JPH0575916B2 - - Google Patents
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- JPH0575916B2 JPH0575916B2 JP24365889A JP24365889A JPH0575916B2 JP H0575916 B2 JPH0575916 B2 JP H0575916B2 JP 24365889 A JP24365889 A JP 24365889A JP 24365889 A JP24365889 A JP 24365889A JP H0575916 B2 JPH0575916 B2 JP H0575916B2
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- grease
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- oil
- piston
- piston pin
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Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/10—Geothermal energy
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば圧縮機、エンジン、真空ポン
プ等、連接棒の小端部とピストンピンとの間にグ
リース封入型軸受を用いた形式の無給油式往復動
圧縮機に関する。
プ等、連接棒の小端部とピストンピンとの間にグ
リース封入型軸受を用いた形式の無給油式往復動
圧縮機に関する。
従来、無給油式往復動機械としては、第3図お
よび第4図に示すようなものが知られている。な
お、ここでは、無給油式往復動機械として無給油
式往復動圧縮機を例に説明する。
よび第4図に示すようなものが知られている。な
お、ここでは、無給油式往復動機械として無給油
式往復動圧縮機を例に説明する。
図中、1はシリンダで、該シリンダ1の先端部
には吸込室2Aと吐出部2Bとを有するシリンダ
ヘツド2が弁板3を介して取り付けられている。
4はシリンダ1内に往復動可能に挿入されたピス
トンで、シリンダ1内には該ピストン4と弁板3
との間に圧縮室5が画成されている。そして、前
記弁板3にはそれぞれ吸込室2Aおよび吐出室2
Bと圧縮室5とを連通する吸込孔3Aおよび吐出
孔3Bが形成され、吸込孔3Aの圧縮室5側に吸
込弁6、吐出孔3Bの吐出室2B側に吐出弁7が
それぞれ設けられている。
には吸込室2Aと吐出部2Bとを有するシリンダ
ヘツド2が弁板3を介して取り付けられている。
4はシリンダ1内に往復動可能に挿入されたピス
トンで、シリンダ1内には該ピストン4と弁板3
との間に圧縮室5が画成されている。そして、前
記弁板3にはそれぞれ吸込室2Aおよび吐出室2
Bと圧縮室5とを連通する吸込孔3Aおよび吐出
孔3Bが形成され、吸込孔3Aの圧縮室5側に吸
込弁6、吐出孔3Bの吐出室2B側に吐出弁7が
それぞれ設けられている。
ピストン4には、その横方向に貫通して貫通孔
4Aが形成され、該貫通孔4Aにピストンピン8
が、テフロン等の筒状断熱材9,9を介して挿入
支持されている。10は該ピストンピン8とクラ
ンクシヤフト(図示せず)とを連接する連接棒
で、該連接棒10の小端部10Aにはピストンピ
ン8が挿入される連接穴10Bが形成され、該連
接穴10Bにピストンピン8が挿入され、ピスト
ン4と連接棒10とが互いに連結されている。
4Aが形成され、該貫通孔4Aにピストンピン8
が、テフロン等の筒状断熱材9,9を介して挿入
支持されている。10は該ピストンピン8とクラ
ンクシヤフト(図示せず)とを連接する連接棒
で、該連接棒10の小端部10Aにはピストンピ
ン8が挿入される連接穴10Bが形成され、該連
接穴10Bにピストンピン8が挿入され、ピスト
ン4と連接棒10とが互いに連結されている。
11は連接棒10の小端部10Aの連接穴10
B内周とピストンピン8の外周との間に介装され
たグリース封入型軸受で、該グリース封入型軸受
11は、小端部10Aの連接穴10B内周面とピ
ストンピン8の外周面との間に直接接触して、ピ
ストンピン8と連接棒10との間を回動可能に支
持する多数のニードルローラ12,12,……
と、連接穴10B内周の各ニードルローラ12を
挟む軸方向両側に設けられ、該ローラ12のスラ
スト方向のずれを抑える抑えリング13,13
と、連接穴10B内の両端部にそれぞれ取り付け
られたオイルシール14,14とから構成されて
いる。そして、各オイルシール14で封止された
