JPH0575474A - デイジタルデータの復調方法 - Google Patents

デイジタルデータの復調方法

Info

Publication number
JPH0575474A
JPH0575474A JP5881292A JP5881292A JPH0575474A JP H0575474 A JPH0575474 A JP H0575474A JP 5881292 A JP5881292 A JP 5881292A JP 5881292 A JP5881292 A JP 5881292A JP H0575474 A JPH0575474 A JP H0575474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
inversion
value
signal
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5881292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0771007B2 (ja
Inventor
Masato Tanaka
正人 田中
Takuji Himeno
卓治 姫野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5881292A priority Critical patent/JPH0771007B2/ja
Publication of JPH0575474A publication Critical patent/JPH0575474A/ja
Publication of JPH0771007B2 publication Critical patent/JPH0771007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】直流分を零とすることが可能なディジタルデー
タの変調方法の復調方法を提供する。 【構成】変調データのビットセルの境界での信号反転が
検出され、イクスクルーシブORゲート24の出力に反
転検出信号が得られる。シフトレジスタ26、フリップ
フロップ29、30およびANDゲート31によって、
センター反転信号Ctおよびエッジ反転信号Egが形成
される。これらの信号が復調ロジック36および遅延用
のフリップフロップ33、34に供給される。さらに、
Ct(−1)が奇数番目の時に、1となるパルスODc
(−1)がフリップフロップ35により形成され、復調
ロジック36に供給される。復調ロジック36は、所定
のロジックによって、変調データを復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオ信号やビ
デオ信号の情報信号をディジタル信号に変換して光学的
なデイスク、磁気テープに記録する場合に適用されるデ
ィジタルデータの復調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル情報信号を記録する場合に、
記録媒体上の記録密度を上げ、伝送信号の直流分を低減
するために、チャンネルコーデイングと称されるディジ
タル変調が行われる。
【0003】従来のチャンネルコーデイングとして、ミ
ラー(Miller)変調が知られている。しかしなが
ら、ミラー変調は、変調出力の直流分を零とすることが
できない。例えばオーデイオPCM信号を回転ヘッドに
よって記録する場合、記録信号を回転トランスを介して
伝送する。この記録信号に直流分が含まれていると、回
転トランスが直流分を伝送できないために、記録信号の
波形がひずむ問題が生じる。記録信号に低周波成分が多
い時には、回転トランスの周波数特性を低域までのばす
必要が生じる。更に、隣接するトラック間で記録ヘッド
のギャップの延長方向を異ならせることにより、隣接す
るトラック間のクロストークを抑圧する記録方法を用い
ている場合には、記録信号の低周波成分に関するクロス
トーク抑圧効果が不十分となる。
【0004】表面に反射層が被着された光学的なデイス
クを再生する場合、反射層に付着したゴミ、反射層の傷
などによって直流的なノイズが発生する。デイスクに記
録されているディジタル信号が直流分を含まないもので
あれば、直流的なノイズをフイルタによって除去するこ
とができる。
【0005】上述の点から記録信号の直流分を零とする
ことが要請される。そこで、変形ミラー(M2 と表す)
変調が提案されている。更に、M2 変調より直流分の抑
圧効果を改良した変調方法(M3 変調と表す)が提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらのM2 変調方法
及びM3 変調方法は、変調出力の最小反転間隔がT(但
し、Tは、1ビットセルの長さ)で最大反転間隔が3T
である。最大反転間隔、即ちデータの値の遷移が生じる
