JPH0577374A - 積層ポリエステルフイルム - Google Patents

積層ポリエステルフイルム

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JPH0577374A
JPH0577374A JP3239566A JP23956691A JPH0577374A JP H0577374 A JPH0577374 A JP H0577374A JP 3239566 A JP3239566 A JP 3239566A JP 23956691 A JP23956691 A JP 23956691A JP H0577374 A JPH0577374 A JP H0577374A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面にワ
ックス系組成物を主成分とした層を設けた積層フイルム
において、該層中に0.1〜20重量%にシリコ−ン成
分を含有させ、かつ積層膜表面は長手方向/幅方向の比
が3以上の細長い突起を20個/100μm2 以上有す
る。 【効果】 本発明の積層ポリエステルフイルムを感熱転
写材の基材フイルムとして積層面とは反対面にインク層
を設けることにより、極めて広範囲の感熱プリンタにお
いてスティックが発生せず良好な走行性を示し、かつイ
ンキング時のはじきがなく、ヘッド汚染、摩耗の少ない
ものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層ポリエステルフイル
ムに関し、更に詳しくは感熱転写材用に好適な基材フイ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスオ−トメ−ションの発展
に伴い、各種の記録方式が開発されているが、その中で
印字の際に騒音が少なく、かつ操作が簡単な感熱記録方
式が注目されている。感熱記録方式ではサ−マルプリン
タ−などの熱記録装置を用い、記録紙と感熱転写材の感
熱インク層とを接触させインク層と反対側にある加熱ヘ
ッドからパルス信号によりフイルムを選択加熱する。こ
れによりフイルムを通じて加熱されたインクが溶融また
は昇華して記録紙に転写される。この感熱転写材として
は一般に熱効率を上げるため薄葉のプラスチックフイル
ムが用いられている。
【0003】しかしながら一般にプラスチックフイルム
を感熱転写材の基材フイルムとした場合にはフイルムが
サ−マルヘッドより与えられる熱量により一部サ−マル
ヘッドに融着するという現象が現われる。この現象はス
ティック現象と呼ばれ、この現象が起きると感熱転写材
がスム−スに走行しないばかりか、サ−マルヘッドを著
しく汚染し印字の鮮明さを損なうという問題が生じる。
このスティック現象を回避するためにプラスチックフイ
ルムのサ−マルヘッドと接触する面に各種の表面処理を
施すことが提案されている。例えばシリコ−ンやメラミ
ン、フェノ−ル、エポキシ、ポリイミドなどの耐熱保護
層を設けたもの(特開昭55−7467号公報)、滑性
の高い無機顔料と耐熱性の高い樹脂よりなるスティック
防止層を設けたものがある(特開昭56−155794
号公報)。また水溶性あるいは水分散性のシリコ−ンと
樹脂よりなる層を設けたもの(特開昭60−19262
8号公報)、水分散性フッ素系樹脂と水性高分子よりな
る層を設けたもの(特開昭60−192630号公
報)、ワックス及び/または常温で液状ないしペ−スト
状物質を塗布あるいは転写させたもの(特開昭59−1
48697、特開昭60−56583号公報)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら耐熱保護
層を設けたものはヘッドとの滑りが不足するため低パル
ス幅のプリンタ−やプラテン駆動型のプリンタ−では熱
転写リボンの走行性が悪く、印字斑や極端な場合には走
行がストップする欠点がある。また無機系顔料を添加し
たものはサ−マルヘッドとの摩擦によりヘッド寿命を低
下させたり表面が粗面化されているため熱伝導性が悪く
鮮明な印字が得られないという問題がある。シリコ−ン
樹脂やフッ素樹脂を積層したものはロ−ルに巻いたあと
インクを塗布する面へのこれらの樹脂の転写が起こりや
すくそれによるインク塗布時のはじきやインクの密着性
不良などの問題が生じていた。ワックスなどをプラスチ
ックフイルムに塗布し乾燥した形で得られた積層フイル
ムはサ−マルヘッドとの潤滑作用には優れるもののプリ
ンタ−の固定シャフトなどとの滑りが悪く結果的にはス
ティックが発生するという欠点を有していた。特に近
年、感熱転写用プリンタは、印字速度がより高速化され
る方向にあり、これに対応できる感熱転写材の開発が望
まれている。
【0005】本発明の目的は上記欠点のないもの、すな
わちスティックが発生せず、ワ−ドプロセッサ−、ファ
