JPH0578472U - ウォータージェット加工装置 - Google Patents

ウォータージェット加工装置

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JPH0578472U
JPH0578472U JP2650292U JP2650292U JPH0578472U JP H0578472 U JPH0578472 U JP H0578472U JP 2650292 U JP2650292 U JP 2650292U JP 2650292 U JP2650292 U JP 2650292U JP H0578472 U JPH0578472 U JP H0578472U
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JP
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water
water jet
nozzle
processing
inner cylinder
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JP2650292U
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English (en)
Inventor
昭夫 森下
敏昭 川瀬
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Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォータージェット加工において飛散する水
や砥粒を効果的に防止すること。 【構成】 加工ヘッドのアーム220にとりつけられる
ノズル30は、ノズル本体300内にウォーターノズル
310と、その先端に連結されるアブレシブノズル34
0を有する。ノズル本体300の下端に固着される飛沫
飛散防止装置350は、本体351と、本体351に連
結する内筒354、外筒353を有する。内筒354と
外筒353の下端部には環状のスリット359が設けら
れる。アブレシブノズル340から噴射されるウォータ
ージェット32はワーク80を加工する。飛沫飛散防止
装置350のスリット359から噴射されるウォーター
カーテン34はウォータージェット32の水やアブレシ
ブの飛散を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高圧水を利用してワークに切断加工等を施すウォータージェット加 工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウォータージェット加工装置は、2000〜4000気圧の高圧水をノズルか ら噴射してワークの切断等を行なう装置である。切断条件によっては、高圧水に 砥粒等を混入して効率を向上する。 ノズルから噴射されたジェット流は、ワーク表面に衝突し、そのエネルギーで ワークを切断するが、ワーク表面で反射されたジェット流は、周囲に飛散し、周 辺の機器に損傷を与える。 ウオータージェット加工は、材料の硬軟にかかわらずに適用できるが、材料に よっては、加工時の衝撃音や切断音が大きくなる不具合がある。そこで、ウオー タージェット加工をタンクの水中内で実行する装置も提案されているが、装置が 大きくなり、ワークの交換や段取りに工数を要していた。 ウオータージェットのノズルの周囲を弾性材で覆って騒音を防止するものは、 例えば、特開昭61−142100号公報に開示され、ワークの裏側に貫通する ジェット水流を水流撹乱部を有する筒状体で受けて騒音を防止するものは、実開 昭61−154700号公報に示されている。また、ノズルの周囲にカバーをと りつけるとともに、ワークの裏側の受部をノズルに連動して移動するものが特開 昭62−80000号公報に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特開昭62−80000号公報に示されるように、カバーはノズルの周囲に配 設されるが、形状が大きくなってしまい、三次元加工装置等の場合には、カバー とワークが干渉することも起こり、この干渉を防止するためにスカートの形状も 制約されて、飛散水の防止効果や騒音の防止効果も削減される不都合があった。 また、ワークとノズルの位置を補正するときに、カバーをとり除く必要があり 、ワークとカバー先端の間隙を調整する手段を必要としていた。 そこで本考案は、これらの従来の不具合を解消する飛沫飛散防止装置兼衝撃音 減衰装置を備えたウォータージェット加工装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のウォータージェット加工装置は、ノズルの周囲に設けた飛沫飛散防止 装置兼衝撃音減衰装置を有する。この装置はノズルを囲む円筒のスカート状のも ので、スカートの下部からリング状の水を噴射してウォータージェットをウォー ターカーテンで囲む。
【0005】
【作用】