間隔の最大値は、低域成分を減少させ、再生回路におけ
るクロック再生能力を向上させるために、短いことが望
ましい。
【0007】この発明は、直流分を零にするディジタル
データの変調方法であって、最大反転間隔をM2 変調及
びM3 変調と比べてより短くすることができるディジタ
ル復調方法の提供を目的とするのもである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1の値又
は第2の値を有するビットからなるデータビット系列が
(a)第2の値のビットが連続するとき該連続する第2
の値のビットのビットセルの境界における反転、(b)
第1の値のビットのビットセルの中央における反転、
(c)第2の値のビットにはさまれた偶数個の第1の値
のビットのうちで、最後の2個の第1の値のビットのビ
ットセルの中央における反転を抑え、この2個の第1の
値のビットセルの境界で反転、(d)第2の値のビット
の後に続く偶数個の第1の値のビットの次の位置に、
(第2の値のビット、第1の値のビット)の2ビットの
パターンが来た時に、この2ビットのうちの第2の値の
ビットのビットセルの中央で反転、の条件を満足するよ
うに、状態遷移としての反転を生じさせて生成された変
調信号を復調しデータビット系列を得るために(e)ビ
ットセルの境界での信号反転を検出するためのエッジ反
転検出手段と、(f)ビットセルの中央での信号反転を
検出するためのセンタ反転検出手段とエッジ反転検出手
段の出力、センタ反転検出手段の出力及び復調出力を遅
延するための遅延手段と、(h)エッジ反転検出手段、
センタ反転検出手段及び遅延手段の出力に基づいて
(c)に対応してデータビットが第1の値であるにもか
かわらずビットセルの境界で信号反転しているとき及び
(d)に対応して第2の値のビットセルの中央で信号反
転しているときを判別する手段を備えることを特徴とす
るディジタルデータの復調方法である。
【0009】
【実施例】この発明の実施例では、第1の値を論理的な
1とし、第2の値を論理的な0としている。この対応を
入れ換えることは、勿論可能である。この発明を適用で
きるディジタル変調方法の第1の例について説明する。
【0010】第1の例では、次の(a)〜(d)の規則
にしたがって状態遷移としての反転を生じさせる。 (a)ビット0ではさまれたビットセルの境界における
反転。 (b)ビット1は、ビットセルの中央における反転。 (c)ビット0にはさまれた偶数個のビット1のうち、
最後の2個のビット1は、中央での反転を抑え、この2
個のビット1のビットセルの境界で反転を生じさせる。 (d)ビット0の後に続く偶数個のビット1の次に(0
110)のパターンが来た時、この4ビットのうちの最
初のビット0のビットセルの中央で反転を生じさせる。
【0011】上述の(a)及び(b)の規則は、M2
調で知られるものである。(a)及び(b)の規則のみ
では、(011・・・・110)のように、ビット0で
はさまれたn個(但し、n≧1で、nが偶数)のデータ
ビット列の場合に、直流分が発生する。nが奇数の場合
には、前に位置する0の極性と、後に位置する0の極性
とが反対となり、直流分が発生しない。直流分が発生す
るかどうかは、DSV(1を+1とし、0を−1とした
時の積分値)が0に収束するか、又は発散するかによっ
て判定される。
【0012】そこで、(c)の規則によって、ビット0
ではさまれた偶数個の1の場合でも、直流分が発生しな
いようにされる。この(a)(b)(c)の規則では、
最大反転間隔として3Tが生じる。これを抑えるために
(d)の規則が必要とされる。
【0013】図1Aは、連続する多数のビットセル(各
ビットセルの長さT)の各々に1ビットずつが配された
データビット系列DINを示す。変調規則(a)〜(d)
が図1Cに示すように適用されて図1Bに示す変調出力
データDOUT が形成される。図1Aに示すように、(0
1111)と0に続く4個の1の次に(0110)のパ
ターンが来ている場合、まず、規則(c)によって、最
後の2個のビット1は、中央での反転が抑えられ、この
2個のビット1のビットセルの境界で反転が生じるよう
にされる。そして、規則(d)によって、(0110)
の4ビットのうちの最初のビット0のビットセルの中央
で反転が生じる。したがって、この部分の反転間隔は、
1.5Tとなる。
【0014】図1Dは、規則(a)(b)(c)によっ
て変調した時の変調出力を示している。図1Bの変調出
力と、規則(d)の適用されるビットセルまでは、同一
の波形となり、この部分の図示が省略されている。この
図1Dから明らかなように、規則(d)がないと、3T
の最大反転間隔が生じる。
【0015】変調方法の第1の例は、最大反転間隔が
2.5Tと短くすることができる。発生しうる反転間隔
は、T、1.5T、2T、2.5Tの4種類である。こ
のことを利用して、変調出力に付加される同期パターン
として、例えば反転間隔が3Tの長さのものを用いるこ
とができる。また、この発明の第1の実施例では、偶数
個の1の終わりの2ビットから始まる(110110)
の部分のDSVが図2Dと同様に0となり、DSVが発
散せず、直流分を0とすることができる。
【0016】この発明を適用できる変調方法の第2の例
について説明する。第2の例では、次の(a)〜(d)
の規則にしたがって反転を生じさせる。 (a)ビット0ではさまれたビットセルの境界における
反転。 (b)ビット1は、ビットセルの中央における反転。 (c)ビット0にはさまれた偶数個のビット1のうち、
最後の2個のビット1は、中央での反転を抑え、この2
個のビット1のビットセルの境界で反転を生じさせる。 (d)ビット0の後に続く偶数個のビット1の次に、
(01)のパターンが来た時、この2ビット(01)の
0のビットセルの中央で反転を生じさせる。
【0017】上述の(a)(b)(c)の規則は、第1
の例と同一である。また、(d)の規則は、第1の例の
(d)の規則を拡張したものであり、適用範囲がより広
い。
【0018】図2Aに示すような連続する多数のビット
セルの各々に1ビットずつが配されたデータビット系列
DINに対して、図2Cに示すように、上述の第2の例の
(a)(b)(c)(d)の何れかの変調の規則が適用
され、図2Bに示す変調出力データDOUT が得られる。
図2Dは、(d)の規則を用いない時の変調出力データ
を示している。但し、図2Dでは(d)の変調規則が適
用されるまでの図2Bと同一の波形の部分は、図示され
ていない。
【0019】図2Aで、(011011010)のデー
タビット系列の部分では、まず、2個の1が0にはさま
れているから、(c)の規則によって、2個の1の互い
のビットセルの境界で反転を生じさせる。そして、(0
1)のビットパターンが後続しているので、(d)の規
則が適用され、この2ビットの0のビットセルの中央で
反転を生じさせる。更に、この(01)を含む(011
0)のビットパターンに対して、(c)の規則が適用さ
れ、2個の1の互いのビットセルの境界で反転を生じさ
せる。後の2ビット(10)は、1のビットのビットセ
ルの中央で反転を生じさせる。これによって、反転間隔
は、1.5T、1.5T、1.5T、Tとなる。
【0020】(d)の規則がない時の図2Dに示す波形
は、この区間の反転間隔が3T、2.5Tとなる。つま
り、この3Tの反転間隔が2個の1.5Tの反転間隔に
分けられ、この2.5Tの反転間隔が、1.5T及びT
の反転間隔に分けられる。この区間のみに着目したDS
Vは、図2B及び図2Dから明らかなように、規則
(d)を適用するかどうかにかかわらず、(+0.5)
となる。この第2の例は、直流分を零とすることがで
き、最大反転間隔を2.5Tと短くすることができる。
【0021】更に、図2Bから分かるように、この第2
の例は、2.5Tの反転間隔が連続して生じない。
(d)の規則がないと、図2Dに示すように、2.5T
が連続する場合が生じる。このことを利用して、この第
2の例は、2.5Tの反転間隔が連続するビットパター
ンを同期パターンとして用いることができる。
【0022】この発明の変調方法を実施するために使用
される変調回路の一例を図3に示す。1で示す入力端子
からNRZのデータビット系列DINが供給され、シフト
レジスタ2によりシリアル→パラレル変換される。シフ
トレジスタ2は、3ビットのもので、データビットの連
続する3ビットA(0)、A(1)、A(2)が取り出
され、変調ロジック3に供給される。データビットA
(0)が現在のビットであり、A(1)、A(2)は、
未来のビットである。
【0023】ビットA(1)がJKフリップフロップ4
のJ入力とされる。このフリップフロップ4のK入力と
して、常に1のデータが与えられている。フリップフロ
ップ4のJ入力が1となり、ビットクロックBCが加わ
ると、フリップフロップ4の出力が反転し、J入力が0
となると、その出力が0となる。フリップフロップ4の
出力は、A(0)と同期している。このフリップフロッ
プ4の出力OD(0)は、0ではさまれた連続する1の
ビットが入力されている期間では、トグル動作を行うの
で、0ではさまれた1の数が奇数個の時に、OD(0)
が1となり、これが偶数個の時に、OD(0)が0とな
る。このフリップフロップ4の出力が変調ロジック3に
供給される。
【0024】変調ロジック3は、次の論理式に表される
センター反転信号Ct(0)及びエッジ反転信号Eg
(0)を発生する組合せ回路又はROMである。但し、
以下の説明中、↓は、否定を意味する記号である。 Ct(0)=A(0)・A(1)・A(2)+A(0)・↓OD(0)・A(1 )・↓A(2)+OD(0)・↓A(1) Eg(0)=↓A(0)・↓A(1)+OD(0)・A(1)・↓A(2)
【0025】Ct(0)が1の時にA(0)のビットセル
の中央で反転が生じる。A(0)・A(1)・A(2)
