JPH0575535B2 - - Google Patents

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JPH0575535B2
JPH0575535B2 JP61217647A JP21764786A JPH0575535B2 JP H0575535 B2 JPH0575535 B2 JP H0575535B2 JP 61217647 A JP61217647 A JP 61217647A JP 21764786 A JP21764786 A JP 21764786A JP H0575535 B2 JPH0575535 B2 JP H0575535B2
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JP
Japan
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tire
vehicle
conveyor
attitude
piston
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JP61217647A
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English (en)
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JPS6294236A (ja
Inventor
Toshiharu Sakamoto
Takeshi Watanabe
Hiroshi Fujii
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPS6294236A publication Critical patent/JPS6294236A/ja
Publication of JPH0575535B2 publication Critical patent/JPH0575535B2/ja
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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車の組立ラインにおいて車両にタ
イヤを供給する、車両へのタイヤ供給装置に関す
るものである。
自動車の組立ラインにおいて、艤装ラインや足
回り組付ラインは最も自動化が困難となつてお
り、足回り組付ラインのタイヤ組付作業も、従来
より自動化が困難なものとされてきた。
現在では、このタイヤ組付作業を自動化する方
法もいくつか提案されているが、タイヤ組付けに
際しては、車両のアクスルハブに複数(例えば4
本)に設けられたタイヤ取付ボルトにボルト穴が
整合するような姿勢でタイヤを供給しなければな
らず、人手によらずにこのようにタイヤ姿勢を制
御することは非常に難しい。また車両を搬送する
トロリーハンガー等のコンベアは、揺れることが
多く、このように揺れにも対処して車両側とタイ
ヤ側との相対位置関係を高精度に維持することも
また非常に困難である。
したがつて上記のような困難を克服して、車両
へのタイヤ組付けを自動化する装置は、極めて高
価なものとなることは必至である。
例えば特開昭56−67603号公報には、コンベア
により搬送される車両の側方位置までタイヤを水
平な向きに搬送し、この位置においてタイヤを縦
向き(その回転軸線がほぼ水平となる向き)に姿
勢変換し、次いでこのタイヤを上記姿勢のまま車
両のアクスルハブに向けて移動させて該アクスル
ハブに組み合わせ、その後ハブナツトの締め付け
もナツトランナを用いて自動的に行なうようにし
た車輪自動取付機が開示されている。
しかしこのような装置は、タイヤとアクスルハ
ブとが同軸関係になつたことを検出する機構等の
複雑な手段が必要となり、極めて高価なものとな
る。またこのような装置においては、車両の側方
に大きな装置設置スペースを確保する必要があ
る、という不都合もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、タイヤの車体への組付作業を手作業によつて
簡単に行なうことを可能にし、しかも安価に形成
され得る、車両へのタイヤ供給装置を提供するこ
とを目的とするものである。
本発明の車両へのタイヤ供給装置は、車両を吊
支持して搬送する車両搬送コンベアと、 タイヤ組付ゾーン近辺までタイヤを、その回転
軸線がほぼ上下向きとなる状態で搬送するタイヤ
供給手段と、 タイヤ組付ゾーンよりも車両搬送方向上流側に
位置し、上記タイヤ供給手段から取り込んだタイ
ヤを、その回転軸線がほぼ水平向きになりかつ上
記車両搬送コンベアの搬送方向とほぼ直交する状
態に反転させるタイヤ姿勢変換手段と、 このタイヤ姿勢変換手段により、該手段によつ
て保たれた姿勢でタイヤを支承する受治具と、 この受治具を上下方向に移動可能に保持した台
車と、 この台車を、上記車両搬送コンベアにより搬送
