JPH0522248Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0522248Y2
JPH0522248Y2 JP2743787U JP2743787U JPH0522248Y2 JP H0522248 Y2 JPH0522248 Y2 JP H0522248Y2 JP 2743787 U JP2743787 U JP 2743787U JP 2743787 U JP2743787 U JP 2743787U JP H0522248 Y2 JPH0522248 Y2 JP H0522248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil tank
sludge
panel
air
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2743787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63136719U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2743787U priority Critical patent/JPH0522248Y2/ja
Publication of JPS63136719U publication Critical patent/JPS63136719U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0522248Y2 publication Critical patent/JPH0522248Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は工場やビル等の換気用空気などの清浄
を行なう空気清浄装置に関し、特にパネルに汚染
空気を衝突させてその空気中の塵埃を該パネル表
面の油膜に付着させる油膜式空気清浄装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の油膜式空気清浄装置としては第
2図に示す様なものがある。これはユニツト化さ
れた縦長ボツクス状をなす装置本体(ケーシン
グ)1の前後面部に空気流通口2,3を大きく開
口すると共に、その下部に油槽4を一体に設け、
且つその装置本体1内の上下部にそれぞれ水平軸
を介して2組のスプロケツト5,6を取付け、こ
れに掛装した無端体であるエンドレスチエーン7
に多数枚のパネル8を小ピツチで列設し、これら
パネル8を装置本体1外側部に取付けた減速ギヤ
付き電動機(図示せず)により前記エンドレスチ
エーン7と共に矢印方向に約24時間で1回転する
程度に間歇的に回転駆動するようにした構成であ
る。なお、それらパネル8は例えば金属板をプレ
スによつてルーバー状にして表面に小さな凹凸を
付けた特殊な構造の濾過板であり、1回転するご
とに粘性や除塵並びに洗浄に適する油を溜めた前
記下部油槽4中を通つて表面に油膜が形成される
ようになつている。
しかして、汚染空気を装置本体1の前方から前
面の空気流通口2を介して送り込むと、その汚染
空気は下部油槽4中を通つて上方に移動して来た
多数のパネル8に衝突して、それらパネル8間を
縫つて通過しようとする。その際に各パネル8表
面の油膜に該空気中の塵埃が付着分離して捕集さ
れ、これにて清浄化された空気は後面側の空気流
通口3から後方に流出して行くようになる。一方
パネル8表面の油膜に付着捕集された塵埃はその
まま該パネルと一緒に間歇送りされて反転下降し
て前記下部油槽4中に入れられ、その中の油によ
つて該パネル8表面から洗浄除去されて沈降し
て、スラツジAとして油槽4内底部に沈澱する。
これにてそのパネル8の表面の油膜が更新され、
そのパネル8が再度上方に送られて前述同様に汚
染空気の濾過作用を繰返し行なうようになる。ま
た上記油槽4内底部に沈澱推積したスラツジA
は、時々係員が油槽4内を目視してそのスラツジ
Aの沈澱推積量を観察し、その推積量がある程度
の厚さ(5〜6cm程度の厚さ)になつたら、付属
のスクレパー9を用いて該油槽4内から掻き出し
て、スラツジ受10に取り入れて除去するように
している。なおそのスラツジ除去作業は、本装置
の設置箇所の空気中の除塵量や稼働運転時間等に
よつて各種異なるが、平均1〜4ケ月に1回程度
行なう必要がある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上述した油膜式空気清浄装置では、
油槽4中のスラツジAの推積量を人為的な目視に
より観察してスラツジ除去作業の時期を計つてい
るが、その時期がなかなか適確に把握できないと
共に、見忘れなど注意が行き届かないことがあつ
て、スラツジ除去作業が時期的に遅れてしまい、
