JP2777618B2 - ミラースクエア符号化方法 - Google Patents

ミラースクエア符号化方法

Info

Publication number
JP2777618B2
JP2777618B2 JP28058589A JP28058589A JP2777618B2 JP 2777618 B2 JP2777618 B2 JP 2777618B2 JP 28058589 A JP28058589 A JP 28058589A JP 28058589 A JP28058589 A JP 28058589A JP 2777618 B2 JP2777618 B2 JP 2777618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
circuit
channel
bits
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28058589A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03174819A (ja
Inventor
哲史 糸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP28058589A priority Critical patent/JP2777618B2/ja
Publication of JPH03174819A publication Critical patent/JPH03174819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2777618B2 publication Critical patent/JP2777618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ミラースクエア符号への符号変換処理を
テーブル化したミラースクエア符号化方法に関する。
[従来の技術] コンピュータ用磁気ディスク装置等のディジタル記録
装置に用いられるM2(ミラースクエアコード)符号変調
方法は、MFM(ミラーコード)符号変調方法の直流成分
を除去する目的で導入されたものである。ミラーコード
は、元来、NRZI符号の欠点であるビット“0"の連続を避
けるために、データビット中にビット“0"が2個以上連
続するときに、ビット間に反転を入れるようにしたもの
であるが、ミラースクエアコードでは、ビット“1"が個
以上連続するときに、最後のビット“1"に対応する反転
の有無を調節することで、直流成分を除去するものであ
る。
第6図に示すミラースクエア符号器1は、1データビ
ットを1チャンネルビットに変換する可変長符号器であ
り、データビットのビット“0"に対してチャンネルビッ
トの前縁でビット反転し、データビットのビット“1"に
対してはチャンネルビットを中央でビット反転せしめる
も、データビットのビット“1"に続くビット“0"に対し
てはチャンネルビットを非反転とする符号変換回路2
と、チャンネルビットのDSVを積算し、データビットの
ビット“1"が2ビット以上連続するときには、最後のビ
ット“1"に対してチャンネルビットを中央でビット反転
させるか或は非反転とするかを、DSV演算値を低減させ
る方向で符号変換回路2に選択させるDSV監視回路3か
らなる。DSVは、NRZI符号化されたチャンネルビットの
高レベルを+1点、低レベルを−1点とし、チャンネル
ビット全体で累計される合計点数を表すものであり、そ
の絶対値が小さいほど変換符号の直流成分も小さい。
なお、ミラースクエア符号器1の場合、変換されたチ
ャンネルビットにブロックとして現れる非符号反転ビッ
ト“0"の個数は、第4図に示したように、ビット接続部
分を含めて1〜5の範囲にあり、このためミラースクエ
アコードは1,5可変長符号であると言える。また、デー
タビットのビット間隔をTで表した場合、1,5符号変調
方法におけるチャンネルビットの最小符号反転間隔Tmin
は2T/2(=T)であり、最大符号反転間隔Tmaxは6T/2
(=3T)、検出窓幅Twは最小符号反転間隔Tminに等し
い。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のミラースクエア符号器1は、チャンネルビ
ットを選択する上で、DSV積算値を計算してその収束を
計るDSV監視回路3を必要としており、例えばデータビ
ット1が前後をビット1と0に挟まれているような場合
に、DSV積算値に応じてチャンネルビット00か01のいず
れか一方を選択するというように、DSV監視に必要なア
ルゴリズムとこのアルゴリズムを消化するための回路構
成が複雑であり、このため符号変換処理がどうしても複
雑化しやすく、また変換処理に時間を要するため、変換
速度の高速化が難しい等の課題を抱えていた。
また、従来のミラースクエア符号化方法は、データビ
ットが01101101...のごとく特定の3ビット110が繰り返
し現れると、チャンネッビットは0001000001000001のご
とく最大符号反転間隔3Tを与えるチャンネルビット1000
