JPH0575470U - エアダクト - Google Patents

エアダクト

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JPH0575470U
JPH0575470U JP2347892U JP2347892U JPH0575470U JP H0575470 U JPH0575470 U JP H0575470U JP 2347892 U JP2347892 U JP 2347892U JP 2347892 U JP2347892 U JP 2347892U JP H0575470 U JPH0575470 U JP H0575470U
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JP
Japan
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resonator
duct
air duct
duct body
molding
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Application number
JP2347892U
Other languages
English (en)
Inventor
哲治 柴田
Original Assignee
トヨタ車体株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来であれば別々でしか成形せざるを得ない
ような条件下のエアダクトとレゾネータとを一体成形で
きるような構造とする。 【構成】 ダクト本体2とレゾネータ3とを横並びの状
態でインテグラルヒンジ4付きヒンジプレート5を介し
て連結し、このインテグラルヒンジ4を中心にして折り
曲げることにより、レゾネータ3をダクト本体2の上面
側に変位させるとともに、該レゾネータ3に形成した円
筒部9をダクト本体2に形成した円孔10に嵌入可能と
する。またレゾネータ3に設けたインテグラルヒンジ6
付き結合用フランジ7を、該インテグラルヒンジ6を中
心に折り曲げてダクト本体2側の結合用フランジ8に重
合した状態でスクリュ17により結合可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばクールエアインテークシステムに使用されているクールエア ダクトのような自動車用のエアダクトに係り、詳しくはレゾネータ(消音器)を 備えたエアダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クールエアインテークシステム用のクールエアダクトは、ブロー成形を 利用して成形するのが一般的となっている。そして、ダクト本体の途中にレゾネ ータを設定する場合にあっては、これをダクト本体と一体成形することが行われ る。図5はレゾネータ33がダクト本体32に一体成形されたクールエアダクト 31を示し、また図6は図5のC−C線に沿った断面でブロー成形による一体成 形態様を示している。ただし、ブロー成形直後のダクト本体32の両端は塞がれ ているが、図5ではその両端を切断して貫通した状態を示してある。なお、図5 において、34,35は型割線(パーティングライン)36上に設定されたダク トの取付フランジを示し、また図6において、37は上型38と下型39との型 割面(型合わせ面)を示している。そして、このようなレゾネータ33と孔付き 取付フランジ34,35とが共に図示の如く同一平面上に平行に設定される場合 にあっては、それらを型割線37上に設定することでレゾネータ33をクールエ アダクト31のダクト本体32と一体にブロー成形することができる。
【0003】 ところが、車種によってはボデー形状に原因して又はクールエアダクト31の 付近に配置される他部品との干渉問題等から、ダクト本体32に対してレゾネー タ33の成形位置や形状に制約を受けることがあり、その結果、ブロー成形によ る一体成形ができない場合がある。例えば、上記理由により、図7及び図8に示 す如くレゾネータ33をダクト本体32の下面側(又は上面側)に設定する必要 が生じた場合、該レゾネータ33と孔付き取付フランジ34,35とを同一平面 上に設定し得ず、その設定方向が直交することから、単なる上下分割型ではブロ ー成形による一体成形が困難となる。 そのため、このような場合には、クールエアダクト31とレゾネータ33とを 別々に成形し、成形後においてそれらを結合するという形態で対応することにな る。図示の場合は、レゾネータ33側に形成した接続筒部33aをクールエアダ クト31のダクト本体32側に形成した孔内に嵌入後、連結ブラケット40及び スクリュ41により両者を結合している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにクールエアダクトとレゾネータとを別々に成形し たのち、それらを結合する場合にあっては、型費及び加工費が一体成形の場合に 比較して相当に増大するという問題がある。
【0005】 そこで本考案は、従来、別々にしか成形できないような条件の場合においても 、レゾネータとエアダクトとの一体成形を可能とすることを、解決すべき技術的 課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。すなわ ち、ダクト本体の一部にレゾネータが設定されるエアダクトであって、前記ダク ト本体とレゾネータとは、インテグラルヒンジを介して連結されるとともに、該 インテグラルヒンジを中心にして相対回動することによりそのいずれか一方に形 成した筒体の開口端を他方に形成した孔内に嵌入可能とされ、この嵌入状態はダ クト本体とレゾネータとのそれぞれに形成した結合用フランジの結合により保持 される構成としたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