ノズルから噴射される高圧水や砥粒は、ワークで反射して周囲に飛散する。飛 沫飛散防止装置兼衝撃音減衰装置は、この水や砥粒の飛散を機械的に防止すると ともに、ウォーターカーテンで遮断する。同時に衝撃音等も遮断、減衰され、外 部への影響は小さくなる。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の実施例のウォータージェット加工装置の全体を示す概要図、図 2はノズルの作動を示す説明図である。 全体を符号1で示すウォータージェット加工装置は、加工機本体10、加工ヘ ッド20、ウォータージェットを発生する高圧ポンプユニット40、使用済の水 をろ過して回収するスラッジセパレータ50、ウォータージェットに研削材を供 給するホッパー60、NC制御装置70等を備える。 加工機本体10は、ハウジング100内にワークを載置するテーブル120を 有し、スプラッシュを防止するドア110が開閉自在に設けられる。 高圧ポンプユニット40からの高圧水は、ライン440を介して加工ヘッド2 0へ供給され、ウォーターカーテン用の圧力水もライン570を介して加工ヘッ ド先端のノズル部に供給される。ホッパー60からはライン610を介して砥粒 がノズル部へ供給される。NC制御装置70は、ライン710を介して装置各部 を制御する。加工に使用された水は、スラッジセパレータ50で砥粒等が分離さ れてタンク55へ回収され、ライン560を介してポンプユニット40側へ送ら れて再利用される。
【0007】 図2は加工ヘッド20の機構を示す説明図である。 加工ヘッド20は、X軸、Y軸方向に制御されるサドルと、サドルに対してZ 軸方向に制御されるコラム210とを有する。コラム210の下端部には、アー ム220がコラム210の軸線まわりに回動自在にとりつけてある。アーム22 0は鋭角に折り曲げられたエルボを持ち、先端にノズル30がとりつけられる。 ポンプユニット40から供給される高圧水は、第1のスウィベルジョイント4 12を介してライン410へ送られ、第2のスウィベルジョイント212を介し てコラム210内のライン225へ達する。ライン225は第3のスウィベルジ ョイント214、第4のスウィベルジョイント222を介してノズル30へ高圧 水を供給する。高圧水の供給ラインに4個のスウィベルジョイントを介在させて あるので、ノズル30の動作の自由度は高い。ノズル30から噴射されるウォー タージェット32は、テーブル上のワーク80に必要な加工を施す。ノズル30 に砥粒を供給してウォータージェット32の加工性能を向上することもできる。
【0008】 図3は本考案の実施例に係るノズルの詳細を示す。 加工ヘッドのアーム220にとりつけられるノズル30は、円筒状の本体30 0を有し、ナット302によりアーム側に固着される。本体300内にはウォー ターノズル310が設けられ、ウォーターノズル310の途中に砥粒(アブレシ ブ)の供給パイプ330が連結される。ウォーターノズル310の先端にはアブ レシブノズル340が連結される。 加工ヘッド側からライン440を介して供給される高圧水は、必要に応じて供 給されるアブレシブを混入した状態でアブレシブノズル340の先端からウォー タージェット32として噴射され、ワーク80を加工する。 アブレシブノズル340の先端とワーク80の表面の距離Hは、3〜5mm程度 に調整される。アブレシブノズル340から噴射されたウォータージェット32 は、ワーク80で反射されて周囲に飛散する。
【0009】 ノズル本体300の下端には、飛沫飛散防止装置350がとりつけられる。飛 散防止装置358は、円筒形の本体351を有し、ビス358によりノズル本体 300に固着される。本体351は水通路352を有し、圧力水のライン570 に連通される。 本体351の下部にとりつけられるスカート部は、内筒354と外筒353を 有し、内筒354と外筒353の間に室356が形成される。室356の下部は リング状のスリット359として下向きに開口する。 ライン570から飛沫飛散防止装置350へ供給される圧力水は、スリット3 59から噴射されて円筒状のウォーターカーテン34を形成する。 このウォーターカーテン34により中心部のウォータージェット32のはね返 りは遮断され、外周部への飛散が防止できる。
【0010】 図4はウォータージェットの発生システムを示す。 給水ユニットのタンク400の水は、ポンプ402により吸い出され、増圧機 42の加圧室422内に供給される。油圧ユニット41は油タンク412内の作 動油をポンプ410により加圧し、方向制御弁414を介して増圧機のシリンダ 室に送る。油圧により駆動されるプランジャ420は、加圧室422内の水を高 圧に加圧し、アキュムレータ44へ送る。 アキュムレータ44に貯えられた高圧水は、バルブ442が開くと、ライン4 40を介してノズル30へ送られ、ウォータージェット32となり、テーブル1 20上のワーク80を加工する。 加工後の水は、テーブル下部にテーブルと一体的に設けられたキャッチにより 集められ、スラッジセパレータ50へ送られる。スラッジセパレータ50でスラ ッジを分離された水はタンク55に集められる。