00が連続してしまい、ビットクロック再生を困難にする
といった課題を抱えていた。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記課題を解決したものであり、データ
ビットを、ビット0に続くビット0又はビット0に続く
ビット1又はビット1に続くビット0又はビット1の前
のビット1さらには前後をビット1と0に挟まれたビッ
ト1のいずれかに分類し、次にこれら5通りの分類結果
と、直前に変換したチャンネルビットの開始ビット及び
それまでのチャンネルビットの直流成分の積算値を参照
し、00,01,10のうちミラースクエア符号としての条件を
満たすチャンネルビットに一義的に変換することを特徴
とするものである。
さらにまた、この発明は、データビットを、ビット0
に続くビット0はチャンネルビット10に、またビット0
に続く1はチャンネルビット01に、またビット1に続く
ビット0はチャンネルビット00に、またビット1の前の
ビット1はチャンネルビット01に変換し、さらに前後を
ビット1と0に挟まれたビット1については原則的には
チャンネルビット01と00のうち、それまでのチャンネル
ビットの直流成分の積算値を減少させる方に変換し、デ
ータビット110が110110と連続するときは、例外的に前
記直流成分の積算値とは無関係に5ビット目のビット1
を一義的にチャンネルビット01に変換することを特徴と
するものである。
[作用] この発明は、データビットを、ビット0に続くビット
0又はビット0に続くビット1又はビット1に続くビッ
ト0又はビット1の前のビット1さらには前後をビット
1と0に挟まれたビット1のいずれかに分類し、次にこ
れら5通りの分類結果と、直前に変換したチャンネルビ
ットの開始ビット及びそれまでのチャンネルビットの直
流成分の積算値を参照し、00,01,10のうちミラースクエ
ア符号としての条件を満たすチャンネルビットに一義的
に変換することにより、変換テーブルをハードウェア化
し、変換速度を高速化する。
また、この発明は、前後をビット1と0に挟まれたビ
ット1については、原則的にはチャンネルビット01と00
のうち、それまでのチャンネルビットの直流成分の積算
値を減少させる方に変換するものの、データビット110
が110110と連続するときは、例外的に前記直流成分の積
算値とは無関係に5ビット目のビット1を一義的にチャ
ンネルビット01に変換することにより、チャンネルビッ
トに最大符号反転間隔が連続して現れ、そのためにビッ
トクロック再生が困難になるといった不都合を解消す
る。
[実施例] 以下、この発明の実施例について、第1図ないし第5
図を参照して説明する。第1図は、この発明のミラース
クエア符号化方法を適用したミラースクエア符号器の一
実施例を示す回路図、第2図は、第1図に示したミラー
スクエア符号器の変換態様を説明するための図である。
第1図中、ミラースクエア符号器11は、データビット
を、ビット0に続くビット0又はビット0に続くビット
1又はビット1に続くビット0又はビット1の前のビッ
ト1さらには前後をビット1と0に挟まれたビット1の
いずれかに分類する分類回路12と、チャンネルビットの
開始ビット(以下、STBと呼ぶ)を決定するSTB決定回路
13と、チャンネルビットの直流成分を積算するDSV積算
回路14と、分類回路12とSTB決定回路13及びDSV積算回路
14の各出力を受け、00,01,10のなかからミラースクエア
符号としての条件を満たすチャンネルビットに一義的に
変換する変換回路15と、変換回路15から得られるチャン
ネルビットをNRZ符号からNRZI符号に変換するNRZ/NRZI
符号化回路16から構成される。
データビットは、括弧を付して示す前後のビットを含
めて、(0)0,(0)1,(1)0,1(1),(1)1
(0)のごとく、全部で5通りに分類されるが、この分
類結果に、直後に変換されたチャンネルビットの開始ビ
ットSTBの0,1さらにDSV積算値の0,+1,−1を併せるこ
とで、第2図に示したように、5×2×3すなわち30通
りの変換態様が存在する。そして、各変換態様ごとにミ
ラースクエア符号として適切なチャンネルビットを一義
的に選択するため、実施例では、これら30通りの変換態
様を定めるテーブルを論理回路を用いてハードウェア化
し、処理速度を限界にまで高める一方、量産化による製
造コストの削減を図っている。
分類回路12に送り込まれたデータビットは、まず初段
のシフトレジスタ回路17にて2段階シフト処理を受け
る。そして、シフトレジスタ回路17の各シフト段の出力
Q0,Q1,Q2は、一方の入力端子が常時ロウレベルであるた
めにインバータとして機能するノアゲート回路18にて反
転され、得られた反転データに非反転データを加えた計
6種類のデータが、5個のオアゲート回路19〜23による
論理判断にかけられ、前述の5通りの場合分けが行われ
る。
すなわち、上記オアゲート回路19〜23のうち、全入力
ロウレベルとされたものだけがロウレベル出力状態をと
り、それぞれデータビットが110,01,11,00,10であるこ
とが判別されるよう結線してある。オアゲート回路19〜
23の出力とシフトレジスタ回路17の出力Q1は、2個のラ
