JP2005264740A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉型圧縮機のピストンとシリンダー間の金属接触を防止して、効率と信頼性の向上を図る。
【解決手段】ピストンの外周143に、少なくともピストン140の全長の半分を超える長さを有するとともに、一端側144がピストン140のスカート側145に連通し、他端側146がピストン140のトップ面147に達しない複数の溝部148とを備えたので、オイル中から気化した冷媒を溝部148より排出し、油膜切れを防止し、溝部148を通じて摺動面へのオイルを供給するため、摺動損失の発生を少なくし、効率と信頼性を高くすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍冷蔵庫等の冷凍サイクルに用いられる密閉形圧縮機に関するものである。
近年、この種の密閉型圧縮機は、高信頼性を前提とした消費電力の低減が強く望まれている。消費電力の低減のための課題として摺動特性の改善と、摺動部の信頼性確保が挙げられる。これらの課題に対し、従来の密閉型圧縮機としては、シリンダーとピストンの潤滑剤などの液体の動圧を利用して摺動特性を改善し、信頼性確保したものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図5は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の要部断面図を示すものである。図5において、シリンダー1の内周面1aに沿って往復動する円筒形のピストン2の外周面2aの上下両端縁に、各端面2bに開口する三角ポケット形の凹部3を5〜20μm の深さでそれぞれ形成し、この凹部3は外周面2aの周方向に等間隔で複数箇所に配置する。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
ピストン2がシリンダー1内で往復運動する際、シリンダー1の内周面1aに対してピストン2の外周面2aが傾こうとしても、ポケット形の凹部3に、冷媒などの液体または液状の潤滑剤が流入して高圧の動圧が発生し、シリンダー1に接近したピストン2の端部はシリンダー1の内周面1aから離れるので、ピストン2の傾きは矯正される。このようにして、往復動作するピストン2の外周面2aはシリンダー1の内周面1aと常に平行することとなって、安定して往復運動が可能となる。
特開平7−63264号公報
しかしながら、上記従来の構成では、冷媒の圧縮に伴いピストン2やシリンダー1の温度が上昇すると、ピストン2の外周面2aとシリンダー1の内周面1aとの間の冷媒などの液体や、潤滑剤に溶解した冷媒が気化し、油膜切れによる金属接触が発生し、摺動損失が発生して効率が低くなる可能性があるという課題を有していた。
また、上記従来の構成では、ピストン2の摺動面へのオイルの供給は、ピストン2の外周面2aとシリンダー1の内周面1aの狭い隙間を通してのみ供給されるため、十分にオイルが供給されず、ピストン2やシリンダー1が摩耗してしまい信頼性が低下する可能性があるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、信頼性が高く、摺動損失の少ない高効率な密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、ピストンの外周に、少なくともピストンの全長の半分を超える長さを有するとともに、一端側がピストンのスカート側に連通し、他端側がピストンのトップ面に達しない複数の溝部を形成したもので、オイル中から気化した冷媒を溝部より排出し、油膜切れを防止するとともに、溝部を通じて摺動面へのオイルを供給するという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機は、ピストンとシリンダーとの間に安定して油膜を形成できるため信頼性が高く、摺動損失が少なく、高い効率を備えた密閉型圧縮機を提供できる。
請求項1に記載の発明は、容器内にオイルを貯溜するとともに冷媒ガスを圧縮する圧縮機構を収容し、前記圧縮機構は偏芯部を有するクランクシャフトと、シリンダーを形成するブロックと、前記シリンダー内を往復運動するピストンと、前記偏芯部と前記ピストンを連結する連結手段と、前記オイルを前記ピストンの外周に供給する給油手段とを備え、前記ピストンの外周に、少なくとも前記ピストンの全長の半分を超える長さを有するとともに、一端側が前記ピストンのスカート側に連通し、他端側が前記ピストンのトップ面に達しない複数の溝部を形成した密閉型圧縮機としたもので、溝部がオイル中から気化した冷媒をシリンダーの外へ排出し、また、溝部を通じて摺動面へのオイルを供給するため、油膜切れによる金属接触の発生を抑制でき、摺動損失の発生を少なくし、効率を高くすることができ、また信頼性を高くすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、更に、溝部はピストンの外周で、少なくとも圧縮時にシリンダーとの間で最大荷重が生ずる位置近傍に形成したもので、最も摩耗し易い位置においても油膜切れを防ぎ、また摺動面へのオイル供給をより確実にできるため、更に