連接穴10Bとピストンピン8との間には、ニー
ドルローラ12を潤滑するグリースAが充填され
ている。
B内周とピストンピン8の外周との間に介装され
たグリース封入型軸受で、該グリース封入型軸受
11は、小端部10Aの連接穴10B内周面とピ
ストンピン8の外周面との間に直接接触して、ピ
ストンピン8と連接棒10との間を回動可能に支
持する多数のニードルローラ12,12,……
と、連接穴10B内周の各ニードルローラ12を
挟む軸方向両側に設けられ、該ローラ12のスラ
スト方向のずれを抑える抑えリング13,13
と、連接穴10B内の両端部にそれぞれ取り付け
られたオイルシール14,14とから構成されて
いる。そして、各オイルシール14で封止された
連接穴10Bとピストンピン8との間には、ニー
ドルローラ12を潤滑するグリースAが充填され
ている。
以上のように構成された従来技術の無給油式往
復動圧縮機は、外部駆動源でクランクシヤフトが
回転駆動されると、連接棒10、ピストンピン
8、軸受11を介してピストン4がシリンダ1内
で往復動し、ピストン4が下死点方向へ移動する
吸気行程時に、吸込弁6が開いて吸込室2A内の
空気が吸込孔3Aを通過して圧縮室5内へ吸込
み、ピストン4が上死点側へ移動する圧縮行程時
に、吐出弁7が開いて圧縮室5内の空気が吐出孔
3Bを通過して吐出室2B内へ流入し、外部へ吐
出される。
復動圧縮機は、外部駆動源でクランクシヤフトが
回転駆動されると、連接棒10、ピストンピン
8、軸受11を介してピストン4がシリンダ1内
で往復動し、ピストン4が下死点方向へ移動する
吸気行程時に、吸込弁6が開いて吸込室2A内の
空気が吸込孔3Aを通過して圧縮室5内へ吸込
み、ピストン4が上死点側へ移動する圧縮行程時
に、吐出弁7が開いて圧縮室5内の空気が吐出孔
3Bを通過して吐出室2B内へ流入し、外部へ吐
出される。
ところが、前記構造の従来技術では、連接穴1
0Bとピストンピン8との間に充填されたグリー
スAは各ニードルローラ12が転動する際に該ロ
ーラ12を潤滑するが、各ニードルローラ12の
間に充填されたグリースAは、該ローラ12の転
動や熱膨張によつて、各ローラ12の両側へ押し
やられ、各オイルシール14の内側に溜つてシー
ル性の弱い部分から外部へ漏出し、内部のグリー
スAが次第に減少していく。この結果、ニードル
ローラ12への潤滑性が悪くなり、グリース封入
型軸受11の寿命が短くなるという問題点があ
る。
0Bとピストンピン8との間に充填されたグリー
スAは各ニードルローラ12が転動する際に該ロ
ーラ12を潤滑するが、各ニードルローラ12の
間に充填されたグリースAは、該ローラ12の転
動や熱膨張によつて、各ローラ12の両側へ押し
やられ、各オイルシール14の内側に溜つてシー
ル性の弱い部分から外部へ漏出し、内部のグリー
スAが次第に減少していく。この結果、ニードル
ローラ12への潤滑性が悪くなり、グリース封入
型軸受11の寿命が短くなるという問題点があ
る。
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、長期間に亘つて安定したグリースの
供給を行なうことができる無給油式往復動機械を
提供することを目的とする。
れたもので、長期間に亘つて安定したグリースの
供給を行なうことができる無給油式往復動機械を
提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明が採用
する構成は、シリンダと、該シリンダ内に往復動
可能に挿入され、シリンダ内に密閉室を形成する
ピストンと、該ピストン内に設けられたピストン
ピンと、該ピストンピンが小端部の連接穴に挿入
されて前記ピストンと回転可能に連接された連接
棒と、該連接棒の小端部とピストンピンとの間に
設けられ、両端部にオイルシールを有するグリー
ス封入型軸受とを有する無給油式往復動機械にお
いて、前記グリース封入型軸受は、前記小端部の
連接穴内中央部に挿入され、内側に複数の転動体
を装着した外輪と、該外輪の軸方向一側または両
側に位置して前記オイルシールとの間に設けら
れ、断面L字状にかつ環状に形成されて前記外輪
の端面との間にグリース溜りを形成するグリース
溜めリングとからなる。
する構成は、シリンダと、該シリンダ内に往復動
可能に挿入され、シリンダ内に密閉室を形成する
ピストンと、該ピストン内に設けられたピストン
ピンと、該ピストンピンが小端部の連接穴に挿入
されて前記ピストンと回転可能に連接された連接
棒と、該連接棒の小端部とピストンピンとの間に
設けられ、両端部にオイルシールを有するグリー
ス封入型軸受とを有する無給油式往復動機械にお
