JPH057500B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH057500B2
JPH057500B2 JP59250533A JP25053384A JPH057500B2 JP H057500 B2 JPH057500 B2 JP H057500B2 JP 59250533 A JP59250533 A JP 59250533A JP 25053384 A JP25053384 A JP 25053384A JP H057500 B2 JPH057500 B2 JP H057500B2
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JP
Japan
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fixed
panel
roofing
horizontal
edge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59250533A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61130543A (ja
Inventor
Tomoo Yano
Masayuki Kamite
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Publication of JPS61130543A publication Critical patent/JPS61130543A/ja
Publication of JPH057500B2 publication Critical patent/JPH057500B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は横葺金属屋根板の施工法、特にプレハ
ブ型式の住宅用屋根として適するように、所定の
大きさの野地板状のパネル上に工場において予じ
せ多数の横葺金属屋根板を固定しておき、これら
の工場生産されたパネルを現地において勾配に対
して横向きに配列固定するようにした横葺き形プ
レハブ屋根の施工法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の金属屋根板による屋根葺き施工法として
は、野地板上に金属屋根板を勾配に対して縦向き
に配置してゆく縦葺き形と、横向きに配置してゆ
く横葺き形とが知られている。
これらはいずれも金属屋根板を野地板上に一枚
づつ配置してゆくものであるが、最近では経済性
と工期の短縮を目的としたプレハブ形家屋構築法
の一環として、屋根の葺き上げも地上でパネル上
に予じめ金属屋根板を固定しておいて、現場でこ
の屋根板付きのパネルをクレーンにて吊上げて施
工するという工法が行われるようになつた。
ところで従来におけるこの種のプレハブ形屋根
工法では、各パネル間の継目上に配置される金属
屋根板の接続が具合よく行えるようにするため
に、第7図のように屋根板として縦葺き板が用い
られている。その理由は、同図のように縦葺き板
20では、夫々補強と継ぎ合わせのために夫々山
形のリブ21が板の長さ方向に沿つて設けられて
いて、一方のパネル22aにおける屋根板20a
のリブ21aの上に対して、隣接するパネル22
bに予じめ固定された屋根板20bのリブ21b
を重ね合わせて釘止め23すればよいため、各屋
根板間の継目施工が簡単に行えるという利点を有
しているからである。
〔発明が解決しようとする課題〕
一方プレハブ形屋根工法として横葺き金属屋根
板を用いる場合はどうかというと、第8図はその
仮定図であるが、この図のように横葺き形の場合
は、上段パネル24aの水下側に予じめ固定して
おいた屋根板25aの下縁部26aと下段パネル
24bの水上側に予じめ固定しておいた屋根板2
5bの上縁係止部26bとが、第7図の縦葺き形
の場合のように単に重ね合わせただけでは接続で
きず、屋根板25aの下縁部26aを屋根板25
bの上縁係止部26bに対して点線で示すように
折曲げて巻き締め接続しなければならないため
に、屋根板25aとして下縁部26aを予じめ鈎
形にプレス成形したものが使用できないという問
題点がある。
そのため従来では、横葺き屋根板は施工がわず
らわしいために、プレハブ形式として適さないと
されていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は従来におけるプレハブ型式による横葺
き屋根施工法の難点を解消して横葺き屋根をプレ
ハブ型式で能率的に施工できることを目的とした
ものである。本発明はそのための具体的手段とし
て、軒の長さ方向に沿つた横長のパネル上に、複
数枚の横葺金属屋根板を平行に固定してなる複数
枚のパネルを、互いに屋根母屋上にて接続固定す
るものであるが、夫々のパネルは、予め水下側に
おける主横葺板の下縁部が、該パネルの水下側に
固定しておいた吊子に接続されるようにして固定
されると共に、この水下側の主横葺板と接続され
る水上側の主横葺板は、その上縁部の折返し辺係
止端に連続する固定辺の先端縁が該パネルの水上
側上縁よりも若干下側に釘止めされるように固定
