JPH0572450U - サーマルヘッドの着脱構造 - Google Patents

サーマルヘッドの着脱構造

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JPH0572450U
JPH0572450U JP1131092U JP1131092U JPH0572450U JP H0572450 U JPH0572450 U JP H0572450U JP 1131092 U JP1131092 U JP 1131092U JP 1131092 U JP1131092 U JP 1131092U JP H0572450 U JPH0572450 U JP H0572450U
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print head
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字ヘッドの着脱を容易に行なうことであ
る。 【構成】 プリンタ本体の前面に近接して配置されると
ともに前面側に開放した平板状で少なくとも二つの位置
決め係止部32を有するヘッド取付部30が形成された
ヘッド保持体19と、このヘッド保持体19の前記ヘッ
ド取付部30の一面に接合し前記位置決め係止部32に
係合する位置決め係止部35が形成された印字ヘッド2
0と、この印字ヘッド20に取り付けられ前記印字ヘッ
ド20との間で前記ヘッド取付部30を挟持する弾性脚
39が一体的に形成された板ばね37とよりなり、前記
印字ヘッド20を前記ヘッド保持体19の正面側からそ
のヘッド保持体19に取り付けるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サーマルヘッドを用いたラベルプリンタ等に利用されるサーマルヘ ッドの着脱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラベルプリンタ等においてサーマルヘッドを交換する頻度は比較的高い ものであるため、その着脱構造は着脱作業が容易であるように配慮して種々の形 式のものが実用化されている。その一例としては、実開平1−119344号公 報に記載されたようなものがあり、その構造及び作用を図5及び図6に基づいて 説明する。
【0003】 まず、板金製のヘッド保持体1が支軸2に回動自在に取り付けられている。こ のヘッド保持体1は、プリンタ本体の前面側が図5では左側であり、支軸2が位 置する側は、プリンタ本体の奥側である。そして、平面部分はヘッド取付部3と されており、このヘッド取付部3の奥側の中央には、ヘッド取付切欠4が形成さ れている。また、前記ヘッド取付部3には、二個の位置決め突部5が設けられて いる。ついで、印字ヘッド6が設けられている。この印字ヘッド6は、サーマル ヘッドであり、図示しない発熱部が形成された基板7とこの基板7に固定された 放熱板8とよりなり、前記放熱板8には、前記位置決め突部5に係合する位置決 め凹部9が形成されているとともに前記ヘッド取付切欠4に嵌り込む直径の軸部 10が固定されている。この軸部10は、所定直径のスリーブ11とこのスリー ブ11を前記放熱板8に固定するためのビス12とよりなる。そして、前記スリ ーブ11に摺動自在にガイド板13が取り付けられ、このガイド板13は圧縮ば ね14により前記放熱板8の上面に圧接されている。また、前記ガイド板13の 一端には、傾斜した案内部15が形成されている。
【0004】 このような構成において、ヘッド保持体1に印字ヘッド6を取り付ける場合に は、プリンタ本体を開放してヘッド保持体1の奥側から印字ヘッド6を手前側に 移動させる。この時、放熱板8の上面をヘッド取付部3の下面に位置させ、その ヘッド取付部3の上面にガイド板13を位置させる。そのため、ガイド板13と 放熱板8との間には、ヘッド取付部3が挿入された形になるが、ガイド板13に は傾斜した案内部15が形成されているため、ヘッド取付部3への挿入が容易に なる。そして、スリーブ11がヘッド取付切欠4に挿入され、位置決め凹部9に 位置決め突部5を係合させると、ヘッド保持体1に対する印字ヘッド6の位置決 めと固定とがなされる。また、逆にヘッド保持体1から印字ヘッド6を取り外す 場合には、放熱板8を下方へ押し下げ、位置決め突部5と位置決め凹部9との係 合を解除した上で印字ヘッド6を奥側へ移動させる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
印字ヘッド6の着脱作業において、ヘッド保持体1に対する印字ヘッド6の位 置は、そのヘッド保持体1の奥側になるので、作業時に見にくく、かつ、組込に くい。また、印字ヘッド6の放熱板8に軸部10を形成する場合、ガイド板13 がスリーブ11の下端位置に入り込み、これにより、スリーブ11で押えられた 状態になり易い。この状態で組込まれてしまうと、ガイド板13がスリーブ11 に沿って移動することがなく、これにより、組立不能な状態になってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
プリンタ本体の前面に近接して配置されるとともに前面側に開放した平板状で 少なくとも二つの位置決め係止部を有するヘッド取付部が形成されたヘッド保持 体と、このヘッド保持体の前記ヘッド取付部の一面に接合し前記位置決め係止部 に係合する位置決め係止部が形成された印字ヘッドと、この印字ヘッドに取り付 けられ前記印字ヘッドとの間で前記ヘッド取付部を挟持する弾性が一体に形成さ れた板ばねとよりなり、前記印字ヘッドを前記ヘッド保持体の正面側からそのヘ ッド保持体に取り付けるようにした。
【0007】
【作用】 ヘッド保持体に対する印字ヘッドの着脱は、プリンタ本体の前面側から行なえ るため、印字ヘッドを目視した状態で広い作業空間で行なうことができ、これに より、印字ヘッドの着脱の作業性を向上させることができ、また、ヘッド取付部 を挟持する板ばねには、弾性脚が一体的に形成されているため、印字ヘッドに板 ばねを取り付けるだけで良く、これにより、印字ヘッドに設ける保持機構の組立 てを容易に行なうことができ、また、不良品が発生することがない。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。まず、プリンタ本体1 6が設けられ、このプリンタ本体16の前面側には回動支点を下にした開閉扉1 7が開閉自在に取り付けられている。また、支軸18を中心にして前端が前記開 閉扉17に位置させたヘッド保持体19が起伏自在に取り付けられており、この ヘッド保持体19には、印字ヘッド20が取り付けられている。これらのヘッド 保持体19と印字ヘッド20との詳細については、後述する。
【0009】 しかして、前記プリンタ本体16の後端には、長尺状の台紙21に矩形状のラ ベル22を等間隔に貼着してロール状に巻回されたラベル用紙23が用紙供給軸 24に取り付けられている。そして、前記ラベル用紙23は、ガイド軸25を経 て前記印字ヘッド20に対向するプラテン26に達し、かつ、ラベル剥離部27 でラベル22が剥離された後の台紙21は、ガイド軸28を経て台紙巻取軸29 に達する。
【0010】 ついで、前記ヘッド保持体19は、その前面側を開放した平板状のヘッド取付 部30を有し、このヘッド取付部30の中央部には、矩形状の切欠部31が形成 されている。また、前記ヘッド取付部30の両側には、位置決め係止部となる二 個の突起32が設けられている。つぎに、前記印字ヘッド20は、図示しない発 熱部を備えた基板33とこの基板33に固定された放熱板34とよりなる。この 放熱板34には、前記突起32に係合して位置決め係止部となる二個の凹部35 が形成されている。さらに、前記放熱板34には、ビス36により板ばね37が 取り付けられている。この板ばね37には、前記放熱板34の端縁に係合して回 り止めをする屈曲縁38と前記ヘッド取付部30に係合する二枚の弾性脚39と が一体的に形成されている。そして、前記弾性脚39の後端には、前記ヘッド取 付部30の挿入を容易にするための傾斜した案内部40が形成されている。
【0011】 このような構成において、ヘッド保持体19に印字ヘッド20を取り付けるに は、プリンタ本体16の開閉蓋17を開放し、そのプリンタ本体16の前面を開 放する。そして、ヘッド保持体19に対してその前面側から印字ヘッド20を挿 入するが、この場合に、図3(a)に示すように、放熱板34の上面をヘッド取付 部30の下面に接触させた状態で印字ヘッド20を奥側へ押し込む。この時に、 ガイド部40が傾斜しているため、放熱板34と板ばね37との間にヘッド取付 部30を挿入させることが容易である。そして、図3(b)に示す過程を経て図3 (c)に示すように突部32と凹部35とが係合すると、ヘッド保持体19に対し て印字ヘッド20は位置決めされつつ固定される。この状態においては、弾性脚 39がヘッド取付部30の上面に当接し、板ばね37を放熱板34に固定してい るビス36部分は、切欠部31に入り込む。
【0012】 しかして、印字ヘッド20を取り外す場合にも、開閉蓋17を開いてプリンタ 本体16の前面から取り外すための操作を行なうことができる。そのため、印字 ヘッド20の着脱は、プリンタ本体16のスペースの大きな前面で作業すること ができるため、きわめて作業性が良く、また、印字ヘッド20を目視した状態で 着脱作業を行なうことができる。さらに、ラベル用紙23を取り付けた状態で印 字ヘッド20を着脱しても、ラベル用紙23を傷付けたりすることがない。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述のように、プリンタ本体の前面に近接して配置されるとともに前 面側に開放した平板状で少なくとも二つの位置決め係止部を有するヘッド取付部 が形成されたヘッド保持体と、このヘッド保持体の前記ヘッド取付部の一面に接 合し前記位置決め係止部に係合する位置決め係止部が形成された印字ヘッドと、 この印字ヘッドに取り付けられ前記印字ヘッドとの間で前記ヘッド取付部を挟持 する弾性が一体に形成された板ばねとよりなり、前記印字ヘッドを前記ヘッド保 持体の正面側からそのヘッド保持体に取り付けるようにしたので、ヘッド保持体 に対する印字ヘッドの着脱は、プリンタ本体の前面側から行なえるため、印字ヘ ッドを目視した状態で広い作業空間で行なうことができ、これにより、印字ヘッ ドの着脱の作業性を向上させることができ、また、ヘッド取付部を挟持する板ば ねには、弾性脚が一体的に形成されているため、印字ヘッドに板ばねを取り付け るだけで良く、これにより、印字ヘッドに設ける保持機構の組立てを容易に行な うことができ、また、不良品が発生することがない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すものでプリンタ本体の
全体を示す側面図である。
【図2】ヘッド保持体と印字ヘッドとの関係を示す分解
斜視図である。
【図3】印字ヘッドの取付過程を示す縦断側面図であ
る。
【図4】印字ヘッドを取り付けた状態の斜視図である。
【図5】従来の一例を示すものでヘッド保持体と印字ヘ
ッドとの関係を示す分解斜視図である。
【図6】ガイド板部分の詳細を示す部分縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
19 ヘッド保持体 20 印字ヘッド 30 ヘッド取付部 32 位置決め係止部 35 位置決め係止部 37 板ばね 39 弾性脚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体の前面に近接して配置され
    るとともに前面側に開放した平板状で少なくとも二つの
    位置決め係止部を有するヘッド取付部が形成されたヘッ
    ド保持体と、このヘッド保持体の前記ヘッド取付部の一
    面に接合し前記位置決め係止部に係合する位置決め係止
    部が形成された印字ヘッドと、この印字ヘッドに取り付
    けられ前記印字ヘッドとの間で前記ヘッド取付部を挟持
    する弾性脚が一体的に形成された板ばねとよりなり、前
    記印字ヘッドを前記ヘッド保持体の正面側からそのヘッ
    ド保持体に取り付けるようにしたことを特徴とするサー
    マルヘッドの着脱構造。
JP1992011310U 1992-03-06 1992-03-06 サーマルヘッドの着脱構造 Expired - Lifetime JP2578371Y2 (ja)

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