いて、前記グリース封入型軸受は、前記小端部の
連接穴内中央部に挿入され、内側に複数の転動体
を装着した外輪と、該外輪の軸方向一側または両
側に位置して前記オイルシールとの間に設けら
れ、断面L字状にかつ環状に形成されて前記外輪
の端面との間にグリース溜りを形成するグリース
溜めリングとからなる。
上記構成により、外輪内の各転動体の間に充填
されたグリースは該転動体の転動によつてその両
側に押しやられるが、押しやられたグリースはグ
リース溜めリングで形成されたグリース溜りに溜
る。そして、このグリース溜りに溜つたグリース
は徐々に外輪内側の転動体に供給され、潤滑不足
を確実に防止し、かつグリースを長期間安定して
転動体に供給する。
されたグリースは該転動体の転動によつてその両
側に押しやられるが、押しやられたグリースはグ
リース溜めリングで形成されたグリース溜りに溜
る。そして、このグリース溜りに溜つたグリース
は徐々に外輪内側の転動体に供給され、潤滑不足
を確実に防止し、かつグリースを長期間安定して
転動体に供給する。
以下、本発明の実施例を第1図および第2図に
基づいて説明する。なお、本実施例でも無給油式
往復動機械として無給油式往復動圧縮機を例に説
明する。そして、本実施例の無給油式往復動圧縮
機の全体構成は前述した従来技術とほぼ同様であ
り、ここでは、同一部材には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
基づいて説明する。なお、本実施例でも無給油式
往復動機械として無給油式往復動圧縮機を例に説
明する。そして、本実施例の無給油式往復動圧縮
機の全体構成は前述した従来技術とほぼ同様であ
り、ここでは、同一部材には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
まず、本発明の第1の実施例を説明すると、図
中、21は本実施例の連接棒で、該連接棒21の
小端部21Aに設けられた連接穴21B内には、
ピストンピン8との間に本実施例のグリース封入
型軸受22が設けられている。該軸受22は、小
端部21Aの連接穴21B内中央部に圧入され、
内側に複数の転動体としてのニードルローラ23
を装着した外輪24と、該外輪24の軸方向一側
(図中の右側)に位置して設けられ、外輪24の
一側端面24Aとの間にグリース溜り25を形成
するグリース溜めリング26と、連接穴21B内
の両端部に取付けられたオイルシール27,28
とから大略構成されている。なお、外輪24の他
側端面24Bとオイルシール28との間にはスペ
ーサ29が介装されている。
中、21は本実施例の連接棒で、該連接棒21の
小端部21Aに設けられた連接穴21B内には、
ピストンピン8との間に本実施例のグリース封入
型軸受22が設けられている。該軸受22は、小
端部21Aの連接穴21B内中央部に圧入され、
内側に複数の転動体としてのニードルローラ23
を装着した外輪24と、該外輪24の軸方向一側
(図中の右側)に位置して設けられ、外輪24の
一側端面24Aとの間にグリース溜り25を形成
するグリース溜めリング26と、連接穴21B内
の両端部に取付けられたオイルシール27,28
とから大略構成されている。なお、外輪24の他
側端面24Bとオイルシール28との間にはスペ
ーサ29が介装されている。
外輪24の両端にはピストンピン8側へ縮径し
たつば部24C,24Dを有しており、一方のつ
ば部24Cはピストンピン8の外周面との間に大
きな〓間を有して開口している。他方のつば部2
4Dはピストンピン8の外周面との間に僅かな〓
間(絞り)を持たせて形成され、各ニードルロー
ラ23間に充填されたグリースAの一部が該〓間
から外側へ流出して、オイルシール28を潤滑す
るようになつている。
たつば部24C,24Dを有しており、一方のつ
ば部24Cはピストンピン8の外周面との間に大
きな〓間を有して開口している。他方のつば部2
4Dはピストンピン8の外周面との間に僅かな〓
間(絞り)を持たせて形成され、各ニードルロー
ラ23間に充填されたグリースAの一部が該〓間
から外側へ流出して、オイルシール28を潤滑す
るようになつている。
グリース溜めリング26は断面をL字状に、か
つ全体を環状に形成されている。つまり、連接穴
21Bの内周面と平行に配設される筒部26A
と、該筒部26Aに一体的に、かつピストンピン
8側へ縮径して形成された隔壁部26Bとから構
成されている。さらに、筒部26Aは肉厚に成形
され、グリース溜り25の外周側の内径を小さく
して、外輪24のつば部24Cの開口部とあまり
変わらない程度に設定されている。これにより、
グリース溜り25の外周側が底上げされたことに
