JPH0575293A

JPH0575293A - 電子部品実装装置

Info

Publication number: JPH0575293A
Application number: JP3232846A
Authority: JP
Inventors: Wataru Hidese; 渡秀瀬
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1991-09-12
Filing date: 1991-09-12
Publication date: 1993-03-26
Anticipated expiration: 2015-07-12
Also published as: JP3063275B2

Abstract

(57)【要約】【目的】パーツフィーダの交換作業をスムーズに行
い、またパーツフィーダの交換位置の自由度を大きくと
る。【構成】電子部品実装装置本体１と、この電子部品実
装装置本体１の背後に配設されるテーブル移動装置１０
と、このテーブル移動装置１０上に横方向へ往復移動自
在に設けられるベーステーブル１２と、上記電子部品実
装装置本体１に設けられてパーツフィーダ１５の電子部
品Ｐをピックアップし、ＸＹテーブル４に位置決めされ
た基板５に移送搭載する移載ヘッド３とを備えた電子部
品実装装置において、上記ベーステーブル１２上に上記
パーツフィーダ１５が並設される交換テーブル５０をス
ライド自在に載置するとともに、上記テーブル移動装置
１０の背後に、予備のパーツフィーダ１５が並設された
交換テーブル１０を備えた自走式台車６３を配設し、こ
の台車６３に、上記ベーステーブル上の交換テーブル５
０と台車６３上の交換テーブル５０を交換するチェンジ
ャー８９〜９６を配設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子部品実装装置に係
り、殊にテーブル移動装置のパーツフィーダを自動交換
するための装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子部品実装装置として、実装装置本体
の背後に設けられたテーブル移動装置に、テープフィー
ダやチューブフィーダなどのパーツフィーダが並設され
たテーブルを設け、このテーブルを横方向に往復移動さ
せながら、テーブル上のパーツフィーダの電子部品を、
移載ヘッドによりピックアップし、基板に移送搭載する
ようにした実装装置が広く実施化されている。

【０００３】ところが、近年、実装装置の実装速度が速
くなるに従い、電子部品の消費速度も速くなり、パーツ
フィーダの交換頻度も多くなってきたため、作業者はパ
ーツフィーダの交換のために頻繁にテーブル移動装置へ
移動しなければならず、甚だ煩わしいものとなってい
た。

【０００４】その対策として、本出願人は、先にパーツ
フィーダの自動交換装置を提案した（特開昭６３−６０
５９９号公報）。

【０００５】このものは、部品装着ユニット（実装装置
本体）１４の背後に設けられたテーブル（テーブル移動
装置）１２に、部品カセット（パーツフィーダ）１が並
設されたテーブル３を横方向に往復移動自在に設け、ま
たこのテーブル１２の背後に、予備の部品カセット１が
並設されたテーブル３２を配設している。そしてこのテ
ーブル１２上の部品カセット１の電子部品が無くなった
時には、テーブル３２に設けられたシリンダ２８のロッ
ド２８ａを伸縮させ、このテーブル１２上の空の部品カ
セット１と、テーブル３２上の予備の部品カセット１を
１個づつ自動交換するようにしたものである。

【０００６】

【発明が解決しようとする問題点】ところで、この部品
カセット１のようなパーツフィーダは、背丈が高い割り
には横幅が狭いために姿勢が不安定であり、その交換時
に、このパーツフィーダがふらついて交換のための出し
入れがスムーズに行えない問題点があった。また、テー
ブル３２は床上に固定式であるため、このパーツフィー
ダの交換場所が限定される問題点があった。