される車両の下方において、上記タイヤ姿勢変換
手段近辺とタイヤ組付ゾーンとの間で車両搬送コ
ンベアに沿つて移動しうるように案内するレール
手段と、 タイヤを支承している上記受治具を、タイヤ取
付位置において車両のアクスルハブの高さ近傍ま
で上昇せしめる駆動手段と、 からなることを特徴とするものである。
上記の構成においては、タイヤをタイヤ姿勢変
換手段の近辺からタイヤ組付ゾーンまで運ぶ台車
が、搬送される車両の下方において移動されるよ
うになつているから、車両の側方において、タイ
ヤを車両の車幅方向に移動させるような装置のた
めに大きな装置設置スペースを設ける必要が無
く、よつて広い作業スペースを確保可能で、作業
能率を向上させることができる。
また受治具に支障されたタイヤは、タイヤ取付
位置に来てから車両のアクスルハブの高さ近傍ま
で上昇せしめられるから、タイヤが台車により車
両の下方を運ばれる際に車両に干渉することが防
止される。
以下、図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
第1図は本発明の1実施例による、車両へのタ
イヤ供給装置を示す平面図であり、第2図はその
立面図である。なお本装置も他の一般の車両への
タイヤ供給装置と同様、車体右側と車体左側の供
給装置が左右対称に設けられるものであり、以下
説明は、車体右側の供給装置について行ない、特
に必要のない限り左側の供給装置については述べ
ない。床面1上に固定された架台2上には、底部
に2本のパワーローラ3と、1本のフリーローラ
4とを有するタイヤ供給機5が固定されている。
この供給機5の上記パワーローラ3側には、ライ
ンサイドプールコンベア6が接続されている。こ
のラインサイドプールコンベア6は、車両に取り
付けられるタイヤ7を、組立ラインに送られてく
る車両の順序に対応させて所定の順序で並べて載
置し、矢印Aで示す搬送方向に搬送するものであ
る。供給機5には、各々パワーシリンダ8,9に
よつて開閉される2対の供給アーム10a,10
bと11a,11bとが設けられている。前記パ
ワーローラ3は、タイヤ7を上記搬送方向Aと同
方向に搬送するように駆動される。
上記供給機5の、タイヤ7供給方向下流側に
は、架台12に対して回動軸13を中心に回動可
能に支持され、パワーシリンダ14によつて上記
のように回動される姿勢変換機15が設けられて
いる。この姿勢変換機15は、第2図図示の状態
で下方に位置する部分には、前記パワーローラ3
およびフリーローラ4と整合するように配された
2本のパワーローラ16と2本のフリーローラ1
7とを有し(第1図中には、その中心線のみで示
す)、上部にはこれらローラ16,17に対して
直角な方向に並べられた4本のフリーローラ18
を有する。そして上記パワーローラ16およびフ
リーローラ17のさらに下方には、これらパワー
ローラ3およびフリーローラ4の間の間隙を通つ
て、フリーローラ18に接近するように移動し得
るクランプ部材19が配設され、このクランプ部
材19は、クランプシリンダ20によつて移動さ
れるようになつている。
車両を低速で搬送する車両搬送コンベア21
は、例えばトロリーハンガー等から形成され、第
1図に矢印Bで示すように、前記供給機5のロー
ラ3,4と姿勢変換機15のローラ16,17に
よるタイヤ7搬送方向Aと直角な方向に移動する
ように形成されている。この車両搬送コンベア2
1によつて吊支持して搬送される車両22の側部
下方に当たる位置には、車両搬送方向Bに沿つて
ストツクコンベア23が設けられている。このス
トツクコンベア23は、上部がやや外方に倒れる
ように斜め(例えば15°程度)に立てて並べられ
たパワーローラおよびフリーローラからなるサイ
ドローラ24と、これらサイドローラ24と直交
する向きに底部に並べられたパワーローラ25お
よびフリーローラ26とからなる。なお上記サイ
ドローラ24は、前記姿勢変換機15の回動を許
容するため、該姿勢変換機15が回動する範囲内
には設けられていない。上記パワーローラ25
は、タイヤ7を第1図矢印C方向に搬送する方向
に駆動される。
床面1には、上記ストツクコンベア23の下流
端部近傍から、車両搬送方向B下流側に向かつて
延びるピツト27が掘設されている。第3図はこ
のピツト27内の装置を示す、第1図のD矢視図
であり、第4図はそのF矢視図である。これら第
3,4図に示されるように、ピツト27内には、
車両搬送方向Bと同方向に延びる2本のレール2
8を敷設するレール架台28aが設置され、これ
らレール28には、一方のレール28に対して
各々2個の上部ローラ29、横ローラ30、下部
ローラ31とによつて係合し、これらレール28
に沿つて移動可能な台車32が支持されている。
この台車には上下方向に延びる案内部材33が固
定され、この案内部材33には、該案内部材33
に沿つて上下方向に移動可能に受治具34が係合
されている。この受治具34は、上記案内部材3
3に直接係合する基部34aと、この基部34a