なり、グリース溜り25に溜つたグリースAは、
外輪24内側の各ニードルローラ23を潤滑する
ために、容易に外輪24内側へ供給できるように
なつている。なお、グリース溜めリング26の隔
壁部26Bとピストンピン8との間には、外輪2
4の他方のつば部24Dの場合と同様に、僅かな
〓間(絞り)を有して、オイルシール27を潤滑
するようになつている。
つ全体を環状に形成されている。つまり、連接穴
21Bの内周面と平行に配設される筒部26A
と、該筒部26Aに一体的に、かつピストンピン
8側へ縮径して形成された隔壁部26Bとから構
成されている。さらに、筒部26Aは肉厚に成形
され、グリース溜り25の外周側の内径を小さく
して、外輪24のつば部24Cの開口部とあまり
変わらない程度に設定されている。これにより、
グリース溜り25の外周側が底上げされたことに
なり、グリース溜り25に溜つたグリースAは、
外輪24内側の各ニードルローラ23を潤滑する
ために、容易に外輪24内側へ供給できるように
なつている。なお、グリース溜めリング26の隔
壁部26Bとピストンピン8との間には、外輪2
4の他方のつば部24Dの場合と同様に、僅かな
〓間(絞り)を有して、オイルシール27を潤滑
するようになつている。
なお、グリース溜り25の体積は、外輪24内
側の各ニードルローラ23間に充填されるグリー
スAが全部流出した場合に、このグリースA全部
が十分に収容される程度に設定されている。
側の各ニードルローラ23間に充填されるグリー
スAが全部流出した場合に、このグリースA全部
が十分に収容される程度に設定されている。
本実施例の無給油式往復動圧縮機は以上のよう
に構成されるが、次にその作用を説明する。な
お、無給油式往復動圧縮機の全体の作用は前述し
た従来技術と同様であり、ここでは、その説明を
省略する。
に構成されるが、次にその作用を説明する。な
お、無給油式往復動圧縮機の全体の作用は前述し
た従来技術と同様であり、ここでは、その説明を
省略する。
然して、本実施例では、外輪24内側の各ニー
ドルローラ23の間に充填されたグリースAは該
ニードルローラ23の転動やグリースA自体の熱
膨張によつてその両側に押しやられる。ここで、
外輪24の他方はつば部24Dで仕切られ、ピス
トンピン8の外周面との間に僅かな〓間を有して
いるだけなので、他方へ押しやられたグリースA
の大部分はつば部24Dで遮られてしまい、その
一部が〓間からオイルシール28側へ流出してこ
のシール28を潤滑する。一方へ押しやられたグ
リースAは、大きく開口したつば部24Cからグ
リース溜り25に溜る。そして、このグリース溜
り25に溜つたグリースAの一部はオイルシール
27を潤滑する。そして、グリースAの大部分は
徐々に外輪24内側の各ニードルローラ23に供
給され、該各ローラ23を確実に潤滑して、潤滑
不足を防止すると共にグリースAを長期間安定し
てニードルローラ23に供給する。この結果、グ
リース封入型軸受22の寿命を大幅に延ばすこと
ができる。
ドルローラ23の間に充填されたグリースAは該
ニードルローラ23の転動やグリースA自体の熱
膨張によつてその両側に押しやられる。ここで、
外輪24の他方はつば部24Dで仕切られ、ピス
トンピン8の外周面との間に僅かな〓間を有して
いるだけなので、他方へ押しやられたグリースA
の大部分はつば部24Dで遮られてしまい、その
一部が〓間からオイルシール28側へ流出してこ
のシール28を潤滑する。一方へ押しやられたグ
リースAは、大きく開口したつば部24Cからグ
リース溜り25に溜る。そして、このグリース溜
り25に溜つたグリースAの一部はオイルシール
27を潤滑する。そして、グリースAの大部分は
徐々に外輪24内側の各ニードルローラ23に供
給され、該各ローラ23を確実に潤滑して、潤滑
不足を防止すると共にグリースAを長期間安定し
てニードルローラ23に供給する。この結果、グ
リース封入型軸受22の寿命を大幅に延ばすこと
ができる。
また、グリース封入型軸受22の寿命が延びる
ことで、無給油式往復動圧縮機自体の寿命を延ば
すことができ、該圧縮機に対する信頼性が向上す
る。
ことで、無給油式往復動圧縮機自体の寿命を延ば
すことができ、該圧縮機に対する信頼性が向上す
る。
さらに、グリースAはグリース溜り25に直接
的に溜り、つば部24Dと隔壁部26Bとによつ
て、オイルシール27,28には直接的に達しな
いように設定したので、グリースAがオイルシー
ル27,28から漏出することはなく、不純物の
少ない圧縮流体を得ることができる。
的に溜り、つば部24Dと隔壁部26Bとによつ
て、オイルシール27,28には直接的に達しな
