JPS5940966A

JPS5940966A - 自動車のワイパの制御装置

Info

Publication number: JPS5940966A
Application number: JP57150053A
Authority: JP
Inventors: Itsuki Ban; 伴　五紀
Original assignee: Sekoh Giken KK; Secoh Giken Co Ltd
Current assignee: Sekoh Giken KK; Secoh Giken Co Ltd
Priority date: 1982-08-31
Filing date: 1982-08-31
Publication date: 1984-03-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、自動車のフロントガラスの雨滴を掃きとるワ
イパの運動を制御する装置に関するものである。

周知のワイパの制御には、いくつかの欠点がある。次に
その詳細を説明する。降雨の烈しいときには、ワイパ駆
動の直流電動機の出力を大きくして、ワイパの往復運動
を速くしている。

又中程度の降雨時には、比較的ゆつくυワイパを往復動
している。又更に降雨量が少ないときには、間欠的にワ
イパを往復動ぜしめている。

以上の各段階は、手動レバーによシ任意に調整できるよ
うに調整されている。

ワイパをゆっくり往復動する為には、駆動電動機の入力
電流を制限しているので、ジュール損失が大きくなる欠
点がある。

更に又ゆっくりと、運転者の前方の視野内で往復動する
ワイパプレードは、視野内の異物となシ、安全運転の障
害となる欠点がある。技術的に可能であれば、ワイパプ
レードの移動速度を急速として、目に止まら々いように
し、降雨量に対応して、間次運転の休止時間帯の大小を
調整することが理想的である。本発明装置は、」＝述し
た欠点を除去して、上述した理想に近い技術的手段を供
与できることに特徴を有するものである。

更に又ワイパプレードのオーバランを防止する為にリレ
ー装置を用いて、電磁制動を掛け、又ワイパの往復動を
停止する指令を与えたときに、始点に復帰してから電源
よりの供電を停止する自動装置の為に、摺動電気接片を
利用している。又オーバロード時に、電動機の焼損を防
止する為にバイメタルリレー接点を利用している。上述
した構成よシ判るように数多く使用されている電気接点
は事故を発生する頻度を大きくする欠点がある。

本発明装置は、上述した制御をすべて電子回路で行ない
、又集積回路化ができるので、信頼性が高く、小型、軽
量なワイパの制御装置の得られる特徴がある。

以上のような諸特徴を有する本発明装置の詳　３− 細を第１図以下の実施例について次に説明する。

第１図において、記号１は、直流電動機で、第２図に示
す周知の手段によシ、ワイパプレードを往復せしめてい
る。

第２図において、電動機１の回転軸１ａには、ウオーム
ギア２０が固定され、これと歯車２１が噛合している。

歯車２１の回転軸２１　ａは、本体に設けた軸承（、図
示せず）によシ支持されて、矢印へ方向に駆動されてい
る。歯車２１に植立した支軸２２には、レバー２２ａ、
２２ｂの端部が遊嵌しているので、歯車２１０１回転に
よシ、レバー２２　ａ２２　ｂは１往復動する。従って
レバー２２　ａ、２２　ｂの他端にクランクピンを介し
て結合されたクランクによシ、ワイパプレードは所定の
角度内で１往復する周知の構成となっている。図示の状
態は、ワイパプレードが走査角の１／２だけ回転した位
置を示している。更に９０度だけ歯車２１が回転すると
、ワイパプレードは始点に復帰し、このときに、歯車２
１の１部の突出部２３は、点線２３　ａの位置まで移動
して、マイクロスイッチ２４４−一の作動子２４　ａを閉じるようになっている。かかる電
気スイッチの作用については後述する。又電気スイッチ
２４は、周知の無接点スイッチを利用することもできる
。

第１図において、トランジスタ３、電動機１、低抵抗値
の抵抗ＩＯは直列接続体を構成し、電源正極２よシ供電
されている。

コンデンサ１４を介する電気パルスが、フリップフロッ
プ回路１２の入力端子１２　ｂに入力されると、正の出
力が得られて、トランジスタ６を付勢して導通する。従
ってトランジスタ３が導通して、電動機１は供電される
。又電気スイッチ２４（第２図に同一記号で示したもの
）が閉じると、コンデンサ１３　ａを介する電気パルス
が、端子１２ａに入力されて、フリップフロップ回路１
２の出力を反転し、従ってトランジスタ６．３は不導通
状態となシ、電動機１の供電が停止される。

又同時に、コンデンサ１３　ａを介する電気パルスは、
計数回路１５の端子１５ａに入力され、これを零リセッ
トする。従って端子１７　ｂの出力は正の出力となる。

計数回路１５は、発振回路１８より、端子１５　ｂを介
して、０５秒毎にクロックパルスが入力されているので
、０５秒後に、計数値は１となシ、端子１７　Ｃよシ正
の出力が得られる。