しておき、このようになる複数枚のパネルを屋根
母屋上に並列したのち、上段と下段のパネルの継
目部分には、接続横葺板の下縁部を下段パネルに
おける水上側主横葺板の上縁折返し辺係止端に係
合すると共に、該接続横葺板の上縁部における鈎
形差込端を上段パネルの水下側主横葺板の下縁部
における前記吊子の下面内奥に差込むことによ
り、上下段パネルの屋根板が簡単に接続でき、プ
レハブ形横葺き屋根が能率的に施工できるように
したものである。
〔実施例〕
次に本発明に係る葺上げ工法の実施例を図面に
より説明すれば、第1図は本工法に使用されるパ
ネル1の構成を示す斜視図であり、第2図は本工
法に使用される種類の相違する横葺き金属屋根板
の夫々の断面図を示している。
パネル1は野地板の役をはたすもので、第3図
のように長さLが葺上げる屋根の軒の長さと同じ
であり、幅Wが妻の長さの約四分の一の大きさを
もつた横長の合板からなつている。
これらのパネル1上に取付けられる横葺き金属
屋根板は、第2図に示すように、基本的には主横
葺板2Aと、吊子2Bと、接続横葺板2Cとから
なつている。これらの各屋根板及び吊子はいずれ
もその長さがパネル1の長さと同じ長さの長尺板
からなつており、所定の断面形状となるように長
さ方向に沿つたプレス成型が施されている。
各屋根板のうち主横葺板2Aは、長さ方向に沿
つた上縁に上向きのS字形折返し辺3による係止
端4と、この折返し辺3を介して連接される固定
辺5とを有していて、この固定辺5には中間に釘
止め用突条6と先端縁に水返し端7とが形成さ
れ、一方下縁には下向きに折返した鈎端8が設け
られている。また中間部にはS字形の折返し辺9
が設けられていて一枚の板幅に上下二段の横葺板
2a,2bが形成されるような形状となつてい
る。
吊子2Bは、片側に水返し端10を設けた釘止
固定端11の一方の側辺を上方に立上らせ、パネ
ル水下側方向に延出させたのち下向きで固定端1
1方向に折返した係止端12と、この係止端12
の先端をVまたはU字形に折曲げた凹溝部13と
を有している。
また接続横葺板2Cは、下縁及び中間部に前記
主横葺板2Aと同じような鈎端18と折返し辺1
9を有し、また上縁には上向きに折返した鈎形差
込端14が設けられている。
第1図に示すように、夫々のパネル1上には、
予め製造工場内において複数枚の主横葺板2Aが
互いに平行して接続するように取り付けられる。
これらの主横葺板2Aの取り付けに際しては、ま
ず、該パネル1の水下側下縁部に、第2図bに示
す吊子2Bを、係止端12が水下側に向くように
して釘止固定端11により釘止め固定し、この吊
子2Bを介して水下側の最下段主横葺板2Aが取
り付けられる。すなわち、前記最下段主横葺板2
Aにおける第2図aに示した下縁の鈎端8を、前
記吊子2Bの係止端12に差込んで係止すると共
に、該最下段主横葺板2Aの上縁固定辺5の先端
縁における釘止め用突条6と水辺し端7との間も
しくは該釘止め用突条6の部分をパネル1に釘止
め固定する。
次に前記最下段主横葺板2Aの水上側に第2段
目の主横葺板2Aを配置し、該第2段目主横葺板
2Aの下縁鈎端8が、前記最下段主横葺板2Aに
おける上方の折返し辺3の係止端4に差し込まれ
るように係合すると共に、上縁固定辺5の先端縁
における釘止め用突条6と水返し端7との間をパ
ネル1に釘止め固定する。
以後同様な手順により、パネル1の上縁に一枚
の前記接続横葺板12が配置されるスペース15
を残すようにして、パネル1の水上側に向けて
夫々の主横葺板2Aを順次接続し、水上側最上段
の主横葺板2Aは上縁固定辺5の先端縁を、パネ
ル上縁の前記接続横葺板12が配置されるスペー
ス15の部分に釘止め固定する。
なお、上記のパネル1は、該パネル1上に二枚
以上の主横葺板2Aを接続した場合の例である
が、本発明におけるパネル1の基本的な構成とし
ては、パネル1上の水下側に下縁の鈎端8が吊子
2Bを介して固定される最下段主横葺板2Aと、
この最下段主横葺板2Aの上方折返し辺係止端4
に下縁の鈎端8が接続されて、上縁固定辺5の先
端縁がパネル上縁における前記スペース15の部
分に釘止め固定される最上段主横葺板2Aとから
なるものであればよい。
パネル1は上記のようにして予じめ工場内で同
規格のものが製造され、一枚のパネル1毎に最上
段に取付けられる一枚の接続横葺板2Cがテープ
などにより仮止めされた状態で出荷される。
施工現場において夫々のパネル1は、第4図の
ようにクレーンにより吊上げられて母屋16上に
載置され、この状態で屋根裏側から母屋16に対
して止金具17により固定される。
夫々のパネル1が母屋16上に固定された状態
においては、第5図のように夫々のパネル継目部
分に接続横葺板2Cが未だ取付けられていないた
め、夫々のパネル1に備えられた接続横葺板2C
を第6図に示すように夫々上下段パネルの継目葡
分に差込む。即ち接続横葺板2Cにおける下縁の
鈎端18が下段パネル1における最上段主横葺板
2Aの上縁係止端4に差込係合されるようにし
て、上縁の鈎形差込端14を、上段パネル1にお
ける最下段主横葺板2Aの下縁鈎端8が固定され
た吊子2Bの係止端12下面に差込む。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように横長のパネル上に軒の長
