JPH0336273Y2 - - Google Patents

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JPH0336273Y2
JPH0336273Y2 JP20322585U JP20322585U JPH0336273Y2 JP H0336273 Y2 JPH0336273 Y2 JP H0336273Y2 JP 20322585 U JP20322585 U JP 20322585U JP 20322585 U JP20322585 U JP 20322585U JP H0336273 Y2 JPH0336273 Y2 JP H0336273Y2
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seat support
rotor
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chair
support
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、椅子における座受体を前傾した状態
でロツクできるように構成したロツク装置の構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
椅子における座受体を支柱に取付く固定枠に対
して前後傾動する構成において、座受体を前傾状
態にてロツクする先行技術として、実公昭56−
45481号公報では、支柱上端の固定枠に座受体の
前部を水平軸にて前後傾動自在に枢支し、前記座
受体の後部左右両側板に操作レバーの水平状基部
を回動自在に軸支し、該基部に固着されたカムの
端面を、固定枠の上面に接当させて座受体を前傾
状態にてロツクするにあたり、操作レバーの基部
からカムの端面までの距離を、カムの回動位相に
より、複数になるように構成したものが開示され
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この先行技術の構成によれば、カムの回動位相
により、座受体は固定枠に対して略水平状態と適
宜角度の前傾状態との複数の姿勢にてロツクでき
るけれども、前記カムの端面はいずれの状態にお
いても固定枠の上面に接当しているから、前傾角
度の変動は可能であつても、座る人の休息姿勢で
ある座受体の後傾角度が任意の変動し得る状態に
できないと云う問題があつた。
本考案は、椅子への着座者が休息姿勢、執務姿
勢のいずれの姿勢をも取ることができると共に、
座受体が前傾する執務姿勢において、当該座受体
の前傾状態を不用意に解除できないようにするこ
とを目的とするものであり、その目的を簡単な構
造で達成できるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本考案では、椅子の支柱の上端に取
付く固定枠に、該固定枠上に配設する座受体を水
平軸を介して前後傾動自在に枢着して成る椅子に
おいて、前記座受体における水平軸より後部に
は、操作レバーを上下回動自在に枢着し、該操作
レバーにはロツク用の回転子を装着し、操作レバ
ーの下向き回動により下向き移動する回転子を、
前記固定枠における略水平状の接当板に乗り上げ
て、座受体を前傾状態でロツクするように構成し
たものである。
〔作用及び効果〕
この構成によれば、座受体の後部に上下回動自
在に枢着された操作レバーに取付く回転子は、操
作レバーを下向き回動しない限り固定枠の接当板
に乗らないから、いわゆるフリー状態となり、背
もたれ支持杆が取付く座受体を任意の角度にて後
傾できる。
そして、座受体が前傾状態となるいわゆる前傾
ロツクは、座受体側に装着された操作レバーにお
ける回転子が固定枠の略水平状の接当板に乗り上
げて、座受体の後部側を上に押し上げることによ
りなされ、回転子が固定枠と座受体との間にてい
わゆる両者を突つ張るように介在させるので、極
めて安定した前傾ロツク状態を確保することがで
きる。
この場合、回転子を下向き移動させる操作レバ
ーも下向き回動し、その状態が一番安定した位置
であり、当該操作レバーを上向きに回動しない限
り、前記回転子は接当板から外れず、不用意に座
受体の前傾ロツクが解除されるおそれがない。
特に、回転子による前傾ロツク状態が、操作レ
バーの回動支点と、回転子の回転中心と、この回
転子が固定枠の接当板に対する接当点とが略一直
線になる状態、いわゆるトグル作用や、または、