【０００７】そこで本発明は、パーツフィーダの交換作
業をスムーズに行うことができ、またパーツフィーダの
交換位置の自由度を大きくとることができる電子部品実
装装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】このために本発明は、電
子部品実装装置本体と、この電子部品実装装置本体の背
後に配設されるテーブル移動装置と、このテーブル移動
装置上に横方向へ往復移動自在に設けられるテーブル
と、上記電子部品実装装置本体に設けられてパーツフィ
ーダの電子部品をピックアップし、ＸＹテーブルに位置
決めされた基板に移送搭載する移載ヘッドとを備えた電
子部品実装装置において、上記テーブル上に上記パーツ
フィーダが並設される交換テーブルをスライド自在に載
置するとともに、上記テーブル移動装置の背後に、予備
のパーツフィーダが並設された交換テーブルを備えた自
走式台車を配設し、この台車に、上記テーブル上の交換
テーブルと台車上の交換テーブルを交換するチェンジャ
ーを配設したものである。

【０００９】

【作用】上記構成によれば、テーブル移動装置上のパー
ツフィーダの電子部品がなくなった時には、台車をパー
ツフィーダの交換位置に移動させ、次いでチェンジャー
を駆動して、この空のパーツフィーダを有する交換テー
ブルをベーステーブル上から引き抜いて台車に回収し、
次いでこの台車上の新たなパーツフィーダを有する交換
テーブルを、この引き抜かれた空のベーステーブル上に
補充する。

【００１０】

【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。

【００１１】図１は本発明の電子部品実装装置の斜視図
である。１は電子部品実装装置本体であり、移載ヘッド
３を多数個備えたロータリーヘッド２が設けられてい
る。ロータリーヘッド２の下方には、基板５を位置決め
するＸＹテーブル４が設けられている。このＸＹテーブ
ル４は、基板５をＸＹ方向に移動させる。１０はテーブ
ル移動装置であり、この電子部品実装装置本体１の背後
に配設されている。次に、その詳細な構造を説明する。

【００１２】１１はこのテーブル移動装置１０の本体と
なる移動台であり、その上部には複数個のベーステーブ
ル１２が載置されている。本実施例では、ベーステーブ
ル１２は８個設けられている。このようにベーステーブ
ル１２を多数個に分割することにより、ベーステーブル
１２の重量を軽減し、高速度で移動台１１上を移動でき
るようにしている。１６はベーステーブル１２の両側部
に設けられたガイド、１７はテーブル１２の先端部に設
けられた位置決め部である。このガイド１６と位置決め
部１７は、交換テーブル５０（後述）の出し入れの案内
や位置決めのために設けられている。

【００１３】移動台１１上には、横方向（Ｘ方向）に延
びるリニヤガイド１３が設けられている。図２に示すよ
うに、ベーステーブル１２の下面には、このリニヤガイ
ド１３に係合するスライダ１４が設けられており、ベー
ステーブル１２はこのリニヤガイド１３に沿って横方向
に移動する。５０は交換テーブルであり、ベーステーブ
ル１２上にＹ方向にスライド自在に載置されている。こ
の交換テーブル５０には、パーツフィーダとしてのテー
プフィーダ１５が多数個並設されている。この交換テー
ブル５０は、上記テーブル１２上のガイド１６に案内さ
れてＹ方向にスライドする。

【００１４】図２において、５１は把手であり、この交
換テーブル５０の後端部に設けられている。５２は長板
状の位置決め子であり、交換テーブル５０の下面に設け
られている。図２の部分拡大図に示すように、交換テー
ブル５０のベーステーブル１２上への載置時に、この位
置決め子５２の先端テーパ部５２ａが上記位置決め部１
７のテーパ部１７ａに楔作用によりしっかり当接するこ
とで、この交換テーブル５０のＹ方向の位置決めがなさ
れる。５３はクランパーであり、ベーステーブル１２の
背後側に設けられている。このクランパー５３の上端部
が、位置決め子５２の後端テーパ部５２ｂに係脱自在に
係合することにより、交換テーブル５０をクランプして
固定する。移載ヘッド３はノズル６を有しており、テー
プフィーダ１５の電子部品Ｐをピックアップする。パー
ツフィーダとしては、上記のようなテープフィーダ１５
の他、チューブフィーダなども多用される。