ッチ回路24,25にてラッチされたのち、前述のSTB決定回
路13とDSV積算回路14及び変換回路15に供給される。
STB決定回路13は、データビットから変換されたチャ
ンネルビットの先頭ビットを保持するラッチ回路26のQ
出力端子とデータ入力端子を結ぶ帰還路に、エクスクル
ーシブオアゲート回路27を介在せしめ、このエクスクル
ーシブオアゲート回路27一方の入力端子に、変換しよう
とするデータビットのビット構成を示す信号と変換前の
DSV積算値及びSTBを、3個のノアゲート回路28,29,30及
びノアゲート回路31を介して入力する構成をとる。
すなわち、ノアゲート回路28には、ラッチ回路24のQ0
出力とDSV積算値が+1であることを示す信号及び前回
のチャンネルビットのSTBが0であることを示す信号が
供給され、ノアゲート回路29には、ラッチ回路24のQ0出
力とDSV積算値が−1であることを示す信号及び前回の
チャンネルビットのSTBが1であることを示す信号が供
給される。そして、ノアゲート回路30については、一方
の入力端子が常時ロウレベルであるため、ラッチ回路の
Q4出力を反転して出力することになる。ここでは、これ
らのノアゲート28,29,30のいずれか一つの出力がハイレ
ベルをとる場合に、ノアゲート回路31の出力がロウレベ
ルとなり、エクスクルーシブオアゲート回路27が実質的
にオアゲートとして機能することで、ラッチ回路26の出
力すなわち変換後のSTBは従前通りの状態に保たれる。
これに対し、ノアゲート回路28,29,30の出力がいずれも
ロウレベルであるときは、ノアゲート回路30の出力はハ
イレベルであるため、エクスクルーシブオアゲート回路
27が実質的にインバータとして機能し、その結果ラッチ
回路26の出力が反転し、変換後のSTBも反転する。
DSV積算回路14は、DSV積算値が+1,−1,0又は変化な
しであることを示すデータをラッチするラッチ回路32の
データ入力端子D0,D1にアンドゲート回路33,34の出力端
子を、またデータ入力端子D2,D3にアンドゲート回路35
の非反転出力端子と反転出力端子を接続し、7個のノア
ゲート回路36〜42の論理判断結果を、6個のオアゲート
回路43〜48を介してアンドゲート回路33,34,35に供給す
る構成をとる。
ビットの1又は0を問わない不定データをXで表記す
るものとした場合、ノアゲート回路36は、データビット
が00Xであることを示すラッチ回路24のQ3出力とDSV積算
値が0であることを示す信号及びSTBが0であることを
示す信号を入力としており、このノアゲート回路36のハ
イレベルの出力をもって、ラッチ回路32のD0入力端子に
DSV積算値が+1であることを示す信号が与えられる。
また、ノアゲート回路37は、データビットが10Xである
ことを示すラッチ回路25のQ4出力とDSV積算値が0であ
ることを示す信号とSTBが1であることを示す信号を入
力としており、このノアゲート回路37のハイレベルの出
力をもって、ラッチ回路32のD0入力端子にDSV積算値が
+1であることを示す信号が与えられる。
ノアゲート回路38は、データビットが10Xであること
を示すラッチ回路25のQ4出力と、DSV積算値が0である
ことを示す信号及びSTBが0であることを示す示す信号
を入力され、このノアゲート回路38のハイレベルの出力
をもって、ラッチ回路32のD1入力端子にDSV積算値が−
1であることを示す信号が与えられる。また、ノアゲー
ト回路39は、データビットが10Xであることを示すラッ
チ回路25のQ4出力とDSV積算値が0であることを示す信
号及びSTBが0であることを示す信号を入力としてお
り、このノアゲート回路39のハイレベルの出力をもっ
て、ラッチ回路32のD2入力端子にDSVに積算値が−1で
あることを示す信号が与えられる。
ノアゲート回路40は、データビットが110であること
を示すラッチ回路24のQ0出力とDSV積算値が+1である
ことを示す信号とSTBが0であることを示す信号を入力
としており、このノアゲート回路40のハイレベルの出力
をもって、ラッチ回路32のD2入力端子にDSV積算値が0
であることを示す信号が与えられる。また、ノアゲート
回路41は、データビットが110であることを示すラッチ
回路24のQ0出力と、DSV積算値が−1であることを示す
信号及びSTBが1であることを示す信号を入力としてお
り、そのハイレベルの出力をもってラッチ回路32のD2入
力端子にDSV積算値が0であることを示す信号が与えら
れる。さらに、ノアゲート回路42は、データビットがX0
Xであることを示すラッチ回路25のQ5出力と前回の変換
でDSV積算値が変化しなかったことを示す信号とを入力
としており、そのハイレベルの出力をもってラッチ回路
32のD2出力端子にDSV積算値が0であることを示す信号
が与えられる。なお、ノアゲート回路42は、第2図に示
した30種類の変換態様のうち、第22番、23番、27番、30
番を一括して判断するため、全体として3個のノアゲー
ト回路か節約できることになる。
一方、上記7個のノアゲート回路36〜42による論理判
断から漏れる変換態様については、ノアゲート回路36〜