これにてスラツジAが油槽4内に厚く推積し、そ
のスラツジA中に間歇回転駆動されるパネル8が
埋もれて回転不良となり、回転機構部の損傷や濾
過清浄機能の低下を招いてしまう問題があつた。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、油槽
中のスラツジ推積量を人為的な目視に頼らず自動
的に検知して、係員に適確にスラツジ除去作業の
時期を知らせ、見忘れなどの注意不足によるスラ
ツジ除去作業の遅れから生じる回転不良や損傷や
濾過清浄機能の低下と言つた不都合を確実に防止
できるようになる非常に簡便な油膜式空気清浄装
置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕 (問題を解決するための手段と作用) 本考案の油槽式空気清浄装置は、上記目的を達
成すべく、回転駆動されるパネル表面の油膜に付
着して来る塵埃が洗い落とされてスラツジとして
沈澱する油槽に静電容量式或いは超音波式等のレ
ベル検知器を設置し、そのレベル検知器で油槽中
に沈澱したスラツジの推積量を自動検知して、そ
のスラツジ推積量が所定のレベル以上となると係
員に警報を発してスラツジの掻き出し除去作業時
期が来たことを知らせるようにしたものである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図により説明す
る。なお図中1は装置本体を示し、これは上半部
を図示省略したが第2図に示した従来同様の構成
で、汚染空気が送り込まれるケーシングの下部に
油槽4が一体に設けられ、且つその上側に上下ス
プロケツトを介して無端体であるエンドレスチエ
ーン7が掛装され、これに多数枚のパネル8が小
ピツチで列設され、これらパネル8が該エンドレ
スチエーン7と共に間歇的に回転駆動されて、1
回転するごとに粘性や除塵並びに洗浄に適する油
を溜めた前記下部油槽4中を通るようにされてい
る。
こうした油膜式空気清浄装置において、前記下
部油槽4にこの内底部に沈澱推積するスラツジA
の推積量を自動検知してそのスラツジ推積量が所
定のレベル以上とんると係員に警報を発してスラ
ツジの掻き出し除去作業時期が来たことを知らせ
るレベル検知器11が設置されている。
このレベル検知器11は、既に市販されている
静電容量式の界面検出用のレベルスイツチであつ
て、発振器11aから一体に検知棒11bを突設
した構成で、その検知棒11b先端を油槽4内深
く侵入する状態にして取付け固定されている。ま
たその発振器11aが別室に設置した警報器12
付き配電盤13と電源並びに信号ケーブル14に
より繋がれている。そして配電盤13から通電さ
れることにより前記油槽4内の油とスラツジAと
の界面(スラツジAの推積レベル高さ)を正確に
検知すると共に、そのスラツジAの推積量が所定
のレベル以上となつた時には発振器11aから信
号が出されて前記警報器12を作動させるように
なつている。その警報器12はブザー或いは点滅
ランプである。
なお、前記レベル検知器11は上記静電容量式
以外に超音波式や回転式或いは振動式等の適宜の
界面検出用のレベルスイツチを用いても可であ
る。
而して、こうした油膜式空気清浄装置において
は、従来同様に下部油槽4中を通つて上方に移動
して来た多数のパネル8に汚染空気が衝突して、
それらパネル8表面の油槽に該空気中の塵埃が付
着分離して捕集されて、空気の濾過洗浄が行わ
れ、一方パネル8表面の油膜に付着捕集された塵
埃はそのまま該パネルと一緒に間歇送りされて下
部油槽4中の油によつて該パネル8表面から洗浄
除去されて沈降し、スラツジAとして油槽4内底
部に沈澱する。これにてそのパネル8の表面の油
膜が更新され、そのパネル8が再度上方に送られ
て前述同様に汚染空気の濾過作用を繰返し行なう
ようになる。
こうした濾過清浄作用により油槽4内底部に沈
澱推積したスラツジAは、その推積量が常時レベ
ル検知器11により連続して自動的に検知され、
そしてそのスラツジ推積量が所定のレベル以上と
なると、該レベル検知器11の発振器11aから
信号が出されて、警報器12がブザーの鳴動或い
はランプ点滅動作により警報を発して係員にスラ
ツジの掻き出し除去作業時期が来たことを知らせ
る。これにて係員は常に適確な時期に該油槽4内
のスラツジAの掻き出し除去作業を行なうことが
できるようになり。従来の如くスラツジ除去作業
時期が適確に把握できなかつたり、見忘れなど注
意が行き届かなかつたりして、スラツジ除去作業
が遅れて、油槽4内に厚くスラツジが推積してパ
ネル8が埋もれて回転不良となるなどの問題を発
生することがなくなる。
〔考案の効果〕
本考案は上述した如くなしたから、油槽中のス
ラツジ推積量を従来の如く人為的な目視に頼らず
レベル検知器で自動的に検知して、係員に適確に
スラツジ除去作業の時期を知らせることができる
