JPH0575157B2 - - Google Patents

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JPH0575157B2
JPH0575157B2 JP63124284A JP12428488A JPH0575157B2 JP H0575157 B2 JPH0575157 B2 JP H0575157B2 JP 63124284 A JP63124284 A JP 63124284A JP 12428488 A JP12428488 A JP 12428488A JP H0575157 B2 JPH0575157 B2 JP H0575157B2
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JP
Japan
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smoke
fire
signal
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alarm
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JP63124284A
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JPS63314698A (ja
Inventor
Atsushi Yamada
Kazumasa Murakami
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP12428488A priority Critical patent/JPS63314698A/ja
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Publication of JPH0575157B2 publication Critical patent/JPH0575157B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は火報システムに関するものである。
【従来の技術】
従来の自動火災報知装置は複数の煙感知器等の
感知器のうちの何れかがオン動作すると信号回線
に回線電流が流れて受信機のリレーが動作し、そ
の出力接点によつてベルや表示器等を動作させて
いる。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来例では感知器、例えば煙感
知器の場合、オン動作する煙検出濃度は一定レベ
ルに設定されているため、設置場所によつては誤
動作する恐れがあつた。 つまり多数の人々が集まる集会室等のような場
所では喫煙による煙を検出して誤報を発したり、
或は厨房のような熱源があり、しかも煙を発生し
やすい場所でも同様に誤報する恐れがあつた。特
に防排煙装置等と連動されている場合には誤報に
よつて生じた、後処理が大変であつた。そのため
このような誤報を恐れるために自動火災報知装置
を夜間等においてオフ状態にしてしまうケースが
多々あり、そのため実際に火災が生じても火災発
生が検出できず、多大な犠牲者を出してしまうと
いう大変恐ろしい結果を招いていた。 本発明の目的は火災発生検出の感度を検出煙濃
度と時間関数との組合せによつて設定することに
より設置場所等の状況に応じた感度設定が行なえ
ると共に信頼性の向上が図れた火報システムを提
供するにある。
【課題を解決する手段】
本発明は、上記目的を達成するために、煙濃度
に対応したアナログデータをデジタル変換して形
成せる検出信号を出力する煙感知器と、該感知器
に信号回線を介して接続され、煙感知器の検出煙
濃度が設定検出煙濃度を越えかつ設定時間継続し
たことを検知すると火災と判定する火災判定手
段、及び前記設定検出煙濃度と設定時間とを夫々
各別に多段階に選択設定する選択設定手段とを有
した受信機とを備えると共に、任意の複数個所の
煙感知器を組合わせて該組中全ての煙感知器の検
出信号より火災発生判定が行なわれると発報を行
