JPH057845B2 - - Google Patents
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- JPH057845B2 JPH057845B2 JP61306221A JP30622186A JPH057845B2 JP H057845 B2 JPH057845 B2 JP H057845B2 JP 61306221 A JP61306221 A JP 61306221A JP 30622186 A JP30622186 A JP 30622186A JP H057845 B2 JPH057845 B2 JP H057845B2
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- coil
- magnetic field
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- yoke
- electromagnet
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- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は電磁石を用いて磁界を発生する磁界発
生装置に係り、特に高速に磁界の極性を切り換え
ることのできる磁界発生装置に関する。
生装置に係り、特に高速に磁界の極性を切り換え
ることのできる磁界発生装置に関する。
(従来の技術)
一般に、テープレコーダー等における磁気テー
プに情報を記録、再生又は消去するには、磁気ヘ
ツドを磁気テープに接触させて行うことができる
ため、磁気ヘツドの近傍においてのみ所定の磁束
密度が得られれば十分である。従つて、比較的小
型の電磁石を用いて磁気ヘツドを構成することが
でき、しかも電磁石の応答は良好に得られる。
又、磁気ヘツドの左右両極間のギヤツプ等を調整
することにより、磁束を集中させることができる
ので、装置を小型化しても大きな磁束密度を得る
ことができる。
プに情報を記録、再生又は消去するには、磁気ヘ
ツドを磁気テープに接触させて行うことができる
ため、磁気ヘツドの近傍においてのみ所定の磁束
密度が得られれば十分である。従つて、比較的小
型の電磁石を用いて磁気ヘツドを構成することが
でき、しかも電磁石の応答は良好に得られる。
又、磁気ヘツドの左右両極間のギヤツプ等を調整
することにより、磁束を集中させることができる
ので、装置を小型化しても大きな磁束密度を得る
ことができる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、近年情報の記録再生のための装
置として多用されつつある光磁気デイスク装置に
おけるバイアス電磁発生用の磁界石においては、
電磁石から数mm離れてもなお数百〜数kOeの磁束
密度が必要とされている。これは、磁化媒体が磁
気デイスク表面から1.2mm程度内側にあり、さら
に該デイスクが回転する際、同デイスクの面振れ
により、デイスク面が垂直方向に1mm程度上下動
するので、磁化媒体を電磁石から2mm程度以内に
近づけることは困難であるからである。
置として多用されつつある光磁気デイスク装置に
おけるバイアス電磁発生用の磁界石においては、
電磁石から数mm離れてもなお数百〜数kOeの磁束
密度が必要とされている。これは、磁化媒体が磁
気デイスク表面から1.2mm程度内側にあり、さら
に該デイスクが回転する際、同デイスクの面振れ
により、デイスク面が垂直方向に1mm程度上下動
するので、磁化媒体を電磁石から2mm程度以内に
近づけることは困難であるからである。
したがつて、光磁気デイスク装置の場合におい
ては、所定の磁束密度を得るために比較的大きな
電磁石を用いざるを得ない。
ては、所定の磁束密度を得るために比較的大きな
電磁石を用いざるを得ない。
又、光磁気デイスクでは情報の記録時と消去時
でバイアス磁界の方向を切換える必要があり、こ
の記録再生の切換えを迅速に行なわなければ情報
の授受スピードが低下するという不都合が生じ
