JPH0574123A - フロツピデイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のジャケットサイズのフロッピディスク
に対するアクセスを１台の装置で可能とする。 【構成】 自装置にセットされたフロッピディスクのジ
ャケットサイズの種別を検出する検出部６と、この検出
結果に応じて前記フロッピディスクのアクセスを行うマ
イクロプロセッサ３、駆動部５等とを１台のフロッピデ
ィスク装置内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】本発明はフロッピディスク装置に関し、特
に情報処理システムに用いられ、各種のデータを磁気的
に記録するフロッピディスク装置に関する。

【０００２】

【従来技術】従来、この種のフロッピディスク装置には
８インチ用、５インチ用、３．５インチ用等の種類があ
る。そして、これらの大きさのフロッピディスク個々に
１つのフロッピディスク装置が必要であり、お互いの互
換性はとれていなかった。このように、従来のフロッピ
ディスク装置は８インチディスク装置、５インチディス
ク装置、３．５インチディスク装置といったぐあいに夫
々のジャケットサイズ専用に作られており、例えば３．
５インチのディスク及び５インチのディスクを両方とも
使用している人は、２種類のフロッピディスク装置を持
たなければならず、装置の設置スペースが大になるとい
う欠点がある。

【０００３】

【発明の目的】本発明は上述した従来の欠点を解決する
ためになされたものであり、その目的は１台の装置で種
々のジャケットサイズのフロッピディスクに対してアク
セスできるフロッピディスク装置を提供することであ
る。

【０００４】

【発明の構成】本発明によるフロッピディスク装置は、
自装置にセットされたフロッピディスクのジャケットサ
イズの種別を検出する検出部と、この検出結果に応じて
前記フロッピディスクのアクセスを行うアクセス制御手
段とを有することを特徴とする。

【０００５】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明によるフロッピディスク装置
の一実施例の概略構成図である。図において、本発明の
一実施例によるフロッピディスク装置１０は、自装置に
挿入されてセットされたフロッピディスクのジャケット
サイズの種別を自動検出する検出部６と、オペレータが
セットしたフロッピディスクのジャケットサイズの種別
を示す情報を手動で入力するための切換スイッチ２と、
セットされたフロッピディスクに対して読み書きする情
報を記憶するための記憶部４とを含んで構成されてい
る。

【０００７】また、本実施例のフロッピディスク装置１
０は、自装置の現在の動作状態等を表示するためのディ
スプレイ１と、セットされたフロッピディスクに書込み
読出しを行うための駆動部５と、装置各部を制御するた
めのマイクロプロセッサ３とを含んで構成されている。

【０００８】ここで、検出部６において自動的にジャケ
ットサイズの種別を検出する方式としては、周知の光セ
ンサやレーザセンサにより検出する方式やジャケット挿
入にリンクしてスライドするレバーを設けて機械的に検
出する方式が考えられる。また、切換スイッチ２として
は、周知の押しボタンスイッチやディップスイッチの
他、ディスプレイ１上にタッチスイッチを設けても良
い。

【０００９】駆動部５には、フロッピディスク回転駆動
用のモータと、検出部６によるジャケットサイズの検出
結果、すなわち、ジャケットサイズ毎に書込み・読出し
範囲内でヘッドが移動するように駆動するモータとが含
まれるものとする。

【００１０】かかる構成とされた本実施例のフロッピデ
ィスク装置の動作を説明する。なお、本例においては
３．５インチ及び５インチのフロッピディスクが択一的
にセットされる場合について説明する。

【００１１】まず、前提として５インチの大きさのフロ
ッピディスクを検出した場合の信号を“０”、３．５イ
ンチの大きさのフロッピディスクを検出した場合の信号
を“１”とする。ここで、３．５インチのフロッピディ
スクがフロッピディスク装置１０に挿入され、セットさ
れると検出部６からプロセッサ３に対してフロッピディ
スク検出信号100 を“１”として、３．５インチのフロ
ッピディスクであることを知らせる。また、フロッピデ
ィスク切換スイッチ２で、３．５インチのスイッチをオ
ンにすることで、この切換スイッチ２からプロセッサ３
に対してフロッピディスク検出信号200 を“１”として
出力する。マイクロプロセッサ３はフロッピディスク検
出信号100 及び200 により記憶部４から、フロッピディ
スク情報を取込み、出力信号300 により本体側にフロッ
ピディスクの情報を出力する。それと共に、マイクロプ
ロセッサ３は挿入されたフロッピディスクの指定の読み
書きを行うようにフロッピディスク装置の駆動部５に対
して信号500 を出力する。これによって、駆動部５は挿
入されセットされたフロッピディスクの指定の方法で読
み書きを行う。それと共に、マイクロプロセッサ３はデ
ィスプレイ１上に表示すべき情報も同時に与え何らかの
情報、例えばセットされているフロッピディスクの種
別、書込み状態又は読出し状態の旨を出力する。

【００１２】また、フロッピディスク検出信号100 と20
0 との値が異った場合には、プロセッサ３から信号600
を出力してフロッピディスク装置上のディスプレイ１に
対して“ＥＲＯＲＲ”等のメッセージの表示を行う。な
お、検出部６及び切換スイッチ２は、少なくともいずれ
か一方を設ければ足りる。両方とも設けてモード切換え
により択一的に使用しても良い。

【００１３】次に、フロッピディスク装置の筐体構造例
について説明する。図２は、図１に示されている装置の
筐体構造の第１の例の概略を示す三面図である。図２
（ａ）には装置の正面図、同図（ｂ）には装置の上面
図、同図（ｃ）には装置の側面図が夫々示されている。