【００１５】図１において、移動台１１の中央部は作業
エリアＡ、両側部は退避エリアＢ１、Ｂ２になってい
る。作業エリアＡには、２本のボールねじ２１、２２が
設けられている。モータ（図示せず）によりこれらのボ
ールねじ２１、２２を回転させることにより、作業エリ
アＡにおいてベーステーブル１２を高い送り精度でもっ
て横方向に移動させながら、移載ヘッド３による電子部
品Ｐのピックアップを行う。

【００１６】移動台１１の両側部の背面には台部１１ａ
が突設されており、この台部１１ａ上には、以下に述べ
る上記クランパー５３の駆動手段が設けられている。す
なわち図２において、５４は上記クランパー５３の摺動
子、５５はこの摺動子５４の両端部に突設した一対のロ
ーラであり、これらのローラ５５の間にこのクランパー
５３の柄部５３ａが位置している。５６はガイドレール
であり、台部１１ａ上に設けられている。５７はスライ
ダであり、摺動子５４の下面に設けられている。５８は
シリンダであり、そのロッド５９を突没させると、ガイ
ドレール５６に沿って摺動子５４が前後方向に移動し、
前後いずれかのローラ５５に、クランパー５３の柄部５
３ａが当接することで、クランパー５３を右方向あるい
は左方向へ回転させ、交換テーブル５０のベーステーブ
ル１２に対するクランプおよびクランプ解除が行われ
る。

【００１７】図２において、６０は移動台１１の下部に
設けられた位置決め手段としてのシリンダである。自走
式台車６３（後に詳述）の移動停止後に、このシリンダ
６０のロッド６１を突出させて、台車６３に設けられた
位置決め孔６２内に嵌入することにより、台車６３のＸ
方向の位置決めがなされる。

【００１８】図１において、この台車６３は、上記テー
ブル移動装置１０の背後に位置している。６４キャスタ
である（図２参照）。Ｔはアルミ箔のテープであり、こ
のテーブル移動装置１０に沿って床面に貼着されてお
り、このテープＴに沿って、台車６３は横方向に自走自
在となっている。このように、台車６３は自走式のもの
であるため、テーブル移動装置１０の背後の任意位置に
おいて、パーツフィーダ１５の交換を行うことができ
る。

【００１９】この台車６３は、ベース部１３０の両側部
に、フレーム１３１を立設して構成されており、フレー
ム１３１の間には、以下に述べる構成部品が配設されて
いる。図１において、６６は昇降台であり、上記フレー
ム１３１の間に設けられている。図２において、６７は
各フレーム１３１の内面に設けられた垂直なガイドレー
ル、図３において１２０は昇降台６６の両側面に設けら
れてこのガイドレール６７に嵌合するスライダ、６８は
ボールねじ、６９はこの昇降台６６の両端部に設けられ
てこのボールねじ６８に螺合するナット、７０はこのボ
ールねじ６８の軸受、７１は各ボールねじ６８の下端部
に装着されたプーリ、７３はモータＭＺにより駆動され
るプーリ、７２はプーリ７１，７３に調帯されたタイミ
ングベルト、図３において７４はこのタイミングベルト
７２に対するテンション付与用の押圧ローラである。こ
のモータＭＺの駆動により、タイミングベルト７２が回
動すると、ボールねじ６８が回転してガイドレール６７
に沿って昇降台６６が昇降する。この場合、図３に示す
ように左右のボールねじ６８のプーリ７１は同一タイミ
ングベルト７２により回動するので、左右のボールねじ
６８は同速度で回転し、昇降台６６はぶれなくスムーズ
に昇降する。

【００２０】図２において、１１０は赤外線センサなど
のレベルセンサである。このレベルセンサ１１０は、こ
の昇降台６６の前面に設けられた発光部１１０ａと、上
記台部１１ａの後面に設けられた受光部１１０ｂから構
成されている。昇降台６６が昇降する際に、発光部１１
０ａから発光された光を受光部１１０ｂが受光すること
により、昇降台６６の高さを検出し、ベーステーブル１
２の上面の高さＬ１と、台車６３側のガイドレール８７
の上面の高さＬ２を合致させ、ベーステーブル１２と台
車６３のガイドレール８７の間を、交換テーブル５０を
スムーズにスライドさせることができる。

