JPH0577489B2 - - Google Patents

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JPH0577489B2
JPH0577489B2 JP63310451A JP31045188A JPH0577489B2 JP H0577489 B2 JPH0577489 B2 JP H0577489B2 JP 63310451 A JP63310451 A JP 63310451A JP 31045188 A JP31045188 A JP 31045188A JP H0577489 B2 JPH0577489 B2 JP H0577489B2
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JP
Japan
Prior art keywords
nut
mold
synthetic resin
elastic body
soft elastic
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63310451A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02155621A (ja
Inventor
Takeshi Ikura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiko Inc
Original Assignee
Daiko Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiko Inc filed Critical Daiko Inc
Priority to JP63310451A priority Critical patent/JPH02155621A/ja
Publication of JPH02155621A publication Critical patent/JPH02155621A/ja
Publication of JPH0577489B2 publication Critical patent/JPH0577489B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂部材にナツトを埋め込み固定
する合成樹脂加圧成形部品の製造方法の改良に関
するものである。
(従来技術とその問題点) 合成樹脂部材と他の部材とを結合するために、
異種の材料からなく金具例えばナツトを装着する
必要がある場合がある。
従来、合成樹脂部材へのナツトの固定には、第
6図に示すように、合成樹脂部材Pに後加工で、
ボルト穴Hを明け、合成樹脂部材Pの裏面にナツ
トの付いた補強鉄至Fを接着剤AとリベツトLに
て取り付けていた。しかしながら、後作業による
取付は作業性が悪いとともに、取付部の外観性を
害し、取付精度を悪くするという欠点がある。そ
こで、合成樹脂部材の成形において成形と同時に
ナツトを埋め込み固定するナツトインサート方法
の採用が望まれるが、ナツトのように合成樹脂で
埋め込み固定されるインサート部品に開口を有す
るとその開口に合成樹脂が侵入して開口を封鎖す
るという欠点がある。そのため、ナツトインサー
トの際、第5図に示すように、ナツトNのネジ部
にゴムプラグRを圧入しているが、合成樹脂流動
圧によりゴムプラグRの位置がずれやすく、イン
サート部品との間〓、特にネジ谷部への合成樹脂
の流れ込みを回避できないという問題点がある。
また、インサート部品のある場合、該インサート
部品の上端が型締め時に上型と接触して型損傷が
起こりやすいので、製品表面やや下方にインサー
ト部品の上端を位置させてインサートさせる必要
があるが、この場合、製品成形後インサート部品
の位置が分かりにくく、サンダー等の後処理が困
難となるという種々の問題点がある。
(発明の課題) 本発明はナツト等の製品表面に開口させる部分
を有するインサート部品を埋め込み固定して成形
するにあたり、上記問題点を解消して行うことの
できる製造方法を提供することを課題とする。
(課題解決のための手段) 本発明はナツト等においてはボルトを螺合させ
るネジ穴とは別個に、該ネジ穴を封鎖する軟質弾
性体を圧入する座ぐり部を設け、該座ぐり部に軟
質弾性体をそこからやや突出させるように圧入装
着すれば、上記問題点を解消させることができる
ことに着目してなされたもので、 合成樹脂部材の成形と同時にナツトを埋め込み
固定するにあたり、 インサートされるナツトの製品表面側上端に、
ナツトの谷径より大径の座ぐり部を設け、 該座ぐり部にその直径および高さよりやや大き
い軟質弾性体を圧入し、 該軟質弾性体とともに型内にセツトされたナツ
トとはその上端と間〓をおいて型締めし、ナツト
の周囲に未硬化合成樹脂を充填し、 硬化後離型して上記軟質弾性体を除去すること
を要旨とする合成樹脂加圧成形部品の製造方法に
ある。
本発明において、上型とインサートされるナツ
トの上端との間に間〓をおいて型締めが行われる
ようにするためには第3図に示すように、インサ
ートされるナツト2の上端を上型6表面のやや下
方に位置させ、該ナツト2の上端から軟質弾性体
4をその圧縮代を見込んで製品7表面から突出さ
せるようにしてもよいが、第2図に示すように、
インサートされるナツト2の上端に対応して上型
6の所要箇所にナツト2上端外径より大きいくぼ
み61を設けるようにしてもよい。
前者の場合は軟質弾性体4が製品表面に露出し
てインサートされたナツトの位置を表示する一
方、後者の場合は製品表面にくぼみに対応する膨
出部71が形成される結果、インサートされたナ
ツトの位置が表示されることになる。
本方法はSMC(シートモールドコンパウンド)
法だけでなく、BMC(バルクモールドコンパウン
ド)法および射出成形法等の合成樹脂製品の種々
の加圧成形方法に採用されてよい。
本発明方法において、インサートされるナツト
は下型に設けた凹部または凸部を用いて係合固定
させるようにしてもよいが、型凹所に収納配置さ
れる入れ子を用い、これにボルト等により仮止め
して所定箇所にナツトを保持させるようにしても
よい。
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づ
き、詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明をSMC法によるバツクピラー
インナーの成形に適用した場合の金型構造の断面
図で、 (a) 入れ子1の表面にナツト2を裏面から穴11