クシミリ、バ−コ−ドプリンタ−のような低パルス幅領
域からビデオプリンタ−のような高パルス幅領域までの
広範囲の領域での走行性が良好であり、ヘッド摩耗やヘ
ッド汚染が極めて少なく、かつインク塗布時のはじきが
なく、インクの密着性,印字の鮮明度に優れた感熱転写
材用基材フイルムとして好適な積層ポリエステルフイル
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はプラスチックフ
イルムの少なくとも一方の面にワックス系組成物を主成
分とする層を有する積層フイルムであって、該層中には
0.1〜20重量%のシリコ−ン成分を含有し、かつ表
面に長さ方向/幅方向の比が3以上の細長い突起を20
個/100μm2 以上有することを特徴とする積層ポリ
エステルフイルムをその骨子とするものである。
【0007】本発明でいうポリエステルフイルムとはエ
ステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子フイルム
の総称であるが、特に感熱転写材用基材フイルムとして
好ましいのはポリエチレンテレフタレ−ト、ポリエチレ
ン2、6−ナフタレ−ト、ポリエチレンα、β−ビス
(2−クロルフェノキシ)エタン4、4,−ジカルボキ
シレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−トなどのフイルム
であり、これらの中でも品質、経済性などを総合的に勘
案するとポリエチレンテレフタレ−トフイルムが最も好
ましい。そのため以後はポリエチレンテレフタレ−トフ
イルム(以下、ポリエチレンテレフタレ−トフイルムを
PETフイルムと略称する)をポリエステルフイルムの
代表例として記述を進める。ここでポリエチレンテレフ
タレ−トとは80モル%以上、好ましくは90モル%以
上、更に好ましくは95モル%以上がエチレンテレフタ
レ−トを繰り返し単位とするものであるが、この限定量
範囲内で酸成分およびグリコ−ル成分の一部を下記のよ
うな第3成分と置き換えても良い。
【0008】−酸成分− イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,
5−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4, −ジフェニルジカルボン酸、4,
4, −ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4, −ジ
フェニルエ−テルジカルボン酸、p−β−ヒドロキシエ
トキシ安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸、ε−オキシカプロン酸、トリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸、α、β−ビスフェノキシエタ
ン−4,4, −ジカルボン酸 、α、β−ビス(2−ク
ロルフェノキシ)エタン−4,4, −ジカルボン酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸など。
【0009】−グリコ−ル成分− プロピレングリコ−ル、ブチレングリコ−ル、ヘキサメ
チレングリコ−ル、デカメチレングリコ−ル、ネオペン
チレングリコ−ル、1,1−シクロヘキサンジメタノ−
ル、1,4−ソクロヘキサンジメタノ−ル、2,2−ビ
ス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、
ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホ
ン、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、
ペンタエリスリト−ル、トリメチロ−ルプロパン、ポリ
エチレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ルな
ど。
【0010】また、このPETの中に公知の添加剤、例
えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸
収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機又は無機の微粒
子、充填剤、帯電防止剤、核剤などを配合しても良い。
特に無機および/または有機の微粒子を添加し、二軸配
向後のPETフイルムにおける平均表面粗さが0.03
〜0.4μm、好ましくは0.05〜0.2μmとした
場合には本発明の走行性を更に向上することができる。
上記のPETの極限粘度(25℃のオルソクロロフェノ
−ル中で測定)は0.40〜1.20dl/g、好まし
くは0.50〜0.80dl/g、更に好ましくは0.
