JPH057261A - 通話料金比例配分方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】移動先への転送処理機能を発信交換局１２に持
たせることにより、発信交換局１２から転送元交換局１
５を経由することなく直接に転送先交換局１３に接続す
る。 【効果】通話料金を比例配分できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は移動体通信網における通
話料金比例配分方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、移動体通信網における呼の転送処
理は転送元交換局で行なっていたため、通話回線が転送
元交換局を介して設定される。また、課金においては、
発信加入者に転送元交換局までの通話料金が課金され、
着信加入者に転送元交換局からの通話料金が課金される
ようになっている。

【０００３】従来の移動体通信網の一例を示す図３を参
照すると、転送元交換局１０５はダイヤル番号１０３よ
り移動先番号を抽出して転送処理を行う。この結果、通
話回線１０８は発信加入者１０１より発信交換局１０２
及び転送元交換局１０５を経由して移動先交換局１０６
及び転送先加入者１０７に接続される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の通信網
では、転送処理を転送元交換機で行っているので、発信
交換局と転送先交換局との間の距離が発信交換局と転送
元交換局との間の距離より短かい場合でも転送元交換局
を必ず経由しなければならない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の通話料金比例配
分方式は、複数の交換局及び移動可能な加入者を含む移
動体通信網において、加入者発信呼を受け付ける発信交
換局に、第１の加入者から発信されたダイヤル番号より
対応する第２の加入者を収容する転送元交換局に移動体
通信網のローミングによる移動先番号を要求する第１の
手段と、前記転送元交換局に前記ダイヤル番号から前記
移動先番号までの第１の課金度数を要求する第２の手段
と、前記転送元交換局から返送される前記移動先番号及
び前記第１の課金度数を受信する第３の手段と、受信し
た前記移動先番号を翻訳し最低課金度数の通話回線を選
択して呼接続を行う第４の手段と、前記第１の加入者か
ら発信された前記ダイヤル番号までの第２の課金度数を
算出する第５の手段と、通信完了時に前記第１及び第２
の課金度数の比率により通話料金を配分する第６の手段
と、前記転送元交換局に前記第２の加入者に対して請求
する通話料金を報告する第７の手段とを備え、前記転送
元交換局に、前記発信交換局からの要求に対し受信した
前記ダイヤル番号から前記移動先番号を抽出する第１の
手段と、前記発信交換局からの要求に対し受信した前記
ダイヤル番号から前記移動先番号までの前記第１の課金
度数を算出する第２の手段と、前記発信交換局からの要
求に対し前記移動先番号及び前記第１の課金度数を返送
する第３の手段と、前記発信交換局からの前記通話料金
を受信する第４の手段とを備える。

【０００６】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００７】本発明の一実施例を示す図１及び図２を参
照すると、発信加入者１１が転送元となる加入者に発信
する（２１）。転送元交換局１５はダイヤル番号（転送
元電話番号）（２３）を受け取り、このダイヤル番号よ
り移動先番号の抽出処理を行ない（５１）、かつ移動先
番号までの課金度数抽出処理を行ない（５２）、移動先
番号及び課金度数を報告する（２４）。発信交換局１２
は転送元交換局１５からの返送である移動先番号及び課
金度数を受け取り、移動先番号を翻訳して最低課金度数
の通話回線を選択する（５３）とともに、課金度数を算
出し（５４）、転送処理を行う（５５）。発信交換局１
２は加入者１１，１４間の通話終了により切断信号（３
１）を受信すると、通話料金を計算して発信加入者１１
よりダイヤルされた番号から移動先番号までの課金度数
と転送元交換局１５から移動先番号までの課金度数との
比率により、通話料金の配分処理を行い（５６）、ダイ
ヤルされた番号を持つ加入者に請求する通話料金の報告
を行う（３２）。転送元交換局１５は受信した通話料金
をダイヤルされた番号の加入者に対し課金処理する（５
７）。

【０００８】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
送処理機能を発信交換局に持たせることにより、発信交
換局から転送元交換局を経由することなく直接に転送先
交換局に接続でき、通話料金を比例配分できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。

【図２】同実施例における処理手順を示す。

【図３】従来の一例を示す構成図である。

【符号の説明】

１１ 発信加入者 １２ 発信交換局 １３ 転送先交換局 １４ 転送先加入者 １５ 転送元交換局

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 複数の交換局及び移動可能な加入者を含
   む移動体通信網において、加入者発信呼を受け付ける発
   信交換局に、第１の加入者から発信されたダイヤル番号
   より対応する第２の加入者を収容する転送元交換局に移
   動体通信網のローミングによる移動先番号を要求する第
   １の手段と、前記転送元交換局に前記ダイヤル番号から
   前記移動先番号までの第１の課金度数を要求する第２の
   手段と、前記転送元交換局から返送される前記移動先番
   号及び前記第１の課金度数を受信する第３の手段と、受
   信した前記移動先番号を翻訳し最低課金度数の通話回線
   を選択して呼接続を行う第４の手段と、前記第１の加入
   者から発信された前記ダイヤル番号までの第２の課金度
   数を算出する第５の手段と、通信完了時に前記第１及び
   第２の課金度数の比率により通話料金を配分する第６の
   手段と、前記転送元交換局に前記第２の加入者に対して
   請求する通話料金を報告する第７の手段とを備え、前記
   転送元交換局に、前記発信交換局からの要求に対し受信
   した前記ダイヤル番号から前記移動先番号を抽出する第
   １の手段と、前記発信交換局からの要求に対し受信した
   前記ダイヤル番号から前記移動先番号までの前記第１の
   課金度数を算出する第２の手段と、前記発信交換局から
   の要求に対し前記移動先番号及び前記第１の課金度数を
   返送する第３の手段と、前記発信交換局からの前記通話
   料金を受信する第４の手段とを備えることを特徴とする
   通話料金比例配分方式。