JPH058891Y2 - - Google Patents

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JPH058891Y2
JPH058891Y2 JP1986183567U JP18356786U JPH058891Y2 JP H058891 Y2 JPH058891 Y2 JP H058891Y2 JP 1986183567 U JP1986183567 U JP 1986183567U JP 18356786 U JP18356786 U JP 18356786U JP H058891 Y2 JPH058891 Y2 JP H058891Y2
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inner plate
container
container body
plate
lid
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JPS6388209U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、頬紅、アイシヤドー等多色多種の化
粧用顔料や白粉、パフ等の化粧料や用具を収納す
る中皿の取替え可能なパレツト容器に係るもので
ある。
<従来の技術> 従来、中皿の取出しを容易にした考案の例とし
て(1)、実開昭58−84007号の「コンパクト容器」
があり、容器本体の後端にスライドピースを容器
内の中皿に接して摺動自在に設けて蓋を所定の角
度以上に開放することによつて蓋がスライドピー
スを前方へ押圧して中皿後端を傾斜面同士の係合
から押上げて容器から取出すようにしている。
(2)、実開昭60−86210号の「コンパクト」があり、
中皿の前後端に、それぞれ係合突起を下端に突設
した係合突片を弾性的に設け、該中皿を取付ける
容器内空所側の前端下部と後端上部にはそれぞれ
係合突起を設けて中皿をその弾性によつて容器内
に取付け、容器内空所側の中皿の係合突片上端の
小突起を指頭で引き上げて中皿を取出すようにし
ている。
ところが、(1)、の考案の中皿の取出しは、蓋を
通常の約90度よりさらに90度以上も下傾状態にま
で開放しなければスライドピース摺動→中皿押上
げ→取出しはできず、女性の掌上での操作はし難
い。しかもその操作も蓋を180度以上も開放する
動作と、広く開放して不安定な状態のコンパクト
からの中皿の取出し動作をしなければならずスラ
イドピースの成型、取付け手間を有するなどの欠
点がある。(2)、の考案の中皿の取出しは、弾性を
有する係合突片上端の小突起を指頭で引上げねば
ならないので操作し難くしかも指先きが痛くな
り、ピンなどを取出し用具として使用せねばなら
ないし、該操作を可能にするためには中皿前端を
容器内空所に面するようにしなければならない制
約がある。
本出願人は、中皿の取出しを容易にした「パレ
ツト容器」(実開昭61−106105号)を提案してい
る。該考案は、容器本体の底板一側上面に傾斜凹
部を設けて容器本体内に嵌着収容した中皿の一側
即ち該傾斜凹部上位を押下げることにより他側を
押し上げて中皿を簡単に取り出すようにした。
ところが実際の使用において該パレツト容器
は、中皿自体が容器本体に嵌着されただけで係支
しておらず、上面も中蓋で覆われているのみであ
るからハンドバツク内に収納して携帯した場合、
バツグの震動によつてパレツト容器と中皿の嵌着
にガタツキが生じて固形状の頬紅や白粉がひゞ割
れたり欠損した。
又、中皿の取替えも常に中皿を容器本体の傾斜
凹部へ押付けておかないと元の位置へ復し、片手
操作が中々容易ではなかつた。さらに、中蓋を取
り外さないと中皿の取り出しができなかつた。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案は上記従来技術の欠点を除去し、中蓋を
要することなく容易確実に中皿を取替え可能に容
器本体に定着することができる構成を得ようとす
るものである。
<問題点を解決する為の手段> 容器本体内に収納した中皿が容器本体側へ下傾
可能な空間部を、容器本体と中皿底面との間に設
けるとともに、中皿を、弾性的に容器本体に係支
定着するようにしたものである。
<作用> 容器本体に嵌着係支した中皿の一側上面を、中
皿下面の空間部方向へ押下げることにより該係支
を外し、他側を押し上げる。
<実施例> 本考案のパレツト容器を図面により説明する。
第1図は、一実施例を示すパレツト容器の開蓋
状態斜視図で1は容器本体、4は中皿、5は蓋を
示しプラスチツクで成形されている。6は鏡で容
器本体1と蓋5は一端で枢着し、各他端の係支部
7a,7bで係支して閉蓋状態を保持する。
第2図は、蓋5を外した容器本体1と中皿4の
嵌着構成を示す拡大断面図で、該中皿4は弾靱性
を有し、第2図及び第3図に示すように相対する
側壁4a,4aの上端鍔縁4a′,4a′の下面中程
において側壁4a,4aとの間に夫々間隙4b,
4bを距てゝ薄肉の舌片4c,4cを弾性的に垂
設し、その下端を係支突部4c′,4c′として成
る。
容器本体1は第2図に示す通り、中皿収納部1
aの相対する内側面に中皿4の各係支突部4c′が
係支する係支突部1c,1cを水平方向に突設
し、一方の内側面(主として蓋と本体の係支側)
寄りの底板1dの上面を該内側面方向へ下傾した
