JP2597816Y2 - オートチェンジ機能を有する記録媒体の再生装置 - Google Patents

オートチェンジ機能を有する記録媒体の再生装置

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JP2597816Y2
JP2597816Y2 JP1992068284U JP6828492U JP2597816Y2 JP 2597816 Y2 JP2597816 Y2 JP 2597816Y2 JP 1992068284 U JP1992068284 U JP 1992068284U JP 6828492 U JP6828492 U JP 6828492U JP 2597816 Y2 JP2597816 Y2 JP 2597816Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば車載用のいわ
ゆるナビゲーション装置に用いられ、地図情報が記録さ
れているいわゆるCD−ROMディスクを選択的に再生
することができるオートチェンジ機能を有する記録媒体
の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記ナビゲーション装置は、地磁気セン
サおよび車速センサ、あるいは測位衛星を用いて計測さ
れた自車位置を地図画面上に表示して、運転者の進路決
定の支援などを行う装置である。したがって、自車位置
を演算するホストコンピュータは、計測された自車位置
に対応する地図データをCD−ROMディスクから読出
し、読出した地図データに基づいて、地図画面上に自車
位置を合成した映像信号を作成し、液晶表示装置などで
実現される表示装置に表示させる。
【0003】前記CD−ROMディスクは、たとえば全
国を8つの地域に区分して、各地域毎に設けられてい
る。これらのCD−ROMディスクは、マガジン内に積
層されて収納されており、再生装置はこのマガジン内か
ら前記読出要求に応答して、所望とする地域の地図デー
タが記録されているディスクを選択的に取出して再生
し、読出した地図データを前記ホストコンピュータへ伝
送する。
【0004】上述のように構成される再生装置におい
て、典型的な従来技術では、たとえば地図の改訂などに
よって、CD−ROMディスクのバージョンが変更され
て、マガジンの交換が行われても、自動車のイグニショ
ンキースイッチが、AccもしくはIG接点に導通され
てホストコンピュータが起動されるまで、マガジンの各
スロット内に収納されているディスクの種別判別が行わ
れない。すなわち、前記バージョンの変更などによって
各スロット内のディスクが入換えられても、各スロット
に収納されているディスクがどの地域のディスクである
か、あるいは音楽用のディスクが誤って混入されていな
いか、さらに表裏が逆に装填されていないかなどの判別
は、ホストコンピュータが起動されてから行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって上述のよう
な従来技術では、ホストコンピュータが立上げられてか
ら、各スロットに収納されているディスクを再生装置が
1枚ずつ取出してリードイン情報およびメインデータの
一部を再生してゆき、ホストコンピュータが、その再生
されたリードイン情報およびメインデータから、どのス
ロットにどの地域のディスクが収納されているかを判別
して記憶しておくので、前記マガジン交換後には、地図
画面表示が開始されるまでかなりの時間を要する。
【0006】また、このような不具合を防止するために
は、各スロットには予めどの地域のディスクを収納する
かを決めておき、ディスクの交換を行うときには、各ス
ロットと対応するディスクとを確認しながら間違いなく
セットしておく必要があり、作業が煩雑になる。
【0007】本考案の目的は、良好な作業性で記録媒体
を交換することができるとともに、記録媒体の交換後に
も速やかに所望とする記録媒体を再生することができる
オートチェンジ機能を有する記録媒体の再生装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、情報処理装置
からの読出要求に応答して、制御手段がチェンジャ機構
を駆動し、収納部材内に収納されている複数の記録媒体
から所望とする記録媒体を取出して再生手段で再生さ
せ、読出された情報を前記情報処理装置に伝送するオー
トチェンジ機能を有する記録媒体の再生装置において、
記憶手段を設け、前記制御手段は、収納部材が交換され
ると、前記チェンジャ機構を駆動して、交換された収納