の項は、後続する2ビットが、共に1である時、即ちA
(0)が1で、且つ連続する1の最後の2ビットに含ま
れない時に1となる。次のA(0)・↓OD(0)・A
(1)・↓A(2)の項は、A(0)が0ではさまれた
ビット1の連続のうちの終わりの2ビット(A(0)A
(1))に含まれ、且つA(0)が偶数番目のビット1
である時に1となる。OD(0)・↓A(1)の項は、
A(0)が奇数番目の1であり、次のビットが0の時に
1となる。Ct(0)が1となることは、変調規則
(b)によって、ビットセルの中央で反転を生じさせる
ことである。
【0026】Eg(0)が1の時にA(0)のビットセ
ルの境界で反転が生じる。↓A(0)・↓A(1)の項
は、ビット0が2個連続する時に1となる。これは、変
調規則(a)と対応している。OD(0)・A(1)・
↓A(2)の項は、A(0)が0の前の2ビット(1
1)の最初の1であり、且つA(0)が奇数番目(即ち
A(1)が偶数番目)の1である時に1となる。この項
は、変調規則(c)と対応している。
【0027】また、変調ロジック3は、(d)の変調規
則によって反転を生じさせるために、次の論理式で表さ
れる判別信号EV1(0)を出力する。 EV1(0)=OD(0)・A(1)・↓A(2) この信号EV1(0)は、エッジ反転信号Eg(0)の
論理式に含まれる項のひとつである。この判別信号EV
1(0)が1となるのは、上述と同様に(c)の変調規
則が適用される場合である。
【0028】判別信号EV1(0)が3ビットのシフト
レジスタ5及びスイッチ回路6の入力端子7Aに供給さ
れる。スイッチ回路6は、他に入力端子7B及び7Cを
有する。入力端子7Bにシフトレジスタ2からビットA
(0)が供給され、入力端子7Cに常に0の入力が供給
されている。
【0029】スイッチ回路6の出力とシフトレジスタ5
により3ビット遅延された判別信号EV1(−3)とが
ANDゲート8に供給される。このANDゲート8の出
力がORゲート9の一方の入力端子に供給される。OR
ゲート9の他方の入力端子には、フリップフロップ10
により1ビット遅延されたセンター反転信号Ct(−
1)が供給される。このORゲート9の出力Ct´(−
1)とフリップフロップ11により1ビット遅延された
エッジ反転信号Eg(−1)とがシフトレジスタ12の
パラレル入力に供給される。
【0030】スイッチ回路6は、第1の例の変調を行う
時に入力端子7Aが選択され、第2の例の変調を行う時
に入力端子7Bが選択され、(d)を除く(a)(b)
(c)の変調規則によって変調を行う時に入力端子7C
が選択される。ANDゲート8の出力に第1の例又は第
2の例の変調規則(d)によるセンター反転信号が取り
出される。入力端子7Cに常に0の入力が与えられてい
ることにより、ANDゲート8の出力が常に0となり、
変調規則(d)が用いられない。
【0031】シフトレジスタ12は、パラレル→シリア
ル変換を行うもので、そのシリアル出力TGがトグルフ
リップフロップ13の入力とされている。フリップフロ
ップ13の出力が変調出力DOUT として出力端子14に
取り出される。端子15には、0.5Tの周期のクロッ
ク2BCが供給され、このクロック2BCがシフトレジ
スタ12及びフリップフロップ13のクロック入力とさ
れる。また、クロック2BCを(1/2)分周回路16
によって分周することで形成された周期Tを有するビッ
トクロックBCがシフトレジスタ12のシフト/ロード
制御信号とされると共に、他のシフトレジスタ2、5及
びフリップフロップ4、10、11のクロック入力とさ
れる。シフトレジスタ12は、クロックBCが1の区間
でクロック2BCによりシフト動作を行い、これが0の
区間でパラレルロード動作を行う。
【0032】図4は、この変調回路のタイムチャートで
あり、図4Aが周期0.5Tのクロック2BCを示し、
図4Bが周期TのクロックBCを示す。入力データビッ
ト系列DINの一例として図2Aに示すものが加えられた
時の信号波形が図4に示されている。
【0033】したがって、シフトレジスタ2から図4C
に示すように、Tずつ遅延された3個のデータビット系
列が現れ、夫々にA(2)、A(1)、A(0)のビッ
トが含まれる。図4Dは、ビットA(0)が1で奇数番
目の時に1となる信号OD(0)である。図4Eは、中
央で反転を生じさせるビットセルで1となるセンター反
転信号Ct(0)を示す。図4Fは、エッジで反転を生
じさせるビットセルで1となるエッジ反転信号Eg
(0)である。このエッジ反転信号Eg(0)がフリッ
プフロップ11によりT遅延されて、図4Iに示すエッ
ジ反転信号Eg(−1)となる。
【0034】エッジ反転信号Eg(0)のうちで、変調
規則(c)によって1となるのは、図4Gに示す判別信
号EV1(0)の1の区間である。この判別信号EV1
(0)がシフトレジスタ5によって3T遅延され、図4
Hに示すパルス信号EV1(−3)となる。
