JPH0576993A - 冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造方法 - Google Patents
冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造方法Info
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- JPH0576993A JPH0576993A JP26546391A JP26546391A JPH0576993A JP H0576993 A JPH0576993 A JP H0576993A JP 26546391 A JP26546391 A JP 26546391A JP 26546391 A JP26546391 A JP 26546391A JP H0576993 A JPH0576993 A JP H0576993A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラブの連続鋳造において、鋳型内湯面部の
皮張りを防止すると共に、ブロホール発生とシェル表層
内への介在物捕捉を防止し、表面及び内部ともに欠陥の
無い高品質の冷間圧延炭素鋼板用スラブを確実に高位安
定して得る。 【構成】 C<0.10%、Mn<0.55%、Si<0.03%、P<
0.05%、S<0.03%、0.003 %<Al<0.1 %、厚み>20
0mm 、幅>900mm の冷間圧延炭素鋼板用スラブを、鋳型
のメニスカスから20m以上の垂直部とこれに続く湾曲部
と水平部を形成した連続鋳造機で連続鋳造する。その
際、鋳造ノズルからの吐出溶鋼中に1l/min以上の不活
性ガスを混入して溶鋼を鋳型内に注出すると共に、この
鋳型のメニスカスに粘性が1.0ポアズ以上のパウダーを
添加しながら1.0m/min以上で且つ4.0ton/min以上の鋳造
速度で鋳造し、鋳型のメニスカスから1.5m以内の垂直部
にある溶鋼を電磁攪拌する。
皮張りを防止すると共に、ブロホール発生とシェル表層
内への介在物捕捉を防止し、表面及び内部ともに欠陥の
無い高品質の冷間圧延炭素鋼板用スラブを確実に高位安
定して得る。 【構成】 C<0.10%、Mn<0.55%、Si<0.03%、P<
0.05%、S<0.03%、0.003 %<Al<0.1 %、厚み>20
0mm 、幅>900mm の冷間圧延炭素鋼板用スラブを、鋳型
のメニスカスから20m以上の垂直部とこれに続く湾曲部
と水平部を形成した連続鋳造機で連続鋳造する。その
際、鋳造ノズルからの吐出溶鋼中に1l/min以上の不活
性ガスを混入して溶鋼を鋳型内に注出すると共に、この
鋳型のメニスカスに粘性が1.0ポアズ以上のパウダーを
添加しながら1.0m/min以上で且つ4.0ton/min以上の鋳造
速度で鋳造し、鋳型のメニスカスから1.5m以内の垂直部
にある溶鋼を電磁攪拌する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷間圧延炭素鋼板用ス
ラブの連続鋳造方法に関するものである。
ラブの連続鋳造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造に
際しては、製品の表面及び内部欠陥防止上、および鋳造
ノズルの注出孔狭窄による生産性(ton/hr)阻害
防止上、従来から溶鋼中のAl2 O3 等の酸化生成介在
物の低減対策が種々とられてきた。
際しては、製品の表面及び内部欠陥防止上、および鋳造
ノズルの注出孔狭窄による生産性(ton/hr)阻害
防止上、従来から溶鋼中のAl2 O3 等の酸化生成介在
物の低減対策が種々とられてきた。
【0003】その代表的な従来からの手段は、鋳造ノズ
ルの内壁と溶鋼流との間に、不活性ガスカーテンを形成
して、鋳造ノズル内壁への溶鋼中Al2 O3 付着防止を
図ると共に、その不活性ガスを鋳造ノズルの吐出溶鋼中
に随伴させて通常湾曲した鋳型内に注出し、該ガスの鋳
型内浮上作用によって鋳型内溶鋼中のAl2 O3 等の介
在物を浮上促進しメニスカス部のパウダーに捕捉させそ
