JPH057518A - 椅子シート据え付け機構 - Google Patents

椅子シート据え付け機構

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JPH057518A
JPH057518A JP3272349A JP27234991A JPH057518A JP H057518 A JPH057518 A JP H057518A JP 3272349 A JP3272349 A JP 3272349A JP 27234991 A JP27234991 A JP 27234991A JP H057518 A JPH057518 A JP H057518A
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Japan
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seat
spring
seat mounting
chair
base member
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JP3272349A
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Emilio Ambasz
アムバスズ エミリオ
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    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/36—Support for the head or the back
    • A47C7/40—Support for the head or the back for the back
    • A47C7/44—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame
    • A47C7/443—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame with coil springs
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
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    • A47C7/14—Seat parts of adjustable shape; elastically mounted ; adaptable to a user contour or ergonomic seating positions
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47C3/00—Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
    • A47C3/02—Rocking chairs
    • A47C3/025—Rocking chairs with seat, or seat and back-rest unit elastically or pivotally mounted in a rigid base frame
    • A47C3/026—Rocking chairs with seat, or seat and back-rest unit elastically or pivotally mounted in a rigid base frame with central column, e.g. rocking office chairs; Tilting chairs
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    • A47C7/44—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame
    • A47C7/441—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame with adjustable elasticity

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常はばねによって維持される直立位置から