に対して、軸34bを中心にして第4図矢印E方
向に回動し得るタイヤ受部34cとからなる。基
部34aには、台車32の下部にピストン35a
を上方に向けて縦向きに固定されたバランスシリ
ンダ35のピストン35a先端が固定され、また
該基部34aはピストン36aを上方に向けてス
イングシリンダ36を固定している。このスイン
グシリンダ36のピストン36aはタイヤ受部3
4cの下部に軸支されている。タイヤ受部34c
の底部には、該タイヤ受部34c上のタイヤ7の
有無を検出する光電管装置37と、タイヤ7を直
接支持する3個のスチールボール38が設けら
れ、またタイヤ受部34cの側部にはタイヤ7の
外側面を支持するフリーローラ39が設けられて
いる。第3図中45は台車32に進行方向の前側
に設けたリミツトスイツチで後述するリターンシ
リンダ40の移動速度切替用のものである。
また外側のレール28には、リターンシリンダ
40が、そのピストン40aを前記ストツクコン
ベア23側に向けて、車両搬送方向Bと平行に固
定されている。そしてこのピストン40aの先端
には、両側部の2つの転動ローラ41によつてレ
ール28上を移動し得るリターンバー42が固定
されている。
なお図示されている通りレール28は、台車3
2が、吊支持して搬送される車両22の下方にお
いて、タイヤ姿勢変換機15の近辺とタイヤ組付
ゾーンWとの間で車両搬送コンベア21に沿つて
移動しうるように配置されている。
以下、上記構成の装置の作用について説明す
る。ストツクコンベア23から受治具34にタイ
ヤ7を移載する直前には、ストツクコンベア23
上には第1図に示すように、その上流端部と下流
端部に1個ずつ計2個のタイヤ7が載置されてい
る。すなわち、台車32が車両搬送方向B下流側
からストツクコンベア23近傍位置まで戻され
(この台車32の戻しについては後に詳述する)、
コンベア23下流端部に載置されていたタイヤ7
がこのコンベア23のパワーローラ25の回転に
よつて該台車32の受治具34に移載され、その
移載が後述の光電管装置37によつて検出され
る。このとき、ストツクコンベア23のパワーロ
ーラ25が駆動されることにより、コンベア23
上流端部に載置されていたタイヤ7がコンベア2
3下流端部まで送られる(このときタイヤ7は縦
向きのまま進むが、その外側面が、斜めに配され
たサイドローラ24に支えられているので倒れる
ことがない)。それと同時に、供給機5の2本の
パワーローラ3が駆動され、かつパワーシリンダ
9によつて供給アーム11a,11bが開かれ、
供給機5上に載置されていたタイヤ7が姿勢変換
機15に送られる。この際タイヤ7は、その回転
軸線がほぼ上下向きとなる状態で搬送される。姿
勢変換機15は第2図に示される状態でパワーロ
ーラ16を駆動して、このタイヤ7を所定位置ま
で送り込んで該タイヤ7を上記供給機5から完全
に取り込む。次にクランプシリンダ20のピスト
ン20aが上方に延ばされ、クランプ部材19は
タイヤ7をフリーローラ18に押し付けクランプ
する。次にパワーシリンダ14のピストン14a
が縮化され、姿勢変換機15は回動軸13を中心
にして第2図中時計方向に回動し、そのフリーロ
ーラ18がストツクコンベア23のサイドローラ
24に整合する位置で停止される。このように姿
勢変換機15が作動することにより、タイヤ7
は、その回転軸線がほぼ水平向きでかつ車両搬送
方向Bとほぼ直交する状態となる。そこで上記ク
ランプシリンダ20のピストンが縮化され、クラ
ンプ部材19によるタイヤ7のクランプが解除さ
れる(なおこのときの姿勢変換機15の位置は、
第2図の左側のタイヤ供給装置において示されて
いるものである)。
クランプ部材19によるタイヤ7のクランプが
解除されると、タイヤ7はストツクコンベア23
のローラ25,26上に落ちるが、姿勢変換機1
5は、そのフリーローラ18によつてタイヤ7の
外側面を支え、このタイヤ7がストツクコンベア
23によつて下流方向に送り出されるまで、この
状態を維持する。支持していたタイヤ7がストツ
クコンベア23によつて送り出されると、姿勢変
換機15はパワーシリンダ14のピストン14aを
伸長し、第2図図示の状態に戻つて供給機5から
タイヤ7を1つ受け取り、同様の動作を繰り返
す。
タイヤ7を1つ送り出した供給機5は、まず供
給アーム11a,11bを閉じた後、供給アーム
10a,10bを開いて、ラインサイドプールコ
ンベア6からタイヤ7を1つ取り込む。
なお以上説明した、ストツクコンベア23まで
のタイヤ7供給は、その他の公知の装置によつて
行なわれてもよい。また上述のように相互に関連
し合つて動作する供給機5、姿勢変換機15、ス
トツクコンベア23の制御については特に説明し
ないが、公知の方法によつて適宜シーケンス制御
され得るものである。
タイヤ7を台車32の受治具34に移載した作
業者は、ストツクコンベア23の下流端部と、ピ
ストン40aが最も縮化されて車両搬送方向B最
下流側に位置するリターンバー42との間に規定