部材内に収納されている記録媒体を順次的に再生手段に
装填し、各記録媒体の種別を判断し、該記録媒体がCD
−ROMであると判断したときには該CD−ROMのメ
インデータの一部から成るラベル情報を前記記憶手段に
記憶させておくことを特徴とするオートチェンジ機能を
有する記録媒体の再生装置である。また本考案は、前記
制御手段は、収納部材が交換されると、前記情報処理装
置からの読出要求を受信するか否かに拘わらず、前記ラ
ベル情報の前記記憶手段への記憶動作を行うものである
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案に従えば、再生装置は、ホストコンピュ
ータなどの情報処理装置からの読出要求に応答して、C
D−ROMディスクなどの記録媒体から所望とする情報
を読出して前記情報処理装置へ伝送する。この再生装置
のマガジンなどの収納部材内には複数の記録媒体が収納
されており、前記読出要求に応答して制御手段がチェン
ジャ機構を駆動して、前記収納部材から所望とする記録
媒体を取出して再生手段で再生させることによって、上
述のように所望とする情報が読出される。
【0010】このように構成される再生装置において、
本考案では、各記録媒体のバージョンなどの種別を記憶
するための記憶手段を設ける。制御手段は、収納部材が
交換されると、前記チェンジャ機構を駆動して、交換さ
れた収納部材内に収納されている記録媒体を順次的に再
生手段に装填して、各記録媒体の種別を予め読取って記
憶手段に記憶させておく。
【0011】したがって、収納部材が交換された後の最
初の読出要求であっても、所望とする種別の記録媒体の
収納位置を正確に判別することができ、前記読出要求に
対応した情報を速やかに読出すことができる。また、使
用者は、収納部材内の各収納位置に任意に記録媒体をセ
ットするだけでよく、記録媒体の交換を良好な作業性で
行うことができる。特に本考案に従えば、記録媒体がC
D−ROMであるとき、そのCD−ROMのメインデー
タの一部から成るラベル情報を記憶手段に記憶させる。
これによって収納部材に収納されている複数の記録媒体
の種別を判断するだけでなく、特にCD−ROMである
とき、そのメインデータの一部からラベル情報を読取る
ので、希望するCD−ROMを再生することがきわめて
容易になる。さらに本考案に従えば、収納部材が交換さ
れると、前記情報処理装置からの読出要求を受信するか
否かに拘わらず、すなわちたとえば情報処理装置の電源
が立上げられていなくても、チェンジャ機構を駆動して
上述の記憶動作を行い、したがって再生手段による動作
を迅速に行うことができ、操作性がさらに向上される。
【0012】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の再生装置1が用
いられるナビゲーション装置2の電気的構成を示すブロ
ック図である。このナビゲーション装置2は、地磁気セ
ンサ3、車速センサ4、および測位衛星を用いて位置計
測を行う測位装置5の計測結果に基づいて、情報処理装
置であるホストコンピュータ6が自車位置を演算して求
め、その求められた自車位置に対応した地図データを再
生装置1内のCD−ROMディスク11から読出してお
り、入力操作手段8からナビゲーション機能が選択され
ると、読出した地図データに基づく地図画面上に、前記
自車位置を合成した映像信号を作成し、液晶表示装置な
どで実現される表示装置7に表示する。これによって、
運転者の進路決定などに用いられる。
【0013】前記再生装置1は、大略的に、制御回路1
2と、チェンジャ装置13と、デコード回路14と、メ
モリ15と、定電圧回路16とを含んで構成されてい
る。制御回路12は、ライン17を介して前記ホストコ
ンピュータ6から導出され、読出すべき領域の地図デー
タを記録しているディスクの種別とアドレスとを表す読
出要求信号に応答して、ライン18を介してチェンジャ
装置13を駆動制御する。
【0014】チェンジャ装置13は、後述するようにし
て収納されている複数のCD−ROMディスク11か
ら、前記種別に対応したディスクを取出して前記アドレ
スの記録領域に記録されている情報を読出し、データバ
ス19を介してデコード回路14へ出力する。デコード
回路14は、ライン20を介する制御回路12の制御信
号に応答して、再生されたデータを地図データにデコー
ドして、データバス21を介して前記ホストコンピュー
タ6へ伝送する。こうして、CD−ROMディスク11
から自車位置に対応した地域の地図データが読出され