42の出力がいずれもロウレベルとなることで判断され、
ラッチ回路32のD3入力端子に、変換の前後でDSV積算値
が変化しないことを示す信号が与えられる。
変換回路15は、分類回路12の出力とSTB決定回路13及
びDSV積算回路14の出力を論理処理する6個のノアゲー
ト回路49〜54に、ノアゲート回路49の出力をD0入力と
し、5個のノアゲート回路50〜54の出力をオアゲート回
路55を介してD1入力とする並・直列変換回路56を接続し
て構成したものである。
ノアゲート回路49は、データビットが00Xであること
を示す信号を反転し、そのハイレベルの出力をもって並
・直列変換回路56にチャンネルビットとして10をセット
する。
ノアゲート回路50は、データビットが110であること
を示す信号と変換前のDSV積算値が0であることを示す
信号を入力としており、そのハイレベルの出力をもって
並・直列変換回路56にチャンネルビット01をセットす
る。ノアゲート回路51は、データビットが110であるこ
とを示す信号と変換前のDSV積算値が+1であることを
示す信号及びSTBが1であることを示す信号を入力とし
ており、そのハイレベルの出力をもって並・直列変換回
路56にチャンネルビット01をセットする。ノアゲート回
路52は、データビットが110であることを示す信号とDSV
積算値が−1であることを示す信号及びSTBが0である
ことを示す信号を入力としており、そのハイレベルの出
力をもって並・直列変換回路56にチャンネルビット01を
セットする。
また、ノアゲート回路53は、データビットが01Xであ
ることを示す信号を反転し、そのハイレベルの出力をも
って並・直列変換回路56にチャンネルビット01をセット
する。同様に、ノアゲート回路54も、データセットがX1
1であることを示す信号を反転し、そのハイレベルの出
力をもって並・直列変換回路56にチャンネルビット01を
セットする。
また、6個のノアゲート回路49〜54による論理判断か
ら漏れる変換態様については、ノアゲート回路49〜54の
出力がすべてロウレベルをとることで判断され、並・直
列変換回路56にチャンネルビット00がセットされる。
NRZ/NRZI符号化回路16は、ラッチ回路57のラッチ出力
データを、入力データとの排他的論理和をとるエクスク
ルーシブアオアゲート回路58を介してデータ入力端子に
帰還する構成であり、そのラッチ出力データ(記録デー
タ)は、ミラースクエア符号の条件を満たすNRZI符号と
なる。
なお、この実施例にあっては、シフトレジスタ回路17
やラッチ回路24,25或は13や32等のクロック信号CK1を43
MHzとし、並・直列変換回路56或はラッチ回路57のクロ
ック信号CK2をその2倍の86MHzに設定してある。また、
並・直列変換回路56のシフトクロック信号を、クロック
信号CK2の立ち下がり期間の中間点で立ち上げるように
するため、クロック信号CK1を2分周するラッチ回路59
に対し、クロック信号CK2をノアゲート回路60にて反転
した信号を動作クロックとして与えるようにしてある。
ただし、シフトクロック信号には、ラッチ回路59のQバ
ー出力が用いられる。
また、第1図中、抵抗と抵抗シンボルを四角で囲って
示した抵抗群は、いずれも論理回路素子の出力側に設け
られるプルダウン抵抗である。
このように、ミラースクエア符号器11は、まず分類回
路12にて、データビットを前後のビットを含め110,01X,
X11,00X,10X,X0Xのいずれかに分類し、次にこれら5通
りの分類結果と、STB決定回路13が保持する直前に変換
したチャンネルビットの開始ビット及びDSV積算回路26
が保持するそれまでのチャンネルビットの直流成分の積
算値を参照し、変換回路15において00,01,10のうちミラ
ースクエア符号としての条件を満たすチャンネルビット
に一義的に変換するようにしたから、データビットから
チャンネルビットへの変換を規定する変換テーブルを、
最小限の回路構成であってハードウェア化することがで
き、併せて量産による製造コストの低減も可能であり、
また単にデータビットからチャンネルビットへの変換が
変換テーブルを使って一義的に可能であるだけでなく、
変換と同時に次の変換に用いる開始ビットと直流成分の
積算値が入手できるので、変換速度を極限にまで高める
ことができる。
なお、上記実施例では、ミラースクエア符号の欠点と
して、最大符号反転間隔3Tが連続して発生するケースが
存在する。すなわち、データビットの一部に第4図
(A)に示したように、01101101...のごとく110が2組
連続する個所が現れたときに、同図(B)に示したよう
に、最大符号反転間隔3Tが2回連続するチャンネッビッ
ト0001000001000001に変換されるケースである。そこ
で、第3図に示すミラースクエア符号器71では、分類回
路12と変換回路15の間に、例外則適用監視回路27を設
け、前後をビット1と0に挟まれたビット1について
は、原則的にはチャンネルビット01と00のうち、それま
でのチャンネルビットの直流成分の積算値を減少させる
方に変換するものの、データビット110が110110と連続
するときは、例外則適用監視回路72の作用により、前記