される台車32移動範囲W(第1図参照)をタイ
ヤ組付ゾーンとして、車両22へのタイヤ7の組
付けを行なう。
台車32が、タイヤ7を移載するためにストツ
クコンベア23の下流端部に戻されたとき、その
バランスシリンダ35のピストン35aは縮化さ
れ、受治具34の高さを、ストツクコンベア23
からほぼ同じ高さを保つてタイヤ7を受け取るよ
うな高さに設定する。このときのタイヤ7の位置
は、第2図、第4図に示されるように、車両搬送
コンベア21に支持されている車両22のアクス
ルハブ43に対して、下方かつやや外方となるよ
うに設定されている。
作業者はタイヤ7を受治具34に移載した後、
台車32を、タイヤ組付ゾーンW内に搬送されて
来ている車両22のアクスルハブ43の側方まで
押して来る。ここで、該台車32を支持するレー
ル28は、車両搬送方向B下流側がやや低くなる
ような勾配を付けて敷設されており、したがつて
作業者は、小さな力で楽に台車32を押し送るこ
とが可能となる。なお後述するように、台車32
はリターンシリンダ40のピストン40aが伸長
されることにより、リターンバー42に押され
て、上記ストツクコンベア23下流端部まで戻さ
れる。しかし受治具34にタイヤ7が移載される
と、そのことを前記光電管装置37が検出して検
出信号を発し、該信号によつてリターンシリンダ
40が作動してピストン40aを縮化させるの
で、リターンバー42は第1図図示の位置まで戻
り、上記台車32の押し送りを妨げない。
上記のように台車32をアクスルハブ43の側
方まで押し送ると作業者は、台車32に設けられ
ているバランスシリンダ操作スイツチ(図示せ
ず)を手動でONする。それによりバランスシリ
ンダ35のピストン35aが伸長され、受治具3
4は、タイヤ7がアクスルハブ43へのタイヤ取
付位置の若干下方に位置するまで上昇される。そ
こで作業者は、タイヤ7を僅かの高さだけ手で持
ち上げて、アクスルハブ43のタイヤ取付ボルト
(図示せず)をタイヤ7のボルト穴(図示せず)
に通し、ナツトを締結してタイヤ組付けを完了す
る。バランスシリンダ35は、そのピストン35
aに常時上向きの力が与えられ、この力は受治具
34にタイヤ7を載せた荷重よりわずかに大きく
設定されタイヤ7を支持するものであり、このピ
ストン35aの力に支援されている。これによ
り、作業者による上記タイヤ持上げは実質的にわ
ずかの時間で済む。
上述のように受治具34の上昇を、タイヤ7が
所定の取付位置の若干下方に位置するまでにとど
めることにより、コンベア21が左右方向に揺れ
たときに、車両22のアクスルハブ43のタイヤ
取付ボルトがタイヤ7側のボルト穴周辺に衝突し
て、これらの部分が損傷することを防止すること
ができる。なお受治具34上でタイヤ7は、前記
スチールボール38とフリーローラ39とによつ
て支持されているので、タイヤ7の持上げの前に
該受治具34上でタイヤ7を回転させ、ボルト穴
がアクスルハブ43のタイヤ取付ボルトに整合す
るような姿勢にタイヤ7を設定することができ
る。
タイヤ7が作業者によつて持ち上げられて、受
治具34のタイヤ受部34cから取り上げられる
と、光電管装置37によつてそのことが検出され
る。タイヤ7が無いことを示す該光電管装置の出
力信号により、まずスイングシリンダ36のピス
トン36aが縮化され、タイヤ受部34cは軸3
4bを中心に第4図の矢印Eの時計方向に揺動
し、直立状態となる。次にバランスシリンダ35
のピストン35aが縮化され、受治具34が元の
低位置まで戻される。タイヤ7を支持する際には
作業者側に向かつて倒れた斜め状態に設定しなけ
ればならないタイヤ受部34cを、上記のように
受治具34下降の際は直立状態とすることによ
り、タイヤ取付ボルトの締結作業等のために台車
32側方にとどまらざるを得ない作業者の安全向
上を図ることができる。
受治具34が上記低位置まで下降されると、リ
ターンシリンダ40が作動されて、ピストン40
aが伸長する。このリターンシリンダ40は、ま
ず比較的高速で作動するが、リターンバー42は
台車32に当接するわずか手前でリミツトスイツ
チ45に当接するため速度が低速に切り替えられ
その後は台車32を低速で押し、該台車32を前
記ストツクコンベア23の下流端部まで戻す。こ
のようにリターンシリンダ40を高速作動から低
速作動に切り替えて2段作動させることにより、
デツドタイムを短縮しつつ、台車32とコンベア
23の急激衝突を防止することができる。
ストツクコンベア23の下流端部まで台車32
が戻ると、スイングシリンダ36のピストン36
aが伸長され、タイヤ受部34cは、タイヤ7を
安定に支持するために再度斜め状態に設定され
る。タイヤ7がストツクコンベア23に移送され
ると、前述したようにしてリターンバー42が第
1図図示の位置まで戻される。そこで作業者はタ
イヤ7を載置した台車32を押して、前記と同様
の作業を繰り返す。
以上説明した通り本装置においては、タイヤ7
をタイヤ姿勢変換機15の近辺からタイヤ組付ゾ