なう論理積発報手段を火災判定手段に付設し、上
記組合せた煙感知器中に火災発生可能率や重要度
等の高い個所に設定された煙感知器が存在する場
合、当該煙感知器の検出信号より火災発生判定が
行なわれると直ちに発報を行なう優先判定機能を
上記論理積発報手段に設けてある。
【作用】
本発明は上述のように、煙感知器の検出煙濃度
が設定検出煙濃度を越えかつ設定時間継続したこ
とを検知すると火災と判定する火災判定手段を受
信機が備えることにより、従来のように煙濃度だ
けで感度が決まつているものに比較して、一時的
な煙発生や外乱によつて誤動作する恐れを少なく
し、信頼性を高くする。また、設定検出煙濃度と
設定時間とを夫々各別に多段階に選択設定する選
択設定手段を受信機に設けることにより、煙感知
器が設置される個所に応じて感度設定を行なうこ
とを可能とし、例えば火災発生可能率が低い個所
に設定された煙感知器の感度は低く設定すること
で、誤報の発生を少なくし、逆に火災発生可能率
が高い個所に設定された煙感知器の感度は高く設
定して、失報や火災感知の遅れなどを防止する。
さらに、任意の複数個所の煙感知器を組合わせて
該組中全ての煙感知器の検出信号より火災発生判
定が行なわれると発報を行なう論理積発報手段を
火災判定手段に付設することにより、任意の複数
個所の煙感知器の検出信号の組合わせから火災発
生判定を行い、誤報の発生を一層少なくし、火災
判定の信頼性を高める。さらにまた、組合せた煙
感知器中に火災発生可能率や重要度等の高い煙感
知器が存在する場合、当該煙感知器の検出信号よ
り火災発生判定が行なわれると直ちに発報を行な
う優先判定機能を上記論理積発報手段に設けるこ
とにより、火災発生可能率や重要度等の高い個所
における火災発生時には迅速に発報を行なうこと
を可能とし、論理積発報手段による火災発報の遅
れを防止する。かつ、以上の各構成が奏する相乗
効果により、システム全体の信頼性を向上させ
る。
【発明の開示】
以下本発明を実施例によつて説明する。第1図
は一実施例の基本的な概略構成図を示しており、
受信機1から導出した信号回線lにはインテリジ
エンス型煙感知器2と一般型煙感知器3aや熱感
知器3bとを混在させて接続してある。受信機1
は各インテリジエンス型煙感知器2に対して個別
に割り当てたアドレス信号を含むパルスコード信
号よりなる伝送信号VSを信号回線lの回線電圧
又は電流第2図に示すように重畳させてサイクリ
ツクに順次送出して、呼出した各インテリジエン
ス型煙感知器2から返送信号として送られてくる
情報の判定を行なうとともに、信号回線lの回線
電圧や回線電流のレベルを監視することによつて
一般型煙感知器3a又は一般型熱感知器3bから
のレベル信号VLの受信を行なう等の各種制御動
作を行うことができるものである。 インテリジエンス型煙感知器2は各別にアドレ
スが設定できるもので、受信機1から送出される
伝送信号VSに含まれるアドレス信号が自己の設
定アドレスと一致したとき、伝送信号VSと次の
伝送信号VSとの間に設けられた返送期間中に各
種情報をパルスコード信号として受信機1へ重畳
返送するようになつている。一般型煙感知器3a
又は熱感知器3bは所定の煙濃度又は温度を検出
すると、オン動作して適当な抵抗を介して信号回
線lを短絡し、回線電流又は回線電圧のレベルを
変え、レベル信号VLとして受信機1へ火災検出
信号を伝送するようになつている。 しかして常時においては受信機1は各インテリ
ジエンス型煙感知器2を順次呼出して各インテリ
ジエンス型煙感知器2からの情報を取込むととも
に判定を行ない、また信号回線lの電圧又は電流
レベルを検出することによつて、一般型煙感知器
3a又は熱感知器3bの動作を監視し、更に信号
回線lの抵抗のような終端器4による定常的な回
線電圧又は回線電流を検出して信号回線lの短
絡、断線を監視するのである。 次に受信機1及びインテリジエンス型煙感知器
2の具体的構成について説明する。 受信器1は第3図に示すように基本ユニツト1
Aと、増設ユニツト1Bとによつて構成され増設
ユニツト1Bは必要に応じて組合せられる。 基本ユニツト1Aは信号回線lとインターフエ