5〜0.75dl/gの範囲にあるものが本発明内容に
好適なものである。
【0011】PETフイルムは機械的強度、寸法安定性
の点から二軸配向されたものが好ましい。二軸配向PE
Tフイルム(以下PET−BOと略称する)とは無延伸
状態のPETシ−トを長手方向および幅方向の、いわゆ
る2軸方向に各々2.5〜5.0倍程度延伸され更に熱
固定し結晶配向を完了させて作られるものであり、広角
X線回折で2軸配向パタ−ンを示すものをいう。PET
−BOの厚みは特に限定しないが本発明の積層ポリエス
テルフイルムを感熱転写材用基材フイルムとして用いる
場合には0.5μm以上30μm以下、好ましくは1μ
m以上10μ以下であるのが熱伝達性、機械的強度の点
から好ましい。
【0012】またこのPETフイルムの少なくとも片面
にPETよりガラス転移点の高いポリエステル樹脂を積
層し、延伸したものを用いた場合には印字エネルギ−に
よるフイルムのしわが発生しにくいため印字の鮮明度に
優れ特に好ましい。この積層はサ−マルヘッドが接触す
る側に設けるのが好ましい。このようなPETよりガラ
ス転移点の高いポリエステルの代表的なものとしてポリ
エチレン2,6ナフタレ−トを挙げることができる。
【0013】本発明においては上記ポリエステルフイル
ムの少なくとも片面にワックス系組成物を主成分とする
層を有する積層フイルムであって、該層中に0.1〜2
0重量%のシリコ−ン成分を含有し、かつ表面に長さ方
向/幅方向の比が3以上の細長い突起を20個/100
μm2 以上有することをその骨子とするものであり、こ
こでいう主成分とは積層組成物中に占める重量比率が5
0%以上、好ましくは60%以上であることをいう。
【0014】ワックス系化合物とは市販の各種のワック
ス、例えば石油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワ
ックス、動物系ワックス、低分子量ポリオレフイン類な
どを使用することができ、特に制限されるものではない
が、本発明においては石油系ワックス、植物系ワックス
の使用が耐スティック性の点で好ましい。石油系ワック
スとしてはパラフインワックス、マイクロクリスタリン
ワックス、酸化ワックスなどが挙げられるがこれらの中
でも酸化ワックスの使用が突起形成性の点で特に好まし
い。また植物性ワックスとしてはキャンデリラワック
ス、カルナウバワックス、木ロウ、オリキュ−リ−ワッ
クス、さとうきびロウ、ロジン変性ワックスなどがあげ
られるが本発明においては特に下記化合物から成る組成
物が好ましい。すなわち{ロジン又は不均化ロジン、又
は水添ロジン・α、β置換エチレン(α置換基::カル
ボキシル、β置換基:水素またはメチルまたはカルボキ
シル)付加物}・アルキル又はアルケニル(各炭素数1
〜8)ポリ(繰り返し単位:1〜6)アルコ−ルのエス
テル付加物を用いるのが易滑性や離型性の点で好まし
く、更に上記酸化ワックスとの混合系で用いるとより好
ましい。すなわち本発明は上記組成物を塗布後、1方向
に延伸することにより微細な細長い突起を形成させるこ
とを特徴とするものであり、突起形成性の点、および防
爆性、環境汚染防止の点から水に溶解、乳化、懸濁させ
たワックスが特に好ましいのである。このようなワック
ス系組成物の水分散体は従来公知の方法(例えば特開昭
59−90625号公報など)によって得ることができ
る。石油系ワックス/植物性ワックスの混合重量比率は
10/90〜90/10、好ましくは20/80〜80
/20、更に好ましくは30/70〜70/30とする
のが好ましい。植物性ワックスを10重量%以上とする
のは高温時における易滑性、および離型性の付与、およ
び水に乳化あるいは懸濁させる場合の均一分散性が良好
で均一な塗布膜を得るのに好適であることによる。また
石油系ワックスを10重量%以上とするのは塗布膜の突
起形成による易滑性が良好で、高速印字時の走行性が良
いことによる。
