JPH0444883Y2 - - Google Patents

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JPH0444883Y2
JPH0444883Y2 JP1987050468U JP5046887U JPH0444883Y2 JP H0444883 Y2 JPH0444883 Y2 JP H0444883Y2 JP 1987050468 U JP1987050468 U JP 1987050468U JP 5046887 U JP5046887 U JP 5046887U JP H0444883 Y2 JPH0444883 Y2 JP H0444883Y2
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JP
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molded product
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locking
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、合成樹脂成形品に関するものであ
る。
(従来の技術) たとえば、第5図及び第6図に示すように、自
動車では、車体の金属板1に合成樹脂製の成形品
2を取付ける場合、金属板1には軸部3の先端に
抜け止め用のフランジ部4を有するクリツプ5を
圧入等により固定しておくとともに、成形品2に
はクリツプ5に対するだるま穴6を有する取付片
7を本体部8と平行に一体成形しておき、この取
付片7のだるま穴6をクリツプ5の軸部3に嵌着
することが行われている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上述したように成形品2の場合、本
体部8は成形型の型開き面に沿つているとして、
取付片7がアンダーカツトとなるため、取付片7
を作るには、成形型に、型開き面つまり本体部8
に沿つて型開き方向(第6図で上下方向)と直角
(第6図で左方向)に移動するスライドコマを設
け、このスライドコマにより本体部8と取付片7
との間の間隔aを確保する必要があるが、この間
隔aは、クリツプ5のフランジ部4の厚みbと関
係なく、スライドコマの強度上で必要な厚みによ
つて決まるので、取付片7の薄型化が困難で、取
付片7が本体部8から大きく突出し、金属板1と
成形品2との間の間隔cが大きくなつてしまう等
の問題を有している。
また、実開昭47−12802号公報に記載されてい
るようにラジオなどのケース本体の一面部の一部
に、部品押え用突片を突設した起立片を一体的に
形成し、この起立片を、本体の一面部から垂直状
に曲げ起こすことにより、本体の一面部に対して
平行状に突設される部品押え用突片を備えた部品
取付装置が知られている。
しかしながら、この部品取付装置によると、こ
の起立片を本体から曲げ起こした後に、本体の一
面部にこの起立片より大きい孔部が形成されるた
め、本体の強度の調整が煩雑になり、外観も悪化
するとの問題を有している。
本考案は、このような点に鑑み成されたもの
で、合成樹脂製の成形品に成形品の本体部から分
岐した上記取付片7等の分岐部を設ける場合に、
分岐部を本体部とともに成形する際の、成形型に
よる種々の制約から解放し、他部材に結合するク
リツプの係止部に係止される取付用の係止面部
を、成形品の本体部と一体的に、かつ、本体部の
一面部と小さな間隔を介して対向する状態で形成
でき、さらに、成形品の外観性も良好で強度の調
整も容易な、合成樹脂成形品を提供することを目
的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の合成樹脂成形品は、合成樹脂製の成形
品11の本体部12の一面部12a上に、この一
面部12aの面方向に対してほぼ垂直状に、ヒン
ジ部13を介して略板状の分岐部14を一体に形
成し、この分岐部14を上記ヒンジ部13の屈曲
により回動して、上記本体部12の一面部12a
の面方向に対してほぼ平行状とし、この分岐部1
4の一面を、上記本体部12の一面部12aに間
隔dを介して対向する、他部材1に結合するクリ
ツプ5の係止部4を係止する取付用の係止面部1
4aとしたものである。
(作用) 本考案の合成樹脂成形品では、ヒンジ部13お
よび分岐部14を、成形品11の本体部12の一
面部12a上に、この一面部12aの面方向に対
してほぼ垂直状に形成するため、ヒンジ部13お
よび分岐部14が型形成により容易に一体的に形
成される。この分岐部14を、ヒンジ部13の屈
曲により回動して、本体部12の一面部12aの
面方向に対してほぼ平行状とすることにより、こ
の分岐部14の一面が、本体部12の一面部12
aに間隔dを介して対向する、他部材1に結合さ
れるクリツプ5の係止部4を係止する取付用の係
止面部14aとされる。
(実施例) 本考案の合成樹脂成形品の一実施例を第1図な
いし第4図を参照して説明する。
第1図ないし第4図は合成樹脂製の成形品11
を示し、この成形品11は、第5図及び第6図に
示した成形品2と同様に、自動車の車体の他部材
としての金属板1に対して、軸部3の先端に、係
止部として抜け止め用の係止部としてのフランジ
部4を有するクリツプ5を介して取付けられるも
ので、第1図に示すように、板状の本体部12の
一面部12aに薄肉のヒンジ部13を介して、分
岐部としての略板状の取付片14は、本体部12
に対して垂直状に一体成形されている。
また、この成形品11には、取付片14の両側
部に、本体部12に対する当接片15が一体成形
され、この当接片15のは複数の通孔16が形成
されているとともに、この通孔16に対する係止
ピン部17が本体部12の一面部12a上に突設
されている。
そして、第1図の状態から、ヒンジ部13を屈
曲させて取付片14を回動し、第3図のように当
接片15の通孔16と本体部12の係止ピン部1
7を嵌合し、当接片15を本体部12に当接した
状態で、第2図のように、本体部12の一面部1
2aと取付片14の係止面部14aとが、所定の
間隔dwo介して、互いに平行状に対向する。
そして、この状態で、係止ピン部17を熱かし
めすることにより、取付片14は本体部12に固
定される。
また、この取付片14には、第5図及び第6図
に示した成形品2の取付片7と同様に、だるま穴
6が形成されている。
そして、このだるま穴6にクリツプ5の軸部3
を嵌着することにより、クリツプ5のフランジ部
4は、取付片14の係止面部14aに係止され、
金属板1に成形品11が取付けられるようになつ
ている。
そして、この成形品11は、第4図に成形型2
1,22により、第1図に示す形状で成形される
ようになつている。すなわち、本体部12の一面
部12aが成形型21,22の型開き面に沿つて