ースするための結合回路部5と、結合回路部5に
よつて抽出された回線電圧より、一般型感知器3
a,3bのレベル信号VLと、短絡と、断線との
各電圧レベルを弁別するレベル検出回路部6と、
結合回路部5を介して受信されて抽出された返送
信号たるパルスコード信号を復調すると共に、信
号回線lに結合回路部5を介して重畳させる伝送
信号VSを変調作成する伝送信号変復調回路部7
と、レベル検出回路部6とで弁別されたレベル検
出情報と伝送信号変復調回路部7から復調された
インテリジエンス型煙感知器2からの情報とを読
み込んで、火災発生を判定したり、或は火災発生
個所を識別したり、更には信号回線lの断線、短
絡発生を判定したり、また煙感知器2の異常を判
定したりする機能と、更にはこれらの判定結果に
基づいてI/Oインターフエース11を通じて信
号回線と対応した火災地区表示、火災警報や、注
意発報、地区に対する警報、感知器の異常表示、
信号回線異常表示、防排煙装置や消火装置の制御
等の制御出力を発生すると共にインターフエース
9を通じて増設ユニツト1Bとの情報の送受を行
ない、更に順次各インテリジエンス型煙感知器2
を呼出すためのパルスコード信号を作成して伝送
信号変復調回路部7へ送る等の制御・信号処理を
行なうCPU等からなる演算信号処理回路部8と、
演算信号処理回路部8の制御動作の設定内容を記
憶保持する記憶部10と、キーボード12等から
構成されている。一方増設ユニツト1Bは基本ユ
ニツト1Aに対してインターフエース13を介し
てデータの送受を行なうことができるもので、所
定の感知器と対応する消火装置や防排煙装置等の
外部機器との組合せテーブルや、中継手段を設け
た場合の中継手段と属する信号回線lの番号との
組合せを設定する組合せデータ等が記憶してある
記憶部14と、前記基本ユニツト1Aからのデー
タと、記憶部14の設定内容から制御すべき防排
煙装置等の選定制御、各感知器の動作状態の表
示、中継手段に対応した信号回線lの番号表示に
よる中継手段の動作状態の表示、更には消火装置
や防排煙装置等の動作状態を表示する連動表示等
を行なう制御動作、並びにキーボード15からの
手動コマンドによる防排煙装置等の制御や、防排
煙装置等の動作状態の監視データの入力等の一連
の制御・信号処理を行なう演算信号処理回路部1
6と、キーボード15や表示部17と演算信号処
理回路部16とをインターフエースするI/Oイ
ンターフエース18とを備えており防排煙装置等
の選定制御データを基本ユニツト1Aに与え、基
本ユニツト1Aにより防排煙装置等の制御出力を
発生させるのである。この防排煙装置等の制御を
増設ユニツト1B側で行なうようにしても勿論よ
い。13′は更に他の増設ユニツト1Bを接続す
るためのインターフエースである。 インテリジエンス型煙感知器2は第4図に示す
ようにベース2aとヘツド2bとからなる器体部
が構成され、内部回路は第5図に示すような回路
部を備えているものである。つまりヘツド2b内
には煙を検出する光線式煙検知器19と、煙検知
器19の零レベルを常時検出して零レベルを安定
するようにシフト接続する零レベルシフト回路部
20と、煙検知器19の検出煙濃度に応じたアナ
ログ信号を出力する出力回路部21と、零レベル
シフト回路部20によつて零レベルをシフトさせ
る範囲が所定範囲を越えているか否かを検出する
セルフチエツク回路部23と該セルフチエツク回
路部23が上述の所定範囲を越えたことを示す検
出信号を出力すると、機能停止と判定しれ“H”
信号を発生させる機能停止判定回路部22とを備
えている。一方ベース2aは上記ヘツド2bを着
脱自在の装着すると共にヘツド2b内回路に電源
を供給しかつ出力回路部21の出力と、機能停止
判定回路部22の出力とを接続するもので、天井
面等の取付面に設置されており、内部には出力回
路部21からのアナログ信号を例えば3段階に弁
別して3段階の煙濃度データを出力するレベル弁
別回路部24と、該レベル弁別回路部24並びに
上記機能停止判定回路部22からの出力データを
取込んで、受信機1への返送情報とし、該情報に
基づいたパルスコード信号からなる返送信号を作
成すると共に、アドレス設定部25で設定された
