JPH0576519U - 穀物の粉塵処理システム - Google Patents

穀物の粉塵処理システム

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JPH0576519U
JPH0576519U JP2543792U JP2543792U JPH0576519U JP H0576519 U JPH0576519 U JP H0576519U JP 2543792 U JP2543792 U JP 2543792U JP 2543792 U JP2543792 U JP 2543792U JP H0576519 U JPH0576519 U JP H0576519U
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JP
Japan
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dust
main body
tray
grain
body box
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Pending
Application number
JP2543792U
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English (en)
Inventor
正義 鮎川
山下  明
恵 細田
敬 佐藤
優治 宮崎
真澄 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINWAKOGYO CO., LTD.
Original Assignee
SHINWAKOGYO CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀物処理施設に並設された複数台の粉塵処理
装置に生じたスラッジを、外部へ搬出して回収できる手
段を備えた穀物粉塵処理システムを提供する。 【構成】 各々の粉塵処理装置Bを横断する共通のトレ
イ15を設け、このトレイ15内に沈殿したスラッジを
コンベア31により本体ボックス1外へ搬出して回収す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は穀物の粉塵処理装置に係り、詳しくは、穀物処理施設に接続された粉 塵処理装置内において、散水手段により粉塵を吸着することにより生じたスラッ ジを効率よく回収するためのスラッジ回収手段を備えた穀物の粉塵処理システム に関する。
【0002】
【従来の技術】
穀物乾燥施設などの穀物処理施設では、穀物に付着した泥などが穀物から分離 されることにより大量の粉塵が発生するが、粉塵を含有する空気が施設外に放出 されると環境上の問題を生じることから、このような粉塵は粉塵処理装置により 回収される。
【0003】 本出願人は、先に穀物の粉塵処理装置を提案した(実開平2−1216号公報 )。このものは、本体ボックス1(符号は同公報援用)内に導入された粉塵に向 かって散水することにより、粉塵を水滴に吸着させ、粉塵を吸着した水を傾斜板 6a、6bに沿って流下させ、スクリーン20で汚泥化した粉塵を水から分離し たうえで、回収部15に回収するようになっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来手段では、回収部15の内部に汚泥(以下「スラッジ」という)が次 第に沈殿するので、時折、回収部15に沈殿するスラッジを除去せねばならない 。ところが従来手段では回収部15は本体ボックス1の内部に配設されているの で、回収部15に沈殿したスラッジを手軽に除去できないという問題点があった 。殊に穀物処理施設には、通常、複数台の粉塵処理装置が設置されるため、各々 の粉塵処理装置毎に、それぞれ個別に回収部15内のスラッジの除去作業を手作 業で行わねばならず、その作業がきわめて面倒であって多大な労力を要するとい う問題点があった。 そこで本考案は、穀物処理施設に複数台設置される粉塵処理装置に回収された スラッジを効率よく自動的に回収できるシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数台並設された粉塵処理装置Bの各々の本体ボックス1を横断す る方向にトレイを貫通させて配設することにより、このトレイ15を各々の粉塵 処理装置Bに共通のトレイとする。またこのトレイ15の内部に沈殿するスラッ ジをかき上げるかき上げ片32を有するコンベア31をこのトレイ15の内部に 回動自在に配設し、このコンベア31の側端部を前記本体ボックス1から外方へ 延出させるとともに、この側端部の下方に、この側端部から落下するスラッジを 回収する回収部34を設けたものである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、各々の本体ボックス1内で粉塵を吸着した水は、各々の粉 塵処理装置Bに共通のトレイ15内に入り、スラッジとしてトレイ15内に沈殿 する。このスラッジはトレイ15内のコンベア31のかき上げ片32にかき上げ られて本体ボックス1外へ搬出され、回収部34に回収される。したがって本手 段によれば、各々の粉塵処理装置Bのトレイ15に沈殿するスラッジを一括して 自動的に本体ボックス1外の回収部34に回収でき、従来手段のように本体ボッ クス内の回収部で沈殿するスラッジを回収する作業を不要にでき、殊に大規模な 穀物処理施設にとってきわめて有用である。
【0007】
【実施例】
次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。 図1は、穀物粉塵処理システムの斜視図である。Aは穀物処理施設であって、 その内部で穀物の乾燥などが行われる。Bはこの穀物処理施設Aの前に並設され た粉塵処理装置であって、本実施例では3台並設されている。穀物処理施設Aと 粉塵処理装置Bは、ダクト5により接続されており、穀物処理施設Aの内部で発 生した粉塵は、ダクト5を通して粉塵処理装置Bへ送られる。
【0008】 各々の粉塵処理装置Bの本体ボックス1を横断する方向にトレイ15が貫通し て配設されており、このトレイ15の内部にはコンベア31が配設されている。 後に詳述するように、トレイ15内に沈殿したスラッジ(汚泥)は、このコンベ ア31に取り付けられたかき上げ片にかき上げられて、右端の本体ボックス1外 へ搬出され、回収部としてのホッパー34に回収される。
【0009】 次に図2を参照しながら、粉塵処理装置Bを説明する。図2は粉塵処理装置B の内部を示す断面図である。箱形の本体ボックス1の上部は集塵室1aとなって おり、天井には気水分離のためのエリミネータ2が配設されている。4は集塵室 1aの略中央部に配設されたネットであって、集塵室1aはこのネット4により 上下に仕切られており、ネット4の上方には散水手段3が配設されている。また ネット4の下方の壁部には、上記穀物処理施設Aに連通する上記ダクト5が連結 されており、このダクト5を通して粉塵が集塵室1aに送り込まれる。
【0010】 6a,6bは、集塵室1aの底部に配設された左右一対の傾斜板であって、中 央部へ向って下り勾配にて斜設されており、その下端部には開口部16が確保さ れている。8はこの開口部16の下側に配設された回転体であって、複数枚(本 実施例では4枚)の羽根板8a〜8dを有しており、モータ30に駆動されてゆ っくりと低速回転する。この回転体8は、開口部16を閉塞するようにこの開口 部16に密接して配設されている。
【0011】 回転体8の下側一側部には、この回転体8に沿ってろ過用のスクリーン20が 配設されており、このスクリーン20の下方には水槽部21が設けられている。 この水槽部21は、仕切り板22,23により第1の水槽24,第2の水槽25 ,第3の水槽26に仕切られており、水を潜流,越流させながら粉塵を沈降させ て浄化し、浄化水は第3の水槽26に配設されたポンプ9により吸い上げられて 、パイプ10を通して上記散水手段3に還流する。27は水槽部21への給水パ イプである。回転体8の下側他端部の下方には、上記トレイ15が配設されてい る。12は回転体8の上側にこれに沿うように配設された円弧状の仕切り板、1 3は排水用樋、14は排水管である。
【0012】 図3に示すように、トレイ15は3個の本体ボックス1に共通のトレイであっ て、これらを横断する方向に貫通して配設されており、その右端部は右端の本体 ボックス1から外方へ延出している。このトレイ15の内部にはコンベア31が 配設されている。このコンベア31は回動自在な無端回動チェンから成り、モー タ43に駆動されて、スプロケット33に沿って回動する。このコンベア31に は、プレート状のかき上げ片32がピッチをおいて多数個取り付けられており、 モータ43が駆動することにより矢印方向に回動し、トレイ15内に沈殿するス ラッジをかき上げて、本体ボックス1外へ搬出し、コンベア31の右端部の下方 に配設されたバケット形の回収部34に落下して回収される。
【0013】 この穀物処理システムは上記のような構成より成り、次にその動作を説明する 。 集塵室1aに送り込まれた粉塵は、散水手段3からシャワー状に噴出する水滴 もしくは霧滴に吸着され、粉塵を吸着した水は汚水となって重力により傾斜板6 a,6b上に落下してこの傾斜板6a,6b上を流下し、開口部16に到達する 。また粉塵が除去された空気はネット4を通過し、エリミネータ2で気水分離さ れて本体ボックス1外へ排出される。開口部16では回転体8がゆっくりと低速 回転しており、開口部16に到達した粉塵を含んだスラッジはその羽根板8a〜 8dにかき出されるが、水分はスクリーン20にろ過されて下方の水槽部21に 落下し、その浄化水はポンプ9に吸い上げられ、パイプ10を通して散水手段3 へ還流される。またスクリーン20により水をこし取られたスラッジは、回転体 8が更に回転することにより、トレイ15に落入する。
【0014】 トレイ15内に沈殿するスラッジは、モータ43が駆動してコンベア31が回 動することにより、かき上げ片32にかき上げられて本体ボックス1外へ搬出さ れ、回収部34に落下して回収される。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本考案によれば、各々の粉塵処理装置Bのトレイ15に沈 殿するスラッジを一括して自動的に本体ボックス1外の回収部34に回収でき、 従来手段のように本体ボックス内の回収部で沈殿するスラッジを個別に手作業で 回収する作業を不要にでき、殊に大規模な穀物処理施設にとってきわめて有用で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穀物粉塵処理システムの全体斜視
【図2】本発明に係る穀物粉塵処理装置の断面図
【図3】本発明に係るスラッジ搬出手段の正面図
【符号の説明】
A 穀物処理施設 B 粉塵処理装置 1 本体ボックス 3 散水手段 5 ダクト 6b 傾斜板 15 トレイ 31 コンベア 32 かき上げ片 34 回収部 43 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 敬 福岡県福岡市南区長住3丁目47−205番地 (72)考案者 宮崎 優治 福岡県宗像郡福間町3660−1番地 (72)考案者 菅原 真澄 福岡県粕屋郡久山町大字山田399−94番地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物処理施設Aから粉塵が送り込まれる
    粉塵処理装置Bを複数台並設して成り、この粉塵処理装
    置Bがダクト5を通じて前記穀物処理施設Aから粉塵が
    送り込まれる本体ボックス1と、この本体ボックス1の
    上部にあってこの本体ボックス1内に送り込まれた粉塵
    に向かって散水する散水手段3と、この散水手段3の下
    方にあって粉塵を吸着した水が流下する傾斜板6bと、
    この傾斜板6bを流下した粉塵を含む水が流入するトレ
    イ15とを備え、 前記トレイ15を前記複数台並設された粉塵処理装置B
    の各々の本体ボックス1を横断する方向に貫通させて配
    設することにより、このトレイ15を各々の粉塵処理装
    置Bに共通のトレイとし、またこのトレイ15の内部に
    沈殿するスラッジをかき上げるかき上げ片32を有する
    コンベア31をこのトレイ15の内部に回動自在に配設
    するとともに、このコンベア31の駆動用モータ43を
    設け、且つこのコンベア31の側端部を前記本体ボック
    ス1から外方へ延出させるとともに、この側端部の下方
    に、この側端部から落下するスラッジを回収する回収部
    34を設けたことを特徴とする穀物の粉塵処理システ
    ム。
JP2543792U 1992-03-25 1992-03-25 穀物の粉塵処理システム Pending JPH0576519U (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312576A (en) * 1976-07-21 1978-02-04 Meiwa Tekko Dust collecting method and system for largeesized grain machines
JPS6119781U (ja) * 1984-07-09 1986-02-05 株式会社リコー 磁力分布検査装置
JPS6433142U (ja) * 1987-08-25 1989-03-01
JPH021216B2 (ja) * 1981-06-01 1990-01-10 Kenekotsuto Mainingu Corp

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