【００１４】この図に示されている装置は、５インチ及
び３．５インチに共通の挿入口２０を有するものであ
り、ここから挿入されたフロッピディスクは、同図
（ｂ）に示されている２５又は２６の位置に、ジャケッ
トが水平になるようにセットされる。すなわち、挿入口
２０は５インチ及び３．５インチのいずれかを挿入でき
るような形状となっている。つまり、同図（ａ）の挿入
口２０の幅Ｂの部分を利用すれば５インチのフロッピデ
ィスクが挿入でき、また挿入口２０の幅Ａの部分を利用
すれば３．５インチのフロッピディスクが挿入できるの
である。

【００１５】挿入されたフロッピディスクは、図示せぬ
検出部によってジャケットサイズが検出され、その検出
結果に応じてモータＭが駆動される。同図（ｃ）を参照
すると、モータＭは、Ｍ１及びＭ２の２つのモータから
なる。そして、３．５インチのフロッピディスクについ
ては、そのジャケット裏面の凹部とモータＭ２の突起部
Ｔとが嵌合した状態で回転駆動される。

【００１６】また、５インチのフロッピディスクについ
ては、そのジャケットに設けられている穴部を、モータ
Ｍ１及びＭ２で挟込んだ状態で回転駆動される。そし
て、図示せぬヘッドにより情報の読み書きが行われる。

【００１７】なお、図中の２１はＬＣＤによるディスプ
レイ、２３はイジェクトスイッチ、２２はディスクの回
転中に点灯するＬＥＤである。

【００１８】一方、図３は図１に示されている装置の筐
体構造の第２の例の概略を示す斜視図であり、図２と同
等部分は同一符号により示されている。図には、トレー
を用いた筐体構造が示されている。すなわち、イジェク
トスイッチ２３の操作によってトレー２４が矢印Ｙの方
向にスライド動作するものであり、図にはトレー２４が
開いている状態が示されている。

【００１９】このトレー２４上に３．５インチ又は５イ
ンチのフロッピディスクを載置した後イジェクトスイッ
チ２３を操作すれば、トレー２４は閉じ、５インチのフ
ロッピディスク２５が筐体内にセットされる。なお、
３．５インチのフロッピディスクについては、図中の破
線部２６の部分に載置した後同様にスイッチ２３を操作
すれば筐体内にセットされる。そのセット後は、上述の
図２の例と同様に図示せぬモータで回転駆動される他、
図示せぬヘッドで情報の読み書きが行われる。

【００２０】さらに、図４は図１に示されている装置の
筐体構造の第３の例の概略図であり、図２と同等部分は
同一符号により示されている。図３（ａ）には装置の正
面図、同図（ｂ）には装置の側面図が示されている。

【００２１】この図に示されている装置は、図２の装置
と同様に、５インチ及び３．５インチに共通の挿入口２
０を有するものであり、ここから挿入されたフロッピデ
ィスクは、同図（ｂ）に示されている位置に、ジャケッ
トが略垂直になるようにセットされる。すなわち、挿入
口２０は５インチ及び３．５インチのいずれかを挿入で
きるような形状となっている。つまり、同図（ａ）の挿
入口２０の幅Ｂの部分を利用すれば５インチのフロッピ
ディスクが挿入でき、また挿入口２０の幅Ａの部分を利
用すれば３．５インチのフロッピディスクが挿入できる
のである。

【００２２】挿入されたフロッピディスクは、図示せぬ
検出部によりジャケットサイズが検出され、その検出結
果に応じてモータＭ１及びＭ２が択一的に駆動される。
すなわち、５インチのフロッピディスクについてはモー
タＭ１、３．５インチのフロッピディスクについてはモ
ータＭ２によって回転駆動されるのである。そして、図
示せぬヘッドにより情報の読み書きが行われる。

【００２３】なお、上述の図２〜４は、５インチ又は
３．５インチの２種類のフロッピディスクについての装
置について説明したが、モータを追加する等により８イ
ンチを含めた３種類のフロッピディスクについての装置
も構成できることは明らかである。

【００２４】

【発明の効果】以上、説明したように本発明は、フロッ
ピディスク装置において、自装置にセットされたフロッ
ピディスクのジャケットサイズを検出し、その検出結果
にあわせた読み書きを可能とすることで、１台の装置で
種々の大きさのフロッピディスクをアクセスでき、省ス
ペース及び省コストが図れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例によるフロッピディスク装置の
構成を示すブロック図である。

【図２】フロッピディスク装置の筐体構造の第１の例の
概略を示す三面図である。

【図３】フロッピディスク装置の筐体構造の第２の例の
概略を示す斜視図である。

【図４】フロッピディスク装置の筐体構造の第３の例の
概略図である。

【符号の説明】

２ 切換スイッチ ３ マイクロプロセッサ ５ 駆動部 ６ 検出部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自装置にセットされたフロッピディスク
   のジャケットサイズの種別を検出する検出部と、この検
   出結果に応じて前記フロッピディスクのアクセスを行う
   アクセス制御手段とを有することを特徴とするフロッピ
   ディスク装置。
2. 【請求項２】 自装置にセットされたフロッピディスク
   のジャケットサイズの種別を示す種別情報を、外部から
   入力するための入力部と、この入力された種別情報に応
   じて前記フロッピディスクのアクセスを行うアクセス制
   御手段とを有することを特徴とするフロッピディスク装
   置。