JP2581314Y2 - 高圧水切削器用スラッジ回収装置 - Google Patents
高圧水切削器用スラッジ回収装置Info
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- JP2581314Y2 JP2581314Y2 JP4334992U JP4334992U JP2581314Y2 JP 2581314 Y2 JP2581314 Y2 JP 2581314Y2 JP 4334992 U JP4334992 U JP 4334992U JP 4334992 U JP4334992 U JP 4334992U JP 2581314 Y2 JP2581314 Y2 JP 2581314Y2
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- tank
- cutting
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、高圧水切削器におい
て発生する切削水中の切削粉などを回収し、切削水を浄
化して再利用可能にしたスラッジ回収装置に係り、オー
バーフロー型水槽でスラッジを沈下させてこれを槽外へ
掻き出す構成で、小型でかつ従来の紙フィルターを使用
しない高圧水切削器用スラッジ回収装置に関する。
て発生する切削水中の切削粉などを回収し、切削水を浄
化して再利用可能にしたスラッジ回収装置に係り、オー
バーフロー型水槽でスラッジを沈下させてこれを槽外へ
掻き出す構成で、小型でかつ従来の紙フィルターを使用
しない高圧水切削器用スラッジ回収装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】高圧あるいは超高圧水で切断や研削を行
なう高圧水切削器は、装置が比較的小型で騒音や粉塵が
発生し難いことから今日各種の加工、製造業種に多用さ
れている。高圧水切削器に用いる切削水には、加工時の
切削粉などが混入しているため、この切削粉などを分離
回収しないと切削水を再利用あるいは排水することがで
きない。
なう高圧水切削器は、装置が比較的小型で騒音や粉塵が
発生し難いことから今日各種の加工、製造業種に多用さ
れている。高圧水切削器に用いる切削水には、加工時の
切削粉などが混入しているため、この切削粉などを分離
回収しないと切削水を再利用あるいは排水することがで
きない。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来、かかる高圧水切
削器の加工後の切削水を処理する、すなわち切削粉など
の分離回収を行なうのに、ペーパーフィルターを使用し
て切削水を炉過していたが、切削水の使用量がせいぜい
毎分４０リットル程度にもかかわらず、切削粉が微粒子
であるためペーパーフィルターの使用量が多くなり、所
謂ランニングコストがかさむだけでなく、紙資源の浪費
にもつながる問題があった。
削器の加工後の切削水を処理する、すなわち切削粉など
の分離回収を行なうのに、ペーパーフィルターを使用し
て切削水を炉過していたが、切削水の使用量がせいぜい
毎分４０リットル程度にもかかわらず、切削粉が微粒子
であるためペーパーフィルターの使用量が多くなり、所
謂ランニングコストがかさむだけでなく、紙資源の浪費
にもつながる問題があった。
【０００４】高圧水切削器の切削水からスラッジを回収
する装置としては、高圧水を利用することから切削粉が
微粒子化されやすく、短時間で切削粉を回収するにはペ
ーパーフィルターが最適であり、長時間の沈下型回収装
置では水槽が大きくなり、高圧水切削器が本来小型であ
ることからこれに馴染まないものであった。
する装置としては、高圧水を利用することから切削粉が
微粒子化されやすく、短時間で切削粉を回収するにはペ
ーパーフィルターが最適であり、長時間の沈下型回収装
置では水槽が大きくなり、高圧水切削器が本来小型であ
ることからこれに馴染まないものであった。
【０００５】この考案は、高圧水切削器における切削水
の処理に際し、ペーパーフィルターを使用することな
く、また沈下型回収装置でも設置面積が小さくかつ回収
効率のすぐれた構成からなる高圧水切削器用スラッジ回
収装置の提供を目的としている。
の処理に際し、ペーパーフィルターを使用することな
く、また沈下型回収装置でも設置面積が小さくかつ回収
効率のすぐれた構成からなる高圧水切削器用スラッジ回
収装置の提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この考案は、底板が所要
半径の凹円弧面を形成した沈殿用の水槽を複数併設し
て、かつ切削水が流入する槽から他槽へ順次溢水して最
終槽からの溢水で切削水を回収可能となし、各水槽の底
板上に沈殿したスラッジを槽外へ掻き出す回転型スクレ
ーパーの回転軸を底板の所定円弧中心に配置したことを
特徴とする高圧水切削器用スラッジ回収装置である。
半径の凹円弧面を形成した沈殿用の水槽を複数併設し
て、かつ切削水が流入する槽から他槽へ順次溢水して最
終槽からの溢水で切削水を回収可能となし、各水槽の底
板上に沈殿したスラッジを槽外へ掻き出す回転型スクレ
ーパーの回転軸を底板の所定円弧中心に配置したことを
特徴とする高圧水切削器用スラッジ回収装置である。
【０００７】この考案において、処理する切削水の流れ