いて、ヒンジ部13及びだるま穴6の部分がアン
ダーカツトとなるため、一方の成形型21には、
型開き面つまり本体部12に沿つて型開き方向
(第4図で上下方向)と直角(第4図で右方向)
に移動するスライドコマ23を設けている。
そうして、本実施例の合成樹脂成形品によれ
ば、本体部に対して分岐そた分岐部を要する成形
品において、分岐部を、本来必要とされる方向以
外の方向に向けた状態で成形して、離型後に本来
必要とされる方向に向けることができるので、成
形型による規制を少なくすることができる。
すなわち、一対の成形型、および、これらの成
形型の型開き方向に対して直角方向に移動するア
ンダーカツト成形用のスライドコマを用いて、本
体部12の一面部12aに対して平行状な係止面
部14aを備えた取付片14を、本体部12の一
面部12aに対して平行状に形成する場合には、
スライドコマの強度を保持する厚み確保のため
に、余分なスペースを取られ、本体部12の一面
部12aと、取付片14の係止面部14aとの間
隔dを小さくすることが困難であるが、本実施例
の合成樹脂成形品にれば、ヒンジ部13および取
付片14を、成形品11の本体部12の一面部1
2a上に、この一面部12aの面方向に対してほ
ぼ垂直状に形成するため、ヒンジ部13および取
付片14を、一対の成形型21,22および厚さ
寸法の大きいスライドコマ23を用いて、容易に
一体的に形成できる。さらに、この取付片14
を、ヒンジ部13の屈曲により回動して、本体部
12の一面部12aの面方向に対してほぼ平行状
とすることにより、この取付片14の一面を、本
体部12の一面部12aに自由な間隔dを介して
対向する、係止面部14aとすることができる。
そこで、この本体部12の一面部12aと取付
片14の係止面部14aの間隔dは、スライドコ
マ23の厚みと無関係になるため、間隔dを小さ
くしても、スライドコマ23の厚さ寸法を大きく
形成でき、このスライドコマ23の強度を確保で
きる。
したがつて、本体部12と取付片14の間隔d
を、クリツプ5のフランジ部4の厚みbとの関係
だけ、で設定できるため、この係止面部14aに
係止されるクリツプ5のフランジ部4の厚みbに
合わせて最適化でき、余分なスペースが不要にな
り、取付片14を薄型化し、成形品11を金属板
1に近接して取付けることができる。
さらに、本体部12の一面部12aには、取付
片14を形成するための孔部を形成する必要がな
いため、本体部12の強度の調整が容易になると
ともに、本体部12の外観性を良好にすることが
できる。
〔考案の効果〕
本考案の合成樹脂成形品によれば、ヒンジ部お
よび分岐部を、成形品の本体部の一面部上に、こ
の一面部の面方向に対してほぼ垂直状に形成する
ため、ヒンジ部および分岐部を型形成により容易
に一体的に形成できる。この分岐部を、ヒンジ部
の屈曲により回動して、本体部の一面部の面方向
に対してほぼ平行状とすることにより、この分岐
部の一面を、本体部の一面部に間隔を介して対向
する、他部材に結合するクリツプの係止部を係止
する取付用の係止面部とすることができる。そこ
で、本体部の一面部と分岐部の係止面部との間隔
を、成形型の厚さ寸法に制限されずに小さくでき
るため、この間隔を、他部材の係止部に合わせて
最適化でき、分岐部を薄型化して分岐部の突出寸
法を小さくできるとともに、成形品を他部材に近
接して取付けることができる。さらに、本体部の
一面部のは、分岐部を形成するための孔部を形成
する必要がないため、成形品の強度の調整が容易
になるとともに、成形品の外観性を良好にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の合成樹脂成形品
の一実施例を示し、第1図は成形品の成形時の斜
視図、第2図及び第3図はそれぞれその使用時の
断面図、第4図はその成形型の断面図であり、第
5図は従来の成形品の斜視図、第6図はその使用
時の断面図である。 1……他部材として金属板、4……係止部とし
てのフランジ部、5……クリツプ、11……成形
品、12……本体部、12a……一面部、13…
…ヒンジ部、14……分岐部としての取付片、1
4a……係止面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂製の成形品の本体部の一面部上に、こ
    の一面部の面方向に対してほぼ垂直状に、ヒンジ
    部を介して略板状の分岐部を一体に形成し、この
    分岐部を上記ヒンジ部の屈曲により回動して、上
    記本体部の一面部の面方向に対してほぼ平行状と
    し、この分岐部の一面を、上記本体部の一面部に
    間隔を介して対向する、他部材に結合するクリツ
    プの係止部を係止する取付用の係止面部とした ことを特徴とする合成樹脂成形品。
JP1987050468U 1987-04-01 1987-04-01 Expired JPH0444883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987050468U JPH0444883Y2 (ja) 1987-04-01 1987-04-01

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JP1987050468U JPH0444883Y2 (ja) 1987-04-01 1987-04-01

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JPS63156732U JPS63156732U (ja) 1988-10-14
JPH0444883Y2 true JPH0444883Y2 (ja) 1992-10-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002340649A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Tokyo Gas Co Ltd ガスメータ吊架ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5255924Y2 (ja) * 1971-03-12 1977-12-17

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JP2002340649A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Tokyo Gas Co Ltd ガスメータ吊架ユニット

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JPS63156732U (ja) 1988-10-14

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