アドレスと、信号回線lを介して受信機1から伝
送された伝送信号VLに含まれたアドレス信号と
が一致したときに伝送信号VLに含まれた受信機
1からの情報を取込むと共に、伝送信号VLの後
に続く返送期間に上記返送信号を送出する等の信
号処理を行なう演算信号処理回路部26と信号回
線lとを結合して、前記伝送信号VSを抽出した
り或は返送信号を信号回線l上に重畳させるため
の結合回路部27と、結合回路部27を通じて電
源を得ると共に、前述のレベル弁別回路部24の
レベル弁別で煙濃度の高い設定レベルつまり低感
度の検出が所定時間継続すると、信号回線lを適
当な抵抗を通じて短絡し、一般型煙感知器3aや
熱感知器3bと同様に回線電圧レベルや、電流レ
ベル又はインピーダンス等のレベルを変えレベル
信号VLを結合回路部27を通じて送出するため
のフエイルセーフ回路部28と、当該煙感知器を
インテリジエンス型として機能させるか、或は一
般型感知器と同様なレベル信号のみを出力すると
共にレベル信号を出力した時、つまり火災検知時
に自己のアドレスに対応するパルスコード信号を
受信機1へ伝送する所謂ポイントアドレス型とし
て機能させるかを選択設定する種別用途設定部2
9等を備えており、上述の3段階の煙濃度の弁別
は煙感知器の1種、2種、3種の種別に対応する
もので例えば5%、10%、15%としており、夫々
に対応する検出信号を発生させるものである。 さて受信機1では記憶部10にキーボード12
より次の動作条件を設定することができるのあ
る。まず本システムでは火災発生判定は一般型煙
感知器3a、熱感知器3bからのレベル信号VL
以外に、インテリジエンス型煙感知器2からの煙
濃度と、時間関数との組合せによつて行なうよう
になつており、受信機1側ではキーボード12か
ら各インテリジエンス型煙感知器2に夫々対応し
て火災発生判定の条件である検出煙濃度と、該検
出煙濃度の継続時間とを選択設定できる。つま
り、インテリジエンス型煙感知器2から返送され
る検出煙濃度データは3段階あり、また時間とし
ては例えば6秒、30秒の2種類あり、これらの検
出煙濃度の一つと、時間のうちの一つとを組合せ
ることができ、火災発生の感度設定が煙濃度と時
間との2つの関数で行なえるのである。この設定
条件は各インテリジエンス型煙感知器2の設定場
所によつて決定される。 また受信機1では複数のインテリジエンス型煙
感知器2が夫々火災発生判定条件に達すると、初
めて防排煙装置や、消火装置等を制御するための
制御出力を発生させる論理積発報機能を備えてあ
つて、論理積発報を行なうためにインテリジエン
ス型煙感知器2の組合せたアドレステーブルを記
憶部10にキーボード12より設定記憶させるこ
とができるようになつている。更に受信機1では
要注意警報を発報できるようになつており、要注
意警報の必要なインテリジエンス型煙感知器2を
各別に選定したアドレステーブルをキーボード1
2により記憶部10に設定記憶させることができ
るようになつている。 しかして受信機1では記憶部10によつて設定
してあるアドレス順に信号回線lの回線電圧又は
電流に第2図に示すように伝送信号VSを重畳さ
せて順次サイクリツクに伝送して、各インテリジ
エンス型煙感知器2を呼出して夫々の煙感知器2
から検出煙濃度の情報と夫々の煙検知部19の機
能停止の監視情報とを返送信号として送出させ、
各インテリジエンス型煙感知器2の状態をチエツ
クするのである。 さて今所定アドレスのインテリジエンス型煙感
知器2の返送信号を受信機1が受信すると、演算
信号処理回路部8では記憶部10に記憶設定して
ある当該インテリジエンス型煙感知器2の火災発
生判定のための検出煙濃度と、返送信号中の検出
煙濃度データとを比較し、検出煙濃度データが設
定せる検出煙濃度より小さければ、火災発生なし
と演算信号処理回路部8は判定するのである。逆
に検出煙濃度以上であれば、設定時間を火災判定
要タイマによつてカウントするのである。そして
上述のサイクリツクな呼出しが繰返えされて返送
される検出煙濃度データが設定検出煙濃度以下と
ならない間内蔵タイマによるカウントは継続さ
れ、そのカウントが終了して設定検出煙濃度以上
