパモータ10が回転してオ
ートストツプスイツチ60の可動接点61が停止
接点63に接続されるたびに、コンデンサC10を
繰返し放電させるため、当該コンデンサC10は抵
抗R13,R14によつて分圧された電位まで充電さ
れることはない。そして、コンデンサC10の端子
電圧は、常にツエナーダイオードZD1のツエナ電
圧よりも低い電圧に維持される。
このとき、ワイパモータ10によつて往復揺動
される第2図に示すワイパ11,12が何らかの
原因、例えば雪等によつて所定の停止位置から離
れた位置で拘束されると、ワイパモータ10もロ
ツク状態となる。ワイパモータ10がロツク状態
になるとオートストツプスイツチ60の可動接点
61が移動しなくなるため、電源回路40の各コ
ンデンサC1,C2,C3が充電されなくなると共
に、トランジスタTr2,Tr3がオン状態にならな
くなり、計時回路42aのコンデンサC10が所定
の電位、すなわちツエナーダイオードZD1のツエ
ナ電圧を超えると、ツエナーダイオードZD1が導
電し、記憶回路42bのトランジスタTr21のベ
ースにベース電流が供給され、トランジスタ
Tr21がオン状態になる。その結果、トランジス
タTr20がベース電流が流れ、トランジスタTr20
もオン状態になる。つまり、前記コンデンサC10
の端子電圧が高レベルになつたことを記憶回路4
2bが記憶し、電源51からメインスイツチ5
0、電源回路41のトランジスタTr1、記憶回路
42bのトランジスタTr20、遮断回路44の抵
抗R30、抵抗R31を経てアースに至る回路が成立
し、遮断回路44のトランジスタTr30のベース
にベース電流が供給されて、トランジスタTr30
がオン状態になり、電源51からメインスイツチ
50、遮断回路44のリレーコイル45、トラン
ジスタTr30を経てアースに至る回路が成立し、
リレーコイル45が励磁される。すなわち、リレ
ーコイル45の励磁によつて可動接片46が吸引
され、ワイパモータ10への電流の供給が遮断さ
れる。つまり、計時回路42aのコンデンサC10
の端子電圧が高レベルになると、記憶回路42b
がこの状態を記憶し、遮断回路44が作動してワ
イパモータ10への電流の供給を遮断し、記憶回
路42bがこの状態を継続する。
また、前記ワイパ11,12が所定の停止位置
においてで拘束されると、オートストツプスイツ
チ60の可動接点61が停止接点63に接続され
たままとなるが、リセツト回路42aのコンデン
サC1が充電されると、トランジスタTr3へのベー
ス電流が流れなくなるのでトランジスタTr3と共
にトランジスタTr2もオフ状態となつて、判別回
路42の計時回路42aのコンデンサC10が充電
され、当該コンデンサC10の端子電圧がツエナー
ダイオードZD1のツエナ電圧を超えると、前記同
様にワイパモータ10への電流供給が遮断され
る。
ワイパ操作スイツチ20の高速位置「HIGH」
にした場合には、電源51からメインスイツチ5
0、遮断回路44の電源側接点47、可動接片4
6、ワイパモータ10の電源ブラシD、ワイパモ
ータ10の電機子、ワイパモータ10の高速ブラ
シH、ワイパ操作スイツチ20(高速位置
「HIGH」)を経てアースに至る回路が成立し、ワ
イパモータ10は高速で回転を開始し、第2図に
示す各ワイパ11,12を高速で往復揺動させ
る。そして、ワイパ操作スイツチ20を高速位置
「HIGH」にオン操作したことを検知用ダイオー
ドD21が検知し、前記ワイパ操作スイツチ20を
低速位置「LOW」に操作したときと同様に、電
源回路41のトランジスタTr1のベース電流を導
通させ、オートストツプスイツチ60の可動接点
61が停止接点63から離れ、再び接続すること
によつて、計時回路42aの抵抗R13を介して
充電されるコンデンサC10を放電させ、コンデン
サC10の端子電圧を常に低レベルに維持する。
そして、この状態において、第2図に示すワイ
パ11,12が何らかの原因、例えば雪等によつ
て拘束されてリンク接手機構および減速機構を介
して接続されるワイパモータ10がロツク状態に
なると、前記ワイパ操作スイツチ20を低速位置
「LOW」に操作したときと同様に計時回路42a
のコンデンサC10が放電されなくなるため、コン
デンサC10の端子電圧が高レベルになり、この状
態を記憶回路42bが記憶すると共に、遮断回路
44を作動させ、ワイパモータ10への電流の供
給を遮断する。
そして、ワイパ操作スイツチ20を上記説明の
各位置(低速位置「LOW」および高速位置
「HIGH」)から停止位置「OFF」にすると、各
ワイパ11,12が所定の停止位置に位置してい
ない場合には、電源51からメインスイツチ5
0、遮断回路44の電源側接点47、可動接片4
6、ワイパモータ10の電源ブラシD、ワイパモ
ータ10の電機子、ワイパモータ10の低速ブラ
シL、ワイパ操作スイツチ20(低速位置
「LOW」)、オートストツプスイツチ60の可動接
点61、動作接点62を経てアースに至る回路が
成立し、ワイパモータ10が回転して第2図に示
す各ワイパ11,12を所定の停止位置まで駆動
する。そして、前記各ワイパ11,12が所定の
停止位置に達すると、オートストツプスイツチ6