高い信頼性を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に、更に、ピストンは偏芯部と平行に配設された略円筒形のピストンピンを備え、前記偏芯部と前記ピストンピンを連結手段にて連結するするとともに、側面投影において前記ピストンピンの中心軸と溝部の一端側との距離と、前記ピストンピンの中心軸と前記溝部の他端側との距離の比率が1未満であるとしたもので、吸入行程において溝部の他端側に発生するオイルの動圧によってピストンピンの中心軸を軸心にピストンの半径方向内側へ向う回転力が発生し、ピストンの外周面がシリンダーの内周面に対して傾くのを防止し平行となるため、ピストンの縁の金属接触を少なくし、摺動損失を少なくでき、効率を高くすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に、更に、ピストンは外径と長さの比が1.2以上であるので、ピストンの外周面がシリンダーの内周面に対して傾き易い形状にもかかわらず、これを防止できるので摺動損失を少なくでき、ピストンの軽量化を図れるのでさらに効率を高くすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明に、更に、溝部の面積が、ピストンの外周の前記溝部の一端側から他端側までの範囲において、前記範囲の面積の半分を超えないとしたもので、ピストン外周にかかる面圧を低くでき、またピストンとシリンダーの隙間から漏れる冷媒をシールする幅を得ることができるため、更に効率と信頼性を高くすることができ、また大量生産に対応したセンターレスのスルー研磨機によって精度が出しやすく、生産性を高くすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明に、更に、溝部の一端側の深さか幅の少なくとも一方が他端側より大きいとしたもので、溝部にオイルが入り易くなり、また他端側で発生する油圧が大きくなるため、更に摺動損失の発生を少なくし、効率を高くすることができ、また信頼性を高くすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明に、更に、ピストンは焼結材で形成されるとしたもので、型で溝部を形成することができ、加工の工数が減るため、生産性があがるのでコストが少なくできる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明に、更に、冷媒にR600aを用いるとともにオイルは前記冷媒と相溶性があるとしたもので、R600aはオイルに溶け込みやすく、また気化しやすい冷媒であるため、気化した冷媒を排出する効果が大きくなり、更に効率および信頼性を高くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態の密閉型圧縮機に用いるピストンの斜視図、図3は同実施の形態の密閉型圧縮機の要部拡大図、図4は、本圧縮機の成績係数C.O.P(COEFFICIENT OF PERFORMANCE)の特性図である。
図1、図2、図3において、容器101内には、固定子102と回転子103からなる電動要素104と、電動要素104によって駆動される圧縮機構105を収容し、容器101内にはオイル106を貯溜している。
本圧縮機に使用される冷媒は温暖化係数の低い自然冷媒である炭化水素系冷媒のR600aであり、相溶性のあるオイルと組み合わせてある。
クランクシャフト110は、回転子103を圧入固定した主軸部111および主軸部111に対し偏芯して形成された偏芯部112を有する。
給油手段120は、主軸部111の下端部に固定され、一端がオイル106中に開口し他端が給油通路121と連通したオイルコーン122と、クランクシャフト110の内部に形成され、オイルコーン122と連通し、偏芯部112の上端で開口している給油通路121とで構成されている。
ブロック130は、略円筒形のシリンダー131を有するとともに主軸部111を軸支する主軸受132を有していて、シリンダー131にはクランクシャフト110側の縁の上部に設けられた切り欠き部133と、クランクシャフト110側の縁の円周に設けられた面取り部134を備えている。
ピストン140は焼結材で形成され、ブロック130のシリンダー131に往復摺動自在に挿入されており、偏芯部112と平行に配設された略円筒形のピストンピン141を備えるとともに、偏芯部112とピストンピン141を連結手段142にて連結されている。
またピストン140は、ピストンの外周143に、少なくともピストン140の全長の半分を超える長さを有するとともに、一端側144がピストン140のスカート側145に連通し、他端側146がピストン140のトップ面147に達しない複数の溝部148を上部と下部と側面に形成されており、溝部148はピストンの外周143で、少なくとも圧縮時にシリンダー131との間で最大荷重が生ずる位置としてのピストン140を上部からみて右側面近傍に形成さている。
図3においてピストンピン141の中心軸149と溝部148の一端側144との距離をM、ピストンピン141の中心軸149と溝部148の他端側146との距離をN、ピストン140の外径をD、長さをLとしている。そして本実施の形態ではMとNの比率を1未満とし、DとLの比を1.2以上としている。