の検出が設定時間を越えたと判定すると、火災発
生と判定し火災発生をベル31等により発報する
のである。ところで当該インテリジエンス型煙感
知器2が要注意警報発報の対象として設定されて
いる場合にはまず設定検出煙濃度より1レベル低
い煙濃度と、検出煙濃度データとを比較し、この
比較判定が検出煙濃度データの方が低い場合には
要注意警報発報不要と判定するのである。そして
逆に高い場合には要注意警報用タイマによる所定
時間カウントを開始する。そして上述のサイクリ
ツクな呼出しが繰返えされて、返送される検出煙
濃度データが設定検出濃度以下とならない間、要
注意警報用タイマのカウントは継続される。そし
てカウントアツプ時まで検出煙濃度データが設定
検出煙濃度以下の一段低いレベルとならなければ
要注意と演算信号処理回路部8は判定し、予備警
報として要注意警報を発生するのである。 ところで要注意警報用タイマのカウント期間中
において検出煙濃度データが設定検出煙濃度を越
えると、火災判定用タイマがカウントを開始し、
上述の火災発生判定を行なうのである。そしてこ
の火災判定用タイマのカウント中に検出煙濃度デ
ータが設定検出煙濃度以下に低下すると低下した
時点までのカウント時間を記憶加算し、火災判定
用タイマのカウントをリセツトする。そしてその
加算結果が要注意に対応する所定時間以下であれ
ば、要注意警報用タイマのカウントルーチンに戻
るのである。更に上述の検出煙濃度データが設定
検出煙濃度を越える期間の加算値が所定時間以上
に達すると演算信号処理回路部8は要注意と判定
し、要注意警報を発報するのである。 さて上述の火災発生判定時において、当該イン
テリジエンス型煙感知器2が論理積発報を行なう
ように設定されているものであるか否かも同じに
判定され、否であれば火災発生の警報が受信機1
より発報される。また論理積発報を行なうように
設定されているものであれば、当該インテリジエ
ンス型煙感知器2と組合せ設定してある他のイン
テリジエンス型煙感知器2も火災発生と判定され
たか否かの判断を為し、その判断が「YES」と
なれば火災発生の警報が受信機1より発報される
のである。火災発生判定が行なわれると、当該イ
ンテリジエンス型煙感知器2に対応して予め連動
設定されている防排煙装置や、消火装置等に制御
信号を受信機1は出力して夫々作動させ、また表
示部17,17′において作動中の感知器や装置
を示す表示を行なうとともに、地区別の火災表示
を行なうのである。 尚上述の要注意警報設定は全インテリジエンス
型煙感知器2を対象にして設定する方がのぞまし
いが、煙濃度、時間設定を低感度に設定している
場合はこの限りではない。また同一信号回線lに
接続してある煙感知器2の内少なくとも2つの煙
感知器2が要注意警報を発報すると火災発報と判
定するようにしてもよい。 また論理積発報は組合せた全インテリジエンス
型煙感知器2が全て火災発生検出と判定された際
に行なうのであるが、例えばコンピユータルーム
や図書館等貴重なものを設置又は収納している場
所に設けたインテリジエンス型煙感知器2が最初
に、或は途中で火災発生検出と判定された場合に
はその時点で火災発生と判定するような優先判定
機能を設けても勿論よい。また論理積発報は防排
煙装置、消火装置との連動動作に用いて、各別の
煙感知器2の火災発生判定時には火災発生を発報
するようにしてもよい。 第6図は上述の火災発生判定並びに要注意警報
の判定に係る演算信号処理回路部8のフローチヤ
ートを示し、また第7図a〜dの火災発生判定
と、要注意警報の判定の比較動作とインテリジエ
ンス型煙感知器2の検出煙濃度との関係を示して
いる。第7図aは,,の3段階の検出煙濃
度の設定レベルを示し、図においてはのレベル
に設定し、こののレベルを越えた検出煙濃度が
設置時間T以上継続した状態、つまり火災発生
判定がなされる状態を示している。第7図bは設
定レベルを越えた時間が設定時間Tより短
く、かつ要注意を弁別するための1段低いレベル
を越えた時間が要注意を弁別するための所定時
間Tより短い状態、つまり外乱等による一時的
な状態と判定され、火災発生の警報及び要注意警