る。このため、従来から、駆動段において電磁石
のコイルに流れる電流を帰還させることにより、
磁界の変化磁においては大きな電圧を電磁石のコ
イルの両端に印加し、磁界の立上がり後において
は電磁石のコイルに適当な電圧を印加するという
電流駆動段が用いられていた。
でバイアス磁界の方向を切換える必要があり、こ
の記録再生の切換えを迅速に行なわなければ情報
の授受スピードが低下するという不都合が生じ
る。このため、従来から、駆動段において電磁石
のコイルに流れる電流を帰還させることにより、
磁界の変化磁においては大きな電圧を電磁石のコ
イルの両端に印加し、磁界の立上がり後において
は電磁石のコイルに適当な電圧を印加するという
電流駆動段が用いられていた。
このような電磁石において、磁界の切換えを高
速に行うことは線径の太いコイルを用いて、しか
も巻数を少なくし、且つこれに大電流を流す必要
がある。一方、大きな磁束を保持するにはアンペ
アターンをかせじことが必要であるが、発熱量を
抑えるために小さな電流を流すようにすれば巻数
を多くせざるを得ない。ところが、前述の電磁石
においては、磁界の切換えと保持とを1つのコイ
ルで行う構成としているため、コイルの巻数を多
くすれば高電圧電源が必要となつて駆動段での消
費電力が増え、これとは逆にコイルの巻数を少く
すれば電磁石での消費電力が増え発熱量も増加す
るという問題が生じる。
速に行うことは線径の太いコイルを用いて、しか
も巻数を少なくし、且つこれに大電流を流す必要
がある。一方、大きな磁束を保持するにはアンペ
アターンをかせじことが必要であるが、発熱量を
抑えるために小さな電流を流すようにすれば巻数
を多くせざるを得ない。ところが、前述の電磁石
においては、磁界の切換えと保持とを1つのコイ
ルで行う構成としているため、コイルの巻数を多
くすれば高電圧電源が必要となつて駆動段での消
費電力が増え、これとは逆にコイルの巻数を少く
すれば電磁石での消費電力が増え発熱量も増加す
るという問題が生じる。
本発明は以上のような従来の問題点を解消すべ
く成されたもので、磁化方向の切換えが高速にで
き、且つ大きな磁束の保持を可能とし、しかも消
費電力に無駄がなく発熱を最小限に抑えることを
できる磁界発生装置を提供することを目的とす
る。
く成されたもので、磁化方向の切換えが高速にで
き、且つ大きな磁束の保持を可能とし、しかも消
費電力に無駄がなく発熱を最小限に抑えることを
できる磁界発生装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段)
上述した従来の問題点は、主ヨークと、該主ヨ
ークから間隔を置いて配置され主ヨークと互いに
連結されたサイドヨークと、前記主ヨークに巻線
された第1のコイルと、該第1のコイルの外側を
取り巻くように前記主ヨークに巻線され、第1の
コイルより巻数の多い第2のコイルと、前記第1
のコイルにまず通電し、第1のコイルから発生す
る磁界が所定レベルに達したら、前記第2のコイ
ルに通電して所定レベルの磁界を保持するように
動作する駆動手段とから成る光磁気記録装置のバ
イアス磁界発生装置により解決することができ
る。
ークから間隔を置いて配置され主ヨークと互いに
連結されたサイドヨークと、前記主ヨークに巻線
された第1のコイルと、該第1のコイルの外側を
取り巻くように前記主ヨークに巻線され、第1の
コイルより巻数の多い第2のコイルと、前記第1
のコイルにまず通電し、第1のコイルから発生す
る磁界が所定レベルに達したら、前記第2のコイ
ルに通電して所定レベルの磁界を保持するように
動作する駆動手段とから成る光磁気記録装置のバ
イアス磁界発生装置により解決することができ
る。
(作用)
第1のコイルは磁界立上げ時に用いられる。即
ち、第1のコイルは、第2のコイルよりコイルの
巻数が少いため、第1のコイルは第2のコイルよ
りもインダクタンスが小さく、又直流抵抗が小さ
いので、急激に電流が流れ、これによる磁界も急
激に立上る。
ち、第1のコイルは、第2のコイルよりコイルの
巻数が少いため、第1のコイルは第2のコイルよ
りもインダクタンスが小さく、又直流抵抗が小さ