0の可動接点61が停止接点63に当接し、ワイ
パモータ10に電磁制動がかかつて各ワイパ1
1,12を所定の位置に停止させる。
この場合にも、ワイパモータ10の作動中に第
2図に示すワイパ11,12が、例えば雪等によ
つて拘束それ、リンク接手機構および減速機構を
介して接続されるワイパモータ10がロツク状態
になつたときには、所定の時間(判別回路42の
計時回路42aのコンデンサC10が所定の電位ま
で充電される時間)が経過すると、遮断回路44
がワイパモータ10への電流の供給を遮断するこ
とができ、記憶回路42bの作動によつてこの状
態を維持することができる。
なお、上記の説明のように遮断回路44の作動
によるワイパモータ10への電流供給の遮断状態
は、ワイパ操作スイツチ20を例えば、低速位置
「LOW」から停止位置「OFF」に切換操作する
と、電流回路41のトランジスタTr1のベース電
流が流れなくなり、トランジスタTr1が作動しな
くなるので、記憶回路42bに電流が流れなくな
り、また計時回路42aのコンデンサC10からダ
イオードD11、抵抗R5を経てアースに至る回路
が成立して、計時回路42aのコンデンサC10に
充電されていた電荷を急放電させることができる
ため、遮断回路44の作動を解除し、ワイパモー
タ10を作動可能な状態にすることができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案に係わるワ
イパ制御装置は、上記構成、とくにオートストツ
プスイツチの可動接点が停止接点に接続された際
に計時手段を一時的にリセツトするリセツト手段
や、ワイパ操作スイツチのオン操作に基づいて各
回路に電流を供給する電流回路を備えた構成とし
たものであるから、ワイパモータのロツク状態を
ワイパの位置に係わりなく確実に検出してワイパ
モータへの電流供給を遮断することができ、もつ
てワイパモータの焼損を未然に防止することがで
きるという優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のワイパ制御装置の一実施例
による回路構成を示す説明図、第2図はワイパ装
置の装着例を示す説明図である。 10……ワイパモータ、D……電源ブラシ(第
1の端子)、L……低速ブラシ(第2の端子)、H
……高速ブラシ(第2の端子)、20……ワイパ
操作スイツチ、20l,20h……モータ接点、
20e……アース接点、20a……オートストツ
プ接点、41……電源回路、42……判別回路、
42a……計時回路(計時手段)、42b……記
憶回路(記憶手段)、43……リセツト回路(リ
セツト手段)、44……遮断回路、51……電源、
60……オートストツプスイツチ、61……可動
接点、62……動作接点、63……停止接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電源と、 第1,第2の端子及び、第1の端子に接続され
    た停止接点とアースに接続された動作接点と可動
    接点とを有するオートストツプスイツチを備えた
    ワイパモータと、 上記電源と上記ワイパモータの第1の端子との
    間に配置され、上記電源から上記ワイパモータへ
    供給される電流を遮断する遮断回路と、 上記ワイパモータの第2の端子に接続されるモ
    ータ接点と、アースに接続されるアース接点と、
    上記ワイパモータのオートストツプスイツチの可
    動接点に接続されたオートストツプ接点を有する
    ワイパ操作スイツチと、 あらかじめ定められた第1の時間を計時する計
    時手段と、計時手段があらかじめ定められた第1
    の時間を計時すると記憶し且つ遮断信号を発生
    し、該遮断信号を上記遮断回路に供給する記憶手
    段とを有する判別回路とを備えたワイパ制御装置
    において、 上記ワイパモータのオートストツプスイツチの
    可動接点に接続されるとともに、上記判別回路の
    計時手段に接続され、オートストツプスイツチの
    可動接点が上記ワイパモータの第1の端子に接続
    された際にあらかじめ定められた第1の時間より
    も十分に短い第2の時間だけ上記計時手段をリセ
    ツトするリセツト手段と、 上記電源及び判別回路、リセツト手段、ワイパ
    操作スイツチのモータ接点に接続され、上記ワイ
    パ操作スイツチのモータ接点がアース接点に接続
    されている間、上記電源から判別回路およびリセ
    ツト手段に電流を供給する電源回路とを備えてい
    ることを特徴とするワイパ制御装置。
JP1986065918U 1986-04-30 1986-04-30 Expired - Lifetime JPH057890Y2 (ja)

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JPS606659B2 (ja) * 1981-04-14 1985-02-19 日清製油株式会社 固形芳香消臭剤

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