溝部148はその総面積が、ピストンの外周143の溝部148の一端側144から他端側146までの範囲において、その範囲の面積の半分を超えないように構成されており、さらに溝部148の一端側144の深さが他端側146より大きくなっている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素104の回転子103はクランクシャフト110を上面から見て時計回りに回転させ、偏芯部112の回転運動が連結手段142を介してピストン140に伝えられることでピストン140はシリンダー131内を往復運動する。それにより、冷媒ガスは冷却システム(図示せず)からシリンダー131内へ吸入・圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出される。
一方、給油手段120は、クランクシャフト110の回転に伴ってオイルコーン122が回転することで発生する遠心力によって、オイル106を給油通路121内で上昇させ、偏芯部112の上端から容器101内に散布する。散布されたオイル106はピストンの外周143や切り欠き部133、面取り部134に当たり、付着する。付着したオイル106はピストン140の往復動に伴ってピストンの外周143や溝部148に入り込み、ピストンの外周143とシリンダー131との間を潤滑する。
この際、溝部148に入り込んだオイル106はピストン140の往復動に伴って一端側144から他端側146へと運ばれ、ピストン140が上死点から下死点に向うときに、ピストン140の動きに伴いシリンダー131とピストンの外周143との間に引き込まれトップ面147近傍を効果的に潤滑する結果、シール性が向上する。
更に溝部148の一端側144の深さを他端側146より大きくしているため、溝部148にオイル106が入り易くなり、また他端側146で発生する油圧が大きくなるため、ピストン140が上死点から下死点に向うときによりシリンダー131とピストンの外周143との間に引き込まれやすくなっている。
一方、冷媒ガスの圧縮に伴いピストン140やシリンダー131の温度が上昇すると、シリンダー131の内面とピストン140のピストンの外周143にあるオイル106に溶解している冷媒が気化する。この気化した冷媒は摺動面へのオイル106の供給を妨げてしまうが、本実施の形態では気化した冷媒は、溝部148を介して容器101内の空間へと連続的に吐出されるため、摺動面への給油がスムーズになり、油膜切れによる金属接触の発生を抑制という効果が得られる。その結果、摩耗の発生を防ぎ、高い信頼性を得ることができる。
また、圧縮時にピストンの外周143の上部からみて右側面には、側圧力による最大荷重がかかり、摩耗し易いが、本実施の形態では、溝部148を圧縮時にシリンダー131との間で最大荷重が生ずる位置に設けているので、この部位でのオイル供給をより確実にできるため油膜切れを防ぐことで更に高い信頼性を得ることができる。
また、吸入行程すなわちピストン140が上死点から下死点に向うときに、溝部148に供給されてピストン140と共に移動しているオイル106は、溝部148の他端側146で行き止まり、動圧を発生する。発生したオイル106の動圧によってピストンピン141の中心軸149を軸心にピストン140の半径方向内側へ向う回転力が発生する。その結果、ピストンの外周143がシリンダー131の内周に対して傾くのを防止し平行となり、ピストン140のスカート側145の縁の金属接触が少なくなる。
この理由として、溝部148の他端側146に発生する回転力は、動圧とピストンピン141の中心軸149と溝部148の他端側146(図3中のN)との距離に比例し、またピストン140のスカート側145の縁に発生する回転力は、摩擦力とピストンピン141の中心軸149と溝部148の一端側144との距離(図3中のM)に比例するため、距離Mと距離Nの比率が1未満である場合は、ピストン140の半径方向内側へ向う回転力が大きくなり、平行となると推定される。よって更に摺動損失を少なくでき、効率を高くするという効果を得ることができる。
ピストン140は外径と長さの比が1.2以上になるように構成しているので、必要材料重量を従来の同一外径のピストン重量と比べ少なくすることができるので、ピストン140の軽量化を図れる。また同時に、ピストンの外周143がシリンダー131の内周面に対して傾き易い形状にもかかわらず、オイル106の動圧によってピストンピン141の中心軸149を軸心にピストン140の半径方向内側へ向う回転力が発生するため、これを防止する。よって摺動損失を少なくでき、さらに効率を高くするという効果を得ることができる。
溝部148の面積が、ピストンの外周143の溝部148の一端側144から他端側146までの範囲において、その範囲の面積の半分を超えないように構成しているので、シリンダー131との間に生じる荷重を分散して受けることができるため、ピストンの外周143にかかる面圧を低くでき、またピストン140とシリンダー131の隙間から漏れる冷媒をシールする幅を得ることができるため、更に効率と信頼性を高くすることができる。また、製造過程で研磨する際、回転する砥石が溝部148の影響を受けにくく、ピストンの外周143に沿って安定して加工できるため、大量生産に対応したセンターレスのスルー研磨機を用いることができるため、生産性を高くすることができる。
