JPH0573563B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0573563B2
JPH0573563B2 JP25841290A JP25841290A JPH0573563B2 JP H0573563 B2 JPH0573563 B2 JP H0573563B2 JP 25841290 A JP25841290 A JP 25841290A JP 25841290 A JP25841290 A JP 25841290A JP H0573563 B2 JPH0573563 B2 JP H0573563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
resistant resin
resin plate
formwork
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25841290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04133701A (ja
Inventor
Tsuyoshi Inoe
Takashi Mitsuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokukon Co Ltd
Original Assignee
Hokukon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokukon Co Ltd filed Critical Hokukon Co Ltd
Priority to JP25841290A priority Critical patent/JPH04133701A/ja
Publication of JPH04133701A publication Critical patent/JPH04133701A/ja
Publication of JPH0573563B2 publication Critical patent/JPH0573563B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水路面の長さ方向全長に亘る所要幅
部分が耐蝕性樹脂板で被覆されてなるコンクリー
ト製水路ブロツクを仕上がり良く製造可能とする
製造方法に関するものである。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕
水路の腐食を防止する目的で、水路面を耐蝕性
樹脂板で被覆することが行われるようになつてき
ている。
係る樹脂被覆の施されたコンクリート製水路ブ
ロツクの従来における製造方法は、例えば水路の
全体が樹脂被覆された側溝ブロツクを例にとれ
ば、上端が開放状態にある型空所を形成する外型
枠と内型枠とを用い、第10〜11図に示すごと
く、内型枠aの型空所側の取付け面bに耐蝕性樹
脂板cを取付けかつこの耐蝕性樹脂板cの端面d
を外型枠を形成する端板eの内面fと当接させ、
この状態で、第11図に示すごとく型空所g内に
コンクリートhを充填し、該型空所g内で一定期
間養生した後脱型することにより第12図に示す
ごとく側溝ブロツクiを製造するものであつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら従来の製造方法においては、内型枠
aと重なり状態にある耐蝕性樹脂板cの端面dが
端板eの内面fと単純に当接した状態にあるに過
ぎなかつたため、該樹脂板cの端部分と内型枠a
との密着不良が生じ易く、第12図に示すような
波状の歪みjがブロツクの端部分に生ずることが
往々にしてあつた。そのためブロツク相互を接続
した際に、耐蝕性樹脂板の端面相互が正しく対向
した状態とならない部分が生じ、ブロツク相互の
接続部分を耐蝕性を確保して確実に目地処理する
ことが困難である問題があつた。
又従来方法においては、内型枠aと重なり状態
にある耐蝕性樹脂板cの端面dが端板eの内面f
と単純に当接しているに過ぎないものであつたた
め、型空所g内にコンクリートを打設したとき、
耐蝕性樹脂板cと端板eとの当接部kを通つて、
当接状態にある内型枠aと耐蝕性樹脂板cとの間
mにセメント分が太い矢印で示すように侵入し、
製造された水路ブロツクの樹脂被覆面や内型枠の
取付け面に広範囲に亘りセメントが付着する事態
を招いていた。このままでは製品として出荷する
ことができないために、従来においては、製造後
これらの付着セメントを除去していたのである
が、係る作業には多くの手間と時間を要して製品
コストの上昇を招く問題があつた。
本発明は、耐蝕性樹脂板の端部分を内型枠に密
着させることを基本として前記問題点を解決す
る、水路面が耐蝕性樹脂板で被覆されたコンクリ
ート性水路ブロツクの製造方法(以下製造方法と
いう)の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る製造方法は、水路面の長さ方向全
長に亘る所要幅部分が耐蝕性樹脂板11で被覆さ
れてなるコンクリート製水路ブロツクを、外型枠
3及び該外型枠3との間でコンクリート充填用の
型空所2を形成する内型枠5を用いて製造するに
際し:該内型枠5の型空所側の取付け面17に耐
蝕性樹脂板11を取付けて後、内型枠5と耐蝕性
樹脂板11との重なり状態にある両端の重合縁部
分12,12の耐蝕性樹脂板表面13,13を、
外型枠3を形成する端板9の内面に突出形成され
た押え突条10の押圧面14により、耐蝕性樹脂
板11の端部分8が内型枠5に密着するよう押圧
せしめて後、型空所2内に常法によりコンクリー
トを充填し、該型空所で一定期間養生した後脱型
することを特徴とするものである。
本発明において「水路ブロツク」とは、側溝ブ
ロツクやボツクスカルバート等水路構築に用いら
れる各種の水路ブロツクをいう。又「水路面の長
さ方向全長に亘る所要幅部分」とは、水路面の全
体を意味することの他、構築すべき水路の目的に
応じて設定された水路面の下側や上側等の所要幅
の部分を意味する。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を、側溝ブロツクとしての
水路ブロツクを製造する場合を例にとり図面に基
づいて説明する。
第1〜2図は、本発明の製造方法に用いる型枠
1の概略構造を説明するものである。
該型枠1は、型空所2を形成する外型枠3と内
型枠5とから構成されている。外型枠3は、底板
6と、下端部において該底板6に起倒可能に枢着
7された対向する一対の側板8,8と、両側板
8,8が起立した状態において外型枠の両端面を
形成する例えば着脱自在である端板9の一対とか
らなる。該端板9の内面には、第3図に示すごと
く、倒U字状形態に折曲する押え突条10が突出
形成されている。該押え突条10は、後述のごと
く、内型枠5と耐蝕性樹脂板11との重なり状態
にある重合縁部分12,12の耐蝕性樹脂板表面
13を押圧する機能を有するものであり、その押
圧面14には傾斜するガイド面15が連設されて
いる。一方内型枠5は、倒U字状をなしており、
立設状態にある側板8,8間において底板6上に
設置され、外型枠3との間で前記型空所2を形成
する。
係る型枠1を用いて第6図に示すごとき側溝ブ
ロツク16aとしての水路ブロツク16を製造す
るには、まず第1〜2図に示すごとく、内型枠5
の型空所側の取付け面17に耐蝕性樹脂板11を
取付ける。該耐蝕性樹脂板11は、第4〜5図に
示すごとく、耐蝕性に優れた樹脂例えば硬質塩化
ビニル樹脂を以て形成されており、平板状をなす
板体19の裏面に、先端に膨出部20を有する例
えば断面T字状をなすアンカー突条21が、所要
間隔を隔てて板体19の長さ方向に平行状態で突
出形成されてなる。該耐蝕性樹脂板11は、平滑
な表面22が内型枠5の取付け面17と当接する
よう内型枠5に取付けられるのであるが、両端部
においては、第4図に示すごとく、押え突条10
の突出長さに相当する長さ分だけアンカー突条2
1が切除されている。このように耐蝕性樹脂板1
1を内型枠5に取付けた後、第5図に示すごと
く、内型枠5と耐蝕性樹脂板11との重なり状態
にある重合縁部分12の耐蝕性樹脂板表面13に
押え突条10が覆い被さり押圧面14により該樹
脂板表面13が押圧された状態とし、これによつ
て、耐蝕性樹脂板11の端部分18が内型枠5と
密着した状態とする。このように押圧状態とする
際、押圧面14に傾斜ガイド面15が連設されて
いることから、樹脂板表面13は該ガイド面15
に案内されて、無理なく押圧面14に押圧された
状態となり得る。このように外型枠3と内型枠5
と耐蝕性樹脂板11とを一体化した後、第2図に
示すごとく、型枠の上部開口23より型空所2内
にコンクリートCを充填する。耐蝕性樹脂板11
の端部分18が内型枠5と密着しているため、コ
ンクリート充填の際に、セメント分が重合縁部分
の端部から内型枠と樹脂板の当接部分25(第5
図参照)に侵入することが確実に阻止される。そ
して該型空所2内で一定期間養生した後脱型する
ことにより、水路面が耐蝕性樹脂板11で被覆さ
れてなる第6図に示すごとき側溝ブロツク16a
が製造されることとなる。
第7図は、本発明に係る製造方法によつて製造
されたボツクスカルバート16bを例示するもの
であり、管路面としての水路面の全体が耐蝕性樹
脂板11で被覆されている。係るボツクスカルバ
ート16bの製造は、内型枠が環状を呈する点に
おいて前記した側溝ブロツク製造の場合と異なる
が、前記と同様、内型枠と耐蝕性樹脂板との重な
り状態にある重合縁部分の耐蝕性樹脂板表面に押
え突条が覆い被さつて耐蝕性樹脂板の端部分が内
型枠と密着状態とされた後、型空所内にコンクリ
ートが充填され、該型空所で一定期間養生された
後脱型されて製品とされる。
第8図は、本発明に係る製造方法によつて製造
された側溝ブロツク16aの他の例を示すもので
あり、水路面の下側部分が耐蝕性樹脂板11で被
覆されている。係る側溝ブロツク16aを製造す
る際、耐蝕性樹脂板11の両端部分が内型枠と密
着状態とされただけでは、耐蝕性樹脂板の両側縁
部分と内型枠との密着不良によつて、この密着不
良部分から内型枠と樹脂板との当接部分にセメン
ト分が侵入する恐れがある。このような恐れを確
実に防止する手段としては、例えば第9図に示す
ごとく、耐蝕性樹脂板の両側縁部分26,26の
中間適部分(例えば第8図において一点鎖線で示
す部分27)を押え装置29によつて内型枠の取
付け面17に向けて押圧するのが良い。この押え
装置29は、例えば側縁部分26の長さ方向に長
い押え部30に押し棒31が突出形成されてなる
合成樹脂製の押え具32を用い、該押え部30が
側縁部分26と当接した状態において、側板8の
型空所側の面に固定された円錐台状小木塊33に
形成されてなる雌ネジ部に、側板8のボルト孔を
挿通する押えボルト35を螺合させ、この押えボ
ルト35の先端で前記押し棒31の端部36を押
圧し、これによつて側縁部分26を内型枠5に密
着させるものである。脱型により、前記押え具3
2はコンクリート中に埋設され、脱型によつて形
成された小木塊33によるテーパー形状の孔部に
はモルタルが充填される。
〔発明の効果〕
本発明は以下のごとき優れた効果を奏する。
本発明に係る製造方法によるときには、押え
突条によつて、耐蝕性樹脂板の端部分が内型枠
の取付け面と確実に密着した状態となり、この
状態で型空所内にコンクリートが充填される。
従つて、耐蝕性樹脂板の端面が端板の内面と
単純に当接した状態にある従来の製造方法にお
けるような、樹脂板端部と内型枠との密着不良
に伴う前記した歪みが生ずる恐れがなく、均一
な品質の水路ブロツクを製造し得ることとな
る。このようなことから、ブロツク相互の接続
部分を耐蝕性を確保して確実に目地処理するこ
とができる。
本発明に係る製造方法によるときには、押え
突条によつて、耐蝕性樹脂板の端部分が内型枠
の取付け面と確実に密着した状態となる。
従つて型空所内にコンクリートを充填して
も、従来のごとく、内型枠と耐蝕性樹脂板の重
合縁部分の端部から内型枠と耐蝕性樹脂板との
当接部分にセメント分が侵入する恐れがない。
このようなことから、水路面の全体が耐蝕性
樹脂板で被覆される場合には、従来のように樹
脂被覆面や内型枠の取付け面にセメント分が付
着する恐れがなく、付着セメントの除去に労力
を費やす必要がない。又水路面の下側や上側等
の一部分が樹脂被覆面とされる場合も、重合縁
部分が密着状態にあることから、耐蝕性樹脂板
の両側縁部分と内型枠の取付け面も略密着した
状態となり、両側縁部分の中間部からのセメン
ト分の侵入もそれ程生じず、付着セメントの除
去に要する労力が従来に比し少なくて済む。そ
れ故本発明に係る製造方法によるときには、従
来に比して生産性向上を図ることができ、又製
品コストの低減を期し得ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法を説明する斜視図、
第2図はその断面図、第3図は本発明の製造方法
に用いる型枠を構成する端板を示す斜視図、第4
〜5図は耐蝕性樹脂板を押え突条によつて押圧状
態とする工程を説明する斜視図、第6図は本発明
によつて製造された側溝ブロツクの一例を示す斜
視図、第7図は本発明によつて製造されたボツク
スカルバートの一例を示す斜視図、第8図は本発
明によつて製造された側溝ブロツクの他の例を示
す斜視図、第9図は第8図に示す側溝ブロツク製
造の際における耐蝕性樹脂板の縁部分を内型枠に
密着させる手段を例示する斜視図、第10〜11
図は従来の製造方法の問題点を説明する説明図、
第12図は従来の製造方法によつて製造された側
溝ブロツクを例示する部分斜視図である。 1……型枠、2……型空所、3……外型枠、5
……内型枠、9……端板、10……押え突条、1
1……耐蝕性樹脂板、12……重合縁部分、14
……押圧面、17……取付け面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水路面の長さ方向全長に亘る所要幅部分が耐
    蝕性樹脂板11で被覆されてなるコンクリート製
    水路ブロツクを、外型枠3及び該外型枠3との間
    でコンクリート充填用の型空所2を形成する内型
    枠5を用いて製造するに際し:該内型枠5の型空
    所側の取付け面17に耐蝕性樹脂板11を取付け
    て後、内型枠5と耐蝕性樹脂板11との重なり状
    態にある両端の重合縁部分12,12の耐蝕製樹
    脂板表面13,13を、外型枠3を形成する対向
    する端板9,9の内面に突出形成された押え突条
    10の押圧面14により、耐蝕性樹脂板11の端
    部分8が内型枠5に密着するよう押圧せしめて
    後、型空所2内に常法によりコンクリートを充填
    し、該型空所で一定期間養生した後脱型すること
    を特徴とする、水路面が耐蝕性樹脂板で被覆され
    たコンクリート製水路ブロツク。
JP25841290A 1990-09-26 1990-09-26 水路面が耐蝕性樹脂板で被覆されたコンクリート製水路ブロックの製造方法 Granted JPH04133701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25841290A JPH04133701A (ja) 1990-09-26 1990-09-26 水路面が耐蝕性樹脂板で被覆されたコンクリート製水路ブロックの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25841290A JPH04133701A (ja) 1990-09-26 1990-09-26 水路面が耐蝕性樹脂板で被覆されたコンクリート製水路ブロックの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04133701A JPH04133701A (ja) 1992-05-07
JPH0573563B2 true JPH0573563B2 (ja) 1993-10-14

Family

ID=17319869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25841290A Granted JPH04133701A (ja) 1990-09-26 1990-09-26 水路面が耐蝕性樹脂板で被覆されたコンクリート製水路ブロックの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04133701A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177433A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Sekisui Chem Co Ltd 門型プレキャストコンクリート排水構造、該門型プレキャストコンクリート排水構造を用いた排水システム及びプレキャストコンクリート排水構造に用いる門型部材
JP5010519B2 (ja) * 2007-09-26 2012-08-29 ジオスター株式会社 粗度係数を改善したプレキャストコンクリート製品の製法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04133701A (ja) 1992-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0573563B2 (ja)
US4143849A (en) Mold for forming joints between conduits
EP1422355B1 (de) Abschalungsplatte sowie Verfahren zu ihrer Herstellung und Befestigung
JP2764529B2 (ja) コンクリートの鉛直打継目の処理方法
CN112610245B (zh) 隧道仰拱橡胶止水带固定装置及施工方法
JP2004300764A (ja) 型枠用化粧パネル
JP2857643B2 (ja) 耐食ライニングの施工方法
JPH0417607Y2 (ja)
JP2512260Y2 (ja) 穴埋め用型枠
JPS60151005A (ja) コンクリート製品接続用受部材の埋設方法
JPS64460Y2 (ja)
JPH0710149U (ja) 目地部ジョイントシース
JPH0532250Y2 (ja)
JP3261449B2 (ja) 耐食ライニングの施工方法
JPH0627948U (ja) 伸縮目地用止水板
JPH01187263A (ja) 逆巻コンクリート工法
JPS6163447A (ja) 複合継手管の製法
JPS6243019Y2 (ja)
JPS6335936A (ja) コンクリ−ト打継板
JP2573621Y2 (ja) 縁石の目地施工用型枠
JPH057306Y2 (ja)
JPH0239962B2 (ja)
JPH0526141Y2 (ja)
JPH0416047B2 (ja)
JPS6137710Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees