JPH0574410U - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JPH0574410U
JPH0574410U JP1545792U JP1545792U JPH0574410U JP H0574410 U JPH0574410 U JP H0574410U JP 1545792 U JP1545792 U JP 1545792U JP 1545792 U JP1545792 U JP 1545792U JP H0574410 U JPH0574410 U JP H0574410U
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frame
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幸知 柚原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーカットを用いた場合でも、中皿をス
ムーズに外す機構を有する化粧料容器を提供する。 【構成】 容器本体10の底壁に貫通孔17を形成し、
皿枠20の側壁及び底壁の一部にスリット24を形成し
て押上部材25をヒンジ部27を支点として回動自在に
形成し、押上てこ片28の上面を中皿30に当接する。
皿枠20に係合突条26を設け、中皿30の外側壁に係
合溝31を設けて互いに係合可能とする。押上てこ片2
8は容器本体10の貫通孔17から露出可能とする。 【効果】 接着強度の問題や繰り返し使用する場合の接
着強度の低下といった問題もなく、小さな操作力で中皿
をスムーズに外すことができ、かつ部品点数も増えな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化粧料容器に関するもので、より具体的には容器本体内に化粧料を 充填した中皿を着脱自在に収納固定してなる化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の化粧料容器は、化粧料を充填した中皿を容器本体内に収納固定 するために、容器本体と中皿との間に接着剤や両面接着テープを介して、その接 着力を利用して容器本体内に中皿を固着するようにしているものがある。
【0003】 そして、このような化粧料容器の中皿を容器本体から取り外す時には、例えば 、実公昭59−16005号公報に示されるような化粧料容器が公知となってい る。すなわち、この化粧料容器では、容器本体の底板の一部に舌片を形成し、こ の舌片を介して中皿の底部を指で下方より押し上げて、容器本体に嵌入組み付け られた中皿を上方に押し出し、接着剤、両面テープを剥がすようになっている。
【0004】 しかしながら、かかる従来の化粧料容器においては、容器本体と中皿との接着 の強度の調節が難しいといった問題点がある。すなわち、接着剤や両面接着テー プの接着強度が強すぎた場合、中皿を交換する際、中皿を剥がしにくくなり、弱 すぎた場合、携帯時にわずかな振動で容器本体から離脱する虞れがある。さらに 、剥がした面がべとつくといった問題点があった。さらにまた、中皿の交換を数 回繰り返すと、容器本体の接着面に化粧料が飛散付着して接着強度が著しく低下 するといった問題点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような問題点から、中皿と容器本体のそれぞれ接触する面にアンダーカッ トを設けて、互いの凹凸嵌合によって中皿の着脱を行うようにしているものがあ るが、この場合も中皿を外す際にスムーズに外すことが難しかった。
【0006】 本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、アンダー カットを用いた場合でも、中皿をスムーズに外す機構を有する化粧料容器を提供 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本考案によれば、容器本体内に化粧料を充填した 中皿を着脱自在に収納固定してなる化粧料容器において、容器本体内に皿枠を固 着し、皿枠に中皿を嵌合収納し、皿枠の側壁内方には係合突条を設け、中皿の外 側壁には係合溝を設けて皿枠の係合突条と係合可能とし、かつ皿枠の側壁及び底 壁の一部にスリットを形成してヒンジ部を有する押上てこ片を形成してその上面 を中皿に当接し、押上てこ片の中皿との当接部は押上てこ片の押上部より押上て こ片の支点側に近接位置させ、皿枠の押上てこ片に対応する容器本体の底壁に貫 通孔を形成するとともに、貫通孔から押上てこ片を押圧、ヒンジ部を支点として 回動させ中皿の底面を押し上げ可能としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
以上の構成により本考案の化粧料容器にあっては、押上てこ片を貫通孔から上 方へ押圧すると、押上てこ片はヒンジ部を支点として回動し、これにより皿枠の 係合突条と中皿の係合溝とが解除されるとともに、押上てこ片を上方へ押圧する ことにより、押上てこ片は中皿の底面を押上げ、中皿を簡単に取出すことができ る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4 は、本考案の第1実施例に係る化粧料容器を示す。本実施例の化粧料容器は、図 1に示されるように容器本体10と、皿枠20、中皿30、蓋体(図示せず)か らなっている。
【0010】 容器本体10は、平面略矩形をなし、その後端中央部には、凹所11が形成さ れ、後方部両側面には蝶番ピン挿通孔12が穿設され、図示しない蝶番ピンによ り蓋体が回動自在に軸着されている。また、容器本体10の前端中央部には、切 欠凹所13が形成され、その奥面上方部には蓋体の係合突片と係合する係合突片 14が形成されている。さらに、容器本体10の上面には、皿枠20を収納する 略矩形の凹部15が形成されている。この凹部15の一方の内側壁中央部には、 切欠凹所16が形成されている。また、この切欠凹所16側に位置する容器本体 10の底面には、貫通孔17が形成されている。
【0011】 皿枠20は、上面に中皿30を収納するための凹所21を有し、かつ容器本体 10の凹部15に収納可能な外形で、凹所21の上端は水平な鍔部22と一体的 に接続され、容器本体10の周壁上面全体を覆う形状になっている。また、皿枠 20の一方の側壁の内側中央部には、前後方向に延長する係合突条23が形成さ れている。さらに、皿枠20の他方の側壁には、鍔部22の下方から底壁にかけ てスリット24が形成され、押上部材25が一体的に形成されている。
【0012】 押上部材25は、断面略L字状の板体で、その上方部内面には係合突条26が 形成され、下方部外面は肉薄のヒンジ部27となっている。また、押上部材25 の底壁先端部は段部を介して肉厚になり、容器本体10に形成された貫通孔17 に対応する形状の押上てこ片28となっている。さらに、押上部材25の押上て こ片28の上面には凸部29が形成され、この凸部29は作用点となり、力点で ある押上てこ片28底面の押上部よりヒンジ部27側に位置して形成されている 。さらにまた、押上てこ片28の上面は先端下方に向かってなだらかに傾斜して いる。なお、押上部材25は容器本体10に形成された切欠凹所16および貫通 孔17に対応する位置に形成されている。
【0013】 中皿30は、皿枠20の凹所21に収納可能な外形で、その両側外面には皿枠 20の係合突条23と係合し得る係合溝(図示せず)と押上部材25の係合突条 26と係合し得る係合溝31および係合突起32が形成されている。
【0014】 上記のように構成された化粧料容器の皿枠20を容器本体10の凹部15内に 超音波接着等により固着し、中皿30を嵌合収納した状態では、図2に示すよう に、中皿30は、一方では皿枠20の係合突条23と係合し、かつ押上部材25 の係合突条26は中皿30の係合溝31と係合し、皿枠20内に収納されている 。そして、押上部材25は容器本体10と中皿30との間にヒンジ部27を中心 に回動自在に組み込まれている。また、押上部材25の上端部外面と容器本体1 0の切欠凹所16の間には隙間を有し、押上てこ片28は容器本体10の貫通孔 17内に挿入されて段部に当接し、かつ押上てこ片28の下面が容器本体10の 底面とほぼ同一面上に位置した状態で、貫通孔17から露出している。さらに、 凸部29は、中皿30の底面に当接し、その上面は先端下方に向かってなだらか に傾斜し、中皿30の底面との間に隙間を有している。
【0015】 このような状態から押上部材25の押上てこ片28の下面を上方へ押圧すると 、押上部材25は図3に示されるように、ヒンジ部27を支点として押上てこ片 28は外方向へ回動し、凸部29は中皿30の底面を押圧し、これにより押上部 材25の係合突条26と中皿30の係合溝31とが解除され、係合突条26は中 皿30の係合突起32に乗り上げる。
【0016】 さらに、図4に示されるように押上部材25の押上てこ片28を上方へ押圧す ると、押上てこ片28は中皿30の底面を押上げるので、これにより皿枠20の 係合突条23との係合も解除され、中皿30を簡単に取出すことができる。
【0017】 なお、押上部材25に形成された係合突条26は、押上部材25の近傍の皿枠 20の側壁内面に形成してもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、容器本体内に化粧料を充填した中皿を着脱自 在に収納固定してなる化粧料容器において、容器本体内に皿枠を固着し、皿枠に 中皿を嵌合収納し、皿枠の側壁内方には係合突条を設け、中皿の外側壁には係合 溝を設けて皿枠の係合突条と係合可能とし、かつ皿枠の側壁及び底壁の一部にス リットを形成してヒンジ部を有する押上てこ片を形成してその上面を中皿に当接 し、押上てこ片の中皿との当接部は押上てこ片の押上部より押上てこ片の支点側 に近接位置させ、皿枠の押上てこ片に対応する容器本体の底壁に貫通孔を形成す るとともに、貫通孔から押上てこ片を押圧、ヒンジ部を支点として回動させ中皿 の底面を押し上げ可能としているので、アンダーカットを用いた場合でも、中皿 をスムーズに外すことができる。
【0019】 また、係合突条と係合溝により、中皿を容器本体に固着するので、接着剤や両 面接着テープにより固着する場合に比べ接着強度の問題や繰り返し使用する場合 の接着強度の低下といった問題も生じない。
【0020】 さらに、作用点である押上てこ片の中皿との当接部は力点である押上部より押 上てこ片の支点側に近接位置しているので、小さな操作力で中皿を押し上げるこ とができる。
【0021】 さらにまた、押上てこ片は皿枠と一体的に形成しているので、部品点数を増や すことなく、効果的に皿枠を押し上げる機構を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る化粧料容器の斜視図
である。
【図2】本考案の第1実施例に係る化粧料容器の要部の
断面側面図である。
【図3】作動状態を要部を拡大して示す断面側面図であ
る。
【図4】作動状態を要部を拡大して示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
10 容器本体 17 貫通孔 20 皿枠 24 スリット 25 押上部材 26 係合突条 27 ヒンジ部 28 押上てこ片 30 中皿 31 係合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内に化粧料を充填した中皿を着
    脱自在に収納固定してなる化粧料容器において、該容器
    本体内に皿枠を固着し、該皿枠に該中皿を嵌合収納し、
    該皿枠の側壁内方には係合突条を設け、該中皿の外側壁
    には係合溝を設けて該皿枠の該係合突条と係合可能と
    し、かつ該皿枠の側壁及び底壁の一部にスリットを形成
    してヒンジ部を有する押上てこ片を形成してその上面を
    該中皿に当接し、該押上てこ片の該中皿との当接部は該
    押上てこ片の押上部より該押上てこ片の支点側に近接位
    置させ、該皿枠の該押上てこ片に対応する該容器本体の
    底壁に貫通孔を形成するとともに、該貫通孔から該押上
    てこ片を押圧、該ヒンジ部を支点として回動させ該中皿
    の底面を押し上げ可能としたことを特徴とする化粧料容
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016210434A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社吉野工業所 二重容器
JP2016222287A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社吉野工業所 二重容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016210434A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社吉野工業所 二重容器
JP2016222287A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社吉野工業所 二重容器

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