シートを前方と後方の両方に傾斜させ得るシート据え付
け機構を提供する。 【構成】 椅子シート据え付け機構は椅子ベース３、４
上に据え付けられる静止したベース部材１と、椅子シー
ト１０に取付けられかつ回動シャフト７によってベース
部材に回動可能に取付けられるシート据え付け部材９
と、ベース部材とシート据え付け部材間に作用しかつ前
方傾斜位置と後方傾斜位置の中間の中立位置にシートを
附勢するばね１３、１７、１８を有し、中間部材１２が
前記回動シャフトに回動可能に取付けられ、少なくとも
１つの第１ばね１３が、シート据え付け部材を中間部材
に対して中立位置に向かって附勢するようかつシートを
附勢に抗して前方に傾斜させるように前記中間部材とシ
ート据え付け部材間に掛合し、少なくとも１つの第２ば
ね１７、１８が、シート据え付け部材を中間部材に対し
て中立位置に向かって附勢するようかつシートを前記附
勢に抗して後方に傾斜させるようにベース部材とシート
据え付け部材間に掛合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は事務用椅子のシートの据
え付け機構に関し、詳細にはシートを前後の両方に傾斜
させる据え付け機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】事務用品分野では従来広く用いられてき
た後方傾斜のみでなく前方にも傾斜する椅子についての
要望が切実に増大してきた。この要望は主に事務職員や
管理者の両者によるコンピュータとワードプロセッシン
グシステムの使用が普及してきたことによって生じたも
のである。テーブルやデスクでの正規の書き仕事の条件
下で、またコンピュータキイボードの操作条件下で快適
なかつ人間工学的に正確な位置を与える椅子が必要にな
ってきた。前記キイボードは通常はデスクトップのレベ
ルより低い高さに置かれる。最後に、活動的なレストの
僅かな後方傾斜位置を与える事務用椅子も要望されてい
る。
【０００３】水平面に対してシート位置を種々に変更さ
せるために多くの異なった据え付け機構が提案された。
しかし多くの機構にはシートを前方と後方の両方にシー
トを傾斜させるために分離した回動システムを備える等
の欠点がある。それは機構の寸法を大きくし、多くの部
品を要し、従ってコストが増し、故障を起こす可能性が
増す。更に、既知の機構はシート底部の前縁から実質的
な距離を置いた位置にある軸線の回りにシートを回転さ
せる。その結果、前縁の垂直移動が大きくなり、使用者
は脚の位置を変える必要がり、又はシート底部の前縁の
高さ変化を補償するために座り姿勢を変える必要があ
る。
【０００４】米国特許第4,131,260 号（アムバズ氏、19
78年12月26日) は椅子シートを直立位置から後方と前方
の両方に傾斜させる椅子シート据え付け台の実施例を数
個開示している。２セットのばねが椅子シートを直立位
置に向かって附勢し、１セットは後方傾斜に抵抗し、他
のセットは前方傾斜に抵抗する。ロック装置は椅子シー
トが後方傾斜しないようになす。
【０００５】米国特許第4,345,733 号（アムバズ氏その
他、1982年8 月24日) には椅子シートを正規の直立位置
から前方に傾斜させ、その直立位置には調節ばねによっ
て附勢されるようになした椅子シートが開示されてい
る。ロック装置により使用者は椅子シートを前方傾斜位
置にロックすることができる。
【０００６】上記米国特許に記載されたシート据え付け
台は椅子ベースの柱に極めて近い回動軸線の回りに椅子
シートを回動させる。このことは椅子シートが直立位置
から傾斜するとき、シート底部の前縁が比較的大きな距
離だけ垂直移動することを意味する。前述の如く、これ
は椅子シートが直立位置から傾斜するとき、使用者にそ
の座り姿勢を変えることを必要とさせる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、通常
はばねによって維持される直立位置からシートを前方と
後方の両方に傾斜させ得るシート据え付け機構を提供す
ることにある。他の目的は使用者がその脚をそのまま保
持し、従って彼または彼女の全体の座り姿勢をすべての
仕事位置で変化させずに維持できるように、シート底部
の前縁の垂直移動量を比較的小さくして前方と後方の傾
斜を生ぜしめるシート据え付け機構を提供することにあ
る。他の目的は、使用者の随意に、シートを傾斜しない
よう直立位置、前方傾斜位置及び後方傾斜位置にロック
させることができるシート据え付け機構を提供すること