【0015】また本発明では上記ワックス系組成物に更
にオイル状物質を加えた混合物とした時には高パルス幅
領域での印字走行性が特に優れたものとすることができ
る。ここでオイル状物質とは常温で液体あるいはペ−ス
ト状のオイルであり、植物油、油脂、鉱物油、合成潤滑
油などを挙げることができる。植物油としてはアマニ
油、カヤ油、サフラ−油、大豆油、シナギリ油、ゴマ
油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリ
−ブ油、サザンカ油、つばき油、ヒマシ油、落花生油、
バ−ム油、椰子油などがあげられる。油脂としては牛
脂、豚油、羊油、カカオ油などであり、鉱物油としては
マシン油、絶縁油、タ−ビン油、モ−タ−油、ギヤ油、
切削油、流動パラフィンなどが挙げられる。合成潤滑油
としては化学大辞典(共立出版社)に記載の要件を満た
すものを任意に使用することが出来、例えばオレフイン
重合油、ジエステル油、ポリアルキレングリコ−ル油な
どを挙げることができる。これらの中でも高パルス幅領
域での走行性の良好な鉱物油、合成潤滑油が好適であ
る。またこれらの混合系であっても良い。上記オイル状
物質は前記ワックス系組成物100重量部に対し1〜1
00重量部、好ましくは3〜50重量部添加するのが好
ましい。オイル状物質が1重量部未満の場合には昇華型
プリンタ−のような高パルス幅領域での走行性が低下す
る傾向にあり、100重量部を越える場合には逆に低パ
ルス幅領域での走行性が低下する傾向にある。上記範囲
とした場合には広範囲のパルス幅のプリンタ−でスティ
ツクが起こらず走行性が良好となり特に好ましいのであ
る。
【0016】上記組成物中には本発明の効果を阻害しな
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。また塗料中には水への分散
性を向上したり、塗布性を向上させる目的で各種添加
剤、例えば分散助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤など
を添加しても良い。
【0017】また本発明では上記物質を主成分とする積
層物中に0.1〜20重量%のシリコ−ン成分を含有す
ることを特徴とするものであり、該成分の添加により積
層面の易滑性が著しく向上し、高速印字などに対して極
めて有効な手段となる。添加するシリコ−ンはジメチル
ポリシロキサンを基本骨格とするもの、これの各種変成
物などが使用し得るが、特に好ましいのは前記シリコ−
ンを平均粒子径0.1μm以下に水に分散させたマイク
ロエマルジョンであり、このようなマイクロエマルジョ
ンとして東レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン(株)製シ
リコ−ンBY22−839,BY22−830,BY−
22−835,BY22−840などがある。これらの
中でもジメチルシリコ−ンのマイクロエマルジョンが易
滑性とインキング性の点で特に好ましい。シリコ−ンの
添加量は積層物中の0.1〜20重量%の範囲、好まし
くは0.5〜10重量%、更に好ましくは1〜7重量%
であるのが望ましい。添加量が0.1重量%未満の場合
には高速プリンタでの走行性が不充分であり、20重量
%を越える場合には積層フイルムをロ−ルに巻いて保存
中にシリコ−ンの裏面移行に起因するインキング不良が
起こるため好ましくない。
【0018】本発明は上記ワックス系組成物およびオイ
ル状物質との混合系組成物とシリコ−ン組成物、中でも
0.1μm以下に微分散させたマイクロエマルジョンか
ら形成される混合積層組成物とし、かつ表面に以下に述
べる特殊な突起を形成させた相乗効果のよって、極めて
優れた効果を見出したものである。
【0019】積層膜を設けた面の中心線平均表面粗さ
(Ra1)は0.03〜0.4μm、好ましくは0.05
〜0.2μmであるのが望ましく、積層膜の厚みは0.