【0035】第1の例即ちスイッチ回路6の入力端子7
Aが選択される時には、EV1(0)及びEV1(−
3)の両者のAND出力がORゲート9にCt(−1)
と共に供給される。このORゲート9の出力Ct´(−
1)とEg(−1)とがビットクロックBCによってシ
フトレジスタ12にパラレルロードされ、クロック2B
Cによって出力される。したがって、図4Jに示すパル
ス信号TGがシフトレジスタ12から出力され、その立
下りでフリップフロップ13が反転し、図4Jに示す変
調出力DOUT が形成される。
【0036】スイッチ回路6の入力端子7Bが選択され
る第2の例では、遅延された判別信号EV1(−3)
(図4H)とA(0)(図4C)とのAND出力がOR
ゲート9に供給され、図4Kに示すORゲート9の出力
Ct´(−1)が発生する。そして、この図4Kに示す
ように、シフトレジスタ12からの出力TGがフリップ
フロップ13に供給され、変調出力DOUT が得られる。
この変調出力DOUT は、図2Bに示す波形と同一のもの
である。
【0037】図5は、この発明による復調回路の一例の
構成を示す。この復調回路は、第1の例、第2の例及び
変調規則(a)(b)(c)を用いた変調の何れにも適
用することができるものである。21で示す入力端子に
再生された変調信号DINが供給される。復調回路に対す
る入力データDINがフリップフロップ22及び23の縦
続接続に供給される。この入力データDINから抽出さ
れ、端子25からの周期0.5Tのクロック↓2BCが
フリップフロップ22、23のクロック入力とされる。
フリップフロップ22及び23の出力がイクスクルーシ
ブORゲート24に供給され、このイクスクルーシブO
Rゲート24の出力に反転検出信号が取り出される。反
転検出信号は、反転位置の0.5Tの期間で1となるパ
ルス信号である。
【0038】この反転検出信号がシフトレジスタ26に
入力され、シリアル→パラレル変換の処理を受け、2ビ
ットパラレルの信号とされる。シフトレジスタ26は、
クロック↓2BCでシフト動作を行う。クロック↓2B
Cをインバータ27で反転し、(1/2)分周回路28
で分周したものがビットクロックBCとされる。この
(1/2)分周回路28には、変調された信号に付加さ
れているシンクパターンを検出することで形成されたリ
セットパルスが供給され、ビットクロックBCの位相が
変調時のビットクロックの位相と一致するようになされ
る。このビットクロックBCは、シフトレジスタ26よ
り後に設けられたフリップフロップ及びシフトレジスタ
に対するビットクロックとされる。
【0039】シフトレジスタ26の2ビットパラレルの
出力がフリップフロップ29及び30の夫々により1ビ
ット遅延され、センター反転信号Ct´(0)及びエッ
ジ反転信号Eg(0)とされる。このCt´(0)がA
NDゲート31の一方の入力端子に供給される。AND
ゲート31の他方の入力端子には、後述する判別信号E
V1(−2)がインバータ32を介して供給される。A
NDゲート31から出力されるセンター反転信号Ct
(0)は、中央で反転が生じているビットセルで1とな
り、フリップフロップ30からのエッジ反転信号Eg
(0)は、境界で反転が生じているビットセルで1とな
る。
【0040】これらのセンター反転信号Ct(0)及び
エッジ反転信号Eg(0)とこの各々をフリップフロッ
プ33及び34でT遅延した信号Eg(−1)及びCt
(−1)が復調ロジック36に供給される。JKフリッ
プフロップ35のJ入力にセンター反転信号Ct(0)
が供給される。このフリップフロップ35のK入力は、
常に1とされている。したがって、フリップフロップ3
5の出力には、Ct(−1)の1となるものが奇数番目
の時に1となるパルスODc(−1)が発生し、これが
復調ロジック36に供給される。
【0041】復調ロジック36は、次の論理式に基づい
た出力を発生する組合せ回路又はROMである。
【0042】 EV1(0)=Eg(0)・Ct(−1)・↓ODc(−1) +Eg(0)・↓Eg(−1)・↓D(−1) D(0)= Ct(0)+EV1(0)+EV1(−1)
【0043】この復調ロジック36は、復調出力が1と
なるものを検出するものである。復調ロジック36の出
力D(0)がフリップフロップ37によりT遅延されて
出力端子38に復調出力(NRZの波形)として取り出
される。これと共に、フリップフロップ37の出力がD
(−1)として復調ロジック36に入力される。復調ロ
ジック36からの判別信号EV1(0)が2ビットのシ
フトレジスタ39に供給される。このシフトレジスタ3
9からの判別信号EV1(−1)が復調ロジック36に
供給され、判別信号EV1(−2)がインバータ32を
介してANDゲート31に供給される。
【0044】変調規則(b)から、Ct(0)が1の時
には、復調出力D(0)が1となることは明らかであ
る。また、変調規則(c)によって、データビットが1