いように設定したので、グリースAがオイルシー
ル27,28から漏出することはなく、不純物の
少ない圧縮流体を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施例を、第2図を基に
説明する。なお、前記第1の実施例と同一部材に
は同一符号を付してその説明を省略する。
説明する。なお、前記第1の実施例と同一部材に
は同一符号を付してその説明を省略する。
図中、31は本実施例のグリース封入型軸受1
で、該グリース封入型軸受31は、前記第1の実
施例とほぼ同様に、小端部21Aの連接穴21B
内中央部に圧入され、内側に複数のニードルロー
ラ32を装着した外輪33と、連接穴21B内の
両端部に取付けられたオイルシール34,35と
を有しているが、本実施例では、外輪33の軸方
向両側に、即ち、外輪33の一側および他側端面
33A,33Bとの間にそれぞれグリース溜り3
6,37を形成するグリース溜めリング38,3
9がそれぞれ形成されている。そして、外輪33
の両側つば部33C,33Dは双方ともに大きく
開口して設けられている。各グリース溜めリング
38,39は、第1の実施例と同様に、断面をL
字状に形成され、かつ全体を環状に形成されてい
る。
で、該グリース封入型軸受31は、前記第1の実
施例とほぼ同様に、小端部21Aの連接穴21B
内中央部に圧入され、内側に複数のニードルロー
ラ32を装着した外輪33と、連接穴21B内の
両端部に取付けられたオイルシール34,35と
を有しているが、本実施例では、外輪33の軸方
向両側に、即ち、外輪33の一側および他側端面
33A,33Bとの間にそれぞれグリース溜り3
6,37を形成するグリース溜めリング38,3
9がそれぞれ形成されている。そして、外輪33
の両側つば部33C,33Dは双方ともに大きく
開口して設けられている。各グリース溜めリング
38,39は、第1の実施例と同様に、断面をL
字状に形成され、かつ全体を環状に形成されてい
る。
本実施例は以上のように構成され、ニードルロ
ーラ32の転動やグリースA自体の熱膨張によつ
て両側に押しやられるグリースAは、両側に設け
られたグリース溜り36,37に溜つて、両側か
ら外輪33内側のニードルローラ32にグリース
Aを徐々に供給する。この結果、前記第1の実施
例と同様の効果を奏することができる。
ーラ32の転動やグリースA自体の熱膨張によつ
て両側に押しやられるグリースAは、両側に設け
られたグリース溜り36,37に溜つて、両側か
ら外輪33内側のニードルローラ32にグリース
Aを徐々に供給する。この結果、前記第1の実施
例と同様の効果を奏することができる。
なお、前記各実施例では、軸受の転動体として
ニードルローラ23,32を用いたが、ボール等
他の転動体でもよい。
ニードルローラ23,32を用いたが、ボール等
他の転動体でもよい。
また、ニードルローラ軸受としては、切削型の
ニードルローラ軸受や、シエル型ニードルローラ
軸受等他の形式の軸受でもよい。
ニードルローラ軸受や、シエル型ニードルローラ
軸受等他の形式の軸受でもよい。
以上詳述した通り、本発明によれば、グリース
封入型軸受を、小端部の連接穴内中央部に挿入さ
れ、内側に複数の転動体を装着した外輪と、該外
輪の軸方向一側または両側に位置して前記オイル
シールとの間に設けられ、断面L字状にかつ環状
に形成されて前記外輪の端面との間にグリース溜
りを形成するグリース溜めリングとから構成した
ので、グリースはグリース溜りに溜つて徐々に外
輪内側の転動体に供給され、該転動体を確実に潤
滑して、潤滑不足を防止すると共にグリースを長
期間安定して転動体に供給することができるよう
になり、グリース封入型軸受の寿命を大幅に延ば
すことができる。
封入型軸受を、小端部の連接穴内中央部に挿入さ
れ、内側に複数の転動体を装着した外輪と、該外
輪の軸方向一側または両側に位置して前記オイル
シールとの間に設けられ、断面L字状にかつ環状
に形成されて前記外輪の端面との間にグリース溜
りを形成するグリース溜めリングとから構成した
ので、グリースはグリース溜りに溜つて徐々に外
輪内側の転動体に供給され、該転動体を確実に潤
滑して、潤滑不足を防止すると共にグリースを長
期間安定して転動体に供給することができるよう
になり、グリース封入型軸受の寿命を大幅に延ば
すことができる。
また、グリース封入型軸受の寿命が延びること
で、往復動機械自体の寿命を延ばすことができ、
該往復動機械に対する信頼性が向上する。
で、往復動機械自体の寿命を延ばすことができ、
該往復動機械に対する信頼性が向上する。
第1図および第2図は本発明の実施例に係り、
第1図は本発明の第1の実施例に係る無給油式往