回転子の接当板に対する接当点と操作レバーの回
動支点とを結ぶ直線を越えて回転子の回転中心が
一するいわゆる支点越えの作用と共に行なえるよ
うに構成してあると、そのロツク状態をきわめて
安定させることができる。
さらに、回転子により接当板に乗り上げるの
で、接当板に対する回転子の移動を円滑にでき、
前傾ロツク操作及びそのロツク解除操作をスムー
ズに行なえる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に従つて説明する
と、図に示す椅子1は、下端に図示しないキヤス
タを備えた脚体の支柱2の上端部に上向き開放の
固定枠3を固着してあり、該固定枠3の左右両側
板4,4の前寄り位置には、前記支柱2より前方
位置において水平支軸5を介して座受体6を前後
傾動自在に枢着する。
座受体6の左右両側板7,7を椅子の後方に延
長し、該両側板7,7の後端部と背たれ8の支持
杆9の下端部取付け枠12とを支軸10を介して
回動自在に枢着する。支軸10に被嵌するととも
に左右両側板7,7内面にボス11aを介して固
定された合成樹脂製などの左右一対のガイド片1
1,11は、前記取付け枠12の傾動時のきしみ
音をなくするためのものである。
断面コ字型の取付け枠12と、その内側に嵌挿
する同じく断面コ字型の締付部材13の上下片1
3a,13aとにより支持杆9の側面を挟持し、
締付部材13を押圧するハンドル14にて前記支
持杆9の上下位置を調節できるように構成してい
る。
前記締付部材13の孔を介して挿通するガスシ
リンダ15の基部は取付け枠12のピン枢支部1
6に連結し、ガスシリンダ15の前端ピストンロ
ツド17を前コ字型のブラケツト18に固定し、
該ブラケツト18を連結軸19を介して座受体6
の左右両側板7,7に連結する。
前記ブラケツト18には、前記連結軸19より
上位置において、L字状のガスレバー22の基端
ボス部21をピン20を介して回動自在に支持す
る一方、ガスレバー22の基端寄り軸部22aを
前記ピストンロツド17前端のプツシユバルブ2
3の前面に接当し得るように配設する。
これにより、ガスレバー22の先端を上向き回
動すれば、前記軸部22aがピストンロツド17
から突出するプツシユバルブ23を押圧し、ロツ
クが解かれてピストンロツド17が出没自在とな
り、ガスシリンダ15に作用する外力が内部のガ
ス圧より大きいとピストンロツド17が押し込ま
れ、反対に小さいとピストンロツド17が突出す
る。プツシユバルブ23をロツクするとピストン
ロツド17は任意の位置で出没しないように固定
できる。
また、上向き付勢手段24は、前記水平支軸5
より前方において、固定枠3と座受体6との間に
介挿されるもので、固定枠3の底板に螺合される
ハンドル付きねじ杆25と、ねじ杆25の上端受
け皿26、該受け皿26上のポリウレタンゴム2
7およびコイルバネ28とからなり、座受体6の
前傾角度に応じて、その前傾による着座者の荷重
を支持するように座受体6の天板29を上方向に
付勢する。固定枠3の前端に被嵌するゴム製のス
トツパ30は、座受体6の前傾角度が一定以上に
ならないように規制するものである。
符号31は座受体6を前傾状態にてロツクする
いわゆる前傾ロツク装置で、該前傾ロツク装置3
1は、前記座受体6における連結軸19には、前
記ガスシリンダ15のピストンロツド17が取付
くブラケツト18の側方位置に上下回動自在に設
けられる。
前傾ロツク装置31における操作レバー32基
端の断面コ字型の取付け片33を、前記連結軸1
9に回動自在に枢支し、該取付け片33には前記
連結軸19より下方位置においてナイロン製等の
合成樹脂製ピン34を介して同じくナイロン製の
ロツク用の回転子35を枢支する。
そして、この操作レバー32の下向き回動によ
り回転子35を下向き移動させ、該回転子35の
下面を、前記固定枠3の後部における略水平状の
接当板3aに乗り上げて、座受体6の後方を押し
上げ、前傾状態でロツクするように構成するもの
である。
なお、このとき、回転子35下面が接当板3a
に接当した点と、操作レバー32の回動支点であ
る連結軸19の軸心とを結ぶ直線に対して回転子
35の軸心が略一直線状になる、いわゆるトグル
作用を行わせるか、前記一直線を越えて回転子3
5の軸心が位置する、いわゆる支点越え作用を行
わせることにより、前傾ロツク時の操作レバー3
2の下向き位置を安定した状態に保持でき、座受