直流成分の積算値とは無関係に5ビット目のビット1を
一義的にチャンネルビット01に変換するよう強制する構
成としてある。
このため、第4図(C)に示したように、チャンネル
ビットの直流成分の積算値は、過渡的に零に収束しない
こともあるが、チャンネビット010000が連続すること
で、最大符号反転間隔3Tが連続して現れるといった不都
合を解消することができる。このため、本方法によるビ
ットクロック再生能力はきわめて高いものである。ま
た、この実施例では、上記の最大符号反転間隔規制によ
り符号変換機能としての存在が否定された第5図に示す
0100000100000101なる2チャンネルビットを、再生同期
に必要なシクデータとして採用することができる。その
場合、変換態様として存在しないチャンネルビットが採
用されたことで、シンクデータの再生そのものは容易に
なり、またシンクデータ自体も直流成分が零であるた
め、DSV評価に与える影響は皆無である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、データビットを、
ビット0に続くビット0又はビット0に続くビット1又
はビット1に続くビット0又はビット1の前のビット1
さらには前後をビット1と0に挟まれたビット1のいず
れかに分類し、次にこれら5通りの分類結果と、直前に
変換したチャンネルビットの開始ビット及びそれまでの
チャンネルビットの直流成分の積算値を参照し、00,01,
10のうちミラースクエア符号としての条件を満たすチャ
ンネルビットに一義的に変換するようにしたから、デー
タビットからチャンネルビットへの変換を規定する変換
テーブルを、最小限の回路構成でもってハードウェア化
することができ、併せて量産による製造コストの低減も
可能であり、また単にデータビットからチャンネルビッ
トへの変換が変換テーブルを使って一義的に可能である
だけでなく、変換と同時に次の変換に用いる開始ビット
と直流成分の積算値が入手できるので、変換速度を極限
にまで高めることができる等の優れた効果を奏する。
また、この発明は、データビットを、ビット0に続く
ビット0はチャンネルビット10に、またビット0に続く
1はチャンネルビット01に、またビット1に続くビット
0はチャンネルビット00に、またビット1の前のビット
1はチャンネルビット01に変換し、さらに前後をビット
1と0に挟まれたビット1については、原則的にはチャ
ンネルビット01と00のうち、それまでのチャンネルビッ
トの直流成分の積算値を減少せせる方に変換するもの
の、データビット110110と連続するときは、例外的に前
記直流成分の積算値とは無関係に5ビット目のビット1
を一義的にチャンネルビット01に変換することにより、
チャンネルビットの直流成分は積算値は、過渡的に零に
収束しない場合もあるが、チャンネビット010000が連続
することで、最大符号反転間隔が連続して現れるといっ
た不都合は解消することができる。これによりビットク
ロック再生能力を高めることができ、また最大符号反転
間隔規制により符号変換態様としての存在が否定された
0100000100000101なる2チャンネルビットを、再生同期
に必要なシンクデータとして採用することで、シンクデ
ータそのものの再生を容易にするといった工夫が可能で
ある等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のミラースクエア符号化方法を適用
したミラースクエア符号器の一実施例を示す回路図、第
2図は、第1図に示したミラースクエア符号器の変換態
様を説明するための図、第3図は、この発明のミラース
クエア符号化方法を適用したミラースクエア符号器の他
の実施例を示す回路構成図、第4図は、第3図に示した
回路各部の信号波形図、第5図は、シンクデータの一例
を示す信号波形図,第6,7図は、それぞれ従来のミラー
スクエア符号器の一例を示す回路構成図及び回路各部の
信号波形図である。 11,71……ミラースクエア符号器 12……分類回路 13……STB決定回路 14……DSV積算回路 15……変換回路 16……NRZ/NRZI符号化回路 72……例外則適用監視回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データビットを、ビット0に続くビット0
    又はビット0に続くビット1又はビット1に続くビット
    0又はビット1の前のビット1さらには前後をビット1
    と0に挟まれたビット1のいずれかに分類し、次にこれ
    ら5通りの分類結果と、直前に変換したチャンネルビッ
    トの開始ビット及びそれまでのチャンネルビットの直流
    成分の積算値を参照し、00,01,10のうちミラースクエア
    符号としての条件を満たすチャンネルビットに一義的に
    変換することを特徴とするミラースクエア符号化方法。
  2. 【請求項2】データビットを、ビット0に続くビット0
    はチャンネルビット10に、またビット0に続く1はチャ
    ンネルビット01に、またビット1に続くビット0はチャ
    ンネルビット00に、またビット1の前のビット1はチャ