005μm以上Ra1 以下、好ましくは0.01μm以
上Ra1 以下であるのが望ましい。塗布膜のRa1 が
0.03μm未満の場合や塗布膜の厚みが0.005μ
m未満の場合にはスティックが発生しやすい傾向にあ
り、また塗布膜の厚みがRa1 を越える場合には印字時
の走行性の低下やヘッド汚染が発生しやすい傾向にあ
る。Ra1 が0.4μmを越える場合にはスティック性
は良いものの印字の鮮明度が劣る傾向にある。
【0020】更に本発明者らは積層する層表面に以下に
述べる特殊な突起を形成させることにより、従来得られ
なかった極めて耐スティック性、走行性、離型性に優
れ、かつインク塗布性、密着性に優れた層を見出したも
のである。すなわち本発明においては上記組成物よりな
る積層膜表面に長さ方向/幅方向の比が3以上の細長い
突起を20個/100μm2 以上有していることを特徴
とするものであり、この突起形成により、走行時のプリ
ンタ−の固定シャフトなどとの滑りが円滑になり、プラ
テンロ−ル駆動における摩擦抵抗を減少し、走行をスム
−スに行わせるものである。またワックス系組成物を主
成分として形成された突起であるためサ−マルヘッドに
よる加熱においては溶融状態となるため無機粒子による
突起と異なり、熱伝導の悪い空気を介在しないため極め
て鮮明な印字が得られるのである。また上記組成物より
形成された積層膜はサ−マルヘッドの摩耗などを防止す
る点でも特に好ましい。本発明と同一の組成物であって
もこの突起が形成されていない場合にはスティツクが発
生しフイルムの走行性が著しく阻害されるものであっ
た。突起形状は細長い突起が好ましく長さ方向/幅方向
の比が3以上、好ましくは4以上、更に好ましくは5以
上である。突起形状が3未満の場合では滑りがスム−ス
でなく部分的にスティックを起こす場合がある。突起の
高さは特に限定しないが0.005μm〜1μm、好ま
しくは0.01μm〜0.5μmであるのが望ましい。
突起高さが高過ぎると低パルス幅領域での印字鮮明度が
低下する傾向になる。突起の長さも特に限定しないが通
常は0.1μm〜2μm程度のものが好ましい。また細
長い突起個数は20個/100μm2 以上、好ましくは
40個/100μm2 ,更に好ましくは60個/100
μm2 以上形成されていることが必要である。細長い突
起個数が20個/100μm2 未満の場合には常温での
易滑性に劣り、プリンタ−での円滑な走行性が得られな
い。またこの細長い突起は1方向に配列したものでも良
いが、走行性の点からランダムに配列したものや交叉し
たものの方が良い。
【0021】このような細長い突起を形成した積層ポリ
エステルフイルムは極めて表面易滑性に優れ、高速印字
時、低速高パルス時の印字のいずれも走行性が良好であ
るが、特にステンレス球との動摩擦指数が25℃65%
RHにおいて0.15以下、好ましくは0.1以下の場
合特に高速印字型のプリンタ−の走行性が良好である。
このような易滑性は積層厚み、突起個数によって変える
ことができる。すなわち積層厚みが薄すぎる場合や突起
形成が不十分な程、厚過ぎる場合には易滑性が不足する
傾向になる。より好ましい突起を形成させるには積層厚
みは0.01〜0.1μmであるのが望ましい。
【0022】上記のような積層膜を得るためには結晶配
向後の二軸延伸ポリエステルフイルムに塗布したもので
は得ることができず、結晶配向前のポリエステルフイル
ムに塗布し、乾燥後あるいは乾燥しつつ延伸、熱処理を
施し、配向結晶化を完了させる方法によってのみ得るこ
とができるものである。すなわち結晶配向が完了する前
のポリエステルフイルムを長手方向に2.5〜5.0倍
延伸し、その後塗布する面にコロナ放電処理を施し、各
種の塗布装置、例えばロ−ルコ−タ−、グラビアコ−タ
−、リバ−スコ−タ−、キスコ−タ−、バ−コ−タ−な
どを用いて塗布し乾燥しつつ、あるいは乾燥後、長手方
向とは直角方向に2.5〜5.0倍の延伸を行い、必要
に応じて140〜240℃の熱処理を施す。上記の方法
によって細長い突起を有する積層膜を得ることができる
が更にランダムに配列した細長い突起を形成させるには
延伸前に若干の水分が残存した状態、あるいは加湿しな
がら延伸すること、および熱処理時に若干の幅方向の緩
和を行うことが重要である。
【0023】次に本発明の積層ポリエステルフイルムの
製造方法の具体例として感熱転写材用積層ポリエステル
フイルムをその代表例として説明する。