にある。また、比較的小さい寸法をもち、少数の部品を
もち、組立てが簡単である該機構を提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明によ
り、椅子ベース上に据え付けられる静止したベース部材
と、椅子シートに取付けられかつ回動シャフトによって
ベース部材に回動可能に取付けられるシート据え付け部
材と、ベース部材とシート据え付け部材間に作用しかつ
前方傾斜位置と後方傾斜位置の中間の中立位置にシート
を附勢するばねを有する椅子シート据え付け機構におい
て、中間部材が前記回動シャフトに回動可能に取付けら
れ、少なくとも１つの第１ばねが、シート据え付け部材
を中間部材に対して中立位置に向かって附勢するようか
つシートを前記附勢に抗して前方に傾斜させるように前
記中間部材とシート据え付け部材間に掛合し、少なくと
も１つの第２ばねが、シート据え付け部材を中間部材に
対して中立位置に向かって附勢するようかつシートを前
記附勢に抗して後方に傾斜させるようにベース部材とシ
ート据え付け部材間に掛合することを特徴とする椅子シ
ート据え付け機構により達成される。
【０００９】好適実施例は、シートが中立位置から前後
に傾斜するとき前縁の垂直運動量を制限するように、回
動シャフトはシート底部の前縁の方向に椅子シートの中
心から実質的な距離だけ離間している。相互掛合する止
め面が部材間に作用して、他の部材に対する各部材の回
転量を制限しかつ最大の前方傾斜位置と後方傾斜位置を
設定する。ロック装置がベース部材に対するシート据え
付け部材の移動を阻止し、かつ中立位置、最大の後方傾
斜位置及び最大の前方傾斜位置にシートをロックするよ
う選択的に作用する。ロック手段がベース部材上の衝合
部と、シート据え付け部材上に可動状に据え付けられた
ロック部材を含み、ロック部材は離間した面をもち、各
面はロック部材をシート据え付け部材に対してロック位
置に移動したときシート据え付け部材の固定位置のうち
の異なった１つの固定位置で衝合部に個別に掛合するこ
とができ、かつ解放位置に移動したとき衝合部との掛合
から離脱する。
【００１０】本発明の他の目的は、同じ部品の大部分を
使用するが、直立位置から椅子シートの前方傾斜のみを
与える上記シート据え付け機構の簡単化型式を提供する
ことにある。この簡単化型式の椅子シート据え付け機構
は、椅子ベース上に据え付けられる静止したベース部材
と、椅子シートに取付けられかつ回動シャフトによって
ベース部材に回動可能に取付けられるシート据え付け部
材と、ベース部材とシート据え付け部材間に作用しかつ
シートを直立位置に附勢する少なくとも１つのばねを有
する。この機構は、回動シャフトはシートがばねの附勢
に抗して直立位置から前方に傾斜するときシート底部の
前縁の垂直移動量を制限するように、シート底部の前縁
の方向に椅子シートの中心から実質的距離だけ離間して
いることを特徴とする。
【００１１】本発明の好適実施例では、止め素子がベー
ス部材に対するシート据え付け部材の回転量を制限しか
つ直立位置と最大の前方傾斜位置を設定するために部材
間に作用する。ロック機構がベース部材に対するシート
据え付け部材の移動を阻止しかつシートを直立位置と最
大の前方傾斜位置にロックするよう選択的に作用する。
ロック機構はベース部材上の衝合部と、シート据え付け
部材上に可動状に据え付けたロック部材を含み、ロック
部材は離間した面をもち、各面はロック部材をシート据
え付け部材に対してロック位置に移動したときシート据
え付け部材の固定位置のうちの異なった１つの固定位置
で個別に掛合することができ、かつ解放位置に移動した
とき衝合部との掛合から離脱する。シート据え付け部材
は孔をもつばねシート部分と、ノブを取付けたねじ山付
シャフトがベース部材の孔とばねシート部分の孔を貫通
しかつばね保持器を受入れ、前記ばねはばね保持器とば
ねシート部分間に掛合し、ばね保持器がばね力を変化さ
せるためにシャフトに沿って動かされるようにばね力は
前記シャフトの回転によって調節できる。ベース部材は
椅子ベースの柱部材を受入れるためのソケット部分をも
ち、シート支持部材のばねシート、ばね及びシャフトは
ソケットの前に配置されて、調節ノブの使用者による操
作を容易にする。
【００１２】本発明の好適実施例は従来既知の椅子シー
ト据え付け機構に優る多くの利点をもつ。本発明はシー
トの傾斜が変化するときのシート底部の前縁の垂直移動
量を最小にすることによって使用者の快適さを改善す