ーンWまで運ぶ台車32が、搬送される車両22
の下方において移動されるようになつているか
ら、車両22の側方に広い作業スペースを確保可
能で、作業能率を向上させることができる。
また受治具34に支承されたタイヤ7は、タイ
ヤ取付位置に来てからアクスルハブ43の高さ近
傍まで上昇せしめられるから、タイヤ7が台車3
2により車両22の下方を運ばれる際に車両22
に干渉することが防止される。
なお互いに関連し合つて作動するバランスシリ
ンダ35、スイングシリンダ36、リターンシリ
ンダ40の制御についての詳しい説明は控える
が、これらシリンダ35,36,40の例えば空
圧系統を制御する電磁弁等をシーケンス制御する
ことにより、前述したように作動させ得ることは
当業者にとつては自明であろう。
以上詳細に説明した通り本発明の車両へのタイ
ヤ供給装置は、構造が簡単であり、したがつて低
コストで形成され得、しかも作業者が作業しやす
いものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す平面図、第2
図は第1図の実施例の立面図、第3図は第1図の
D矢視図、第4図は第3図のF矢視図である。 5……タイヤ供給機、6……ラインサイドプー
ルコンベア、15……姿勢変換機、21……車両
搬送コンベア、22……車両、23……ストツク
コンベア、28……レール、32……台車、33
……案内部材、34……受治具、35……バラン
スシリンダ、40……リターンシリンダ、42…
…リターンバー、43……アクスルハブ、B……
車両搬送方向、W……タイヤ組付ゾーン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両を吊支持して搬送する車両搬送コンベア
    と、 タイヤ組付ゾーン近辺までタイヤを、その回転
    軸線がほぼ上下向きとなる状態で搬送するタイヤ
    供給手段と、 タイヤ組付ゾーンよりも車両搬送方向上流側に
    位置し、前記タイヤ供給手段から取りこんだタイ
    ヤを、その回転軸線がほぼ水平向きになりかつ前
    記車両搬送コンベアの搬送方向とほぼ直交する状
    態に反転させるタイヤ姿勢変換手段と、 このタイヤ姿勢変換手段より、該手段によつて
    保たれた姿勢でタイヤを支承する受治具と、 この受治具を上下方向に移動可能に保持した台
    車と、 この台車を、前記車両搬送コンベアにより搬送
    される車両の下方において、前記タイヤ姿勢変換
    手段近辺とタイヤ組付ゾーンとの間で車両搬送コ
    ンベアに沿つて移動しうるように案内するレール
    手段と、 タイヤを支承している前記受治具を、タイヤ取
    付位置において車両のアクスルハブの高さ近傍ま
    で上昇せしめる駆動手段と、 からなることを特徴とする車両へのタイヤ供給装
    置。
JP61217647A 1986-09-16 1986-09-16 車両へのタイヤ供給装置 Granted JPS6294236A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61217647A JPS6294236A (ja) 1986-09-16 1986-09-16 車両へのタイヤ供給装置

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JP61217647A JPS6294236A (ja) 1986-09-16 1986-09-16 車両へのタイヤ供給装置

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JPS6294236A JPS6294236A (ja) 1987-04-30
JPH0575535B2 true JPH0575535B2 (ja) 1993-10-20

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ID=16707534

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5667603A (en) * 1979-11-06 1981-06-06 Nissan Motor Co Ltd Automatic fitting machine for wheel

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5667603A (en) * 1979-11-06 1981-06-06 Nissan Motor Co Ltd Automatic fitting machine for wheel

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JPS6294236A (ja) 1987-04-30

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