の清浄化を図ってきた。
ルの内壁と溶鋼流との間に、不活性ガスカーテンを形成
して、鋳造ノズル内壁への溶鋼中Al2 O3 付着防止を
図ると共に、その不活性ガスを鋳造ノズルの吐出溶鋼中
に随伴させて通常湾曲した鋳型内に注出し、該ガスの鋳
型内浮上作用によって鋳型内溶鋼中のAl2 O3 等の介
在物を浮上促進しメニスカス部のパウダーに捕捉させそ
の清浄化を図ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
の方法では、鋳造ノズルからの吐出溶鋼中に随伴した不
活性ガスによる問題がいまだ解決されていない。
の方法では、鋳造ノズルからの吐出溶鋼中に随伴した不
活性ガスによる問題がいまだ解決されていない。
【0005】即ち、湾曲鋳型内において、鋳造ノズルか
らの吐出溶鋼中に随伴した不活性ガスは、多少多いと浮
上過程で凝固シェル内表面の半凝固界面部にトラップさ
れて鋼中に気泡として残留する。又不活性ガスの量が多
過ぎると浮上ガス上流による上昇溶鋼流が強くこれがメ
ニスカス部で反転し下降流となり、この下降流によりメ
ニスカス部にある溶融パウダーが溶鋼中に巻き込まれ溶
鋼を著しく汚染しスラブ品質を低下させるばかりか、溶
鋼の凝固シェル生成過程で噛み込み大型介在物となっ
て、ブレイクアウトを惹起させる等の操業上の問題が発
生する。更に不活性ガスの量が少な過ぎると、湾曲鋳型
内の溶鋼からAl2 O3 等の介在物を浮上除去する効果
を減少させる結果、該鋳型内壁面近傍の溶鋼中に残留し
ているAl2 O3 等の介在物は凝固シェル生成によりそ
のままシェル表層内に捕捉されるため冷間圧延したとき
スリバー欠陥などの表面欠陥の多い冷間圧延炭素鋼板と
なる。
らの吐出溶鋼中に随伴した不活性ガスは、多少多いと浮
上過程で凝固シェル内表面の半凝固界面部にトラップさ
れて鋼中に気泡として残留する。又不活性ガスの量が多
過ぎると浮上ガス上流による上昇溶鋼流が強くこれがメ
ニスカス部で反転し下降流となり、この下降流によりメ
ニスカス部にある溶融パウダーが溶鋼中に巻き込まれ溶
鋼を著しく汚染しスラブ品質を低下させるばかりか、溶
鋼の凝固シェル生成過程で噛み込み大型介在物となっ
て、ブレイクアウトを惹起させる等の操業上の問題が発
生する。更に不活性ガスの量が少な過ぎると、湾曲鋳型
内の溶鋼からAl2 O3 等の介在物を浮上除去する効果
を減少させる結果、該鋳型内壁面近傍の溶鋼中に残留し
ているAl2 O3 等の介在物は凝固シェル生成によりそ
のままシェル表層内に捕捉されるため冷間圧延したとき
スリバー欠陥などの表面欠陥の多い冷間圧延炭素鋼板と
なる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、C<
0.10%、Mn<0.55%、Si<0.03%、P
<0.05%、S<0.03%、0.003%<Al<
0.1%、厚み>200mm、幅>900mmの冷間圧
延炭素鋼板用スラブを、鋳型のメニスカスから2.0m
以上の垂直部とこれに続く湾曲部と水平部を形成した連
続鋳造機で連続鋳造するに際し、鋳造ノズルから溶鋼と
共に1〜50l/minの不活性ガスを鋳型内に吐出す
ると共に、この鋳型のメニスカスに粘性が1.0〜8.
0ポアズのパウダーを添加しながら1.0m/min以
上で且つ4.0ton/min以上の鋳造速度で鋳造
し、鋳型のメニスカスから1.5m以内の垂直部にある
溶鋼を電磁攪拌(攪拌方向等の限定が必要)することを
特徴とする冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造方法で
ある。
0.10%、Mn<0.55%、Si<0.03%、P
<0.05%、S<0.03%、0.003%<Al<
0.1%、厚み>200mm、幅>900mmの冷間圧
延炭素鋼板用スラブを、鋳型のメニスカスから2.0m
以上の垂直部とこれに続く湾曲部と水平部を形成した連
続鋳造機で連続鋳造するに際し、鋳造ノズルから溶鋼と
共に1〜50l/minの不活性ガスを鋳型内に吐出す
ると共に、この鋳型のメニスカスに粘性が1.0〜8.