を介して突出するボルト3に螺合させ、固定
し、シリコンキヤツプ4にてナツト2の頭部開
口21を封鎖する。
上記ナツト2は第2図に示すように、内ネジ
を螺設した円筒本体の中央部に円周フランジ2
2を形成して熱伝達を向上させるとともに、基
本肉厚部との樹脂容量の変化を極力抑え、ナツ
トインサートによりナツト周囲近傍の成形サイ
クルが長くなるのを防止する一方、その一部を
切り欠き、インサート後の回り止めを行うよう
になつているとともに、頭部にネジ穴径より大
きい座ぐり部23を設け、該座ぐり23より直
径および高さの大きい軟質弾性体4を圧入して
なる。該軟質弾性体4は成形時の型温度に充分
に耐えるシリコンラバーにて製造し、耐熱性を
持たせるのが好ましい。
上記入れ子組立体Mを下型5の凹部51にセ
ツトするが、入れ子組立体Mの装着を確実にす
るために凹部51は断面逆台形状に形成されて
いる。他方、上型6には入れ子1の表面に固定
されたナツト2の頭部に対応してナツト外径よ
りやや大きい半球状凹部61が形成され、上記
ナツト2の上端と型締め時に樹脂流動の可能な
間〓を形成するようになつている。
そのため、下型5と上型6とを型合わせする
と、ナツト2の上端は上型表面と接触せず、し
かも未硬化樹脂Wを圧縮成形すると、ナツト2
の周辺は両側から樹脂がスムーズに流れるとと
もに(第4図a参照)、ナツト頭部の上型凹部
61を介してナツト背後のシヨートまたはウエ
ルドの発生しやすい部分に上方からの樹脂流れ
を誘導することになる(第4図b参照)。さら
に、ナツトインサート部分は製品肉厚よりも大
きくなるが、中央フランジ22が張り出してい
るので、周囲の熱伝達を向上させるとともに、
基本肉厚部との樹脂容量の変化を極力抑えるの
で、ナツト周囲近傍の成形サイクルが長くなる
のが防止される(第2図参照)。
(b) 樹脂の硬化後、入れ子組立体Mごとに成形製
品7を脱型し、仮止めボルト3を外して入れ子
1を外す一方、ナツトインサート部分から突出
する不要樹脂部71をサンダーがけすると、サ
ンダーがナツト上端に当たる前に、ネジ穴が露
出することになる。その後、シリコンキヤツプ
4を外し、装着ナツト2にボルト5を螺合する
に当たり、ボルト5は座ぐり部23に案内され
るので、容易にボルトによる部品組み付けが可
能となる。なお、製品表面に塗装を施すときは
上記シリコンキヤツプ4は塗料のネジ穴への侵
入を防止する。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、合成樹脂部材の成形と同時にナツト等のイン
サート部品を埋め込み固定するにあたり、 インサート部品の開口を該開口より大きい座ぐ
り部を形成してここに軟質弾性体を圧入して封鎖
するので、成形時に樹脂流動圧がかかつても開口
に樹脂が流入することはない。また、インサート
部品を製品表面と同一面としても上型と干渉しや
すい部分に金型設計上、〓間を形成可能であるの
で、型締め時に上型と干渉して型を損傷すること
もない。さらに、ナツトインサート部分が製品表
面に表示されるので、インサート部品が樹脂内に
埋もれていても、目印となつて、仕上げ時のネジ
穴出しが容易となる。さらにまた、座ぐり部は部
品組み付け時のボルト案内として樹脂するなど
種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本発明をSMC法によるバ
ツクピラーインナーの成形に適用した場合のナツ
トインサート成形金型の断面図および脱型時の断
面図、第2図は本発明に係る第1実施例の金型要
部を示す断面図、第3図は本発明の第2実施例の
金型要部を示す断面図、第4図a,bは本発明金
型の樹脂流動状態を示す説明図、第5図はインサ
ートナツトのネジ穴封鎖例を示す断面図、第6図
は従来のナツト固定方法を示す構造図である。 2……ナツト、23……座ぐり部、4……軟質
弾性体、6……上型、61……上型凹部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂部材の成形と同時にナツトを埋め込
    み固定するにあたり、 インサートされるナツトの製品表面側上端に、
    ナツトの谷径より大径の座ぐり部を設け、 該座ぐり部にその直径および高さよりやや大き
    い軟質弾性体を圧入し、 該軟質弾性体とともに型内にセツトされたナツ
    トとはその上端と間〓をおいて型締めし、ナツト
    の周囲に未硬化合成樹脂を充填し、 硬化後離型して上記軟質弾性体を除去すること
    を特徴とする合成樹脂加圧成形部品の製造方法。
JP63310451A 1988-12-08 1988-12-08 合成樹脂加圧成形部品の製造方法 Granted JPH02155621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63310451A JPH02155621A (ja) 1988-12-08 1988-12-08 合成樹脂加圧成形部品の製造方法

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JP63310451A JPH02155621A (ja) 1988-12-08 1988-12-08 合成樹脂加圧成形部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02155621A JPH02155621A (ja) 1990-06-14
JPH0577489B2 true JPH0577489B2 (ja) 1993-10-26

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ID=18005408

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JP63310451A Granted JPH02155621A (ja) 1988-12-08 1988-12-08 合成樹脂加圧成形部品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7067390B2 (ja) * 2018-09-26 2022-05-16 住友電装株式会社 インサート成形品の製造方法

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JPH02155621A (ja) 1990-06-14

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