体6上の着座者の下向き荷重が変動しても、回転
子35が不用意に接当板3aから外れないのであ
る。
なお、前記操作レバー32を上向き回動したい
わゆる前傾ロツク解除状態のとき、当該操作レバ
ー32を略水平状に保持するため、座クツシヨン
6aの下面にプラスチツク製の挟持クリツプ36
を設けてある。
符号37は椅子の筒状支柱2に内装する上下位
置調節用のガスシリンダであり、支柱2に上下回
動自在に枢着されたレバー38の上向き回動によ
りプツシユバルブ39を押してピストンロツドを
伸ばし、固定枠3の高さ位置ひいては椅子への着
座高さを調節する。
この構成において、ガスシリンダ15のロツク
を解いて、着座者が背もたれ8にもたれ掛かつて
これを後傾するときには、支持杆9の下端部の取
付け枠12にてガスシリンダ15を押し縮め、座
受体6と背もたれ8とが連動して後傾し、着座者
は任意の後傾角度において安定した休息姿勢をと
ることができる。
着座者が執務姿勢を取るように体重を前にして
座受体6の前端に荷重を掛けると、座受体6は水
平軸5箇所を中心にして前傾し、上向き付勢手段
24に力に抗して座受体6の後端が持ち上がる。
この前傾状態にて、操作レバー32を下向き回
動し、回転子35を固定枠の接当板3a上に乗り
上げると、座受体6と前傾姿勢を保持するように
いわゆる前傾ロツクし(第1図の一点鎖線参照)、
その後、この座受体6の後傾動を不能にできる。
これにより、執務作業姿勢では、座骨結節を持
ち上げる。これと同時に支持杆9に取付く背もた
れ8は前傾して脊椎を前に押し、腰椎が自然なカ
ーブを描き、腹部への圧迫感がなく長時間の執務
作業にも疲れない。なお、この状態においても、
背もたれ8を後傾させることができる。
前傾ロツク状態における操作レバー32は支柱
2を略平行状に下向きに伸び、且つ接当板3aに
接当する回転子35は、いわゆるトグル作用にて
元の位置に帰り難いので、座受体6が不用意に前
傾姿勢を崩すことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第2図
の−線視で示す一部切欠き側面図、第2図は
第3図の−線視平面図、第3図は椅子の側面
図、第4図は第2図の−線視側断面図、第5
図は操作レバーの下面図、第6図は第5図の−
線視側図である。 1……椅子、2……支柱、3……固定枠、4,
4……左右両側板、5……水平支軸、6……座受
体、7,7……左右両側板、8……背もたれ、9
……支持杆、10……支軸、12……取付け枠、
16……ピン枢支部、17……ピストンロツド、
19……連結軸、15,37……ガスシリンダ、
21……ボス部、22……ガスレバー、23,3
9……プツシユバルブ、24……上向き付勢手
段、31……前傾ロツク装置、32……操作レバ
ー、33……取付け片、34……ピン、35……
回転子、36……挾持クリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 椅子の支柱の上端に取付く固定枠に、該固定枠
    上に配設する座受体を水平軸を介して前後傾動自
    在に枢着して成る椅子において、前記座受体にお
    ける水平軸より後部には、操作レバーを上下回動
    自在に枢着し、該操作レバーにはロツク用の回転
    子を装着し、操作レバーの下向き回動により下向
    き移動する回転子を、前記固定枠における略水平
    状の接当板に乗り上げて、座受体を前傾状態でロ
    ツクするように構成したことを特徴とする椅子の
    前傾ロツク装置。
JP20322585U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0336273Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20322585U JPH0336273Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP20322585U JPH0336273Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS62109639U JPS62109639U (ja) 1987-07-13
JPH0336273Y2 true JPH0336273Y2 (ja) 1991-08-01

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