0ポアズのパウダーを添加しながら1.0m/min以
上で且つ4.0ton/min以上の鋳造速度で鋳造
し、鋳型のメニスカスから1.5m以内の垂直部にある
溶鋼を電磁攪拌(攪拌方向等の限定が必要)することを
特徴とする冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造方法で
ある。
【0007】
【作用】本発明は、図1に示す如く、鋳型内の溶鋼滞留
量時間を短縮して、表面内部の品質劣化に起因する鋳型
内湯面部の皮張りを防止するための鋳造速度として1.
0m/min以上で4.0ton/min以上に維持す
る。かくすると溶鋼中の不活性ガスの残留気泡によるブ
ロホールが増大する。この残留気泡を全量浮上してAl
2 O3 等の溶鋼中介在物を円滑に略全量浮上促進してブ
ロホール発生とシェル表層内へのAl2 O3 等の介在物
捕捉を積極的に防止するため、図2に示すごとく、該溶
鋼流の反転下降流を5〜7cm/secに規定する。又
図3に示す如く、該溶鋼流の反転下降流によって鋳型の
メニスカス部にある溶融パウダー溶鋼中に巻き込まれな
いように、またブレイクアウト等の操業異常が起こらな
いように添加パウダーの粘性を1.0〜8.0ポアズに
規定する。そして更にこれらの効果を確実且つ高位安定
して得るため図4に示す如く、鋳型のメニスカスから
2.0m以上を垂直部とし、且つ鋳型のメニスカスから
1.5m以内の垂直部にある溶鋼を電磁攪拌するもので
あり、その好ましい攪拌条件は、図5に示す如く、水平
方向の溶鋼流速を15〜40cm/secの範囲とする
ものである。
量時間を短縮して、表面内部の品質劣化に起因する鋳型
内湯面部の皮張りを防止するための鋳造速度として1.
0m/min以上で4.0ton/min以上に維持す
る。かくすると溶鋼中の不活性ガスの残留気泡によるブ
ロホールが増大する。この残留気泡を全量浮上してAl
2 O3 等の溶鋼中介在物を円滑に略全量浮上促進してブ
ロホール発生とシェル表層内へのAl2 O3 等の介在物
捕捉を積極的に防止するため、図2に示すごとく、該溶
鋼流の反転下降流を5〜7cm/secに規定する。又
図3に示す如く、該溶鋼流の反転下降流によって鋳型の
メニスカス部にある溶融パウダー溶鋼中に巻き込まれな
いように、またブレイクアウト等の操業異常が起こらな
いように添加パウダーの粘性を1.0〜8.0ポアズに
規定する。そして更にこれらの効果を確実且つ高位安定
して得るため図4に示す如く、鋳型のメニスカスから
2.0m以上を垂直部とし、且つ鋳型のメニスカスから
1.5m以内の垂直部にある溶鋼を電磁攪拌するもので
あり、その好ましい攪拌条件は、図5に示す如く、水平
方向の溶鋼流速を15〜40cm/secの範囲とする
ものである。
【0008】そこで、上記各技術条件の根拠について、
該当各図と共に詳細に説明する。
該当各図と共に詳細に説明する。
【0009】尚、この各データは、表1に示す連続鋳造
操業条件下で得たものであり、本発明が前提条件とする
ものである。
操業条件下で得たものであり、本発明が前提条件とする
ものである。
【0010】
【表1】
【0011】図1は、鋳型内湯面部の皮張り発生と残留
気泡の状況を鋳造速度(m/minとton/min)
との関係で示すものであり、この図から明らかなよう
に、鋳造速度が1.0m/min以上で4.0ton/
min以上の領域が皮張りが発生しない良好操業域であ
るが、鋳造速度の増加に伴い残留気泡は増加する。
気泡の状況を鋳造速度(m/minとton/min)
との関係で示すものであり、この図から明らかなよう
に、鋳造速度が1.0m/min以上で4.0ton/
min以上の領域が皮張りが発生しない良好操業域であ
るが、鋳造速度の増加に伴い残留気泡は増加する。
【0012】図2は、溶鋼流の反転下降流が2〜10c
m/sec生ずる鋳造ノズルから溶鋼と共に吐出する不
活性ガスによる残留気泡が主因となって発生するブロホ
ールと層内へのAl2 O3 等の介在物量との関係を示す
ものでありこの図から明らかなように反転下降流5〜7