同様な事情で、１秒後には端子１７　ｄより正の出力が
、又１，５秒後には、計数値３に対応する出力端子よシ
正の出力が得られる。かくして順次に各計数値に対応す
る端子より出力が得られる。

上述した計数回路１５の計数値は設計により適宜に変更
することができる。最終段階の計数値は、図示のように
、計数値１０．２０のように大きくされている。

発振回路１８のクロックパルスの周期も任意に設定する
ことができる。クロックパルスハ、車載時計の水晶発振
子の出力を利用すると有効である。又計数回路１５の端
子１７ｂ、１７Ｃ・・・・・の各出力は択一的に得られ
るものであるが、端子１７ａだけは特別で、常に正の出
力が出力されているように構成されている。

記号１６は、作動子で、図示していないが、手動レバー
又は手動ダイヤルを操作することにより、作動子１６は
各端子１７ａ、１７ｂ・・・・・・に順次に接触する切
換スイッチとなっている。作動子１６が、端子１７に接
しているときには、コンデンサ１４を介するフリップフ
ロップ回路１２０入力は彦いが、手動レバーによυ、作
動子１６ヲ端子１７ｂに接すると、途中で、作動子１６
は、端子１７　ａに１時的に接するので、作動子１６を
介する出力は正の出力となり、端子１２　ｂに電気パル
スが入力され、トランジスタ６．３が導通して、電動機
１が回転する。第２図の歯車２１が１回転し、即ちワイ
パプレードが１往復すると、電気スイッチ２４が閉じる
ので、端子１２　ａに電気パルスが入力されて、フリッ
プフロップ回路１２を反転するが、コンデンサ１３　ａ
を介する電気パルスは、計数回路１５に入力されて、こ
れを零リセットする。

従って、コンデンサ１４を介する電気パルスは、端子１
２　ｂに入力されて、フリップフロップ回路１２を復帰
して、再びトランジスタ６．３を導通　７− して、ワイパプレードを再び１往復せしめる。

計数回路１５は、電源の投入とともに計数値の出力を順
次にサイクリックに出力しているものである。又計数回
路１５の零リセットは、若干の遅延時間後に行なわれる
と動作が安定する。上述したように、ワイパプレードは
、繰返してフロントガラス面を往復動するので、降雨の
烈しいときに使用される。手動レバーにより、作動子１
６を端子１７　ｅ若しくは１７　ｄに接しておくと、０
，５秒毎若しくは１秒毎に、ワイパプレードが１往復す
る間欠ワイパとなる。以上のように、ワイパプレードの
１往復する時間は、電動機１の全出力で速かに行なわれ
るが、降雨量に対応して、ワイパプレードの休止してい
る時間を任意に設定できるワイパ装置となる。従って運
転者の視野を妨げることなく安全運転のできる効果があ
る。又計数回路を時定数回路として利用しているので、
その休止時間が正確となる特徴がある。

ワイパプレードが１往復したときに、電動機１の慣性に
よシ、ワイパプレードが始点で停止　８− し寿いで、オーバーランをすることを防止する為の電磁
制動回路を次に説明する。

トランジスタ３が導通しているときには、抵抗ＩＯの電
圧降下により、トランジスタ５が導Ａし、トランジスタ
４は不導通状態となっている。

しかし、トランジスタ３が不導通となり、ワイパプレー
ドが始点にあると、トランジスタ５が不導通となるので
、電動機１の発電電流は、トランジスタ４のベースに流
入して、これを導通する。従って、電磁制動が掛けられ
、電動機１は急速に停止する。従ってワイパプレードの
オーバーランを防止することができる効果がある。

降雪時には、時によってフロントガラスＫｍ積する雪に
よりワイパプレードの負荷が著しく増大し、電動機１が
停止することがある。従って焼損事故を引起す危険があ
る。かかる事故を回避する手段について次に説明する。

第１図において、オーバーロードの為に焼損の可能性の
ある電機子電流が抵抗１０を流れると、ダイオード７ａ
、７ｂを介して、コンデンサ９が充電される。所定時間
後に、トリガダイオード１１の降伏電圧を越えると、コ
ンデンサ９は放電して始点に後帰し、又放電の電気パル
スは、端子１２ａに入力されて、フリップフロップ回路
１２を反転する。従ってトランジスタ６．３は不導通に
転化する。又上記した放電の電気パルスは、単安定回路
１３にも入力され、更に所定の時間経過すると、単安定
回路１３よシミ気パルスが出力され、この電気パルスは
端子１２　ｂに入力されるので、クリップフロップ回路
１２を復帰して、トランジスタ６．３は導通して、電動
機１０通電が開始される。