【0024】重合工程で析出した、いわゆる析出粒子と
無機粒子(例えば平均粒子径1μmのシリカ)を含有す
るPETを常法に従って乾燥後、溶融押出し、押出され
たシ−ト状溶融体を冷却固化せしめて未延伸PETフイ
ルムを作る。このフイルムを80〜120℃に加熱し
て、長手方向に2.0〜5.0倍延伸して一軸配向フイ
ルムとする。このフイルムの片面に空気雰囲気中でコロ
ナ放電処理を施し、この処理面に所定の濃度に希釈した
ワックス系組成物およびシリコ−ン成分を含有した水分
散塗液を塗布する。次いでこの塗布されたフイルムを9
0〜140℃に加熱しつつ幅方向に3〜5倍延伸し、引
き続いて140〜240℃の熱処理ゾ−ン中へ導き1〜
10秒間熱処理を行う。この熱処理中に必要に応じて幅
方向に3〜12%の弛緩処理を施しても良い。かくして
得られたフイルムを適宜の幅にスリットし、感熱転写材
用二軸配向積層ポリエステルフイルムとする。このフイ
ルムを感熱転写材として使用する場合には非塗布面側に
熱溶融型あるいは熱昇華型のインクを塗布し、適宜希望
の幅にスリットすることによって得ることができる。か
くして得られた感熱転写材用二軸延伸積層ポリエステル
フイルムは用途に応じたインク層を設けることにより、
各種感熱転写用材料、例えばワ−ドプロセッサ−、ファ
クシミリ、パソコン用プリンタ−、ビデオ用プリンタ
−、バ−コ−ド用プリンタ−、タイプライタ−、プレ−
ンペ−パ−コピアなどの文字あるいは画像のプリントア
ウトに使用されるものであり特に高速印字型のプリンタ
−に好適である。
【0025】
【特性の測定方法および効果の評価方法】本発明におけ
る特性の測定方法および効果の評価方法は次のとおりで
ある。
【0026】(1) 積層面の突起形成性 積層面表面を電子顕微鏡で1万倍以上の倍率で撮影しそ
の写真のコントラストより突起形状を定め、細長い突起
の長さ(長尺方向)、幅(短尺方向)を求める。細長い
突起個数は単位面積あたりの個数を写真より求め、(個
/100μm2 )に換算した。
【0027】(2) 中心線平均表面粗さ(Ra1 ) JIS−B0601−1976に準じて測定した。カッ
トオフ値は0.25mmとした。
【0028】(3) 積層厚み 塗布層を設けた二軸配向ポリエステルフイルムの断面を
切り出し10万倍の電子顕微鏡観察写真より実測した。
厚みは1視野内の最大厚みと最低厚みの平均とし、測定
点30個の平均値を積層厚みとした。
【0029】(4) 動摩擦指数 HEIDON−14DR−ANL装置(新東科学(株)
製)を用い25℃65%RHの雰囲気下で直径10mm
のステンレス球との点接点における動摩擦指数を測定し
た。測定は荷重200g,走行速度200mm/分で行
ない、4秒間測定したチャ−ト(2.0msec毎にデ
−タ記録)より測定開始1秒後から測定終了までの摩擦
抵抗の平均値を摩擦指数とした。
【0030】(5) ホットスティック性−1 積層面とは反対面の積層二軸配向ポリエステルフイルム
に下記の熱溶融インクをホットメルト法により3〜4μ
m厚に塗布し、感熱転写材を作成した。 [熱溶融インク組成] カルナバワックス : 100重量部 マイクロクリスタリンワックス : 30重量部 酢酸ビニル・エチレン共重合体 : 15重量部 カ−ボンブラック : 20重量部 評価はオ−トニクス社製熱転写プリンタ−BC−8MK
を用い、ヘッド抵抗500Ωのサ−マルヘッドで印加
電圧を変えてパルス幅0.5msecで印字走行させた
時にスティックが起こらない印加電圧レベルで評価し、
印加電圧8V以上を耐ステイック性良好とした。また8
V未満でもスティックの起こるものは[×]とした。な
お、被転写紙には普通紙を用いた。
【0031】(6)ホットスティック性−2 積層面とは反対面に下記組成の昇華性インクを塗布、乾
燥せしめた後、適宜の幅にスリットして感熱転写材を作
った。 [昇華性インク組成] 分散染料KST−B−136(日本火薬(株)製) : 4重量部 エチルヒドロキシエチルセルロ−ス : 6重量部 メチルエチルケトン : 45重量部 トルエン : 45重量部 この感熱転写材を昇華型プリンタ−(シャ−プカラ−ビ
デオプリンタ−GZ−P11W)にかけて通常の使用条
件で走行させ、下記の基準で判定し(○)以上を良好と
した。 ◎:全くステイックせず、極めて走行性が良い。 ○:走行性に問題なく、正常な印字ができるがべた印字
部で若干のスティック音が発生する。 △:判読可能なレベル。 ×:スティックが著しく判読不可能なレベル。