て、前述のように自車位置とともに表示装置7で表示さ
れる。
【0015】このように構成されるナビゲーション装置
2は、イグニションキースイッチ25がAccもしくは
IG接点に導通されると、該イグニションキースイッチ
25および電源ライン26を介してバッテリ27からの
電力が供給されて電力付勢され、前記入力操作手段8か
らナビゲーション機能が選択されているか否かに拘わら
ず、自車位置に対応した地域の地図データを読出した待
機状態となり、ナビゲーション機能が選択されると直ち
に表示装置7に地図画面表示を行うことができる。
【0016】前記電源ライン26を介するバッテリ27
からの電力は、再生装置1内においては、定電圧回路1
6で予め定める一定電圧に変換された後、各回路12,
14およびチェンジャ装置13ならびにメモリ15に供
給されている。前記定電圧回路16にはまた、電源ライ
ン28を介してバッテリ27からバックアップ電力が直
接供給されており、このバックアップ電力によって、メ
モリ15の記憶内容が保持されるとともに、以下のよう
なCD−ROMディスク11の種別判定が行われる。
【0017】すなわち、前記CD−ROMディスク11
を収納したマガジンが交換されると、チェンジャ装置1
3からは、ライン22を介して制御回路12へ出力が導
出される。これに応答して制御回路12は、前記ホスト
コンピュータ6からの読出要求によることなく、すなわ
ちイグニションキースイッチ25がOFF接点に導通さ
れており、ホストコンピュータ6が停止している状態で
あっても、ライン18を介してチェンジャ装置13を駆
動制御して、前記マガジン内に収納されているCD−R
OMディスク11を順次的に再生し、前記種別が記録さ
れているリードイン情報およびメインデータの一部から
成るラベル情報を読出して、デコード回路14を介して
メモリ15に記憶しておく。
【0018】こうしてメインデータの一部から成るラベ
ル情報が読込まれた後、イグニションキースイッチ25
が導通されてホストコンピュータ6が立上げられると、
制御回路12は、ライン17を介する読出要求信号に応
答して、ライン20を介してデコード回路14に出力を
導出し、メモリ15内に記憶されている前記ラベル情報
を、データバス21を介してホストコンピュータ6内の
メモリ24へ伝送する。これによってホストコンピュー
タ6は、所望とするディスクの収納位置を判別すること
ができ、速やかな読出作業が可能となる。
【0019】図2は、チェンジャ装置13の斜視図であ
る。再生手段であるこのチェンジャ装置13は、前記ラ
イン18を介する読出要求信号に応答して、各スロット
30のトレイ31上に載置され、収納部材であるマガジ
ン32内に積層状態で収納されているCD−ROMディ
スク11を、架台33上の挿排手段34および昇降手段
35によって選択的に取出して再生を行う。
【0020】前記挿排手段34は、大略的に、アームモ
ータ36と、歯車列37と、揺動アーム38とを含んで
構成されている。CD−ROMディスク11の取出時に
は、アームモータ36が駆動されると、歯車列37を介
して揺動アーム38の遊端部38aが矢符39方向に変
位する。これによって、前記遊端部38aに取付けられ
ている図示しないフックの係合しているトレイ31が引
出されて架台33内に収納される。また、CD−ROM
ディスク11のマガジン32への収納時には、アームモ
ータ36は前記取出時とは逆回転方向に駆動され、これ
によって揺動アーム38の遊端部38aは、前記矢符3
9方向とは反対方向に変位し、架台33内のトレイ31
をマガジン32内に押込む。こうしてトレイ31上に載
置されたCD−ROMディスク11の挿排動作が実現さ
れる。
【0021】また前記昇降手段35は、架台33の両側
部に配置されているレバー部材41,42と、レバー部
材41の一端部41aを基台43上に形成された案内凹
溝44に沿って変位させる図示しないラックおよびピニ
オンギアならびにモータなどの駆動機構45と、所望と
するディスクが収納されているスロット30に架台33
が臨んでいるか否かを判別するためのディスク判別装置
46とを含んで構成されている。
【0022】駆動機構45が駆動されると、レバー部材
41の一端部41aが前記案内凹溝44上を摺動変位
し、これによって、レバー部材41,42によって支持
されている架台33が矢符47方向に昇降変位される。
このとき、マガジン32の各CD−ROMディスク11
を収納しているスロット30に対応して形成された検出
部材48の透孔49を、架台33に取付けた一対の受発