であるにもかかわらず、境界で反転している時は、判別
信号EV1(0)が1となる。上記の論理式のEg
(0)・Ct(−1)・↓ODc(−1)の項は、図6
Aに示すように、元のデータ系列で1が4個以上(図示
の例は、4個)の偶数個在り、そのうちの最後の1で1
となる。このデータ系列の場合には、図6Bに示す変調
信号DINが復調回路に供給される。
【0045】このため、図6Bに示すように、センター
反転信号Ct(−1)及びエッジ反転信号Eg(0)が
共に1となる。このCt(−1)が1となるのは、偶数
番目の1の時であるため、ODc(−1)が0である。
したがって、これらの条件によって、図6Cに示すよう
に、EV1(0)が1となる。また、シフトレジスタ3
9によって2T遅延された↓EV1(−2)が0とな
る。これによって、ANDゲート31をセンター反転信
号が通ることができなくなる。これは、変調規則(d)
により生じる0のビットセルの中央での反転を禁止する
ためである。
【0046】上記の論理式のEg(0)・↓Eg(−
1)・↓D(−1)の頃は、図7Aに示すように元のデ
ータ系列が2個の1が連続する場合を検出するためのも
のである。この場合には、図7Bに示すように、ビット
セルの境界で反転が生じる変調信号DINが発生する。こ
の図7A及び図7Bから明らかなように、上記の項の各
成分が1となり、図7Cに示すように、判別信号EV1
(0)が1となる。また、変調規則(d)が適用される
と、2個の1の後の0のビットセルの中央で反転が生じ
る。この中央での反転の検出出力を禁止するために、E
V1(−2)がANDゲート31に供給される。
【0047】なお、上述の構成以外に、変調回路及び復
調回路としては、種々の回路構成が可能である。
【0048】
【発明の効果】この発明によって復調することが可能な
ディジタルデータの変調方法は、直流分を零とすること
ができるので、回転ヘッドを用いた記録装置、光学的な
ディスク再生装置などのチャンネルコーディングに適用
することにより、記録波形のひずみ(ピークシフト)の
減少や低域周波数のノイズの除去を行うことができる。
また、この発明によって復調可能な変調方法は、M2
調及びM3 変調と比べて最大反転間隔を短くすることが
でき、変調出力の低域成分の一層の減少を図ることがで
きると共に、クロック再生能力を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できる変調方法の第1の例の説
明に用いる波形図である。
【図2】変調方法の第2の例の説明に用いる波形図であ
る。
【図3】変調回路の一例のブロック図である。
【図4】変調回路の説明に用いるタイムチャートであ
る。
【図5】この発明が適用された復調回路の一例のブロッ
ク図である。
【図6】この復調回路の説明に用いるタイムチャートで
ある。
【図7】この復調回路の説明に用いるタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 データビット系列の入力端子 3 変調ロジック 6 スイッチ回路 21 変調されたデータビット系列の入力端子 36 復調ロジック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の値又は第2の値を有するビットか
    らなるデータビット系列が(a)上記第2の値のビット
    が連続するとき該連続する第2の値のビットのビットセ
    ルの境界における反転、 (b)上記第1の値のビットのビットセルの中央におけ
    る反転、 (c)上記第2の値のビットにはさまれた偶数個の上記
    第1の値のビットのうちで、最後の2個の上記第1の値
    のビットのビットセルの中央における反転を抑え、この
    2個の上記第1の値のビットセルの境界で反転、 (d)上記第2の値のビットの後に続く偶数個の上記第
    1の値のビットの次の位置に、(上記第2の値のビッ
    ト、上記第1の値のビット)の2ビットのパターンが来
    た時に、この2ビットのうちの上記第2の値のビットの
    ビットセルの中央で反転、 の条件を満足するように、状態遷移としての反転を生じ
    させて生成された変調信号を復調し上記データビット系
    列を得るために(e)ビットセルの境界での信号反転を
    検出するためのエッジ反転検出手段と、 (f)ビットセルの中央での信号反転を検出するための
    センタ反転検出手段と上記エッジ反転検出手段の出力、
    センタ反転検出手段の出力及び復調出力を遅延するため
    の遅延手段と、 (h)上記エッジ反転検出手段、センタ反転検出手段及
    び遅延手段の出力に基づいて上記(c)に対応してデー
    タビットが第1の値であるにもかかわらずビットセルの
    境界で信号反転しているとき及び上記(d)に対応して
    第2の値のビットセルの中央で信号反転しているときを