cm/secの範囲がブロホール発生量とシェル表層内
へのAl2 O3 等の介在物量の両者を共に許容範囲内に
低減せしめるものである。つまり反転下降流5cm/s
ec未満であるとシェル表層内へのAl2 O3 等の介在
物量が許容範囲を超え、7cm/secを超えるとブロ
ホール発生量が許容範囲を超えてしまうものである。こ
こで許容範囲とは、冷間圧延炭素鋼板として実用上問題
の無い範囲をいう。
m/sec生ずる鋳造ノズルから溶鋼と共に吐出する不
活性ガスによる残留気泡が主因となって発生するブロホ
ールと層内へのAl2 O3 等の介在物量との関係を示す
ものでありこの図から明らかなように反転下降流5〜7
cm/secの範囲がブロホール発生量とシェル表層内
へのAl2 O3 等の介在物量の両者を共に許容範囲内に
低減せしめるものである。つまり反転下降流5cm/s
ec未満であるとシェル表層内へのAl2 O3 等の介在
物量が許容範囲を超え、7cm/secを超えるとブロ
ホール発生量が許容範囲を超えてしまうものである。こ
こで許容範囲とは、冷間圧延炭素鋼板として実用上問題
の無い範囲をいう。
【0013】図3は、上記反転下降流5〜7cm/se
cの範囲において、添加パウダーの粘性と溶融パウダー
溶鋼中巻き込みによるブレークアウト発生及びスラブ内
部のパウダー巻き込みによる大型介在物個数との関係を
示すものであり、この図から明らかなように、パウダー
の粘性が1.0〜8.0ポアズの範囲が各発生量の最も
少ない領域である。ここで上限を8.0ポアズとした理
由は、8.0ポアズを超えるとブレークアウトと大型介
在物は殆ど発生しないが、パウダー本来の機能、つまり
鋳型内壁面−凝固シェル表面間への均一流入と鋳型メニ
スカス部での浮上不純物捕捉能を損なわせるからであ
る。
cの範囲において、添加パウダーの粘性と溶融パウダー
溶鋼中巻き込みによるブレークアウト発生及びスラブ内
部のパウダー巻き込みによる大型介在物個数との関係を
示すものであり、この図から明らかなように、パウダー
の粘性が1.0〜8.0ポアズの範囲が各発生量の最も
少ない領域である。ここで上限を8.0ポアズとした理
由は、8.0ポアズを超えるとブレークアウトと大型介
在物は殆ど発生しないが、パウダー本来の機能、つまり
鋳型内壁面−凝固シェル表面間への均一流入と鋳型メニ
スカス部での浮上不純物捕捉能を損なわせるからであ
る。
【0014】図4は、本発明における条件の電磁攪拌を
実施する垂直部の領域と、前記各図に示した本発明の各
条件による効果との関係を示したものであり、この図か
ら明らかなように、鋳型のメニスカスから1.5m以内
の垂直部にある溶電磁攪拌することにより本発明の各条
件による効果をより高位安定して確実に得られる。そし
て電磁攪拌条件として水平方向の溶鋼流速を15〜40
cm/secの範囲とする理由は、図5に電磁攪拌条件
と本発明の各条件による効果の向上率との関係を示す如
く水平方向の溶鋼流速を15cm/sec未満とすると
該向上は殆ど得られなく又水平方向の溶鋼流速が40c
m/secを超えると該向上率が変わらず、50cm/
secを超えると効果の向上は無く急激に低下しむしろ
悪化するため好ましくない。
実施する垂直部の領域と、前記各図に示した本発明の各
条件による効果との関係を示したものであり、この図か
ら明らかなように、鋳型のメニスカスから1.5m以内
の垂直部にある溶電磁攪拌することにより本発明の各条
件による効果をより高位安定して確実に得られる。そし
て電磁攪拌条件として水平方向の溶鋼流速を15〜40
cm/secの範囲とする理由は、図5に電磁攪拌条件
と本発明の各条件による効果の向上率との関係を示す如
く水平方向の溶鋼流速を15cm/sec未満とすると
該向上は殆ど得られなく又水平方向の溶鋼流速が40c
m/secを超えると該向上率が変わらず、50cm/
secを超えると効果の向上は無く急激に低下しむしろ
悪化するため好ましくない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例No.1〜6を比較例No.