報のいずれも発報しない状態を示す。第7図cは
レベルが所定時間T以上連続して継続した状
態、つまり火災または設定不良のいずれかで、要
注意警報を発報するのが必要であると判定される
状態を示す。また第7図dは設定レベルを検出
煙濃度が間欠的に越え、越えた時間の総計が所定
時間Tを越えた状態を示し、この状態も第7図
cと同様に要注意警報を発報するのが必要である
と判定される状態を示す。 しかして上述の要注意警報の発報により、設定
不良を容易に発見することができ、又システム設
定後における各煙感知器2の設定感度の較正がで
き、誤報のないシステムの最適化が図れるのであ
る。 ところで第6図のフローチヤートに示すところ
の火災感度レベルシフトとは次のようなもので、
その設定は受信機1のキーボード12によつて各
別のインテリジエンス型煙感知器2に対応できる
ようになつている。つまり例えば設定時間が6秒
で、設定検出煙濃度が10%である組合わせを標準
感度とすると、この標準感度より低感度に設定し
てあるインテリジエンス型煙感知器2の感度が1
段高くなるように、設定された火災感度レベルシ
フトの対象インテリジエンス型煙感知器2に対応
する設定時間又は設定検出煙濃度のいずれか一方
或いは両者を演算信号処理回路部8が火災発生判
定時に切替えるのである。従つて火災発生判定と
同時に、対象インテリジエンス型煙感知器2に対
応する火災検出感度が高くなつて、延焼状態を速
やかに検出することが可能となるのである。 ところで昼間と夜間、人のいるときと無人のと
き等の環境及び管理状態の変化に応じて、各イン
テリジエンス型煙感知器2に対応する火災検出感
度を変えたい場合があるが、本システムではキー
ボード12からの命令入力や、或は予め設定した
時間において自動的に加えられる命令によつて選
択設定されたインテリジエンス型煙感知器2の感
度を切換える感度レベルシフト機能を演算信号処
理回路部8に持たしてある。つまり昼間或は有人
期間中のたばこの煙等の誤動作が起きやすいとき
には低感度に切換えるか、逆に誤報発生時に対処
できる昼間或は有人期間中には高感度に設定して
夜間或は無人期間中には低感度に設定するのであ
る。この場合感度変更要素は設定時間を長時間側
に切換えるか或は長時間側に設定されている場合
には設定検出煙濃度を1段低く設定するようにプ
ログラムしておけばよい。 更に本システムでは所定の煙感知器2に対応し
て連動する消火装置や、防排煙装置等の外部機器
を設けて自動的に対応する煙感知器2において火
災発生判定が為されると、対応外部機器を動作さ
せる連動機能を備えているわけであるが、キーボ
ート12により連動する煙感知器2を指示設定す
ると、当該煙感知器2に対応する設定感度を自動
的に低感度側に切替設定する連動レベル設定機能
を備えている。 さて上述にように火災発生又は要注意警報の発
報は受信機1で行なわれると、当該煙感知器2に
対して受信機1より次のアクセス時に発報確認情
報が伝送信号VSとして送られ、当該煙感知器2
ではこの情報を受信すると演算信号処理回路部2
6の働きにより発光ダイオード30を点灯して動
作表示を行なうのである。この表示は施工、メン
テナンス等の試験動作時においてはシステム機能
が正常に動作したのか否かの判定を容易にする。
さて前記発報確認情報を受信したインテリジエン
ス型煙感知器2ではバツクアツプ機能である一般
型感知器としての出力を停止するようにフエイル
セーフ回路部28の動作を制御させるのである。 次にインテリジエンス型煙感知器2側の動作に
ついて説明する。煙感知器2の煙検知部19は発
光部19aより発射される光が煙によつて散乱し
たり、或は遮断されたりして受光部19bに受光
するのを検知してその受光量、つまり煙濃度に応
じたアナログ信号を零レベルシフト回路部20と
出力回路部21を介して発生するようになつてい
るものである。この出力回路部21より出力した
アナログ信号はレベル弁別回路部24によつて上
述の3段の検出煙濃度レベルに弁別され、この弁
別されたデータが演算信号処理回路部26に取込
まれ、このデータに基づいて結合回路部27を介
して検出煙濃度データとして受信機1へ返送され