以上の説明よシ判るように、電動機１の通電と非通電は
、サイクリックに繰返され、その平均電流によっては、
焼損を引起すことのないように、各時間帯が設定されて
いる。同じ目的を達する回路であれば、他の手段でもよ
い。従って次に述べる利点がある。第１に、例えば、フ
ロントガラスに堆積した雪を手で除去すると、オーバー
ロードが解消されて、ワイパプレードは自動的に正常な
作動に復帰する。第２に電動機１は、全出力で、短時間
だけ作動するので、徐々に堆積した雪を押しのけ、最終
的には正常な運転に自動的に復帰することができる。

第１図の割数回路１５を含む回路は、設定された時間帯
だけの遅延時間を得る為の時定数回路と力っている。か
かる手段は、ＣＲの遅延回路でもよい。この実施例が第
３図に示されている。

第１図と同一記号のものは同一部材で、第１図を変更し
た部分のみが示されている。第１図の計数回路１５、端
子１７．１７　ａ・・・・・・、作動子１６、発振回路
１８は除去され、その代りに、トリガダイオード２５、
コンデンサ２６、可変抵抗２７、電気スイッチ２８が付
加されている。

可変抵抗２７を手動レバーにより、所要の抵抗値に設定
して、電気スイッチ２８を閉じると、コンデンサ２６と
可変抵抗２７によシ規制された時定数の時間後に、端子
１２　ｂよ、！ｌｌｌ電気信号が入力されて、トランジ
スタ６．３（第１図示）が導通スルので、電動機１が回
転し、ワイパプレード１１− の１往復とともに、電気スイッチ２４の閉成により、前
実施例と同様に、電動機ｌの通電が停止される。従って
ワイパプレードは、前実施例と同様に間欠運転され、運
転の休止時間は、可変抵抗２７を変更することによシ、
自由に変更できる。従って前実施例と同じ目的が達成さ
れるものである。

以上の説明のように、本発明装置によれば、冒頭におい
て述べた目的が達成されて効果著しきものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明装置の電気回路図、第２図は、同じく
その１部の機構の説明図、第３図は、第１の１回路の変
更された１部の電気回路図をそれぞれ示す。１・・・直流電動機、　２・・・電源正極端子、　３．
４．５．６・・・トランジスタ、　　７ａ１７ｂ・・・
ダイオード、　１０・・・抵抗、　１３ａ、１３．９．
２６・・・コンデンサ、１１．２５・・・トリガダイオ
ード、１２− １２・・クリップフロップ回路、　１３・・・単安定回
路、１５・・計数回路、　１８・・・発振回路、　１７
．１７ａ１１７　ｂ・・・、１６・・・切換スイッチ、
　　１ａ・・・回転軸、２０・・ウオームギヤ、２１・
・・歯車、２３．２３ａ・・・突出部、２４．２４ａ・
・・マイクロスインチ、２２・・支軸、　２２ａ、２２
ｂ・・・レバー、　２７・・・可変抵抗、２８・・・電
気スイッチ。特許出願人株式会社　セコ−技研

Claims

【特許請求の範囲】

自動車のワイパの駆動装置において、低抵抗値の抵抗、
ワイパの駆動を行なう直流電動機及び第１のトランジス
タとの直列接続体に供電する直流電源と、ワイパブレー
ドが１往復した末期において閉じられる電気スイッチを
介して電気パルスを発生する装置と、第１のトランジス
タのベースを付勢する出力回路を備えたフリップフロッ
プ回路と、前記した電気スイッチを介する電気パルスを
前記したフリップフロップ回路の第１の入力と肱その入
力により第１のトランジスタを不導通状態に保持する電
気回路と、第１のトランジスタが導通し、若しくは不導
通に転化せしめられたときに始点に復帰せしめられる時
定数回路と、該時定数回路の時定数を手動により調整す
る為の手動制御装置と、前記した時定数回路の時定数に
対応する時間の経過後に得られる電気パルスを前記した
フリップフロップ回路の第２の入力とし、その入力によ
シ、第１のトランジスタを導通状態に保持する電気回路
と、前記した直流電動機に直列に接続された抵抗の電圧
降下が設定値を越えて上昇したときに、これを検出し、
検出時点より所定時間後に得られる電気信号を前記した
フリップフロップ回路の第１の入力として第１のトラン
ジスタを不導通に転化し、同時に遅延回路に入力して、
該遅延回路よシ所定時間後に得られる電気信号を前記し
たフリップフロップ回路の第２の入力として第１のトラ
ンジスタを導通状態に保持する電気回路と、前記した直
流電動機に直列に接続された抵抗の電圧降下が消滅した
ときに導通する第２のトランジスタにより発電電流を短
絡する電磁制動回路とより構成されたことを特徴とする
自動車のワイパの制御装置。