復動圧縮機のグリース封入型軸受の部分を示す要
部断面図、第2図は本発明の第2の実施例に係る
グリース封入型軸受の部分を示す要部断面図、第
3図および第4図は従来技術に係り、第3図は無
給油式往復動圧縮機を示す部分断面図、第4図は
第3図の無給油式往復動圧縮機のグリース封入型
軸受の部分を示す要部断面図である。 1……シリンダ、4……ピストン、8……ピス
トンピン、10……連接棒、10A……小端部、
10B……連接穴、22,31……グリース封入
型軸受、23,32……ニードルローラ、24,
33……外輪、25,36,37……グリース溜
り、26,38,39……グリース溜めリング。
第1図は本発明の第1の実施例に係る無給油式往
復動圧縮機のグリース封入型軸受の部分を示す要
部断面図、第2図は本発明の第2の実施例に係る
グリース封入型軸受の部分を示す要部断面図、第
3図および第4図は従来技術に係り、第3図は無
給油式往復動圧縮機を示す部分断面図、第4図は
第3図の無給油式往復動圧縮機のグリース封入型
軸受の部分を示す要部断面図である。 1……シリンダ、4……ピストン、8……ピス
トンピン、10……連接棒、10A……小端部、
10B……連接穴、22,31……グリース封入
型軸受、23,32……ニードルローラ、24,
33……外輪、25,36,37……グリース溜
り、26,38,39……グリース溜めリング。
Claims (1)
- 1 シリンダと、該シリンダ内に往復動可能に挿
入され、シリンダ内に密閉室を形成するピストン
と、該ピストン内に設けられたピストンピンと、
該ピストンピンが小端部の連接穴に挿入されて前
記ピストンと回転可能に連接された連接棒と、該
連接棒の小端部とピストンピンとの間に設けら
れ、両端部にオイルシールを有するグリース封入
型軸受とを有する無給油式往復動機械において、
前記グリース封入型軸受は、前記小端部の連接穴
内中央部に挿入され、内側に複数の転動体を装着
した外輪と、該外輪の軸方向一側または両側に位
置して前記オイルシールとの間に設けられ、断面
L字状にかつ環状に形成されて前記外輪の端面と
の間にグリース溜りを形成するグリース溜めリン
グとを設けたことを特徴とする無給油式往復動機
械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24365889A JPH03107584A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 無給油式往復動機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24365889A JPH03107584A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 無給油式往復動機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03107584A JPH03107584A (ja) | 1991-05-07 |
JPH0575916B2 true JPH0575916B2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=17107086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24365889A Granted JPH03107584A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 無給油式往復動機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03107584A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2950438B2 (ja) * | 1991-03-15 | 1999-09-20 | トキコ株式会社 | 無給油式往復動機械 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP24365889A patent/JPH03107584A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03107584A (ja) | 1991-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081021 Year of fee payment: 15 |
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