光素子などで実現されるフォトセンサ50で検出してカ
ウントすることによって、架台33が所望とするスロッ
ト30に臨んでいるか否かを判定することができる。
【0023】こうして所望とするスロット30に臨んだ
架台33内に、CD−ROMディスク11がトレイ31
上に載置された状態で取込まれた後、下降変位すること
によって、基台43上に設けられた図示しないターンテ
ーブルや光学ピックアップなどに臨んで該CD−ROM
ディスク11が装填されて再生が行われる。再生の終了
したCD−ROMディスク11は、架台33内で所定の
スロット30に対応した位置まで上昇された後、マガジ
ン32内に押込まれ、こうしてCD−ROMディスク1
1のオートチェンジ動作が実現される。
【0024】このように構成されるチェンジャ装置13
において、前記基台43には、マガジン32の着脱を検
出するために、マイクロスイッチなどで実現される着脱
検出器51が取付けられており、この着脱検出器51の
検出結果は前記ライン22を介して制御装置12に入力
されている。
【0025】図3はマガジン32の交換後におけるチェ
ンジャ装置13の動作を説明するためのフローチャート
であり、図4は前記マガジン32の交換後における制御
回路12の動作を説明するためのフローチャートであ
る。イグニシヨンキースイッチ25がOFF接点に導通
されている状態でマガジン32の交換が行われると、ス
テップn1で、該チェンジャ装置13はバックアップ状
態から復帰して、ライン22を介して制御回路12へ出
力を導出した後、ステップn2に移る。これに応答し
て、制御回路12はステップm1で、バックアップ状態
から復帰する。なお、イグニシヨンキースイッチ25が
AccもしくはIG接点に導通されている状態でマガジ
ン32の交換が行われたときには、それぞれ直接ステッ
プn2またはm2に移る。
【0026】ステップn2では、チェンジャ装置13か
らライン22を介して制御回路12へ初期化中であるこ
とを表すステータス信号が導出され、制御回路12はス
テップm2で、前記ステータス信号が受信されるとステ
ップm3で、ライン18を介してチェンジャ装置13に
第1番目のスロット内のCD−ROMディスク11から
順次的に、前記ラベル情報を読出すことを表す読出要求
信号を出力する。この読出要求信号に応答してチェンジ
ャ装置13は、ステップn3で、指定されたスロット内
のCD−ROMディスク11を取出して、前記ラベル情
報の再生を行い、データバス19からデコード回路14
を介してメモリ15内に記憶させる。
【0027】このようなラベル情報の読出処理が全ての
スロットに対して終了すると、制御回路12はステップ
m4で、ライン18を介してチェンジャ装置13に初期
化処理を終了すべき命令を導出する。これに応答してス
テップn4で、チェンジャ装置13からライン22を介
して、前記初期化処理を終了したことを表すステータス
信号が入力されると、このステップm4で初期化処理を
終了する。
【0028】このようにして読出されてメモリ15内に
記憶されている各スロットのラベル情報は、ステップm
5で、ホストコンピュータ6からライン17を介して読
出要求が入力されると、制御回路12によってライン2
0からデコード回路14を介して読出され、データバス
21を介してホストコンピュータ6のメモリ24へ伝送
される。
【0029】一方、前記CD−ROMディスク11に記
録されている前記ラベル情報は、前記メインデータの記
録領域の内、0分2秒第21〜30ブロック間に記録さ
れており、1ブロックは1/75秒の記録領域に対応
し、該1ブロックは2048バイトのデータから構成さ
れている。また本考案では、前記マガジン32内に収納
されるCD−ROMディスク11は、全国を関東、東
海、近畿などの地域毎に対応して8枚準備されている。
したがってデータの基本単位を前記2056バイトで統
一するために、メモリ15,24内に記憶される各スロ
ット30のラベル情報は、図5で示されるように256
バイトとされる。
【0030】なお、本実施例では、記憶される各スロッ
ト30のラベル情報には、収納されているディスクがC
D−ROMディスクであるときには、上述のように記録
されているラベル情報がセットされ、また誤って装填さ
れた音楽用のコンパクトディスクであるときには、全て
のビットに「0」がセットされ、またCD−ROMディ
スクであっても傷などで、前記ラベル情報が正確に読取
れなかったときには、全てのビットに「1」がセットさ
れる。
【0031】図6は、上述のようなラベル情報の入力処
理手順を説明するためのフローチャートである。ステッ
プp1ではカウンタのカウント値iが1にセットされ、
ステップp2ではこのi番目のスロットのディスクがチ
ェンジャ装置13によって再生される。その結果、ステ
ップp3において、情報の読取りが可能であるか否かが
判断され、そうでないとき、すなわちスロット30にデ
ィスクが装填されていないとき、あるいはディスクの表
裏が逆に装填されているときにはステップp4に移り、
全てのビットが「0」のラベル情報がセットされる。
【0032】前記ステップp3において、ディスクが正
しく装填されているときにはステップp5に移ってリー
ドイン情報が読取られ、ステップp6でそのリードイン
情報からディスクの種別が判断され、音楽用のディスク
であるときには前記ステップp4に移り、CD−ROM
ディスクであるときにはステップp7に移る。ステップ
p7では、メインデータ領域からラベル情報が読取ら
れ、ステップp8では、前述のようなメインデータ領域
に繰返し記録されているラベル情報が、1回でも異常な
く読取ることができたか否かが判断され、1回も正常に
読取れなかったときにはステップp9に移って、ラベル
情報の全てのビットに「1」がセットされる。また、ス
テップp8において前記ラベル情報が1回でも正常に読
取ることができたときにはステップp10に移り、読取
られたラベル情報がそのまま保持される。
【0033】前記ステップp4,p9,p10からはス
テップp11に移り、前記カウント値iに1が加算され
て更新され、ステップp12では、そのカウント値iが
予め定める値i1、すなわち8を超えたか否かが判断さ
れ、そうでないときにはステップp2に戻って、次のス
ロットのディスクのラベル情報の読取りが行われ、そう
であるときには動作を終了する。
【0034】図7は、上述のようにして設定されたラベ
ル情報に基づくホストコンピュータ6の読出動作を説明
するためのフローチャートである。ステップq1では、
自車位置などに対応して、読出すべき対象となるディス
クのラベル情報が記憶されているか否かが判断され、そ
うであるときにはステップq2で、対応するディスクに
交換されて、対応するアドレスの読出要求が出力されて
読取りが行われた後、動作を終了する。
【0035】前記ステップq1において、読出対象のデ
ィスクのラベル情報が記憶されていないときにはステッ
プq3に移り、ラベル情報が正確に読取れてないないC
D−ROMディスクがあるか否かが判断され、すなわち
ラベル情報として全てのビットに「1」がセットされた
ラベル情報があるか否かが判断され、そのラベル情報が
ないときにはステップq4で、表示装置7にエラーメッ
セージが表示された後、動作を終了し、そうであるとき
にはステップq5に移る。
【0036】ステップq5では、ラベル情報を正確に読
取れなかったディスクから所望とするアドレスの内容の
読取が試みられ、ステップq6で必要なデータを読取る
ことができたか否かが判断され、そうであるときには動
作を終了し、そうでないときにはステップq7に移る。
ステップq7では、ラベル情報が読取れなかったCD−
ROMディスクで、まだ読取動作を行っていないディス
クがあるか否かが判断され、そうであるときには前記ス
テップq5に移って、そのディスクに交換が行われて読
取動作が試みられ、そうでないときには前記ステップq
4に移って、エラーメッセージが表示される。
【0037】このように本考案に従う再生装置1では、
ホストコンピュータ6が電力付勢されているか否かに拘
わらず、マガジン32の交換が行われた後には、各スロ
ット30内のディスクのラベル情報を予め読取ってメモ
リ15に記憶しておき、ホストコンピュータ6の電源が
立上げられて最初の読出要求に応答して、記憶していた
ラベル情報をメモリ24へ伝送するので、ホストコンピ
ュータ6は、読出すべき地図データの記憶されているデ
ィスクを速やかに読出すことができる。またこのような
再生装置1は、自動車のリアトランクなどに設けられて
おり、したがってマガジン32の交換が行われた後、運
転者が運転席に乗込んでナビゲーション装置2の使用を
始める頃には、前述のようなラベル情報の読取を終了す
ることができ、直ちにナビゲーション装置2を使用する
ことができる。
【0038】また本考案によれば、地図の改訂などによ
ってバージョンの異なるディスクが装填されていたり、
あるいは傷などで前記ラベル情報が正常に読出されなか
った場合にも、所望とするデータが記録されている可能
性のあるディスクの読取りが試みられるので、読取エラ
ーの発生を最小限に抑えることができる。
【0039】さらにまた、使用者は、マガジン32の各
スロット30に任意にディスクをセットするだけでよ
く、ディスクの交換を良好な作業性で行うことができ
る。
【0040】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、再生装置
内に記憶手段を設け、この記憶手段には、収納部材が交
換されると、該収納部材内に収納さている記録媒体を順
次的に再生してその種別を予め記憶しておくので、収納
部材が交換されてからの最初の読出要求であっても、速
やかに所望とする種別の記録媒体の収納位置を判別し
て、その収納位置に収納されている記録媒体から情報を
再生することができる。また、使用者は、収納部材内の
各収納位置に任意に記録媒体をセットするだけでよく、
記録媒体の交換を良好な作業性で行うことができる。特
に本考案によれば、記録媒体の種別がCD−ROMであ
ると判断したとき、そのメインデータの一部から成るラ
ベル情報を読出して記憶手段に記憶させておくので、希
望するCD−ROMを容易に再生することができる。さ
らに本考案によれば、収納部材が交換されると、読出要
求を受信するか否かに拘わらず、上述の記憶動作が行わ
れるので、再生手段による再生を迅速に行うことがで
き、操作性がさらに向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の再生装置1が用いられるナ
ビゲーション装置2の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】再生装置1内のチェンジャ装置13の斜視図で
ある。
【図3】前記チェンジャ装置13のマガジン32の交換
後におけるチェンジャ装置13の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】前記マガジン32の交換後における制御回路1
2の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】メモリ15,24に記憶される各ディスクのラ
ベル情報の構成を説明するための図である。
【図6】前記ラベル情報の入力処理手順を説明するため
のフローチャートである。
【図7】前記ラベル情報を用いたホストコンピュータ6
の読出動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 再生装置 2 ナビゲーション装置 6 ホストコンピュータ 11 CD−ROMディスク 12 制御回路 13 チェンジャ装置 14 デコード回路 15,24 メモリ 25 イグニションキースイッチ 31 トレイ 32 マガジン 34 挿排手段 35 昇降手段 51 着脱検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 17/22 - 17/30

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置からの読出要求に応答し
    て、制御手段がチェンジャ機構を駆動し、収納部材内に
    収納されている複数の記録媒体から所望とする記録媒体
    を取出して再生手段で再生させ、読出された情報を前記
    情報処理装置に伝送するオートチェンジ機能を有する記
    録媒体の再生装置において、 記憶手段を設け、 前記制御手段は、収納部材が交換されると、前記チェン
    ジャ機構を駆動して、交換された収納部材内に収納され
    ている記録媒体を順次的に再生手段に装填し、各記録媒
    体の種別を判断し、該記録媒体がCD−ROMであると
    判断したときには該CD−ROMのメインデータの一部
    から成るラベル情報を前記記憶手段に記憶させておくこ
    とを特徴とするオートチェンジ機能を有する記録媒体の
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、収納部材が交換される
    と、前記情報処理装置からの読出要求を受信するか否か
    に拘わらず、前記ラベル情報の前記記憶手段への記憶動
    作を行うものであることを特徴とする請求項1記載のオ
    ートチェンジ機能を有する記録媒体の再生装置。
JP1992068284U 1992-09-30 1992-09-30 オートチェンジ機能を有する記録媒体の再生装置 Expired - Lifetime JP2597816Y2 (ja)

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