は、複数の沈殿用の水槽を併列配置して順次溢水、すな
わちオーバーフローさせて行なうもので、実施例の如
く、第１水槽に投入された切削水が隣接する第２水槽に
オーバーフローし、さらに第２水槽からの溢水が回収さ
れるように、順次オーバーフローにて流下する構成で、
設置面積を小さくできれば、水槽の配置は任意である。
は、複数の沈殿用の水槽を併列配置して順次溢水、すな
わちオーバーフローさせて行なうもので、実施例の如
く、第１水槽に投入された切削水が隣接する第２水槽に
オーバーフローし、さらに第２水槽からの溢水が回収さ
れるように、順次オーバーフローにて流下する構成で、
設置面積を小さくできれば、水槽の配置は任意である。
【０００８】この考案において、水槽の底部は沈殿した
スラッジを回転型スクレーパーで槽外へ掻き出すため、
例えば実施例に示す如く、所要直径の回転棒の先端にス
クレパーを設けて、これが水槽の底部を摺動移動できる
ように、底板が所要半径の凹円弧面を形成してあり、前
記の水槽の配置や寸法などに応じて回転型スクレーパー
の構成を選定し、これに伴い水槽の底部形状を決定する
とよい。
スラッジを回転型スクレーパーで槽外へ掻き出すため、
例えば実施例に示す如く、所要直径の回転棒の先端にス
クレパーを設けて、これが水槽の底部を摺動移動できる
ように、底板が所要半径の凹円弧面を形成してあり、前
記の水槽の配置や寸法などに応じて回転型スクレーパー
の構成を選定し、これに伴い水槽の底部形状を決定する
とよい。
【０００９】
【作用】この考案は、複数のオーバーフロー型水槽でス
ラッジを沈下させてこれを回転型スクレーパーで槽外へ
掻き出す構成となしたことにより、小型で設置面積を小
さくでき、極めて簡単な構成からなる回転型スクレーパ
ーにて沈殿させたスラッジを効率よく掻き出すことがで
き、高圧水切削器の切削水の処理に適したスラッジ回収
装置である。
ラッジを沈下させてこれを回転型スクレーパーで槽外へ
掻き出す構成となしたことにより、小型で設置面積を小
さくでき、極めて簡単な構成からなる回転型スクレーパ
ーにて沈殿させたスラッジを効率よく掻き出すことがで
き、高圧水切削器の切削水の処理に適したスラッジ回収
装置である。
【００１０】
【実施例】図１にこの考案によるスラッジ回収装置の一
実施例を示す縦断正面説明図であり、図２は縦断側面説
明図である。スラッジを沈降させるための第１水槽１と
第２水槽２は、基台３に載置された底板４が所要半径の
凹円弧面を有し、上部開口面が矩形の水槽５を中央部の
仕切り板６にて広幅と狭幅の長方形の上部開口面を有す
る２槽に区分して形成したのもである。また、第１水槽
１の側面の導入口７より使用後の切削水が流入し、仕切
り板６の切り欠き部８から溢水して隣接の第２水槽２に
流れ込み、さらに第２水槽２の正面壁に設けた溢水口９
から切削水が回収されるオーバーフロー型水槽である。
実施例を示す縦断正面説明図であり、図２は縦断側面説
明図である。スラッジを沈降させるための第１水槽１と
第２水槽２は、基台３に載置された底板４が所要半径の
凹円弧面を有し、上部開口面が矩形の水槽５を中央部の
仕切り板６にて広幅と狭幅の長方形の上部開口面を有す
る２槽に区分して形成したのもである。また、第１水槽
１の側面の導入口７より使用後の切削水が流入し、仕切
り板６の切り欠き部８から溢水して隣接の第２水槽２に
流れ込み、さらに第２水槽２の正面壁に設けた溢水口９
から切削水が回収されるオーバーフロー型水槽である。
【００１１】回転型スクレーパー１０は、共通の水槽４
の上端部に軸支して基台３に載置された電動機１１の動
力をチェーンを介して回転駆動される回転軸１２に装着
されるが、回転軸１２に立設した所要長さのアーム１３
の先端に各水槽１，２の底板幅に応じた幅を有するスク
レーパー１４を設けた構成からなる。ここでは、１本の
回転棒の両端にスクレーパーを設けた単純な構成からな
るが、他に例えばアームを伸縮可能にして、水槽５内に
あるときはアーム１３が所要長さとなり、槽外にあると
きはアーム長さを短くして、水槽５上に設けたカバー２
０高さを低くすることもでき、公知の機械機構を利用し
た種々の構成を採用することができる。
の上端部に軸支して基台３に載置された電動機１１の動
力をチェーンを介して回転駆動される回転軸１２に装着
されるが、回転軸１２に立設した所要長さのアーム１３
の先端に各水槽１，２の底板幅に応じた幅を有するスク
レーパー１４を設けた構成からなる。ここでは、１本の
回転棒の両端にスクレーパーを設けた単純な構成からな
るが、他に例えばアームを伸縮可能にして、水槽５内に
あるときはアーム１３が所要長さとなり、槽外にあると
きはアーム長さを短くして、水槽５上に設けたカバー２
０高さを低くすることもでき、公知の機械機構を利用し
た種々の構成を採用することができる。
【００１２】上記の構成において、高圧水切削器から出
た切削水は導入口７より第１水槽１に入り、次いで第２
水槽２に流れ込み溢水口９から回収される間に、混入し
ていたスラッジが沈降して各水槽１，２の底板上に沈殿
し、浄化された溢水として回収することができる。
た切削水は導入口７より第１水槽１に入り、次いで第２
水槽２に流れ込み溢水口９から回収される間に、混入し
ていたスラッジが沈降して各水槽１，２の底板上に沈殿
し、浄化された溢水として回収することができる。