【0032】(7)ホットスティック性−3 上記(5)で作成した感熱転写材を用い、高速感熱転写
プリンタ−(アンリツ(株)製KM705A)を用い1
20mm/秒の速度で印字した時のスティックの発生状
態を観察し、スティックが発生せず正常な印字ができる
ものを(○)、走行はするがスティック音が発生した
り、印字にユガミやずれが生じたものを(△)、スティ
ックによって走行不良となったものを(×)として評価
し、(○)以上を良好とした。
【0033】(8)ヘッド汚染性、摩耗性 上記(5)の条件で3000mの印字走行を行なった
後、サ−マルヘッドを取り外し、100倍の光学顕微鏡
でヘッドの汚染状態および摩耗状態を観察した。ヘッド
部の汚染面積が30%未満を[○]、30%以上を
[×]とし、かつ30%未満でもエチルアルコ−ルで拭
き取り除去できないものは[×]とした。またサ−マル
ヘッドのキズの発生状態を観察し全くキズのないものを
[○],キズが認められたものを[×]とした。
【0034】(9)インキング性、インク密着性 積層膜を設けた二軸配向ポリエステルフイルムの積層膜
面と接するように他のポリエステルフイルムを重ね合わ
せ、70℃で50kg/cm2 の荷重をかけ24時間放
置する。次に2枚のフイルムをはがし上記の他のポリエ
ステルフイルムが積層膜面と接触していた面に上記
(5)のインクを塗布しハジキの程度を観察した。イン
クの塗布はホットメルト法で行い、塗布厚は3〜4μm
とした。はじきのないものを[○],若干でもはじきの
発生したものを[×]とした。またインク層を20g/
cm2 の粘着性を有するテ−プで剥離した時の剥離面積
が20%未満の場合を[○],20%以上の場合を
[×]とした。
【0035】
【実施例】次に本発明を実施例に基ずいて説明するが必
ずしもこれに限定されるものではない。
【0036】実施例1 粒径0.5〜1.5μmの析出粒子(重合工程中に析出
した粒子)を0.15重量%、および平均粒子径1.5
μmの炭酸カルシウム粒子を0.2重量%含有するPE
Tペレット(極限粘度0.63dl/g)を充分に真空
加熱乾燥した後、押出機に供給して280℃で溶融し1
0μmカットの金属焼結フイルタ−で濾過した後、T字
型口金よりフイルム状に押出し、これを表面温度30℃
の冷却ドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。この間の
フイルムと冷却ドラム表面との密着性を向上させるため
フイルム側にワイヤ電極を配置して6KVの直流電圧を
印加した。かくして得られた未延伸PETフイルムを9
5℃に加熱して長手方向に3.5倍延伸し、一軸延伸フ
イルムとした。このフイルムの片面に空気中でコロナ放
電処理を施し、その処理面にグラビアコ−ト方式で下記
組成の水分散塗料を二軸延伸後の塗布厚みが0.05μ
mになるように塗布した。
【0037】「塗料組成」 (a)酸化ワックス水分散体 : 60重量部(固形分
比) (b)植物性ワックス水分散体{水添ロジン・αβ置換
エチレン(α置換基:カルボキシル、β置換基:メチ
ル)付加物}}・アルキル(炭素数:6)ポリ(繰り返
し単位:5)アルコ−ルのエステル付加物 : 40重
量部(固形分比) (c)ジメチルシリコ−ンのマイクロエマルジョン(東
レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン(株)製シリコ−ンB
Y22−835) : 5重量部(固形分比) 上記比率に混合した塗液を全固形分重量比率が1.0%
となるように水で希釈して作成した。
【0038】塗布された一軸延伸フイルムをクリップで
把持してテンタ−内に導き、110℃の余熱工程で水を
乾燥させた後、120℃に加熱しつつ幅方向に4.5倍
延伸し、続いて225℃で5秒間熱処理を施し、積層厚
み0.05μm、積層表面の粗さ0.08μm、フイル
ム厚み5μmの積層ポリエステルフイルムを得た。この
フイルムの積層表面には長さ方向/幅方向の比が3以上
の細長い突起が52個/100μm2 形成されていた。
この積層ポリエステルフイルムを感熱転写材として評価
した結果を表1に示す。この積層ポリエステルフイルム
はインキング時のはじきがなく、密着性も良好であっ
た。また印字走行テストにおいて、いずれのプリンタ−
を用いても全くスティックが起こらず極めて良好であ
り、ヘッドの汚染、摩耗もなかった。