7〜12と共に表2〜5に示す。
7〜12と共に表2〜5に示す。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】
【表5】
【0020】
【発明の効果】本発明は、スラブの連続鋳造において、
鋳型内の溶鋼滞留量時間を短縮して、表面内部の品質劣
化に起因する鋳型内湯面部の皮張りを防止すると共に、
鋳型のメニスカス部にある溶融パウダーを溶鋼中に巻き
込むことなく、Al2 O3 等の溶鋼中介在物を円滑に略
全量浮上促進してブロホール発生とシェル表層内へのA
l2 O3 等の介在物捕捉を積極的に防止し、表面及び内
部ともに欠陥の無い高品質の冷間圧延炭素鋼板用スラブ
を確実に高位安定して得る。
鋳型内の溶鋼滞留量時間を短縮して、表面内部の品質劣
化に起因する鋳型内湯面部の皮張りを防止すると共に、
鋳型のメニスカス部にある溶融パウダーを溶鋼中に巻き
込むことなく、Al2 O3 等の溶鋼中介在物を円滑に略
全量浮上促進してブロホール発生とシェル表層内へのA
l2 O3 等の介在物捕捉を積極的に防止し、表面及び内
部ともに欠陥の無い高品質の冷間圧延炭素鋼板用スラブ
を確実に高位安定して得る。
【図1】鋳型内湯面部の皮張り発生と残留気泡の状況を
鋳造速度との関係で示す図である。
鋳造速度との関係で示す図である。
【図2】残留気泡が主因となって発生するブロホールと
層内へのAl2 O3 等の介在物量との関係を示す図であ
る。
層内へのAl2 O3 等の介在物量との関係を示す図であ
る。
【図3】添加パウダーの粘性と溶融パウダー溶鋼中巻き
込みによるブレークアウト発生及びスラブ内部のパウダ
ー巻き込みによる大型介在物個数との関係を示す図であ
る。
込みによるブレークアウト発生及びスラブ内部のパウダ
ー巻き込みによる大型介在物個数との関係を示す図であ
る。
【図4】電磁攪拌を実施する垂直部の領域と本発明の効
果との関係を示す図である。
果との関係を示す図である。
【図5】電磁攪拌条件と本発明の効果の向上率との関係
を示す図である。
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 11/10 370 G 7362−4E (72)発明者 中村 寛治 大分県大分市大字西ノ洲1 新日本製鐵株 式会社大分製鐵所内
Claims (1)
- 【請求項1】 C<0.10%、Mn<0.55%、S
i<0.03%、P<0.05%、S<0.03%、
0.003%<Al<0.1%、厚み>200mm、幅
>900mmの冷間圧延炭素鋼板用スラブを、鋳型のメ
ニスカスから20m以上の垂直部とこれに続く湾曲部と
水平部を形成した連続鋳造機で連続鋳造するに際し、鋳
造ノズルからの吐出溶鋼中に1l/min以上の不活性
ガスを混入して溶鋼を鋳型内に注出すると共に、この鋳
型のメニスカスに粘性が1.0ポアズ以上のパウダーを
添加しながら1.0m/min以上で且つ4.0ton
/min以上の鋳造速度で鋳造し、鋳型のメニスカスか
ら1.5m以内の垂直部にある溶鋼を(攪拌方向等の限
定が必要)電磁攪拌することを特徴とする冷間圧延炭素
鋼板用スラブの連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26546391A JPH0576993A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26546391A JPH0576993A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576993A true JPH0576993A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17417524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26546391A Pending JPH0576993A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 冷間圧延炭素鋼板用スラブの連続鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0576993A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-09-18 JP JP26546391A patent/JPH0576993A/ja active Pending
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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