る。従って使用者は彼又は彼女の脚の位置を変化させた
り又は傾斜が変化するときシート底部上で前方又は後方
に摺動させる必要がない。後方傾斜位置でシート底部正
面が使用者の脚の裏面に圧力を加わえることがない。使
用者は、シートを所望位置にロックするか又は座り姿勢
を変えるとき使用者によってシートに加えられる力に応
答して種々の位置に自動的に移動するようシートをアン
ロック状態に維持するかの選択をなすことができる。事
務職員にとっては時々座り姿勢を変えて、筋肉を動かし
て、多くの位置で筋肉の伸長や緊張を与える疲労を回避
させることは重要なことである。該機構は所望の姿勢を
得るためと、椅子シート位置と彼又は彼女がシートに加
える力との間に所望の関係を得るために使用者が椅子の
配置を簡単に変えることを可能ならしめる。前方傾斜位
置に椅子をロックできることは、通常の如く標準のデス
クトップより低い高さにあるキイボードを操作する使用
者にとって特に有利である。
【００１３】本発明機構は構造がコンパクトであり、シ
ート底部中心の下の小さい容積内に適合する。それは目
障りな外観を与えず、実際に、外形はシートの下面の輪
郭に適合するように作ることができる。椅子ベースの柱
の前面にばね調節ノブを配置することは簡単に手が届
き、操作を容易にする。同様に、ロック機構の操作アー
ムが便利に配置され、該機構の操作を容易になすことが
できる。以下、本発明を図示の実施例につき説明する。
【００１４】
【実施例】図１、２は本発明の椅子シート据え付け機構
の１実施例を示す。この機構は垂直ソケットを画成する
スリーブ部分２をもつ静止ベース部材１を含み、前記ソ
ケットはオフィス用椅子に通常使用されかつキャスタを
もつ径方向に延在する脚部４をもつ型式の柱脚ベースの
支持柱３を受入れる。静止部材１のスリーブの直ぐ前に
はカップ形の突出部５があり、これは中心孔５ａをも
ち、支持柱３の軸線に対して傾斜した軸線をもつ。部材
１の前端にかつ柱３の前方に実質的な距離をおいた箇所
に回動シャフト７を受入れる整列した孔６をもつ一対の
横に離間した垂直フランジ１ｃがある。シャフト７はフ
ランジ１ｃを超えて両側に横外方へ延在し、シート据え
付け部材９の一対の離間した垂直スリーブ９ａ、９ｂを
回転可能に受入れる。前記スリーブは締め付け孔１１を
貫通するねじによって椅子シート底部１０の下側に取付
けられる。
【００１５】静止ベース部材１と該機構のシート据え付
け部材９の間に回動可能の中間部材１２が受入れられ
る。その前端は湾曲フランジ１２ｃによって回動シャフ
ト７に回動可能に連結される。前記部材の後端１２ｂは
自由であると共に内曲がりの止めフランジ１２ａをもち
（図３Ｂ）、このフランジは、ばね附勢力の下でシャフ
ト７の回りに時計回りに回動したときベース部材１上の
止めフランジ１ｂの下面に掛合するように配置される
（以下説明する）。
【００１６】ベース部材１と中間部材１２の間に配置し
たのは２組のばねであり、その１組は中間部材１２に対
して回動シャフト７の回りに反時計回りにシート据え付
け部材９を附勢し、他方の組はベース部材１に対して回
動シャフト７の回りに中間部材１２を附勢する。第１の
組は２つのばね１３（図３ｂ参照）からなり、これらの
ばねは該機構の前後中心線の両側に対称的に配置され、
ねじ１６に螺着されたばね保持器１５と部材１２上の座
部１４の間に掛合する。前記ねじの頭部１６ａは部材９
の頂部に当接する。ねじは該機構を組立てるときにばね
１５の予荷重を調節させる。
【００１７】ばねの第２の組は該機構の中心線の両側に
対称的に配置した２つの調節可能のばねと、該機構の横
中心に配置した調節可能のばね１８からなる（図２参
照）。各ばね１７はシートを形成するフランジによって
各端の所定位置に保持される。ばね１８の上端は中間部
材１２上のシート１９に掛合し、下端はねじ山付シャフ
ト２１上に回転可能に受入れられるばね保持器２０に掛
合する。シャフトはベース部材１のカップ形部分５の孔
５ａに螺入され、それに取付けられるノブをもつ。使用
者はノブを回してばねによって印加される力を調節する
ことができる。
【００１８】本発明の機構は異なった位置に椅子シート
をロックする機械的ロック装置をもつ。ロック装置は外
側端にハンドル２４を有しかつシート据え付け部材９内
へ横に延在する操作アーム２３をもつ。それはシート据
え付け部材上のフランジ２５の孔内を長手方向に移動す
るように受入れられ、かつそれに取付けたロック部材を
もち、このロック部材は２つの板部分２６をもち、前記
板部分はその後部（図の左方）を部材９に掛合するよう