るのである。勿論弁別することなくアナログ信号
をA/D変換し、その検出煙濃度の生のデータを
返送するようにしてもよい。 フエイルセーフ回路部28はレベル弁別回路部
24によつて弁別された低感度に対応する検出が
あればこの検出期間を内蔵タイマでカウントして
所定時間を越えると信号回線lを抵抗を介して短
絡し一般型煙感知器と同様なレベル信号VLを結
合回路部27より出力するようになつており、例
えばCPUを用いた演算信号処理回路部26がノ
イズ等でトラブルを起こしても演算信号処理回路
部26の動作にかかわりなく煙検出信号を発生さ
せることができ、所謂バツクアツプ機能を発揮で
きるのである。勿論当該演算信号処理回路部26
が正常で、検出煙濃度データを返送している場合
には受信機1側からの発報確認情報で上述のよう
にフエイルセーフ回路部28からの煙検出信号の
出力は停止させられるようになつている。尚、フ
エイルセーフ回路部28はレベル弁別回路部24
に4段目の高濃度の煙濃度検出レベルの弁別機能
を設け、レベル弁別回路部24がこの高濃度の煙
濃度を検出した際に動作するようにしても勿論よ
い。 零レベルシフト回路部20は煙感知部19の光
学系部19cが汚れたり、劣化した場合に生じる
零レベルの補正を行なうための回路である。つま
り煙濃度が零のときの煙検知部19の出力レベル
を零レベルとすると、この零レベルが初期状態で
は第8図で示すようにイ点に設定されていたの
に、汚れや劣化によつてロ又はハ曲線のように
段々と上昇又は低下し始めるわけであるが、零レ
ベルシフト回路部20はこの上昇又は低下を検出
して常にロ又はハ曲線に対応するように零レベル
をシフトさせるのである。またセルフチエツク回
路部23は零レベルシフト回路部20の零レベル
シフトの範囲が第9図に示すx,x′の範囲を越え
た場合機能停止と判定し、機能停止検出信号を機
能停止判定回路部22へ出力するのである。尚零
レベルシフトの範囲は煙検出部19の煙検出能力
や、許容される汚れ、劣化度合によつて決定され
る。さて機能停止判定回路部22では機能停止検
出信号の入力と同時に出力を“L”から“H”に
切替えて煙検出部19の機能が停止したことを演
算信号処理回路部26へ伝えるのである。演算信
号処理回路部26は受信機1よりの呼出し時に機
能停止データを返送して受信機1側へ知らされ、
受信機1側では当該煙感知器2の煙検知部19の
機能が停止したことを表示部17又は17′で表
示するのである。従つてこの表示があれば管理者
は当該煙感知器2の交換が直ちに行なえ、失報を
未然の防止できるのである。 このように本システムでは受信機1及び煙感知
器2の両者をインテリジエンス化することによつ
て機能分担を図り、更に一般型煙感知器3a,3
bの混在を許し、システムの信頼性を高めてあ
り、しかも受信機1からインテリジエンス型の煙
感知器2を常時呼出すことによつて煙感知器2か
らの検出煙濃度データの監視と煙感知器2状態を
常時監視し、確実なシステムの運用を図つてい
る。
【発明の効果】
本発明は上述のように、煙濃度に対応したアナ
ログデータをデジタル変換して形成せる検出信号
を出力する煙感知器と、該感知器に信号回線を介
して接続され、煙感知器の検出煙濃度が設定検出
煙濃度を越えかつ設定時間継続したことを検知す
ると火災と判定する火災判定手段、及び前記設定
検出煙濃度と設定時間とを夫々各別に多段階に選
択設定する選択設定手段とを有した受信機とを備
えると共に、任意の複数個所の煙感知器を組合わ
せて該組中全ての煙感知器の検出信号より火災発
生判定が行なわれると発報を行なう論理積発報手
段を火災判定手段に付設し、上記組合せた煙感知
器中に火災発生可能率や重要度等の高い個所に設
定された煙感知器が存在する場合、当該煙感知器
の検出信号より火災発生判定が行なわれると直ち
に発報を行なう優先判定機能を上記論理積発報手
段に設けたものであり、煙感知器の検出煙濃度が
所定検出煙濃度を越え設定時間継続したことを検
知すると火災と判定する火災判定手段を受信機が
備えているので、従来のように煙濃度だけで感度
が決まつているものに比較して、一時的な煙発生
や外乱によつて誤動作する恐れを少なくすること