ピストン140は焼結材で形成しているので、型で溝部148を形成することができ、更に溝部148が一端側144の深さを他端側146より大きくしているので型が抜け易く、生産性が良くできるため、加工の工数が減り、生産性があがるのでコストを下げることができる。
冷媒にR600aを用いるとともにオイル106は冷媒と相溶性があるとしたので、R600aはオイル106に溶け込みやすく、また気化しやすい冷媒であるため、気化した冷媒を排出する効果が大きくなり、更に効率および信頼性を高くすることができる。また、R600a冷媒の密度は従来から冷蔵庫に用いられているR134a冷媒と比較すると小さいため、R134a冷媒の密閉型圧縮機と同じ冷凍能力を得るためには、R600a冷媒を用いる場合は、気筒容積が大きくなる。しかしながらピストン140は外径と長さの比が1.2以上にできるので、ピストンの軽量化に伴い効率を向上させることができ、また振動も低くすることができる。
次に、本実施の形態における密閉型圧縮機の効率改善について説明する。
図5において、縦軸は従来品と本実施の形態の圧縮機の成績係数C.O.P(W/W)特性を示し、冷媒はR600a冷媒を使用した場合の結果を示す。何れの結果もピストン往復の運転周波数が50Hz時の結果であり、運転温度条件は冷蔵庫で運転される条件に近い蒸発温度を−25℃とし凝縮温度を55℃としている。
本結果から明白なように、C.O.Pは大幅に改善され、効率を高くすることができることを確認した。
なお、溝部148の一端側144の深さを他端側146より大きくしているとしたが溝部148の一端側144の幅を他端側146より大きくしてもよい。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、入力増加による効率低下や、摺動部の傷つきや摩耗による信頼性低下を防ぎ、効率と信頼性を高くすることが可能となるので、エアーコンディショナーや冷凍冷蔵装置の密閉型圧縮機の用途にも展開できる。
本発明による実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態の密閉型圧縮機に用いるピストンの斜視図 同実施の形態の密閉型圧縮機の要部拡大図 同実施の形態の密閉型圧縮機の成績係数の特性図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図
符号の説明
101 容器
105 圧縮機構
106 オイル
110 クランクシャフト
112 偏芯部
120 給油手段
130 ブロック
131 シリンダー
140 ピストン
141 ピストンピン
142 連結手段
143 ピストンの外周
144 一端側
145 スカート側
146 他端側
147 トップ面
148 溝部
149 中心軸

Claims (8)

  1. 容器内にオイルを貯溜するとともに冷媒ガスを圧縮する圧縮機構を収容し、前記圧縮機構は偏芯部を有するクランクシャフトと、シリンダーを形成するブロックと、前記シリンダー内を往復運動するピストンと、前記偏芯部と前記ピストンを連結する連結手段と、前記オイルを前記ピストンの外周に供給する給油手段とを備え、前記ピストンの外周に、少なくとも前記ピストンの全長の半分を超える長さを有するとともに、一端側が前記ピストンのスカート側に連通し、他端側が前記ピストンのトップ面に達しない複数の溝部を形成した密閉型圧縮機。
  2. 溝部はピストンの外周で、少なくとも圧縮時にシリンダーとの間で最大荷重が生ずる位置近傍に形成した請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. ピストンは偏芯部と平行に配設された略円筒形のピストンピンを備え、前記偏芯部と前記ピストンピンを連結手段にて連結するするとともに、側面投影において前記ピストンピンの中心軸と溝部の一端側との距離と、前記ピストンピンの中心軸と前記溝部の他端側との距離の比率が1未満である請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. ピストンは外径と長さの比が1.2以上である請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 溝部の面積が、ピストンの外周の前記溝部の一端側から他端側までの範囲において、前記範囲の面積の半分を超えない請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 溝部の一端側の深さか幅の少なくとも一方が他端側より大きい請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  7. ピストンは焼結材で形成される請求項6に記載の密閉型圧縮機。
  8. 冷媒にR600aを用いるとともにオイルは前記冷媒と相溶性がある請求項6に記載の密閉型圧縮機。
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