な形状に（例えば図２参照）形成して、ロック部材が回
転しないようになす。各板部分は溝２６ａをもち、前記
溝はベース部材１から後方に突出する対応する衝合部１
ａをもつ。板部分２６の前部の上下の縁も衝合部１ａに
掛合する。衝合部は横に離間する。操作アーム２３がベ
ース部材１から横に図１に示す位置に引き出されると、
ロック装置の板部分２６は衝合部１ａ間のスぺースに受
入れられる。そこはロック装置のアンロック位置とな
る。操作アームが引き入れられると（これはロック装置
のロック状態となる）、板部分は該機構の３つの位置、
即ち中立の比較的直立した位置、後方傾斜位置、前方傾
斜位置のうちの選択された１つで衝合部に掛合する。ロ
ックとアンロックの状態は中心板部分２６ｃとシート据
え付け部材上の溝付ボス９ｃ間に作用する戻り止めによ
って操作アーム２３に加わる適度な力に抗して保持され
る（図１参照）。ロック部材の中心板部分２６ｃの前部
もまたベース部材の中心衝合部１ａと共に動作する，。
【００１９】本発明装置の作用を以下説明する。使用者
が比較的直立した姿勢をとると、椅子シートは２組のば
ねによって図２の直立位置に附勢される。ばね１３はシ
ート据え付け部材を引き下げ、従ってそれは中間部材の
頂部に掛合する。ばね１７、１８は、シート据え付け部
材上の止めフランジ１２ａがベース部材上の止めフラン
ジ１ｂ（図３ｂ）と掛合することによって維持される椅
子シートの中立位置に対応する止め位置へ、中間部材を
ベース部材１に対して相対的に押し上げる。中立位置で
は、シート底部は水平線に対して約５°の角度をなして
前部から後部へ僅かに下方へ傾斜する。シートは操作ア
ームを押し入れることによって（図１の位置から図１の
左方へ）中立位置にロックされる。前記操作アームはロ
ック部材を、衝合部１ａが板部分２６、２６ｃの切欠き
２６ａ（図２）内に受入れられる位置へ移動させる。も
しシートが操作アームを引き出すことによってアンロッ
クされると、使用者は座り姿勢を変えることによって椅
子シートに力を及ぼすことができる。前記姿勢は各ばね
の附勢力に抗してシートを前後に傾斜させる。
【００２０】もし使用者が例えばキイボードを操作して
前方へ寄り掛かれば、ばね１３は使用者によってシート
に与えられる力に負け、シート据え付け部材を回動シャ
フト７の回りで時計回りに回動させて、図３ｂの前方傾
斜位置へ移させる。最大の前方傾斜位置は水平線に対し
て約1.5 °のシート底部の前方傾斜である。前方傾斜位
置で、中間部材１２はベース部材１のフランジ１ｂに対
する中間部材のフランジ１２ａの掛合によって停止し
て、静止状に維持される。所望に応じて、使用者は操作
アーム２３に押し入れることによって前方傾斜位置にシ
ートをロックし、かくして図３ｃに示すように、衝合部
１ａをロック装置の対応する板部分２６の下部前縁に掛
合させる。完全前方傾斜位置で、衝合部と板部分２６間
に十分なすきまがあり、板部分をロック位置に摺動させ
ることができる。
【００２１】もし使用者が中立位置（図２）から椅子の
後ろに寄り掛かれば、椅子シートは約15°のシート底部
の最大傾斜まで、任意の所望程度だけ後方に傾斜する
（図４）。後ろに寄り掛かる際に使用者の身体によって
椅子シートに加わえられる力はシート据え付け部材９か
ら中間部材１２に伝えられ、ばね１７、１８の力に打ち
勝ち、それにより部材９と１２を回動シャフト７の回り
に反時計回りに一緒に回動させる。最大後方傾斜位置
は、中間部材１２の頂部壁部分の部分１２ｄが、後部フ
ランジ１２ｂとの接合部近くで、ベース部分１の止めフ
ランジ１ｂの上縁の部分と掛合することによって得られ
る。前記部分１２ｄの１つが図３ｂに示される。そこで
は、フランジ１ｂがベース部材の部分１２ａ、１２ｄと
共に止めとして作用し、ベース部材に対する中間部材の
回動範囲を制限することが分かる。所望に応じて、使用
者は操作アーム２３を押し入れることによって椅子シー
トを最大の後方傾斜位置にロックすることができる。操
作アームはロック部材９の板部分を動かして図４に示す
ように衝合部１ａの下面と掛合させる。
【００２２】後方傾斜位置にシートを移動させるため使
用者によって及ぼすのに必要な力は、ノブ２２を用いて
ねじ山付シャフト２１を回して、ばね１８を締めるか、
緩めるかして、ばね１８の力を調節して使用者の希望に
合わせるように変えることができる。
【００２３】以上より明らかなように、本発明の事務用
椅子シートの傾斜を変更する機構は両方向きの回転、即