    判別する手段を備えることを特徴とするディジタルデー
    タの復調方法。
JP5881292A 1992-02-13 1992-02-13 ディジタルデータの復調方法 Expired - Lifetime JPH0771007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5881292A JPH0771007B2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ディジタルデータの復調方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5881292A JPH0771007B2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ディジタルデータの復調方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58108697A Division JPS601956A (ja) 1983-06-17 1983-06-17 デイジタルデ−タの変調方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0575474A true JPH0575474A (ja) 1993-03-26
JPH0771007B2 JPH0771007B2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=13095026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5881292A Expired - Lifetime JPH0771007B2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ディジタルデータの復調方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0771007B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354632B1 (ko) * 1996-10-13 2002-10-04 산요 덴키 가부시키가이샤 디지탈 변조 방법, 디지탈 변조 회로, 디지탈 복조 방법 및 디지탈 복조 회로

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354632B1 (ko) * 1996-10-13 2002-10-04 산요 덴키 가부시키가이샤 디지탈 변조 방법, 디지탈 변조 회로, 디지탈 복조 방법 및 디지탈 복조 회로

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0771007B2 (ja) 1995-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4672363A (en) Frequency modulation coding methods with reduced transition intervals
GB1138609A (en) Improvements relating to the handling of digital information signals
US4577180A (en) Digital data converting method and apparatus thereof
JPH0575474A (ja) デイジタルデータの復調方法
US4612508A (en) Modified Miller data demodulator
JPH0578110B2 (ja)
JPS6260747B2 (ja)
JPH05325425A (ja) 符号検出装置
JPH06187737A (ja) 情報記録再生装置
JP2777618B2 (ja) ミラースクエア符号化方法
KR0183662B1 (ko) 디지탈 기록재생장치에 있어서 재생신호검출회로
JPS5915350A (ja) 二値情報変調方式
JPS6243268B2 (ja)
JPH0560291B2 (ja)
JPS61154237A (ja) 同期方式
JPS60195783A (ja) デジタル復調装置
JPS63202132A (ja) デイジタルパルス復調回路
JPH0422061B2 (ja)
JPH07120957B2 (ja) Nr23m符号変換方式
JPH0568031B2 (ja)
JPH01112568A (ja) 磁気再生装置
JPS6134306B2 (ja)
JPS60133572A (ja) 変調方式
JPH0384708A (ja) 垂直磁気記録方法
JPS6068737A (ja) 識別再生回路