    ンネルビット01に変換し、さらに前後をビット1と0に
    挟まれたビット1については、原則的にはチャンネルビ
    ット01と00のうち、それまでのチャンネルビットの直流
    成分の積算値を減少させる方に変換し、データビット11
    0が110110と連続するときは、例外的に前記直流成分の
    積算値とは無関係に5ビット目のビット1を一義的にチ
    ャンネルビット01に変換することを特徴とするミラース
    クエア符号化方法。
JP28058589A 1989-09-01 1989-10-27 ミラースクエア符号化方法 Expired - Lifetime JP2777618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28058589A JP2777618B2 (ja) 1989-09-01 1989-10-27 ミラースクエア符号化方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-226969 1989-09-01
JP22696989 1989-09-01
JP28058589A JP2777618B2 (ja) 1989-09-01 1989-10-27 ミラースクエア符号化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03174819A JPH03174819A (ja) 1991-07-30
JP2777618B2 true JP2777618B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=26527435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28058589A Expired - Lifetime JP2777618B2 (ja) 1989-09-01 1989-10-27 ミラースクエア符号化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2777618B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103155505B (zh) * 2010-09-09 2018-10-09 中兴通讯(美国)公司 16-qam光信号生成

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03174819A (ja) 1991-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0144449B1 (en) Method and apparatus of modulating digital data and of demodulating
US5451943A (en) Data recording method and data recording apparatus using a digital sum value of a coded signal
JPH0544206B2 (ja)
KR100291373B1 (ko) 동기 신호 검출기, 동기 신호 검출 방법 및 복호화 장치
JPS61108226A (ja) データの符号復号化方法
JPH0714145B2 (ja) 情報変換方法
EP0143005A2 (en) Digital data converting methods and apparatus
JPH0452020B2 (ja)
US4549167A (en) Method of encoding and decoding binary data
US4502036A (en) Encoding and decoding systems for binary data
JP2777618B2 (ja) ミラースクエア符号化方法
US5089821A (en) Digital data reproducing circuit for a magnetic recording apparatus of reproducing digital data without being affected by capable external noise, drop-ins, and drop-outs
JPS634269B2 (ja)
JP2690154B2 (ja) 1,5符号変調方法
JP2675621B2 (ja) ディジタルデータ記録方式
JP3190190B2 (ja) ディジタル変調装置
JP3343148B2 (ja) 位相検出回路
JPH0568031B2 (ja)
JPH02224528A (ja) 1,5符号変調方式
JP2700333B2 (ja) 7/8nrzi符号変換方法
JPH0771007B2 (ja) ディジタルデータの復調方法
JP2573067B2 (ja) 情報変換装置
JPH0695644B2 (ja) ランレングスリミテツド符号の復号装置
JPH0666815B2 (ja) 情報変換方式及びデータ復調方式
JPH05325425A (ja) 符号検出装置