ち時計回り（順方向）と反時計回り（逆方向）のために
単一のシャフト７をもつ。前記シャフトはシート１０の
前縁の方向に椅子ベースの柱の前方に実質的な距離をお
いて位置する。従ってシートの前縁の垂直移動量は制限
され、従ってシートの傾斜を変えるとき、使用者はその
脚の位置と座り姿勢を変える必要はない。該機構は大き
さがコンパクトであり、小さい領域や小さい容積内でシ
ート底部中心の下に人目にふれないように適合させるこ
とができる。
【００２４】図５は時計回りにのみ、即ち直立位置から
前方傾斜位置への回転のみを可能ならしめる簡単化した
機構の実施例を示す。この例では後方傾斜の特性は排除
される。この例では図１〜４の実施例と同じ参照数字を
付した多くの同じ部品を使用する。
【００２５】中間部材１２及びばね１３、１７、１８は
使用していない。この変更例のシート据え付け部材９′
が第１実施例の部材９に取って代わる。部材９′は下端
にばねシート部分３０ａを有する下方へ下がったフラン
ジ部分３０をもつ。外端に取付けたノブを有するねじ山
付シャフト３４はばねシート部分の孔３０ｂを貫通して
延在し、シャフト３４のねじ山に受入れられるねじ山３
３ａを有するばね保持器３３を受入れる。ばね３１は保
持器とシート部分間で圧縮される。ノブによってシャフ
ト３４を回転させることによって使用者はばね力を調節
することができる。保持器３３は一側の平面とフランジ
３０との掛合によって回転を阻止され、従って保持器は
ばねを締め付けたり弛めたりするためシャフト３４に沿
って動かされる。
【００２６】図５は前方傾斜位置にある実施例を示す。
第１実施例のように、シートはアーム２３を押し入れる
ことによってその位置にロックすることができる。この
アームは板部分２６、２６ｃの下部前縁を対応する衝合
部１ａに掛合させる。アーム２３を引き出すと、該機構
はアンロックされる。もし使用者が前方姿勢から後ろに
寄り掛かると、シート据え付け部材９はばね３１の力の
援助を受けて、回動シャフト７の回りに反時計回りに回
動する。シートの直立位置は部材９′の後部フランジ部
分９ａ′の下縁がベース部材の頂部フランジ１ｂの上縁
と掛合することによって達成される。椅子はロック機構
によって前方傾斜に抗して直立位置にロックされ、衝合
部１ａはロック装置の切欠き２６ａに掛合する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の１実施例の平面図である
【図２】図１の線II−II上の、図１の実施例の断面側面
図である。
【図３】（ａ）は図１の線IIIA−IIIA上の断面側面図
で、１位置にある本発明の機構を示す図である。 （ｂ）は図１の線IIIB−IIIB上の断面側面図で、他の位
置にある本発明の機構を示す図である。 （ｃ）は図１の線IIIC−IIIC上の断面側面図で、他の位
置にある本発明の機構を示す図である。
【図４】図１の線IV−IV上の断面側面図で、１位置にあ
る本発明の機構を示す図である。
【図５】第２実施例の断面側面図である。
【符号の説明】
１ 静止ベース部材 １ａ 衝合部 ３ 支持柱 ４ 脚部 ７ 回動シャフト ９ シート据え付け部材 １２ 中間部材 １３ ばね １５ ばね保持器 １６ ねじ １７ ばね １８ ばね ２０ ばね保持器 ２２ ノブ ２３ 操作アーム ２６ 板部分 ２６ａ 溝 ２６ｃ 中心板部分 ３０ フランジ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 椅子ベース上に据え付けられる静止した
    ベース部材と、椅子シートに取付けられかつ回動シャフ
    トによってベース部材に回動可能に取付けられるシート
    据え付け部材と、ベース部材とシート据え付け部材間に
    作用しかつ前方傾斜位置と後方傾斜位置の中間の中立位
    置にシートを附勢するばねを有する椅子シート据え付け
    機構において、中間部材が前記回動シャフトに回動可能
    に取付けられ、少なくとも１つの第１ばねが、シート据
    え付け部材を中間部材に対して中立位置に向かって附勢
    するようかつシートを前記附勢に抗して前方に傾斜させ
    るように前記中間部材とシート据え付け部材間に掛合
    し、少なくとも１つの第２ばねが、シート据え付け部材
    を中間部材に対して中立位置に向かって附勢するようか
    つシートを前記附勢に抗して後方に傾斜させるようにベ
    ース部材とシート据え付け部材間に掛合することを特徴