【００１３】各水槽１，２の底板上に沈殿したスラッジ
は、一定速度で回転あるいは間欠的に回転する回転型ス
クレーパー１０により各水槽１，２の槽外へ掻き出す
が、図１に示す如く、水槽５の底板４が一方側へ連続的
に立ち上がり上端となっており、底板４上を回転摺動す
るスクレーパー１４で掻き上げられたスラッジは、該上
端から落下してスラッジ受け１５に回収される。また、
水槽５外へ出たスクレーパー１４に付着したスラッジが
再度落下しないように、該上端近傍に一端を軸支して別
途装着した掻き落とし具１６にて、スクレーパー１４表
面のスラッジを掻き落とす構成からなる。
は、一定速度で回転あるいは間欠的に回転する回転型ス
クレーパー１０により各水槽１，２の槽外へ掻き出す
が、図１に示す如く、水槽５の底板４が一方側へ連続的
に立ち上がり上端となっており、底板４上を回転摺動す
るスクレーパー１４で掻き上げられたスラッジは、該上
端から落下してスラッジ受け１５に回収される。また、
水槽５外へ出たスクレーパー１４に付着したスラッジが
再度落下しないように、該上端近傍に一端を軸支して別
途装着した掻き落とし具１６にて、スクレーパー１４表
面のスラッジを掻き落とす構成からなる。
【００１４】
【考案の効果】この考案は、複数のオーバーフロー型水
槽でスラッジを沈下させてこれを回転型スクレーパーで
槽外へ掻き出す構成となしたことにより、小型で設置面
積を小さくでき、極めて簡単な構成からなる回転型スク
レーパーにて沈殿させたスラッジを効率よく掻き出すこ
とができ、高圧水切削器の切削水の処理に適したスラッ
ジ回収装置である。
槽でスラッジを沈下させてこれを回転型スクレーパーで
槽外へ掻き出す構成となしたことにより、小型で設置面
積を小さくでき、極めて簡単な構成からなる回転型スク
レーパーにて沈殿させたスラッジを効率よく掻き出すこ
とができ、高圧水切削器の切削水の処理に適したスラッ
ジ回収装置である。
【図１】この考案によるスラッジ回収装置の一実施例を
示す縦断正面説明図である。
示す縦断正面説明図である。
【図２】この考案によるスラッジ回収装置の一実施例を
示す縦断側面説明図である。
示す縦断側面説明図である。
１ 第１水槽 ２ 第２水槽 ３ 基台 ４ 底板 ５ 水槽 ６ 仕切り板 ７ 導入口 ８ 切り欠き部 ９ 溢水口 １０ 回転型スクレーパー １１ 電動機 １２ 回転軸 １３ アーム １４ スクレーパー １５ スラッジ受け １６ 掻き落とし具 ２０ カバー
Claims (1)
- 【請求項１】 底板が所要半径の凹円弧面を形成した沈
殿用の水槽を複数併設して、かつ切削水が流入する槽か
ら他槽へ順次溢水し最終槽からの溢水で切削水を回収可
能となし、各水槽の底板上に沈殿したスラッジを槽外へ
掻き出す回転型スクレーパーの回転軸を底板の所定円弧
中心に配置したことを特徴とする高圧水切削器用スラッ
ジ回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4334992U JP2581314Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 高圧水切削器用スラッジ回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4334992U JP2581314Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 高圧水切削器用スラッジ回収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0595603U JPH0595603U (ja) | 1993-12-27 |
| JP2581314Y2 true JP2581314Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12661376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4334992U Expired - Fee Related JP2581314Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 高圧水切削器用スラッジ回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581314Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6590228B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2019-10-16 | モリ技巧株式会社 | コンクリートスラリー処理装置 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4334992U patent/JP2581314Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0595603U (ja) | 1993-12-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
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