JPH0571633B2 - - Google Patents

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JPH0571633B2
JPH0571633B2 JP2375988A JP2375988A JPH0571633B2 JP H0571633 B2 JPH0571633 B2 JP H0571633B2 JP 2375988 A JP2375988 A JP 2375988A JP 2375988 A JP2375988 A JP 2375988A JP H0571633 B2 JPH0571633 B2 JP H0571633B2
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JP
Japan
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parts
ink composition
colored
resin particles
medium
Prior art date
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Application number
JP2375988A
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English (en)
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JPH01201382A (ja
Inventor
Tooru Hosoda
Akio Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はインキ組成物に関し、更に詳しくは電
子写真型複写機によつて複写不能な印刷物又は筆
記物を与えることができるインキ組成物に関す
る。 (従来の技術) 従来、各種の印刷物又は筆記物は勿論公知であ
り、又、これらの印刷物又は筆記物を複写する方
法として電子写真型複写機が広く利用されてお
り、該電子写真型複写機によれば殆どの可視印刷
物又は筆記物の複写が可能である。 (発明が解決しようとしている問題点) 各種印刷物又は筆記物の中では、秘密文書の如
く複写されることが困る物も多いが、肉眼で判読
できる文書は殆ど複写可能であるという問題があ
り、秘密漏洩防止が困難であるため、電子写真型
複写機により複写不能な印刷物又は筆記物を与え
るインキ組成物の開発が要望されている。 従つて本発明の目的は複写不能な印刷物又は筆
記物を与えることができるインキ組成物を提供す
ることである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的は、以下の本発明によつて達成され
る。 すなわち、本発明は、着色剤及び媒体からなる
インキ組成物において、着色剤が蛍光黄色染料で
着色された400nm乃至500nmの波長範囲におい
て吸収ピークを有し且つ反射率が70%以上である
着色球状粒子であることを特徴とする複写不能な
印刷物又は筆記物を与えるインキ組成物である。 (作用) インキ組成物の着色剤として特定の波長領域に
吸収ピークを有し且つ70%以上の反射率を有する
球状樹脂粒子を使用することによつて、印刷物又
は筆記物の入斜光が再帰反射するため、印刷物又
は筆記物の反射率が基材である紙の反射率に接近
し、肉眼判読可能且つ複写不能な印刷物又は筆記
物を与えることができる。 (好ましい実施態様) 本発明で使用する着色剤は400nm乃至500nm
の範囲に吸収ピークを有する染料、すなわち黄色
系の染料で着色された球状樹脂粒子であつて、そ
の反射率がこの波長範囲において70%以上である
ことが必要である。 以上の如き特定の光学特性を有する着色剤は、
黄色系の蛍光染料、例えば、ブリリアントスルホ
フラビンFF(C.I.56205)、ベーシツクイエロー
HG(C.I.46040)及びルモーゲンLイエロー等の
蛍光黄色染料で球状樹脂粒子を着色することによ
つて得られる。 本発明者はこのような蛍光染料を用いて球状樹
脂粒子を着色して、インキ組成物の着色剤として
使用することにより、複写不能性を保持しながら
十分に肉眼判読が可能となることを見い出した。 上記の着色球状樹脂粒子は、一般にプラスチツ
クピグメントと称される透明(肉眼では白色)の
球状樹脂粒子を前記蛍光染料により着色すること
によつて得られる。 球状樹脂粒子としては透明性の高いポリスチレ
ン、ポリメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ベン
ゾグアナミン樹脂、エポキシ樹脂、その他のビニ
ル樹脂等からなるものが市販されており、いずれ
も本発明で使用することができる。 球状樹脂粒子の着色は、白色の球状樹脂粒子を
事後的に前記蛍光染料で染色してもよいし、球状
樹脂粒子の製造に際して前記の蛍光染料により予
め原液着色しておいてもよいし、又、本発明のイ
ンキ組成物の調製時に両者を混合して球状樹脂粒
子を着色してもよい。 これらの着色球状樹脂粒子は本発明においては
0.01乃至10μm、好ましくは0.01乃至3.0μmの粒子
径を有するものが好ましく0.01μm未満のものは
製造が困難で且つ10μmを越えるとインキ化が困
難となるので好ましくない。 着色球状樹脂粒子の染料による着色濃度は約1
乃至10重量%の濃度であり、インキ組成物中で約
5乃至40重量%を占める使用割合が好ましい範囲
である。 本発明で使用する媒体は従来公知の水性イン
キ、油性インキ又はトナーにおける媒体と同様で
よく、例えば、筆記具(フエルトペンやボールペ
ン等)用の水性インキとする場合には、低揮発性
乃至不揮発性の親水性有機溶媒の水溶液が使用さ
れる。例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、グリセ
リン、メチルカルビトール、エチルカルビトー
ル、ブチルカルビトール、エチルセロソルブ、ブ
チルセロソルブ等を水100部に対して5乃至200部
の比率で混和及び溶解した水溶液が好ましいもの
である。 又、筆記具(フエルトペンやボールペン等)用
の油性インキの場合には、グリセリン、ベンジル
アルコール、エチレングリコール、1,2−プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシ
レングリコール、ジエチレングリコールモノフエ
ニルエーテル等が使用される。 更に、印刷インキ用とする場合には従来公知の
平版、グラビア、フレキソ、シルクスクリーン等
において周知のインキベヒクルがそのまま使用で
きる。 更に必要に応じて、分散剤、バインダー或いは
増粘剤として各種の水溶性樹脂(水性インキの場
合)や溶剤可溶の樹脂(油溶性インキの場合)が
使用でき、又、従来公知の添加剤、保湿剤、防錆
剤、防腐剤、界面活性剤、酸化防止剤、潤滑剤等
は必要に応じて添加できる。 本発明のインキ組成物は上記の構成成分及び配
合からなり、その製造方法は従来公知の方法と同
様でよく特に限定されない。 (効果) 以上の如き本発明のインキ組成物で使用する着
色球状樹脂粒子が透明で且つ球状であるため、印
刷物又は筆記物への入射光は再帰反射性を有し、
そのため非常に高い反射率を示し、基材である紙
の反射率と文字の反射率の差が少なくなり、複写
機の感光体はその反射率の差を明確に差別できな
い。一方、肉眼では明瞭な蛍光黄色を感応できる
ことから、より一層肉眼判読可能且つ複写不能と
なる。 (実施例) 次に参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明
を具体的に説明する。尚、文中、部及び%とある
のは重量を表わす。 参考例 1 水 75部 アクリル樹脂 10部 エチレングリコール 5部 プロピレングリコール 10部 フエノール 0.1部 ベンゾトリアゾール 0.1部 上記成分からなるボールペン用水性インキの媒
体を得た。 参考例 2 ベンジルアルコール 30部 エチレングルコールフエニルエーテル 30部 プロピレングリコール 5部 ベンゾトリアゾール 0.1部 ポリビニルピロリドン 5部 ジラウリルチオプロピオネート 0.2部 上記成分からなるボールペン用油性インキの媒
体を得た。 参考例 3 水 70部 アクリル水溶性樹脂 5部 エチレングリコール 15部 ジエチレングリコール 10部 参考例 4 水 70部 スチレンマレイン酸樹脂 5部 エチレングリコール 20部 グリセリン 5部 参考例 5 ロジン変性フエノール樹脂ワニス 92部 カルナバワツクス 3部 ペーストドライヤー 1部 4号ソルベント 4部 参考例 6 ニトロセルロースL1/8 4部 ロジン変性マレイン酸樹脂 4部 酢酸ブチル 50部 トルエン 35部 酢酸エチル 7部 実施例 1 参考例1の媒体100部に、ポリスチレン系プラ
スチツクピグメント(旭ダウ製、粒子径0.5μm)
を蛍光染料ルモーゲンKイエローで濃度5%に着
色した着色球状樹脂粒子20部をかきまぜながら添
加し、本発明のボールペン用水性インキ組成物を
作製した。 更にこのインキを内綿式のボールペンに充填
し、筆記物を電子写真式複写機にて複写テストを
行つた結果を第1表に示す。 実施例 2 参考例2の媒体に100部に、ポリメチルメタク
リレート白色樹脂粒子(綜研化学製、MP−
1000)を蛍光染料ブリリアントスルホフラビン
FFで濃度3%に着色した着色球状樹脂粒子30部
を添加し、本発明のボールペン用油性インキ組成
物を作製し、実施例1と同様にして複写テストを
行い、その結果を第1表に示す。 実施例 3 参考例3の媒体100部に、エポキシ白色樹脂粒
子(東レ製、トレパールBP−B3000、粒子径
0.5μm)を蛍光染料ベーシクイエローHGで濃度
3%に着色した着色球状樹脂粒子20部を添加し、
本発明のフエルト用水性インキ組成物を作製し、
実施例1と同様にテストを行い、その結果を第1
表に示す。 実施例 4 参考例4の媒体100部にポリスチレン系プラス
チツクピグメント(旭ダウ製、粒子径0.5μm)蛍
光染料ブリリアントスルホフラビンで濃度2%に
着色した着色球状樹脂粒子15部を添加し、本発明
のフエルトペン用水性インキ組成物を作製し、実
施例1と同様にテストを行い、結果を第1表に示
す。 実施例 5 参考例5の媒体100部に実施例1の着色樹脂粒
子30部を添加し常法に従つて平版インキを調製し
た。このインキにより得た印刷物について実施例
1と同様にしてテストを行い、その結果を第1表
に示す。 実施例 6 参考例6の媒体100部にブリリアントスルホフ
ラビンFFで着色したベンゾクアナミン樹脂球状
粒子15部を添加し常法に従つてグラビアインキを
調製した。このインキにより得た印刷物について
実施例1と同様にしてテストを行い、その結果を
第1表に示す。 比較例 1 参考例3の媒体100部に、蛍光染料ベーシツク
イエローHG3部を添加し、本発明のフエルト用
水性インキ組成物を作製し、実施例1と同様にテ
ストを行い、その結果を第1表に示す。 比較例 2 参考例3の媒体100部に、黄色顔料10部を添加
し、比較例のフエルト用水性インキ組成物を作製
し、実施例1と同様にテストを行い、その結果を
第1表に示す。 比較例 3 参考例3の媒体100部に、黄色染料3部を添加
し、比較例のフエルト用水性インキ組成物を作製
し、実施例1と同様にテストを行い、その結果を
第1表に示す。 尚、上記実施例及び比較例の夫々のインキを用
いた筆記物又は印刷物の着色部の吸収ピーク及び
反射率を測定した結果も示す。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 着色剤及び媒体からなるインキ組成物におい
    て、着色剤が蛍光黄色染料で着色された400nm
    乃至500nmの波長範囲において吸収ピークを有
    し且つ反射率が70%以上である着色球状粒子であ
    ることを特徴とする複写不能な印刷物又は筆記物
    を与えるインキ組成物。
JP63023759A 1988-02-05 1988-02-05 インキ組成物 Granted JPH01201382A (ja)

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JP63023759A JPH01201382A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 インキ組成物

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JPH01201382A JPH01201382A (ja) 1989-08-14
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JPH05171095A (ja) * 1991-10-24 1993-07-09 Zebura Kk 水性ボールペン用蛍光色ゲルインキ
JP2005054110A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Shinroihi Kk 蛍光油性インキ及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61268775A (ja) * 1985-05-22 1986-11-28 Toagosei Chem Ind Co Ltd 螢光インキ
JPS62148580A (ja) * 1985-12-24 1987-07-02 Toagosei Chem Ind Co Ltd 螢光インキ

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