    とする椅子シート据え付け機構。
  2. 【請求項２】シートが中立位置から前後に傾斜するとき
    前縁の垂直運動量を制限するように、回動シャフトはシ
    ート底部の前縁の方向に椅子シートの中心から実質的な
    距離だけ離間していることを特徴とする請求項１に記載
    の椅子シート据え付け機構。
  3. 【請求項３】他の部材に対する各部材の回転量を制限し
    かつ最大の前方傾斜位置と後方傾斜位置を設定するため
    に部材間に作用する止め手段を備えたことを特徴とする
    請求項１に記載の椅子シート据え付け機構。
  4. 【請求項４】ベース部材に対するシート据え付け部材の
    移動を阻止するための、かつ中立位置、最大の後方傾斜
    位置及び最大の前方傾斜位置にシートをロックするよう
    選択的に作用するロックー手段を備えたことを特徴とす
    る請求項１に記載の椅子シート据え付け機構。
  5. 【請求項５】ロック手段がベース部材上の衝合部と、シ
    ート据え付け部材上に可動状に据え付けられたロック部
    材を含み、ロック部材は離間した面をもち、各面はロッ
    ク部材をシート据え付け部材に対してロック位置に移動
    したときシート据え付け部材の固定位置のうちの異なっ
    た１つの固定位置で衝合部に個別に掛合することがで
    き、かつ解放位置に移動したとき衝合部との掛合から離
    脱することを特徴とする請求項１に記載のシート据え付
    け機構。
  6. 【請求項６】椅子ベース上に据え付けられる静止したベ
    ース部材と、椅子シートに取付けられかつ回動シャフト
    によってベース部材に回動可能に取付けられるシート据
    え付け部材と、ベース部材とシート据え付け部材間に作
    用しかつシートを直立位置に附勢する少なくとも１つの
    ばねを有する椅子シート据え付け機構において、回動シ
    ャフトは、シートがばねの附勢に抗して直立位置から前
    方に傾斜するときシート底部の前縁の垂直移動量を制限
    するように、シート底部の前縁方向に椅子シートの中心
    から実質的距離だけ離間していることを特徴とする椅子
    シート据え付け機構。
  7. 【請求項７】ベース部材に対するシート据え付け部材の
    回転量を制限しかつ直立位置と最大の前方傾斜位置を設
    定するために部材間に作用する止め手段を備えたことを
    特徴とする請求項６に記載の椅子シート据え付け機構。
  8. 【請求項８】ベース部材に対するシート据え付け部材の
    移動を阻止しかつシートを直立位置と最大の前方傾斜位
    置にロックするよう選択的に作用するロック手段を備え
    たことを特徴とする請求項６に記載の椅子シート据え付
    け機構。
  9. 【請求項９】ロック手段はベース部材上の衝合部と、シ
    ート据え付け部材上に可動状に据え付けたロック部材を
    含み、ロック部材は離間した面をもち、各面はロック部
    材をシート据え付け部材に対してロック位置に移動した
    ときシート据え付け部材の固定位置のうちの異なった１
    つの固定位置で衝合部に個別に掛合することができ、か
    つ解放位置に移動したとき衝合部との掛合から離脱する
    ことを特徴とする請求項８に記載のシート据え付け機
    構。
  10. 【請求項１０】シート据え付け部材は孔をもつばねシー
    ト部分と、ノブを取付けたねじ山付シャフトがベース部
    材の孔とばねシート部分の孔を貫通しかつばね保持器を
    受入れ、前記ばねはばね保持器とばねシート部分間に掛
    合し、ばね保持器がばね力を変化させるためにシャフト
    に沿って動かされるようにばね力は前記シャフトの回転
    によって調節できることを特徴とする請求項６に記載の
    椅子シート据え付け機構。
  11. 【請求項１１】ベース部材は椅子ベースの柱部材を受入
    れるためのソケット部分をもち、シート支持部材のばね
    シート、ばね及びシャフトはソケットの前に配置され
    て、調節ノブの使用者による操作を容易になすことを特
    徴とする請求項１０に記載の椅子シート据え付け機構。
JP3272349A 1990-10-24 1991-10-21 椅子シート据え付け機構 Pending JPH057518A (ja)

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