【００２１】図２および図３において、７７は昇降台６
６上に配設された移動板である。７９はＸ方向に延びる
ガイドレールであり、昇降台６６上に設けられている。
８０は移動板７７の下面に設けられたスライダであり、
このガイドレール７９に嵌合している。８１はＸ方向の
ボールねじである。図３において、８２はこのボールね
じ８１の両端部に設けられた軸受であり、昇降台６６の
両側部に設けられている。図２において、８３はこの移
動板７７の下面に設けられたナットであり、このボール
ねじ８１に螺合している。８４、８５はプーリ、８６は
タイミングベルト、ＭＸはＸ方向モータである。このモ
ータＭＸの駆動により、タイミングベルト８６が回動す
ると、ボールねじ８１が回転し、移動板７７はガイドレ
ール７９に沿ってＸ方向に移動する。

【００２２】図３において、８７はＹ方向のガイドレー
ルであり、移動板７７上に設けられている。これらのガ
イドレール８７により、交換テーブル５０のＹ方向の移
動を案内する。９９はガイド部である。

【００２３】図２および図３において、８８は移動子で
ある。８９はシリンダであり、移動子８８上に配設され
ている。このシリンダ８９は、交換テーブル５０の把手
５１をチャックするチャック爪９０を開閉させる。９１
は左右のガイドレール８７の間に配設されたＹ方向のボ
ールねじであり、それぞれ軸受９２を介して各移動板７
７上に設けられている。図２において、９３はナットで
あり、移動子８８の下面に設けられている。９４、９５
はプーリ、９６はタイミングベルト、ＭＹはＹ方向のモ
ータである。モータＭＹの駆動により、タイミングベル
ト９６が回動すると、ボールねじ９１が回転し、それぞ
れの移動子８８はＹ方向に移動する。この移動の際に、
上記シリンダ８９を駆動してチャック爪９０を開閉し、
交換テーブル５０の把手５１をチャックあるいはチャッ
ク解除することにより、上記ベーステーブル１２上から
交換テーブル５０を引き出して、台車６３上に回収す
る。これらの構成部品ＭＹ、８９〜９６により、上記ベ
ーステーブル１２上の交換テーブル５０と台車６３上の
交換テーブル５０を交換するチェンジャーが構成され
る。

【００２４】本装置は上記のような構成により成り、次
に動作を説明する。図１において、リニヤガイド１３に
沿って、ベーステーブル１２を移動台１１の作業エリア
Ａに移動させる。次いで、ボールねじ２１、２２を回転
させて、この作業エリアＡ内でベーステーブル１２を横
方向に移動させながら、ロータリーヘッド２をインデッ
クス回転させ、各移載ヘッド３によりテープフィーダ１
５の電子部品Ｐをピックアップし（図２参照）、ＸＹテ
ーブル４の基板５上に搭載する。

【００２５】電子部品Ｐの実装中に、いずれかのテープ
フィーダ１５の電子部品Ｐが品切れになった場合には、
このテープフィーダ１５が載置されたベーステーブル１
２を退避エリアＢ１またはＢ２に退避させる。これと同
時に、他方の退避エリアＢ２またはＢ１に退避していた
ベーステーブル１２を、作業エリアＡ内に移動させ、上
記と同様の電子部品Ｐの移送搭載作業を行う。

【００２６】この作業中に、台車６３が退避エリアＢ１
又はＢ２に退避した空のテープフィーダ１５が載置され
たベーステーブル１２の背後に移動する。次いで、図２
において、位置決め用のシリンダ６０を駆動してロッド
６１を台車６３の位置決め孔６２内に嵌入することで、
台車６３のＸ方向の位置決めを行う。