いので、急激に電流が流れ、これによる磁界も急
激に立上る。
そして、第1のコイルに通電して磁界の立ち上
り後、第2コイルに通電することにより、該第2
のコイルにて一定の磁界が保持せしめられる。
り後、第2コイルに通電することにより、該第2
のコイルにて一定の磁界が保持せしめられる。
又、第1のコイルに通電した後、第2のコイル
に通電する動作は上記駆動手段によつて行なうこ
とができる。
に通電する動作は上記駆動手段によつて行なうこ
とができる。
従つて、上記構成の磁界発生装置においては、
大磁界の立ち上げを小さい電流にて、しかも高速
に行なうことができ、立ち上り後の電流は確実に
保持せしめられる。又、このような構成によつ
て、極性の切換を高速に行うことが可能となる。
大磁界の立ち上げを小さい電流にて、しかも高速
に行なうことができ、立ち上り後の電流は確実に
保持せしめられる。又、このような構成によつ
て、極性の切換を高速に行うことが可能となる。
(実施例)
以下、本発明の実施例について説明するにあた
り、第2図及び第3図を参照して本発明の概念に
ついて説明する。
り、第2図及び第3図を参照して本発明の概念に
ついて説明する。
第2図はその概念を示す構成例(以下概念例と
称す)の概略図であり、第3図は第2図に示すも
のの変更例である。
称す)の概略図であり、第3図は第2図に示すも
のの変更例である。
第2図において、1は電磁石、1aは第1のコ
イル、1bは第2のコイル、3はヨークである。
第1のコイル1aは磁界立上げ時に用いられるも
のであり、第2のコイル1bより少い巻数でヨー
ク3に巻回されている。又、第1のコイル1aと
第2のコイル1bは、夫々第1スイツチ2a及び
第2スイツチ2bを介して相互に接続されてお
り、さらにその一端はアースされ、他端は電圧+
Vを印加できるようにされている。
イル、1bは第2のコイル、3はヨークである。
第1のコイル1aは磁界立上げ時に用いられるも
のであり、第2のコイル1bより少い巻数でヨー
ク3に巻回されている。又、第1のコイル1aと
第2のコイル1bは、夫々第1スイツチ2a及び
第2スイツチ2bを介して相互に接続されてお
り、さらにその一端はアースされ、他端は電圧+
Vを印加できるようにされている。
このような構成において、磁界を発生するに
は、まず第1スイツチ2aをONにして第1のコ
イル1aに電流を流す。この第1のコイル1a
は、第2のコイル1bに比ベインダクタンスが小
さく、又直流抵抗が小さいので、電圧+Vを印加
すると急激にで流が流れ、それに伴い電磁石1に
発生する磁界も急激に立上る。そして、一定時間
後、すなわち第1のコイル1aによつて発生する
磁界或いは該コイルに流れる電流が規定レベルに
なつたことを検知した後に、第2スイツチ2bを
ONにして第1スイツチ2aをOFFにすれば、第
2のコイル1bにのみ電流が流れ電磁石1から発
生する磁界が保持される。なお、保持すべき磁界
の強さにより第1のコイル1a及び第2のコイル
1bの巻数、直流抵抗或いは電圧+Vを設定すれ
ばよい。
は、まず第1スイツチ2aをONにして第1のコ
イル1aに電流を流す。この第1のコイル1a
は、第2のコイル1bに比ベインダクタンスが小
さく、又直流抵抗が小さいので、電圧+Vを印加
すると急激にで流が流れ、それに伴い電磁石1に
発生する磁界も急激に立上る。そして、一定時間
後、すなわち第1のコイル1aによつて発生する
磁界或いは該コイルに流れる電流が規定レベルに
なつたことを検知した後に、第2スイツチ2bを
ONにして第1スイツチ2aをOFFにすれば、第
2のコイル1bにのみ電流が流れ電磁石1から発
生する磁界が保持される。なお、保持すべき磁界
の強さにより第1のコイル1a及び第2のコイル
1bの巻数、直流抵抗或いは電圧+Vを設定すれ
ばよい。
なお、上述のような構成は、第3図に示す構成
に変更しても同様の作用を有する。第3図に示す
ものは第2図に示すものをより簡単化したもので
あり、第1のコイル1a及び第2のコイル1bは
連続的に電磁石1に巻回されており、第1のコイ
ル1aに相当するコイルの巻数が少なくなるよう
な位置で第1スイツチ2aが接続されている。そ