ができ、信頼性を高くすることができる。また、
設定検出煙濃度と設定時間とを夫々各別に多段階
に選択設定する選択設定手段を受信機に設けてあ
るので、煙感知器が設置される個所に応じて感度
設定を行なうことができ、例えば火災発生可能率
が低い個所に設定された煙感知器の感度は低く設
定することで、誤報の発生を少なくすることがで
き、逆に火災発生可能率が高い個所に設定された
煙感知器の感度は高く設定して、失報や火災感知
の遅れなどを防止することができる。さらに、任
意の複数個所の煙感知器を組合わせて該組中全て
の煙感知器の検出信号より火災発生判定が行なわ
れると発報を行なう論理積発報手段を火災判定手
段に付設してあるので、任意の複数個所の煙感知
器の検出信号の組合せから火災発生判定を行い、
誤報の発生を一層少なくすることができ、火災判
定の信頼性を高めることができる。さらにまた、
組合せた煙感知器中に火災発生可能率や重要度等
の高い煙感知器が存在する場合、当該煙感知器の
検出信号より火災発生判定が行なわれる直ちに発
報を行なう優先判定機能を上記論理積発報手段に
設けてあるので、火災発生可能率や重要度等の高
い個所における火災発生時には迅速に発報を行な
うことができ、論理積発報手段による火災発報の
遅れを防止することができる。かつ、以上の各構
成が奏する相乗効果により、システム全体の信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略全体構成図、第2図は同
上使用の信号波形図、第3図は同上の受信機の回
路ブロツク図、第4図は同上のインテリジエンス
型煙感知器の器体部の分解斜視図、第5図は同上
のインテリジエンス型煙感知器の回路ブロツク
図、第6図は同上の動作説明用のフローチヤー
ト、第7図a〜dは同上の動作説明図、第8図、
第9図は同上の零レベルシフト回路部の動作説明
図であり、1は受信機、2はインテリジエンス型
煙感知器、3aは一般型煙感知器、3bは一般型
熱感知器、8,16は演算信号処理回路部、1
0,14は記憶部、12,15はキーボード、l
は信号回線、31はベル、VSは伝送信号、VL
レベル信号である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 煙濃度に対応したアナログデータをデジタル
    変換して形成せる検出信号を出力する煙感知器
    と、該感知器に信号回線を介して接続され、煙感
    知器の検出煙濃度が設定検出煙濃度を越えかつ設
    定時間継続したことを検知すると火災と判定する
    火災判定手段、及び前記設定検出煙濃度と設定時
    間とを夫々各別に多段階に選択設定する選択設定
    手段とを有した受信機とを備えると共に、任意の
    複数個所の煙感知器を組合わせて該組中全ての煙
    感知器の検出信号より火災発生判定が行なわれる
    と発報を行なう論理積発報手段を火災判定手段に
    付設し、上記組合せた煙感知器中に火災発生可能
    率や重要度等の高い個所に設定された煙感知器が
    存在する場合、当該煙感知器の検出信号より火災
    発生判定が行なわれると直ちに発報を行なう優先
    判定機能を上記論理積発報手段に設けて成ること
    を特徴とする火報システム。 2 信号回線に所定濃度の煙や熱を感知すると信
    号回線電圧レベルや電流レベル等のレベルを所定
    レベルに変えてレベル信号として受信機側へ検出
    出力を伝送する一般型感知器を接続し、煙濃度に
    対応した検出信号を発生する煙感知器からは前記
    信号回線に重畳された伝送信号により前記検出信
    号に基づいた検出データを受信機へ送信するよう
    にして成ることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の火報システム。
JP12428488A 1988-05-21 1988-05-21 火報システム Granted JPS63314698A (ja)

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