【００２７】次に、図２において、レベルセンサ１１０
の検出に基づいて、モータＭＺを駆動させてボールねじ
６８を回転させ、昇降台６６を昇降させる。これによ
り、ベーステーブル１２の高さＬ１とガイドレール８７
の高さＬ２を合致させる。

【００２８】次いで、シリンダ５８を駆動してクランパ
ー５３による交換テーブル５０のクランプ状態を解除す
る。次に、モータＭＹを駆動して、チャック爪９０を移
動台１１側に移動させる。次に、シリンダ８９を駆動し
てチャック爪９０を閉じ、交換テーブル５０の把手５１
をチャックする。次いで、このモータＭＹを逆方向に駆
動して、チャック爪９０を後退させ、これにより交換テ
ーブル５０をガイドレール８７に沿って台車６３上に回
収する。

【００２９】次に、図２および図３において、モータＭ
Ｘの駆動によりボールねじ８１を回転させ、移動板７７
をＸ方向に移動させて、移動台７７上の予備の交換テー
ブル５０と、上述のようにして交換テーブル５０を引き
出したことにより、空になったベーステーブル１２を対
向させる。次いで、モータＭＹを駆動して、移動板７７
上の予備の交換テーブル５０をベーステーブル１２に補
充する。次いで、このチャック爪９０を開放して、移動
子８８を図２に示す待機位置まで復帰させるとともに、
シリンダ５８を駆動して、クランパー５３によりベース
テーブル１２上に補充された交換テーブル５０をクラン
プして、テーブル交換が終了する。

【００３０】このように本手段は、テープフィーダ１５
の電子部品Ｐが品切れになった場合には、そのテープフ
ィーダ１５が載置された交換テーブル５０ごと交換する
ようにしているので、交換作業をスムーズに行うことが
できる。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子部品
実装装置本体と、この電子部品実装装置本体の背後に配
設されるテーブル移動装置と、このテーブル移動装置上
に横方向へ往復移動自在に設けられるベーステーブル
と、上記電子部品実装装置本体に設けられてパーツフィ
ーダの電子部品をピックアップし、ＸＹテーブルに位置
決めされた基板に移送搭載する移載ヘッドとを備えた電
子部品実装装置において、上記ベーステーブル上に上記
パーツフィーダが並設される交換テーブルをスライド自
在に載置するとともに、上記テーブル移動装置の背後
に、予備のパーツフィーダが並設された交換テーブルを
載置する上記横方向に自走自在な台車を配設し、この台
車に、上記テーブル上の交換テーブルと台車上の交換テ
ーブルを交換するチェンジャーを配設して電子部品実装
装置を構成しているので、パーツフィーダを交換テーブ
ルごと交換して、パーツフィーダの交換作業をスムーズ
に行うことができる。また、この交換用の台車が自走自
在であるため、パーツフィーダの交換位置の自由度を大
きくとることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電子部品実装装置の斜視図

【図２】本発明に係る要部断面図

【図３】本発明に係る同平面図

【符号の説明】

１電子部品実装装置本体３移載ヘッド５基板１０テーブル移動装置１２ベーステーブル１５パーツフィーダ５０交換テーブル６３台車Ｐ電子部品

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子部品実装装置本体と、この電子部品実
装装置本体の背後に配設されるテーブル移動装置と、こ
のテーブル移動装置上に横方向へ往復移動自在に設けら
れるベーステーブルと、上記電子部品実装装置本体に設
けられてパーツフィーダの電子部品をピックアップし、
ＸＹテーブルに位置決めされた基板に移送搭載する移載
ヘッドとを備えた電子部品実装装置において、上記ベー
ステーブル上に上記パーツフィーダが並設される交換テ
ーブルをスライド自在に載置するとともに、上記テーブ
ル移動装置の背後に、予備のパーツフィーダが並設され
た交換テーブルを備えた自走式台車を配設し、この台車
に、上記ベーステーブル上の交換テーブルと台車上の交
換テーブルを交換するチェンジャーを配設したことを特
徴とする電子部品実装装置。