傾斜面3aとして収納した中皿4の底板4dの下
面との間に断面三角形状の空間部3を形成するよ
うにしてなる。図中、2は枢着軸取付用の軸孔を
示す。第4図は、容器本体1の他の実施例を示
し、中皿底板下面との間に空間部を形成するため
の凹部3a′が前記第2図に示す傾斜面3aと異
る。
第5図は、中皿4の他の実施例を示し、第2図
に示す中皿4との相違は、底板4dの下面が第5
図aは容器本体との間に空間部を形成するこよう
に両側において船底状の傾斜面4d′,4d′を形成
し、同第5図bは、該傾斜面に替わる切欠部4
d″,4d″を設け、同図cは、一側に長い切欠部4
eを形成したものである。これら中皿の3実施例
は前記第2図、第4図に示す容器本体と夫々組合
せ嵌合することは勿論、別の実施例として第7図
に示すように容器本体1の底板1dの上面は、何
らの傾斜も凹部も設けない水平面として上記中皿
の各傾斜面4d′や切欠部4d″,4eによつて空間
部3を形成するようにしてもよい。
さらに他の実施例として第6図に示すように、
容器本体1と中皿4との間に皿状の中枠8を介挿
しても良く、更に、該中枠の底板上面に前記第2
図、第4図の容器本体において示す傾斜面又は凹
部に相当する個所を設けてもよい。この場合、中
枠8に中皿を弾性的に嵌着することにより、中皿
又は容器本体の寸法誤差や衝撃を吸収できるもの
である。
該中皿4は、弾性を有するその両側の舌片4
c,4cによつて容器本体1内へ強制嵌着すると
間隙4b,4b側へ撓んで容器本体の内側面の係
支突部1c,1cを乗り越えて各外側壁4cの下
端係支突部4c′が該係支突部1cに係支する。
中皿4は、中皿収納部1aの1/2,1/3,1/4等
の小幅のものを等分大きさのもの同士、異る大き
さの組み合せに並べてもよいし、又長さを等分、
非等分にした中皿を使用するには容器本体に、こ
れと対応する中仕切りを設けることにより使用可
能である。
中皿取り出しには、空間部3を設けた側の中皿
側壁上端面又は鍔縁4a′を上から押圧することに
より他側の係支突部4c′が、舌片の撓みにより容
器本体の係支突部1cを乗り越えて容器本体1の
上方へ扛じ上げられ、該舌片両側を挟んで或は上
端鍔縁を摘んで中皿を取り出すことができる。
尚、本考案のパレツト容器の形状は図示のもの
に限らず、成形可能な他の形状としてもよいこと
は云うまでもない。
<考案の効果> 上記構成、作用に係る本考案のパレツト容器
は、中皿の舌片4c,4cを側壁4a,4aと平
行に間隙4b,4bをおいて一体成形により垂設
し係支突部4c′を設けたことにより容器本体1の
内側面に突設した係支突部1cに対し係脱自由に
弾性的に係支するので、携帯中の振動によつても
中皿がガタつかなくなつた。
従つて中皿内の化粧料がひゞ割れたり欠損しな
くなつた。中皿と容器本体とが直接係支している
ので中皿上面を抑支する中蓋が不要となり一々中
蓋を外したり摺動させることなく使用が簡便にな
つた。又、中蓋が不要となつて部品が少くなつ
た。中皿の取り出しに際し、一方を押し下げるこ
とにより、扛じ上げられた側の舌片4cはその係
支突部4c′が係支突部1cを乗り越えてその傾斜
面が該係支突部1cに支持されているので片手操
作でも中皿が元の容器内へ落ち込むことがなく、
直ちに突出した舌片の両側を持つて取り出せるよ
うになつたのでピンのような取り出し具や爪部の
突設や押し出し機構のような複雑な構成が不要で
ある。
よつて多種の化粧料の入れ替え使用がきわめて
簡単になり実用的価値が大きくなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一実施例を示すパレツト容器の開蓋
状態斜視図、第2図は、蓋を外した容器本体と中
皿の嵌着構成を示す拡大断面図、第3図は、中皿
の斜視図、第4図は、容器本体の他の実施例を示
し、第5図a,b,cは、中皿の他の実施例を示
し、第6図は、中枠を介挿した他の実施例を示
し、第7図は、他の実施例を示す縦断側面図であ
る。 1……容器本体、1a……中皿収納部、1c…
…係支突部、3……空間部、4……中皿、4a…
…側壁、4a′……鍔縁、4c……舌片、4c′……
係支突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体に収納する中皿はその相対する側壁の
    各上端外向き鍔縁の下面中程に、弾性を有する舌
    片を垂設しその各下端に外向きの係支突部を突設
    するとともに該舌片寄りの中皿底面の1方あるい
    は両方に船底状あるいは断面¬型(鈎型)の切欠
    部を形成し、容器本体はその中皿収納部の相対す
    る内側面に前記係支突部が係脱する係支突部を突
    設するとともに該係支突部の1方寄りの底板上面
    に所定幅、深さの溝を設けあるいは設けずにな
    り、該容器本体内に中皿を弾性的に嵌合係支し、
    容器本体に蓋を開閉可能に枢着してなるパレツト
    容器。
JP1986183567U 1986-11-27 1986-11-27 Expired - Lifetime JPH058891Y2 (ja)

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JPS6388209U JPS6388209U (ja) 1988-06-08
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