さと同じ長さをもつ多数枚の横葺金属板を予じめ
地上で固定しておき、同様にしてなるパネルをク
レーンにより吊上げて屋根母屋上に載置して、
夫々のパネルの裏面を屋根母屋に接続固定させる
ようにしたので、従来の屋根葺き工法のように野
地板上に横葺金属板を一枚づつ取付けて行く工法
に比較して工費と時間とを大幅に節減することが
できる。
ただプレハブ型式の屋根として第8図のように
従来の横葺金属板を用いる場合は、縦葺き施工法
に使用される金属屋根板のように単に重ね合わす
だけでは接続できないという問題点を有するのに
対し、本発明ではパネルの主要部分に取付けられ
る主横葺板2Aのうちの最下段板の下縁を、同パ
ネル下縁水下側に予じめ固定した吊子2Bによつ
て固定させ、上下段パネルの継目部分に配置する
接続横葺板2Cの上縁の上向き鈎形差込端14
を、前記吊子2Bの係止端12の下面内奥部に差
込めるようにしたので、各パネルにおける屋根板
の連続が接続横葺板2Cの差込操作だけで簡単に
行うことができるという効果を有する。
また吊子2Bは、単に水下側に突設した係止端
12によつて、最下段主横葺板の下縁鈎端8をパ
ネル上に固定するだけでなく、該係止端12の内
端にUもしくはV字形の凹溝部13を設けたの
で、接続横葺板2Cの上縁鈎形差込端14がこの
吊子2Bの係止端12下面内奥に差込まれた際
に、凹溝部13のスプリングバツク作用によつて
鈎形差込端14を離脱の惧れなく確実に係止でき
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る横葺金属屋根板の施工法
に使用されるパネルの斜視図、第2図は本発明の
施工法に使用される各種横葺金属板の形状を示す
部分斜視図、第3図はパネルの配置関係を示す斜
視図、第4図はパネルを母屋上に載置した状態の
部分断面図、第5図はパネル継目部に接続横葺板
を接続する前の構成を示す断面図、第6図は接続
横葺板を接続した後の構成を示す断面図、第7図
は従来における縦葺き形プレハブ屋根の構成を示
す断面図、第8図は従来の一般的な横葺き金属屋
根板を用いてプレハブ屋根の施工を仮定した場合
の断面図である。 図において、1:パネル、2A:主横葺板、2
B:吊子、2C:接続横葺板、3,9,19:S
字形折返し辺、4:係止端、5:固定片、6:突
条、7,10:水返し端、8,18:鈎端、1
1:固定端、12:係止端、13:凹溝部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軒の長さ方向に沿つた横長のパネル上に、複
    数枚の横葺金属屋根板を平行に固定した複数枚の
    パネルを、互いに屋根母屋上にて接続固定するプ
    レハブ形屋根の施工法であつて、前記横葺金属屋
    根板は、主横葺板2Aと、吊子2Bと、接続横葺
    板2Cとからなり、前記主横葺板のうち水下側の
    主横葺板は、下縁の下向き鈎端8がパネルの水下
    側の端縁上に前記吊子を介して固定されると共
    に、上縁の折返し辺係止端4に連続する固定辺5
    の先端縁が前記パネルの水上側に固定され、水上
    側の主横葺板は、下縁の下向き鈎端8が水下側主
    横葺板の上縁係止端4に係合すると共に、上縁固
    定辺5の先端縁がパネルの水上側端縁よりも若干
    下側部分に固定されており、屋根母屋上に配列さ
    れた上段と下段のパネルの継目部分上には、下端
    に下向き鈎端18及び上縁には上向き鈎形差込端
    14をもつた前記接続横葺板を、前記下縁の下向
    き鈎端18が、下段パネルの水上側主横葺板にお
    ける上縁係止端4に接続され、前記上縁の上向き
    鈎形差込端14が上段パネルの水下側主横葺板に
    おける前記吊子により固定された下向き鈎端8内
    に差込まれることにより、上段及び下段パネルの
    屋根板が相互に連続することを特徴とした横葺金
    属屋根板による屋根の施工法。 2 上段パネルの水下側に取付けられた吊子が、
    釘止固定端の側方を水下側に延出したのち、該固
    定端側に折返された係止端と、この係止端の先端
    に溝形に折曲げられた凹溝部とを有している請求
    項1に記載の横葺金属屋根板による屋根の施工
    法。
JP25053384A 1984-11-29 1984-11-29 横葺金属屋根板による屋根の施工法 Granted JPS61130543A (ja)

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JPS61130543A JPS61130543A (ja) 1986-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50132917U (ja) * 1974-04-18 1975-10-31
JPS5645943Y2 (ja) * 1975-04-15 1981-10-27

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JPS61130543A (ja) 1986-06-18

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