して、第1スイツチ2aは第2のコイル1b側の
端部に接続された第2スイツチ2bに連結され電
圧+Vを印加できるようにされている。又、第1
のコイル1a側の端部はアースされている。
に変更しても同様の作用を有する。第3図に示す
ものは第2図に示すものをより簡単化したもので
あり、第1のコイル1a及び第2のコイル1bは
連続的に電磁石1に巻回されており、第1のコイ
ル1aに相当するコイルの巻数が少なくなるよう
な位置で第1スイツチ2aが接続されている。そ
して、第1スイツチ2aは第2のコイル1b側の
端部に接続された第2スイツチ2bに連結され電
圧+Vを印加できるようにされている。又、第1
のコイル1a側の端部はアースされている。
この変更例における作用は前記構成のものと同
様であるが、前述の説明中第2スイツチ2bを
ONにした後第1スイツチ2aを切ることによ
り、この変更例においては第2のコイル1bと第
1のコイル1aに電流が流れて電磁石1に発生す
る磁界が保持される。
様であるが、前述の説明中第2スイツチ2bを
ONにした後第1スイツチ2aを切ることによ
り、この変更例においては第2のコイル1bと第
1のコイル1aに電流が流れて電磁石1に発生す
る磁界が保持される。
なお上記2種の概念例においてはいずれも2つ
のコイルか或いは2つに分離されたコイルが用い
られているが、巻回数或いは線径の様々異なるコ
イルを複数設け、これらコイルから適宜選択して
磁界の立上げ速度を調整することが可能である。
のコイルか或いは2つに分離されたコイルが用い
られているが、巻回数或いは線径の様々異なるコ
イルを複数設け、これらコイルから適宜選択して
磁界の立上げ速度を調整することが可能である。
以下、上述のようなスイツチ動作の具体例とし
てトランジスタを使用したスイツチング回路につ
いて説明する。第4図はその概略図である。
てトランジスタを使用したスイツチング回路につ
いて説明する。第4図はその概略図である。
第4図において、1は電磁石、1aは第1のコ
イル、1bは第2のコイルであり、第1のコイル
1aは第2のコイル1bより少なく巻回されてお
り、従つて前記と同様の作用を有している。
Trla,Tr1b,Tr2a,Tr3a,Tr3bはト
ランジスタであり、夫々スイツチ動作をすること
ができる。3はダイオードである。
イル、1bは第2のコイルであり、第1のコイル
1aは第2のコイル1bより少なく巻回されてお
り、従つて前記と同様の作用を有している。
Trla,Tr1b,Tr2a,Tr3a,Tr3bはト
ランジスタであり、夫々スイツチ動作をすること
ができる。3はダイオードである。
以上のような構成から成るスイツチング回路の
動作について第5図に示すタイミングチヤートを
合せて用い説明する。
動作について第5図に示すタイミングチヤートを
合せて用い説明する。
時刻t0においては全てのトランジスタがOFFの
状態になつており、コイルに電流が流れず磁界は
発生しない。次に時刻t1で正磁界(第4図中上方
向に発生する磁界)を発生させるには、トランジ
スタTr1a,Tr2bをONにし、第1のコイル
1aに電圧を印加する。所定の磁束密度が発生し
た時刻t2においてトランジスタTr3bをONに
し、次いでトランジスタTr2bをOFFにするこ
とにより第2コイル1bを有効にし磁界を保持す
る。時刻t3においてトランジスタTr3bをOFF
にすることにより磁界は消滅する。
状態になつており、コイルに電流が流れず磁界は
発生しない。次に時刻t1で正磁界(第4図中上方
向に発生する磁界)を発生させるには、トランジ
スタTr1a,Tr2bをONにし、第1のコイル
1aに電圧を印加する。所定の磁束密度が発生し
た時刻t2においてトランジスタTr3bをONに
し、次いでトランジスタTr2bをOFFにするこ
とにより第2コイル1bを有効にし磁界を保持す
る。時刻t3においてトランジスタTr3bをOFF
にすることにより磁界は消滅する。
一方、時刻t4において逆方向の磁界を発生させ
るにはトランジスタTr1b、Tr2aをONにし、
第2コイル1bに逆方向の電圧を印加して逆磁界
を立上げ、その後時刻t5において、トランジスタ