【0039】実施例2〜5、比較例1〜3 実施例1のシリコ−ンの添加量を変えた以外は同様にし
て感熱転写材を作成した。
【0040】シリコ−ン無添加、および添加量が本発明
の範囲に満たないものは高速プリンタでの走行性が不充
分であり、添加量が本発明の範囲を越える場合にはイン
キング性に問題が生じた。
【0041】
【表1】
【0042】比較例4〜6 実施例1の塗料組成の内、(a)成分、(b)成分、
(c)成分をそれぞれ単独で水分散系塗剤を作成し、実
施例1と同様にして感熱転写材を作成した。これらはい
ずれも高速プリンタでの走行性が不充分であった。特に
(c)成分のみの場合には高速プリンタ以外でも走行性
が悪くインキングでのはじきが著しいものであった。
【0043】比較例7 厚み5μm、中心線平均粗さ0.08μmの二軸配向ポ
リエステルフイルムの片面にコロナ放電処理を施し、そ
の処理面に実施例1の塗剤を乾燥後の塗布厚みが0.0
5μmになるように塗布し、120℃で2分間乾燥して
積層ポリエステルフイルムを作成し、実施例1と同様に
して感熱転写材を作成した。この積層面には本発明でい
う突起の形成が全くなく全てのプリンタで走行性が不充
分であった。
【0044】実施例6 実施例1の塗剤にオイル状物質として鉱物油の水分散体
を固形分重量比で10部添加した以外は同様にして感熱
転写材を作成した。このものは全てのプリンタに対して
走行性に優れおり特に、高パルス幅の昇華型プリンタで
の走行性が良好であった。
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明はポリエステルフイルムの少なく
とも片面にワックス系組成物を主成分とした層を積層し
た積層フイルムにおいて該層に0.1〜20重量%のシ
リコ−ン成分を含有させ、さらに積層表面に細長い突起
を形成させることにより、感熱転写材として使用した時
に極めて走行性に優れたものとすることができたもので
ある。特に突起を形成させた積層膜中にシリコ−ン成分
を特定比率共存させることによりインキングの問題がな
く、高速プリンタに対しても全くスティックの問題のな
い感熱転写材とすることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも一方
    の面にワックス系組成物を主成分とする層を有する積層
    フイルムであって、該層中には0.1〜20重量%のシ
    リコ−ン成分を含有し、かつ表面に長さ方向/幅方向の
    比が3以上の細長い突起を20個/100μm2 以上有
    することを特徴とする積層ポリエステルフイルム。
  2. 【請求項2】 ワックス系組成物を主成分とする層が水
    に溶解、乳化または懸濁する石油系ワックスと植物系ワ
    ックスを主成分とする層であることを特徴とする請求項
    1記載の積層ポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】 ワックス系組成物を主成分とする層にさ
    らに水に溶解、乳化または懸濁するオイル状物質が含有
    され、かつワックス系組成物/オイル状物質の混合重量
    比が100/1〜1/1であることを特徴とする請求項
    1または2記載の積層ポリエステルフイルム。
  4. 【請求項4】 シリコ−ン成分が平均粒子径0.1μm
    以下のマイクロエマルジョンより成るものであることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層ポリエ
    ステルフイルム。
  5. 【請求項5】 結晶配向が完了する前のポリエステルフ
    イルムの表面にワックス系組成物を主成分とする層を塗
    布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して配向結晶化を
    完了させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の積層ポリエステルフイルム。
  6. 【請求項6】 積層面とステンレス球との動摩擦指数の
    25℃65%Rhにおける値が0.15以下であること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の積層ポリ
    エステルフイルム。
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