上述のように構成された本考案に係るエアダクトは、ブロー成形時に際しては 、ダクト本体に対するレゾネータの相対位置をブロー成形に好都合な箇所に設定 し、そして成形後においてレゾネータの位置を変え得るようにしたものである。 このことにより、従来であれば別々でしか成形し得なかった条件下のエアダクト とレゾネータとを一体成形することが可能となる。 例えば、ブロー成形時にはダクト本体に形成される取付フランジに対してレゾ ネータを同一平面状に整合するように横並びに設定し、そして成形後においてレ ゾネータをインテグラルヒンジを介して相対回動することでダクト本体に対して 縦並びの状態に位置変えすることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図4に基づいて具体的に説明する。本実施例は クールエアダクトを対象としたものであり、図1はクールエアダクトの成形時の 状態を示し、図2は図1のA−A線に沿った断面を示している。 図示のように、断面略矩形の筒形をなすクールエアダクト1のダクト本体2と 、該ダクト本体2の長手方向の途中に設定される略矩形の箱形をなすレゾネータ 3とは、ブロー成形による成形時には横並びの状態に配列される。そして、ダク ト本体2とレゾネータ3とは、その対向する側面の上下方向の中間部において、 2つのインテグラルヒンジ(薄肉部)4を有する所定長さの水平なヒンジプレー ト5により連結されている。なお、成形時のダクト本体1は図1に示すように長 手方向の両端が塞がれているが、該両端はその後において図3に示す如く切断さ れて貫通される。 また、レゾネータ3の他方の側面の上下方向中間部には2つのインテグラルヒ ンジ6を有する所定長さの結合用フランジ7が、また、これに対応してダクト本 体2の他方の側面の上下方向中間部には結合用フランジ8が水平に形成されてい る。なお、両結合用フランジ7,8のいずれか一方(本例ではレゾネータ3側の 結合用フランジ7)が孔付きとなっている。
【0009】 前記、レゾネータ3の上面側には接続用の円筒部9が所定長さで設けられ、成 形後においてその先端部が切断されて開口される。これに対応してダクト本体2 の上面側には円筒部9が嵌入可能な円孔10が設けられるが、この円孔10は後 加工により形成される。また、ダクト本体2の側面の上下方向中間部には車両へ の組付け用として設定される2個の水平な孔付き取付フランジ11,12が長手 方向両端部に軸線を挟んで対称的に形成されている。
【0010】 図1において、13は型割線を、また図2において14は上型15と下型16 の型割面(型合わせ面)を示している。つまり、上述の如き構造のクールエアダ クト1は、成形時において、横並びに設定されたダクト本体2及びレゾネータ3 の上下方向中間部位に、ヒンジプレート5、結合用フランジ7,8及び取付フラ ンジ11,12をそれぞれ水平状に整合し、かつそれらを型割面14上に設定す ることにより、ダクト本体2とレゾネータ3とを上下の分割型を利用してのブロ ー成形による一体成形が可能となる。
【0011】 しかして、上述の如く成形されたクールエアダクト1は、車両に組付けるに際 しては、図3及び図4に示す如く結合される。すなわち、ヒンジプレート5の2 個のインテグラルヒンジ4を中心として各ヒンジ毎で90°ずつ折り曲げること により、レゾネータ3をダクト本体2の上面側に重合するように変位させるとと もに、円筒部9を円孔10内に嵌入する。 また、レゾネータ3側の結合用フランジ7を2個のインテグラルヒンジ6を中 心として折り曲げることにより、その自由端部をダクト本体2の結合用フランジ 8上に重ね、そしてタッピングスクリュ17を結合用フランジ7の孔を通して結 合用フランジ8にねじ込んで締結すれば、ここに取付フランジ11,12の張出 方向に対して交差する方向にレゾネータ3を備えたクールエアダクト1が得られ ることになる。
【0012】 なお、本考案は必ずしも図示の実施例に限定されるものではなく、必要に応じ て種々の変更が可能である。例えば、クールエアダクト以外のエアダクトに適用 すること、接続用の円筒部9をダクト本体2側に設定すること、インテグラルヒ ンジ6付き結合フランジ7をダクト本体2側に設定すること、レゾネータ3をダ クト本体2の下面側に設定すること、ダクト本体2あるいはレゾネータ3を断面 矩形以外の円形を含む他の形状に変更すること、等が考えられる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、従来であれば別々に成形せざるを得な いような条件下のエアダクトとレゾネータとをブロー成形により一体成形するこ とができるため、従来に比べて型費及び加工費等を大幅に削減することが可能と なる。また、別々に成形する場合に必要とされるエアダクトとレゾネータとの結 合のための連結ブラケットの製作費や材料費及び製作時間等が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例に係るレゾネータ付きク
ールエアダクトの成形時の状態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図であり、型割線を仮想線
で示す。
【図3】クールエアダクトの車両組付時の状態を示す斜
視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】従来のブロー成形による一体成形が可能なレゾ
ネータ付きクールエアダクトを示す斜視図である。
【図6】図5のC−C線断面図であり、型割線を仮想線
で示す。
【図7】従来のブロー成形による一体成形が不可能な場
合のレゾネータ付きクールエアダクトを示す斜視図であ
る。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1…クールエアダクト 2…ダクト本体 3…レゾネータ 4…インテグラル
ヒンジ 5…ヒンジプレート 6…インテグラル
ヒンジ 7,8…結合用フランジ 9…円筒部 10…円孔 11,12…取付
フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト本体の一部にレゾネータが設定さ
    れるエアダクトであって、前記ダクト本体とレゾネータ
    とは、インテグラルヒンジを介して連結されるととも
    に、該インテグラルヒンジを中心にして相対回動するこ
    とによりそのいずれか一方に形成した筒体の開口端を他
    方に形成した孔内に嵌入可能とされ、この嵌入状態はダ
    クト本体とレゾネータとのそれぞれに形成した結合用フ
    ランジの結合により保持される構成とことを特徴とする
    エアダクト。
JP2347892U 1992-03-18 1992-03-18 エアダクト Pending JPH0575470U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020022466A1 (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 キョーラク株式会社 管状成形体及び貯留構造
JP2020041548A (ja) * 2018-09-06 2020-03-19 キョーラク株式会社 管状成形体

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