ので、油槽内にスラツジをあるレベル以上に溜め
ることなく適確に除去作業ができて、見忘れなど
の注意不足によるスラツジ除去作業の遅れから生
じる回転不良や損傷や濾過清浄機能の低下と言つ
た不都合を確実に防止できるようになる非常に簡
便な油膜式空気清浄装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部省略した
要部構成図、第2図は従来例を示す断面図であ
る。 1……装置本体、4……油槽、7……無端体、
8……パネル、11……レベル検知器、12……
警報器、A……スラツジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動されるチエーン等の無端体に多数枚列
    設されて下部油槽中を通つて上方に移動して来る
    パネルに汚染空気を衝突させて、その空気中の塵
    埃を該パネル表面の油膜に付着させると共に、そ
    のパネルに付着して来る塵埃を前記下部油槽中で
    洗浄除去して沈澱せしめる油槽式空気清浄装置に
    おいて、前記油槽中に沈澱したスラツジの推積量
    が所定のレベル以上となると検知して係員に警報
    する静電容量式或いは超音波式等のレベル検知器
    を設置したことを特徴とする油膜式空気清浄装
    置。
JP2743787U 1987-02-27 1987-02-27 Expired - Lifetime JPH0522248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2743787U JPH0522248Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2743787U JPH0522248Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63136719U JPS63136719U (ja) 1988-09-08
JPH0522248Y2 true JPH0522248Y2 (ja) 1993-06-08

Family

ID=30829465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2743787U Expired - Lifetime JPH0522248Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0522248Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6345932B2 (ja) * 2013-12-27 2018-06-20 株式会社クボタ ガス処理設備、ガス処理設備の制御装置、及びガス処理設備の運転方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63136719U (ja) 1988-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0120920B1 (en) Filter assembly for a spray booth
CN211025355U (zh) 一种石英石生产污水过滤装置
CN112275706B (zh) 一种精密轴承生产用清洗设备
JPH0522248Y2 (ja)
CN111939634A (zh) 一种废水过滤自动清洁处理装置及其使用方法
CN210186713U (zh) 一种便于清洁集油箱的油雾净化器
US4277339A (en) Paint pigment skimmer
CN112484214B (zh) 一种风管式离子净化装置
CN214780812U (zh) 一种沉积物收集的水产养殖尾水处理装置
CN213077590U (zh) 一种二沉池除浮萍浮渣装置
CN212467316U (zh) 一种用于环境安全评价的水样净化装置
CA1302300C (en) Filter apparatus
JPH07204427A (ja) 切削液の濾過装置
CN112298962A (zh) 一种皮带清扫除尘装置
JPH0326891Y2 (ja)
CN201592037U (zh) 过滤网清污装置
CN216572149U (zh) 一种高效烧结板过滤器
CN218871389U (zh) 一种转臂反冲洗过滤组件
CN220276362U (zh) 链板刮砂机
CN219682076U (zh) 一种空气净化过滤装置
CN217854683U (zh) 油水分离机
CN220877891U (zh) 一种地埋式污水处理器
CN220779268U (zh) 一种水处理用排污装置
CN213433173U (zh) 一种全自动过滤装置
CN218686979U (zh) 污水处理设备