【0011】 加工機の暖気運転状態に於いて、ポンプ402が作動しタンク400より水を くみ上げる。タンクよりくみ上げられた水は分岐バルブ562より、増圧機42 方向とライン560方向とに分岐される。ライン560に流れた水は、バルブ5 72が開の状態で、飛沫飛散防止装置350を経由してタンク55に溜められる 。タンク55に溜められた水がある一定レベルまで達しフロートセンサ552が 感知した時点で、ポンプ402が止まり、ウォーターカーテン用の作用水として 使用可能な状態となる。 タンク55の水はポンプ550で加圧され、流量分岐バルブ553、ライン5 70を通り、開閉弁572を介して飛沫飛散防止装置350へ送られて、ウォー ターカーテン34として噴射される。同時に、タンク55の水はライン560を 通って増圧機42へ送られ、高圧に加圧されて再度ウォータージェット32用に も使用される。水を循環させることにより、給水タンク400からの水の供給を 節約できる。
【0012】 高圧水のライン440に設ける開閉弁442と、ウォーターカーテン用のライ ン570に設ける開閉弁572は、加工プログラムの指令により電気的に連結し 、連動して開閉作動させる。この構成により、ウォータージェット32が噴射さ れている間は常時ウォーターカーテン34を形成して飛沫の飛散を防止すること ができる。 したがって、システムの運転中は、使用した水はタンク55に回収されて、再 循環して利用される。タンク55に設けたレベル検知器552はタンク55の水 面の高さを検知する。容量が不足すると信号を発して給水ユニットのタンク40 0側から新たな水を自動的に補給する。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上のように、ウォータジェット加工装置において、ノズル先端部に 飛沫飛散防止装置をとりつけて、ワークからはね返る水や砥粒を防止するもので ある。飛散防止装置はノズルの周囲を囲むスカート部を有し、スカート部は内筒 と外筒を備える。内筒は水や砥粒のはね返りを機械的に防止する。スカート部の 下方からリング状に噴射される水は、ウォータージェットのノズルの周囲にウォ ーターカーテンを形成する。このウォーターカーテンによって、水や砥粒の飛散 が防止され、ウォータージェット加工による切断音も遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するウォータージェット加工装置
の全体図。
【図2】加工ヘッドの作動を示す説明図。
【図3】飛散防止装置の断面図。
【図4】ウォータージェット加工システムの構成図。
【符号の説明】
1 ウォータージェット加工装置 10 加工機本体 20 加工ヘッド 30 ノズル 32 ウォータージェット 34 ウォーターカーテン 40 高圧ポンプユニット 50 スラッジセパレータ 70 NC制御装置 350 飛沫飛散防止装置兼衝撃音減衰装置 353 外筒 354 内筒

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置するテーブルと、テーブル
    に対して、テーブルの平面上で直交する2軸方向とテー
    ブルの平面に対して垂直に交わる軸方向に相対的に制御
    される加工ヘッドを有する加工機本体と、加工ヘッドの
    ウォータージェットノズルに対して高圧水を供給する高
    圧ポンプユニットと、ウォータージェットノズルの周囲
    にとりつけた飛沫飛散防止装置兼衝撃音減衰装置とを備
    え、飛沫飛散防止装置兼衝撃音減衰装置はウォータージ
    ェットノズルの周囲にウォーターカーテンを形成するウ
    ォータージェット加工装置。
  2. 【請求項2】 飛散防止装置は、ウォータージェットノ
    ズルを囲む内筒と、内筒の外周部に設けられる外筒と、
    内筒と外筒の下端部に開口するウォーターカーテン噴射
    口を備えてなる請求項1記載のウォータージェット加工
    装置。
JP2650292U 1992-03-31 1992-03-31 ウォータージェット加工装置 Pending JPH0578472U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516470A (ja) * 2002-11-19 2006-07-06 マクギール、デニス ロボット塗料/表面被覆除去装置
WO2007013293A1 (ja) * 2005-07-26 2007-02-01 Shibuya Kogyo Co., Ltd. ハイブリッドレーザ加工装置
JP2009154268A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Disco Abrasive Syst Ltd ウォータージェット加工装置の処理方法
JP2013031855A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Disco Corp レーザ加工装置
US10471623B2 (en) 2016-10-18 2019-11-12 Hmcc Acquireco2, Llc Waterjet cutting system with variable liquid level
US10478945B2 (en) 2017-06-14 2019-11-19 Hmcc Acquireco2, Llc Abrasive recovery assembly for a waterjet cutting system

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