Tr3aをONにし、次いでトランジスタTr2a
をONにして逆方向の一定磁界を得る。時刻t6で
トランジスタをOFFにすることにより磁界が消
滅する。
るにはトランジスタTr1b、Tr2aをONにし、
第2コイル1bに逆方向の電圧を印加して逆磁界
を立上げ、その後時刻t5において、トランジスタ
Tr3aをONにし、次いでトランジスタTr2a
をONにして逆方向の一定磁界を得る。時刻t6で
トランジスタをOFFにすることにより磁界が消
滅する。
なお、第4図中のダイオード3は電磁石1の磁
界の変化に伴つて発生する誘起電圧を阻止するた
めに設けたられたものである。
界の変化に伴つて発生する誘起電圧を阻止するた
めに設けたられたものである。
又、トランジスタを完全なスイツチング動作と
すると磁界の消滅時において非常に大きな誘起電
圧が発生するので、これを防止するには磁界の消
滅時のスイツチング時間を長くする構成とすれば
よい。正逆両方向の磁束密度に差異を持たせるた
めには、トランジスタの出力側に適当な抵抗を挿
入することによりなし得る。
すると磁界の消滅時において非常に大きな誘起電
圧が発生するので、これを防止するには磁界の消
滅時のスイツチング時間を長くする構成とすれば
よい。正逆両方向の磁束密度に差異を持たせるた
めには、トランジスタの出力側に適当な抵抗を挿
入することによりなし得る。
次に、本発明の具体的実施例について説明す
る。第1図はその概略斜視図である。
る。第1図はその概略斜視図である。
同図において、5は主ヨークであり、この主ヨ
ークの両側にはサイドヨーク6,7が設けられて
おり、これら主ヨーク5及びサイドヨーク6,7
の一端は板ヨーク4に連結されている。主ヨーク
5には、まず磁界立上げ用の内側コイル9が巻回
され、この外側には磁界保持用の外側コイル10
が巻回されている。この内側コイル9及び外側コ
イル10は、前述した本発明の概念を示す構成例
(以下、概念例と称す)においてそれぞれ第1の
コイル及び第2のコイルに相当するものであり、
外側コイル10は内側コイル9より巻数が多く形
成されている。主ヨーク5は、図示のようにT字
型に形成されており、このような形状により、内
側及び外側コイル9,10の巻回が容易になる。
ークの両側にはサイドヨーク6,7が設けられて
おり、これら主ヨーク5及びサイドヨーク6,7
の一端は板ヨーク4に連結されている。主ヨーク
5には、まず磁界立上げ用の内側コイル9が巻回
され、この外側には磁界保持用の外側コイル10
が巻回されている。この内側コイル9及び外側コ
イル10は、前述した本発明の概念を示す構成例
(以下、概念例と称す)においてそれぞれ第1の
コイル及び第2のコイルに相当するものであり、
外側コイル10は内側コイル9より巻数が多く形
成されている。主ヨーク5は、図示のようにT字
型に形成されており、このような形状により、内
側及び外側コイル9,10の巻回が容易になる。
上述の本実施例において内側コイル9は前記概
念例における第1のコイルに相当し、又外側コイ
ル10は第2のコイル相当する。従つて、これら
内側及び外側コイル9,10に前記概念例で用い
たスイツチング回路を接続することにより前記概
念例同様、磁界の高速の立上げ及び保持を行うこ
とができる。又、他のスイツチング素子として
VFET、GTOサイリスタ等を使用することもで
きる。
念例における第1のコイルに相当し、又外側コイ
ル10は第2のコイル相当する。従つて、これら
内側及び外側コイル9,10に前記概念例で用い
たスイツチング回路を接続することにより前記概
念例同様、磁界の高速の立上げ及び保持を行うこ
とができる。又、他のスイツチング素子として
VFET、GTOサイリスタ等を使用することもで
きる。
しかして、本実施例においては巻数の少い内側
コイル9が主ヨーク5に対してより近接し、この
内側コイル9の外側に外側にコイル10が設けら
れている。このような構成の利点とする所は、該
内側コイル9が外側コイル10に比べより直流抵
抗が小さく、インダクタンスが低い点にある。か
くして、内側コイル9は高加速度的に磁界を立上
げるのに有効に作用し得る。なお、外側コイル1
0は所定の磁界を保持するよう作用すれば良いか
ら、消費電力の低減及び発熱量を抑えることを考
慮して、巻数を多くすると共に該コイルに流す電
流を小さくすることにより、アンペアターンをか
せじようにすれば良い。
コイル9が主ヨーク5に対してより近接し、この
内側コイル9の外側に外側にコイル10が設けら
れている。このような構成の利点とする所は、該
内側コイル9が外側コイル10に比べより直流抵
抗が小さく、インダクタンスが低い点にある。か
くして、内側コイル9は高加速度的に磁界を立上
げるのに有効に作用し得る。なお、外側コイル1
0は所定の磁界を保持するよう作用すれば良いか
ら、消費電力の低減及び発熱量を抑えることを考
慮して、巻数を多くすると共に該コイルに流す電
流を小さくすることにより、アンペアターンをか
せじようにすれば良い。
ちなみに、複数のコイルを磁界方向に並列的に
配設した場合と磁界立上げ用コイル内側に設けそ
の外側に磁界保持用コイルを設けた場合との比較
例を第6図に示す。図中、横軸は磁界の立上がり
時間を示し、縦軸は磁界の強さを示し、Aは本実
施例装置、Bは従来装置を示す。図に示されるよ
うに、例えばPガウスの磁界は本実施例装置にお
いては従来装置に比べ略半分の時間で得られるこ
とが理解される。
配設した場合と磁界立上げ用コイル内側に設けそ
の外側に磁界保持用コイルを設けた場合との比較
例を第6図に示す。図中、横軸は磁界の立上がり
時間を示し、縦軸は磁界の強さを示し、Aは本実
施例装置、Bは従来装置を示す。図に示されるよ
うに、例えばPガウスの磁界は本実施例装置にお
いては従来装置に比べ略半分の時間で得られるこ
とが理解される。
なお本実施例装置は光磁気デイスク等の記録媒
体を介して対物レンズ等の収束用レンズに対向す
るよう設置される。より詳細には、主ヨーク5の
磁極面の長手方向が光磁気デイスクの半径方向に
対応するよう設置される。従つて、本実施例装置
は光磁気デイスク面の垂直方向に対して装置の小
型化が容易となる。
体を介して対物レンズ等の収束用レンズに対向す
るよう設置される。より詳細には、主ヨーク5の
磁極面の長手方向が光磁気デイスクの半径方向に
対応するよう設置される。従つて、本実施例装置
は光磁気デイスク面の垂直方向に対して装置の小
型化が容易となる。
又、内側コイル9及び外側コイル10に、夫々
別々の電圧電源を用いれば各コイルの巻数の比を
大きくとらなくてすむので誘起電圧を低くするこ
とができる。
別々の電圧電源を用いれば各コイルの巻数の比を
大きくとらなくてすむので誘起電圧を低くするこ
とができる。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明の磁界発生装置に
よれば、磁界石より数mm離れた位置で大きな磁界
を発生・保持し得るにもかかわらず、極性の切換
えを高速に行うことができる。このような装置は
光磁気デイスクのように磁気媒体に対して否接触
で情報の記録・再生及び消去を行なう場合に有益
である。又、本発明は消費電力に無駄がなく発熱
を最小限に抑えることができる磁界発生装置を提
供し得るものである。
よれば、磁界石より数mm離れた位置で大きな磁界
を発生・保持し得るにもかかわらず、極性の切換
えを高速に行うことができる。このような装置は
光磁気デイスクのように磁気媒体に対して否接触
で情報の記録・再生及び消去を行なう場合に有益
である。又、本発明は消費電力に無駄がなく発熱
を最小限に抑えることができる磁界発生装置を提
供し得るものである。
第1図は本発明の磁気装置の実施例を示す概略
斜視図、第2図は本発明の概念を示す構成例の回
路図、第3図は第2図に示す構成例の変更例を示
す回路図、第4図はトランジスタを用いたスイツ
チング回路を示す図、第5図は第4図におけるス
イツチング動作のタイミングチヤート、第6図は
複数のコイルを並列的に設けた場合と磁界立上げ
用のコイルの外側に磁界保持用のコイルを設けた
場合との磁界の立上り速度に関する比較を示す図
である。 5……主ヨーク、9……内側ヨーク、10……
外側ヨーク。
斜視図、第2図は本発明の概念を示す構成例の回
路図、第3図は第2図に示す構成例の変更例を示
す回路図、第4図はトランジスタを用いたスイツ
チング回路を示す図、第5図は第4図におけるス
イツチング動作のタイミングチヤート、第6図は
複数のコイルを並列的に設けた場合と磁界立上げ
用のコイルの外側に磁界保持用のコイルを設けた
場合との磁界の立上り速度に関する比較を示す図
である。 5……主ヨーク、9……内側ヨーク、10……
外側ヨーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光磁気記録媒体に情報の記録または消去を行
うためのバイアス磁界を発生する光磁気記録装置
のバイアス磁界発生装置において、 主ヨークと、該主ヨークから間隔を置いて配置
され主ヨークと互いに連結されたサイドヨーク
と、前記主ヨークに巻線された第1のコイルと、
該第1のコイルの外側を取り巻くように前記主ヨ
ークに巻線され、第1のコイルより巻数の多い第
2のコイルと、前記第1のコイルにまず通電し、
第1のコイルから発生する磁界が所定レベルに達
したら、前記第2のコイルに通電して所定レベル
の磁界を保持するように動作する駆動手段とから
成ることを特徴とする光磁気記録装置のバイアス
磁界発生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61306221A JPS63160041A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 光磁気記録装置のバイアス磁界発生装置 |
US07/060,303 US4841407A (en) | 1986-06-16 | 1987-06-10 | Magnetic field generator having a plurality of coils for generating magnetic field in substantially the same space and method of driving the same |
EP87305339A EP0251561B1 (en) | 1986-06-16 | 1987-06-16 | Magnetic field generator |
DE8787305339T DE3781474T2 (de) | 1986-06-16 | 1987-06-16 | Magnetfelderzeuger. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61306221A JPS63160041A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 光磁気記録装置のバイアス磁界発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63160041A JPS63160041A (ja) | 1988-07-02 |
JPH057845B2 true JPH057845B2 (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=17954450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61306221A Granted JPS63160041A (ja) | 1986-06-16 | 1986-12-24 | 光磁気記録装置のバイアス磁界発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63160041A (ja) |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP61306221A patent/JPS63160041A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63160041A (ja) | 1988-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |